JPH1033460A - 内視鏡 - Google Patents

内視鏡

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JPH1033460A
JPH1033460A JP8200354A JP20035496A JPH1033460A JP H1033460 A JPH1033460 A JP H1033460A JP 8200354 A JP8200354 A JP 8200354A JP 20035496 A JP20035496 A JP 20035496A JP H1033460 A JPH1033460 A JP H1033460A
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JP
Japan
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lens
endoscope
distal end
observation
cleaning nozzle
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JP8200354A
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Hirota Okada
裕太 岡田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、挿入部内の複数の構成要素を効率よ
く配置して挿入部の外径をできるだけ細くするととも
に、挿入部を患者の体内の内径寸法が小さい体腔内に挿
入する際に、周りの体壁に洗浄ノズルが引っかかること
を防止して挿入部の挿入性を向上できる内視鏡を提供す
ることを最も主要な特徴とする。 【解決手段】挿入部9の先端部20に洗浄ノズル25の
突出部36を鉗子チャンネル23の一部と重合させた重
合部を設けたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は挿入部の先端部に観
察用レンズを洗浄する洗浄ノズルが配置された内視鏡に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、内視鏡には体内に挿入される細
長い挿入部と、この挿入部の基端部に連結された手元側
の操作部とが設けられている。さらに、例えば特開平7
−43621号公報には挿入部の先端部に観察用レンズ
と、この観察用レンズを洗浄する洗浄ノズルとが配置さ
れた構成のものが示されている。ここで、洗浄ノズルは
挿入部の先端部から前方に突出された状態で配設されて
いる。
【0003】また、内視鏡の挿入部の内部には観察光学
系や、照明光学系等の複数の内蔵物や、鉗子挿通チャン
ネルや、洗浄ノズルに連通する送気送水チャンネル等の
他の構成要素が配設されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、内視鏡の挿
入部はその挿入性の向上の観点から外径が細いことが望
まれている。そのため、内視鏡の挿入部内の複数の内蔵
物を相互に干渉することなく、スペース効率よく配置す
るようにしている。
【0005】しかしながら、挿入部の外径をできるだけ
細くするように内視鏡の挿入部内の複数の内蔵物を他の
内蔵物と干渉しない状態で効率よく配置した場合には洗
浄ノズルの配置位置には制限があるので、洗浄ノズルを
内視鏡挿入部の中心軸上に配置することが難しい問題が
ある。そのため、上記従来構成のものにあっては洗浄ノ
ズルは内視鏡挿入部の中心軸上から外れた偏位位置に配
置されることが多いので、この場合には患者の体内の内
径寸法が小さい体腔(***)内に内視鏡の挿入部を挿入
する際に、挿入部の先端部から前方に突出された洗浄ノ
ズルが体腔(***)内の周りの壁面に引っかかるおそれ
があり、内視鏡挿入部の挿入性が低下する問題がある。
【0006】なお、従来技術では、内視鏡挿入部の中心
軸上付近に洗浄ノズルを配置した場合には、内視鏡の挿
入部内の複数の内蔵物を効率よく配置することが難しい
ので、内視鏡の挿入部内の複数の内蔵物間に比較的大き
なデッドスペースが形成され、内視鏡の挿入部の外径寸
法が大きくなる問題がある。
【0007】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的は、挿入部内の複数の構成要素を効率よく
配置して挿入部の外径をできるだけ細くすることができ
るとともに、挿入部の挿入性の向上を図ることができる
内視鏡を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、挿入部の先端
部に観察用レンズと、この観察用レンズを洗浄する洗浄
ノズルとが配置された内視鏡において、前記挿入部の先
端部に前記洗浄ノズルの一部と前記挿入部内に配置され
る構成要素の一部とを重合させた重合部を設けたことを
特徴とする内視鏡である。上記構成により、挿入部内の
構成要素、例えば鉗子チャンネルの一部に洗浄ノズルの
一部をはみ出させて重合させた状態で配置することによ
り、挿入部内に配置される構成要素を効率よく配置する
とともに、挿入部の先端部の中心軸上付近に洗浄ノズル
を配置できるようにする。これにより、内視鏡挿入時に
洗浄ノズルのような突起物のない挿入部の外周面側を体
壁に当て、内視鏡挿入時に洗浄ノズルが患者の体壁に引
っかかることがなくなるようにしたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を図1および図2(A),(B)を参照して説明する。
図1は本実施の形態におけるビデオ内視鏡装置1のシス
テム全体の概略構成を示すものである。なお、本実施の
形態では本発明をビデオ内視鏡2に適用した例を示して
いるが本発明はビデオ内視鏡2のみでなく、ファイバー
式内視鏡にも適用可能である。
【0010】図1のビデオ内視鏡装置1には電子内視鏡
であるビデオ内視鏡2と、光源装置3と、ビデオプロセ
ッサ4と、モニタ5と、VTRデッキ6と、ビデオディ
スク7と、ビデオプリンタ8とが設けられている。ここ
で、ビデオ内視鏡2には患者の体内に挿入される挿入部
9と、この挿入部9の基端部に連結された手元側の操作
部10とが設けられている。
【0011】また、手元側の操作部10にはユニバーサ
ルコード11の一端部が連結されている。このユニバー
サルコード11の他端部にはコネクタ部12が連結され
ている。さらに、このコネクタ部12には信号ケーブル
13の一端部が連結されている。この信号ケーブル13
の他端部には第2のコネクタ部14が連結されている。
ここで、ユニバーサルコード11のコネクタ部12は光
源装置3に、また信号ケーブル13の第2のコネクタ部
14はビデオプロセッサ4にそれぞれ着脱可能に連結さ
れている。
【0012】そして、光源装置3内の光源ランプ15か
ら放射された照明光は集光レンズ16を経てビデオ内視
鏡2のライトガイド17の入射端面に入射されるように
