JPH10335806A - 回路モジュールの製造方法及びその装置 - Google Patents

回路モジュールの製造方法及びその装置

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JPH10335806A
JPH10335806A JP10085887A JP8588798A JPH10335806A JP H10335806 A JPH10335806 A JP H10335806A JP 10085887 A JP10085887 A JP 10085887A JP 8588798 A JP8588798 A JP 8588798A JP H10335806 A JPH10335806 A JP H10335806A
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JP
Japan
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laser beam
electronic component
irradiation
bonding material
substrate
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JP10085887A
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Mitsuo Ueno
光生 上野
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Taiyo Yuden Co Ltd
Original Assignee
Taiyo Yuden Co Ltd
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    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/30Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor
    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
    • H05K3/341Surface mounted components
    • H05K3/3431Leadless components
    • H05K3/3442Leadless components having edge contacts, e.g. leadless chip capacitors, chip carriers
    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
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    • H05K3/32Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits
    • H05K3/34Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistor electrically connecting electric components or wires to printed circuits by soldering
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 接続不良の問題を解消し、レーザビームによ
る部品接続を良好に行うことができる回路モジュールの
製造方法を提供する。 【解決手段】 ランド4の半田5を照射レーザビームL
Bのエネルギーによって溶融してから、溶融した半田5
が硬化する前に電子部品1の外部電極1aを溶融半田5
に押し当てるようにしているので、ランド4の半田5を
照射レーザビームLBによって十分に加熱溶融して、こ
の十分に加熱溶融された半田5を用いて電子部品1の外
部電極1aを基板3のランド4に接続することができ
る。依って、照射レーザビームLBのエネルギーを高値
に設定しなくとも、半田5の溶け残りを原因とした接続
不良の問題を解消して、レーザビームLBによる部品接
続を極めて良好に行うことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームを利
用して電子部品と基板との電気的な接続を行う回路モジ
ュールの製造方法と、この方法実施に好適な回路モジュ
ールの製造装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】特開平4−314390号公報には、レ
ーザビームを利用して電子部品を基板に実装する方法が
開示されている。具体的には、電子部品をその外部電極
が予めランド面に塗布したクリーム半田と接触するよう
に基板上に搭載した後、クリーム半田に向けてレーザビ
ームを照射してこれを溶融させることによって、外部電
極とランドとを半田を介して電気的に接続する方法が示
されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この接続方法では、電
子部品をその外部電極が予めランド面に塗布したクリー
ム半田と接触するように基板上に搭載した後に、クリー
ム半田に向けてレーザビームを照射しているため、外部
電極とランドとの間に挟まれて陰になっている部分のク
