JPH0669027A - 磁場発生装置 - Google Patents

磁場発生装置

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JPH0669027A
JPH0669027A JP3277454A JP27745491A JPH0669027A JP H0669027 A JPH0669027 A JP H0669027A JP 3277454 A JP3277454 A JP 3277454A JP 27745491 A JP27745491 A JP 27745491A JP H0669027 A JPH0669027 A JP H0669027A
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magnet
magnetic
canceling
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JP3277454A
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Takeshi Miyajima
剛 宮島
孝夫 ▲高▼橋
Takao Takahashi
Takehiko Konno
武彦 今野
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Hitachi Instruments Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
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    • G01RMEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
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    • G01R33/20Arrangements or instruments for measuring magnetic variables involving magnetic resonance
    • G01R33/28Details of apparatus provided for in groups G01R33/44 - G01R33/64
    • G01R33/38Systems for generation, homogenisation or stabilisation of the main or gradient magnetic field
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    • GPHYSICS
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Abstract

(57)【要約】 【目的】従来の自己シールド形超電導磁石は、鉄自己シ
ールド形超電導コイルによるアクティブシールド形、そ
れらの併用形であるハイブリッド形の3機種共に欠点が
あり、本発明はそれらの欠点を除いた新形磁石を実現す
ることを目的とする。 【構成】図1に於いて17と軽量化された19とから成
る鉄自己シールド形超電導磁石システムに23,24,
25を付加して漏洩磁場打消用常電導コイル群+鉄自己
シールド併用形超電導コイルを実現している。 【効果】鉄自己シールド形超電導磁石の多くの長所を損
なわず、唯一の欠点である重量過大の問題を解決して軽
量化し低価格で可搬性のよい磁気シールド性がすぐれ且
つ高均一磁場が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は磁場発生装置、特に核磁
気共鳴映像装置と共に用いられるのに適した磁場発生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】磁場発生装置としては超電導磁石(SC
M),常電導磁石(RM),永久磁石(PM)及びそれ
らの複合磁石システムがある。これらの磁石システム
は、それぞれ目的に応じた磁場発生空間に磁場を発生す