なっている。さらに、このライトガイド17を経て伝送
される照明光は挿入部9の先端部側から外部側に照射さ
れるようになっている。
【0013】また、信号ケーブル13の第2のコネクタ
部14はビデオプロセッサ4に着脱可能に連結されてい
る。このビデオプロセッサ4にはモニタ5と、VTRデ
ッキ6と、ビデオディスク7と、ビデオプリンタ8とが
それぞれ接続されている。そして、ビデオ内視鏡2によ
って撮像される内視鏡像は図示しないCCD等の撮像装
置によって電気信号に変換された後、ビデオ内視鏡2内
の信号線を介してビデオプロセッサ4に入力され、この
ビデオプロセッサ4内で信号処理された画像データがモ
ニタ5に表示されるとともに、必要に応じてVTRデッ
キ6、ビデオディスク7、ビデオプリンタ8に出力され
るようになっている。
【0014】また、ビデオ内視鏡2の挿入部9には基端
部が手元側操作部10に連結された細長い可撓管部18
が設けられている。さらに、この可撓管部18の先端側
には湾曲部19を介して先端部20が連結されている。
そして、手元側操作部10の操作によって湾曲部19が
遠隔的に湾曲操作可能になっている。
【0015】また、図2(A)は挿入部9の挿入方向前
方より先端部20の先端面21を見た図である。この図
2(A)に示すように挿入部9の先端部20の先端面2
1には内視鏡挿入部9の中心軸O上から偏心した位置に
観察光学系の観察用レンズ22と、鉗子チャンネル23
と、照明光学系の2つの照明用レンズ24とがそれぞれ
配設されている。さらに、内視鏡挿入部9の先端面21
のほぼ中央には観察用レンズ22の洗浄ノズル25が配
設されている。
【0016】また、挿入部9の先端部20の先端面21
には、図2(B)に示すように凸状曲面21aが形成さ
れている。ここで、先端部20には、この先端部20の
本体26と、この先端部本体26を覆う本体カバー27
とが設けられている。そして、洗浄ノズル25は本体カ
バー27に、一体形成されている。
【0017】さらに、挿入部9の先端部20の先端面2
1に設けられた凸状曲面の突出頂部は、挿入部9の中心
軸O付近に配置されている。なお、ここで言う先端面2
1の突出頂部とは、挿入部9の挿入方向に対して先端面
21の最前方に位置する点、或いは面であり、洗浄ノズ
ル25のような先端部本体26以外の構成要素は、先端
面21の突出頂部には含まない。
【0018】また、観察用レンズ22は光軸方向に並設
された複数のレンズ28…から構成されている。そし
て、観察用レンズ22の各構成レンズ28…は内視鏡挿
入部9の挿入方向に中心軸が配置された軸対象形のレン
ズ枠29を介して、先端部本体26に固定されている。
【0019】また、観察用レンズ22の最先端位置に配
置された第1レンズ28aは、先端部20の先端面21
の凸状曲面21aと滑らかにつながるように、このレン
ズ28aの光軸とは垂直でない平面で斜めに角度の付け
られた楔状レンズが用いられている。そして、この第1
レンズ28aはレンズ厚が一定ではなく、非軸対象形と
なっている。
【0020】また、観察用レンズ22の第1レンズ28
aの先端面は、先端部本体26の外表面よりは内視鏡挿
入部9の挿入方向において前方に配置されている。さら
に、レンズ枠29の端面は先端部本体26の本体カバー
27の外表面より後方に配置されている。そして、観察
用レンズ22の第1レンズ28aと、先端部本体26の
本体カバー27の外表面と、レンズ枠29の端面との間
に形成される段差部には、接着剤30が埋められてい
る。この接着剤30の外表面は、先端部本体26の本体
カバー27の外表面の凸状曲面21aと滑らかにつなが
っている。なお、接着剤30の代わりにRTVシリコー
ンゴム等による充填剤を使用しても良い。
【0021】また、鉗子チャンネル23の先端開口部3
1は先端部本体26の本体カバー27の凸状曲面21a
の一部から外周面にかけて開口されている。この鉗子チ
ャンネル23の基端部はビデオ内視鏡2の手元側操作部
10に設けられた処置具挿入口体32に連結されてい
る。
【0022】また、本体カバー27の後端部には鉗子チ
ャンネル23の先端開口部31付近の一部を後方に伸ば
した係合凸部27aが形成されている。さらに、先端部
本体26の先端部には本体カバー27の係合凸部27a
と係脱可能に係合する係合凹部26aが設けられてい
る。そして、本体カバー27と先端部本体26とが組み
合わされた際には、本体カバー27の係合凸部27aと
先端部本体26の係合凹部26aとが隙間なく係合する
ようになっている。なお、本体カバー27における鉗子
チャンネル23の先端開口部31の稜線は、全域に渡っ
て滑らかな曲面状に成形されている。
【0023】また、洗浄ノズル25には観察用レンズ2
2の先端面に向けて屈曲させた噴出口33と、挿入部9
の内部に配設された流体管路34と接続される連結口3
5とが設けられている。そして、流体管路34から供給
される洗浄用流体が連結口35を通して洗浄ノズル25
に導入され、この洗浄ノズル25の噴出口33から観察
用レンズ22の先端面に向けて噴出されることにより、
観察用レンズ22の先端面の洗浄が行われるようになっ
ている。
【0024】さらに、この洗浄ノズル25には噴出口3
3とは反対側の端部に鉗子チャンネル23内に突出する
突出部36が設けられている。この洗浄ノズル25の突
出部36は本体カバー27が先端部本体26に固定され
た際に、図2(A),(B)に示すように内視鏡挿入部
9の前方より見て鉗子チャンネル23内にはみ出し、こ
の突出部36が鉗子チャンネル23の一部と干渉する位
置に設けられている。これにより、挿入部9の先端部2
0には洗浄ノズル25の突出部36を挿入部9内に配置
される構成要素である鉗子チャンネル23の一部と重合
させた重合部が設けられている。
【0025】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、洗浄ノズル25の突出部36を
鉗子チャンネル23の前方の空間にはみ出させて重合さ
せた状態で配置させたので、内視鏡挿入部9の先端部2
0の先端面21に配置される観察用レンズ22、鉗子チ
ャンネル23、2つの照明用レンズ24および洗浄ノズ
ル25等の各構成要素を従来に比べてスペース効率よく
配置することができる。さらに、洗浄ノズル25以外の
挿入部9内の内蔵物のレイアウトを格別に変更する必要
がないので、挿入部9内に配置される鉗子チャンネル2
3、流体管路34、照明光学系、照明光学系等の各構成
要素を効率よく配置することができ、内視鏡挿入部9の
先端部20の外径を太くするおそれがなく、内視鏡挿入
部9の挿入性の向上を図ることができる。
【0026】また、本実施の形態では内視鏡挿入部9の
中心軸O上付近に特別な設置スペースを設けることな
く、洗浄ノズル25を内視鏡挿入部9の中心軸O上付近
に配置することができるので、患者の体内の内径寸法が
小さい体腔(***)内に内視鏡の挿入部9を挿入する際
に、洗浄ノズル25のような突起物のない挿入部9の外
周面側を体壁に当て、洗浄ノズル25が体腔内の周りの
