JPH1039825A - 電子発生装置、画像表示装置およびそれらの駆動回路、駆動方法 - Google Patents

電子発生装置、画像表示装置およびそれらの駆動回路、駆動方法

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JPH1039825A
JPH1039825A JP19331696A JP19331696A JPH1039825A JP H1039825 A JPH1039825 A JP H1039825A JP 19331696 A JP19331696 A JP 19331696A JP 19331696 A JP19331696 A JP 19331696A JP H1039825 A JPH1039825 A JP H1039825A
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electron
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voltage
display device
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Tatsuro Yamazaki
達郎 山崎
Hidetoshi Suzuki
英俊 鱸
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クロック信号の周波数やパルス幅変調回路の
動作周波数が小さく、構成が簡単で、ひいては消費電力
が小さく、低コストで作製できる画像表示装置の駆動回
路、それを用いた電子発生装置、画像表示装置およびそ
れらの駆動方法を提供する。 【解決手段】 第1のパルス幅信号出力手段(6,7,
10,11,15)と第2のパルス幅信号出力手段
(4,5,8,9,14)がある。第2のパルス幅信号
出力手段は、輝度信号(S4)に応じて、電圧V1と電
圧V2を組み合わせた2値信号を出力する。第1のパル
ス幅信号手段は、前記2値信号をさらに前記2値信号よ
りパルス幅の大きい所定のパルス幅で切り込んでデータ
配線(1004)に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像表示装置の駆
動回路、それを用いた電子発生装置、画像表示装置およ
びそれらの駆動方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、薄型大画面表示装置の研究開発が
盛んに行われている。本発明者は、薄型大画面表示装置
として、冷陰極を電子放出素子に用いた研究を行ってい
る。
【0003】電子放出素子として熱陰極素子と冷陰極素
子の2種類が知られている。このうち冷陰極素子では、
たとえば表面伝導型放出素子や、電界放出型素子(以下
FE型と記す)や、金属/絶縁層/金属型放出素子(以
下MIM型と記す)、などが知られている。
【0004】表面伝導型放出素子としては、たとえば、
M.I.Elinson,Radio E−ng.El
ectron Phys.,10,1290,(196
5)や、後述する他の例が知られている。
【0005】表面伝導型放出素子は、基板上に形成され
た小面積の薄膜に、膜面に平行に電流を流すことにより
電子放出が生ずる現象を利用するものである。この表面
伝導型放出素子としては、前記エリンソン等によるSn
2 薄膜を用いたものの他に、Au薄膜によるもの
〔G.Dittmer:“Thin Solid Fi
lms”,9,317(1972)〕や、In23
SnO2 薄膜によるもの〔M.Hartwell an
d C.G. Fonstad:“IEEE Tran
s.ED Conf.”,519(1975)〕や、カ
ーボン薄膜によるもの〔荒木久 他:真空、第26巻、
第1号、22(1983)〕等が報告されている。
【0006】これらの表面伝導型放出素子の素子構成の
典型的な例として、図19に前述のM.Hartwel
lらによる素子の平面図を示す。同図において、300
1は基板で、3004はスパッタで形成された金属酸化
物よりなる導電性薄膜である。導電性薄膜3004は図
示のようにH字形の平面形状に形成されている。該導電
性薄膜3004に後述の通電フォーミングと呼ばれる通
電処理を施すことにより、電子放出部3005が形成さ
れる。図中の間隔Lは、0.5〜1〔mm〕,Wは、
0.1〔mm〕で設定されている。尚、図示の便宜か
ら、電子放出部3005は導電性薄膜3004の中央に
矩形の形状で示したが、これは模式的なものであり、実
際の電子放出部の位置や形状を忠実に表現しているわけ
ではない。
【0007】M.Hartwellらによる素子をはじ
めとして上述の表面伝導型放出素子においては、電子放
出を行う前に導電性薄膜3004に通電フォーミングと
呼ばれる通電処理を施すことにより電子放出部3005
を形成するのが一般的であった。すなわち、通電フォー
ミングとは、前記導電性薄膜3004の両端に一定の直
流電圧、もしくは、例えば1V/分程度の非常にゆっく
りとしたレートで昇圧する直流電圧を印加して通電し、
導電性薄膜3004を局所的に破壊もしくは変形もしく
は変質せしめ、電気的に高抵抗な状態の電子放出部30
05を形成することである。尚、局所的に破壊もしくは
変形もしくは変質した導電性薄膜3004の一部には、
亀裂が発生する。前記通電フォーミング後に導電性薄膜
3004に適宜の電圧を印加した場合には、前記亀裂付
近において電子放出が行われる。
【0008】また、FE型の例は、たとえば、W.P.
Dyke&W.W.Dolan,“Field emi
ssion”,Advance in Electro
nPhysics,8,89(1956)や、あるい
は、C.A.Spindt,“Physicalpro
perties of thin−film fiel
d emission cathodes with
molybdenumcones”,J,Appl.p
hys.,47,5248(1976)などが知られて
いる。
【0009】FE型の素子構成の典型的な例として、図
20に前述のC.A.Spindtらによる素子の断面
図を示す。同図において、3010は基板で、3011
は導電材料よりなるエミッタ配線、3012はエミッタ
コーン、3013は絶縁層、3014はゲート電極であ
る。本素子は、エミッタコーン3012とゲート電極3
014の間に適宜の電圧を印加することにより、エミッ
タコーン3012の先端部より電界放出を起こさせるも
のである。
【0010】また、FE型の他の素子構成として、図2
0のような積層構造ではなく、基板上に基板平面とほぼ
平行にエミッタとゲート電極を配置した例もある。
【0011】また、MIM型の例としては、たとえば、
C.A.Mead,“Operation of tu
nnel−emission Devices,J.A
ppl.Phys.,32,646(1961)などが
知られている。MIM型の素子構成の典型的な例を図2
1に示す。同図は断面図であり、図において、3020
は基板で、3021は金属よりなる下電極、3022は
厚さ100オングストローム程度の薄い絶縁層、302
3は厚さ80〜300オングストローム程度の金属より
なる上電極である。MIM型においては、上電極302
3と下電極3021の間に適宜の電圧を印加することに
より、上電極3023の表面より電子放出を起こさせる
ものである。
【0012】上述の冷陰極素子は、熱陰極素子と比較し
て低温で電子放出を得ることができるため、加熱用ヒー
ターを必要としない。したがって、熱陰極素子よりも構
造が単純であり、微細な素子を作成可能である。また、
基板上に多数の素子を高い密度で配置しても、基板の熱
溶融などの問題が発生しにくい。また、熱陰極素子がヒ
ーターの加熱により動作するため応答速度が遅いのとは
異なり、冷陰極素子の場合には応答速度が速いという利
点もある。
【0013】このため、冷陰極素子を応用するための研
究が盛んに行われてきている。
【0014】たとえば、表面伝導型放出素子は、冷陰極
素子のなかでも特に構造が単純で製造も容易であること
