JPH10334672A - 半導体記憶装置 - Google Patents

半導体記憶装置

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JPH10334672A
JPH10334672A JP9142180A JP14218097A JPH10334672A JP H10334672 A JPH10334672 A JP H10334672A JP 9142180 A JP9142180 A JP 9142180A JP 14218097 A JP14218097 A JP 14218097A JP H10334672 A JPH10334672 A JP H10334672A
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JP
Japan
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memory cell
bit line
level
line
bit
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JP9142180A
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Tetsuya Otsuki
哲也 大月
Hiroshi Watabe
博士 渡部
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C11/00Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor
    • G11C11/56Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency
    • G11C11/5657Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using storage elements with more than two stable states represented by steps, e.g. of voltage, current, phase, frequency using ferroelectric storage elements
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
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    • G11C11/34Digital stores characterised by the use of particular electric or magnetic storage elements; Storage elements therefor using electric elements using semiconductor devices

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Abstract

(57)【要約】 【課題】強誘電体材料をキャパシタに用いた不揮発性半
導体記憶装置において、1つのメモリセルに2以上の整
数であるnビットの情報を蓄えてメモリ動作を行う多値
動作半導体記憶装置を実現する。 【解決手段】ビット線対BL,BLBをnケの分割ビッ
ト線対BL1,B1B,…,BLn,BLnBに分割
し、各々にセンスアンプ回路SA1,…,SAnを接続
する。また、分割ビット線間に、容量素子Cc1,…,
Ccn−1を接続する。この容量素子を用いて、上位ビ
ットのセンス結果により下位ビットのセンスレベルを変
えながら、最上位ビットBL1,BL1Bから最下位ビ
ットBLn,BLnBへ順次各ビットのセンス増幅を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置に関
し、特に多値メモリセルのための半導体記憶装置に関す
る。
【0001】
【従来の技術】半導体装置においては、近年、さらに小
型化が進み、この傾向はますます強まる一方である。こ
のため、半導体装置の一種である記憶装置においても装
置の小型化を図るべく、1つのメモリセルに多ビットの
情報を蓄えることができる多値メモリが開発された。
【0002】この多値メモリには、EEP−ROMにお
いてメモリセルの閾値を多段階に変化させ、1つのメモ
リセルの1ビット以上の情報を格納可能とするもの、D
RAMにおいてメモリセルの蓄積する電荷を多段階に分
けて、1つのメモリセルの1ビット以上の情報を格納可
能とするもの等、種々の方式がある。
【0003】そして、これら多値メモリセルを用いた半
導体記憶装置は、1つのセルに多値の情報を格納できる
ので、1つのセルに1ビットの情報しか格納し得なかっ
たセル(以下、1ビットセルという。)からなる従来の
記憶装置に比べ、メモリセル数を減少させることがで
き、従って、記憶装置、ひいては記憶装置を1構成要素
とする半導体装置の小型化を可能とすることができると
いうものである。
【0004】しかしながら、多値セルを用いた半導体記
憶装置は、そのセルの特異性から、従来の1ビットセル
を駆動する回路構成と異なる回路構成を用いなければな
らない。
【0005】例えば、1ビットセルでは、通常、1つの
ビット線当たり1つのセンスアンプが設けられている
が、4値の多値セルを用いたDRAMには、特開昭63
−149900号公報に記載されているように1つのビ
ット線当たり3つのセンスアンプが必要であった。これ
を図13に示す。
【0006】以下に、図13に示した従来例の動作につ
いて簡単に説明する。
【0007】ワード線WL0〜WL255に接続された
