JPH1035626A - 物品分包機 - Google Patents

物品分包機

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JPH1035626A
JPH1035626A JP19892596A JP19892596A JPH1035626A JP H1035626 A JPH1035626 A JP H1035626A JP 19892596 A JP19892596 A JP 19892596A JP 19892596 A JP19892596 A JP 19892596A JP H1035626 A JPH1035626 A JP H1035626A
Authority
JP
Japan
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tablet
article
tablets
section
unit
Prior art date
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Application number
JP19892596A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tomiyasu
寛 冨安
Kenji Wakamatsu
健司 若松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Corp
Original Assignee
N T T DATA TSUSHIN KK
NTT Data Communications Systems Corp
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Publication date
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  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 物品分包機において、誤包装の可能性がある
物品を事前に検出することにより、物品分包の信頼性を
高める。 【解決手段】 例えば医薬錠剤の分包機の場合、種々の
銘柄の錠剤を蓄積した錠剤蓄積部1から、処方箋情報に
より指定された銘柄の錠剤だけが自動選択されて錠剤搬
送部3に送られる。搬送の途中で、錠剤撮影部4によっ
てその錠剤の姿が撮影され、その画像が処方箋情報と共
にコンピュータ7に入力される。コンピュータ7は、入
力された画像に基づいて、その錠剤が入力された処方箋
情報の指定する銘柄と一致するかどうかを判定する。こ
の判定の結果を受けて、正誤印字部6がその錠剤の分包
に、判定結果を示すマークを印字する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、物品を自動的に分
包する物品分包機に関し、特に錠剤の分包に好適な物品
分包機に関する。
【0002】
【従来の技術】現在、国内では約6000種類の医薬錠
剤が販売されているが、このように多数の銘柄の錠剤を
扱う病院では、薬剤師の調剤業務の負担が大きくなって
きている。この調剤業務の負担を軽減するための装置と
して自動錠剤分包機がある。自動錠剤分包機は、患者へ
投与する複数種類の錠剤やカプセル剤を、医師の診断に
よって発行された処方箋情報に基づき、1回に服用する
分量ごとに包装する装置である。例えば、朝昼晩1週間
分、計21包を自動的に1回分ごとに分包する。
【0003】自動錠剤分包機については、例えば、「石
川 澄;病院情報システムの潮流、日本医師会雑誌、第
102巻・第3号、1989」において論じられてい
る。
【0004】自動錠剤分包機の導入によって、調剤業務
の負担が軽減され、待ち時間短縮など病院における医療
の高品質化を図ることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記自動錠剤分包機の
使用によって、調剤業務の負担は軽減される。しかし、
自動錠剤分包機は機械的な装置であるため、誤動作によ
り処方箋情報とは異なる錠剤を包装してしまう虞が全く
