JPH10330225A - 固型粉末化粧料 - Google Patents

固型粉末化粧料

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JPH10330225A
JPH10330225A JP15028097A JP15028097A JPH10330225A JP H10330225 A JPH10330225 A JP H10330225A JP 15028097 A JP15028097 A JP 15028097A JP 15028097 A JP15028097 A JP 15028097A JP H10330225 A JPH10330225 A JP H10330225A
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JP
Japan
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powder
particle diameter
skin
average particle
foamed resin
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Pending
Application number
JP15028097A
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English (en)
Inventor
Minoru Onaki
稔 小名木
Yuriko Tomita
由利子 富田
Soichiro Watanabe
総一郎 渡辺
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Kose Corp
Original Assignee
Kose Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】スポンジ等の小道具へのとれが良好でケーキン
グを生じず、肌上での伸び広がりが良い等の使用性、肌
に負担感が無く、肌に対して柔らかい感触を与える等の
使用感、肌上での化粧膜が粉っぽく無くしっとりとし
て、キメが細かく均一な化粧膜ができる等の仕上り効
果、及び化粧持続性等に優れた固型粉末化粧料を提供す
る。 【解決手段】平均粒子径が10〜80μで見掛け見掛け
比重が0.4以下の中空発泡樹脂粉体0.01〜10重
量%、平均粒子径が1〜20μのオルガノポリシロキサ
ン粉体0.5〜20%を含有する固型粉末化粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は固型粉末化粧料に関
するものであり、さらに詳しくは、スポンジ等の小道具
へのとれが良好でケーキングを生じず、伸び広がりが良
い等の使用性、肌に負担感が無く、肌に対して柔らかい
感触を与える等の使用感、肌上での化粧膜が粉っぽく無
くしっとりとして、キメが細かく均一な化粧膜ができる
等の仕上り効果、及び化粧持続性等に優れた固型粉末化
粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、固型粉末化粧料は、粉体が多く配
合される為、肌上での化粧膜が粉っぽく、キメが粗く見
える等の仕上り上の欠点や、肌の油分を粉体が吸収して
肌の乾燥を引き起こす等の問題があった。このため、油
剤を多く配合することにより、粉っぽさを低減していた
が、油剤が多く配合されると、スポンジ等の小道具等へ
のとれが悪くなり、延いては表面が硬くなり小道具で全
く化粧料がとれなくなる現象(ケーキング現象)を生じ
たり、肌の上で伸び広がりが悪くなる等の問題があっ
た。これらの問題点を解決する方法として、例えば、無
水ケイ酸や酸化アルミニウム等の球状粉体の配合によ
り、スポンジ等の小道具へのとれや伸び広がりを良好に
し、ケーキングを防ぐ等の使用性を向上させる技術があ
り、ナイロンやポリメタクリル酸メチル等の有機紛体の
配合により、肌に柔らかい感触を与える等の使用感を向
上させる技術があった。また、粉体の表面に油剤を処理
して配合することにより、粉っぽさを低減させる等の技
術があった。
【0003】
【本発明が解決しようとする課題】しかしながら、無水
ケイ酸や酸化アルミニウム等の球状粉体を配合したもの
は、スポンジ等の小道具へのとれが良好でケーキングを
防止し、肌上での伸び広がりが良い等使用性は向上する
が、肌に対する使用感及び、化粧膜の仕上り効果等は、
満足するものではなかった。また、ナイロンやポリメタ
クリル酸メチル等の有機紛体を配合すると、肌に柔らか
い感触を与え使用感は向上するが、伸び広がりの使用性
や化粧膜の仕上り効果は、満足できるものではなかっ
た。そこで、スポンジ等の小道具へのとれが良好でケー
キングを生じず、肌上での伸び広がりが良い等の使用
性、肌に負担感が無く、肌に対して柔らかい感触を与え
る等の使用感、肌上での化粧膜が粉っぽく無くしっとり
として、キメが細かく均一な化粧膜ができる等の仕上り
効果、及び化粧持続性等に優れた固型粉末化粧料の開発
が望まれていた。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記実情
において、鋭意検討を重ねた結果、次の成分(a)、
(b); (a)平均粒子径が10〜80μで見掛け見掛け比重が
0.4以下の中空発泡樹脂粉体0.01〜10重量%
(以下単に、「%」で示す。) (b)平均粒子径が1〜20μのオルガノポリシロキサ
ン粉体0.5〜20%を含有することにより、スポンジ
等の小道具へのとれが良好でケーキングを生じず、肌上
での伸び広がりが良い等の使用性、肌に負担感が無く、
肌に対して柔らかい感触を与える等の使用感、肌上での
化粧膜が粉っぽく無くしっとりとして、キメが細かく均
一な化粧膜ができる等の仕上り効果、及び化粧持続性等
に優れた固型粉末化粧料が得られることを見出し、本発
明を完成した。更に上記成分(a)及び(b)に加えて
成分(c)として、油性成分を5〜30%含有する上記
本発明の固型粉末化粧料は、肌上での化粧膜が粉っぽく
なく、キメが細かい等の仕上がり効果がさらに良好であ
った。すなわち、本発明は、成分(a)として平均粒子
径が10〜80μで見掛け比重が0.4以下の中空発泡
樹脂粉体0.01〜10%及び、成分(b)として平均
粒子径が1〜20μのオルガノポリシロキサン粉体0.