るが、発生した磁場の強度,磁石システムの形状や大き
さによって必要とする空間以外の空間に磁束が洩れ、そ
の漏洩磁場により、他の機器(例えばカラーテレビのよ
うな電子ビーム応用機器,X−CT,磁気テープ応用機
器等)やペースメーカを保持する人間や磁気カード等に
有害な影響を及ぼす。この悪影響の最も典型的な例は核
磁気共鳴映像(MRI)装置に用いられる磁石にみることが
できる。近年、MRI装置は感度向上のために磁場強度
が上がり、0.5〜2.0T(テスラ)の高磁場を採用する
ようになった。特に、1.5T 採用のMRI装置が増加
している。MRI用磁石は図8に示すごとく磁場発生空
間16に人体14,NMR信号検出コイル13,傾斜磁
場コイルシステム7および磁場均一度向上用システム9
が収容されるので、常温磁場発生空間16は、直径80
0〜1000mmと大口径となる。高磁場発生のためには
磁石は必然的に超電導磁石システムとなる。図8では円
筒状超電導磁石(SCM)をたて割りにして内部構造も示
している。超電導コイル群1に永久電流Ipを流すこと
により内部の円筒状の磁場空間16にZ方向の磁場Ho
を発生させる。核磁気共鳴(NMR)信号を感度よく検
出するためには磁場Hoは広い範囲で均一であることが
必須であり、例えば±5ppm/40cmdsv(球空間)程度
になるように超電導コイル群1が設計され且つシステム
9で微調整される。超電導コイル群1は、液体Heで満
たされた槽2に収容され且つこの槽2は液体Heの蒸発
を低減するためにそれぞれ80K,20Kの温度に保た
れたアルミニウム製円筒3,4に囲まれている。直結す
る冷凍機10により円筒3,4は低温を保つことができ
る。そして、液体He蒸発を低減するため磁石内部は1
-6Tollオーダの真空に保たれている。
【0003】なお、図8において、5は磁石外筒、6は
ボア内筒、11は80Kコンタクト、12は20Kコン
タクト、15は寝台である。
【0004】図9には図8で説明した円筒状超電導磁石
17の円筒状磁場空間16の磁力線18が空間16の一
方の開口部から出て外部空間を図示の如きループを経て
16の他方の開口部に戻る閉ループを示している。
【0005】図9より磁気シールドがない場合、広い範
囲が磁気汚染されることが理解できる。例えば、磁石1
7の開口径約1.0m,空間16での磁場強度1.5T
(テスラ)の場合、ペースメーカ保持者の安全ラインと
云われる磁場5mT(5ガウス)の等高線は図10に示す
如くである。
【0006】すなわち、磁石17の磁場発生方向のZ方
向で±12〜13m,Y(上,下)及びX(水平)方向
で±9〜10mのZ軸回転だ円体の表面が5mTの等高
線20となる。磁気シールドしないで使用すると非常に
広範囲にわたり立入禁止および上述の磁気感応機器が使
用不可となるので、何らかの磁気シールドが必要であ
る。
【0007】従来は、下記のような磁気シールドが実施
されてきた。
【0008】(従来例1)図8に代表される自己シール
ドされないMRI装置用超電導磁石は近隣への磁場漏洩
を防ぐため、設置される部屋の床,天井,側壁の全面を
数cm厚さの鉄板で覆い磁気シールドする。自己シールド
形超電導磁石が出現するまでは殆どこのシールド方式で
あった。多大の費用と工事日数が必要であり、更に騒音
等の問題がある。
【0009】(従来例2)図11に磁性材である鉄の磁
気シールド材19を具備する自己シールド形MRイメー
ジング用超電導磁石の例を示す。磁石17は図8に示す
磁石と同一構造で、円筒状であり、ここでは説明に必要
な部分のみを示している。鉄自己シールド形は、図8の
磁石とほぼ同量の超電導コイル1で製作が可能であり、
液体He槽2も小形となるので液体Heの蒸発も少ない
ことや、磁石17は小形化できるので設置室の両開きド
アからの搬入可能(鉄シールド19は搬入後組込み)や
低価格といった特長の他に、(従来例1)の問題点の殆
どを解決できるが、他方、鉄シールド材19の重量の問
題が発生する。
【0010】すなわち、磁場強度0.5T では鉄シール
ド材19を含めて全体が6〜7トンであるが、1.5T
になると前述のガウスラインをZ方向で±4.5m ,磁
石の径(R)方向で±2.5m とするのに鉄シールド材
