JPH10335844A - 遊技機用基板ボックス - Google Patents

遊技機用基板ボックス

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JPH10335844A
JPH10335844A JP9143758A JP14375897A JPH10335844A JP H10335844 A JPH10335844 A JP H10335844A JP 9143758 A JP9143758 A JP 9143758A JP 14375897 A JP14375897 A JP 14375897A JP H10335844 A JPH10335844 A JP H10335844A
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game machine
lid
gaming machine
machine substrate
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Makoto Nakamura
誠 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 配線ケーブルの脱着時に基板ボックスを開閉
しなければならず煩わしかった。 【解決手段】 矩形皿形のケース20と当該ケース20
の開口面を覆蓋する蓋体30とで形成されるとともに、
一側壁に導出口11を形成してフラットケーブル50,
50を導出可能としつつ、同導出口11付近にてフラッ
トケーブル50,50の先端に取り付けられた雌形コネ
クタ51,51を嵌合接続可能な雄形コネクタ41,4
1を有する遊技機用基板40を封入する遊技機用基板ボ
ックス10において、蓋体30の導出口11側に開閉可
能な開閉扉38を形成したため、通常時はコネクタ接続
部を保護しつつ、フラットケーブル50,50の脱着時
はその作業効率を向上させることが可能な遊技機用基板
ボックスを提供することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊技機用基板ボッ
クスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の技術として図12に示す
ものが知られている。同図において、遊技機用基板ボッ
クス1は矩形薄皿形の上ケース2と下ケース3にて構成
され、上ケース2の長手方向の一側壁には幅広の切り欠
きを形成してあり、互いの開口面を対面させつつ合体さ
せたときに開口1aが形成される構成としてある。
【0003】かかる構成とした遊技機用基板ボックス1
内部に装着される遊技機用基板4表面の開口1a側の縁
部付近には、雄形コネクタ4a,4aが長手方向に連設
されてフラットケーブル5,5の一端に形成された雌形
コネクタ5a,5aが嵌合接続されており、同フラット
ケーブル5,5は開口1aを介して遊技機用基板ボック
ス1外部に導出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の遊技機
用基板ボックスにおいては、次のような課題があった。
【0005】メンテナンス等で雄形コネクタ4a,4a
に対してフラットケーブル5,5を脱着するときは、遊
技機用基板ボックス1を開閉しなければならず煩わしか
った。特に、かかる遊技機用基板ボックス1にあって
は、側壁部分に上ケース2と下ケース3を跨ぐようにし
て封印紙が貼着されるなど、不正改造防止のため容易に
開閉できないようになっている。従って、遊技機用基板
ボックス1の開閉に伴ってこのような封印紙の剥離や貼
着等の作業も加わり、さらに手間がかかってしまうこと
があった。むろん、配線ケーブルの脱着作業効率を向上
させるという意味では、コネクタ接続部を遊技機用基板
ボックスから露出させれば良いが、この場合、同コネク
タ接続部に物が引っかかるなどして保護することができ
ないという課題があった。
【0006】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