から、大面積にわたり多数の素子を形成できる利点があ
る。そこで、たとえば本出願人による特開昭64−31
332号公報において開示されるように、多数の素子を
配列して駆動するための方法が研究されている。
【0015】また、表面伝導型放出素子の応用について
は、たとえば、画像表示装置、画像記録装置などの画像
形成装置や、荷電ビーム源、等が研究されている。
【0016】特に、画像表示装置への応用としては、た
とえば本出願人によるUSP5,066,883号公報
や特開平2−257551号公報や特開平4−2813
7号公報において開示されているように、表面伝導型放
出素子と電子ビームの照射により発光する蛍光体とを組
み合わせて用いた画像表示装置が研究されている。表面
伝導型放出素子と蛍光体とを組み合わせて用いた画像表
示装置は、従来の他の方式の画像表示装置よりも優れた
特性が期待されている。たとえば、近年普及してきた液
晶表示装置と比較しても、自発光型であるためバックラ
イトを必要とない点や、視野角が広い点が優れていると
言える。
【0017】また、FE型を多数個ならべて駆動する方
法は、たとえば本出願人によるUSP4,904,89
5号公報に開示されている。また、FE型を画像表示装
置に応用した例として、たとえば、R.Meyerらよ
り報告された平板型表示装置が知られている〔R.Me
yer:“Recent Developmenton
Microtips Display at LET
I”,Tech.Digest of 4th In
t. Vacuum Microelectronic
s Conf.,Nagahama,pp.6〜9(1
991)〕。また、MIM型を多数個並べて画像表示装
置に応用した例は、たとえば本出願人による特開平3−
55738号公報に開示されている。
【0018】また、本出願人は、上記従来技術に記載し
たものをはじめとして、さまざまな材料、製法、構造の
冷陰極素子を試みてきた。さらに、多数の冷陰極素子を
配列したマルチ電子ビーム源、ならびにこのマルチ電子
ビーム源を応用した画像表示装置について研究を行って
きた。
【0019】そこで、本出願人は、特開平6−3426
36号公報に開示しているように、たとえば図22に示
す電気的な配線方法によるマルチ電子ビーム源を試みて
きた。すなわち、冷陰極素子を2次元的に多数個配列
し、これらの素子を図示のようにマトリクス状に配線し
たマルチ電子ビーム源である。図中、4001は冷陰極
素子を模式的に示したもの、4002は走査線、400
3はデータ配線である。走査配線4002及びデータ配
線4003は、実際には有限の電気抵抗を有するもので
あるが、図においては配線抵抗4004及び4005と
して示されている。上述のような配線方法を、単純マト
リクス配線と呼ぶ。なお、図示の便宜上、6×6のマト
リクスで示しているが、マトリクスの規模はむろんこれ
に限ったわけではなく、たとえば画像表示装置用のマル
チ電子ビーム源の場合には、所望の画像表示を行うのに
足りるだけの素子を配列し配線するものである。
【0020】冷陰極素子を単純マトリクス配線したマル
チ電子ビーム源においては、所望の電子ビームを出力さ
せるため、走査配線4002およびデータ配線4003
に適宜の電気信号を印加する。たとえば、マトリクスの
中の任意の1行の冷陰極素子を駆動するには、選択する
行の走査配線4002には選択電圧Vsを印加し、同時
に非選択の行の走査配線4002には非選択電圧Vns
を印加する。これと同期して列方向配線4003に電子
ビームを出力するための駆動電圧Veを印加する。この
方法によれば、配線抵抗4004および4005による
電圧降下を無視すれば、選択する行の冷陰極素子には、
Ve−Vsの電圧が印加され、また非選択行の冷陰極素
子にはVe−Vnsの電圧が印加される。Ve,Vs,
Vnsを適宜の大きさの電圧にすれば選択する行の冷陰
極素子だけから所望の強度の電子ビームが出力されるは
ずであり、また列方向配線の各々に異なる駆動電圧Ve
を印加すれば、選択する行の素子の各々から異なる強度
の電子ビームが出力されるはずである。また、駆動電圧
Veを印加する時間の長さを変えれば、電子ビームが出
力される時間の長さも変えることができるはずである。
【0021】したがって、冷陰極素子を単純マトリクス
配線したマルチ電子ビーム源はいろいろな応用可能性が
あり、たとえば画像情報に応じた電気信号を適宜印加す
れば、画像表示装置用の電子源として好適に用いること
ができる。
【0022】このような2次元平面上に複数個配列した
表示セルを単純マトリックス配線電極に接続した画像表
示パネルにTV信号などの画像信号を表示する場合、1
ライン毎にそのラインを構成する表示セル行に対し対応
する輝度(PWM)信号を一斉に出力し、垂直走査ドラ
イバー手段により、発光ラインを順次選択する構成を採
ることがある。
【0023】例えば特公昭61−38475号公報(米
井 博、三洋電気株式会社)などで、LEDパネルなど
における線順次・PWM駆動の変形例が開示されてい
る。
【0024】図23(a)に、輝度信号をパルス幅信号
に変換するPWM部の簡単な構成例を示す。A/D変換
手段で必要階調数にデジタイズされた輝度データs21
は、st信号s22により、ダウンカウンタ21にプリ
セットされclks24にてカウントダウンされる。ま
た、SRフリップフロップ22は、st信号s22によ
りPWM(パルス幅変調)出力s25を発生しダウンカ
ウンタ21のボロー信号s23で出力を終える。図23
(b)におよそのタイミングを示す。
【0025】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たLEDの駆動方法を冷陰極素子を単純マトリクス配線
したマルチ電子ビーム源に用いた場合は、実際には以下
に述べるような問題が発生していた。
【0026】従来技術の説明で述べたように、輝度階調
をPWM方式で発生し、線順次で駆動する場合発生する
階調の1ステップは、PWM部に入力するclk信号
(図23のs24)の1クロック分であり、入力画像信
号の水平周波数が高くなる程、そして階調数が増加する
程、PWM部に入力するclk信号の周波数が高くなり
PWM部の動作周波数も高くなる。
【0027】また一方、表示セルの発光輝度効率がすべ
てのセルで同じとは限らず、発光輝度効率を補正する場
合もある。この場合には、必要な階調数は、効率補正分
増加することになり、PWM部入力clk信号およびP
WM部動作周波数はさらに高くなる。
【0028】PWM部入力clk信号およびPWM部動
作周波数の増加は、駆動回路規模の増大及び消費電力の
増大につながり、画像表示装置を構成する上で好ましく
ない。
【0029】そこで、以上の問題を解決し、クロック信
号の周波数やパルス幅変調回路の動作周波数が小さく、
構成が簡単で、ひいては消費電力が小さく、低コストで
作製できる駆動回路、それを用いた電子発生装置、画像
表示装置およびそれらの駆動方法を提供することを本発
明の目的とする。
【0030】
【課題を解決するための手段】以上に挙げた問題を解決
するために、本発明者が鋭意努力した結果、以下の発明
を得た。すなわち、本発明の画像表示装置の駆動回路
は、輝度信号に応じて高電圧がV1で低電圧がV2であ
る2値信号を出力する第2のパルス幅信号出力手段と、
前記輝度信号に応じて前記2値信号を所定のパルス幅で
切り込む第2のパルス幅信号出力手段を有することを特
徴とする。ここで、前記所定のパルス幅は、前記2値信
号のパルス幅より大きいといい。また、ある画素を同一
パルス幅で前記電圧V2と前記電圧V1とで発光させた
とき、前記電圧V2で発光させたときの輝度は、前記電
圧V1で発光させたときの輝度の(k+1)/k(kは
任意の自然数)倍に等しいといい。また、前記第2のパ
ルス幅信号出力手段は、第2のメモリを備え、A/D変
換器がデジタル化した輝度信号を前記第2のメモリにア
ドレス入力して特定の値を出力し前記パルス幅信号を発
生させ、前記第1のパルス幅信号出力手段は、第1のメ
モリを備え、A/D変換器がデジタル化した輝度信号を
前記第1のメモリにアドレス入力して特定の値を出力し
