JPH1038583A - 干渉測定型光ファイバ・ジャイロスコープ・システム - Google Patents

干渉測定型光ファイバ・ジャイロスコープ・システム

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JPH1038583A
JPH1038583A JP9100236A JP10023697A JPH1038583A JP H1038583 A JPH1038583 A JP H1038583A JP 9100236 A JP9100236 A JP 9100236A JP 10023697 A JP10023697 A JP 10023697A JP H1038583 A JPH1038583 A JP H1038583A
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JP
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light
ifog
coupled
optical coupler
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JP9100236A
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English (en)
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Steven R Emge
スティーブン・アール・エムジ
Sidney M Bennett
シドニー・エム・ベネット
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Andrew LLC
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    • G01CMEASURING DISTANCES, LEVELS OR BEARINGS; SURVEYING; NAVIGATION; GYROSCOPIC INSTRUMENTS; PHOTOGRAMMETRY OR VIDEOGRAMMETRY
    • G01C19/00Gyroscopes; Turn-sensitive devices using vibrating masses; Turn-sensitive devices without moving masses; Measuring angular rate using gyroscopic effects
    • G01C19/58Turn-sensitive devices without moving masses
    • G01C19/64Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams
    • G01C19/72Gyrometers using the Sagnac effect, i.e. rotation-induced shifts between counter-rotating electromagnetic beams with counter-rotating light beams in a passive ring, e.g. fibre laser gyrometers
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 最小構成及び低減された最小構成のジャイロ
スコープ設計の双方に対して良好に実施することができ
るIFOG信号処理システムを提供する。 【解決手段】 光源1は偏光子2により偏光される光を
放射する。該光は光結合器3により2つの等しい強度の
反対方向伝搬ビームに分割され、該2つのビームは感知
コイル4を横切り、次いで第2光結合器3で組み合わさ
り干渉する。次いで、新しく組み合わせられた光ビーム
は、光源1のキャビティを通り、検出器5により受け取
られる。検出器5の出力は増幅器6を通され、復調器7
に印加される。復調器7は、発振器8からの信号を受け
取って、位相復調する。発振器8及びPZT位相変調器
9は、位相変調の深さを維持するよう動作する。LDド
ライバ10は、検出レベルを一定に保つよう光源電流の
強さを調整する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はジャイロスコープに
関する。特に、本発明はジャイロスコープ及びその信号
処理電子機器に関する。
【0002】
【従来の技術】干渉測定型光ファイバジャイロスコープ
(IFOG)は、角度回転を正確に測定するための確立
した技術である。IFOGは運動する部品がない光学的