リーム半田に対して直接レーザビームを照射することが
できない。
【0004】つまり、外部電極とランドとの間に挟まれ
て陰になっている部分のクリーム半田に溶け残りが発生
して、接続面積や強度の不足を原因として接続不良を生
じる不具合がある。
【0005】この不具合は、照射レーザビームのエネル
ギー(パワーと照射時間の積)を高値に設定することで
ある程度改善することができる。しかし、レーザビーム
のパワーを上げると電子部品が熱的ダメージを強く受け
て品質低下や特性変化等の問題を生じてしまう。一方、
レーザビームの照射時間を長くすると、1部品当たりの
接続時間が長くなって高速化に対応できなくなってしま
う。
【0006】本発明は前記事情に鑑みて創作されたもの
で、その目的とするところは、接続不良の問題を解消
し、レーザビームによる部品接続を良好に行うことがで
きる回路モジュールの製造方法と、この製造方法を的確
に実施できる回路モジュールの製造装置を提供すること
にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明の製造方法は、基板の電極に予め設けられた
接合材にレーザビームを照射して、該接合材を照射レー
ザビームのエネルギーによって溶融してから、溶融した
接合材が硬化する前に電子部品の電極を溶融接合材に押
し当てて、該電子部品を基板上に搭載する、ことをその
主たる特徴とする。この製造方法によれば、基板電極の
接合材を照射レーザビームによって十分に加熱溶融し
て、接合材の溶け残りの問題を解消することができ、十
分に加熱溶融された接合材を用いて部品電極を基板電極
に不良なく接続することができる。
【0008】一方、本発明の製造装置は、電子部品を吸
着して基板に搭載する部品搭載装置と、搭載部品に対応
する基板の電極に予め設けられた接合材に向けてレーザ
ビームを照射するレーザビーム照射装置と、接合材を照
射レーザビームのエネルギーによって溶融してから、溶
融した接合材が硬化する前に電子部品の電極を溶融接合
材に押し当てるように、部品搭載とレーザビーム照射を
制御する制御装置とを備えた、ことをその主たる特徴と
する。この製造装置によれば、部品搭載装置とレーザビ
ーム照射装置とこれらを制御する制御装置によって、前
記の製造方法を的確に実施できる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図5は本発明の第1実施
形態を示すもので、図1(a)〜(f)は部品実装のプ
ロセスを示す図、図2は部品実装に用いる光学系と制御
系の構成図、図3は部品実装のタイミングチャート、図
4はランドに対するレーザビームの照射形状を示す図、
図5はランドに対するレーザビームの照射の様子を示す
図である。
【0010】図1において、符号1は電子部品、符号2
は上下移動を可能とした吸着ノズル、符号3は基板、符
号4はランド(基板電極)、符号5は半田である。
【0011】電子部品1は、偏平四角柱形で長手方向両
端部に外部電極1aを有する部品、例えばチップ抵抗器
やチップコンデンサやチップインダクタ等のチップ部品
である。
【0012】半田5は、Sn−Pb系合金から成る半田
粒とフラックスとを練り合わせた溶融温度が150〜4
00度前後のクリーム半田であり、ランド4の上面全域
に予めコーティングされている。勿論、この半田5に
は、Sn−Pb系合金以外の半田粒、例えばSn系合金
やAg系合金やIN系合金やAu系合金から成る半田粒
を含むものも、レーザの種類と波長や、電子部品1及び
基板3の耐熱性と電極材質等に応じて使用することがで
きる。また、この半田5は、クリーム半田に限らず、半
田メッキやその他の方法でプリコートされたものであっ
てもよく、バンプ状のものであってもよい。
【0013】図2において、符号11は吸着ノズル2の
動作とレーザ発振をシーケンス制御するコンピュータ、
符号12はレーザ電源、符号13はレーザ発振器、符号
14はビーム分割器、符号15はレーザビームを伝送す
る光ファイバ、符号16は集光レンズ等から成る対物光
学素子、符号LBはレーザビームである。
【0014】レーザ発振器13は、赤外域の波長を持つ
レーザ、例えばCW発振やパルス発振のYAGレーザや
CO2 レーザやCOレーザで、100Wクラスのパワー
を有している。勿論、他の赤外光レーザやYAG:SH
G等の可視光レーザでも対応可能である。レーザの種類
と波長は、半田5の種類と物性や、電子部品1及び基板
3の耐熱性と電極材質等に応じて適宜選択されるが、半
田表面での反射損失が小さいYAGレーザが好ましく使
用できる。また、このレーザ発振器13には、レーザ発
振を制御するシャッター(図示省略)が内蔵されてい
る。
【0015】ビーム分割器14は、ハーフミラー14a
と3つのミラー14bを備えており、レーザ発振器13
から出射されたレーザビームLBをエネルギーが一致し
た2つのビームに分割する。勿論、レーザ発振器13か
ら出射されたレーザビームLBを、光路差なく分岐して
同時照射できるものであれば、ミラーの数及び構成は図
示例のものに限らず、例えばハーフミラー14aと1つ
のミラー14bを備えたものでもよい。
【0016】光ファイバ15は、分割されたレーザビー
ムLBを2つの対物光学素子16それぞれに伝送する。
この光ファイバ15には石英系ファイバやKRS系ファ
イバやその他の周知の光ファイバの中から、使用するレ
ーザの種類と波長に応じて適宜選択される。
【0017】対物光学素子16は、電子部品1に対応す
