JPH1039231A - 顕微鏡の標本ホルダ - Google Patents

顕微鏡の標本ホルダ

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JPH1039231A
JPH1039231A JP8208856A JP20885696A JPH1039231A JP H1039231 A JPH1039231 A JP H1039231A JP 8208856 A JP8208856 A JP 8208856A JP 20885696 A JP20885696 A JP 20885696A JP H1039231 A JPH1039231 A JP H1039231A
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JP
Japan
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slide glass
stage
sample
support
microscope
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP8208856A
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English (en)
Inventor
Kenichi Sato
健一 佐藤
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
Application filed by Nikon Corp filed Critical Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 標本の観察や写真撮影時におけるトリミング
を行ない易くした、使い勝手の良い顕微鏡の標本ホルダ
を提供する。 【解決手段】 ステージ51上を所定向へ移動するホル
ダ本体10と、スライドガラス60端面の隣り合う2面
60a,60bに当接し、ステージ51上の載置面内に
スライドガラス60を支持するスライドガラス支持部2
0と、スライドガラス支持部20にスライドガラス60
を押し付ける回転爪30とを備える顕微鏡の標本ホルダ
1において、スライドガラス支持部20はスライドガラ
ス60を載置面内における第1の回転位置Cで支持する
端面20a,20b,20cと、スライドガラス60を
第1の回転位置Cとは異なる第2の回転位置Dで支持す
る傾斜面20d,20eとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は標本を載置したス
ライドガラスを顕微鏡のステージ上に保持するための顕
微鏡の標本ホルダに関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の顕微鏡の標本ホルダをステ
ージに載置した状態を示す平面図である。
【0003】標本ホルダ100は、ステージ151のX
方向に移動可能に設けられた移動部材152に、ねじ1
53,154で固定されているホルダ本体110と、こ
のホルダ本体110に板ばね111a,111bを介し
て取り付けられたスライドガラス支持部120と、ホル
ダ本体110に連結機構113を介して回転可能に取り
付けられ、一組の矩形(26mm×76mm)のスライ
ドガラス161,162の端面の隣り合う2面を渦巻き
ばね131によってスライドガラス支持部120へ押し
付ける回転爪130とを備えている。
【0004】この標本ホルダ100を使用するときに
は、まず回転爪130を指で渦巻きばね131のばね力
に抗して反時計方向へ押して回転爪130を開き、標本
を載置したスライドガラス161,162をステージ1
51上にセットする。
【0005】このとき、スライドガラス161,162
の端面の隣り合う2面161a,162a,162bを
スライドガラス支持部120の端面120a,120
b,120cに当接させる。
【0006】次に、回転爪130を指から離す(閉め
る)と、渦巻きばね131のばね力によってスライドガ
ラス161,162が標本ホルダ100に保持される。
【0007】その後、ステージ151をXY方向へ移動
させたり、回転させたりしてスライドガラス161,1
62の位置を決め、スライドガラス161,162上の
標本の観察及び写真撮影を行なう。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図4の顕微
鏡の標本ホルダにおいて、ステージ151のXY方向へ
の移動は、ステージ151の下側へ突出した、ねじ等の
微動送り機構を介してステージ151を送り操作するX
Yハンドル155を操作して行なわれる。
【0009】顕微鏡の構造上、このXYハンドル155
はステージ151を回動させたとき、焦準用のハンドル
(図示せず)と干渉するため、ステージ151の回動は
このXYハンドル155と焦準用のハンドルの位置関係
とによって決まる回動範囲に制限されてしまう。
【0010】したがって、例えば標本の写真撮影時に、
もう少しスライドガラス161,162の回転角度を変
えることができれば良好なトリミングによる写真を撮る
ことができる場合でも、スライドガラス支持部120に