で、コネクタ接続部を保護しつつケーブル脱着作業の効
率を向上させることが可能な遊技機用基板ボックスの提
供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1にかかる発明は、配線ケーブルの導出口を
備え、当該導出口付近にて同配線ケーブルを脱着可能に
接続するためのコネクタを有する遊技機用基板を封入す
る遊技機用基板ボックスにおいて、上記コネクタに対し
て上方側の遊技機用基板ボックス壁部を開閉可能に形成
した構成としてある。
【0008】上記のように構成した請求項1にかかる発
明においては、上記遊技機用基板ボックスは配線ケーブ
ルを外部に導出するための導出口を備えている。ここ
に、遊技機用基板ボックスの構成については特に限定さ
れない。例えば、概略皿形の第一のケースと第二のケー
スを、互いの開口面を対面させつつ側縁部にて蝶番構造
で連結したようなものであってもよいし、第一のケース
の開口端に第二のケースの開口端が嵌入されて合体する
ものであってもよい。むろん、ケースの形状についても
種々適用可能であり、限定されることはない。
【0009】一方、上記遊技機用基板ボックスに収容さ
れる遊技機用基板は、同遊技機用基板ボックス内に配置
されたときにちょうど上記導出口付近にて上記配線ケー
ブルを脱着可能に接続するためのコネクタを有してお
り、当該コネクタに接続された配線ケーブルは上記導出
口を介して上記遊技機用基板ボックス外部に導出され
る。ここにおいて、上記コネクタの上方側の遊技機用基
板ボックス壁部は開閉可能に形成されており、同壁部を
開けた状態で配線ケーブルの脱着作業を行い、かかる脱
着作業が終了したところで同壁部を閉じる。すなわち、
上記壁部が開くことにより配線ケーブル脱着時の作業空
間が広がるため遊技機用基板ボックス自体を閉じたまま
でも容易に配線ケーブルの脱着作業を行うことができる
し、通常時は壁部が閉じているため上記コネクタと配線
ケーブルの接続部を保護することができる。
【0010】言うまでもなく、この壁部の開閉構造につ
いても種々の開閉構造を適用可能である。例えば、一部
が取り外し可能に固定されているものであってもよい
し、扉構造を有するものであってもよいし、さらには壁
部がスライド移動可能に形成されるものであってもよ
い。
【0011】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、コネクタ
上方の壁部を開閉可能として配線ケーブル脱着時の作業
空間を確保するようにしたため、通常時はコネクタ接続
部を保護しつつ、配線ケーブル脱着時はその作業効率を
向上させることが可能な遊技機用基板ボックスを提供す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明の実
施形態を説明する。図1は本発明の一実施形態にかかる
遊技機用基板ボックスを分解斜視図により示し、図2は
同遊技機用基板ボックスを斜視図により示している。同
図において、遊技機用基板ボックス10は、矩形薄皿形
のケース20と当該ケース20の開口面を覆蓋する蓋体
30とから構成され、全体として矩形箱形に形成され
る。なお、遊技機用基板ボックス10は種々の電子部品
を装着した遊技機用基板40を収容するため、同電子部
品の放熱用に蓋体30の天井面には無数の放熱孔31を
形成してある。さらに、ケース20の長手方向の一側壁
には幅広の切り欠き21を形成してあり、蓋体30にて
ケース20の開口端を覆蓋したときに遊技機用基板ボッ
クス10の側壁に導出口11が形成され、後述するよう
に遊技機用基板40に接続されたフラットケーブル5
0,50を導出可能となっている。
【0013】遊技機用基板ボックス10の導出口11が
形成された側とは反対側の側壁には係合構造を形成して
ある。この係合構造は、蓋体30の長手方向側縁部から
延設される帯板片の先端を外側に屈曲させて形成した四
つの係合爪32,32,32,32と、各係合爪32を
挿通可能であってケース20の側壁縁部から外側に延設
される四つの板状枠体22,22,22,22とから構