壁面に引っかかることを防止することができる。そのた
め、洗浄ノズル25が体壁に引っかかることなく、挿入
部9を患者の体内の内径寸法が小さい体腔内にスムーズ
に挿入できるので、内視鏡挿入部9の挿入性の一層の向
上を図ることができる。
【0027】さらに、鉗子チャンネル23の先端開口部
31は先端部本体26の本体カバー27の前面から外周
面にかけて開口されている。そのため、鉗子チャンネル
23の内部に挿通された鉗子等の処置具が洗浄ノズル2
5の突出部36と干渉する部位に延出された際に、鉗子
を先端開口部31における外周面側の開口部分へ逃がす
ことができるので、鉗子の挿通性を損なうことはない。
【0028】また、非軸対象な観察用レンズ22に対し
て、軸対象のレンズ枠29を用い、観察用レンズ22の
第1レンズ28aと、先端部本体26の本体カバー27
の外表面と、レンズ枠29の端面との間に形成される段
差部を接着剤30で埋める構成にしているので、観察用
レンズ22の第1レンズ28aと、レンズ枠29との間
の回転方向の位置合わせを行う必要がない。そのため、
観察用レンズ22の第1レンズ28aと、レンズ枠29
との間の水密性を保持したまま、観察用レンズ22の組
立作業を容易にできる。
【0029】また、図3(A),(B)は本発明の第2
の実施の形態を示すものである。本実施の形態はファイ
バー式内視鏡に本発明を適用したものである。すなわ
ち、本実施の形態では図3(B)に示すように内視鏡2
の挿入部9に配設された観察光学系は観察用レンズ41
の後端側のレンズ面に像伝送用ファイバー42の先端部
が対向配置されている。そして、観察用レンズ41に入
射された観察像は像伝送用ファイバー42を介して手元
側操作部10側の例えば接眼光学系側に送られる構成に
なっている。
【0030】さらに、挿入部9の先端部20の先端面2
1には図3(A)に示すように内視鏡挿入部9の中心軸
O上から偏心した位置に観察光学系の観察用レンズ41
と、鉗子チャンネル43と、照明光学系の2つの照明用
レンズ44とがそれぞれ配設されている。
【0031】また、内視鏡挿入部9の先端面21のほぼ
中央の中心軸O上付近には観察用レンズ41の洗浄ノズ
ル45が配設されている。この洗浄ノズル45は挿入部
9の先端部20の先端部本体26とは別体のパイプ状部
材46によって形成されている。
【0032】さらに、先端部本体26にはパイプ状部材
46の挿通孔47が形成されている。この挿通孔47の
先端部には鉗子チャンネル43内に連通する連通口48
が形成されている。そして、パイプ状部材46の後端部
は先端部本体26の挿通孔47内に挿入された状態で固
定されている。なお、このパイプ状部材46の後端部に
は流体管路が接続されている。
【0033】また、パイプ状部材46の先端部には連通
口48から鉗子チャンネル43内に突出する突出部49
が設けられている。この突出部49はパイプ状部材46
の中心軸上から偏心された偏心位置まで滑らかに屈曲形
成されている。さらに、この突出部49の先端部は先端
部本体26の前方に突出されている。この突出部49の
前方突出部には洗浄ノズル45の噴出口45aが観察用
レンズ41の最先端位置に配置された第1レンズ41a
に向けた状態で屈曲形成されている。そして、パイプ状
部材46の突出部49によって洗浄ノズル45の一部と
挿入部9内に配置される構成要素である鉗子チャンネル
43の一部とを重合させた重合部が形成されている。
【0034】また、先端部本体26の鉗子チャンネル4
3の周壁面には連通口48側の壁面と対向する壁面側に
この鉗子チャンネル43の先端開口部51に連通する切
り欠き部50が設けられている。そして、鉗子チャンネ
ル43の先端開口部51は先端部本体26の先端面から
外周面の切り欠き部50にかけて連続して開口されてい
る。
【0035】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では洗浄ノズル4
5のパイプ状部材46に鉗子チャンネル43内に突出さ
れる突出部49を設け、この突出部49によって洗浄ノ
ズル45の一部と挿入部9内に配置される構成要素であ
る鉗子チャンネル43の一部とを重合させた重合部を形
成したので、内視鏡挿入部9の先端部20の先端面21
に配置される観察用レンズ41、鉗子チャンネル43、
2つの照明用レンズ44および洗浄ノズル45等の各構
成要素を従来に比べてスペース効率よく配置することが
できる。そのため、本実施の形態でも第1の実施の形態
と同様に内視鏡挿入部9の先端部20の外径を太くする
おそれがなく、内視鏡挿入部9の挿入性の向上を図るこ
とができる。
【0036】また、本実施の形態でも特別な設置スペー
スを設けることなく、洗浄ノズル45を内視鏡挿入部9
の中心軸O上付近に配置できるので、体腔内の***に内
視鏡挿入部9を挿入する際に、洗浄ノズル45が体壁に
接触して引っかかることがなく、挿入部9の挿入性を一
層向上できる。
【0037】さらに、本実施の形態では先端部本体26
の鉗子チャンネル43の周壁面における連通口48側の
壁面と対向する壁面側にこの鉗子チャンネル43の先端
開口部51に連通する切り欠き部50を設けたので、鉗
子チャンネル43の内部に挿通された鉗子等の処置具が
洗浄ノズル45の突出部49と干渉する部位に延出され
た際に、鉗子を先端開口部51の外周面側の切り欠き部
50の部分へ逃がすことができる。そのため、鉗子チャ
ンネル43内に挿通される鉗子の挿通性を損なうことは
ない。
【0038】また、洗浄ノズル45のパイプ状部材46
に屈曲形成される突出部49はパイプ状部材46の中心
軸上から偏心された偏心位置まで滑らかに屈曲されてい
るので、鉗子チャンネル43内に挿入された鉗子が洗浄
ノズル45の突出部49の部分を通過する際に、この洗
浄ノズル45の突出部49の部分で大きく鉗子の挿通方
向が変えられるおそれがない。そのため、鉗子の向きが
内視鏡観察方向以外の方向に大きく変更されるおそれは
ない。
【0039】また、図4は本発明の第3の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態の内
視鏡2における挿入部9の先端部20の構成を次の通り
変更したものである。すなわち、本実施の形態では先端
部本体26の先端面21における鉗子チャンネル23側
の端面に前方に向かうにしたがって細くなる先細状のテ
ーパ面61が設けられている。そして、このテーパ面6
1上に鉗子チャンネル23の先端開口部62が形成され
ている。
【0040】また、先端部本体26の先端面21の中心
軸O上には観察用レンズ22の洗浄ノズル63が配設さ
れている。この洗浄ノズル63にはパイプ状のノズル本
体64と、このノズル本体64の先端部に観察用レンズ
22に向けた状態で屈曲形成された噴出口65とが設け
られている。
【0041】さらに、この洗浄ノズル63の後端部には
流体管路66が連結されている。この流体管路66には
先端部本体26の中心軸Oの近傍位置に配置された前部
管路66aと、内視鏡挿入部9の中心軸O上から偏心し