対するスライドガラス161,162の保持角度を変え
ることができないため、ステージ151上に載置された
標本の観察や写真撮影時におけるトリミングの作業性が
悪くなり、好みのトリミングによる写真が撮れないとい
う問題があった。
【0011】この発明はこのような事情に鑑みてなされ
たもので、その課題は標本の観察や写真撮影時における
トリミングを行ない易くした、使い勝手の良い顕微鏡の
標本ホルダを提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】前述の課題を解決するた
め請求項1記載の発明の顕微鏡の標本ホルダは、ステー
ジ上を所定向へ移動するホルダ本体と、スライドガラス
端面の隣り合う2面に当接し、前記ステージ上の載置面
内に前記スライドガラスを支持するスライドガラス支持
部と、前記スライドガラス支持部に前記スライドガラス
を押し付ける回転爪とを備える顕微鏡の標本ホルダにお
いて、前記スライドガラス支持部は前記スライドガラス
を前記載置面内における第1の回転位置で支持する第1
支持部と、前記スライドガラスを第1の回転位置とは異
なる第2の回転位置で支持する第2支持部とを有するこ
とを特徴とする。
【0013】顕微鏡の構造上ステージの回動が制限され
てステージが第1の回転位置からそれ以上回動できない
ときでも、スライドガラスを第1の回転位置からこの第
1の回転位置とは異なる第2の回転位置へとスライドガ
ラス支持部に対する保持角度を変えることができるの
で、顕微鏡による観察範囲を広げることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
【0015】図1はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡
の標本ホルダをステージに載置した状態を示す平面図で
ある。
【0016】顕微鏡本体50のステージ51上には、標
本を載せるスライドガラス60を保持する標本ホルダ1
が所定方向(図2のX方向)に移動可能に載置されてい
る。
【0017】標本ホルダ1は、ホルダ本体10と、スラ
イドガラス支持部20と、回転爪30とを備える。
【0018】ホルダ本体10はステージ51に移動可能
に設けられた移動部材52にねじ53,54で取り付け
られ、移動部材52とともに移動する。
【0019】スライドガラス支持部20はL字形状をな
し、ホルダ本体10に板ばね11a,11bを介して取
り付けられている。スライドガラス支持部20は、ステ
ージ51に確実に接触するように、板ばね11a,11
bによって下方へ付勢されている。
【0020】回転爪30は、湾曲する爪部32と、爪部
32を回転させる操作部33とを備え、軸13を介して
ホルダ本体10に回転可能に取り付けられている。
【0021】また、軸13には、一端をホルダ本体10
に係合させ、他端を回転爪30に係合させた渦巻きばね
31(図2参照)が取り付けられている。この渦巻きば
ね31はスライドガラス60の端面の隣り合う2面60
a,60bをスライドガラス支持部20に押し付ける方
向(時計方向)へ回転爪30を付勢している。
【0022】ステージ51はXYハンドル58によって
XY方向へ移動できるとともに、位置Aから位置Bまで
の範囲α(例えば、250°)に亘り回動することがで
きる。
【0023】この範囲αはXYハンドル58と焦準用の
ハンドル55,56との位置関係によって決まり、従来
と同じ回動範囲である。
【0024】図2及び図3はこの発明の一実施形態に係
る顕微鏡の標本ホルダの平面図である。
【0025】スライドガラス支持部20には、支持面2
0bに対して角度θ(例えば、20°)だけ傾いた支持
面20dが形成されているとともに、支持面20aに対
して角度θ(例えば、20°)だけ傾いた支持面20e
が形成されている。
【0026】支持面20b,20cと支持面20aとは
直角の関係にあり、支持面20dと支持面20eとは直
角の関係にある。
【0027】したがって、スライドガラス60を、スラ
イドガラス支持部20の支持面20a,20b,20c
(第1支持部)でスライドガラス60の端面の隣り合う
2面60a,60bを支持する第1の回転位置(図2の
状態)Cと、スライドガラス支持部20の支持面20
d,20e(第2支持部)でスライドガラス60の端面
の隣り合う2面60a,60bを支持する第2の回転位
置(図3の状態)Dとで支持することができる。
【0028】なお、板ばね11a,11bの一端はホル
ダ本体10に図示しないリベット等で固着され、板ばね
11a,11bの他端はねじ15a,15bによってス
ライドガラス支持部20に固着されている。
【0029】上記の標本ホルダ1を用いて標本の写真撮
影を行なう場合を図1〜図3を参照して説明する。
【0030】まず、従来例と同様に回転爪30を指で渦
巻きばね31のばね力に抗して反時計方向へ押して回転
爪30を開き、スライドガラス60の端面の隣り合う2
面60a,60bをそれぞれ支持面20a,20b,2
0cに当接させてスライドガラス60をX軸と平行な第
1の回転位置Cにセットする。
【0031】その後、ステージ51をXY方向へ移動さ
せるとともに、ステージ51を所定角度回転させて標本
の観察及び写真撮影を行なう。