19だけで30トン必要になることから、集中的に床に
荷重されるため床の補強が必要となる欠点がある。
【0011】(従来例3)図12に静磁場打消用超電導
コイル(AS−SC)21を具備したMRイメージング
装置用アクティブシールド形超電導磁石(AS−SC
M)22の例を示す。図8の超電導磁石にAS−SC2
1が追加された構造である。
【0012】鉄シールド材を用いないので軽量であって
上述の5ガウスラインは(従来例2)の範囲より小さく
なる可能性がある。1.5T の磁石では、磁場空間16
の開口径が約1mの場合、重さが11トンである。他
方、多くの欠点がある。高価な超電導線が、図8,図1
1の超電導磁石の約3倍量必要で、きわめて高価な磁石
である。液体He槽2が大きくなるので、液体Heの単
位時間当りの蒸発量が上記磁石の2倍以上になる。磁石
22の直径が大きくなり設置室搬入時両開きドアからの
搬入は不可能で入口を拡げる工事が必要になる。見かけ
上磁場がゼロに近い場所でも自動車やエレベータ等重量
物移動体からの磁場妨害を受けやすい。超電導コイル1
及び21が接近しているため非常に大きな吸引及び反発
の力が相互のコイルに動くため構造的に不安定である。
AS−SCM22は、衝撃に弱いので、輸送はコスト高
となる。
【0013】(従来例4)図13に図12のAS−SC
M構造体22を鉄シールド材19で円筒状に覆った通称
「ハイブリッド」形超電導磁石の例を示す。
【0014】(従来例2)の鉄シールド形と(従来例
3)のアクティブシールド形の折衷形であることはそれ
ぞれの図示より容易にわかる。
【0015】AS−SC21で磁気シールドをある程度
補うことで、鉄自己シールド形超電導磁石の欠点である
大量のシールド用鉄材を小量化することができる。
【0016】一方、AS−SCM側からみれば、上述の
諸欠点を緩和していることになるが、図13よりわかる
ように主コイル1と打消コイル21の直径比はAS−S
CMのときと変らないから、液体He槽は変らず、従っ
て磁石の大きさ(鉄シールド19は除く)は殆ど小さく
ならないので、搬入時の問題はAS−SCMと変らな
い。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】以上から明らかなよう
に(従来例)1〜4はそれぞれ次のような欠点をもって
いる。
【0018】(従来例1)工事のために多大の費用と日
数が必要であり、更に騒音が発生する。
【0019】(従来例2)磁石が高重量となり、床の補
強が必要である。
【0020】(従来例3)多量の超電導線が必要であ
り、かつ液体Heの蒸発量が多いのに加えて、搬入のた
めのドア拡張工事が必要である。更に、構造的に不安定
で、輸送コストも高くなる。
【0021】(従来例4)液体Heの蒸発量が多く、か
つ(従来例3)と同様のドア拡張工事が必要である。
【0022】本発明の一つの目的は重量の軽減が可能な
磁場発生装置を提供することにある。
【0023】本発明のもう一つの目的は設置室への搬入
を容易ならしめるのに適した磁場発生装置を提供するこ
とにある。
【0024】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、予め定
められた空間に予め定められた方向の静磁場を発生する
手段と、この静磁場発生手段からの漏洩磁場を打消す磁
場を発生する手段と、それらの両手段間に配置された磁
性材でつくられた磁気シールドとを備え、打消し磁場発
生手段はクライオスタットレス形である点にある。
【0025】
【作用】静磁場発生手段は予め定められた空間に予め定
められた方向の静磁場を発生し、打消し磁場発生手段は
静磁場発生手段からの漏洩磁場を打消す磁場を発生す
る。磁性材でつくられた磁気シールドは静磁場発生手段
からの漏洩磁場をシールドするように働く。したがっ
て、本発明によれば、次のような利点がもたらされる。
【0026】(1) 静磁場発生手段からの漏洩磁束の殆
どは磁気シールドを通るようになり、したがって磁気シ
ールドの外部への磁束の漏洩量は少なくなることから、
打消し磁場発生手段の打消し磁場発生に必要な起磁力は
弱くてすむ。たとえば、開口径が1m,磁場強度が1.