各メモリセルには、電源電圧をVccとすると、0、
(1/3)Vcc、(2/3)Vcc、Vcc、の計4
つの情報のいずれかが格納されている。また、ダミーワ
ード線DWL1、DWL2に接続されたダミーセルには
(1/6)Vcc、ダミーワード線DWL3、DWL4
に接続されたダミーセルには(1/2)Vcc、ダミー
ワード線DWL5、DWL6に接続されたダミーセルに
は(5/6)Vccが予め格納されている。
【0008】ここで、n型MOSトランジスタとコンデ
ンサからなるセル1に格納されているデータの読み出し
動作を説明する。なお、ダミーセルも含め、図中のセル
はセル1と同一構成である。
【0009】まずゲート選択線TGがハイレベル(以
下、Hレベルという。)となり、ワード線WL0〜85
とダミーワード線DWL1〜2からなる領域1、ワード
線WL86〜171とダミーワード線DWL3〜4から
なる領域2、ワード線WL172〜255とダミーワー
ド線DWL5〜6からなる領域3のすべての領域が、ビ
ット線BL1とBLB1に接続される。
【0010】プリチャージ後、ワード線WL0がHレベ
ルになり、セル1内の情報がビット線BL1に読み出さ
れる。ここで、セル1内の情報は例えば(2/3)Vc
cであるとする。
【0011】この後、ゲート選択線TGがロウレベル
(以下、Lレベルという。)となり、領域1、2および
3は各々電気的に分離される。
【0012】その後、セル1の接続されたビット線BL
1に対応するビット線BLB1に接続されたダミーセル
が活性化され、ダミーセルの情報が読み出される。すな
わち、ダミーワード線DWL2、DWL4、DWL6が
Hレベルになる。
【0013】次に、センスアンプ活性化信号SENがH
レベルになり、センスアンプSA11、SA12、SA
13が活性化される。これにより、領域1では、ビット
線BL1のデータは(2/3)Vccであり、ビット線
BLB1のデータはダミーセルのデータである(1/
6)Vccであるので、センスアンプSA11はデータ
線D1にHレベルを出力し、データ線D1バーにLレベ
ルを出力する。同様に、領域2では、ビット線BL1の
データは(2/3)Vccであり、ビット線BLB1の
データはダミーセルのデータである(1/2)Vccで
あるので、センスアンプSA12はデータ線D2にHレ
ベルを出力し、データ線D2バーにLレベルを出力す
る。また、領域3では、ビット線BL1のデータは(2
/3)Vccであり、ビット線BLB1のデータはダミ
ーセルのデータである(5/6)Vccであるので、セ
ンスアンプSA13はデータ線D3にLレベルを出力
し、データ線D3バーにHレベルを出力する。すなわ
ち、データ線D1、D2、D3には、それぞれH、H、
Lレベルの信号が出力される。
【0014】そして、これらデータ線上のデータは、デ
ータ出力回路により3ビット情報から2ビット情報に処
理され、2ビット情報として外部装置に出力される。メ
モリセルの蓄える情報量は4値であるので、本来2ビッ
トでその情報を表すことができるからである。
【0015】以上の説明で、図13に示した従来例の読
み出し動作は完了する。なお、書き込み動作等の説明は
省略する。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、多値セルが
開発されたといえど、センスアンプは従来と同様の感度
のものが現在のところ利用されている。すなわち、1ビ
ットセルのDRAMにおいて使用していたセンスアンプ
がそのまま利用されている。従って、このセンスアンプ
においてメモリセル情報とダミーセル情報の差がΔV以
上の場合にセンス可能であるとすると、多値セルのコン
デンサの容量は、例えば4値セルの場合は1ビットセル
の3倍の容量が必要となる。
【0017】この3倍の容量を実現するにあたっては、
図15のような構成が考えられる。これを図14に示し
た1ビットセルの構成と比較して述べる。
【0018】図8では、1つのセルに対して2×2の面
積が確保されている。そして、このうち、1×1の面積
がコンデンサとなる。なお、各コンデンサの間隔は1の
長さだけ確保されている。このセル配置をそのまま利用
して、3倍の容量を実現したものが図15の構成であ
る。すなわち、図14における1ビットセル2つ分のセ
ル面積で1つの4値セルを実現している。ここでは、コ
ンデンサの面積は1×3であり、従って、1ビットセル
の3倍の容量を得ることができる。
【0019】しかし、この構成では、装置の小型化を図
る上では不十分である。すなわち、図16のような構成
であれば、コンデンサの容量がルート3×ルート3であ
り、しかも、1つのセル面積が、(1+ルート3)×
(1+ルート3)、つまり約7.5の面積となる。これ
は図15における1つのセル面積2×4に比べ、小さい
ものとなり、装置の小型化に貢献することになる。
【0020】ところが、この図15のセル構成を用いて
も、センスアンプを1つのビット線に3つ設けていた図
13の構成では、逆に面積の増大を招き、多値セルを用
いることのメリットが充分に発揮されていなかった。
【0021】これを図17および図18を用いて、以下
に説明する。図17は、1ビットセルを用いて、4値の
情報を格納する場合の構成概略図である。この場合は、
1ビットセル群を2つ形成し、センスアンプを2つ設け
ている。ここで、通常、セルアレイ部の面積とセンスア
ンプ部およびI/O取り出し口を含めた面積との比率は
5:1〜3:1であるので、その比率を反映するよう記
載している。図18は、4値のセルにより、図17と同
じ情報量を実現する場合の構成概略図である。図18で
は、1つのビット線に3つのセンスアンプが必要である
ので、3つのセンスアンプが設けられている。なお、図
17と図18のセル面積の比率は、図14と図16のセ