成される。なお、板状枠体22における挿通孔は係合爪
32よりも幅広に形成してあり、後述するようにして係
合爪32,32,32,32を板状枠体22,22,2
2,22に挿通したときに、その幅の差分だけ蓋体30
はケース20に対して長手方向にスライド移動可能であ
る。以下、便宜上、ケース20に対する蓋体30のスラ
イド方向を前方側および後方側とよび、蓋体30を後方
側にスライド移動させたときにケース20の短手方向の
側壁と蓋体30の短手方向の縁部が面一となるものとす
る。
【0014】蓋体30をケース20に装着するに際して
は、まず各係合爪32の先端が対応する板状枠体22の
挿通孔に僅かに入り込むようにするとともに、同係合爪
32を同板状枠体22に対して前方側に配置しておく。
そして、係合爪32,32,32,32の先端を板状枠
体22,22,22,22の各挿通孔に引っかけつつ蓋
体30を被せていくと、これに伴って係合爪32は徐々
に同挿通孔の奥方に入り込んでいって貫通し、ケース2
0の開口端縁部に蓋体30の内側縁部が突き当たったと
ころで止まる。従って、少なくともかかる係合構造を形
成した側のケース20と蓋体30は離反不能になる。
【0015】さらに、遊技機用基板ボックス10の短手
方向の両側壁には第一のロック構造を形成してある。こ
の第一のロック構造は、帯板状に形成されるロック板2
3,33と、当該ロック板23,33のそれぞれを挿通
可能な板状枠体24,34とから構成される。このう
ち、ロック板23についてはケース20の前方側の側壁
上端の中程から外側に延設されており、板状枠体24に
ついては後方側の側壁上端の中程から延設されている。
一方、ロック板33は蓋体30の後方側縁部の中程から
外側に延設されており、板状枠体34は前方側縁部の中
程から延設されている。なお、ロック板23,33の長
さは、上述した係合爪32と板状枠体22における挿通
孔の幅の差分、すなわち蓋体30のスライド幅よりも短
くしてある。
【0016】図3および図4は、蓋体30のスライド過
程を遊技機用基板ボックス10の長手方向断面図により
示している。図3において、上記のような構成とするこ
とにより蓋体30にてケース20を被せたときに、ロッ
ク板23は板状枠体34の後方側に位置して互いに突き
当たることはないし、ロック板33は板状枠体24の前
方側に位置して互いに突き当たることはなく、ケース2
0の開口端縁部と蓋体30の内側縁部は互いに密接す
る。その後、図4に示すように蓋体30を後方側にスラ
イドさせて覆蓋すると、ロック板23は板状枠体34を
貫通し、他方、ロック板33は板状枠体24を貫通す
る。これにより、ケース20と蓋体30は完全に離反不
能となる。
【0017】ケース20の切り欠き21側の側壁には内
側に向けて突出する三枚のガイド板21a,21a,2
1aを形成してある。このガイド板21a,21a,2
1aはケース20底面との間に遊技機用基板40の縁部
を挿入可能なガイド溝を形成する。一方、ケース20底
面の上記係合構造側の二隅にはボス25,25が植設さ
れて雄ネジ26,26を螺合可能となっており、遊技機
用基板40をケース20に収容するにあたり、同遊技機
用基板40の縁部を上記ガイド溝に挿入しつつケース2
0の底部に載置してから雄ネジ26,26をボス25,
25に螺合させることにより、間に挟まれた遊技機用基
板40をネジ止め固定する。なお、ボス25,25に対
応するように、ケース20底部の切り欠き21側の二隅
には板状のスペーサ25a,25aを配置して高さ合わ
せするようにしてある。従って、遊技機用基板40の切
り欠き21側の縁部は上記ガイド溝にて保持され、上記
のように遊技機用基板40の二隅にてネジ止め固定して
も遊技機用基板40は強固に保持されるし、かかる構成
とすることにより遊技機用基板40の四隅をネジ止め固
定するものに比べて組み付け作業工程は削減される。
【0018】遊技機用基板40は、遊技機用基板ボック
ス10内に収容可能な矩形状に形成され、導出口11側
の縁部表面には、フラットケーブル50,50の一端に
形成された雌形コネクタ51,51と嵌合接続可能な雄