た偏心位置に内視鏡挿入部9の挿入方向と平行に配設さ
れた後部管路66bと、内視鏡挿入部9の挿入方向と垂
直方向に形成され、前部管路66aの後端部と後部管路
66bの先端部との間を連結する連結管路66cとがそ
れぞれ設けられている。そして、後部管路66bの後端
部は操作部10側に延出され、図示しない送気送水管路
に連結されている。
【0042】また、先端部本体26には流体管路66の
前部管路66aの先端部と鉗子チャンネル23との間を
連通する連通口67が形成されている。さらに、洗浄ノ
ズル63のノズル本体64にはこの連通口67から鉗子
チャンネル23内にはみ出るように突出する突出部68
が設けられている。
【0043】また、鉗子チャンネル23内にはみ出した
洗浄ノズル63の後端部は、先端部本体26のテーパ面
61に設けられた鉗子チャンネル23の先端開口部62
の稜線の最後部よりも、距離βだけ前方に配置されてい
る。そのため、先端部本体26のテーパ面61を図4中
で下からみた状態では鉗子チャンネル23内にはみ出し
た洗浄ノズル63が鉗子チャンネル23の外部に露出さ
れる状態で保持されている。
【0044】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では洗浄ノズル6
3のノズル本体64に先端部本体26の連通口67から
鉗子チャンネル23内にはみ出るように突出する突出部
68を設け、洗浄ノズル63の突出部68を鉗子チャン
ネル23に重合させた状態で配置させたので、第1の実
施の形態と同様に内視鏡挿入部9の先端部20の先端面
21に配置される観察用レンズ22、鉗子チャンネル2
3、2つの照明用レンズ24および洗浄ノズル63等の
各構成要素を従来に比べてスペース効率よく配置するこ
とができる。そのため、内視鏡挿入部9の先端部20の
外径を太くするおそれがなく、内視鏡挿入部9の挿入性
の向上を図ることができる。
【0045】さらに、本実施の形態では先端部本体26
が先細りになっており、かつ特別なスペースを設けるこ
となく洗浄ノズル63を内視鏡挿入部9の中心軸O上付
近に配置しているので、患者の体内の内径寸法が小さい
体腔内に内視鏡の挿入部9を挿入する際に、洗浄ノズル
63が体腔内の周りの壁面に引っかかることなく、挿入
部9を患者の体内の内径寸法が小さい体腔内にスムーズ
に挿入でき、内視鏡挿入部9の挿入性の一層の向上を図
ることができる。
【0046】また、先端部本体26のテーパ面61を図
4中で下からみた状態では鉗子チャンネル23内にはみ
出した洗浄ノズル63が鉗子チャンネル23の外部に露
出される状態で保持されているので、鉗子チャンネル2
3の内部に挿通された鉗子等の処置具が洗浄ノズル63
の突出部68と干渉する部位に延出された際に、鉗子を
鉗子チャンネル23におけるテーパ面61の開口部分へ
逃がすことができ、鉗子の挿通性を損なうことはない。
【0047】また、図5(A),(B)は本発明の第4
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は内視鏡
挿入部9の先端部20の構成を次の通り変更したもので
ある。すなわち、本実施の形態では内視鏡挿入部9の先
端部20の本体26の前面に凸状曲面71を形成し、こ
の凸状曲面71に洗浄ノズル72を取付けたものであ
る。
【0048】ここで、洗浄ノズル72には内視鏡挿入部
9の挿入方向と略平行に配置されたパイプ状のノズル本
体73と、このノズル本体73の先端部に観察用レンズ
22に向けた状態で屈曲形成された洗浄用流体の噴出口
74とが設けられている。そして、洗浄ノズル72のノ
ズル本体73はパイプ状のホルダ75内に装着されてい
る。
【0049】また、先端部本体26および本体カバー2
7には洗浄ノズル72の取付け穴76が形成されてい
る。この取付け穴76は挿入部9の内部に配設された流
体管路78に連結されている。そして、洗浄ノズル72
のノズル本体73はホルダ75を介して取付け穴76内
に挿入されている。この場合、取付け穴76内に挿入さ
れたホルダ75の先端面は取付け穴76の周縁部位より
も内部側に配置されている。そして、この取付け穴76
内におけるホルダ75の先端面よりも外側の部分には接
着剤77が埋められている。
【0050】なお、図5(A)は先端部本体26の前面
の凸状曲面71に取付けられた洗浄ノズル72の噴出口
74を前方より見た図である。この図5(A)に示され
ているように洗浄ノズル72の最大突出部の近傍部位
と、先端部本体26の凸状曲面71との接合部分が滑ら
かな形状に沿って連結される状態に接着剤77が塗布さ
れている。
【0051】さらに、図5(B)は、図5(A)のB−
B線断面図である。この図5(B)に示されているよう
に洗浄ノズル72と先端部本体26の凸状曲面71との
接合部が滑らかな形状に沿って連結される状態に、接着
剤77が塗布されている。なお、本実施の形態では、図
5(A)のB−B線断面だけでなく、洗浄ノズル72の
ノズル本体73の中心軸を含む任意の断面において、同
様に洗浄ノズル72と先端部本体26の凸状曲面71と
の接合部が滑らかな形状に沿って連結される状態に、接
着剤77が塗布されている。
【0052】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では先端部本体2
6に凸状曲面71が形成されており、かつ、洗浄ノズル
72と先端部本体26の凸状曲面71との接合部が滑ら
かに連結されているので、内視鏡挿入部9の挿入時に体
壁に洗浄ノズル72が引っかかり難く、挿入性が良い。
【0053】また、図6(A),(B)は本発明の第5
の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第1の
実施の形態中で示された観察光学系の観察用レンズ22
の構成を変更したものである。すなわち、本実施の形態
では観察用レンズ22の最先端位置に配置された楔状レ
ンズである第1レンズ28aの外周面の一部に平面状に
切欠された回転方向位置合わせ部81を設けたものであ
る。
【0054】この場合、観察用レンズ22には第1レン
ズ28aの後方にその光軸方向に沿って並設された他の
レンズ(第1レンズ28a以外の単一、或いは複数のレ
ンズ)28…は軸対象形になっている。さらに、観察用
レンズ22の最後端位置に配置されたレンズ28の後側
には固体撮像素子82が対向配置されている。
【0055】そして、観察用レンズ22を固体撮像素子
82とともに先端部本体26内に組み付けて観察光学系
を構成する際には、第1レンズ28aの回転方向位置合
わせ部81は、固体撮像素子82の上下方向と平行にな
る状態に位置合わせされている。
【0056】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では観察光学系の
組立時には楔状レンズである第1レンズ28aの外周面
の回転方向位置合わせ部81を固体撮像素子82の上下
方向と平行になる状態に位置合わせすることにより、固
体撮像素子82と楔状レンズである第1レンズ28aの