5T の超電導磁石の場合、5ガウスラインをその磁場
方向で±4.5m 、それと直角な方向で±2.5m とす
るのに、磁気シールドとして鉄を用いた場合のその量を
自己シールド形の半分程度(15トン程度)にしても、
打消し磁場発生手段の起磁力はアクティブシールド形の
数十分の1程度ですむ。このことは、逆に言えば、打消
し磁場発生手段の起磁力をアクティブシールド形の数十
分の1程度にしても、磁気シールドの重量は自己シール
ド形に比べて半分程度ですむことを意味する。このこと
から、本発明は磁石の軽量化に適していることが理解さ
れる。
【0027】(2) 打消し磁場発生手段はクライオスタ
ットレス形であって、かつ磁気シールドの、静磁場発生
手段の反対側にあるから、静磁場発生手段が液体Heで
冷却される超電導磁石であっても、その液体He用の槽
は小形化され、したがって、その設置室への搬入はドア
拡張工事を特に行うことなしに可能となる。というの
も、その搬入は磁気シールドおよび打消し磁場発生手段
から分離してなされ得るからである。もちろん、打消し
磁場発生手段の存在故に磁気シールドの小形,軽量化が
図られ、また磁気シールドが存在すると共に打消し磁場
発生手段がクライオスタットレス形であるが故にその打
消し磁場発生手段の小形,軽量化が図られることから、
その設置室への搬入もドア拡張工事の必要なしに可能と
なる。すなわち、本発明の磁場発生装置はその設置室へ
の搬入を容易ならしめるのに適していることが理解され
る。
【0028】この場合、液体He槽は小さくてすむの
で、その蒸発量が少ないことは当然である。
【0029】(3) (1)で述べたように、打消し磁場発
生手段の打消し磁場発生手段の打消し磁場発生に必要な
起磁力は弱くてよい。また、打消し磁場発生手段は静磁
場発生手段から磁気シールドよりも離れている。したが
って、打消し磁場発生手段からの予め定められた空間へ
の漏洩は微々たるものであり、したがって静磁場発生手
段の起磁力増大は特に必要ない。
【0030】(4) 自己シールドなしの場合は部屋の
床,天井,側壁の大がかりな磁気シールド工事が必要で
あるが、本発明ではその必要がない。
【0031】(5) 打消し磁場発生手段の働きで磁場強
度が見かけ上ほぼゼロになっている場所では、互いに反
対極性の磁場強度は従来のアクティブシールド形におけ
るよりも弱いから、その場所で車やエレベータのような
重量物が移動してもそれによる予め定められた空間での
磁場妨害は少ない。
【0032】(6) 予め定められた空間における磁場の
均一度は極めて重要な問題である。本発明の場合は、打
消し磁場発生手段は磁気シールドを基準にして静磁場発
生手段とは反対側にそれと独立して配置されるので、磁
場均一度調整のためにその位置を調整可能にすることが
容易である。
【0033】(7) 打消し磁場発生手段がクライオスタ
ット形である場合は、クライオスタットに加えて冷凍機
も実際には必要となり、したがって、コストがあがると
同時に大形,高重量化がもたらされ、その結果として、
設置部屋への搬入および組立が困難となり、また患者の
検査位置が高くなって患者の恐怖感が増大するといった
問題が生じる。これに対して、本発明では、打消し磁場
発生手段はクライオスタットレス形であるから、そのよ
うな問題は解決される。
【0034】
【実施例】図1に本発明の好適な実施例の一つを示す。
超電導磁石17は図11に示したものと同様円筒形であ
り、内部構造も同様である。
【0035】本実施例では鉄で代表される強磁性材の自
己シールドは、(従来例1)の鉄自己シールド形では、
磁場空間16の開口径が約1m,磁場強度1.5T のと
き30トンであったが、これを半分又はそれ以下とす
る。また、後で詳述する常電導コイル群23,24,2
5の全部又は一部の付設により発生する磁場も含めて磁
場空間16での高い均一度(±5ppm/40cmdsv(球空
間))を達成するよう磁気回路設計(コンピュータによ
るシュミレーション設計)を行うので、超電導コイル1
については異なるのは主としてコイル形状及び配置であ
り、高価な超電導コイル材の増量は殆どない。これは
(従来例3,4)のAS−SCM及びハイブリッド形と