固体設計であるので、IFOGは陸上車両のナビゲーシ
ョン(航行案内)のような長寿命高信頼性用途に用いら
れている。
【0003】結合された推測航法(dead−reck
oning)(DR)及びGPS(衛星航法)の入力を
有する陸上ナビゲーション・システムに使用を意図され
たジャイロスコープに対する要件は、性能の考慮より一
層コストにより支配されている。ジャイロは、故障が許
されない所のシステムに対するギャップ・フィルタとし
て用いられる。次いで、GPSデータを用いて、推測航
法センサを周期的に訂正し、各々についての要求を低減
することができる。このタイプの陸上ナビゲーション・
システムのコストは、採用されるジャイロスコープのコ
ストに非常に依存している。IFOGの広い性能範囲の
ためIFOGは陸上ナビゲーションのような用途に良く
適合するにも拘わらず、陸上ナビゲーション・システム
のような多くのシステムに使用するためこの技術を経済
的にすべく、ジャイロスコープの光学的形態及び電子的
信号処理において更にコスト低減が必要とされる。
【0004】IFOGの背後にある基本的作動原理はサ
ニャック(Sagnac)効果である。この効果におい
ては、ループはその軸の周りに回転されることによりル
ープ干渉計を横切る2つの反対方向伝搬波(count
er−propagating waves)が位相差
を取得する。IFOGは、光ファイバ部品を用いてサニ
ャック干渉計を形成する。回転により誘発されたサニャ
ック位相差の正確な測定は、環境により変わり得る寄生
位相差を抑圧すべきことを必要とする。この理由のた
め、光学的相反(reciprocity)の原理を用
いて、共通経路に沿って干渉計を通る双方の反対方向伝
搬波の部分を選択する。環境によるシステムの変化は、
双方の波の位相を等しく変えるが、位相遅れにおける差
は生じない。従って、センサは環境的に安定である。I
FOG技術における光学的相反の使用は、通常「最小構
成(minimum configuration)」
と呼ばれるものをもたらす。
【0005】最小構成(MC)IFOGにおいて、光
が、ソースから放射され、その光の半分が放散される第
1光結合器を通り、また半分は偏光子を通って干渉計に
送られる。第2光結合器は、光を、コイルを横切るほぼ
等しい強度の2つの反対方向伝搬ビームに分割する。次
いで、2つの光ビームは、それが干渉する第2光結合器
で再結合する。次いで、この再結合された光ビームは、
反対方向に偏光子を再度通過し、光の半分は第1光結合
器により検出器へ指向される。第1光結合器は、光学的
な相反のサニャック干渉計の部分ではない。その唯一の
目的は、戻り光の一部を検出器へ指向させ、ソースから
検出器への光エネルギの直接結合を最小にすることであ
る。検出器に入射される光学的パワーを最大にするた
め、この光結合器の最適分割比は3dBである。これ
は、この光結合器が2度通されるので、システム損失の
固有の6dBを導く。それは光結合器の挿入損失とは無
関係である。
【0006】相反の原理を保ちながら光学的形態の複雑
さ及びコストを低減するため、「低減された最小構成
(reduced minimum configur
ation)」が用いられる。低減された最小構成(R
MC)IFOGにおいては、第1光結合器が取り除か
れ、干渉計出力が光源の後ファセットに位置された検出
器を介して読み取られる。光が、検出器により受け取ら
れる前にソース・キャビティを通る。RMCジャイロス
コープは、光が依然共通の光学的経路を横切るので、光
学的相反の原理を維持する。第1光結合器からの6dB
の固有のシステム損失が排除される。また、選定された
光源のタイプ及び駆動電流動作範囲に依存して、ソース
が戻り光のための光学的増幅器として作用し得る。従っ
て、RMCジャイロスコープの信号対雑音比は同様に良
好であり、潜在的に従来のMCジャイロスコープ設計よ
り良好であり得る。低コストの多くのレーザ・ダイオー
ド・パッケージは後ファセット光検出器を含む。こうし
て、検出器は、レーザ・ダイオード製造者により提供さ
れ、個別の検出器を購入するコストがこの設計において
排除される。また、第1光結合器の出力ファイバを個別
の検出器に対し整合させるのに必要である設備と労力が
排除される。検出器が、レーザ・ダイオードの製造者に
より後ファセットに整合させられる。入力ファイバ・ピ
グテールが光源に対し整合されるとき、出力が、検出器
に対し同じ作業において自動的に整合される。RMCは
また、2つのファイバ対ファイバの融解接続を排除し、
更に光学的組立てコストを低減する。
【0007】圧電性トランスデューサ(PZT)が、双
方のタイプのIFOGに用いられ、2つの反対方向伝搬
光ビーム間の位相差を変調する。この位相変調は2つの