回転方向の位置合わせが容易になる。そのため、楔状レ
ンズである第1レンズ28aを備えた観察用レンズ22
と固体撮像素子82との組立作業が容易になる効果があ
る。
【0057】また、図7(A)は本発明の第6の実施の
形態を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形
態の内視鏡2における挿入部9の先端部20の構成を次
の通り変更したものである。すなわち、本実施の形態で
は先端部本体26の先端面21にこの先端部本体26の
中心軸上から偏心させた偏心位置に凸状曲面91が形成
されている。ここで、凸状曲面91の突出頂部92は先
端部本体26の中心軸上から偏心させた偏心位置に配置
されている。
【0058】さらに、先端部本体26の先端面21には
突出頂部92とは別の位置に観察用レンズ22も同様に
先端部本体26の中心軸上から偏心させた状態で配置さ
れている。
【0059】また、観察用レンズ22上には図7Aの
[A1]に斜線部で示すように矩形状の表示視野範囲R
が形成されている。そして、本実施の形態ではこの矩形
状の表示視野範囲Rの対辺方向を突出頂部92に向けて
位置合わせした状態で、観察用レンズ22が先端部本体
26に位置決め固定されている。
【0060】そこで、上記構成のものにあっては次の効
果を奏する。すなわち、本実施の形態では観察用レンズ
22上の表示視野範囲Rの対辺方向を、突出頂部92に
向けて位置合わせした状態で、観察用レンズ22を先端
部本体26に位置決め固定させたので、図7Aの[A
2]に示すように観察用レンズ22上の表示視野範囲R
の外に突出頂部92を配置することができる。
【0061】なお、図7(B)の[B1]に示すように
観察用レンズ22´の表示視野範囲R´の対角方向を、
先端部本体26の突出頂部91に向けた状態で観察用レ
ンズ22´が先端部本体26に配置されている場合には
図7(B)の[B2]に示すように観察用レンズ22´
の表示視野範囲R´の中に突出頂部91が入ってしま
い、観察用レンズ22´の表示視野範囲R´の一部がこ
の突出頂部91によって隠されてしまう、いわゆる視野
ケラレが発生するおそれがある。そのため、図7(B)
の構成でそれを避けるためには、観察用レンズ22´と
突出頂部91との間の距離を広げ、先端部本体26外径
を大きくする必要が生ずる。
【0062】そのため、本実施の形態では図7(B)の
構成のように観察用レンズ22と突出頂部92との間の
距離を格別に大きくすることなく、観察用レンズ22上
の表示視野範囲Rに突出頂部92が入ることを防止する
ことができるので、図7(B)の構成に比べて先端部本
体26の外形寸法を小径化することができる。
【0063】また、図8は本発明の第7の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は観察用レンズ22の先
端面に汚れ拭き取り用のワイパー101を装着したもの
である。このワイパー101には枠部102に固定され
た2枚の羽根部103が設けられている。これら2枚の
羽根部103は観察用レンズ22の先端面とほぼ垂直な
面で形成され、かつ観察用レンズ22の光軸付近で互い
に直交させた状態に配置されている。
【0064】さらに、ワイパー101の枠部102は観
察用レンズ22の外周面に沿って回動可能に支持されて
いる。そして、このワイパー101は観察用レンズ22
の先端面に2枚の羽根部103の端縁部を接触させた状
態で、枠部102と一緒に2枚の羽根部103が回動駆
動されて観察用レンズ22の先端面の汚れが拭き取られ
るようになっている。
【0065】また、内視鏡挿入部9の先端部20におけ
る観察用レンズ22の近傍位置に配置された洗浄ノズル
104は、洗浄用流体の噴出口105が、ワイパー10
1の羽根部103の中心軸よりずれて羽根部103の面
と離間対向する状態に配置されている。
【0066】そして、本実施の形態のワイパー101の
動作時には洗浄ノズル104の噴出口105から噴出さ
れる洗浄用流体はワイパー101の羽根部103に吹き
付けられる。これにより、ワイパー101の2枚の羽根
部103が枠部102と一緒に回動駆動され、2枚の羽
根部103によって観察用レンズ22の先端面の汚物が
こすり取られて観察用レンズ22の先端面の汚れが拭き
取られる。このとき、2枚の羽根部103の可動範囲
は、観察用レンズ22の先端面全域にわたるため、汚物
の取り残しがない。
【0067】そこで、上記構成の本実施の形態では観察
用レンズ22の先端面に汚れ拭き取り用のワイパー10
1を装着したので、観察用レンズ22の先端面に洗浄ノ
ズル104の噴出口105から洗浄用流体を吹き付ける
だけの場合に比べて観察用レンズ22の先端面の洗浄性
をさらに向上させることができる。
【0068】また、図9は本発明の第8の実施の形態を
示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態中で
示された観察光学系の観察用レンズ22の構成を次の通
り変更したものである。すなわち、本実施の形態では観
察用レンズ22の最先端位置に配置された楔状レンズで
ある第1レンズ28aの光軸O1 方向に対して、この第
1レンズ28aの後方に並設された他のレンズ(第1レ
ンズ28a以外の単一、或いは複数のレンズ)28…の
光軸O2 を第1レンズ28aの楔状レンズの厚みが小さ
い方側に平行にずらして配置し、観察用レンズ22の観
察視野方向を略前方に向けるようにしたものである。
【0069】ここで、第1レンズ28aの前面にはこの
第1レンズ28aの光軸O1 とは垂直でない傾斜面から
なる先端面28a1 が形成されている。さらに、この第
1レンズ28aの後面中央部には略半球状の凹部28a
2 が形成されている。
【0070】なお、観察用レンズ22の最後端位置に配
置されたレンズ28の後側には固体撮像素子111が対
向配置されている。さらに、第1レンズ28aの前面の
先端面28a1 は内視鏡先端部20の凸状曲面21aと
滑らかにつながる状態で内視鏡先端部20に取付けられ
ている。
【0071】そして、本実施の形態では観察用レンズ2
2の第1レンズ28aの後方の他のレンズ28…の光軸
2 は、第1レンズ28aの後面中央部の凹部28a2
で第1レンズ28aの厚みの小さい方側に屈折され、さ
らに第1レンズ28a内を通った後、第1レンズ28a
の先端面28a1 にて第1レンズ28aの厚みが大きい
方側に屈折される。そのため、最終的には、第1レンズ
28aの後方の他のレンズ28…の光軸O2 は、第1レ
ンズ28aの光軸O1 とはほぼ平行になり、内視鏡観察
視野方向は内視鏡挿入部9の挿入方向に対して略前方方
向になる。
【0072】そこで、上記構成のものにあっては観察用
レンズ22の最先端位置に配置された楔状レンズである
第1レンズ28aを用いたまま、容易に内視鏡観察視野
方向を内視鏡挿入部9の略前方に向けた状態に調整でき
る効果がある。
【0073】また、図10は本発明の第9の実施の形態
を示すものである。本実施の形態は第1の実施の形態中