る2つのランド4に向かってレーザビームLBを照射す
る。図示例のものでは、2つの対物光学素子16は、垂
直に下降する電子部品1の長手方向両側に、基板3の実
装面に対して鋭角的な角度をもって対称に配置されてい
る。
【0018】ここで、第1実施形態における部品実装の
プロセスを図1と図3〜図5を参照して説明する。
【0019】まず、図示省略の部品供給箇所に横向き姿
勢で供給されている電子部品1の上面中央を吸着ノズル
2で吸着して取り出し、そして電子部品1を吸着した吸
着ノズル2を基板3上に移動して、電子部品1の外部電
極1aをこれに対応したランド4と位置合わせして待機
させる。
【0020】次に、吸着ノズル2によって電子部品1を
待機位置から垂直(基板3の実装面に対して直角)に一
定速度で下降させ、図1(a)に示すように、下降を開
始してから所定時間t1が経過したところで、各ランド
4の半田5に向けてレーザビームLBを同時に照射す
る。各々の照射レーザビームLBのパワーは、半田5の
種類や、電子部品1及び基板3の耐熱性と電極材質等に
よって異なるが、概ね1〜50Wである。
【0021】図1(a)から分かるように、各々の照射
レーザビームLBは、基板3の実装面に対して鋭角的な
角度θ(図面では約75度)をもって傾いており、各々
のレーザビームLBは、電子部品1の長手方向両側から
各半田5に向けて斜めに照射される。
【0022】ランド4に対するレーザビームLBの照射
形状ISは図4(a)に示すような円形または楕円でも
良いが、ランド4の平面形状が矩形の場合でも、半田5
全体をムラなく加熱溶融するためには照射形状ISの大
きさをランド4の平面形状に極力近づけることが望まし
い。例えば、ランド4の平面形状が矩形の場合にはマス
ク等を用いてレーザビームLBの照射形状ISをこれに
ほぼ一致した矩形としたり(図4(b)参照)、ランド
4の平面形状が円形の場合にはレーザビームLBの照射
形状Isをこれにほぼ一致した円形とすれば(図4
(c)参照)、半田5全体を均一に加熱して溶融ムラを
防止できる。
【0023】また、ランド4に対するレーザビームLB
の照射には、図5(a)に示すようなマスクMを用いる
ことを前提とした結像加熱方式や、図5(b)に示すよ
うなマスクを用いないことを前提とした焦点加熱方式が
適宜利用できる。結像加熱方式の場合は、マスクの形状
によって任意の照射形状が得られる。また、焦点加熱方
式の場合は、マスクによってレーザビームLBを遮るこ
とがないためエネルギーロスがない。
【0024】レーザビームLBの照射を開始してから所
定時間t2が経過すると、図1(b)に示すように、電
子部品1の外部電極1aが照射レーザビームLBの光路
に侵入し、照射レーザビームLBの一部が電子部品1の
外部電極1aにそれぞれ当たる。前記の時間t2では、
各半田5全体にレーザビームLBが照射され、該レーザ
ビームLBのエネルギーによって各半田5が十分に加熱
されて溶融する。
【0025】そして、電子部品1の外部電極1aがレー
ザビームLBの光路に侵入してから所定時間t3が経過
すると、図1(c)に示すように、溶融した半田5に電
子部品1の外部電極1aの下面が接触する。前記の時間
t3では、電子部品1の外部電極1aがレーザビームL
Bのエネルギーによって常温よりも高い温度に暖められ
る。
【0026】電子部品1の外部電極1aが溶融半田5に
接触してから所定時間t4が経過するまでは、図1
(d)に示すように、各外部電極1aが溶融半田5に押
し当てられ、溶融半田5が各外部電極1aの他の面に回
り込んで付着する。ちなみに、電子部品1の外部電極1
aを溶融半田5に押し当てるときの最大加圧量は300
〜2000gである。
【0027】レーザビームLBの照射は前記時間t4が
経過した時点で停止されるが、電子部品1の押し当て
は、図1(e)に示すように、レーザビームLBの照射
が停止してから所定時間t5が経過するまで継続され
る。この時間t5では、溶融した半田5が硬化し、搭載
された電子部品1の外部電極1aと基板3のランド4と
が半田5を介して電気的に接続される。
【0028】そして、前記時間t5が経過すると、図1
(e)に示すように、吸着ノズル2の負圧が解除されて
吸着ノズル2が上昇して、1つの電子部品1の実装が完
了する。
【0029】ちなみに、前記の時間t1,t2,t3及
びt5は何れも約10msで、時間t4は約5msであ
る。つまり、1つの電子部品1の実装に要する時間は、
電子部品1が待機位置が下降を開始してから約45ms
となり、極めて短い時間で部品実装を行うことができ
る。
【0030】また、電子部品1の外部電極1aにレーザ
ビームLBが当たっている時間(=t3+t4)は約1
5msであるが、同時間、または同時間とt2との比率
は、照射レーザビームLBの傾斜角度θと電子部品1の
搭載速度によって規定することができる。つまり、角度
θを小さくするかまたは搭載速度を速めれば、外部電極
1aにレーザビームLBが当たっている時間を短縮する
ことができる。
【0031】このように、第1実施形態によれば、ラン
ド4の半田5を照射レーザビームLBのエネルギーによ
って溶融してから、溶融した半田5が硬化する前に電子
部品1の外部電極1aを溶融半田5に押し当てるように
しているので、ランド4の半田5を照射レーザビームL
Bによって十分に加熱溶融して、この十分に加熱溶融さ
れた半田5を用いて電子部品1の外部電極1aを基板3
のランド4に接続することができる。依って、照射レー
ザビームLBのエネルギーを高値に設定しなくとも、半