目的に対して働く。1つは、干渉計を感度のより高い動
作点に移動即ち変位させることである。他方は、電気的
信号処理の精度を改善するため検出された信号をDCか
らACに移動させることである。シヌソイド(正弦曲
線)位相変調により、干渉計出力信号は、振幅がベッセ
ル関数に関連する正弦及び余弦の波形の無限級数であ
る。基本信号は、印加された変調周波数であり、それに
続く奇数及び偶数の高調波信号を有する。多くの信号処
理方法が提案されて来ており、これらは最初の4つの高
調波信号振幅の比を用いて回転速度を検出し、一方同時
に安定な線形出力換算係数を維持する。しかしながら、
アナログ及び/又はディジタルの電子的ハードウエアに
おけるこれらの方法の実行は複雑で高価である。また、
光放射器及び光増幅器の双方として光源を用いることは
問題なしではない。干渉計信号の歪みは、光源を検出前
に横切るため、また後ファセット光検出器の帯域制限の
ため生じる。RMCジャイロスコープの設計が従来の高
調波比信号処理方法と共に用いられる場合、信号の高調
波振幅が変えられ、測定された出力回転換算係数のエラ
ーを招き得る。これは、多重高調波処理方法において著
しい欠点である。従って、ジャイロスコープの高調波信
号の相対振幅におけるエラーの影響を受けることがな
く、且つ非常に単純な信号処理設計が望まれている。
【0008】換算係数の線形性(即ち、測定された出力
速度(rate)対印加される入力速度)が、用いられ
る回転速度範囲に対するサニャック効果の本来的な線形
性のため維持され、より大きな速度に対してシヌソイド
である。しかしながら、より困難な問題は、環境の変化
(即ち、温度、振動等)中及びセンサの寿命の間一定換
算係数を維持することである。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、MC
及びRMCのジャイロスコープ設計の双方に対して良好
に実施することができるIFOG信号処理システムを提
供することにある。
【0010】本発明の別の目的は、生産するのに単純且
つ低コストであるIFOG信号処理システムを提供する
ことにある。
【0011】本発明の更に別の目的は、センサ・コイル
の回転速度を正確に決定するIFOGシステムを提供す
ることにある。
【0012】本発明のまた別の目的は、環境の変化中一
定の換算係数を維持することができるIFOGシステム
を提供することにある。
【0013】本発明の更に別の目的は、単純化された信
号処理電子機器を備え、非本質的な光学的部品及び接続
具を排除するIFOGシステムを提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的は、光ビームを
受け取り、前記光ビームを2つの部分に分割し、且つジ
ャイロ信号を生成するジャイロ手段と、当該ジャイロ信
号を感知する検出手段と、前記ジャイロ手段における前
記の光の2つの部分間の位相差を変調する変調器手段
と、当該変調器手段の位相変調の深さを調整する手段
と、検出手段の一定出力を維持する手段とを備える改良
されたIFOGシステムにより達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は種々の修正及び代替形態
ができるが、本発明の特定の実施形態が例示により図面
に示され、本明細書に詳細に記載されている。しかしな
がら、これは本発明を記載された特定の形態に制限する
意図でなく、反対に、本明細書に記載される本発明の精
神と範囲内に入る全ての変更、均等物、及び代替物を含
むことを意図するものであることを理解すべきである。
【0016】本発明の改良されたIFOGシステムが以
下に記載され且つ図1に示されている。光源1は、偏光
子2により偏光される光を放射する。該光は第2光結合
器3により2つの等しい強度の反対方向伝搬ビームに分
割し、該2つのビームは感知コイル4を横切り、次いで
第2光結合器3で組み合わさり干渉する。次いで、新し
く組み合わせられた光ビームは、光源1のキャビティを
通り、検出器5により受け取られる。検出器5は、光を
入力とし電圧を出力とする光検出器及びトランスインピ
ーダンス増幅器である。検出器5の出力は増幅器6を通
され、該増幅器6はセンサ出力信号を検出可能なレベル
まで増大する。全体の電気的利得はこの実施形態におい
ては約100万である。増幅器出力が復調器7に印加さ
れる。復調器7は、発振器8からの信号を受け取る位相
感応検出器である。復調器7に入る2つの信号の位相及
び周波数が同じ場合、その出力は最大であり、それらが
異なる場合、その出力は低減される。以下により詳細に
説明される発振器8及びPZT位相変調器9は、位相変
調の干渉計深さを維持する。以下により詳細に説明され
るLDドライバ10は、高域通過フィルタ、及び光源電