ないとはいえない。
【0006】また、上記自動錠剤分包機において、錠剤
はその銘柄毎に所定のタブレットケースに蓄積されてい
るが、タブレットケースへの錠剤の供給は薬剤師の手作
業で行われる。その際に、タブレットケースへ誤った錠
剤を供給してしまう虞も全くないとはいえない。この場
合は、自動錠剤分包機が正常に動作しても、処方箋情報
とは異なる錠剤が包装されることになる。
【0007】そのため、分包機から出力された全ての分
包について薬剤師が目視により検査を行い、仮に誤包装
が発生してもそれを除去できるようにしている。しか
し、患者に投与される薬剤数が非常に多いケースが少な
くないため、検査対象は膨大な数に上る。また最近では
人が飲みやすい錠剤を提供するという観点から、円形・
白色であり、識別コードは刻印という錠剤が圧倒的に多
く、目視による識別が難しくなっている。また、識別コ
ードの記載の無い錠剤もある。このことから目視検査は
薬剤師にとって非常に大きな負担となっている。
【0008】類似の問題は、錠剤だけに限らす、小さな
電気部品やネジ・ナット類など種々の物品の分包機につ
いてもいえる。
【0009】そこで本発明は、誤包装の可能性がある物
品を事前に自動的に検出することにより高い信頼性を実
現した物品分包機を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に従う物品分包機
は、複数銘柄の中から指定された銘柄の物品を搬送して
自動的に分包に包装するものであって、指定された銘柄
を示した銘柄情報を受けて、搬送された物品が指定され
た銘柄に一致するか否かの同定を行う判定部と、搬送さ
れた物品を包装して分包にする包装部と、判定部からの
同定結果を受けて、同定結果に応じたマークを前記分包
に印刷する印字部とを備える。
【0011】この分包機によれば、分包に包装された物
品が指定された銘柄に一致するか否かの同定検査が自動
的に行われ、その結果を反映したマークが分包に印刷さ
れる。これにより人による検査が軽減され、又は省略で
きる可能性が生じる。
【0012】物品の同定は物品を撮影して得た画像に基
づいて行うのが一般的であるが、その場合、処理の効率
化のためには、複数個の物品を一度に撮影して同定する
ことが望ましい。この場合、指定された個々の銘柄と個
々の物品との対応関係を明確にし、かつ画像処理の精度
を高めるために、複数個の物品の各々が画像内のそれぞ
れに定まった場所に写るように、搬送される物品を規定
の位置にセットする物品設置部を更に備えることが望ま
しい。
【0013】また、物品をその形状的特徴が最も良く現
れる姿勢で撮影するために、物品の姿勢を整える姿勢調
整部を更に備えることが望ましい。
【0014】一つの分包には複数個の物品が入ることが
普通であるが、その場合、分包に印刷されるマークは、
それら複数個の物品の同定結果が全て一致である場合
と、それ以外の場合とを区別して示すようなものである
ことが望ましい。これにより、正しい分包か誤った分包
かが容易に判定できる。
【0015】分包機は、予め蓄えてある複数銘柄の物品
の中から指定された銘柄の物品を自動選択する物品蓄積
部を備えることができる。このような物品蓄積部を備え
た分包機において特に、本発明の効用は高い。即ち、本
発明の自動判定が物品蓄積部の自動選別とあいまって、
必要な人手を最小限に削減するからである。また、物品
蓄積部に誤った物品が蓄積されている場合、自動判定結
果が頻繁に不一致になるであろうから、誤った物品の蓄
積を容易に検出することができる。
【0016】本発明の分包機は、一つの制御部によって
撮影部、判定部、包装部及び印字部などの各部を統合的
に制御するように構成できる。この場合、制御部と判定
部とを一つのコンピュータで実現することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態として
の画像処理を利用した画像判定機能付き自動錠剤分包機
を説明する。
【0018】この自動錠剤分包機は、図1に示すよう
に、錠剤(一般的な「錠剤」の他、「カプセル剤」等も
含む)を蓄積する錠剤蓄積部1と、錠剤を数個ずつセッ