前記パルス幅信号を所定のパルス幅で切り込むといい。
【0031】さらに、本発明を電子発生装置とすること
ができる。すなわち、本発明の電子発生装置は、複数の
電子放出素子を複数のデータ配線と複数の走査配線でマ
トリックス配線したマトリックス配線したマルチ電子ビ
ーム源と、前記駆動回路と、前記第1のパルス幅信号出
力手段が前記2値信号を所定のパルス幅で切り込んだ信
号を前記データ配線に出力し、前記走査配線に順次選択
信号と非選択信号を切り替えて出力する手段を有するこ
とを特徴とする。ここで、前記電子放出素子は、表面伝
導型放出素子であるといい。また、本発明は、画像表示
装置の発明をも包含する。すなわち、本発明の画像表示
装置は、電子の照射によって励起発光する蛍光板と、前
記電子発生装置を有することを特徴とする。
【0032】さらに、本発明は、画像表示装置と電子発
生装置の駆動方法をも包含する。すなわち本発明の画像
表示装置の駆動方法は、複数の画素を複数の走査配線と
複数のデータ配線でマトリックス配線した画像表示装置
の駆動方法において、輝度信号に応じて高電圧がV1で
低電圧がV2である2値信号を出力する段階と、前記輝
度信号に応じて前記2値信号を所定のパルス幅で切り込
む段階を有することを特徴とする。また、本発明の電子
発生装置の駆動方法は、複数の電子放出素子を複数のデ
ータ配線と複数の走査配線でマトリックス配線したマル
チ電子ビーム源を有する電子発生装置の駆動方法におい
て、輝度信号に応じて高電圧がV1で低電圧がV2であ
る2値信号を出力する段階と、前記輝度信号に応じて前
記2値信号を所定のパルス幅で切り込む段階を有するこ
とを特徴とする。
【0033】本発明は、表面伝導型放出素子を電子放出
素子に用いた電子発生装置や画像表示装置に限らず、F
E型素子やMIM型素子を用いた電子発生装置や画像表
示装置にも用いることができる。また、発明の思想が同
じなら、LED、ELなどを用いた一般の画像表示装置
にも用いることができる。
【0034】また、本発明は、データ配線に制御電流源
を接続した電流駆動にも適用できる。このとき、列配線
の電位はフローティングでも接地電位でもいい。
【0035】また、電子放出素子が表面伝導型放出素子
のとき、図15の素子電圧Vf と放出電流Ie の特性か
ら、放出電流Ie がIe 1:Ie 2=k:k+1になる
ように素子電圧Vf をそれぞれVf1、Vf2となるように
定めるのがいい。
【0036】
【発明の実施の形態】
〔実施形態1〕図1に、本発明の画像表示装置の構成を
示す。1は画像表示パネルであり表示セルが走査配線で
ある行方向配線1003とデータ配線である列方向配線
1004により単純マトリックス状に配線されている。
【0037】入力画像信号s1は、A/Dコンバーター
2において、タイミング制御部12からのサンプリング
クロックにより、必要な階調数でデジタイズされ、デジ
タルプロセス部3に画像の輝度データs3を送る。デジ
タルプロセス部3は、ガンマ処理や、輪郭強調やノイズ
抑制のためのデジタルフィルター処理を行い、4、6の
テーブルメモリに送られる。輝度データs4はテーブル
メモリで決められた関係で各々変換されたデータs5、
s7となり線順次駆動のための1ラインメモリ5、7を
経て第1のPWMデータs8、第2のPWMデータs6
としてシフトレジスタ10、8へ送られる。
【0038】1行の画素数分のPWMデータは、同時に
シフトレジスタ8、10からPWM部9、11にロード
され各々データの大きさに比例した長さのパルスを出力
し、14SW1部および15SW2部のON/OFFを
制御する。2つのPWM部9、11からの出力は、同時
に発生するようにタイミング制御部12からのタイミン
グ信号s12、s13により制御される。14SW1部
及び15SW2部の2つのPWM部によるON/OFF
制御で、1パネルの列方向配線にバイアス電圧を与える
ことで水平ドライバーが構成されている。
【0039】垂直ドライバーは、タイミング制御部12
からの垂直スタートパルス信号s15をシフトレジスタ
13が、SW3部16を介し順次ライン走査信号を行方
向配線に与えている。これらの様子を図2に示す。
【0040】本実施形態に於いては、データ配線電極バ
イアスV1、V2は、同一時間幅で選択されたときの表
示セルの輝度が(k+1)/kとなるように設定されて
いる(kは複数の自然数)。テーブルメモリ4、6は、
非図示の制御信号により、複数のkのテーブルの内の1
つが選択される。また同じく非図示の制御手段により選
択されたkに対応するバイアス電圧にV1、V2は設定
される。
【0041】表1に、k=1、2の時のテーブル設定例
を示す。
【0042】輝度データが、テーブルメモリのアドレス
に相当し、表の値がアドレスに対応する出力である。表
からわかるようにテーブル2の出力がテーブル1の出力
より大きくなることはなく、従いPWM2部からの出力
パルス幅がPWM1部からの出力パルスより長くなるこ
とはない。
【0043】表1を見ると輝度データに比べ、各テーブ
ルからの出力がk=1の時は約1/2に、k=2のとき
は約1/3になっていることが判る。このことは、輝度
データ数と同階調を得るためのPWM部の動作clkを
データが小さくなった割合で遅く出来ることを意味して
いる。
【0044】
【表1】
【0045】また図3に、k値をパラメータとした輝度
データと表示セルの相対発光輝度の関係を示す。k値が
大きくなるほど階調数が増加することが判る。このこと
より、PWM部の動作clkが同じなら階調数を増加さ
せることが出来る。
【0046】〔実施形態2〕図4に実施形態2のおよそ
の構成を示す。
【0047】ROM18には、各表示セルの発光効率を
補正するための補正データが格納されており、A/D2
からの輝度データs3と同期するように、タイミング制
御部12からの信号s16により、補正データs17を
発生する。
【0048】乗算器17は、輝度データs3と補正デー
タs17を掛け算し、効率補正された輝度データs4を
テーブルメモリ4、6に出力する。後の動作は、実施形
態1と同じである。
【0049】従来であるならば、補正データビット分P
WM部のカウンターの規模が大きくなり、PWM部動作
クロックも補正データビット倍、周波数が高くなってし
まうが、本実施形態では、kの値を補正データビット数
に応じて適当に変化させることにより、PWM部のカウ
ンターの規模もPWM部動作クロックも補正が無い場合
と同じでよい。
【0050】〔実施形態3〕図5に実施形態3の構成を
示す。実施形態2同様各表示セルの発光効率を補正する
ための応用例であるが、実施形態2のように補正を輝度
データと掛け算し、輝度データに重畳したのち分離して
それぞれのPWM部を制御するのではなく、直接ROM
18の補正データによりV1、V2を選択するSW部の
ON/OFF制御する応用例である。
【0051】ROM18には、各表示セルの発光効率を
補正するための補正データが格納されており、シフトレ
ジスタ8を経て分周比コントローラー19に送られる。
分周比コントローラー19は、図6に示すようにロード
されたデータに応じて分周比を変えるものである。但
し、ハイの期間は1クロックのみで、周波数だけが遅く
なるduty可変型の分周器である。
【0052】この分周比コントローラー19による制御
で、水平ドライバーの出力は、図6にしめすように、V
1の振幅の輝度データによるPWMパルスの上に与えら
れた補正データの分周パルスが重畳された波形となる。
この重畳分周比を変えることで補正のための階調を輝度
データの階調とは独立して発生させることが出来る。
【0053】〔表示パネルの実施形態〕 (表示パネルの構成と製造方法)次に、本発明を適用し
た画像表示装置の表示パネルの構成と製造法について、
具体的な例を示して説明する。図7は、実施例に用いた
表示パネルの斜視図であり、内部構造を示すためにパネ
ルの1部を切り欠いて示している。図中、1005はリ
アプレート、1006は側壁、1007はフェースプレ
ートであり、1005〜1007により表示パネルの内
部を真空に維持するための気密容器を形成している。気