で示された観察光学系の観察用レンズ22の構成を次の
通り変更したものである。すなわち、本実施の形態では
観察用レンズ22の最先端位置に配置された第1レンズ
28aとして軸対象形のレンズが使用されている。さら
に、この第1レンズ28aの後方に並設された他のレン
ズ(第1レンズ28a以外の単一、或いは複数のレン
ズ)28…も、全て軸対象レンズで、それぞれ同一の光
軸O2 上に並設されている。
【0074】また、最先端の第1レンズ28aの先端面
28a1 は平面によって形成されている。そして、この
第1レンズ28aは内視鏡挿入部9の中心軸Oから偏心
させた偏心位置に配置されている。この場合、この第1
レンズ28aの先端面28a1 は先端部本体26の外表
面の凸状曲面21aと滑らかにつながるように、図10
に示すように内視鏡挿入部9の中心軸Oと直交する平面
に対して斜め上向きに傾斜させた状態で配置されてい
る。そのため、この第1レンズ28aの光軸O1は、内
視鏡挿入部9の中心軸Oに対して傾いた状態で配置され
ている。
【0075】さらに、第1レンズ28aの後方に並設さ
れた他のレンズ28…の光軸O2 は最先端の第1レンズ
28aの光軸O1 と平行で、かつ、第1レンズ28aの
光軸O1 よりは内視鏡挿入部9の中心軸O側にずらして
傾かせて配置されている。
【0076】そして、本実施の形態では観察用レンズ2
2の第1レンズ28aの後方の他のレンズ28…の光軸
2 は図10に示すように第1レンズ28aの後面中央
部の凹部28a2 により内視鏡挿入部9の中心軸O側に
向けて屈折され、さらに第1レンズ28aの先端面28
1 で内視鏡挿入部9の中心軸Oとはほぼ平行方向に向
けられる。そのため、最終的には、第1レンズ28aの
後方の他のレンズ28…の光軸O2 は、第1レンズ28
aの前方では内視鏡挿入部9の中心軸Oとほぼ平行にな
り、内視鏡観察視野方向は内視鏡挿入部9の挿入方向に
対して略前方方向になる。
【0077】そこで、上記構成の本実施の形態では先端
部本体26の外表面には凸状曲面21aが設けられ、挿
入時には体壁に引っかかる部分が存在しないので、内視
鏡挿入部9の挿入性を向上できる。また、観察用レンズ
22の第1レンズ28aおよびその後方の他の構成レン
ズ28…は全て軸対象レンズとなっているので、加工が
容易であり、観察用レンズ22の製造を容易化してコス
ト低下を図ることができる。そのため、観察用レンズ2
2のレンズ加工が容易なまま、内視鏡挿入部9の挿入性
を向上させ、かつ内視鏡視野方向を内視鏡挿入部9の挿
入方向に対して略前方に向けることができ、内視鏡操作
性を向上させることができる。
【0078】また、図11は本発明の第10の実施の形
態を示すものである。本実施の形態は第9の実施の形態
(図10参照)の観察用レンズ22の最後端位置に配置
されたレンズ28と固体撮像素子111との間に楔状の
プリズム112を介設したものである。
【0079】そこで、上記構成の本実施の形態では観察
用レンズ22を経て最後端位置に配置されたレンズ28
の後方に導かれた観察像の向きをプリズム112によっ
て固体撮像素子111の方向に曲げることができる。そ
のため、先端部本体26内に組み付けられる観察光学系
のレイアウトを比較的自由に調整することができ、先端
部本体26内に組み込まれる観察光学系の設計の自由度
を高めることができる。
【0080】また、図12(A),(B)は本発明の第
11の実施の形態を示すものである。本実施の形態は第
1の実施の形態の洗浄ノズル25の突出部36を一方の
照明用レンズ24の前方に突出させ、図12(A)に示
すように内視鏡挿入部9の前方より見て照明用レンズ2
4の前にはみ出し、この突出部36が一方の照明用レン
ズ24の一部と干渉する位置に配置される構成にしたも
のである。
【0081】これにより、挿入部9の先端部20には洗
浄ノズル25の突出部36を挿入部9内に配置される構
成要素である一方の照明用レンズ24の一部と重合させ
た重合部が設けられている。
【0082】そこで、本実施の形態では洗浄ノズル25
の突出部36を一方の照明用レンズ24の前方の空間に
はみ出させて重合させた状態で配置させたので、第1の
実施の形態と同様にに内視鏡挿入部9の先端部20の先
端面21に配置される観察用レンズ22、鉗子チャンネ
ル23、2つの照明用レンズ24および洗浄ノズル25
等の各構成要素を従来に比べてスペース効率よく配置す
ることができ、第1の実施の形態と同様の効果が得られ
る。
【0083】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形実施できることは勿論である。次に、本出願の他の
特徴的な技術事項を下記の通り付記する。 記 (付記項1) 挿入部先端に配置される観察用レンズ
と、前記観察用レンズを洗浄する洗浄ノズルと、前記挿
入部に配置される内蔵物とを有する内視鏡に於いて、前
記洗浄ノズルの一部が、少なくとも、前記内蔵物の先端
部前方、または、前記内蔵物の先端部付近内部のいずれ
かに配置されていることを特徴とする内視鏡。
【0084】(付記項2) 前記内蔵物は、処置具挿通
チャンネルである付記項1記載の内視鏡。 (付記項3) 前記挿入部先端面が、挿入性向上のため
所定の曲率を有し、前記洗浄ノズルを前記所定の曲率を
有した先端面の突出頂部近傍に設けた付記項1記載の内
視鏡。
【0085】(付記項4) 前記内蔵物は、処置具チャ
ンネルであり、前記処置具チャンネルの先端開口部は、
前記曲率を有する先端面と滑らかにつながる形状となっ
ている付記項3記載の内視鏡。
【0086】(付記項5) 前記内視鏡挿入部先端の一
部を基端方向へ肉厚とするテーパー部を設け、前記テー
パー部に、前記処置具チャンネルの開口部を設けた付記
項2記載の内視鏡。
【0087】(付記項6) 挿入性向上のため先端面に
曲率を有した挿入部の先端部に配置される観察用レンズ
と、前記観察用レンズを洗浄する洗浄ノズルと、前記観
察用レンズの結像位置に配置される撮像装置と、前記撮
像装置の電気信号に基づいて、観察像を表示するモニタ
ーとを有する内視鏡に於いて、前記撮像装置の受光エリ
アまたは前記モニターの表示視野の形状が角形であり、
前記挿入部先端面の突出頂部と前記角形の辺が対向する
ように配置されたことを特徴とする内視鏡。
【0088】(付記項7) 前記洗浄ノズルを前記突出
頂部に設けた付記項6記載の内視鏡。 (付記項8) 挿入性向上のため先端面に曲率を有した
挿入部と、前記挿入部先端部に配置される観察用レンズ
とを有する内視鏡に於いて、前記観察用レンズを保持す
る保持部材は、軸対称形状であり、観察用レンズと前記
保持部材の隙間部を充填剤で埋めたことを特徴とする内
視鏡。
【0089】(付記項9) 前記観察用レンズの先端レ
ンズは、前記観察用レンズの先端面と前記挿入部先端面
が滑らかにつながるように、前記先端レンズの先端面
が、前記観察用レンズの光軸に対して垂直以外の角度の
平面となっている楔状レンズである付記項8記載の内視
鏡。
【0090】(付記項10) 挿入性向上のため先端面