形コネクタ41,41が連設されている。そして、雄形
コネクタ41,41と雌形コネクタ51,51とを接続
した後、フラットケーブル50,50を導出口11を介
して遊技機用基板ボックス10の外部に導出させて図示
しない機器等と接続可能となっている。
【0019】遊技機用基板40表面には長手方向に縦断
する遮蔽壁42を雄形コネクタ41,41の縁部よりも
内側に隣設させて遊技機用基板40上にネジ止め固定し
てある。この遮蔽壁42はケース20を蓋体30にて覆
蓋したときに、上端がちょうど蓋体30の天井面の高さ
よりも僅かに低くなるように形成してあるとともに、そ
の上端には概略台形に形成される四つのロック板42
a,42a,42a,42aを水平方向に延設してあ
り、後述するロック片35が対応するロック板42aの
前方側に入り込めるように各ロック板42aの前方側に
は適度に隙間を設けてある。このロック板42a,42
a,42a,42aと、ロック片35,35,35,3
5とで第二のロック構造を構成するが、詳細については
後述する。遮蔽壁42を境界として雄形コネクタ41,
41とは反対側の遊技機用基板40表面には、制御プロ
グラムを記録したROM43や図示しないICチップ等
が配置されており、同遮蔽壁42は導出口11に異物を
挿入して同ROM43を取り外すなどの不正改造を防止
する役割を果たす。
【0020】上述したように、蓋体30の天井面には四
つのロック片35,35,35,35を長手方向に形成
してある。このロック片35,35,35,35は、各
々、蓋体30の天井面からL字形に延設され、その先端
を後方側に屈曲させて形成されている。そして、ロック
片35,35,35,35は上述したようにして蓋体3
0をケース20に対して前方側に配置させつつ被せたと
きに、ロック板42a,42a,42a,42aと同一
線上に配置されるとともに、各ロック片35は対応する
ロック板42aの前方側に配置される位置に形成してあ
る。図5及び図6は、蓋体30のスライド過程における
第二のロック構造を遊技機用基板ボックス10の長手方
向断面図により示しており、図からも明らかなように、
蓋体30のスライド過程において、各ロック片35の屈
曲部に対応するロック板42aが入り込むことにより遊
技機用基板ボックス10の導出口11側も強固に固定さ
れる。
【0021】遊技機用基板ボックス10の短手方向の一
側壁にはネジ止め固定による第三のロック構造を形成し
てある。この第三のロック構造は、図7に示すようにケ
ース20の短手方向側壁に形成されたネジ固定部27
と、蓋体30の短手方向縁部に形成されたネジ保持部3
6と、いわゆるワンウェイネジ37とから構成される。
ネジ固定部27にはワンウェイネジ37の胴部を螺合可
能なネジ固定孔27a,27a,27a,27aをケー
ス20の短手方向に連設してあり、このネジ固定孔27
a,27a,27a,27aに対応するようにネジ保持
部36にはワンウェイネジ37の胴部を挿通可能なネジ
挿通孔36a,36a,36a,36aを同様に連設し
てある。そして、上述したようにして蓋体30にてケー
ス20を覆蓋させると、ネジ固定孔27aとネジ挿通孔
36aは連通し、ワンウェイネジ37をネジ挿通孔36
a,36a,36a,36aのいずれか一つに挿入して
ネジ固定孔27aに螺合させる。すると、周知の通りワ
ンウェイネジ37はネジ固定孔27aから脱離不能とな
り、もはや遊技機用基板ボックス10を開放することが
できなくなる。これにより遊技機用基板40やROM4
3等の不正改造を有効に防止することができる。
【0022】しかし、部品交換等のメンテナンスでやむ
を得ず遊技機用基板ボックス10を開けなければならな
いこともあり得る。このような場合、図8に示すように
ワンウェイネジ37を螺合固定した部位を切り取ってか
ら遊技機用基板ボックス10を開ける。このようにし
て、一度、ワンウェイネジ37を螺合させた部位を切り
取ったとしてもネジ固定孔27a及びネジ挿通孔36a
はそれぞれ三個残っているため再びネジ止め固定するこ
とも可能である。
【0023】以上のように本遊技機用基板ボックス10