トする錠剤設置部2と、セットされた錠剤を撮影位置ま
で搬送する錠剤搬送部3と、搬送された錠剤を撮影する
錠剤撮影部4と、撮影後の錠剤を包装する錠剤分包部5
と、包装紙に誤包装かそうでないかの判定結果を印字す
る正誤印字部6と、コンピュータ7を備える。
【0019】コンピュータ7は、撮影された画像に対し
て画像処理を行うことによって、セットされた錠剤と処
方箋情報との合致を判定する錠剤判定部8と、入力され
た処方箋情報に基づいて上記各部を制御する分包機制御
部9として機能する。以下、各々について説明する。
【0020】錠剤蓄積部1は、種々の銘柄の錠剤が銘柄
毎に納められている銘柄別の複数のタブレットケース
と、それらのタブレットケースから排出された錠剤を集
めるための漏斗とを備える。個々のタブレットケース
は、分包機制御部9からの信号に基づき、1個ずつ錠剤
を排出するようになっている。いずれのタブレットケー
スから排出された錠剤も、漏斗によって集められて一つ
の錠剤排出口に送られる。
【0021】錠剤設置部2は、錠剤蓄積部1の錠剤排出
口から出てきた錠剤を受取り、錠剤搬送部3の搬送トレ
イの所定の位置にセットする。この錠剤設置部2につい
て、図2の平面図を参照して説明する。
【0022】錠剤設置部2は、錠剤受取板2Aと錠剤押
出し板2Bとを備え、それらは上面が平らな基台2C上
に摺動自在な状態で設置されている。錠剤受取板2A
は、矢印Aで示す方向に沿って、実線で示す位置と破線
で示す位置との間を往復移動することができる。
【0023】錠剤受取板2Aが実線で示す位置にあると
きに、錠剤受取板2Aと錠剤押出し板2Bとが接する。
この接した状態で、錠剤押出し板2Bは矢印Bで示す方
向に沿って、図中上方へ破線で示す位置まで移動するこ
とができる。錠剤押出し板2Bが図中上方へ移動する
と、これに押されて錠剤受取板2Aも図中上方へ移動し
て基台2Cの縁外へはみ出す。この後、錠剤押出し板2
Bは図中下方へ実線で示す位置まで戻り、これに伴って
錠剤受取板2Aも図中下方へ実線で示す位置まで戻る。
【0024】錠剤受取板2Aには、所定個数、例えば3
個、の貫通孔22が穿たれている。錠剤を受け取る時は
まず、錠剤受取板2Aが図中の破線で示す右端の位置ま
で移動してから、左方向へスライドしていく。その上方
には、錠剤蓄積部1からの錠剤排出口21が配置されて
おり、この錠剤排出口21から錠剤が1個ずつ順番に、
錠剤受取板2Aの左方向へのスライド動作に同期して排
出される。結果として、3つの貫通孔22のそれぞれに
錠剤が1個づつ落とし込まれる。3つの貫通孔22の全
てに1個づつ錠剤が入った後、錠剤受取板2Aは更に左
へ移動して、実線で示す左端の位置、つまり錠剤押出し
板2Bに接した位置まで来て止る。
【0025】錠剤受取板2Aが左端位置で止ると、次に
錠剤押出し板2Bが錠剤受取板2Aを図中上方へ押出し
て、錠剤受取板2Aを基台2Cの縁外へはみ出させる。
その結果、錠剤受取板2Aの貫通孔22の底が抜けて、
貫通孔22内の3つの錠剤は、基台2Cの縁外へこぼれ
落ちる。このとき、搬送トレイ31が、基台2Cの縁の
直下で待ち構えており、こぼれ落ちてきた3つの錠剤を
受け取る。搬送トレイ31の上面には、錠剤受取板2A
の貫通孔22に対応した3箇所に錠剤設置位置32があ
り、3つの錠剤は自動的に3つの錠剤設置位置32で受
け取られる。搬送トレイ31は、後述するようにベルト
コンベアによって矢印C方向へ往復移動し、錠剤を受け
取ると錠剤を錠剤撮影部4へ向けて図中上方へ搬送して
いく。
【0026】図3は錠剤搬送部の構成を示す側面図であ
る。
【0027】錠剤搬送部3は、錠剤を錠剤設置部2から
錠剤撮影部4を経由して錠剤分包部5まで搬送するため
の機構である。この錠剤搬送部3は、錠剤33を載せる
ための上述した搬送トレイ31と、この搬送トレイ31
を図中左右方向へ往復移動させるためのベルトコンベア
34とを備える。また搬送トレイ31上で起立している
錠剤33を倒すためのブラシ35も備える。
【0028】前述したように錠剤設置部2により錠剤3
3が搬送トレイ31上に置かれると、この搬送トレイ3
1はベルトコンベア34により図中左方向に運ばれる。
途中、搬送トレイ31はブラシ35の下を通過し、この