ル面積の比率と同じであり、センスアンプは、図17と
図18のいずれも同じセンスアンプを用いている。
【0022】図17、図18を比較すると明らかなよう
に、図17の面積は、(4×1)×2+(1×1)×2
=10であり、図18の面積は、7.5+(1×1)×
3=10.5となる。
【0023】すなわち、4値の情報が必要な場合には、
1ビットセルを用いて装置を構成した方が、装置が小型
になる場合があることがわかる。
【0024】つまり、従来の多値セルを用いたDRAM
では、そもそも多値セルが開発された目的に反して装置
の大型化を招く場合があった。
【0025】そこで、本発明では、多値セルの開発目的
に沿う半導体装置、すなわち、多値セルを用いて、1ビ
ットセルによる半導体装置よりも小型な半導体装置を提
供することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】かかる目的のために、本
発明による半導体装置は、第1の配線と第2の配線との
間に導電経路を形成すべく接続された第1の導電手段
と、第3の配線と第4の配線との間に導電経路を形成す
べく接続された第2の導電手段と、一端が前記第1の配
線に接続され、他端が前記第4の配線に接続された第1
のコンデンサと、一端が前記第2の配線に接続され、他
端が前記第3の配線に接続された第2のコンデンサと、
第1の入力端が前記第1の配線に接続され、第2の入力
端が前記第3の配線に接続され、第1の信号に応じて前
記第1および第2の入力端に印加される電位を比較し、
その結果を前記第1の配線に出力し、前記結果の反転信
号を前記第3の配線に出力する第1の比較手段と、第3
の入力端が前記第2の配線に接続され、第4の入力端が
前記第4の配線に接続され、第2の信号に応じて前記第
3および第4の入力端に印加される電位を比較し、その
結果を前記第2の配線に出力し、前記結果の反転信号を
前記第4の配線に出力する第2の比較手段とを有し、前
記第1および第2の導電手段は、第3の信号に応じて、
前記導電経路を形成することを特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照して詳細に説明する。
【0028】図1は本発明の第1の実施の形態(請求項
1,2に対応)であるところの、半導体記憶装置のセン
スアンプ回路(ビット線−対分、メモリセルアレイ部も
含む)を示したものである。図1の回路は、センスアン
プ回路部とメモリセルアレイ部とに分かれる。
【0029】図1において、ビット線対BL,BLB
は、nケの分割ビット線対BL1,BL1B,…,BL
n,BLnBに分割され、センスアンプ回路部の(n−
1)ケのトランスファーゲートSWT1,…,SWTn
−1により接続されている。各分割ビット線対BLi,
BLiB(i=1,…,n)は、センスアンプ回路SA
i(i=1,…,n)にそれぞれ接続されている。各分
割ビット線対BLi,BLiB(i=1,…,n)に
は、メモリセルアレイ部が存在し、CBi(i=1,
…,n)の寄与容量を有する。各分割ビット線対間のB
LiとBLi−1B、BLiBとBLi−1(i=2,
…,n)には、容量素子Ci−1(i=2,…,n)が
接続されている。図1の場合には、分割ビット線対BL
n,BLnBを最上位ビット、BL1,BL1Bを最下
位ビットに割り当てる。
【0030】本発明の半導体記憶装置では、1つのメモ
リセルにnビットを割り当ててメモリ動作を行うが、そ
の動作について説明する前に、メモリセルから読みださ
れる信号電荷量について説明する。
【0031】図2は、本発明の半導体記憶装置のメモリ
セルのその接続を示す回路図である。メモリセルMC
は、スイッチング用のトランジスタTrと、一方の電極
をこのトランジスタTrのソース、ドレインのうちの一
方と接続するキャパシタCとで形成され、キャパシタC
の他方に電極はプレート線PLに接続され、トランジス
タTrのゲートをワード線WLに、ソース、ドレインの
うちの他方はビット線BLにそれぞれ接続されている。
図2において、キャパシタCは、互いに異なる抗電圧を
有する(2n −1)ケのドメインから構成されていると
する。この場合、キャパシタCは、図3に示すように、 Vc(1)<Vc(2)<…<Vc(j)<…<Vc
(2n −1) の関係式が成り立つ(2n −1)ケの強誘電体キャパシ
タC(1),…,C(j),…,C(2n −1)の並列
接続として表される。
【0032】図4(A)、(B)は、各強誘電体キャパ
シタC(j)の両電極間の電圧Vに対する分極量Pの特
性(分極特性)を示したものである。初期状態で、分極
量Pがe点に存在し、分極の向きが第1の向きとする。
両電極間の電圧Vが抗電圧Vc(j)以上になると、分
極量Pがe点→f点→g点と変化し、分極の向きが第2
の向きになる。逆に、初期状態で、分極量Pがa点に存
在し、分極の向きが第2の向きとする。両電極間の電圧
Vが電圧−Vc(j)以下になると、分極量Pがa点→
b点→c点と変化し、分極の向きが第1の向きになる。
このように、各強誘電体キャパシタC(j)は両電極間
の電圧Vに対しヒステリシス特性を有する。
【0033】本発明の半導体記憶装置では、1つのメモ
リセルが有する2n ケの状態を以下に示すように、各強
誘電体キャパシタC(j)の分極の向きと対応づける
(タイプ1とタイプ2の2種類がある)。
【0034】(1)タイプ1 データ0の場合:C(1),C(2),…,C(2n −
1)のすべてが第1の向き データ1の場合:C(1)が第2の向き、C(2),
…,C(2n −1)が第1 … データjの場合:C(1),…,C(j)が第2の向
き、C(j+1),…,C(2n −1)が第1 … データ2n −1の場合:C(1),C(2),…,C
(2n −1)のすべてが第2の向き (2)タイプ2 データ0の場合:C(1),C(2),…,C(2n −