は、不正改造等の防止のため一旦閉じてしまうと容易に
開けられないような構造となっており、特に、かかる遊
技機用基板ボックス10にあっては、ケース20と蓋体
30を跨ぐようにして封印紙が貼着されることが多く、
このような封印紙の剥離、貼着作業も加わって遊技機用
基板ボックス10の開閉作業は煩わしい。その一方で、
メンテナンスあるいは筐体の移動等で雌形コネクタ5
1,51の脱着作業は別個に必要となるため、このよう
な雌形コネクタ51,51の脱着作業時に遊技機用基板
ボックス10をその都度開閉したり、あるいは導出口1
1を介して脱着作業を行っていたのでは作業効率が著し
く低下してしまう。
【0024】そこで、本実施形態においては、蓋体30
の導出口11側縁部には同縁部側を開閉可能な矩形状の
開閉扉38を形成してある。この開閉扉38は、図9お
よび図10に示すように、両側端から外側に向けて突出
する支軸38a,38aを中心として開閉可能であり、
同支軸38a,38aは開閉扉38の短手方向端部が対
面する側壁に形成されたスライド溝38a1,38a1
に支持されて所定範囲内で蓋体30の短手方向にスライ
ド移動可能である。なお、開閉扉38の短手方向の下面
側には図示しないストッパ板を延設してあり、当該開閉
扉が下方に落ち込まないようにしている。
【0025】さらに支軸38a,38aが形成される開
閉扉38両側端の導出口11側には突起状のリブ38
b,38bを形成してあり、このリブ38b,38bが
開閉扉38端部の対面する壁部に形成されたリブ孔38
b1,38b1に係合してロックされる。すなわち、当
該開閉扉38を開けるにはまず開閉扉38を水平方向に
引き出す。すると、リブ38b,38bはリブ孔38b
1,38b1から外れてロックが解除されるとともに、
支軸38a,38aはスライド溝38a1,38a1内
を導出口11側にスライド移動し、この後、開閉扉38
を上方に引き上げる。図11は開閉扉38を開けた状態
の遊技機用基板ボックス10を斜視図により示してお
り、同図からも明らかなようにコネクタ接続部の上方に
作業空間が確保され、雌形コネクタ51,51の脱着作
業が容易になる。そして、かかるコネクタ脱着作業が終
了すれば、開閉扉38を開けた順序と逆の順序で閉じ
る。
【0026】次に、本実施形態にかかる遊技機用基板ボ
ックス10への遊技機用基板40の装着作業と遊技機用
基板ボックス10の組立作業およびコネクタ脱着作業に
ついて説明する。遊技機用基板40をケース20に装着
するときは、ガイド板21a,21a,21aとケース
20底面との間に形成されたガイド溝に同遊技機用基板
40の縁部を挿入しつつケース20の底面に載置する。
そして、ケース20の内部に備えられたボス25,25
に雄ネジ26,26を螺合させて遊技機用基板40をケ
ース20の底部に固定する。この後、フラットケーブル
50,50の一端に取り付けられた雌形コネクタ51,
51を遊技機用基板40上の雄形コネクタ41、41に
嵌合接続し、フラットケーブル50,50を切り欠き2
1を乗り越えるようにしてケース20の外部に導出す
る。
【0027】そして、蓋体30の長手方向の側壁に形成
された係合爪32,32,32,32の先端をケース2
0の長手方向の側壁に形成された板状枠体22,22,
22,22の挿通孔に僅かに入り込むようにして引っか
ける。このとき、ケース20に対して蓋体30を前方側
に配置しておき、係合爪32,32,32,32を板状
枠体22,22,22,22の挿通孔に引っかけつつ蓋
体30を被せていく。すると、係合爪32,32,3
2,32は板状枠体22,22,22,22の挿通孔に
徐々に入り込んでいって貫通し、ケース20の開口端縁
部と蓋体30の内面側縁部が接したところで止まり、か
かる係合構造を形成した側のケース20と蓋体30は離
反不能になる。
【0028】この後、蓋体30をケース20に対してス
ライドさせる。すると、遊技機用基板ボックス10の短
手方向に形成されたロック板23,33はそれぞれ板状
枠体24,34を貫通するとともに、蓋体30の天井面
に形成されたロック片35,35,35,35は、遮蔽
