JPH104010A - 開放型電磁石 - Google Patents
開放型電磁石Info
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- JPH104010A JPH104010A JP9066770A JP6677097A JPH104010A JP H104010 A JPH104010 A JP H104010A JP 9066770 A JP9066770 A JP 9066770A JP 6677097 A JP6677097 A JP 6677097A JP H104010 A JPH104010 A JP H104010A
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- magnetic
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- coils
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R33/00—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables
- G01R33/20—Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
- G01R33/28—Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
- G01R33/38—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
- G01R33/3806—Open magnet assemblies for improved access to the sample, e.g. C-type or U-type magnets
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- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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- G01R33/381—Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field using electromagnets
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- Physics & Mathematics (AREA)
- Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 重いことによって製作、搬送、据付および保
全上MRIシステムに問題をもたらす極めて重い電磁石
の必要性を排除する開放型電磁石を含むMRIシステム
を提供する。 【解決手段】 開放型電磁石は、概ね均一な磁界の結像
容積部がその間に形成される並置した極を含む一対のフ
ィールドコイルと、ループを形成する軌跡に配置され、
付勢されると前記フィールドコイルのための磁束戻り通
路を形成し磁束戻り通路が前記ループを描くようにする
制御磁場を発生させるトロイド遮へいコイル手段と、前
記遮へいコイル手段とフィールドコイルとをしっかりと
支持するよう作用する支持構造体を含む。
全上MRIシステムに問題をもたらす極めて重い電磁石
の必要性を排除する開放型電磁石を含むMRIシステム
を提供する。 【解決手段】 開放型電磁石は、概ね均一な磁界の結像
容積部がその間に形成される並置した極を含む一対のフ
ィールドコイルと、ループを形成する軌跡に配置され、
付勢されると前記フィールドコイルのための磁束戻り通
路を形成し磁束戻り通路が前記ループを描くようにする
制御磁場を発生させるトロイド遮へいコイル手段と、前
記遮へいコイル手段とフィールドコイルとをしっかりと
支持するよう作用する支持構造体を含む。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気共鳴結像(MR
I)システムにおいて用いる電磁石に関し、特に、開放
型である磁石、すわなち、結像されつつある患者の部分
がその中に位置される結像容積部が磁石によって囲まれ
ていないような磁石に関する。
I)システムにおいて用いる電磁石に関し、特に、開放
型である磁石、すわなち、結像されつつある患者の部分
がその中に位置される結像容積部が磁石によって囲まれ