とき、搬送トレイ31上の錠剤33が起立していれば、
この起立した錠剤33はブラシ35に当たって倒され
る。このようにして3つの錠剤33は全て倒れた姿勢に
された後、錠剤撮影部4に送られてここで撮影され、続
いてベルトコンベア34の図中左端の位置において、搬
送トレイ31から落下して錠剤分包部5へ入る。尚、ブ
ラシ35で錠剤3を倒す理由は、錠剤33の形状的特徴
が最も良く現れている錠剤33の平面形状が撮影できる
ように、錠剤33の姿勢を調整するためである。ここ
で、錠剤の姿勢調整の手段はブラシに限らずバーのよう
な他の手段であってもよい。
【0029】図4は錠剤撮影部4の構成を示した側面図
であり、図5は錠剤撮影部4により撮影された画像を示
す。
【0030】錠剤撮影部4は、搬送されてきた錠剤33
を撮影するためのカメラ41を備える。ここで、後段の
画像処理のために、カメラ41と搬送トレイ31は常に
対面した位置を保つ必要がある。このため、カメラ位置
を手動調整するための図示しない機構を備える。この機
構は一般の三脚に付いている位置調整機構と基本的に同
じものである。カメラ41のレンズは、ズームやフォー
カスの調整が可能である。さらに、カメラ41の視野内
の一部に、撮影時の照明の変動を補正するのために用い
られる白基準板42が配置される。白基準板42は反射
の少ない白色板である。
【0031】搬送トレイ31が図示のようにカメラ41
の視野内の適正位置に来たとき、カメラ41がトレイ3
1と白基準板42とを撮影する。これにより図5に示す
ように、錠剤の領域44と白基準板の領域43とがそれ
ぞれ定まった位置にある画像が得られる。そして、この
画像はコンピュータ7に送られて画像内の錠剤領域44
に対して画像処理が行われる。このとき、白基準板領域
43のトーン値(明るさ)が参照されて、照明の変動に
起因する錠剤領域44のトーンの変動が補正される。
【0032】錠剤包装部5には従来と同じ包装機械を用
いることができる。正誤印字部6には一般的なプリンタ
が用いられる。
【0033】錠剤判定部8は、撮影された画像を錠剤撮
影部4よりディジタルデータの形で受取り、そのディジ
タル画像を処理することにより、入力された処方箋情報
と撮影された錠剤とが一致するかどうかの同定を行う。
この同定処理には公知の錠剤同定処理が採用できる(例
えば、特開平6−69069号など)。
【0034】分包機制御部9は、処方箋情報を受信し、
上記した各部へ制御信号を送る。このとき、錠剤判定部
8での処理を考慮したデータの変換を行う。各部とのデ
ータのやりとりによって、分包機制御部9は本分包機の
動作の全てを制御する。
【0035】図6は分包機制御部9におけるデータの入
出力動作の流れを示すフローチャートである。
【0036】まず、ステップS1で示す「データ受信
(1)」では、コンピュータ7に接続された端末(図示
せず)から送られてくる処方箋情報を受信する。処方箋
情報は図7に示すようなフォーマットで、1回に服用す
る錠剤の銘柄と服用回数を示している。例えば図7の例
では、1回に服用する錠剤は、銘柄「A」が1個、銘柄
「B」が2個、銘柄「C」及び「D」が1個であり、こ
れを21回分用意せよという調剤命令を意味している。
【0037】次のステップS2で示す「タブレットケー
スNo.に変換」では、受信した処方箋情報内の各銘柄
をそれに対応する分包機内のタブレットケース番号に変
換する。例えば、図7の処方箋情報は図8のように変換
される。図8では、銘柄データ「A」「B」「C」
「D」がそれぞれケース番号データ「1」「23」「6
0」「123」に変換されている。
【0038】次のステップS3に示す「データ分割」で
は、1度に3錠ずつの撮影及び錠剤判定が行えるよう
に、1回分のケース番号データ群が3錠ずつのケース番
号データ群に分割される。例えば、図8に示すケース番
号データ群D1は図9に示すように2つのデータ群d
1、d2に分割される。この例の場合、まず最初のデー
タ群d1について錠剤撮影と判定とを行い、次に2番目
のデータ群d2について同様の処理を行うことになる。
そして、この2回の処理が服用回数の21回分繰り返さ
れることになる。