大きく異なる利点である。磁石17は5〜7トンである
から、本発明による磁石システムでは全体で15〜20
トンが可能になり、(従来例4)のハイブリッド形と同
程度が可能になる。鉄からなる磁気シールド19に接近
して付設される常電導コイル群について説明する。磁石
のY軸それぞれ左右対称の位置に配置される常電導コイ
ル群23,24,25はすべてリング状であり、一対を
形成するコイルはそれぞれ同一である。コイル材は銅線
であるがアルミニウム線であってもよい。また、これら
は、帯状であってもよい。主コイル1で発生する磁力線
が図9で示す+Z方向に流れるときコイル群23,2
4,25が−Z方向に磁力線を発生させるようそれぞれ
に可変直流電源30から電流を給電する。ここで留意す
べきは、(従来例2,3)のAS−SCM,ハイブリッ
ド形では、打消コイル21が主コイル1にごく接近して
いるため、必要磁場空間16では著しい磁場低下であ
り、これを補うためさらに主コイル1は増量することに
なる。一方、本実施例では、主コイル1で発生する磁力
線の殆どは磁気シールド19の磁気回路を通るので外部
に洩れる磁力線は少ない。
【0036】したがって、少ない漏洩分のみを打ち消せ
ばよいから、コイル群23,24,25に必要とされる
起磁力(電流×巻線数)の合計は、AS−SCMの打消
コイルの数十分の1と小さくできる。よって、MRI用
磁石では上記起磁力は数万AT(アンペアターン)でよ
い。なお、磁気シールド19の量を上述の如く減量する
と強磁性材の磁束密度が増大し、その透磁率は減少し磁
石外部への漏洩分が増大するので、常電導コイルによる
打消の負担が増大する。従って磁気シールド19の量と
常電導打消コイル群23,24,25の起磁力とのバラ
ンスを考慮しなければならい。AS−SCM,ハイブリ
ッド形と異なり打消コイルによる必要磁場空間16での
磁場強度の低下は1.5Tに対し、0.01Tのオーダで
あり、主コイル1の増量の必要はない。一方、必要空間
16での磁場均一度は、MRI用磁石では±5ppm/4
0cmdsv(球空間)程度必要であるから、常電導打消コイ
ル群23,24,25をも含む磁気回路設計が必要であ
る。すなわち、コンピュータによるシュミレーションに
際しては、i)漏洩磁場分布を正しく打消し、ii)且つ
空間16での磁場均一度分布を高度に保持する様配慮し
なければならない。設計と製品とは若干異なることがあ
るので、最適状態を実現するため、打消コイル群それぞ
れの電流調整を可能にし、且つX,Y,Z方向に位置調
整可能にする。ここでは、常電導打消コイルを23,2
4,25の3種を用いたが1〜2種にすることも可能で
あり、又3種以上とする事も可能である。個々のコイル
を流れるそれぞれの電流調整については可変電源30に
より行うことができる。また、各コイルの位置調整は公
知のやり方で行うことができる(たとえば特開昭61−25
8151号,同62−221340号および同60−108044号参照)。
【0037】打消コイル群全体の巻線数を6000ター
ンとし、給電される直流値を10A(アンペア)(各コ
イルにほぼ均一に給電する場合)とすると合計6×10
4ATとなる。実施例では6個のコイル群を例示してい
るが、各コイルがそれぞれ約10Ω(オーム)の抵抗値
になるようコイルの銅線径を選ぶことができる。この時
の消費電力をPとすると、 P=(10A)2×10Ω×6ケ=6KW(キロワット) となる。コイル線径を大きくして抵抗値を小さくすれば
抵抗値は半分程度になる。このとき、Pは3KWとな
る。更に、コイル数を4個にすることは可能であり、こ
のときには、Pは2KWでよい。
【0038】一見、上記は他の磁石システムにない欠点
のように思われるが、AS−SCMやハイブリッド形の
液体Heの蒸発量多大と比較すれば、液体Heの消費量
が半分以下にできる本発明方式の方が、運転経費が少な
い。
【0039】MRI用磁石は図8よりわかるように人体
を収容するので大形となる。一方、ルーチン用MRI装
置は、既存の部屋に設置することが多い。したがって既
存のドアを通過して搬入する。ドアは両開きである場合
が多く幅1.8m,高さ1.8mが多い。近隣は病人を収
容する病室であり、鉄筋コンクリートの建屋をこわして