1)のすべてが第2の向き データ1の場合:C(1)が第1の向き、C(2),
…,C(2n −1)が第2 … データjの場合:C(1),…,C(j)が第1の向
き、C(j+1),…,C(2n −1)が第2 … データ2n −1の場合:C(1),C(2),…,C
(2n −1)のすべてが第1の向き タイプ1の場合、キャパシタCの両電極間に、以下に示
す式(1)で与えられるプラスの電圧V+(j)を印加
した後電圧を0Vに戻すことによりデータjを実現でき
る。
【0035】V+(0)<Vc(1) Vc(j)≦V+(j)<Vc(j+1)(j=1,
…,2n −2) Vc(2n −1)≦V+(2n −1) この場合、図2に示すワード線WLをハイレベルにして
トランジスタTrをオン状態にし、ビット線BL、プレ
ート線PL間にキャパシタCの両極間の電圧Vが−Ve
(−Ve<−Vc(2n −1))となる電圧を印加する
と、データjの読み出しの場合、以下に示す式(II)で
与えられる電荷量Q+(j)がビット線BLを介して得
られることになる。
【0036】 Q+(j)=Q1(1)+…+Q1(j)+Q0(j+1)+…+Q0(2n −1) (II) タイプ2の場合、キャパシタCの両電極間に、以下に示
す式(III)で与えられるマイナスの電圧V−(j)を印
加した後電圧を0Vに戻すことによりデータjを実現で
きる。
【0037】 −Vc(1)<V−(0) −Vc(j+1)<V−(j)≦−Vc(j)(j=1,…,2n −2) V−(2n −1)≦−Vc(2n −1) (III) この場合、図2に示すワード線WLをハイレベルにして
トランジスタTrをオン状態にし、ビット線BL、プレ
ート線PL間にキャパシタCの両極間の電圧VがVe
(Vc(2n −1)<Ve)となる電圧を印加すると、
データjの読み出しの場合、以下に示す式(IV)で与え
られるマイナスの電荷量Q−(j)がビット線BLを介
して得られることになる。
【0038】 Q−(j)=−Q1(1)−…−Q1(j)−Q0(j+1)−…−Q0( 2n −1) (IV) タイプ1、タイプ2のどちらの場合にも、このようにし
てビット線BL上に読みだされる電荷量を、図1に示す
センスアンプ回路によりセンス増幅を行うことによりデ
ータの読み出しを行う。
【0039】図5は、図1に示されるセンスアンプ回路
において、ビット線BL、ワード線WLkで選択される
メモリセルMCの読み出し時の動作波形例(その1)を
示したものである。図5を用いて、動作例その1につい
て説明する。
【0040】最初に、ビット線BLは、GNDレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。この時、ト
ランスファーゲートSWT1〜SWTn−1はすべてオ
ン状態である。
【0041】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。そして
時刻T2で、プレート線がGNDレベルからVccレベ
ルに立ち上がる。このとき、キャパシタCの両電極間に
電圧−Veが印加され、メモリセルMCから2n 個のデ
ータj(j=0,…,2n −1)に応じて、ビット線B
L上に信号電荷が読みだされる。ビット線BLの有する
容量は、 CB=(CB1+CB2+…+CBn) となるので、このときのビット線BLの電位Vmem
(j)は、式(II)を用いると、次式のように表され
る。
【0042】 Vmem(j)=Q+(j)/CB =(Q1(1)+…+Q1(j)+Q0(j+1)+…
+Q0(2n −1))/(CB1+CB2+…+CB
n) また、このとき、メモリセルMCに接続されないビット
線BLBには、図1に示されないリファレンス電位発生
回路により、リファレンス電位Vrefが出力される。
リファレンス電位Vrefは、データ0の読み出し電位
Vmem(0)とデータ(2n −1)の読み出し電位V
mem(2n −1)の中間電位に設定される。
【0043】次に、時刻T3で、トランスファーゲート
SWT1〜SWTn−1がすべてオフ状態になる。そし
て時刻T4で、センスアンプ回路SA1が活性化され、
分割ビット線対BL1、BL1Bがセンス増幅される。
分割ビット線BL1がVccレベルに増幅される場合、
カップリング容量Cc1により、BL2BはxV持ち上
げられる。逆に、分割ビット線BL1BがVccレベル
に増幅される場合、BL2がxV持ち上げられる。
【0044】次に、時刻T5で、センスアンプ回路SA
2が活性化され、分割ビット線対BL2、BL2Bがセ
ンス増幅される。この場合にも、カップリング容量Cc
2のはたらきにより、分割ビット線BL3,BL3Bの
電位が変動する。
【0045】このように、上位側の分割ビット線対のセ
ンス増幅結果を下位側の分割ビット線対のセンスレベル
へとフィールドバックすることにより、時刻T6でセン
スアンプ回路SAnが活性化されるまで、同様のセンス
動作が行われる。
【0046】最後に、時刻T7〜T8で、コラム選択線
CSLにより、n組の分割ビット線対が選択されると、
センスアンプ回路SA1,…SAnのデータがそれぞ
れ、10バス対1/01,…1/0nに伝達される。
【0047】図6は、メモリセルMCの読み出し時の動
作波形例(その2)を示したものである。動作例その2
がその1と異なる点は、プレート線PLの電位が読み出
し時にVccレベルに固定されている点である。
【0048】その2の場合も、最初に、ビット線BL
は、GNDレベルにプリチャージされた後、浮遊状態に
される。時刻T1で、入力アドレスに応じて選択ワード
線WLkがハイレベルに立ち上がると、キャパシタCの
両電極間に電圧−Veが印加され、メモリセルMCから
2n 個のデータj(j=0,…,2n −1)に応じて、
ビット線BL上に信号電荷Q+(j)が読みだされる。