【0039】次に、ステップS4に示す「データ送信
(1)」では、まず錠剤蓄積部1に第1のデータ群d1
を送って、対応するタブレットケースから錠剤を排出す
るよう命令する。同時に、錠剤設置部2に対し、排出さ
れて来た錠剤33を受け取るよう命令する。この後に、
錠剤搬送部3に対して、搬送トレイ31を錠剤撮影部4
まで搬送するよう命令する。
【0040】この一連の命令により、錠剤蓄積部1が、
まず番号「1」のタブレットケースから1個、次に番号
「23」のケースから2個の錠剤33を順次に排出す
る。錠剤設置部2はそれら3つの錠剤33が順次に落ち
てくるごとに、図2に示した錠剤受取板2Aを移動させ
つつ、各錠剤33を各貫通孔22に受け取る。3つの錠
剤全てを受け取った時点で、図2に示した錠剤押出し板
2Bが移動して、3つの錠剤33を同時に搬送トレイ3
1上に押し出す。その結果、搬送トレイ31の各錠剤設
置位置32に各錠剤33がセットされる。その後に、錠
剤搬送部3が起動して搬送トレイ31を錠剤撮影部4ま
で搬送する。もし錠剤33が搬送トレイ31上で起立し
ていたならば、搬送途中でブラシ35によりその錠剤3
3は倒される。
【0041】次に、ステップS5に示す「データ受信
(2)」では、錠剤搬送部3又は錠剤撮影部4に設けら
れた位置センサ(図示せず)から、搬送トレイ31が錠
剤撮影部4に到達して撮影準備が整ったことを知らせる
信号を受信する。
【0042】次に、ステップS6に示す「データ送信
(2)」では、錠剤撮影部4に対し撮影の実行を命令
し、続いて、錠剤判定部8に対しデータ群d1を送っ
て、撮影された錠剤33について判定の実行を命令す
る。この命令により、まず錠剤撮影部4が搬送トレイ3
1上の錠剤を撮影してその画像を錠剤判定部8に送る。
次に錠剤判定部8が、その画像に基づいて、撮影された
各錠剤33がデータ群d1に対応した銘柄のものである
か否かの同定を行う。
【0043】次に、ステップS7に示す「データ受信
(3)」では、錠剤判定部8から各錠剤33に対する判
定結果を受信する。
【0044】以上のステップS4〜S7までの処理をデ
ータ群d2に対しても同様に繰り返す。
【0045】次に、ステップS8に示す「データ送信
(3)」では、錠剤包装部5に対し2つのデータ群d
1、d2の錠剤をまとめて包装するよう命令する。同時
に、錠剤判定部8からの判定結果を包装紙上に印字する
よう正誤印字部6に命令する。このとき、データ群d
1、d21が示す5個の錠剤中、1個の錠剤でも判定結
果が「不一致」であれば、誤包装を示すマーク例えば
「×」を印字するよう命令し、全ての錠剤について判定
結果が「一致」であるときにのみ、正しい包装を示すマ
ーク例えば「○」を印字するよう命令する。
【0046】以上の処理を処方箋情報に基づき服用回数
の21回繰り返す。これで一つの処方箋に対する処理が
終了する。
【0047】この処理過程で、コンピュータ7のディス
プレイ上には、各分包毎に、入力された処方箋情報と撮
影画像と判定結果(又は、個々の錠剤の同定結果)とが
表示され、かつ記憶装置内にそれらの情報が蓄積され
る。また、必要に応じて、それらの蓄積情報をプリント
アウトすることもできる。
【0048】この実施形態においては、錠剤判定部8で
の「一致」「不一致」を分ける閾値を十分厳しく設定す
ることにより、錠剤と銘柄とが確実に一致している場合
にのみ「一致」と判定し、一致していることが少しでも
疑わしい場合には全て「不一致」と判定するようにすれ
ば、少なくとも「○」マークの付いた薬包については薬
剤師による目視検査を省略できる可能性が生じる。例え
ば、その同定の精度が十分に高ければ薬包の検査を完全
に省略してもよいであろうし、或は、「○」マークの付
いた薬包のうち、錠剤数が特に多いものや、異銘柄で形
状が極めて類似した複数の錠剤を含むものなど、自動同
定の難度が高いものに限って目視検査を実行してもよ
い。
【0049】尚、言うまでもないが、一度に判定する錠
剤数は3個に限られる訳ではなく、図2に示した搬送ト
レイ31の錠剤設置位置32の数や錠剤受取板2Aの貫
通孔22の数を増やして、より多くの錠剤33を一度に
扱うことも可能である。また、正誤印字部6が包装紙に