板42の上端に形成されたロック板42a,42a,4
2a,42aに係合してケース20と蓋体30は完全に
離反不能になる。このようにして、ケース20を蓋体3
0にて完全に覆蓋してから蓋体30の短手方向縁部に形
成されたネジ保持部36を介してワンウェイネジ37を
ネジ固定部27に螺合させて固定する。この状態でケー
ス20から蓋体30を取り外すことはできなくなり、仮
に蓋体30を取り外さなければならない場合はワンウェ
イネジ37を螺合した部位を切り取った後、上述した覆
蓋過程と逆の順序で蓋体30を取り外す。
【0029】ところで、ケース20を蓋体30にて覆蓋
固定した後で雄形コネクタ41,41に対してフラット
ケーブル50,50の先端に取り付けられた雌形コネク
タ51,51を脱着する場合は、蓋体30に形成された
開閉扉38を水平方向に引っ張る。すると、開閉扉38
の両端に形成されたリブ38b,38bがリブ孔38b
1,38b1から外れるとともに、支軸38a,38a
はスライド溝38a1,38a1内をスライド移動して
ロックが解除される。この後、開閉扉38を上方に引き
上げれば、コネクタ接続部の上方に作業空間が確保され
てコネクタ脱着作業を極めて容易に行うことが可能とな
る。そして、コネクタ脱着作業が終了すれば、開閉扉3
8を開けた順序と逆の順序で閉じる。むろん、このよう
に開閉扉38が開閉しても遊技機用基板40上のROM
43等の電子部品は遮蔽壁42にて完全に遮蔽されてお
り、導出口11から異物を挿入して遊技機用基板40上
のROM43を交換するなどの不正改造はできないよう
になっている。
【0030】このように、矩形皿形のケース20と当該
ケース20の開口面を覆蓋する蓋体30とで形成される
とともに、一側壁に導出口11を形成してフラットケー
ブル50,50を導出可能としつつ、同導出口11付近
にてフラットケーブル50,50の先端に取り付けられ
た雌形コネクタ51,51を嵌合接続可能な雄形コネク
タ41,41を有する遊技機用基板40を封入する遊技
機用基板ボックス10において、蓋体30の導出口11
側に開閉可能な開閉扉38を形成したため、通常時はコ
ネクタ接続部を保護しつつ、フラットケーブル50,5
0の脱着時はその作業効率を向上させることが可能な遊
技機用基板ボックスを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる遊技機用基板ボッ
クスの分解斜視図である。
【図2】同遊技機用基板ボックスの斜視図である。
【図3】蓋体のスライド前における遊技機用基板ボック
スの長手方向断面図である。
【図4】同蓋体のスライド後における遊技機用基板ボッ
クスの長手方向断面図である。
【図5】同蓋体のスライド前における第二のロック構造
の部分拡大図である。
【図6】同蓋体のスライド後における第二のロック構造
の部分拡大図である。
【図7】第三のロック構造の拡大図である。
【図8】ワンウェイネジを螺合した部位を切り取った状
態の第三のロック構造の拡大図である。
【図9】開閉扉を収納した状態の蓋体上面の正面図であ
る。
【図10】同開閉扉を引き出した状態の蓋体上面の正面
図である。
【図11】同開閉扉を開けた状態の遊技機用基板ボック
スの斜視図である。
【図12】従来例にかかる遊技機用基板ボックスの斜視
図である。
【符号の説明】
10…遊技機用基板ボックス 11…導出口 20…ケース 30…蓋体 38…開閉扉 40…遊技機用基板 41…雄形コネクタ 50…フラットケーブル 51…雌形コネクタ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 配線ケーブルの導出口を備え、当該導出
    口付近にて同配線ケーブルを脱着可能に接続するための
    コネクタを有する遊技機用基板を封入する遊技機用基板
    ボックスにおいて、 上記コネクタに対して上方側の遊技機用基板ボックス壁
    部を開閉可能に形成したことを特徴とする遊技機用基板
    ボックス。
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