ドア部を拡張することは極力回避すべきであり、MRI
用磁石に対する重要な要求項目である。AS−SCMや
ハイブリッド形は上述の如く小形化は不可能であり、こ
の要求に適合しない。
【0040】本発明の実施例の磁石システムは図1の1
7部分のみを搬入する。これは上記要求に適合できる。
搬入後磁気シールド19及び打消コイル群を装着する。
【0041】磁気シールド19はできるかぎり軽量にす
べきである。通常は強磁性材として炭素量が多いSS−
41鉄材を用いることが多いが、軽量化には、電磁軟鉄
1種または0種またはCo(コバルト)を含む鉄合金を
磁束密度が増大する場所に適切に使用し、磁石システム
の磁気回路の外部への磁束漏洩分を増大させないで、磁
気シールド19を10〜20%の重量低減ができる。
【0042】磁気シールド19の形状については、従来
の鉄自己シールド形では余り考慮していなった。磁気シ
ールド19の全域にわたる磁束密度をコンピュータシュ
ミレーションにより算出しあらゆる点で一定値になるい
わゆる「コンスタントB(磁束密度)磁気回路」となる
よう19のあるゆる場所の形状を最適化する。または磁
束密度の増大する場所に上記の電磁軟鉄やCoを含む鉄
合金を用いることで19のあらゆる場所で透磁率が一定
値となるよう設計する。これらの考慮により19を一定
重量に限定しても、磁石外部への磁束漏洩分は低減でき
る。また、磁気シールド19を2層にする等、多層化し
ても一定重量で磁束漏洩分は低減できる。
【0043】上述の如く、磁気シールド19の最適化に
より打消コイル群23,24,25の負担は減少しコイ
ルの小形化や励磁電源の小形化が可能となる。
【0044】打消コイル群の一部をフェライト材やNd
−Fe−B系材の永久磁石材で代行することは可能であ
る。
【0045】図1の超電導磁石部分17を常電導磁石又
は永久磁石としても応用できる。またコイル群23,2
4および25は直列に接続されてもよいし、並列に接続
されてもよい。
【0046】図2は図1の常電導コイル25を永久磁石
71で置換えた例である。これらは両者共に常電導コイ
ル群23,24の補助的な役割を果している。これら全
体のコイル群及び永久磁石で超電導磁石(SCM)17
からの漏洩磁場を打消している。コイル25又は磁石7
1が無くても漏洩磁場の打消は可能であるが、これらが
あれば、たとえばコイル25においては励磁電流の可
変,磁石71においては永久磁石材の増減(つまり、磁
石片の集合体にし、その磁石片を増減すること)によ
り、漏洩磁場打消し効果の調整および/または磁場発生
空間16での磁場均一度調整および/または磁場強度調
整の効果を得ることができる。磁石71は磁気シールド
19に直接接してもよくまたは非磁性材を介して設置さ
れてもよい。図3は図1の常電導コイル24を永久磁石
70に置換した例である。永久磁石は、完全一体である
必要はなく適切な大きさのブロックを必要とする一定方
向に磁化して、集積して使用することができる。図3の
超電導磁石システムを現地にて設置する場合、部屋の入
口扉がせまく搬入できない場合が多い。この場合磁石1
7と磁気シールド19他は別々に搬入し現地で組立てる
ことになるが図1のコイル24は組み難い。一方図3の
磁石70は上述の如くブロックを集積するので組立てや
すい利点がある。磁石70はY軸に対称に1集積体で形
成されているがY軸対称であれば分割された複数集積体
でもよい。磁気シールド19に直接接してもよくまたは
非磁性材を介して設置してもよい。
【0047】図2で説明した如くコイル25は永久磁石
材71で置換してもよく、またそれらは無くてもよい。
これを図4に図示する。
【0048】図5は図1の常電導コイル群23,24,
25をすべて、それぞれ永久磁石71,72,73で置
換した例である。図6は永久磁石71を除いた例であ
る。磁石17からの漏洩磁場を永久磁石のみで打消すの
で常電導コイルに必要な励磁電源は不要である利点があ
る。
【0049】永久磁石72は71と同様に磁気シールド
19に直接接してもよくまたは非磁性体を介して設置し
てもよい。永久磁石73は図4の永久磁石70を分割し
た例を示している。また、永久磁石71を大形化または
永久磁石71の外径部に大きな環状の永久磁石74を設