田5の溶け残りを原因とした接続不良の問題を解消し
て、レーザビームLBによる部品接続を極めて良好に行
うことができる。
【0032】また、基板3上に搭載される電子部品1の
外部電極1aを、その下降途中から照射レーザビームL
Bの光路に侵入させて、外部電極1aに照射レーザビー
ムLBの一部を当てるようにしているので、半田付け前
の外部電極1aを常温よりも高い温度に暖めることによ
り、外部電極1aに対する溶融半田5の乗りを向上させ
て半田付けを高品質で実施することができる。
【0033】さらに、電子部品1の外部電極1aが溶融
半田5に押し当てられて時間t4が経過するまで、半田
5に対するレーザビームLBの照射を継続しているの
で、外部電極1aとの接触によって奪われた熱を補って
半田5の溶融状態を適正に維持できると共に、外部電極
1aの表面への溶融半田5の回り込みを良好に行うこと
ができる。
【0034】さらにまた、待機位置にある電子部品1が
下降を開始してから約45msで1つの電子部品1の実
装を完了できるので、1部品当たりの実装に要する時間
を短縮して高速化を実現できると共に、1部品当たり
0.1secの供給速度を備える高速型の電子部品供給
装置にも十分に追従できる利点がある。
【0035】さらにまた、電子部品1が実装されるラン
ド4の半田5のみを照射レーザビームLBによって加熱
溶融できるので、リフロー半田付けのように隣接するラ
ンド4の半田5も同時に加熱溶融されて相互短絡を生じ
るといった問題を解消して、狭ピッチでの部品実装を高
精度で支障なく行うことができる。
【0036】尚、前述の第1実施形態では、照射レーザ
ビームLBのパワーを一定にしてその照射をオンオフ制
御するものを例示したが、照射レーザビームLBのパワ
ーを可変制御してもよい。図6はこの可変制御の一例を
示すもので、ここでは、レーザビームLBの照射を開始
してから時間t2が経過するまでは照射レーザビームL
BのパワーをMAX値まで徐々に上昇させ、電子部品1
の外部電極1aが照射レーザビームLBの光路に侵入し
てから時間t3が経過するまでは照射レーザビームLB
のパワーをMAX値よりも低くし、溶融半田5に電子部
品1の外部電極1aが接触してから時間t4が経過する
までは照射レーザビームLBのパワーを徐々に低下させ
て時間t4が経過したところでレーザビームLBの照射
を停止するようにしている。このようにすれば、半田5
が急激に加熱されて半田ボール等を生じることを防止で
きると共に、照射レーザビームLBが外部電極1aに当
たることによって電子部品1が受ける熱的ダメージを抑
制することができる。
【0037】ちなみに、照射レーザビームLBのパワー
を可変する方法としては、レーザ発振器13の電源12
を制御する他、光路途中にNDフィルタ等の強度調整フ
ィルタを介装する方法や、光路途中にスリット等の強度
制御孔を持つ光学素子を介装してレーザビームLBの通
過量を変化させる方法や、レンズやビームエキスパンダ
等を用いて照射レーザビームLBのエネルギー密度を変
化させる方法等が適宜採用できる。
【0038】図7と図8には、第1実施形態とは異なる
レーザビーム照射方法をそれぞれ示してある。
【0039】図7(a),(b)に示した照射方法は、
各レーザビームLBを電子部品1の幅方向片側から各半
田5に向けて斜めに照射するようにしたものである。各
照射レーザビームLB(奥側のレーザビームは省略)
は、基板3の実装面に対して鋭角的な角度θ(図面では
約75度)をもって傾いており、各々のレーザビームL
Bは、電子部品1の幅方向片側から各半田5に向けて斜
めに照射される。このようにしても、第1実施形態と同
様に、ランド4の半田5を照射レーザビームLBのエネ
ルギーによって溶融してから、溶融した半田5が硬化す
る前に電子部品1の外部電極1aを溶融半田5に押し当
てることでき、また下降途中の電子部品1の外部電極1
aにレーザビームLBを当てて暖めることができる。
【0040】図8(a),(b)に示した照射方法は、
各レーザビームLBを各ランド4の半田5に向けて垂直
(基板3の実装面に対して垂直)に照射するようにした
ものである。各レーザビームLB(奥側のレーザビーム
は省略)を各半田5に対して垂直に照射する一方、吸着
ノズル2によって電子部品1を下降するときの移動経路
を基板3に対して鋭角的な角度θ(図面では約50度)
をもって傾斜させ、基板3上に搭載される電子部品1の
外部電極1aに下降途中から照射レーザビームLBの一
部が当たるようにしている。このようにしても、第1実
施形態と同様に、ランド4の半田5を照射レーザビーム
LBのエネルギーによって溶融してから、溶融した半田
5が硬化する前に電子部品1の外部電極1aを溶融半田
5に押し当てることでき、また下降途中の電子部品1の
外部電極1aにレーザビームLBを当てて暖めることが
できる。
【0041】図9(a)〜(e)には、第1実施形態と
は異なる光学系の構成をそれぞれ示してある。
【0042】図9(a)に示した光学系は、電子部品1
の幅方向片側からランド4の半田に向けてレーザビーム
LBを斜めに照射するようにしたもので、図7に示した
レーザビーム照射方法に採用できる。図示省略のレーザ
発振器からのレーザビームLBは、光ファイバ15及び
対物光学素子16を介して電子部品1に対応する2つの
ランド4に向かって同時照射される。
【0043】図9(b)に示した光学系は、電子部品1
の長さ方向両側や幅方向片側からランド4の半田に向け
てレーザビームLBを斜めに照射するもので、図1と図