流の強さを調整する整流器である。
【0017】本発明の改良されたIFOGシステムの別
の実施形態が図2に示されている。光源21が光を放射
し、該光は偏光子22により偏光される。次いで、該光
は、光結合器23により2つのほぼ等しい強度の反対方
向伝搬ビームに分割され、該2つのビームは、感知コイ
ル24を横切り、次いで光結合器23で組み合わさり干
渉する。次いで、新しく組み合わせられた光ビームは、
光源21のキャビティを通り、検出器25により受け取
られる。検出器25は、光を入力として受け取り電流を
出力として生じる光検出器である。
【0018】多くの低コスト半導体光源パッケージは、
後ファセット光検出器を含む。こうして、検出器は、光
源製造者により提供される。この方法を用いて、個別の
検出器を購入するコストが排除される。検出器25が、
光源の製造者により後ファセットと整合させられる。入
力ファイバ・ピグテールが光源に整合されるとき、出力
が同じ作業において検出器に自動的に整合される。この
方法はまた数個のファイバ接続具を排除する。この光結
合器に偏光子をピグテーリングで組み合わされたその光
結合器/偏光子組立体を光源に統合することにより光学
的接続具の数を低減することができる。
【0019】大部分の陸上ナビゲーション用途に対し
て、車両の入力回転速度範囲は、車両の速度及び回転半
径により制限される。例えば、高性能自動車について、
±100°/秒の最大回転速度範囲が十分である。この
制限があるので、感知コイル・サニャック換算係数は、
この最大回転速度範囲がジャイロスコープ出力伝達関数
の本質的に線形範囲内に十分にあるように設計され得
る。感知コイルは、小さい直径のボビンに巻かれた短い
ファイバ・コイル長さを用いて構成される。この種の構
成により、回転速度が、基本又は第1高調波信号の振幅
から直接決定されることができる。基本信号の位相及び
周波数は周知であるので、その振幅を決定する最も効率
的な方法は、同期復調による。
【0020】ジャイロの広帯域信号は、電流を電圧に変
換するトランスインピーダンス前置増幅器26と、電圧
信号を検出可能なレベルまで増幅する増幅器27とに通
される。次いで、この電圧信号は、同期復調処理の前
に、折点周波数が基本周波数F1である低域通過フィル
タ(LPF)28に印加される。低域通過フィルタ28
は、全ての高調波を電圧信号から除去して、基本周波数
のみを残す。次いで、信号が同期復調器29に通され
る。同期復調器29は、その他方の入力として、コルピ
ッツ発振器及び増幅器回路33から生じた電圧信号を有
する。回路33の出力が移相器及び低域通過フィルタ3
2に通されるので、信号は、増幅器27から与えられる
信号と同じ位相シフトを有して基本周波数にロックされ
る。同期復調器29の出力は、その入力信号同士の位相
及び周波数が等しいとき最大であり、変調周波数でのジ
ャイロ出力信号の振幅に比例する。この出力は、低域通
過フィルタ30に通され、そこで回転速度に比例するD
C信号が生成される。最後に、DC増幅器31がその結
果生じた信号を増幅する。復調は、線形出力を非常に広
い動的入力速度範囲にわたって生成する。回転の測定の
分解能は、用いられるトランスインピーダンス前置増幅
器26の雑音指数及び測定系の帯域幅により決定され
る。
【0021】一定換算係数を環境の変化中に維持するこ
とは、2つのジャイロ動作点が正確に維持されることを
必要とする。最初に、増幅器27の出力でのジャイロ信
号の量は、一定に維持されなければならない。これを達
成するため、本発明は、短いコイル長さのセンサについ
て、第1高調波信号F2の振幅は速度範囲全体にわたり
比較的一定であるということを利用する。こうして、広
帯域ジャイロ信号が、高域通過フィルタ35により第1
高調波周波数F2で高域が通過するようフィルタリング
(HPF)され、次いで全波整流器36により整流さ
れ、更に積分器37により積分され且つ比較され、光源
ドライバ38により光源21に印加される。その結果生
じたDC信号が用いられ、光源電流を従って光源の光学
的パワーを増大し又は減少させることにより、光源21
における検出された光学的パワーを一定にサーボ制御す
る。高域通過フィルタ35は、基本信号F1が高い回転
速度でのパワー平均化(leveling)回路に影響
を与えることを低減するため必要とされ得る。
【0022】維持されねばならない重要な第2のジャイ
ロ動作点は、PZT位相変調器34で制御される位相変
調の干渉計深さである。位相変調の深さは、PZT位相
変調器34に印加される正弦波駆動電圧の振幅により設
定される。しかしながら、固定周波数及び振幅正弦波駆
動を維持することだけでは、位相変調の一定の深さを保
証しない。時間及び環境にわたり、PZT位相変調器3
4の共振周波数(Fr)はドリフトする。また、光学的