【0049】図7は、メモリセルMCを読み出し時の動
作波形例(その3)を示したものである。図7を用い
て、動作例その3について説明する。
【0050】最初に、ビット線BLは、Vccレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。
【0051】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。そして
時刻T2で、プレート線がVccレベルからGNDレベ
ルに立ち下がる。このとき、キャパシタCの両電極間に
電圧Veが印加され、メモリセルMCから2n 個のデー
タj(j=0,…,2n −1)に応じて、ビット線BL
上にマイナスの信号電荷Q−(j)が読みだされる。こ
のときのビット線BLの電位Vmem(j)は、式(I
V)を用いると、次式のように表される。
【0052】 Vmem(j)=Vcc+Q−(j)/CB =Vcc−(Q1(1)+…+Q1(j)+Q0(j+
1)+…+Q0(2n −1)/(/CB1+CB2+…
+CBn) また、このとき、メモリセルMCに接続されないビット
線BLBには、リファレンス電位Vrefが出力され
る。リファレンス電位Vrefは、データ0の読み出し
電位Vmem(0)とデータ(2n −1)の読み出し電
位Vmem(2n−1)の中間電位に設定される。時刻
T3以降の動作については、図5に示された動作例その
1と同様に行われる。
【0053】図8は、メモリセルMCの読み出し時の動
作波形例(その4)を示したものである。動作例その4
がその3と異なる点は、プレート線PLの電位が読み出
し時にGNDレベルに固定されている点である。
【0054】その4の場合もその3の場合と同様、最初
に、ビット線BLは、Vccレベルにプリチャージされ
た後、浮遊状態にされる。時刻T1で、入力アドレスに
応じて選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる
と、キャパシタCの両電極間に電圧Veが印加され、メ
モリセルMCから2n 個のデータj(j=0,…,2n
−1)に応じて、ビット線BL上にマイナスの信号電荷
Q−(j)が読みだされる。
【0055】本発明の半導体記憶装置の第2の実施の形
態は、強誘電体キャパシタを用いた半導体記憶装置にお
いて、1つのメモリセルにnビットを割り当ててメモリ
動作を行う場合の書き込みの方式について述べたもので
ある。
【0056】図9は、図1において、ワード線WLk、
ビット線BLで選択されるメモリセルMCへの書き込み
動作例(その1)を示したものである。
【0057】最初に、ビット線BLは、GNDレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。
【0058】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。そして
時刻T2で、プレート線がGNDレベルからVccレベ
ルに立ち下がる。このとき、キャパシタCの両電極間に
電圧−Veが印加され、異なる抗電圧を有する(2n −
1)ケのすべてのドメインの分極の向きが、第1の向き
となる。なお、ここまでの動作は、図5に述べた読み出
し動作例その1と同じである。よって、書き込み動作例
その1の以降の動作は、読み出し動作例その1の再書き
込み動作でもある。
【0059】次に、時刻T3で、書き込みデータj(j
=0,…,2n −1)に応じて、メモリセルMCに接続
されたビット線BLの電位Vwbl(j)が、式(1)
で与えられるV+(j)を用いて、次式で与えられるよ
うに設定される。
【0060】Vwbl(j)=V+(j) 次に、時刻T4で、プレート線PLがVccレベルから
GNDレベルに立ち下がる。このとき、キャパシタCに
電圧V+(j)が印加される。
【0061】次に、時刻T5で、ビット線BLがGND
レベルに立ち下がる。
【0062】最後に、時刻T6で、選択ワード線WLk
がロウレベルに立ち下がり、書き込み動作を終了する。
【0063】図10は、メモリセルMCへの書き込み動
作例(その2)を示したものである。
【0064】最初に、ビット線BLは、GNDレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。また、プレ
ート線PLはVccレベルに設定される。
【0065】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。このと
き、キャパシタCの両電極間に電圧−Veが印加され、
異なる抗電圧を有する(2n −1)ケのすべてのドメイ
ンの分極の向きが、第1の向きとなる。なお、ここまで
の動作は、図6に述べた読み出し動作例その2と同じで
ある。よって、書き込み動作例その2の以降の動作は、
読み出し動作例その2の再書き込み動作でもある。
【0066】次に、時刻T2で、ビット線BLの電位が
Vccレベルに設定される。
【0067】次に、時刻T3で、書き込みデータjに応
じて、プレート線PLの電位Vwbl(j)が、式
(1)で与えられるV+(j)を用いて、次式で与えら
れるように設定される。
【0068】Vwbl(j)=Vcc−V+(j) この場合も、動作例その1と同様に、キャパシタCに電
圧V+(j)が印加される。
【0069】次に、時刻T4で、プレート線PLがVw
bl(j)からVccレベルに立ち上がる。
【0070】最後に、時刻5で、選択ワード線WLkが
ロウレベルに立ち下がり、書き込み動作を終了する。
【0071】図11は、メモリセルMCへの書き込み動
作例(その3)を示したものである。
【0072】最初に、ビット線BLは、Vccレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。