7のレーザビーム照射方法に採用できる。図示省略のレ
ーザ発振器からのレーザビームLBは、光ファイバ15
及び対物光学素子16を介して反射ミラー17に照射さ
れ、反射ミラー17からの反射ビームLBが電子部品1
に対応する2つのランド4に向かって同時照射される。
【0044】図9(c)と図9(d)に示した光学系
も、対物光学素子16の配置位置及び向きと反射ミラー
17の構成を除けば図9(b)に示した光学系と基本的
には同じである。これら光学系では、反射ミラー17の
角度を変更することで、照射レーザビームLBの位置を
調整できる。
【0045】図9(e)に示した光学系は、ランド4の
半田に向けてレーザビームLBを垂直に照射するように
したもので、図8のレーザビーム照射方法に採用でき
る。図示省略のレーザ発振器からのレーザビームLB
は、光ファイバ15及び対物光学素子16を介して電子
部品1に対応する2つのランド4に向かって同時照射さ
れる。
【0046】図10には、第1実施形態とは異なる吸着
ノズルの構成を示してある。
【0047】図10(a),(b)に示した吸着ノズル
21はその先端に電子部品1の上面を覆う鍔部21aを
有している。この吸着ノズル21を用いれば、下降途中
の電子部品1の外部電極1aの主に上面にレーザビーム
LBが当たることを鍔部21aによって回避して、電子
部品1が受ける熱的ダメージを抑制することができる。
【0048】図11(a),(b)には、第1実施形態
とは異なる吸着ノズルの構成をそれぞれ示してある。
【0049】図11(a)に示した吸着ノズル22はそ
の先端に電子部品1の上面を覆う鍔部22aを有すると
共に、鍔部22aの内面に電子部品1の上面形状に合致
した凹部22bを有している。この吸着ノズル22を用
いれば、下降途中の電子部品1の外部電極1aの主に上
面にレーザビームLBが当たることを鍔部22aによっ
て回避して、電子部品1が受ける熱的ダメージを抑制す
ることができる。また、吸着ノズル22に対する電子部
品1の位置決めを凹部22bを利用して行うことができ
る。
【0050】図11(b)に示した吸着ノズル23はそ
の先端に電子部品1の上面を覆うフィルタ23aを有し
ている。フィルタ23aは、例えばガラス基板にクロム
を蒸着して形成した反射型のNDフィルタ等から成り、
電子部品1の外部電極1aの主に上面に当たるレーザビ
ームLBの強度をフィルタ23aによって低減して、電
子部品1が受ける熱的ダメージを抑制することができ
る。
【0051】図12には、第2のレーザビームを併用し
て半田5を加熱溶融する方法を示してある。この方法
は、レーザビーム透過性の基板31を使用する場合に有
用であり、基板31の上側からランド4の半田5に向け
てレーザビームLB1を照射するときに、基板31の下
側(裏面側)から基板31を通じてランド4に向けてレ
ーザビームLB2を照射するようにしている。このよう
にすれば、半田5の加熱溶融に必要な熱量を下側のレー
ザビームLB2によって補うことができるので、上側の
レーザビームLB1として低エネルギーのものを使用し
ても同様の部品接続を行うことができ、上側のレーザビ
ームLB1が当たることによって電子部品1が受ける熱
的ダメージも抑制することができる。
【0052】尚、図12に示した方法は、レーザビーム
透過性を有しない基板を使用する場合にも有用であり、
基板の上側からランド4の半田5に向けてレーザビーム
LB1を照射するときに、基板の下側(裏面側)からラ
ンド4に向けてレーザビームLB2を照射すれば、該レ
ーザビームLB2によって基板の主にランド4の下側部
分を加熱して、この熱によって半田5の加熱溶融を補助
することができる。
【0053】図13(a)〜(d)には、レーザビーム
照射のタイミングを機械的に制御する構成とその動作を
示してある。図中の符号41は吸着ノズル2をコイルバ
ネバネ42の付勢下で上下移動可能に支持する移動アー
ム、43は移動アーム41の外側に設けられたレーザビ
ームオン用のスイッチ、44は移動アーム41に設けら
れた遮光板、44aは遮光板44に設けられたビーム通
過孔、45は移動アーム41の内側に設けられたレーザ
ビームオフ用のスイッチである。光ファイバ15と対物
光学素子16と反射ミラー17の構成は図9(d)に示
した光学系と同じである。
【0054】移動アーム41が待機位置から所定距離下
降すると、図13(a)に示すように、レーザビームオ
ン用のスイッチ43が作動して、レーザビームLBが対
物光学素子16から出射される。このときは対物光学素
子16とミラー17の間に遮光板44が入り込んでいる
ため、対物光学素子16から出射されたレーザビームL
Bは遮光板44によって遮断される。
【0055】移動アーム41がさらに下降すると、図1
3(c)に示すように、遮光板44のビーム通過孔44
aがレーザビームLBの光路に合致し、対物光学素子1
6から出射されたレーザビームLBがビーム通過孔44
aを通じて反射ミラー17に照射され、該反射ミラー1
7からの反射ビームがランド4の半田に向けて照射され
る。
【0056】前記のレーザビーム照射はビーム通過孔4
4aの縦長さ分だけ電子部品1の下降に合わせて継続し
て実施される。下降する電子部品1の外部電極がランド
4の半田(溶融半田)に押し当てられた後は、移動アー
ム41の下降に伴って吸着ノズル2がコイルバネ42の
付勢力に抗して移動アーム41内に潜り込む。そして、
電子部品1の外部電極がランド4の半田(溶融半田)に
押し当てられて所定時間が経過すると、図13(d)に