位相シフト変換換算係数(Qm)に対する機構は変わ
る。前述したように、本発明は、コルピッツ発振器及び
調整可能な利得制御(AGC)増幅器33の出力を移相
器及び低域通過フィルタ32(第1の基本周波数に設定
される)に印加することにより、PZT位相変調器34
を発振器回路のアクティブ部分として使用する。PZT
位相変調器34が能動的フィードバック回路の一部であ
るので、PZT共振周波数の移動が追跡される。Qm及
びFrの変化はまた、駆動振幅に影響を与えるPZTの
動的インピーダンスを変える。安定な正弦波駆動振幅を
環境を通して維持するため、コルピッツ発振器及びAG
C増幅器33が用いられている。しかし、他の自己共振
発振器も用い得る。
【0023】こうして、単純化される信号処理電子機器
を有するジャイロ・システムが提供され、該システムに
おいて、基本ジャイロ信号振幅がセンサの回転速度を決
定するため同期復調される。第1高調波ジャイロ信号
が、光源の強度を制御するため用いられる。これらの信
号の比を取ることは必要とされない。位相変調の深さ
は、PZTを能動電気回路の一部として有する自己共振
発振器の技術を用いることにより維持される。この形態
は、システムから非本質的な光学的部品及び接続具を排
除し、より低コストのジャイロスコープの構成を可能に
する。この単純化された信号処理電子機器技術を含む低
減された最小構成ジャイロスコープを用いることは、G
PSシステムに結合される推測航法センサの使用を必要
とする用途のような多くの陸上車両ナビゲーション用途
に使用のための非常に魅力的なコスト対性能比の回転速
度センサを生じる。IFOG信号処理システムは、生産
するのに単純で低コストであり、センサ・コイルの回転
速度を正確に決定し、環境の変化中に一定の換算係数を
維持する。
【0024】代替実施形態においては、低減された最小
構成IFOGよりむしろ最小構成IFOGが、図2を参
照して前述した信号処理電子機器と用いられることがで
きる。この実施形態においては、光源/検出器構成がレ
ーザ及び検出器により置換され、第1光結合器がレーザ
と偏光子との間に挿入される。回路の残りの部分の動作
は前述した通りである。この単純化された信号処理電子
機器アプローチを有する最小構成ジャイロスコープを用
いることは、GPSシステムに結合される推測航法セン
サの使用を必要とする用途のような多くの陸上車両ナビ
ゲーション用途に使用のための非常に魅力的なコスト対
性能比の回転速度センサを生じる。IFOG信号処理シ
ステムは、生産するのに単純で低コストであり、センサ
・コイルの回転速度を正確に決定し、環境の変化中に一
定の換算係数を維持する。
【0025】実際の実験において、2つのジャイロ・シ
ステムが構成されテストされた。第1のユニットは、先
のパラグラフで記載された標準の開ループ、全ファイバ
且つ最小構成のものであった。第2のユニットは、図2
と関連して前述したように第1光結合器を除去し、ジャ
イロ信号をレーザの後ファセット・ダイオードから検出
するよう修正する以外同一であった。全ての光学的部品
は、Andrew Ecore(登録商標)偏光維持
(PM)ファイバを用いて製造された。用いられたサニ
ャック・コイルの長さは75メートルであり、公称直径
は65mmであった。変調器は、圧電性トランスデュー
サ(PZT)の周りにファイバを巻きつけることにより
構成された。標準のコンパクト・ディスク・レーザ・ダ
イオード光源が用いられた。光学的回路は、重さが約2
50グラム(0.55ポンド)であり矩形(約10.8
×約8.26×約3.81cm(4.25×3.25×
1.5インチ)の組立体におけるアナログ復調器電子機
器ボードにより集積化された。ユニットは、自動車に見
られるような、+12VDCの条件付きでないパワーで
動作し、その出力は差動アナログ電圧であった。2ワッ
トの全電力消費が、電子機器を有する完成したジャイロ
スコープにとって典型的であった。
【0026】両方のジャイロ形態は、テストのバッテリ
を介して運転され、鍵となる性能パラメータを測定し
た。商業的に入手可能な部品、Andrew AUTO
GYRO(登録商標)ナビゲータと比較した結果の概要
が表1に示されている。本発明の最小構成及び低減され
た最小構成のIFOGシステムの性能の表である。
【0027】
【表1】
【0028】図3及び図5は、最小構成ジャイロと低減
された最小構成ジャイロとの、アラン(Allan)分
散分析により決定された角度酔歩(angle ran
dom walk)(ARW)及びバイアス安定性を比
較する。両方のジャイロは、ほぼ20°/hr/√Hz
のARW指数と、12分の経過時間後1°/hrのバイ
アス安定性限界値とを有した。図4及び図6は温度感度