密容器を組み立てるにあたっては、各部材の接合部に十
分な強度と気密性を保持させるため封着する必要がある
が、たとえばフリットガラスを接合部に塗布し、大気中
あるいは窒素雰囲気中で、摂氏400〜500度で10
分以上焼成することにより封着を達成した。気密容器内
部を真空に排気する方法については後述する。
【0054】リアプレート1005には、基板1001
が固定されているが、該基板上には冷陰極素子1002
がN×M個形成されている(N,Mは2以上の正の整数
であり、目的とする表示画素数に応じて適宜設定され
る。たとえば、高品位テレビジョンの表示を目的とした
表示装置においては、N=3000,M=1000以上
の数を設定することが望ましい。本実施例においては、
N=3072,M=1024とした。)。前記N×M個
の冷陰極素子は、M本の走査配線である行方向配線10
03とN本のデータ配線である列方向配線1004によ
り単純マトリクス配線されている。前記、1001〜1
004によって構成される部分をマルチ電子ビーム源と
呼ぶ。尚、マルチ電子ビーム源の製造方法や構造につい
ては、後で詳しく述べる。
【0055】本実施例においては、気密容器のリアプレ
ート1005にマルチ電子ビーム源の基板1001を固
定する構成としたが、マルチ電子ビーム源の基板100
1が十分な強度を有するものである場合には、気密容器
のリアプレートとしてマルチ電子ビーム源の基板100
1自体を用いてもよい。
【0056】また、フェースプレート1007の下面に
は、蛍光膜1008が形成されている。本実施例はカラ
ー表示装置であるため、蛍光膜1008の部分にはCR
Tの分野で用いられる赤、緑、青、の3原色の蛍光体が
塗り分けられている。各色の蛍光体は、たとえば図7の
(A)に示すようにストライプ状に塗り分けられ、蛍光
体のストライプの間には黒色の導電体1010が設けて
ある。黒色の導電体1010を設ける目的は、電子ビー
ムの照射位置に多少のずれがあっても表示色にずれが生
じないようにする事や、外光の反射を防止して表示コン
トラストの低下を防ぐ事、電子ビームによる蛍光膜のチ
ャージアップを防止する事などである。黒色の導電体1
010には、黒鉛を主成分として用いたが、上記の目的
に適するものであればこれ以外の材料を用いても良い。
また、3原色の蛍光体の塗り分け方は前記図8(A)に
示したストライプ状の配列に限られるものではなく、た
とえば図8(B)に示すようなデルタ状配列や、それ以
外の配列であってもよい。なお、モノクロームの表示パ
ネルを作成する場合には、単色の蛍光体材料を蛍光膜1
008に用いればよく、また黒色導電材料は必ずしも用
いなくともよい。
【0057】また、蛍光膜1008のリアプレート側の
面には、CRTの分野では公知のメタルバック1009
を設けてある。メタルバック1009を設けた目的は、
蛍光膜1008が発する光の一部を鏡面反射して光利用
率を向上させる事や、負イオンの衝突から蛍光膜100
8を保護する事や、電子ビーム加速電圧を印加するため
の電極として作用させる事や、蛍光膜1008を励起し
た電子の導電路として作用させる事などである。メタル
バック1009は、蛍光膜1008をフェースプレート
基板1007上に形成した後、蛍光膜表面を平滑化処理
し、その上にAlを真空蒸着する方法により形成した。
尚、蛍光膜1008に低電圧用の蛍光体材料を用いた場
合には、メタルバック1009は用いない。
【0058】また、本実施例では用いなかったが、加速
電圧の印加用や蛍光膜の導電性向上を目的として、フェ
ースプレート基板1007と蛍光膜1008との間に、
たとえばITOを材料とする透明電極を設けてもよい。
【0059】また、Dx1〜DxmおよびDy1〜Dynおよび
v は、当該表示パネルと不図示の電気回路とを電気的
に接続するために設けた気密構造の電気接続用端子であ
る。Dx1〜Dxmはマルチ電子ビーム源の行方向配線10
03と、Dy1〜Dynはマルチ電子ビーム源の列方向配線
1004と、Hv はフェースプレートのメタルバック1
009と電気的に接続している。
【0060】また、気密容器内部を真空に排気するに
は、気密容器を組み立てた後、不図示の排気管と真空ポ
ンプとを接続し、気密容器内を10のマイナス7乗〔T
orr〕程度の真空度まで排気する。その後、排気管を
封止するが、気密容器内の真空度を維持するために、封
止の直前あるいは封止後に気密容器内の所定の位置にゲ
ッター膜(不図示)を形成する。ゲッター膜とは、たと
えばBaを主成分とするゲッター材料をヒーターもしく
は高周波加熱により加熱し蒸着して形成した膜であり、
該ゲッター膜の吸着作用により気密容器内は1×10マ
イナス5乗ないしは1×10マイナス7乗〔Torr〕
の真空度に維持される。
【0061】以上、本発明の実施形態の表示パネルの基
本構成と製法を説明した。
【0062】次に、前記実施例の表示パネルに用いたマ
ルチ電子ビーム源の製造方法について説明する。本発明
の画像表示装置に用いるマルチ電子ビーム源は、冷陰極
素子を単純マトリクス配線した電子源であれば、冷陰極
素子の材料や形状あるいは製法に制限はない。したがっ
て、たとえば表面伝導型放出素子やFE型、あるいはM
IM型などの冷陰極素子を用いることができる。
【0063】ただし、表面画面が大きくてしかも安価な
表示装置が求められる状況のもとでは、これらの冷陰極
素子の中でも、表面伝導型放出素子が特に好ましい。す
なわち、FE型ではエミッタコーンとゲート電極の相対
位置や形状が電子放出特性を大きく左右するため、極め
て高精度の製造技術を必要とするが、これは大面積化や
製造コストの低減を達成するには不利な要因となる。ま
た、MIM型では、絶縁層と上電極の膜厚を薄くしてし
かも均一にする必要があるが、これも大面積化や製造コ
ストの低減を達成するには不利な要因となる。その点、
表面伝導型放出素子は、比較的製造方法が単純なため、
大面積化や製造コストの低減が容易である。また、発明
者らは、表面伝導型放出素子の中でも、電子放出部もし
くはその周辺部を微粒子膜から形成したものがとりわけ
電子放出特性に優れ、しかも製造が容易に行えることを
見いだしている。したがって、高輝度で大画面の画像表
示装置のマルチ電子ビーム源に用いるには、最も好適で
あると言える。そこで、上記実施例の表示パネルにおい
ては、電子放出部もしくはその周辺部を微粒子膜から形
成した表面伝導型放出素子を用いた。そこで、まず好適
な表面伝導型放出素子について基本的な構成と製法及び
特性を説明し、その後で多数の素子を単純マトリクス配
線したマルチ電子ビーム源の構造について述べる。
【0064】(表面伝導型放出素子の好適な素子構成と
製法)電子放出部もしくはその周辺部を微粒子膜から形
成する表面伝導型放出素子の代表的な構成には、平面型
と垂直型の2種類があげられる。
【0065】(平面型の表面伝導型放出素子)まず最初
に、平面型の表面伝導型放出素子の素子構成と製法につ
いて説明する。
【0066】図9に示すのは、平面型の表面伝導型放出
素子の構成を説明するための平面図(a)及び断面図
(b)である。図中、1101は基板、1102と11
03は素子電極、1104は導電性薄膜、1105は通
電フォーミング処理により形成した電子放出部、111
3は通電活性化処理により形成した薄膜である。
【0067】基板1101としては、たとえば、石英ガ
ラスや青板ガラスをはじめとする各種ガラス基板や、ア
ルミナをはじめとする各種セラミクス基板、あるいは上
述の各種基板上にたとえばSiO2 を材料とする絶縁層
を積層した基板、などを用いることができる。
【0068】また、基板1101上に基板面と平行に対
向して設けられた素子電極1102と1103は、導電
性を有する材料によって形成されている。たとえば、N
i,Cr,Au,Mo,W,Pt,Ti,Cu,Pd,
Ag等をはじめとする金属、あるいはこれらの金属の合
金、あるいはIn23 −SnO2 をはじめとする金属
酸化物、ポリシリコンなどの半導体、などの中から適宜
材料を選択して用いればよい。電極を形成するには、た
とえば真空蒸着などの製膜技術とフォトリソグラフィ
ー、エッチングなどのパターニング技術を組み合わせて