示すように、対物光学素子16とミラー17の間に再び
遮光板44が入り込んで、対物光学素子16から出射さ
れたレーザビームLBが遮光板44によって遮断され
る。これと同時に、移動アーム41内に潜り込んだ吸着
ノズル2によってレーザビームオフ用のスイッチ45が
作動し、対物光学素子16からのレーザビーム出射が停
止する。
【0057】このような構成を採用すれば、第1実施形
態のようなシーケンス制御を行わなくとも、移動アーム
13の動作によってレーザビームLBの照射タイミング
を機械的に制御して第1実施形態と同様の部品実装を行
うことができる。勿論、レーザビームオン用のスイッチ
43とレーザビームオフ用のスイッチ45の作動位置が
正確に規定できれば、前記の遮光板44は必ずしも必要
なものではない。
【0058】図14乃至図16は本発明の第2実施形態
を示すもので、図14は実装機とこれに用いられる光学
系と制御系の構成図、図15は回転ヘッドの上面図、図
16は吸着された電子部品の位置補正方法を示す図であ
る。
【0059】図14において、符号51は実装機、符号
52は実装機の動作とレーザ発振をシーケンス制御する
コンピュータ、符号53はレーザ電源、符号54はレー
ザ発振器、符号55はビーム分割器である。レーザ電源
53とレーザ発振器54とビーム分割器55の構成は第
1実施形態と同じであるためその説明を省略する。
【0060】実装機51は、回転ヘッド51aと、回転
ヘッド51aの下面側に30度の角度間隔で設けられた
12個のロッド51bと、各ロッド51bの下面に設け
られた吸着ノズル51cと、基板3を支持するXYθテ
ーブル51dと、一対の対物光学素子51eと、対物光
学素子51eを支持するXYテーブル51fと、ビーム
分割器55からのレーザビームLBを各対物光学素子5
1eに伝送する光ファイバ51gとを備えている。
【0061】回転ヘッド51aは、図示省略の駆動源に
よって上面から見て反時計回り方向に30度間隔で間欠
回動を行う。また、各ロッド51bは軸心を中心とした
回動と昇降を可能としており、図示省略の駆動源によっ
て回動または昇降を行う。
【0062】この実装機51では、図15に示す回転ヘ
ッド51aのA位置で電子部品1の吸着を行い、B位置
で吸着部品1の高さ検査を行い、C位置で吸着部品1の
幅及び長さ検査と向き検出を行い、D位置で吸着部品1
の角度補正を行う。また、E位置で搭載位置とレーザビ
ーム照射位置の補正を行ってから吸着部品1を基板3に
実装し、F位置で寸法不良品の排出を行い、G位置でノ
ズル掃除を行う。
【0063】ここで、第2実施形態における部品実装の
プロセスを説明する。
【0064】まず、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
て1つのロッド51bがA位置に停止したときに、この
ロッド51bを上昇位置から下降させて、同位置の下側
に横向き姿勢で供給されている電子部品1の上面中央を
吸着ノズル51cで吸着して取り出し、ロッド51bを
下降位置から上昇位置に復帰させる。
【0065】次に、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
て電子部品1を吸着しているロッド51bがB位置に停
止したときに、吸着ノズル51cに吸着されている電子
部品1の側面像を図示省略のCCDカメラによって撮像
し、画像データに基づいて高さ寸法の良否を判定するこ
とにより行う。
【0066】次に、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
て電子部品1を吸着しているロッド51bがC位置に停
止したときに、吸着ノズル51cに吸着されている電子
部品1の下面像を図示省略のCCDカメラによって撮像
し、画像データに基づいて幅及び長さ寸法の良否と向き
の良否を判定すると共に、向き不良の場合にはXYθ方
向のずれ量を検出する。
【0067】このXYθ方向のずれ量の検出は以下のよ
うに行う。まず、図16(a)に示すように、CCDカ
メラを通じて得られた電子部品1の下面像から、吸着ノ
ズル51cの中心P1を通る基準ラインに対する電子部
品1のθ方向のずれ量αを検出する。そして、図16
(b)に示すように、吸着ノズル51cをθ方向のずれ
量α回転させたときの吸着ノズル51cの中心P1と電
子部品1の中心P2のXY座標系での位置を検出し、相
互の位置からX方向のずれ量とY方向のずれ量をそれぞ
れ検出する。
【0068】次に、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
て電子部品1を吸着しているロッド51bがD位置に停
止したときに、吸着部品1に前記のようなθ方向のずれ
量αがある場合には、これを修正するためにロッド51
bをθ方向のずれ量α回転させる。
【0069】次に、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
て電子部品1を吸着しているロッド51bがE位置に停
止したときに、吸着部品1に前記のようなXY方向のず
れ量がある場合には、これを修正するためにテーブル5
1dをXY方向に変位させて搭載位置の補正を行うと共
に、テーブル51fをXY方向に変位させてレーザビー
ム照射位置の補正を行う。そして、ロッド51b(吸着
ノズル51c)を上昇位置から下降させて、図1(a)
〜(f)と同様のプロセスで部品接続を行う。
【0070】B位置とC位置における寸法検査の結果、