ていないような磁石に関する。
【0002】
【従来の技術】MRIに対する特殊な要件は、典型的に
は0.2〜2テスラであって、典型的には直径が30セ
ンチから50センチの球体である結像容積部内でフィー
ルド均一性(fild homogeneity)が1
00万分の数部である強力で均一な磁場である。そのよ
うな磁場は最も一般的にはソレノイド構造を有する電磁
石によって作られるが、このためには患者を磁石で囲
み、チューブ内に密閉することを要し、これは閉所恐怖
症の感覚を起させ、かつ何らかの手術あるいは診断のた
めに患者に近づきたい場合に制約を加えうる。しかしな
がら、本発明が特に関連する開放型磁石を用いることに
よりこれらの問題は克服される。
は0.2〜2テスラであって、典型的には直径が30セ
ンチから50センチの球体である結像容積部内でフィー
ルド均一性(fild homogeneity)が1
00万分の数部である強力で均一な磁場である。そのよ
うな磁場は最も一般的にはソレノイド構造を有する電磁
石によって作られるが、このためには患者を磁石で囲
み、チューブ内に密閉することを要し、これは閉所恐怖
症の感覚を起させ、かつ何らかの手術あるいは診断のた
めに患者に近づきたい場合に制約を加えうる。しかしな
がら、本発明が特に関連する開放型磁石を用いることに
よりこれらの問題は克服される。
【0003】MRIシステムにおいて使用する開放型電
磁石は周知である。電磁石の公知の一形態は、その間に
結像容積部が画成される、反対の極の一対の並置された
磁極を含み、前記磁極は、磁束の戻り通路を提供し、全
体的にC字形の鋼製フレームから基本的に構成されるヨ
ークによって結合され、かつ支持されている。大量の鋼
が必要とされるため、この公知のC字形磁石は特に高磁
場磁石に対しては極めて重く、磁束戻り通路を形成する
ためには数トンの鋼を必要とする。
磁石は周知である。電磁石の公知の一形態は、その間に
結像容積部が画成される、反対の極の一対の並置された
磁極を含み、前記磁極は、磁束の戻り通路を提供し、全
体的にC字形の鋼製フレームから基本的に構成されるヨ
ークによって結合され、かつ支持されている。大量の鋼
が必要とされるため、この公知のC字形磁石は特に高磁
場磁石に対しては極めて重く、磁束戻り通路を形成する
ためには数トンの鋼を必要とする。
【0004】極めて重い磁石は直ちに認められるよう
に、製作、搬送、据付および保全に関して問題を発生さ
せうる。
に、製作、搬送、据付および保全に関して問題を発生さ
せうる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の目的
は、MRIシステムの重量に追加されるのが好ましくな
い大量の鋼の必要性が排除される開放型電磁石を含むM
RIシステムを提供することである。
は、MRIシステムの重量に追加されるのが好ましくな
い大量の鋼の必要性が排除される開放型電磁石を含むM
RIシステムを提供することである。
【0006】本発明によれば、開放型電磁石は、その間
に極めて均一な磁場の結像容積部(imaging v
olume)が形成される並置された電磁石の極をそれ
ぞれ含む一対のフィールドコイル(field coi
l)と、ループを形成する軌跡に配置されたトロイダル
遮へいコイル部材であって、付勢されるフィールドコイ
ルの磁束戻り通路を形成する制御磁場を発生させること
により磁束戻り通路が前記ループを描くようなトロイダ
ル遮へいコイル部材と、前記遮へいコイル部材とフィー
ルドコイルとをしっかりと支持するよう作用する支持構
造体とを含む。
に極めて均一な磁場の結像容積部(imaging v
olume)が形成される並置された電磁石の極をそれ
ぞれ含む一対のフィールドコイル(field coi
l)と、ループを形成する軌跡に配置されたトロイダル
遮へいコイル部材であって、付勢されるフィールドコイ
ルの磁束戻り通路を形成する制御磁場を発生させること
により磁束戻り通路が前記ループを描くようなトロイダ
ル遮へいコイル部材と、前記遮へいコイル部材とフィー
ルドコイルとをしっかりと支持するよう作用する支持構
造体とを含む。
【0007】本発明の一局面によれば、遮へいコイル部
材はループを描く共通の軌跡上で隔置された関係で配設
された複数のトロイダル(環状)遮へいコイルを含む。
材はループを描く共通の軌跡上で隔置された関係で配設
された複数のトロイダル(環状)遮へいコイルを含む。
【0008】トロイダル遮へいコイルは概ね相互に対し
て同一である。
て同一である。
【0009】代替的に、本発明の別の局面によれば、遮