に曲率を有した挿入部と、前記挿入部先端部に配置され
る複数のレンズからなる観察用レンズとを有する内視鏡
に於いて、前記観察用レンズは、先端に位置する先端レ
ンズと、前記先端レンズ以外の後群レンズからなり、前
記先端レンズの光軸と前記後群レンズの光軸が平行にず
れていることを特徴とする内視鏡。
【0091】(付記項11) 前記先端レンズは、前記
先端レンズの先端面と前記挿入部先端面が滑らかにつな
がるように、前記先端レンズの先端面が,前記先端レン
ズの光軸に対して垂直以外の角度の平向である楔状レン
ズである付記項10記載の内視鏡。
【0092】(付記項12) 前記観察用レンズの光軸
は、挿入部の挿入軸に対して角度を有している付記項1
0記載の内視鏡。 (付記項13) 内視鏡の挿入部の先端に位置する内視
鏡先端部に、体腔内を観察する観察用レンズと、前記観
察用レンズの先端面を洗浄する洗浄用ノズルと、前記内
視鏡先端部の外表面上に開口させた開口部を有する処置
具挿通用の鉗子チャンネルとを有する内視鏡において、
前記洗浄用ノズルの一部を、前記鉗子チャンネルの開口
部付近の内部、もしくは、前記鉗子チャンネルの挿入方
向における前方に、位置させた事を特徴とする内視鏡。
【0093】(付記項1、13の従来技術) 一般に内
視鏡挿入部は挿入性向上の観点から径が細いことが望ま
れる。これまで、他の内蔵物と干渉せずにできるだけ挿
入部径を細くしていたため、洗浄ノズルの配置位置には
限定があった。
【0094】(付記項1、13の解決しようとする課
題) 内視鏡先端部において、洗浄用ノズルを内視鏡中
心に配置すれば、体腔内の***に内視鏡を挿入する際
に、周りの体壁に洗浄用ノズルが引っかかることがない
ので、挿入性を向上できる。従来技術では、内視鏡先端
部内の複数の内蔵物を相互に干渉することなく配置して
おり、内視鏡中心付近に洗浄用ノズルを配すると、内視
鏡先端部の径が大きくなってしまっていた。
【0095】(付記項1、13の課題解決手段および作
用) 鉗子チャンネル内に洗浄用ノズルの一部をはみ出
させて位置させることにより、先端部前面突出頂部にノ
ズルを配置するスペースを作る。洗浄用ノズルを内視鏡
前面の中心付近に配置すれば、内視鏡挿入時には体壁に
突起物のない内視鏡周辺側が当たることになり、挿入時
の引っかかりがなくなる。
【0096】(付記項1、13の効果) 洗浄用ノズル
を鉗子チャンネルにはみ出させて配置することにより、
径を太くせずに挿入性を向上できる。 (付記項14) 上記付記項13の内視鏡において、上
記洗浄用ノズルを内視鏡の挿入軸の近辺に配した内視
鏡。
【0097】(付記項15) 上記付記項13の内視鏡
において、上記内視鏡先端部の前面に凸状曲面部を設
け、上記洗浄用ノズルを前記凸状曲面部の突出頂部付近
に配した事を特徴とする内視鏡。
【0098】(付記項16) 上記付記項13の内視鏡
において、上記内視鏡先端部の前面に凸状曲面部を設
け、上記鉗子チャンネルの開口部の近辺を前記凸状曲面
部の形状に滑らかにつながる曲面形状にした内視鏡。
【0099】(付記項17) 上記付記項13の内視鏡
において、上記内視鏡先端部を、先端側より後端側にか
けて径が太くなる向きのテーパ部を有す形状とし、前記
テーパ部に上記鉗子チャンネルを開口させたことを特徴
とする内視鏡。
【0100】(付記項18) 体腔内を観察するための
観察用レンズと固体撮像素子を配した内視鏡先端部の前
面に、凸状曲面部を設け、この固体撮像素子からの電気
信号に基づいて観察視野像をモニタに表示する内視鏡に
おいて、前記固体撮像素子の受光部エリアまたは表示視
野の形状が角形であり、その角形の辺に対向する対応位
置に前記凸状曲面部の突出頂部を設置したことを特徴と
した内視鏡。
【0101】(付記項6、18の従来技術) 角形の表
示視野範囲の内、対辺側は観察視野画角が狭いので、従
来は例えば特開平7−43621号公報のように、この
方向に洗浄用ノズルを配したりしていた。
【0102】(付記項6、18の解決しようとする課
題) 従来技術では、先端部前面に突出頂部を有する内
視鏡においては、突出頂部と観察用レンズを近づけて配
置すると、視野内に突出頂部が入ってしまい、視野ケラ
レが起きてしまうため、両者の距離を大きくとらねばな
らず、内視鏡先端部径が大きくなってしまっていた。
【0103】(付記項6、18の課題解決手段および作
用) 観察用レンズの表示視野の対辺方向に、先端部前
面の突出頂部を位置させることにより、視野ケラレなく
突出頂部と観察用レンズを近づけて、内視鏡先端部径を
細くすることができる。
【0104】(付記項6、18の効果) 先端部前面の
突出頂部と観察用レンズを近づけて配置し、径を太くせ
ずに挿入性を向上できる。 (付記項19) 上記付記項18の内視鏡において、上
記突出頂部付近に、上記観察用レンズの先端面を洗浄す
る洗浄用ノズルを配したことを特徴とする内視鏡。
【0105】(付記項20) 内視鏡先端部の前面に凸
状曲面部を設け、前記内視鏡先端部に配された観察用レ
ンズの先端面を前記凸状曲面部と滑らかにつながる形状
にした内視鏡において、前記観察用レンズは前記内視鏡
先端部に軸対象形状のレンズワクを介して固定し、前記
観察用レンズの先端面と前記レンズワクの先端とで形成
される段差部を充填材で埋めた事を特徴とする内視鏡。
【0106】(付記項8、20の従来技術) 従来、内
視鏡先端部前面を凸状曲面とした内視鏡において、観察
用レンズ先端面を内視鏡先端と滑らかにつながるような
非軸対象なレンズを用いていた。その際、前記非軸対象
レンズ固定用ワクの先端も、前記レンズとレンズワクと
の嵌合長が最大になるように、先端を非軸対象形にして
いた。
【0107】(付記項8、20の解決しようとする課
題) 光学レンズの先端に非軸対象レンズを用いた場合
には、レンズワクの先端も同様に非軸対象形にしていた
ので、両者の回転方向の向きを合わせる必要があり、組
立に手間がかかっていた。
【0108】(付記項8、20の課題解決手段および作
用) レンズワクを軸対象とすることにより、非軸対象
レンズと回転方向の位置合わせをする必要を省き、組立
を容易にする。
【0109】(付記項8、20の効果) 非軸対象をし
た観察用レンズに対して、レンズワクを軸対象形にする
ことにより、組立を容易にできる。 (付記項21) 上記付記項20の内視鏡において、上
記観察用レンズの先端に、上記凸状曲面部と滑らかにつ
ながるように、レンズの先端面をレンズ軸とは垂直でな
い平面で斜めにカットした楔状レンズを用いたことを特
徴とする内視鏡。
【0110】(付記項22) 内視鏡先端部の前面に凸
状曲面部を設け、前記内視鏡先端部に複数のレンズによ
り構成される観察用レンズを有する内視鏡において、前
記観察用レンズを構成するレンズのうち、最先端に位置
するレンズのレンズ軸を、他の観察用レンズを構成する
レンズのレンズ軸とは平行にずらし、観察視野方向を略
前方としたことを特徴とする内視鏡。
【0111】(付記項10、22の従来技術) 従来技
術としては、実開昭55−146102号公報のよう