【0073】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。そして
時刻T2で、プレート線がVccレベルからGNDレベ
ルに立ち下がる。このとき、キャパシタCの両電極間に
電圧Veが印加され、異なる抗電圧を有する(2n −
1)ケのすべてのドメインの分極の向きが、第2の向き
となる。なお、ここまでの動作は、図7に述べた読み出
し動作例その3と同じである。よって、書き込み動作例
その3の以降の動作は、読み出し動作例その3の再書き
込み動作でもある。
【0074】次に、時刻T3で、書き込みデータjに応
じて、メモリセルMCに接続されたビット線BLの電位
Vwbl(j)が、式(III)で与えられるV−(j)を
用いて、次式で与えられるように設定される。
【0075】Vwbl(j)=Vcc+V−(j) 次に、時刻T4で、プレート線PLがGNDレベルから
Vccレベルに立ち上がる。このとき、キャパシタCに
マイナスの電圧V−(j)が印加される。
【0076】次に、時刻T5で、ビット線BLがVwb
l(j)からVccレベルに立ち上がる。
【0077】最後に、時刻6で、選択ワード線WLkが
ロウレベルに立ち下がり、書き込み動作を終了する。
【0078】図12は、メモリセルMCへの書き込み動
作例(その4)を示したものである。
【0079】最初に、ビット線BLは、Vccレベルに
プリチャージされた後、浮遊状態にされる。また、プレ
ート線PLはGNDレベルに設定される。
【0080】次に、時刻T1で、入力アドレスに応じて
選択ワード線WLkがハイレベルに立ち上がる。このと
き、キャパシタCの両電極間に電圧Veが印加され、異
なる抗電圧を有する(2n −1)ケのすべてのドメイン
の分極の向きが、第2の向きとなる。なお、ここまでの
動作は、図8に述べた読み出し動作例その4と同じであ
る。よって、書き込み動作例その4の以降の動作は、読
み出し動作例その4の再書き込み動作でもある。
【0081】次に、時刻T2で、ビット線BLの電位が
GNDレベルに設定される。
【0082】次に、時刻T3で、書き込みデータjに応
じて、プレート線PLの電位Vwbl(j)が、式(II
I)で与えられるV−(j)を用いて、次式で与えられる
ように設定される。
【0083】Vwbl(j)=Vcc+V−(j) この場合も、動作例その3と同様に、キャパシタCにマ
イナスの電圧V−(j)が印加される。
【0084】次に、時刻T4で、プレート線PLがVw
bl(j)からGNDレベルに立ち下がる。
【0085】最後に、時刻T5で、選択ワード線WLk
がロウレベルに立ち下がり、書き込み動作を終了する。
【0086】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の半導体記
憶装置を用いることにより、強誘電体材料をキャパシタ
に用いた不揮発性半導体記憶装置において、1つのメモ
リセルに2以上の整数であるNビットの情報を蓄えて読
み出しおよび書き込み動作を行う多値動作が可能とな
り、従来と同じデバイスルールでより集積度を上げた半
導体記憶装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示す、半導体記憶
装置のセンスアンプ回路である。
【図2】図1に示された実施の形態に存在する、強誘電
体キャパシタを用いたメモリセルとその接続を示す回路
図である。
【図3】図2に示されたメモリセルに存在する強誘電体
キャパシタの等価回路である。
【図4】図3に示された強誘電体キャパシタの部分ドメ
インC(j)の分極特性図である。
【図5】図1に示された実施の形態の、読み出し動作例
その1を示す回路図である。
【図6】図1に示された実施の形態の、読み出し動作例
その2を示す回路図である。
【図7】図1に示された実施の形態の、読み出し動作例
その3を示す回路図である。
【図8】図1に示された実施の形態の、読み出し動作例
その4を示す回路図である。
【図9】図1に示された実施の形態の、書き込み動作例
その1を示す回路図である。
【図10】図1に示された実施の形態の、書き込み動作
例その2を示す回路図である。
【図11】図1に示された実施の形態の、書き込み動作
例その3を示す回路図である。
【図12】図1に示された実施の形態の、書き込み動作
例その4を示す回路図である。
【図13】従来例の半導体記憶装置のメモリ部およびセ
ンスアンプ部を示す回路図である。
【図14】従来の1ビットセルの構成概略図である。
【図15】2ビットセルの構成概略図である。
【図16】他の2ビットセルの構成概略図である。
【図17】従来の1ビットセルを利用して2ビット情報
を得る構成概略図である。
【図18】従来例の2ビットメモリセルアレイ半導体記
憶装置の構成概略図である。
【符号の説明】
WL0,…,WLk,… ワード線 WLk 選択ワード線 BL,BLB ビット線対 BL1,BL1B,…,BLn,BLnB 分割ビッ
ト線対 PL プレート線 SWT1,…,SWTn−1 トランスファーゲート TG1,…,TGn−1 トランスファーゲート制御
信号線 SA1,SAn センスアンプ回路 CSL コラム選択線 1/01,…,1/0n 1/0線 MC メモリセル CB1,…,CBn 分割ビット線の寄生容量 Cc1,…,Ccn−1 カップリング容量 C 強誘電体キャパシタ Tr 選択トランジスタ C(j) 抗電圧Vc(j)を有するドメイン

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチング用のトランジスタ、および
    一方の電極をこのトランジスタのソース、ドレインの内
    の一方と接続し強誘電体材料で形成されたキャパシタを
    それぞれ備えた複数のメモリセルを行方向、列方向に配