へいコイル部材はループを描く単一の連続的に巻かれた
トロイダル遮へいコイルから構成しうる。
へいコイル部材はループを描く単一の連続的に巻かれた
トロイダル遮へいコイルから構成しうる。
【0010】フィールドコイルによって発生する磁束の
戻り通路を形成するためにトロイダル遮へいコイル手段
を用いることにより、戻り通路を形成するためにさもな
ければ必要とされる重い鋼製ヨークの必要性が排除され
る。
戻り通路を形成するためにトロイダル遮へいコイル手段
を用いることにより、戻り通路を形成するためにさもな
ければ必要とされる重い鋼製ヨークの必要性が排除され
る。
【0011】電磁石は、遮へいコイルとフィールドコイ
ルとが絶対温度零近くの温度に保たれたクライオスタッ
ト(即ち低温維持装置)に収容されている超電導電磁石
でよい。
ルとが絶対温度零近くの温度に保たれたクライオスタッ
ト(即ち低温維持装置)に収容されている超電導電磁石
でよい。
【0012】この低温はクライオスタット内でコイルを
液状ヘリウムに浸漬し、かつ(または)2段式冷凍機
と、該冷凍機の各段が熱結合されている熱遮へい体を用
いることにより達成しうる。
液状ヘリウムに浸漬し、かつ(または)2段式冷凍機
と、該冷凍機の各段が熱結合されている熱遮へい体を用
いることにより達成しうる。
【0013】電磁石は、共通の軌跡が、磁束戻り通路を
含み、結像容積部を含む並置された極の間の領域によっ
て閉鎖された単一のループを画成しているC字形電磁石
でよい。
含み、結像容積部を含む並置された極の間の領域によっ
て閉鎖された単一のループを画成しているC字形電磁石
でよい。
【0014】支持構造体は例えばアルミニウムのような
非磁性材料から作ることができる。
非磁性材料から作ることができる。
【0015】結像容積部における磁場は、各極近傍に位
置された一対の非磁性プレートに支持されることによ
り、前記プレートの直径方向軸線が前記極の間を通る磁
束線の方向に対して直交して位置するようにした複数の
磁性材の部材によって高度の均一性を達成するように微
細に調整しうる。
置された一対の非磁性プレートに支持されることによ
り、前記プレートの直径方向軸線が前記極の間を通る磁
束線の方向に対して直交して位置するようにした複数の
磁性材の部材によって高度の均一性を達成するように微
細に調整しうる。
【0016】開放型電磁石は、当該技術分野の専門家に
は周知のように、磁気共鳴結像のためのグラディエント
コイル(gradient coils)と、その他の
要素とを含むMRIシステムの一部を形成しうる。
は周知のように、磁気共鳴結像のためのグラディエント
コイル(gradient coils)と、その他の
要素とを含むMRIシステムの一部を形成しうる。
【0017】本発明の一実施例を添付図面を参照して、
専ら例示として以下説明する。
専ら例示として以下説明する。
【0018】
【発明の実施の形態】さて図1と図2とを参照すれば、
MRIシステムに使用するC字形の開放型電磁石は、そ
の間に概ね均一な磁場の結像容積部3が形成される反対
極性の一対の共軸線関係で配置された並置の電磁石の極
1,2を含む。極1と2とは、液状ヘリウムが充てんさ
れ、その間に真空領域4cをそれぞれ有する内壁4aと
外壁4bとからなる非磁性材料のクライオスタット内に
収納され、かつ支持されている。極1と2との間を流れ
る戻り磁束を抑制し、かつ形成するために、複数のトロ
イダル遮へいコイル5が設けられており、前記トロイダ
ル遮へいコイル5は、同じ電流により結像磁場と遮へい
磁場とが発生するように直列接続しうる。遮へいコイル
はループを形成する共通軌跡に配設され、そのため前記
コイルは付勢されると、概略図示するように、極1と2
との間の戻り通路において磁束を抑制し、かつ形成する
よう作用する制御磁場を発生させる。遮へいコイル5の
中心を結合するループの軌跡は極1および2の中心を通
らず、外方に偏位している。このような偏位の理由は、
戻り通路から結像容積部3に磁束が若干漏れ、戻り通路
に最も近い側の磁場を増大させるからである。極1およ
び2の中心に対してループの軌跡をずらせることによ
り、前記の影響が補償される、すなわち、戻り通路の端
から結像容積部中へ噴射される磁束が戻り通路より最も
離れた側で集中される。前述のように、本例において
は、複数の全体的に類似のトロイダル遮へいコイル5が
用いられているが、考えられる一代替配置例において
は、単一の連続的に巻かれたトロイダルコイルを用いる
ことができ、この場合磁束の漏洩ははるかに少ないの
で、極の中心からの軌跡の必要偏位ははるかに小さく、