【0032】図1の実線で示す位置Aまでステージを回
転させても良好なトリミングを行なえない場合、回転爪
30を開き、標本を載置したスライドガラス60を第1
の回転位置Cから第2の回転位置Dに置き換えて、スラ
イドガラス支持部20に対するスライドガラス60の保
持角度を変える。
【0033】その状態で回転爪30を指から離して渦巻
きばね31のばね力によってスライドガラス60の端面
の隣り合う2面60a,60bをスライドガラス支持部
20の端面20d,20eに押し付けて、スライドガラ
ス60を保持させる。
【0034】その後、標本の観察及び写真撮影を行なう
位置へステージ51をXY方向へ移動させて標本の観察
及び写真撮影を行なう。
【0035】この実施形態によれば、第1の回転位置C
に対して20°時計方向へ回動させた第2の回転位置D
で標本を観察及び写真撮影できるので、標本を観察及び
写真撮影できる範囲が20°広がることになり、好みの
トリミングによる観察及び写真撮影が行なえる。
【0036】なお、上記実施形態では支持部20a,2
0b,20cで支持する第1の回転位置と、支持部20
d,20eで支持する第2の回転位置との2つの回転位
置でスライドガラス60を支持するようにしていたが、
支持部を更に増やすことで3つ以上の回転位置でスライ
ドガラス60を支持することもできる。
【0037】
【発明の効果】以上に説明したように請求項1記載の発
明の顕微鏡の標本ホルダによれば、顕微鏡本体によって
ステージの回動が制限されてステージが第1の回転位置
からそれ以上回動できないときでも、スライドガラスを
第1の回転位置からこの第1の回転位置とは異なる第2
の回転位置へとスライドガラス支持部に対する保持角度
を変えることができるので、顕微鏡による観察範囲を広
げることができる。したがって、ステージ上に載置され
た標本の観察や写真撮影時におけるトリミングの作業性
が向上し、使い勝手がよくなって好みのトリミングを容
易に行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はこの発明に係る顕微鏡の標本ホルダをス
テージに載置した状態を示す平面図である。
【図2】図2はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡の標
本ホルダの平面図である。
【図3】図3はこの発明の一実施形態に係る顕微鏡の標
本ホルダの平面図である。
【図4】図4は従来の顕微鏡の標本ホルダをステージに
載置した状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 標本ホルダ 10 ホルダ本体 20 スライドガラス支持部 20a,20b,20c 端面(第1支持部) 20d,20e 傾斜面(第2支持部) 30 回転爪 60 スライドガラス 60a,60b 端面 C 第1の回転位置 D 第2の回転位置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ステージ上を所定向へ移動するホルダ本
    体と、スライドガラス端面の隣り合う2面に当接し、前
    記ステージ上の載置面内に前記スライドガラスを支持す
    るスライドガラス支持部と、前記スライドガラス支持部
    に前記スライドガラスを押し付ける回転爪とを備える顕
    微鏡の標本ホルダにおいて、 前記スライドガラス支持部は、 前記スライドガラスを前記載置面内における第1の回転
    位置で支持する第1支持部と、 前記スライドガラスを第1の回転位置とは異なる第2の
    回転位置で支持する第2支持部とを有することを特徴と
    する顕微鏡の標本ホルダ。
JP8208856A 1996-07-19 1996-07-19 顕微鏡の標本ホルダ Withdrawn JPH1039231A (ja)

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JP8208856A JPH1039231A (ja) 1996-07-19 1996-07-19 顕微鏡の標本ホルダ

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002075425A1 (en) * 2001-03-15 2002-09-26 Vision Biosystems Limited Slide holder for an automated slide loader
CN102608745A (zh) * 2010-12-10 2012-07-25 徕卡显微***复合显微镜有限公司 带有可枢转物镜支座的显微镜载物台

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US7403330B2 (en) 2001-03-15 2008-07-22 Leica Biosystems Melbourne Pty Ltd Slide holder for an automated slide loader
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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20031007