用いれば容易に形成できるが、それ以外の方法(たとえ
ば印刷技術)を用いて形成してもさしつかえない。
【0069】素子電極1102と1103の形状は、当
該電子放出素子の応用目的に合わせて適宜設計される。
一般的には、電極間隔Lは通常は数百オングストローム
から数百マイクロメーターの範囲から適当な数値を選ん
で設計されるが、なかでも表示装置に応用するために好
ましいのは数マイクロメーターより数十マイクロメータ
ーの範囲である。また、素子電極の厚さdについては、
通常は数百オングストロームから数マイクロメーターの
範囲から適当な数値が選ばれる。
【0070】また、導電性薄膜1104の部分には、微
粒子膜を用いる。ここで述べた微粒子膜とは、構成要素
として多数の微粒子を含んだ膜(島状の集合体も含む)
のことをさす。微粒子膜を微視的に調べれば、通常は、
個々の微粒子が離間して配置された構造か、あるいは微
粒子が互いに隣接した構造か、あるいは微粒子が互いに
重なり合った構造が観測される。
【0071】微粒子膜に用いた微粒子の粒径は、数オン
グストロームから数千オングストロームの範囲に含まれ
るものであるが、なかでも好ましいのは10オングスト
ロームから200オングストロームの範囲のものであ
る。また、微粒子膜の膜厚は、以下に述べるような諸条
件を考慮して適宜設定される。すなわち、素子電極11
02あるいは1103と電気的に良好に接続するのに必
要な条件、後述する通電フォーミングを良好に行うのに
必要な条件、微粒子膜自身の電気抵抗を後述する適宜の
値にするために必要な条件、などである。具体的には、
数オングストロームから数千オングストロームの範囲の
なかで設定するが、なかでも好ましいのは10オングス
トロームから500オングストロームの間である。
【0072】また、微粒子膜を形成するのに用いられう
る材料としては、たとえば、Pd,Pt,Ru,Ag,
Au,Ti,In,Cu,Cr,Fe,Zn,Sn,T
a,W,Pb,などをはじめとする金属や、PdO,S
nO2 ,In23 ,PbO,Sb23 ,などをはじ
めとする酸化物や、HfB2 ,ZrB2 ,LaB6 ,C
eB6 ,YB4 ,GdB4 ,などをはじめとする硼化物
や、TiC,ZrC,HfC,TaC,SiC,WC,
などをはじめとする炭化物や、TiN,ZrN,Hf
N,などをはじめとする窒化物や、Si,Ge,などを
はじめとする半導体や、カーボン、などがあげられ、こ
れらの中から適宜選択される。
【0073】以上述べたように、導電性薄膜1104を
微粒子膜で形成したが、そのシート抵抗値については、
10の3乗から10の7乗〔オーム/sq〕の範囲に含
まれるよう設定した。
【0074】なお、導電性薄膜1104と素子電極11
02及び1103とは、電気的に良好に接続されるのが
望ましいため、互いの一部が重なりあうような構造をと
っている。その重なり方は、図8の例においては、下か
ら、基板、素子電極、導電性薄膜の順序で積層したが、
場合によっては下から基板、導電性薄膜、素子電極、の
順序で積層してもさしつかえない。
【0075】また、電子放出部1105は、導電性薄膜
1104の一部に形成された亀裂状の部分であり、電気
的には周囲の導電性薄膜よりも高抵抗な性質を有してい
る。亀裂は、導電性薄膜1104に対して、後述する通
電フォーミングの処理を行うことにより形成する。亀裂
内には、数オングストロームから数百オングストローム
の粒径の微粒子を配置する場合がある。尚、実際の電子
放出部の位置や形状を精密かつ正確に図示するのは困難
なため、図9において模式的に示した。
【0076】また、薄膜1113は、炭素もしくは炭素
化合物よりなる薄膜で、電子放出部1105及びその近
傍を被覆している。薄膜1113は、通電フォーミング
処理後に、後述する通電活性化の処理を行うことにより
形成する。
【0077】薄膜1113は、単結晶グラファイト、多
結晶グラファイト、非晶質カーボン、のいずれかか、も
しくはその混合物であり、膜厚は500〔オングストロ
ーム〕以下とするが、300〔オングストローム〕以下
とするのがさらに好ましい。
【0078】尚、実際の薄膜1113の位置や形状を精
密に図示するのは困難なため、図9においては模式的に
示した。また、平面図(a)においては、薄膜1113
の一部を除去した素子を図示した。
【0079】以上、好ましい素子の基本構成を述べた
が、実施例においては以下のような素子を用いた。すな
わち、基板11101には青板ガラスを用い、素子電極
1102と1103にはNi薄膜を用いた。素子電極の
厚さdは1000〔オングストローム〕、電極間隔Lは
2〔マイクロメーター〕とした。微粒子膜の主要材料と
してPbもしくはPdOを用い、微粒子膜の厚さは約1
00〔オングストローム〕、幅Wは100〔マイクロメ
ータ〕とした。
【0080】次に、好適な平面型の表面伝導型放出素子
の製造方法について説明する。
【0081】図10の(a)〜(d)は、表面伝導型放
出素子の製造工程を説明するための断面図で、各部材の
表記は前記図9と同一である。
【0082】1)まず、図10(a)に示すように、基
板1101上に素子電極1102及び1103を形成す
る。形成するにあたっては、あらかじめ基板1101を
洗剤、純水、有機溶剤を用いて十分に洗浄後、素子電極
の材料を堆積させる(堆積する方法としては、たとえ
ば、蒸着法やスパッタ法などの真空成膜技術を用いれば
よい)。その後、堆積した電極材料を、フォトリソグラ
フィー・エッチング技術を用いてパターニングし、
(a)に示した一対の素子電極(1102と1103)
を形成する。
【0083】2)次に、同図(b)に示すように、導電
性薄膜1104を形成する。
【0084】形成するにあたっては、まず前記(a)の
基板に有機金属溶液を塗布して乾燥し、加熱焼成処理し
て微粒子膜を成膜した後、フォトリソグラフィー・エッ
チングにより所定の形状にパターニングする。ここで、
有機金属溶液とは、導電性薄膜に用いる微粒子の材料を
主要元素とする有機金属化合物の溶液である(具体的に
は、本実施例では主要元素としてPdを用いた。また、
実施例では塗布方法として、ディッピング法を用いた
が、それ以外のたとえばスピンナー法やスプレー法を用
いてもよい)。
【0085】また、微粒子膜で作られる導電性薄膜の成
膜方法としては、本実施例で用いた有機金属溶液の塗布
による方法以外の、たとえば真空蒸着法やスパッタ法、
あるいは化学的気相堆積法などを用いる場合もある。
【0086】3)次に、同図(c)に示すように、フォ
ーミング用電源1110から素子電極1102と110
3の間に適宜の電圧を印加し、通電フォーミング処理を
行って、電子放出部1105を形成する。
【0087】通電フォーミング処理とは、微粒子膜で作
られた導電性薄膜1104に通電を行って、その一部を
適宜に破壊、変形、もしくは変質せしめ、電子放出を行
うのに好適な構造に変化させる処理のことである。微粒
子膜で作られた導電性薄膜のうち電子放出を行うのに好
適な構造に変化した部分(すなわち電子放出部110
5)においては、薄膜に適当な亀裂が形成されている。
なお、電子放出部1105が形成される前と比較する
と、形成された後は素子電極1102と1103の間で
計測される電気抵抗は大幅に増加する。
【0088】通電方法をより詳しく説明するために、図
11にフォーミング用電源1110から印加する適宜の
電圧波形の一例を示す。微粒子膜で作られた導電性薄膜
をフォーミングする場合には、パルス状の電圧が好まし
く、本実施例の場合には同図に示したようにパルス幅T
1の三角波パルスをパルス間隔T2で連続的に印加し
た。その際には、三角波パルスの波高値Vpfを、順次
昇圧した。また、電子放出部1105の形成状況をモニ
ターするためのモニターパルスPmを適宜の間隔で三角
波パルスの間に挿入し、その際に流れる電流を電流計1
111で計測した。
【0089】実施例においては、たとえば10のマイナ
ス5乗〔Torr〕程度の真空雰囲気下において、たと
えばパルス幅T1を1〔ミリ秒〕、パルス間隔T2を1
0〔ミリ秒〕とし、波高値Vpfを1パルスごとに0.