零であってもよい。
MRIシステムに使用するC字形の開放型電磁石は、そ
の間に概ね均一な磁場の結像容積部3が形成される反対
極性の一対の共軸線関係で配置された並置の電磁石の極
1,2を含む。極1と2とは、液状ヘリウムが充てんさ
れ、その間に真空領域4cをそれぞれ有する内壁4aと
外壁4bとからなる非磁性材料のクライオスタット内に
収納され、かつ支持されている。極1と2との間を流れ
る戻り磁束を抑制し、かつ形成するために、複数のトロ
イダル遮へいコイル5が設けられており、前記トロイダ
ル遮へいコイル5は、同じ電流により結像磁場と遮へい
磁場とが発生するように直列接続しうる。遮へいコイル
はループを形成する共通軌跡に配設され、そのため前記
コイルは付勢されると、概略図示するように、極1と2
との間の戻り通路において磁束を抑制し、かつ形成する
よう作用する制御磁場を発生させる。遮へいコイル5の
中心を結合するループの軌跡は極1および2の中心を通
らず、外方に偏位している。このような偏位の理由は、
戻り通路から結像容積部3に磁束が若干漏れ、戻り通路
に最も近い側の磁場を増大させるからである。極1およ
び2の中心に対してループの軌跡をずらせることによ
り、前記の影響が補償される、すなわち、戻り通路の端
から結像容積部中へ噴射される磁束が戻り通路より最も
離れた側で集中される。前述のように、本例において
は、複数の全体的に類似のトロイダル遮へいコイル5が
用いられているが、考えられる一代替配置例において
は、単一の連続的に巻かれたトロイダルコイルを用いる
ことができ、この場合磁束の漏洩ははるかに少ないの
で、極の中心からの軌跡の必要偏位ははるかに小さく、
零であってもよい。
【0019】トロイド遮へいコイルを用いてループを形
成し、遮へいコイルを適当に付勢することにより、極1
と2との間の磁束戻り通路における磁束が抑制され、か
つループに追従するように形成されるので、電磁石の外
の漂遊磁界が最小となることにより付加的な磁場スクリ
ーニング(magnetic field scree
ning)の必要性が排除され、かつ磁束戻り通路を形
成するためにさもなければ必要とされる大量の鋼の必要
性も排除される。
成し、遮へいコイルを適当に付勢することにより、極1
と2との間の磁束戻り通路における磁束が抑制され、か
つループに追従するように形成されるので、電磁石の外
の漂遊磁界が最小となることにより付加的な磁場スクリ
ーニング(magnetic field scree
ning)の必要性が排除され、かつ磁束戻り通路を形
成するためにさもなければ必要とされる大量の鋼の必要
性も排除される。
【0020】極1と2とはそれぞれ駆動コイル(dri
ving coils)1aおよび2aを含み、前記駆
動コイルは図2に示す電磁石においては、それぞれ鉄リ
ング1b,1c並びに2b,2cと作動関連している。
しかしながら、図1に示す代替配置例においては、鉄リ
ングは、それぞれ単純に駆動コイル1a、2aには直列
接続された対の同心状コイル1e,1fおよび2e,2
fに代えられている。
ving coils)1aおよび2aを含み、前記駆
動コイルは図2に示す電磁石においては、それぞれ鉄リ
ング1b,1c並びに2b,2cと作動関連している。
しかしながら、図1に示す代替配置例においては、鉄リ
ングは、それぞれ単純に駆動コイル1a、2aには直列
接続された対の同心状コイル1e,1fおよび2e,2
fに代えられている。
【0021】結像容積部において極めて高度の磁束均一
性を達成するために、磁場についての高次の条件を消去
するために多数のコイルあるいは鉄リング、またはその
双方の組合わせを用いることができる。コイルが使用さ
れた場合、それらの中のあるものは、その電流が主コイ
ルの電流と対向するように反転接続すればよい。さら
に、これらのコイルあるいはリングの中心は、漏洩磁束
による影響を補正すべく、軌跡が極1と2の中心から偏
位するのと同様に相互に対して偏位させればよい。
性を達成するために、磁場についての高次の条件を消去
するために多数のコイルあるいは鉄リング、またはその
双方の組合わせを用いることができる。コイルが使用さ
れた場合、それらの中のあるものは、その電流が主コイ
ルの電流と対向するように反転接続すればよい。さら
に、これらのコイルあるいはリングの中心は、漏洩磁束
による影響を補正すべく、軌跡が極1と2の中心から偏
位するのと同様に相互に対して偏位させればよい。
【0022】磁束の必要な均一性は通常前述の方法並び
に、例えば製作公差を補正することに対してのみ微調整