のバイアスを比較する。−40から+70℃の温度範囲
がこのテストのため用いられた。通常の最小構成ジャイ
ロ出力は、低減された最小構成ジャイロより2対1の係
数だけ良い性能であった。しかしながら、これは、アナ
ログ復調電子機器の温度感度の差に主に起因するもので
ある。最小構成にとってのバイアス温度感度は、1標準
偏差に対して0.03°/s即ち108°/hrと測定
された。低減された最小構成では0.07°/s即ち2
52°/hrの性能であった。両方の構成にとって換算
係数の非線形性は、表1に示されるように同様であっ
た。0.2%rmsのレベルが、±50°/sの典型的
な自動車回転速度範囲に対して達成された。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理に従ったIFOGシステムを示
す。
【図2】本発明の原理に従ったIFOGシステムを示
す。
【図3】本発明の最小構成IFOGシステムのためのア
ラン分散分析の形態における性能データのグラフであ
る。
【図4】本発明の最小構成IFOGのためのバイアス温
度感度の形態における性能データのグラフである。
【図5】本発明の低減された最小構成IFOGシステム
のためのアラン分散分析の形態における性能データのグ
ラフである。
【図6】本発明の低減された最小構成IFOGシステム
のためのバイアス温度感度の形態における性能データの
グラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 シドニー・エム・ベネット アメリカ合衆国イリノイ州60614,シカゴ, ノース・セッジウィック・ストリート 1718

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ファイバ感知コイルと、 光源強度を有する光を放射し、且つ前ファセット出力と
    後ファセット出力とを有する半導体光源と、 前記前ファセット出力に取り付けられ、前記光源からの
    前記光を受け取る光結合器であって、2つの実質的に等
    しい強度の光ビームを生成し、前記感知コイル及び当該
    コイルに取り付けられた前記光結合器に同時に伝送する
    光結合器とを備え、 前記ファイバ感知コイルは、戻り光を前記光結合器へ前
    記等しい強度の光ビームから供給し、前記光結合器は、
    前記戻り光を組み合わせ干渉させて、組み合わせられた
    光ビームに生成し、 位相変調振幅を有し、前記コイルに結合された光位相変
    調器と、 前記変調器に結合され、前記位相変調器の振幅を制御す
    る周期的電圧を生成する発振器と、 前記組み合わせられた光ビームを検出して電流に変換す
    る光検出手段とを更に備え、 前記の組み合わせられた光信号は、前記光源を介して伝
    送され、前記光源に前記後ファセットで結合されている
    前記検出手段により受け取られ、 前記検出手段に結合され、前記電流を電圧に変換する電
    気増幅器と、 前記増幅器に結合され、前記の関連した光源強度を制御
    する交流電圧振幅制御器手段と、 前記増幅器に結合され、前記電圧を処理し、前記感知コ
    イルの角度回転速度入力に比例する出力信号を与える電
    気信号処理手段とを更に設けた干渉測定型光ファイバ・
    ジャイロスコープ(IFOG)システム。
  2. 【請求項2】 前記前ファセット出力と前記光結合器と
    の間に結合された偏光子を更に備え、当該偏光子は、前
    記戻り光と前記光源からの前記光とを偏光する請求項1
    記載のIFOGシステム。
  3. 【請求項3】 前記交流電圧制御器手段は、高域通過フ
    ィルタ、整流器、積分比較器、及び前記強度を調整する
    光源駆動手段を備える請求項1記載のIFOGシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 前記直流ブロックが帯域通過フィルタを
    備える請求項1記載のIFOGシステム。
  5. 【請求項5】 前記整流器が全波整流器である請求項1
    記載のIFOGシステム。
  6. 【請求項6】 前記発振器は、調整可能な利得制御の自
    己共振周波数波形を供給する圧電性トランスデューサ位
    相変調器ドライブである請求項1記載のIFOGシステ
    ム。
  7. 【請求項7】 前記直流ブロックは高域通過フィルタを
    備え、前記整流器は全波整流器であり、前記発振器は調
    整可能な利得制御の自己共振周波数波形を供給する圧電
    性トランスデューサ位相変調器ドライブである請求項2
    記載のIFOGシステム。
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