1〔V〕ずつ昇圧した。そして、三角波を5パルス印加
するたびに1回の割りで、モニターパルスPmを挿入し
た。フォーミング処理に悪影響を及ぼすことがないよう
に、モニターパルスの電圧Vpmは0.1〔V〕に設定
した。そして、素子電極1102と1103の間の電気
抵抗が1×10の6乗〔オーム〕になった段階、すなわ
ちモニターパルス印加時に電流計1111で計測される
電流が1×10のマイナス7乗〔A〕以下になった段階
で、フォーミング処理にかかわる通電を終了した。
【0090】なお、上記の方法は、本実施例の表面伝導
型放出素子に関する好ましい方法であり、たとえば微粒
子膜の材料や膜厚、あるいは素子電極間隔Lなど表面伝
導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて
通電の条件を適宜変更するのが望ましい。
【0091】4)次に、図10の(d)に示すように、
活性化用電源1112から素子電極1102と1103
の間に適宜の電圧を印加し、通電活性化処理を行って、
電子放出特性の改善を行う。
【0092】通電活性化処理とは、前記通電フォーミン
グ処理により形成された電子放出部1105に適宜の条
件で通電を行って、その近傍に炭素もしくは炭素化合物
を堆積せしめる処理のことである(図においては、炭素
もしくは炭素化合物よりなる堆積物を部材1113とし
て模式的に示した)。なお、通電活性化処理を行うこと
により、行う前と比較して、同じ印加電圧における放出
電流を典型的には100倍以上に増加させることができ
る。
【0093】具体的には、10のマイナス4乗ないし1
0のマイナス5乗〔Torr〕の範囲内の真空雰囲気中
で、電圧パルスを定期的に印加することにより、真空雰
囲気中に存在する有機化合物を起源とする炭素もしくは
炭素化合物を堆積させる。堆積物1113は、単結晶グ
ラファイト、多結晶グラファイト、非晶質カーボンのい
ずれかか、もしくはその混合物であり、膜厚は500
〔オングストローム〕以下、より好ましくは300〔オ
ングストローム〕以下である。
【0094】通電方法をより詳しく説明するために、図
12の(a)に、活性化用電源1112から印加する適
宜の電圧波形の一例を示す。本実施例においては、一定
電圧の矩形波を定期的に印加して通電活性化処理を行っ
たが、具体的には、矩形波の電圧Vacは14〔V〕,
パルス幅T3は1〔ミリ秒〕,パルス間隔T4は10
〔ミリ秒〕とした。尚、上述の通電条件は、本実施例の
表面伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表面
伝導型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じ
て条件を適宜変更するのが望ましい。
【0095】図10の(d)に示す1114は該表面伝
導型放出素子から放出される放出電流Ieを捕捉するた
めのアノード電極で、直流高電圧電源1115及び電流
計1116が接続されている(尚、基板1101を、表
示パネルの中に組み込んでから活性化処理を行う場合に
は、表示パネルの蛍光面をアノード電極1114として
用いる)。
【0096】活性化用電源1112から電圧を印加する
間、電流計1116で放出電流Ieを計測して通電活性
化処理の進行状況をモニターし活性化用電源1112の
動作を制御する。電流計1116で計測された放出電流
Ieの一例を図12(b)に示すが、活性化電源111
2からパルス電圧を印加しはじめると、時間の経過とと
もに放出電流Ieは増加するが、やがて飽和してほとん
ど増加しなくなる。このように、放出電流Ieがほぼ飽
和した時点で活性化用電源1112からの電圧印加を停
止し、通電活性化処理を終了する。
【0097】なお、上述の通電条件は、本実施例の表面
伝導型放出素子に関する好ましい条件であり、表面伝導
型放出素子の設計を変更した場合には、それに応じて条
件を適宜変更するのが望ましい。
【0098】以上のようにして、図10(e)に示す平
面型の表面伝導型放出素子を製造した。
【0099】(垂直型の表面伝導型放出素子)次に、電
子放出部もしくはその周辺を微粒子膜から形成した表面
伝導型放出素子のもうひとつの代表的な構成、すなわち
垂直型の表面伝導型放出素子の構成について説明する。
【0100】図13は、垂直型の基本構成を説明するた
めの模式的な断面図であり、図中の1201は基板、1
202と1203は素子電極、1206は段差形成部
材、1204は微粒子膜を用いた導電性薄膜、1205
は通電フォーミング処理により形成した電子放出部、1
213は通電活性化処理により形成した薄膜である。
【0101】垂直型が先に説明した平面型と異なる点
は、素子電極のうちの片方(1202)が段差形成部材
1206上に設けられており、導電性薄膜1204が段
差形成部材1206の側面を被覆している点にある。し
たがって、前記図9の平面型における素子電極間隔L
は、垂直型においては段差形成部材1206の段差高L
sとして設定される。尚、基板1201、素子電極12
02及び1203、微粒子膜を用いた導電性薄膜120
4については、前記平面型の説明中に列挙した材料を同
様に用いることが可能である。また、段差形成部材12
06には、たとえばSiO2 のような電気的に絶縁性の
材料を用いる。
【0102】次に、垂直型の表面伝導型放出素子の製法
について説明する。図14の(a)〜(f)は、製造工
程を説明するための断面図で、各部材の表記は前記図1
3と同一である。
【0103】1)まず、図14(a)に示すように、基
板1201上に素子電極1203を形成する。
【0104】2)次に、同図(b)に示すように、段差
形成部材を形成するための絶縁層を積層する。絶縁層
は、たとえばSiO2 をスパッタ法で積層すればよい
が、たとえば真空蒸着法や印刷法などの他の成膜方法を
用いてもよい。
【0105】3)次に、同図(c)に示すように、絶縁
層の上に素子電極1202を形成する。
【0106】4)次に、同図(d)に示すように、絶縁
層の一部を、たとえばエッチング法を用いて除去し、素
子電極1203を露出させる。
【0107】5)次に、同図(e)に示すように、微粒
子膜を用いた導電性薄膜1204を形成する。形成する
には、前記平面型の場合と同じく、たとえば塗布法など
の成膜技術を用いればよい。
【0108】6)次に、前記平面型の場合と同じく、通
電フォーミング処理を行い、電子放出部を形成する(図
10(c)を用いて説明した平面型の通電フォーミング
処理と同様の処理を行えばよい)。
【0109】7)次に、前記平面型の場合と同じく、通
電活性化処理を行い、電子放出部近傍に炭素もしくは炭
素化合物を堆積させる(図10(d)を用いて説明した
平面型の通電活性化処理と同様の処理を行えばよい)。
【0110】以上のようにして、図14(f)に示す垂
直型の表面伝導型放出素子を製造した。
【0111】(表示層に用いた表面伝導型放出素子の特
性)以上、平面型と垂直型の表面伝導型放出素子につい
て素子構成と製法を説明したが、次に表示装置に用いた
素子の特性について述べる。
【0112】図15に、表示装置に用いた素子の、(放
出電流Ie)対(素子印加電圧Vf)特性、及び(素子
電流If)対(素子印加電圧Vf)特性の典型的な例を
示す。尚、放出電流Ieは素子電流Ifに比べて著しく
小さく、同一尺度で図示するのが困難であるうえ、これ
らの特性は素子の大きさや形状等の設計パラメータを変
更することにより変化するものであるため、2本のグラ
フは各々任意単位で図示した。
【0113】表示装置に用いた素子は、放出電流Ieに
関して以下に述べる3つの特性を有している。
【0114】第一に、ある電圧(これを閾値電圧Vth
と呼ぶ)以上の大きさの電圧を素子に印加すると急激に
放出電流Ieが増加するが、一方、閾値電圧Vth未満
の電圧では放出電流Ieはほとんど検出されない。
【0115】すなわち、放出電流Ieに関して、明確な
閾値電圧Vthを持った非線形素子である。
【0116】第二に、放出電流Ieは素子に印加する電
圧Vfに依存して変化するため、電圧Vfで放出電流I
eの大きさを制御できる。
【0117】第三に、素子に印加する電圧Vfに対して
素子から放出される電流Ieの応答速度が速いため、電
圧Vfを印加する時間の長さによって素子から放出され
る電子の電荷量を制御できる。
【0118】以上のような特性を有するため、表面伝導
型放出素子を表示装置に好適に用いることができた。た
とえば多数の素子を表示画面の画素に対応して設けた表
示装置において、第一の特性を利用すれば、表示画面を
順次走査して表示を行うことが可能である。すなわち、
駆動中の素子には所望の発光輝度に応じて閾値電圧Vt
h以上の電圧を適宜印加し、非選択状態の素子には閾値
電圧Vth未満の電圧を印加する。駆動する素子を順次
切り替えてゆくことにより、表示画面を順次走査して表
示を行うことが可能である。
【0119】また、第二の特性かまたは第三の特性を利
用することにより、発光輝度を制御することができるた
め、諧調表示を行うことが可能である。
【0120】(多数素子を単純マトリクス配線したマル
チ電子ビーム源の構造)次に、上述の表面伝導型放出素
子を基板上に配列して単純マトリクス配線したマルチ電
子ビーム源の構造について述べる。
【0121】図16に示すのは、前記図7の表示パネル
に用いたマルチ電子ビーム源の平面図である。基板上に
は、前記図9で示したものと同様な表面伝導型放出素子
が配列され、これらの素子は行方向配線電極1003と