するよういずれかのシム装置(shimming sy
stem)を使用するというその他の設計上の配慮によ
り達成される。
に、例えば製作公差を補正することに対してのみ微調整
するよういずれかのシム装置(shimming sy
stem)を使用するというその他の設計上の配慮によ
り達成される。
【0023】この点に関して、図示はしていないもの
の、結像容積部3における磁束を、フィールドコイル1
および2とそれぞれ関連した一対の非磁性プレートに支
持され、前記プレートの直径方向軸線が結像容積部3に
おいて極1と2との間を通る磁束線の方向に対して直交
するように位置された複数の磁気シム材料製部材を含め
ることにより極めて高度の均一性を達成するよう調整し
うる。シム調整のために用いられる磁性材料は軟鉄ある
いは重ね鋼でよく、あるいは、正および負の双方の方向
に用いうるという有利性を有するサマリウムコバルトあ
るいはネオジム鉄ホウ素のような永久磁石材料でよい。
の、結像容積部3における磁束を、フィールドコイル1
および2とそれぞれ関連した一対の非磁性プレートに支
持され、前記プレートの直径方向軸線が結像容積部3に
おいて極1と2との間を通る磁束線の方向に対して直交
するように位置された複数の磁気シム材料製部材を含め
ることにより極めて高度の均一性を達成するよう調整し
うる。シム調整のために用いられる磁性材料は軟鉄ある
いは重ね鋼でよく、あるいは、正および負の双方の方向
に用いうるという有利性を有するサマリウムコバルトあ
るいはネオジム鉄ホウ素のような永久磁石材料でよい。
【0024】図示していないが、MRIの目的のために
使用されると、電磁石は、MRI結像に必要とされ、当
該技術分野の専門家には周知のようにグラディエントコ
イル(gradient coils)とRFコイルと
に作動関連する。
使用されると、電磁石は、MRI結像に必要とされ、当
該技術分野の専門家には周知のようにグラディエントコ
イル(gradient coils)とRFコイルと
に作動関連する。
【0025】図に示す配置に対して各種の修正を加える
ことができ、例えば、本発明は、複数の平行の磁束戻り
通路ループが設けられ、各ループが概ね図示するものと
同様複数のトロイダル遮へいコイルによって画成される
ようなその他の開放型電磁石構成にも同等に十分適用し
うる。
ことができ、例えば、本発明は、複数の平行の磁束戻り
通路ループが設けられ、各ループが概ね図示するものと
同様複数のトロイダル遮へいコイルによって画成される
ようなその他の開放型電磁石構成にも同等に十分適用し
うる。
【0026】ヘリウムの沸騰を最小とするように冷凍し
うる1個以上の熱遮へい体を有するクライオスタット構
成を用いうることも認められる。巻線は液状ヘリウムお
よび(または)各々の段が熱遮へい体に結合されている
二段式冷凍機によって冷却することができ、2個の熱遮
へい体が一方が他方の内部に配置され、その中に巻線が
収容されているクライオスタットを囲むように配置され
ている。巻線のために従来のニオビウム−チタニウム超
伝導体が用いられた場合、4kに近い温度を達成するた
めには特殊な冷凍機が必要とされ、そのような装置は市
販されている。前述より僅かに高い温度で作動する他の
超伝導材に対しては、従来のグリツフォードマックハン
(Glifford Mc Mahan)冷凍機を用い
ることができる。そのような装置のあるものは当該技術
分野の専門家には周知であり、それは本発明の中核をな
すものでなく、かつ他のそのような装置は本発明と共に
出願している特許出願に記載されているので本明細書で
は詳しく説明しない。
うる1個以上の熱遮へい体を有するクライオスタット構
成を用いうることも認められる。巻線は液状ヘリウムお
よび(または)各々の段が熱遮へい体に結合されている
二段式冷凍機によって冷却することができ、2個の熱遮
へい体が一方が他方の内部に配置され、その中に巻線が
収容されているクライオスタットを囲むように配置され
ている。巻線のために従来のニオビウム−チタニウム超
伝導体が用いられた場合、4kに近い温度を達成するた
めには特殊な冷凍機が必要とされ、そのような装置は市
販されている。前述より僅かに高い温度で作動する他の
超伝導材に対しては、従来のグリツフォードマックハン
(Glifford Mc Mahan)冷凍機を用い
ることができる。そのような装置のあるものは当該技術
分野の専門家には周知であり、それは本発明の中核をな
すものでなく、かつ他のそのような装置は本発明と共に
出願している特許出願に記載されているので本明細書で
は詳しく説明しない。