け永久磁石72,73を除くことも可能である。組立作
業はさらに容易になる(図7)。
【0050】図1〜6における常電導コイル群は図1と
同じく位置調整,電流調整を行なうことができる。同様
に永久磁石群においても上述と同一効果を得るために位
置調整及び永久磁石材の増減を行なう。常電導コイル2
5は磁石17の発生磁場方向と反対方向に磁場発生する
とは限らない。全体調整のため磁石17磁場と同一の方
向に磁場を発生させることもあり得る。永久磁石材71
も同様である。
【0051】図1〜7はすべて、Z軸に回転対称であ
り、その断面を図示している。常電導コイル群23,2
4,25、永久磁石群70,71,72,73,74は
すべて環状である。但し、永久磁石においては連続であ
る必要はなく、断続状でもよい(たとえば8分割とか4
分割)。
【0052】図14は鉄自己シールド形超電導磁石にお
ける超電導コイル1により発生した磁力線分布の様子を
示すコンピュータシュミレーションの1例である。発生
磁束の殆どが鉄自己シールド19のなかを流れているの
がわかる。中央部16では1.5(T)(テスラ)の磁場強
度である。
【0053】シールド19のA部の拡大図を図15に示
す。シュミレーションのために図の如く分割し番地付け
をした。表1に見る如く鉄中(SS−41材)の磁束密
度Bは場所により異なり、磁束を鉄中に集束する目やす
となる比透磁率μrは大差があることがわかる。これは
表1から明らかである。
【0054】
【表1】
【0055】特に注意すべきはシールド19の内側(I
側)である。磁束が直接侵入する面であるので高磁束密
度になりやすい。この部分に高磁束密度でも高μrの純
鉄材やFe−Co材を用いると磁気シールド性が向上す
る。また、外面(O側)は高磁束密度になった場合、厚
さを増して磁束密度を低下させて高μr化するのが経済
的である。但し、重量は若干増大する。
【0056】表1の各番地における数値は各領域におけ
る平均値を示しており、実際には各領域内及び相隣る領
域間でなめらかに変化している。
【0057】
【発明の効果】本発明によれば、次のような効果が奏せ
られる。
【0058】(1) 磁石の軽量化が図られるのに適した
磁場発生装置が提供される。
【0059】(2) 設置室への搬入の容易化が図られる
のに適した磁場発生装置が提供される。
【0060】(3) 打消磁場の予め定められた空間内磁
場への影響が少なく、したがって静磁場発生手段の起磁
力増大は特に必要ない。
【0061】(4) 設置室の床,天井,側壁の大がかり
な磁気シールド工事が不必要である。 (5) 打消し磁場が作用して磁場強度が見かけ上ほぼゼ
ロになっている場所でエレベータのような重量物が移動
しても、それによって必要空間内磁場はほとんど妨害さ
れることがない。
【0062】(6) 磁場均一度調整のために打消し磁場
発生手段を位置調整可能にすることが容易である。
【0063】(7) 打消し磁場発生手段の小形,軽量化
が図られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にもとづく一実施例を示す磁場発生装置
の概略縦断面図である。
【図2】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図3】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図4】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図5】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図6】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図7】本発明にもとづく他の実施例を示す磁場発生装
置の概略縦断面図である。
【図8】通常の磁場発生装置の1つの例の縦断面図であ
る。
【図9】磁石から発生する磁力線の分布を示す図であ
る。
【図10】漏洩磁場等線図である。
【図11】通常の磁場発生装置の他の例の概略縦断面図
である。
【図12】通常の磁場発生装置の他の例の概略縦断面図
である。