    置したメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルの各列それぞれと対応して設けら
    れ対応する列の各メモリセルのトランジスタのソース、
    ドレインのうちの他方と接続してこれらメモリセルの書
    き込み用のデータおよび読み出しデータを伝達する複数
    のビット線対と、 前記複数のメモリセルの各行それぞれと対応して設けら
    れ対応する行の各メモリセルのトランジスタのゲートと
    接続して選択レベルのときこれらトランジスタを導通状
    態とする複数のワード線と、 前記複数のメモリセルそれぞれのキャパシタの他方の電
    極と接続する少なくとも1つのプレート線と、 前記複数のビット線対上に読みだされたデータをセンス
    増幅する複数のセンスアンプ回路と、 前記複数のセンスアンプ回路に入力されるリファレンス
    電位を発生するリファレンス電位発生回路と、 前記複数のワード線のうち所定のワード線を所定のタイ
    ミングで選択レベルとするXデコーダ回路と、 前記プレート線に、所定のタイミングでプレート線電位
    を印加するプレート線電位発生回路とを有し、1つのメ
    モリセルに2以上の整数であるnビットの情報を記憶す
    る半導体記憶装置において、 最上位ビットから最下位ビットへ順次各ビットのセンス
    増幅を行い、上位ビットのセンス結果を用いて下位ビッ
    トのセンスレベルを変えることを特徴とする半導体記憶
    装置。
  2. 【請求項2】 前記複数のビット線対はそれぞれnケの
    分割ビット線対に分割され、前記分割ビット線対はそれ
    ぞれセンスアンプ回路に接続され、前記分割ビット線対
    間はトランスファーゲートにより縦列接続され、縦列接
    続された前記分割ビット線対の正一補、補一正間に、容
    量素子を接続することを特徴とする請求項1記載の半導
    体記憶装置。
  3. 【請求項3】 スイッチング用のトランジスタ、および
    一方の電極をこのトランジスタのソース、ドレインの内
    の一方と接続し強誘電体材料で形成されたキャパシタを
    それぞれ備え行方向、列方向に配置された複数のメモリ
    セルを含むメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルの各列それぞれと対応して設けら
    れ対応する列の各メモリセルのトランジスタのソース、
    ドレインのうちの他方と接続してこれらメモリセルの書
    き込み用のデータおよび読み出しデータを伝達する複数
    のビット線対と、 前記複数のメモリセルの各行それぞれと対応して設けら
    れ対応する行の各メモリセルのトランジスタのゲートと
    接続して選択レベルのときこれらトランジスタを導通状
    態とする複数のワード線と、 前記複数のメモリセルそれぞれのキャパシタの他方の電
    極と接続する1つまたは複数のプレート線と、 前記複数のビット線対上に読みだされたデータをセンス
    増幅する複数のセンスアンプ回路と、 前記複数のセンスアンプ回路に入力されるリファレンス
    電位を発生するリファレンス電位発生回路と、 前記複数のワード線のうち所定のワード線を所定のタイ
    ミングで選択レベルとするXデコーダ回路と、 前記1つまたは複数のプレート線のうち所定のプレート
    線に、所定のタイミングでプレート線電位を印加するプ
    レート線電位発生回路とを有し、1つのメモリセルにn
    ビットの情報を記憶する半導体記憶装置において、 前記メモリセル中の前記強誘電体材料が、第1の電圧か
    ら第(2n −1)の電圧までの、互いに異なる抗電圧を
    有する(2n −1)ケのドメインから構成され、 前記複数のワード線のうち所定のワード線を選択レベル
    とし、選択された前記メモリセルのトランジスタを導通
    状態とし、前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線間に、絶対値が前記抗電圧以上であるマ
    イナスの電圧を印加することにより、前記ドメインすべ
    ての分極の向きを第1の向きにし、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線間に、2n ケの書き込みデータに応じ
    て、 第(2n −2)の電圧≦V+(2n −2)<第(2n −
    1)の電圧 という関係を有するプラスの書き込み電圧をそれぞれ印
    加し、前記書き込み電圧以下の抗電圧を有する前記ドメ
    インの分極の向きを前記第1の向きと逆の方向を有する
    第2の向きにし、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線を同電位とし、 前記所定のワード線を非選択レベルとし、選択された前
    記メモリセルのトランジスタを非導通状態とすることに
    より、nビットの情報を前記メモリセルに書き込むこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線を
    ロウレベルに立ち下げた後、前記ビット線を浮遊状態と
    し、 前記所定のワード線を選択レベルとし、選択された前記
    メモリセルのトランジスタを導通状態とし、 選択された前記メモリセルに接続された前記プレート線
    をロウレベルからハイレベルに立ちあげ、前記ビット線
    上に前記メモリセルからのデータを読み出し、 2n ケの書き込みデータに応じて、前記ビット線の電位
    を前記書き込み電圧に設定し、 前記プレート線の電位をハイレベルからロウレベルに立
    ち下げ、 前記ビット線の電位をGNDレベルに立ち下げることを