寸法不良品と判定された場合には、E位置における部品
実装は実行されず、電子部品1は吸着状態のままF位置
まで移動する。そして、回転ヘッド51aの間欠回動に
よってロッド51bがF位置に停止したときに、吸着ノ
ズル51cの吸着が解除され、寸法不良の電子部品1が
自重落下して容器等に回収される。
【0071】次に、回転ヘッド51aの間欠回動によっ
てロッド51bがG位置に停止したときに、吸着ノズル
51cに向けてエアを吹き付けられてノズル掃除が実行
される。
【0072】このように、第2実施形態によれば、回転
ヘッド51aを間欠回動する動作の中で、第1実施形態
と同様のレーザビームによる部品実装を連続的に実施す
ることができる。
【0073】また、吸着ノズル51cに吸着された電子
部品1のXYθ方向のずれ量を検出し、部品実装の前段
階でこのずれ量に基づいて部品搭載位置とレーザビーム
照射位置の補正を行うようにしているので、電子部品1
を基板3に対して正確な位置に実装することができる。
【0074】さらに、吸着ノズル51cに吸着された電
子部品1の寸法を検出し、寸法不良と判定された場合に
は部品実装を実行せず、寸法不良の電子部品1を回収す
るようにしているので、寸法不良の電子部品1が誤って
基板3に実装されることを防止することがでいる。
【0075】尚、前述の第2実施形態では、対物光学素
子51eそのものを移動することでレーザビーム照射位
置の補正を行うものを例示したが、図9(b)〜(d)
に示したミラー使用の光学系を用いれば、ミラーの角度
を変更させることによってレーザビーム照射位置の補正
を同様に行うことができる。勿論、ミラーの代わりにプ
リズム等の他の光路変更素子を用いても同様の補正が行
える。
【0076】また、前述の第2実施形態では、吸着ノズ
ル51cとして先端面が平らなものを例示したが、図1
7(a)に示すように、吸着ノズル51cにテーパ面を
有するガイド凹部51c1を設けるようにすれば、図1
7(b)に示すように、吸着ノズル51cに対する電子
部品1の吸着位置をガイド凹部51c1を利用して修正
して、θ方向のずれを解消することもできる。
【0077】以上、前述の第1,第2実施形態では、偏
平四角柱形で長手方向両端部に外部電極を有するものを
電子部品として例示したが、偏平四角柱形以外の形状を
有する電子部品や、長手方向両端部以外の位置に外部電
極を有する電子部品や、リード端子を有する電子部品で
あっても、部品の種類を問わず同様の実装方法を適用で
きることは言うまでもない。
【0078】また、前述の第1,第2実施形態では、半
田を接合材として用いたものを例示したが、レーザビー
ムのエネルギーによって溶融可能な半田以外の金属材料
や導電性樹脂材料等を接合材として用いても、同様の部
品実装を行うことができる。
【0079】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
基板の電極の接合材を照射レーザビームによって十分に
加熱溶融してから、この十分に加熱溶融された接合材を
用いて電子部品の電極を基板の電極に接続することがで
きるので、照射レーザビームのエネルギーを高値に設定
しなくとも、接合材の溶け残りを原因とした接続不良の
問題を解消することができ、これによりレーザビームに
よる部品接続を極めて良好に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る、部品実装のプロ
セスを示す図
【図2】第1実施形態に係る、部品実装に用いる光学系
と制御系の構成図
【図3】第1実施形態に係る、部品実装のタイミングチ
ャート
【図4】第1実施形態に係る、ランドに対するレーザビ
ームの照射形状を示す図
【図5】第1実施形態に係る、ランドに対するレーザビ
ームの照射の様子をそれぞれ示す図
【図6】照射レーザビームのパワーを可変制御する方法
を示すタイミングチャート
【図7】ランドに対するレーザビームの照射方法の変更
形態を示す図
【図8】ランドに対するレーザビームの照射方法の変更
形態を示す図
【図9】光学系の変更形態をそれぞれ示す図
【図10】吸着ノズルの変更形態を示す図
【図11】吸着ノズルの変更形態をそれぞれ示す図
【図12】第2のレーザビームを併用して半田を加熱溶
融する方法を示す図
【図13】レーザビーム照射のタイミングを機械的に制
御する構成とその動作を示す図
【図14】本発明の第2実施形態に係る、実装機とこれ
に用いられる光学系と制御系の構成図
【図15】第2実施形態に係る、回転ヘッドの上面図
【図16】第2実施形態に係る、吸着された電子部品の
位置補正方法を示す図
【図17】吸着ノズルの変更形態を示す図
【符号の説明】
1…電子部品、1a…外部電極、2…吸着ノズル、3…
基板、4…ランド(基板電極)、5…半田、LB…レー
ザビーム、IS……レーザビームの照射形状、11…コ
ンピュータ、12…レーザ電源、13…レーザ発振器、
14…ビーム分割器、15…光ファイバ、16…対物光
学素子、17…反射ミラー、21,22,23…吸着ノ
ズル、LB1,LB2…レーザビーム、51…実装機、
51a…回転ヘッド、51c…吸着ノズル、51d…テ
ーブル、51e…対物光学素子、51f…テーブル、5
1g…光ファイバ、52…コンピュータ、53…レーザ
電源、54…レーザ発振器、55…ビーム分割器。

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品の電極を接合材を介して基板の
    電極に接続する回路モジュールの製造方法において、 基板の電極に予め設けられた接合材にレーザビームを照