【図1】MRIシステムの一部を形成するC字形電磁石
の全体的に概略的な断側面図。
の全体的に概略的な断側面図。
【図2】多くの点で図1に示す電磁石と類似の代替実施
例の一部を形成する遮へいコイルとフィールドコイルと
の若干概略的な断側面図。
例の一部を形成する遮へいコイルとフィールドコイルと
の若干概略的な断側面図。
1,2 極 1a,2a 駆動コイル 1b,1c,2b,2c 鉄リング 1e,1f,2e,2f 同心コイル 4 クライオスタット 5 遮へいコイル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フランシス ジョン デビーズ イギリス国オクソン,キッドリントン,グ レイストーンズ コート 6
Claims (14)
- 【請求項1】 概ね均一な磁界の結像容積部が電磁石の
並置された極の間に画定される該極をそれぞれ含む一対
のフィールドコイルと、ループを形成する軌跡に配置さ
れたトロイド遮へいコイル手段であって、付勢される
と、磁束戻り通路が前記ループを描くように前記フィー
ルドコイルのための磁束戻り通路を形成する制御磁界を
発生させるトロイダル遮へいコイル手段と、前記遮へい
コイル手段とフィールドコイルとをしっかりと支持する
ように作用する支持構造体とを含むことを特徴とする開
放型電磁石。 - 【請求項2】 前記遮へいコイル手段が、前記ループを
描く共通の軌跡上で隔置された関係で配置された複数の
トロイダル遮へいコイルからなることを特徴とする請求
項1に記載の電磁石。 - 【請求項3】 前記トロイダル遮へいコイルが相互に対
して概ね同一であることを特徴とする請求項2に記載の
電磁石。 - 【請求項4】 前記遮へいコイル手段が前記ループを描
く、単一の連続的に巻かれたトロイダル遮へいコイルで
あることを特徴とする請求項1に記載の電磁石。 - 【請求項5】 遮へいコイルとフィールドコイルとが絶
対温度零に近い温度に保たれたクライスタットに収容さ
れていることを特徴とする請求項1から5までのいずれ
か1項に記載の電磁石。 - 【請求項6】 前記コイルがクライオスタット内で液体
ヘリウムに浸漬されていることを特徴とする請求項5に
記載の電磁石。 - 【請求項7】 2段式冷凍機と、前記冷凍機の各段が熱
結合されている熱遮へい体とを含むことを特徴とする請
求項6に記載の電磁石。 - 【請求項8】 C字形電磁石であり、共通の軌跡が、磁
束戻り軌道を含み、結像容積部を含む並置された極の間
の領域によって閉鎖された単一のループを形成すること
を特徴とする請求項1から7までのいずれか1項に記載
の電磁石。 - 【請求項9】 前記支持構造体が非磁性材から作られて
いることを特徴とすする請求項1から8までのいずれか
1項に記載の電磁石。 - 【請求項10】 結像容積部において高度の磁束均一性
を達成するために磁場の高次の条件を消却するために使
用する多数のコイルあるいは鉄リングまたはそれらの組
合わせを含むことを特徴とする請求項1から9までのい
ずれか1項に記載の電磁石。 - 【請求項11】 多数のコイルの少なくともいくつかに
おける電流が主コイルの電流に対向するように接続され
ている該多数のコイルを含むことを特徴とする請求項1
0に記載の電磁石。 - 【請求項12】 多数のコイルあるいはリングの中心が
漏洩磁束の影響を補正するよう偏位されていることを特
徴とする請求項11に記載の電磁石。 - 【請求項13】 結像容積部において高度の磁束均一性
をつくるために、複数の磁性材を部材が含まれ、極の間
を通る磁束線の方向に対して非磁性プレートの直径方向
軸線が直交して位置するように一対の前記非磁性プレー
トに支持されていることを特徴とする請求項1から12
までのいずれか1項に記載の電磁石。 - 【請求項14】 磁気共鳴結像のためのグラディエント
コイルとRFコイルとを含むことを特徴とする、請求項
1から13までのいずれか1項に記載の電磁石を含むM
RIシステム。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
GB9605804A GB2311375B (en) | 1996-03-20 | 1996-03-20 | Improvements in or relating to MRI magnets |
GB96058045 | 1996-03-20 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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