    特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 選択された前記メモリセルに接続された
    前記プレート線をハイレベルに設定し、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線を
    ロウレベルに立ち下げた後、前記ビット線を浮遊状態と
    し、 前記所定のワード線を選択レベルとし、選択された前記
    メモリセルのトランジスタを導通状態とし、前記ビット
    線上に前記メモリセルからのデータを読み出し、 前記ビット線をハイレベルに立ち上げ、 2n ケの書き込みデータに応じて、前記プレート線の電
    位をVcc−V+(2n −1)に設定し、 前記プレート線の電位をハイレベルに立ち上げることを
    特徴とする請求項3記載の半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 スイッチング用のトランジスタ、および
    一方の電極をこのトランジスタのソース、ドレインの内
    の一方と接続し強誘電体材料で形成されたキャパシタを
    それぞれ備え行方向、列方向に配置された複数のメモリ
    セルを含むメモリセルアレイと、 前記複数のメモリセルの各列それぞれと対応して設けら
    れ対応する列の各メモリセルのトランジスタのソース、
    ドレインのうちの他方と接続してこれらメモリセルの書
    き込み用のデータおよび読み出しデータを伝達する複数
    のビット線対と、 前記複数のメモリセルの各行それぞれと対応して設けら
    れ対応する行の各メモリセルのトランジスタのゲートと
    接続して選択レベルのときこれらトランジスタを導通状
    態とする複数のワード線と、 前記複数のメモリセルそれぞれのキャパシタの他方の電
    極と接続する1つまたは複数のプレート線と、 前記複数のビット線対上に読みだされたデータをセンス
    増幅する複数のセンスアンプ回路と、 前記複数のセンスアンプ回路に入力されるリファレンス
    電位を発生するリファレンス電位発生回路と、 前記複数のワード線のうち所定のワード線を所定のタイ
    ミングで選択レベルとするXデコーダ回路と、 前記1つまたは複数のプレート線のうち所定のプレート
    線に、所定のタイミングでプレート線電位を印加するプ
    レート線電位発生回路とを有し、1つのメモリセルにn
    ビットの情報を記憶する半導体記憶装置において、 前記メモリセル中の前記強誘電体材料が、第1の電圧か
    ら第(2n −1)の電圧までの、互いに異なる抗電圧を
    有する(2n −1)ケのドメインから構成され、 前記複数のワード線のうち所定のワード線を選択レベル
    とし、選択された前記メモリセルのトランジスタを導通
    状態とし、前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線間に、前記抗電圧以上であるプラスの電
    圧を印加することにより、前記ドメインすべての分極の
    向きを前記第2の向きにし、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線間に、2n ケの書き込みデータに応じ
    て、 第(2n −1)の電圧<V−(2n −2)≦第(2n −
    2)の電圧 という関係を有するマイナスの書き込み電圧をそれぞれ
    印加し、前記書き込み電圧の絶対値以下の抗電圧を有す
    る前記ドメインの分極の向きを前記第2の向きと逆の方
    向を有する前記第1の向きにし、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線と
    前記プレート線を同電位とし、 前記所定のワード線を非選択レベルとし、選択された前
    記メモリセルのトランジスタを非導通状態とすることに
    より、nビットの情報を前記メモリセルに書き込むこと
    を特徴とする半導体記憶装置。
  7. 【請求項7】 選択された前記メモリセルに接続された
    前記ビット線をVccレベルに立ち上げた後、前記ビッ
    ト線を浮遊状態とし、 前記所定のワード線を選択レベルとし、選択された前記
    メモリセルのトランジスタを導通状態とし、 選択された前記メモリセルに接続された前記プレート線
    をVccレベルからGNDレベルに立ち下げ、前記ビッ
    ト線上に前記メモリセルからのデータを読み出し、 2n ケの書き込みデータに応じて、前記ビット線の電位
    をVcc+V(2n −1)に設定し、 前記プレート線の電位をロウレベルからハイレベルに立
    ち上げ、 前記ビット線の電位をハイレベルに立ち上げることを特
    徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
  8. 【請求項8】 選択された前記メモリセルに接続された
    前記プレート線をロウレベルに設定し、 選択された前記メモリセルに接続された前記ビット線を
    Vccレベルに立ち上げた後、前記ビット線を浮遊状態
    とし、 前記所定のワード線を選択レベルとし、選択された前記
    メモリセルのトランジスタを導通状態とし、前記ビット
    線上に前記メモリセルからのデータを読み出し、 前記ビット線をGNDレベルに立ち下げ、 2n ケの書き込みデータに応じて、前記プレート線の電
    位を−V(2n −1)に設定し、 前記プレート線の電位をGNDレベルに立ち下げること
    を特徴とする請求項6記載の半導体記憶装置。
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