に、イメージガイド中心と観察用レンズ中心とをずら
し、視野偏角を大きくし、側方の観察を可能にするもの
があった。
【0112】(付記項10、22の解決しようとする課
題) 従来の技術では、観察用レンズに楔状レンズを用
いたり、観察用レンズ軸を内視鏡挿入方向から傾けたり
した場合には、観察視野方向が、内視鏡挿入方向に対し
て前方斜視方向を向いてしまっていた。
【0113】(付記項10、22の課題解決手段および
作用) 観察用レンズの構成レンズのうち、先端に位置
するレンズのレンズ軸のみを他のレンズのレンズ軸とず
らすことにより、視野方向が挿入方向前方斜視を向いて
いた内視鏡観察視野方向を、略前方に向ける。
【0114】(付記項10、22の効果) 観察用レン
ズの構成レンズのうち最先端のレンズのレンズ軸を他の
レンズのレンズ軸とずらすことにより、観察視野方向を
略前方に向けることができる。
【0115】(付記項23) 上記付記項22の内視鏡
において、上記観察用レンズの先端に、上記凸状曲面部
と滑らかにつながるように、レンズの先端面をレンズ軸
とは垂直でない平面で斜めにカットした楔状レンズを用
いたことを特徴とする内視鏡。
【0116】(付記項24) 上記付記項22の内視鏡
において、上記観察用レンズを複数の軸対象形状のレン
ズにより構成し、前記観察用レンズの先端面が上記凸状
曲面部と滑らかにつながるような角度に前記観察用レン
ズのレンズ軸を傾けたことを特徴とする内視鏡。
【0117】(付記項25) 挿入性向上のための凸状
曲面が形成された挿入部の先端面に、前記凸状曲面の突
出頂部の中心軸上から偏心させた偏心位置に配置される
観察用レンズと、前記観察用レンズを洗浄する洗浄ノズ
ルと、前記観察用レンズの結像位置に配置される撮像装
置と、前記撮像装置の電気信号に基づいて、観察像を表
示するモニターとを有する内視鏡に於いて、前記観察用
レンズを前記撮像装置の受光エリアまたは前記モニター
の表示視野の形状に合わせて略矩形状に形成し、前記矩
形状の観察用レンズの一辺を前記挿入部先端面の突出頂
部に向けて配置したことを特徴とする内視鏡。
【0118】
【発明の効果】本発明によれば挿入部の先端部に洗浄ノ
ズルの一部と挿入部内に配置される構成要素の一部とを
重合させた重合部を設けたので、挿入部内の複数の構成
要素を効率よく配置して挿入部の外径を細くすることが
できるとともに、挿入部の挿入性の向上を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態の内視鏡装置のシ
ステム全体の概略構成図。
【図2】 (A)は第1の実施の形態の内視鏡の先端部
を挿入方向前方より見た平面図、(B)は(A)のA−
O−B線断面図。
【図3】 本発明の第2の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の先端部を示す斜視図、(B)は内視鏡
の先端部の縦断面図。
【図4】 本発明の第3の実施の形態の内視鏡の要部構
成を一部断面にして示す側面図。
【図5】 本発明の第4の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の先端部の洗浄用ノズルの付近の要部構
成を示す縦断面図、(B)は(A)のB−B線断面図。
【図6】 本発明の第5の実施の形態を示すもので、
(A)は内視鏡の観察用レンズを示す分解斜視図、
(B)は最先端レンズの正面図。
【図7】 (A)は本発明の第6の実施の形態の内視鏡
の要部の概略構成図、(B)は観察用レンズの表示視野
の対角方向が内視鏡の先端部の突出頂部と対向させて配
置された状態を示す内視鏡の要部の概略構成図。
【図8】 本発明の第7の実施の形態を示す要部の斜視
図。
【図9】 本発明の第8の実施の形態の内視鏡の観察光
学系を示す要部の概略構成図。
【図10】 本発明の第9の実施の形態の内視鏡の観察
光学系を示す要部の概略構成図。
【図11】 本発明の第10の実施の形態の内視鏡の観
察光学系を示す要部の概略構成図。
【図12】 本発明の第11の実施の形態を示すもの
で、(A)は内視鏡の先端部を挿入方向前方より見た平
面図、(B)は(A)のB−B線断面図。
【符号の説明】
9 挿入部 20 先端部 22、41 観察用レンズ 23、43 鉗子チャンネル(挿入部内に配置される
構成要素) 24 照明用レンズ(挿入部内に配置される構成要
素) 25、45、63 洗浄ノズル 36、49、68 突出部(重合部)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿入部の先端部に観察用レンズと、この
    観察用レンズを洗浄する洗浄ノズルとが配置された内視
    鏡において、前記挿入部の先端部に前記洗浄ノズルの一
    部と前記挿入部内に配置される構成要素の一部とを重合
    させた重合部を設けたことを特徴とする内視鏡。
JP8200354A 1995-12-15 1996-07-30 内視鏡 Withdrawn JPH1033460A (ja)

Priority Applications (2)

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JP8200354A JPH1033460A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 内視鏡
US08/756,037 US5871440A (en) 1995-12-15 1996-11-26 Endoscope

Applications Claiming Priority (1)

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JP8200354A JPH1033460A (ja) 1996-07-30 1996-07-30 内視鏡

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ID=16422910

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JP (1) JPH1033460A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102273996A (zh) * 2010-06-11 2011-12-14 富士胶片株式会社 内窥镜
CN103460111A (zh) * 2011-12-01 2013-12-18 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜装置

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CN103460111A (zh) * 2011-12-01 2013-12-18 奥林巴斯医疗株式会社 内窥镜装置

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