印字するマークは、「○」「×」に限られるわけでな
く、一般人が特定の意味を認識しないような模様にした
り、目視検査を助けるために銘柄名や錠剤形状などを示
す文字や記号を含んでいたり、マークの形態の違いでな
く印字位置や色などによって判定結果を示したり、
「○」又は「×」の一方の場合にのみマークを印刷する
ようにしてもよい。また、判定処理では、画像に基づく
同定に加え、錠剤の重量に基づくチェックなども併用す
ることにより、判定の精度をより高めることができる。
【0050】なお、本発明は医薬錠剤の分包機のみに限
定されるものではなく、その他の各種の物品の分包機に
も適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る錠剤判定機能付き自
動錠剤分包機の全体構成図である。
【図2】錠剤設置部と搬送トレイを示す模式的な平面図
である。
【図3】錠剤搬送部を示す模式的な側面図である。
【図4】錠剤撮影部を示す模式的な側面図である。
【図5】錠剤撮影部により撮影された画像を示す図であ
る。
【図6】分包機制御部におけるデータの入出力動作の流
れを示すフローチャートである。
【図7】処方箋情報を例示する説明図である。
【図8】処方箋情報に対応するタブレットケース番号デ
ータを例示する説明図である。
【図9】図8に示すタブレットケース番号を複数のデー
タ群に分割した状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 錠剤蓄積部 2 錠剤設置部 3 錠剤搬送部 4 錠剤撮影部 5 錠剤搬送部 6 正誤印字部 7 コンピュータ 8 錠剤判定部 9 分包機制御部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数銘柄の中から指定された銘柄の物品
    を搬送して自動的に分包に包装する物品分包機におい
    て、 前記指定された銘柄を示した銘柄情報を受けて、前記搬
    送された物品が前記指定された銘柄に一致するか否かの
    同定を行う判定部と、 前記搬送された物品を包装して分包にする包装部と、 前記判定部からの同定結果を受けて、同定結果に応じた
    マークを前記分包に印刷する印字部とを備えた物品分包
    機。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のものにおいて、 前記搬送された物品を撮影して、撮影により得た画像を
    前記判定部に送る撮影部と、 複数個の物品が同時に撮影され且つ一画像内のそれぞれ
    に定まった場所に写るように、前記搬送される物品を規
    定の位置にセットする物品設置部とを更に備えた物品分
    包機。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のものにおいて、 前記搬送された物品を撮影して、撮影により得た画像を
    前記判定部に送る撮影部と、 前記搬送された物品を撮影に適した姿勢に整える姿勢調
    整部とを更に備えた物品分包機。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のものにおいて、前記マー
    クが、一分包に入った複数個の物品の同定結果が全て一
    致である場合と、それ以外の場合とを区別して示すよう
    になった物品分包機。
  5. 【請求項5】 請求項1記載のものにおいて、複数銘柄
    の物品を蓄え、蓄えた物品中から指定された銘柄の物品
    を選択する物品蓄積部を更に備えた物品分包機。
  6. 【請求項6】 請求項1記載のものにおいて、前記銘柄
    情報を受信して前記判定部に渡すと共に、前記判定部、
    前記包装部及び前記印字部の動作を制御する制御部を更
    に備えた物品分包機。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のものにおいて、前記判定
    部及び前記制御部として機能するコンピュータを備えた
    物品分包機。
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