    射して、該接合材を照射レーザビームのエネルギーによ
    って溶融してから、 溶融した接合材が硬化する前に電子部品の電極を溶融接
    合材に押し当てて、該電子部品を基板上に搭載する、 ことを特徴とする回路モジュールの製造方法。
  2. 【請求項2】 接合材に対するレーザビームの照射を、
    電子部品の電極が溶融接合材に押し当てられるまで継続
    する、 ことを特徴とする請求項1記載の回路モジュールの製造
    方法。
  3. 【請求項3】 基板上に搭載される電子部品の電極にそ
    の途中から照射レーザビームの少なくとも一部が当た
    る、 ことを特徴とする請求項1または2記載の回路モジュー
    ルの製造方法。
  4. 【請求項4】 レーザビームの照射光路と電子部品の搭
    載経路の少なくとも一方を基板の実装面に対して鋭角を
    成すように傾斜させることで、基板上に搭載される電子
    部品の電極がその途中からレーザビームの照射光路に侵
    入するようにした、 ことを特徴とする請求項3記載の回路モジュールの製造
    方法。
  5. 【請求項5】 電子部品の電極に照射レーザビームが当
    たっている時間を、レーザビームの照射光路と電子部品
    の搭載経路の少なくとも一方の傾斜角度と、電子部品の
    搭載速度の、少なくとも一方によって規定した、 ことを特徴とする請求項4記載の回路モジュールの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 基板上に搭載される電子部品の電極がレ
    ーザビームの照射光路に侵入するまでの照射レーザビー
    ムのパワーよりも、電子部品の電極がレーザビームの照
    射光路に侵入した後の照射レーザビームのパワーを低く
    する、 ことを特徴とする請求項4または5記載の回路モジュー
    ルの製造方法。
  7. 【請求項7】 基板の実装面側から電極の接合材に向け
    てレーザビームを照射するときに、基板の実装面とは反
    対の面側から基板の電極に向けて第2のレーザビームを
    照射する、 ことを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の回
    路モジュールの製造方法。
  8. 【請求項8】 前記基板が、前記第2のレーザビームに
    対して透過性を有する、 ことを特徴とする請求項7記載の回路モジュールの製造
    方法。
  9. 【請求項9】 接合材に照射されるレーザビームの照射
    形状が、接合材の平面形状に整合している、 ことを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項記載の回
    路モジュールの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記接合材が半田である、 ことを特徴とする請求項1乃至9の何れか1項記載の回
    路モジュールの製造方法。
  11. 【請求項11】 電子部品の電極を接合材を介して基板
    の電極に接続する回路モジュールの製造装置において、 電子部品を吸着して基板に搭載する吸着ノズルを有する
    部品搭載装置と、 基板の電極に予め設けられた接合材に向けてレーザビー
    ムを照射するレーザビーム照射装置と、 接合材を照射レーザビームのエネルギーによって溶融し
    てから、溶融した接合材が硬化する前に電子部品の電極
    を溶融接合材に押し当てるように、部品搭載とレーザビ
    ーム照射を制御する制御装置とを備える、 ことを特徴とする回路モジュールの製造装置。
  12. 【請求項12】 前記制御装置は、接合材に対するレー
    ザビームの照射が、電子部品の電極が溶融接合材に押し
    当てられるまで継続するように、部品搭載とレーザビー
    ム照射を制御する、 ことを特徴とする請求項11記載の回路モジュールの製
    造装置。
  13. 【請求項13】 基板上に搭載される電子部品の電極が
    その途中からレーザビームの照射光路に侵入するよう
    に、前記レーザビーム照射装置からのレーザビームの照
    射光路と前記部品搭載器具による電子部品の搭載経路の
    少なくとも一方を基板の実装面に対して鋭角を成すよう
    に傾斜させた、 ことを特徴とする請求項11または12記載の回路モジ
    ュールの製造装置。
  14. 【請求項14】 前記レーザビーム照射装置から接合材
    に照射されるレーザビームの照射形状が、接合材の平面
    形状に整合するように調整されている、 ことを特徴とする請求項11乃至13の何れか1項記載
    の回路モジュールの製造装置。
  15. 【請求項15】 前記部品搭載装置が、複数の吸着ノズ
    ルを有する回転ヘッドを備える、 ことを特徴とする請求項11乃至14の何れか1項記載
    の回路モジュールの製造装置。
  16. 【請求項16】 前記部品搭載装置の吸着ノズルに吸着
    された電子部品のずれ量を検出する検出装置と、 検出されたずれ量に応じて部品搭載位置とレーザビーム
    照射位置を補正する補正装置とを備える、 ことを特徴とする請求項11乃至15の何れか1項記載
    の回路モジュールの製造装置。
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