列方向配線電極1004により単純マトリクス状に配線
されている。行方向配線電極1003と列方向配線電極
1004の交差する部分には、電極間に絶縁層(不図
示)が形成されており、電気的な絶縁が保たれている。
【0122】図16のA−A′に沿った断面を、図17
に示す。
【0123】なお、このような構造のマルチ電子源は、
あらかじめ基板上に行方向配線電極1003、列方向配
線電極1004、電極間絶縁層(不図示)、及び表面伝
導型放出素子の素子電極と導電性薄膜を形成した後、行
方向配線電極1003及び列方向配線電極1004を介
して各素子に給電して通電フォーミング処理と通電活性
化処理を行うことにより製造した。
【0124】〔応用実施形態〕図18は、前記説明の表
面伝導型放出素子を電子ビーム源として用いたディスプ
レイパネルに、たとえばテレビジョン放送をはじめとす
る種々の画像情報源より提供される画像情報を表示でき
るように構成した多機能表示装置の一例を示すための図
である。
【0125】図中2100はディスプレイパネル、21
01はディスプレイパネルの駆動回路、2102はディ
スプレイコントローラ、2103はマルチプレクサ、2
104はデコーダ、2105は入出力インターフェース
回路、2106はCPU、2107は画像生成回路、2
108及び2109及び2110は画像メモリーインタ
ーフェース回路、2111は画像入力インターフェース
回路、2112及び2113はTV信号受信回路、21
14は入力部である(なお、本表示装置は、たとえばテ
レビジョン信号のように映像情報と音声情報の両方を含
む信号を受信する場合には、当然映像の表示と同時に音
声を再生するものであるが、本発明の特徴と直接関係し
ない音声情報の受信、分離、再生、処理、記憶などに関
する回路やスピーカーなどについては説明を省略す
る)。
【0126】以下、画像信号の流れに沿って各部の機能
を説明してゆく。
【0127】まず、TV信号受信回路2113は、たと
えば電波や空間光通信などのような無線伝送系を用いて
伝送されるTV画像信号を受信する為の回路である。受
信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、た
とえば、NTSC方式、PAL方式、SECAM方式な
どの諸方式でもよい。また、これらよりさらに多数の走
査線よりなるTV信号(たとえばMUSE方式をはじめ
とするいわゆる高品位TV)は、大面積化や大画素数化
に適した前記ディスプレイパネルの利点を生かすのに好
適な信号源である。TV信号受信回路2113で受信さ
れたTV信号は、デコーダ2104に出力される。
【0128】また、TV信号受信回路2112は、たと
えば同軸ケーブルや光ファイバーなどのような有線伝送
系を用いて伝送されるTV画像信号を受信するための回
路である。前記TV信号受信回路2113と同様に、受
信するTV信号の方式は特に限られるものではなく、ま
た本回路で受信されたTV信号もデコーダ2104に出
力される。
【0129】また、画像入力インターフェース回路21
11は、たとえばTVカメラや画像読み取りスキャナー
などの画像入力装置から供給される画像信号を取り込む
ための回路で、取り込まれた画像信号はデコーダ210
4に出力される。
【0130】また、画像メモリーインターフェース回路
2110は、ビデオテープレコーダー(以下VTRと略
す)に記憶されている画像信号を取り込むための回路
で、取り込まれた画像信号はデコーダ2104に出力さ
れる。
【0131】また、画像メモリーインターフェース回路
2109は、ビデオディスクに記憶されている画像信号
を取り込むための回路で、取り込まれた画像信号はデコ
ーダ2104に出力される。
【0132】また、画像メモリーインターフェース回路
2108は、いわゆる静止画ディスクのように、静止画
像データを記憶している装置から画像信号を取り込むた
めの回路で、取り込まれた静止画像データはデコーダ2
104に出力される。
【0133】また、入出力インターフェース回路210
5は、本表示装置と、外部のコンピュータもしくはコン
ピュータネットワークもしくはプリンターなどの出力装
置とを接続するための回路である。画像データや文字・
図形情報の入出力を行うのはもちろんのこと、場合によ
っては本表示装置の備えるCPU2106と外部との間
で制御信号や数値データの入出力などを行うことも可能
である。
【0134】また、画像生成回路2107は、前記入出
力インターフェース回路2105を介して外部から入力
される画像データや文字・図形情報や、あるいはCPU
2106より出力される画像データや文字・図形情報に
もとずき表示用画像データを生成するための回路であ
る。本回路の内部には、たとえば画像データや文字・図
形情報を蓄積するための書き換え可能メモリーや、文字
コードに対応する画像パターンが記憶されている読み出
し専用メモリーや、画像処理を行うためのプロセッサー
などをはじめとして画像の生成に必要な回路が組み込ま
れている。
【0135】本回路により生成された表示用画像データ
は、デコーダ2104に出力されるが、場合によっては
前記入出力インターフェース回路2105を介して外部
のコンピューターネットワークやプリンターに出力する
ことも可能である。
【0136】また、CPU2106は、主として本表示
装置の動作制御や、表示画像の生成や選択や編集に関わ
る作業を行う。
【0137】たとえば、マルチプレクサ2103に制御
信号を出力し、ディスプレイパネルに表示する画像信号
を適宜選択したり組み合わせたりする。また、その際に
は表示する画像信号に応じてディスプレイパネルコント
ローラ2102に対して制御信号を発生し、画面表示周
波数や走査方法(たとえばインターレースかノンインタ
ーレースか)や一画面の走査線の数など表示装置の動作
を適宜制御する。
【0138】また、前記画像生成回路2107に対して
画像データや文字・図形情報を直接出力したり、あるい
は前記入出力インターフェース回路2105を介して外
部のコンピュータやメモリーをアクセスして画像データ
や文字・図形情報を入力する。
【0139】なお、CPU2106は、むろんこれ以外
の目的の作業にも関わるものであって良い。たとえば、
パーソナルコンピュータやワードプロセッサなどのよう
に、情報を生成したり処理する機能に直接関わっても良
い。
【0140】あるいは、前述したように入出力インター
フェース回路2105を介して外部のコンピュータネッ
トワークと接続し、たとえば数値計算などの作業を外部
機器と協同して行っても良い。
【0141】また、入力部2114は、前記CPU21
06に使用者が命令やプログラム、あるいはデータなど
を入力するためのものであり、たとえばキーボードやマ
ウスのほか、ジョイスティック、バーコードリーダー、
音声認識装置など多様な入力機器を用いる事が可能であ
る。
【0142】また、デコーダ2104は、前記2107
ないし2113より入力される種々の画像信号を3原色
信号、または輝度信号とI信号、Q信号に逆変換するた
めの回路である。尚、同図中に点線で示すように、デコ
ーダ2104は内部に画像メモリーを備えるのが望まし
い。これは、たとえばMUSE方式をはじめとして、逆
変換するに際して画像メモリーを必要とするようなテレ
ビ信号を扱うためである。また、画像メモリーを備える
事により、静止画の表示が容易になる、あるいは前記画
像生成回路2107及びCPU2106と協同して画像
の間引き、補間、拡大、縮小、合成をはじめとする画像
処理や編集が容易に行えるようになるという利点が生ま
れるからである。
【0143】また、マルチプレクサ2103は、前記C
PU2106より入力される制御信号にもとずき表示画
像を適宜選択するものである。すなわち、マルチプレク
サ2103はデコーダ2104から入力される逆変換さ
れた画像信号のうちから所望の画像信号を選択して駆動
回路2101に出力する。その場合には、一画面表示時
間内で画像信号を切り替えて選択することにより、いわ
ゆる多画面テレビのように、一画面を複数の領域に分け
て領域によって異なる画像を表示することも可能であ
る。
【0144】また、ディスプレイパネルコントローラ2
102は、前記CPU2106より入力される制御信号
にもとずき駆動回路2101の動作を制御するための回
路である。
【0145】まず、ディスプレイパネルの基本的な動作
に関わるものとして、たとえばディスプレイパネルの駆
動用電源(図示せず)の動作シーケンスを制御するため
の信号を駆動回路2101に対して出力する。
【0146】また、ディスプレイパネルの駆動方法に関
わるものとして、たとえば画面表示周波数や走査方法
(たとえばインターレースかノンインターレースか)を
制御するための信号を駆動回路2101に対して出力す
る。
【0147】また、場合によっては表示画像の輝度やコ
ントラストや色調やシャープネスといった画質の調整に
関わる制御信号を駆動回路2101に対して出力する場
合もある。
【0148】また、駆動回路2101は、ディスプレイ
パネル2100に印加する駆動信号を発生するための回
路であり、前記マルチプレクサ2103から入力される
画像信号と、前記ディスプレイパネルコントローラ21
02より入力される制御信号に基づいて動作するもので
ある。
【0149】以上、各部の機能を説明したが、図18に
例示した構成により、本表示装置においては多様な画像
情報源より入力される画像情報ディスプレイパネル21
00に表示する事が可能である。
【0150】すなわち、テレビジョン放送をはじめとす