【図13】通常の磁場発生装置の他の例の概略縦断面図
である。
【図14】磁気シールド内の磁束の流れを示す図であ
る。
【図15】図14のA部の拡大図である。
【符号の説明】
1…超電導コイル、2…液体He槽、3…20K熱反射
アルミ筒、4…80K熱反射アルミ筒、5…磁石外筒、
6…ボア内筒、7…傾斜磁場コイル群、8…欠番、9…
シム(通常コイル群and/or パッシプシム群)、10…
冷凍機、11…80Kコンタクト、12…20Kコンタ
クト、13…NMR用RFコイル、14…被検体、15
…寝台、16…必要磁場空間、17…超電導磁石(SC
M)、18…磁力線、19…強磁性磁気シールド材、2
0…磁場等高線、21…漏洩磁場打消用超電導コイル
(AS−SC)、22…アクティブシールド形超電導磁
石(AS−SCM)、23,24,25…漏洩磁場打消
用電導コイル。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 今野 武彦 茨城県勝田市堀口字長久保832番地2 日 立計測エンジニアリング株式会社内

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】予め定められた空間に予め定められた方向
    の静磁場を発生する手段と、この静磁場発生手段からの
    漏洩磁場を打消す磁場を発生する手段と、前記静磁場発
    生手段および打消し磁場発生手段間に配置された磁性材
    でつくられた磁気シールドとを備え、前記打消し磁場発
    生手段はクライオスタットレス形であることを特徴とす
    る磁場発生装置。
  2. 【請求項2】前記静磁場発生手段は超電導コイル形であ
    る請求項1にもとづく磁場発生装置。
  3. 【請求項3】前記静磁場発生手段は超電導コイルアセン
    ブリとこれを冷媒中に浸漬して収容する容器とを備えて
    いる請求項1にもとづく磁場発生装置。
  4. 【請求項4】前記打消し磁場発生手段は前記予め定めら
    れた空間の前記予め定められた方向における実質的な中
    心を基準にしてその予め定められた方向において実質的
    に対称となるように配置されている請求項2または3に
    もとづく磁場発生装置。
  5. 【請求項5】前記打消し磁場発生手段は複数個の打消し
    磁場発生体を含んでいる請求項4にもとづく磁場発生装
    置。
  6. 【請求項6】前記複数個の打消し磁場発生体は常電導コ
    イルを含む請求項5にもとづく磁場発生装置。
  7. 【請求項7】前記複数個の打消し磁場発生体は永久磁石
    である請求項5にもとづく磁場発生装置。
  8. 【請求項8】前記常電導コイルを流れる電流を調整する
    手段を備えている請求項6にもとづく磁場発生装置。
  9. 【請求項9】前記永久磁石は磁石片の集合体からなる請
    求項7にもとづく磁場発生装置。
  10. 【請求項10】前記打消し磁場発生手段は常電導コイル
    と永久磁石とを含み、後者は前者よりも前記中心に近く
    なるように配置されている請求項10にもとづく磁場発
    生装置。
  11. 【請求項11】前記常電導コイルを流れる電流を調整す
    る手段を備えている請求項10にもとづく磁場発生装
    置。
  12. 【請求項12】前記永久磁石は磁石片の集合体からなる
    請求項11にもとづく磁場発生装置。
  13. 【請求項13】前記磁場発生体を前記予め定められた方
    向、その方向に対して直角な方向およびそれらの方向に
    対して直角な方向にそれぞれ移動調整する手段を備えて
    いる請求項5にもとづく磁場発生装置。
  14. 【請求項14】前記磁気シールドはその中を通る磁束密
    度が場所的に実質的に一定となるような形状にされてい
    る請求項1ないし13のいずれかにもとづく磁場発生装
    置。
  15. 【請求項15】前記磁気シールドは場所的に実質的に一
    定の透磁率をもっている請求項1ないし13のいずれか
    にもとづく磁場発生装置。
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