る各種の画像信号はデコーダ2104において逆変換さ
れた後、マルチプレクサ2103において適宜選択さ
れ、駆動回路2101に入力される。一方、ディスプレ
イコントローラ2102は、表示する画像信号に応じて
駆動回路2101の動作を制御するための制御信号を発
生する。駆動回路2101は、上記画像信号と制御信号
に基づいてディスプレイパネル2100に駆動信号を印
加する。
【0151】これにより、ディスプレイパネル2100
において画像が表示される。これらの一連の動作は、C
PU2106により統括的に制御される。
【0152】また、本表示装置においては、前記デコー
ダ2104に内蔵する画像メモリや、画像生成回路21
07及びCPU2106が関与することにより、単に複
数の画像情報の中から選択したものを表示するだけでな
く、表示する画像情報に対して、たとえば拡大、縮小、
回転、移動、エッジ強調、間引き、補間、色変換、画像
の縦横比変換などをはじめとする画像処理や、合成、消
去、接続、入れ換え、はめ込みなどをはじめとする画像
編集を行う事も可能である。また、本実施例の説明では
特に触れなかったが、上記画像処理や画像編集と同様
に、音声情報に関しても処理や編集を行うための専用回
路を設けても良い。
【0153】したがって、本表示装置は、テレビジョン
放送の表示機器、テレビ会議の端末機器、静止画像及び
動画像を扱う画像編集機器、コンピュータの端末機器、
ワードプロセッサをはじめとする事務用端末機器、ゲー
ム機などの機能を一台で兼ね備えることが可能で、産業
用あるいは民生用として極めて応用範囲が広い。
【0154】なお、上記図18は、表面伝導型放出素子
を電子ビーム源とするディスプレイパネルを用いた表示
装置の構成の一例を示したにすぎず、これのみに限定さ
れるものでない事は言うまでもない。たとえば、図18
の構成要素のうち使用目的上必要のない機能に関わる回
路は省いても差し支えない。またこれとは逆に、使用目
的によってはさらに構成要素を追加しても良い。たとえ
ば、本表示装置をテレビ電話機として応用する場合に
は、テレビカメラ、音声マイク、照明機、モデムを含む
送受信回路などを構成要素に追加するのが好適である。
【0155】本表示装置においては、とりわけ表面伝導
型放出素子を電子ビーム源とするディスプレイパネルが
容易に薄形化できるため、表示装置全体の奥行きを小さ
くすることが可能である。それに加えて、表面伝導型放
出素子を電子ビーム源とするディスプレイパネルは大画
面化が容易で輝度が高く視野角特性にも優れるため、本
表示装置は臨場感にあふれ迫力に富んだ画像を視認性良
く表示する事が可能である。
【0156】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
パルス幅(PWM)変調回路の動作周波数を増加するこ
となしに発生輝度階調数を増やすことが出来る。また、
発生輝度階調数が従来の方法と同じならPWM変調部の
動作周波数を低くすることが出来る。例えばTV信号を
表示する装置のように、表示セルが数が多く表現階調も
多い場合には、PWM変調部の回路規模も大きくなり、
動作周波数の増加による発熱も大きくなる。このような
場合、本発明は、特に有効である。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の画像表示装置のブロック図。
【図2】実施形態1のタイミング図。
【図3】輝度データと相対輝度の相関図。
【図4】実施形態2の画像表示装置のブロック図。
【図5】実施形態3の画像表示装置のブロック図。
【図6】実施形態3のタイムチャート。
【図7】表示パネルの斜視図。
【図8】フェースプレートの蛍光体配列図。
【図9】平面型の表面伝導型放出素子の平面図(a)と
断面図(b)。
【図10】平面型の表面伝導型放出素子の作製工程を表
す図。
【図11】フォーミング電圧を表すタイムチャート。
【図12】活性化電圧と放出電流のタイムチャート。
【図13】垂直型の表面伝導型放出素子の断面図。
【図14】垂直型の表面伝導型放出素子の作製行程を表
す図。
【図15】表面伝導型放出素子の電圧−電流特性を表す
グラフ。
【図16】マルチ電子ビーム基板の平面図。
【図17】マルチ電子ビーム基板の一部断面図。
【図18】マルチプレックスディスプレイのブロック
図。
【図19】M.Hartwell et al.が開示
している従来の表面伝導型放出素子の平面図。
【図20】FE型素子の断面図。
【図21】MIM型素子の断面図。
【図22】単純マトリックス配線したマルチ電子ビーム
源の回路図。
【図23】従来のパルス幅変調回路のブロック図(a)
とタイムチャート(b)。
【符号の説明】
1 パネル 2 A/Dコンバーター部 3 デジタルプロセス部 4 テーブルメモリ2部 5 ラインメモリ2部 6 テーブルメモリ1部 7 ラインンメモリ1部 8 水平シフトレジスタ2部 9 PWM2部 10 水平シフトレジスタ1部 11 PWM1部 12 タイミング制御部 13 垂直シフトレジスタ部 14 SW2部 15 SW1部 16 SW3部 17 乗算器 18 ROM 19 分周比コントローラー 21 ダウンカウンター 22 セットリセットフリップフロップ s1 入力画像信号 s2 A/Dサンプルクロック s3 デジタル画像信号 s4 プロセス処理後の輝度データ s5 テーブル2の出力データ s6 シフトレジスタ2入力信号 s7 テーブル1の出力データ s8 シフトレジスタ1入力信号 s9 デジタルプロセス制御信号 s10 テーブル2読みだし制御信号 s11 テーブル2読みだし制御信号 s12 PWM2部制御信号 s13 PWM2部制御信号 s14 入力画像のsync信号 s15 垂直走査制御信号 s16 ROM読みだし制御信号 s17 発光効率補正データ s18 分周比コントローラー制御信号 s21 輝度データ s22 水平スタートパルス s23 カウント終了トリガ s24 カウントクロック s25 PWM出力信号

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 輝度信号に応じて高電圧がV1で低電圧
    がV2である2値信号を出力する第2のパルス幅信号出
    力手段と、前記輝度信号に応じて前記2値信号を所定の
    パルス幅で切り込む第2のパルス幅信号出力手段を有す
    ることを特徴とする画像表示装置の駆動回路。
  2. 【請求項2】 前記所定のパルス幅は、前記2値信号の
    パルス幅より大きい請求項1に記載の駆動回路。
  3. 【請求項3】 ある画素を同一パルス幅で前記電圧V2
    と前記電圧V1とで発光させたとき、前記電圧V2で発
    光させたときの輝度は、前記電圧V1で発光させたとき
    の輝度の(k+1)/k(kは任意の自然数)倍に等し
    い請求項1または2に記載の駆動回路。
  4. 【請求項4】 前記第2のパルス幅信号出力手段は、第
    2のメモリを備え、A/D変換器がデジタル化した輝度
    信号を前記第2のメモリにアドレス入力して特定の値を
    出力し前記2値信号を発生させ、前記第1のパルス幅信
    号出力手段は、第1のメモリを備え、A/D変換器がデ
    ジタル化した輝度信号を前記第1のメモリにアドレス入
    力して特定の値を出力し前記2値信号を所定のパルス幅
    で切り込む請求項1〜3のいずれか1項に記載の駆動回
    路。
  5. 【請求項5】 複数の電子放出素子を複数のデータ配線
    と複数の走査配線でマトリックス配線したマルチ電子ビ
    ーム源と、請求項1〜4のいずれか1項に記載の駆動回
    路と、前記第1のパルス幅信号出力手段が前記2値信号
    を所定のパルス幅で切り込んだ信号を前記データ配線に
    出力し、前記走査配線に順次選択信号と非選択信号を切
    り替えて出力する手段を有することを特徴とする電子発
    生装置。
  6. 【請求項6】 前記電子放出素子は、表面伝導型放出素
    子である請求項5に記載の電子発生装置。
  7. 【請求項7】 電子の照射によって励起発光する蛍光板
    と、請求項5または6に記載の電子発生装置を有するこ
    とを特徴とする画像表示装置。
  8. 【請求項8】 複数の画素を複数の走査配線と複数のデ
    ータ配線でマトリックス配線した画像表示装置の駆動方
    法において、 輝度信号に応じて高電圧がV1で低電圧がV2である2
    値信号を出力する段階と、前記輝度信号に応じて前記2
    値信号を所定のパルス幅で切り込む段階を有することを
    特徴とする駆動方法。
  9. 【請求項9】 複数の電子放出素子を複数のデータ配線
    と複数の走査配線でマトリックス配線したマルチ電子ビ
    ーム源を有する電子発生装置の駆動方法において、 輝度信号に応じて高電圧がV1で低電圧がV2である2
    値信号を出力する段階と、前記輝度信号に応じて前記2
    値信号を所定のパルス幅で切り込む段階を有することを
    特徴とする駆動方法。
  10. 【請求項10】 複数の電子放出素子を複数のデータ配
    線と複数の走査配線でマトリックス配線したマルチ電子
    ビーム源を有する電子発生装置と、電子の照射によって
    励起発光する蛍光板を有する画像表示装置に、請求項9
    に記載の電子発生装置の駆動方法を用いる画像表示装置
    の駆動方法。
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