5〜20%を含有し、更には成分(c)として、油性成
分を5〜30%含有することを特徴とする固型粉末化粧
料に関するものである。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。
本発明に使用される成分(a)である平均粒子径が10
〜80μで見掛け比重が平均0.4以下の中空発泡樹脂
粉体は、加熱により気化する揮発性発泡剤を内包した熱
可塑性樹脂球体を加熱、膨潤せしめて得られるものをい
う。
【0006】この中空発泡樹脂粉体の外殻を形成する樹
脂としては、例えば、塩化ビニル、酢酸ビニル、メチル
ビニルエーテル等のビニル系モノマー、アクリル酸、ア
クリル酸エステル、メタクリル酸、メタクリル酸エステ
ル、アクリロニトリル、メタクリロニトリル等のアクリ
ル系モノマー、スチレン、塩化ビニリデン、ジビニルベ
ンゼン、エチレングリコーールジメタクリレート等から
選択される一種以上のモノマーからなるホモポリマー又
はコポリマーが挙げられる。好ましくは、アクリル酸、
メタクリル酸あるいはそのエステル類、アクリロニトリ
ル、塩化ビニリデン、メタクリロニトリル等から選ばれ
るモノマーの二種以上からなる共重合体である。これら
の重合体は、ジビニルベンゼン、エチレエングリコール
ジメタクリレート、トリアクリルフォルマール等の架橋
剤で架橋されていても良い。
【0007】揮発性発泡剤としては、特に限定されない
が、例えば、エタン、プロパン、ブタン、イソブタン、
イソブテン、イソペンタン、ネオペンタン、ネオヘキサ
ン、アセチレン、ヘキサン、ヘプタン等の炭化水素、ト
リクロロフルオロメタン、ジクロロジフルオロメタン等
のハロゲン化炭化水素、テトラアルキルシラン等の低沸
点化合物が用いられる。
【0008】この中空発泡樹脂粉体は、例えば特公昭5
9−53290号に開示されている如く、揮発性発泡剤
を内包した熱可塑性樹脂粉体を加熱、発泡させる方法に
より製造される。例えば、エクスパンセル(KEMAN
ORDPLAST AB社製)やマツモトマイクロスフ
ェアFシリーズ(松本油脂製薬製)が、市販されている
ものとして挙げられる。
【0009】また、この中空発泡樹脂粉体表面に無機粉
体を被覆して本発明の固型粉末化粧料に配合すると、粉
体の分散性、肌上での伸び広がりの良さや滑らかさ等の
感触が更に向上するため好ましい。無機粉体を被覆する
方法は、例えば、特開平4−9319号に開示されてい
る如く、発泡前又は発泡途中の揮発性発泡剤内包熱可塑
性樹脂粉体と無機粉体を混合し、加熱することによるも
のである。また、その他の方法としては、無機粉体の水
又は有機溶媒の分散液と中空発泡樹脂粉体とを混合し乾
燥する方法や、この無機粉体分散液を中空発泡樹脂粉体
に噴霧し乾燥する方法等により被覆する湿式処理方法、
高い衝撃力等の物理的な力により複合化する乾式処理方
法等が挙げあられる。
【0010】この中空発泡樹脂粉体表面に被覆する無機
粉体としては、特に限定されないが、目的とする効果よ
り選択され、例えば、タルク、セリサイト、マイカ、炭
酸カルシウム、炭酸マグネシウム、カオリン、酸化チタ
ン、酸化亜鉛、酸化鉄、酸化セリウム、酸化ジルコニウ
ム、シリカ、等が例示される。また、これら無機粉体の
粒子形状は特に制限なく、例えば、粒状、球状、板状、
針状等のいずれでも良く、粒子径も特に限定されない
が、0.01〜20μが用いられる。また、例えば、紫
外線遮断効果の向上を目的とした場合、酸化チタン、酸
化亜鉛、酸化セリウム、酸化ジルコニウム、等の粒状や
針状粉体が用いられる。中空発泡樹脂粉体と無機粉体の
比率は、5:95〜50:50が好ましい。
【0011】この中空発泡樹脂粉体の平均粒子径は、レ
ーザー回折式粒度分布測定装置により測定するとき、1
0〜80μが好ましく、20〜60μがより好ましい。
平均粒子径が、10μ未満では化粧料に配合したときケ
ーキング防止効果が低く、肌上での伸び広がりの良さが
なくなるため好ましくない、80μを超えると化粧料に
配合したときに、肌上でザラツキを感じ、化粧膜のキメ
が粗くなるため好ましくない。
【0012】本発明において、成分(a)の中空発泡樹
脂粉体の固型粉末化粧料中への配合量は、0.01〜1
0%が好ましく、0.03〜8%がより好ましい。化粧
料中への配合料が0.01%未満であると、ケーキング
防止効果や肌上での伸び広がりの良さ等の効果が発揮さ
れにくく、10%を超えると成形性が悪くなるため、好
ましくない。
【0013】本発明の成分(b)である平均粒子径が1
〜20μのオルガノポリシロキサン粉体は、特開平2−
243612号公報及び特公平4−17162号公報に
開示されているものであり、市販品としては、例えば、
トレフィルE−505C、トレフィルE−506C(共
に東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等の市販品
が挙げられる。また、化粧料に配合したときの、分散性
の向上、紫外線遮断効果付与、隠蔽性の調整、光学特性
の改良、感触の改良等を目的として、本発明の効果を妨
げない範囲で他の粉体と複合化して用いても良く、例え
ばシリカを表面に被覆したものとしてトレフィルE−7
01(東レ・ダウコーニング・シリコーン社製)等の市
販品が挙げられる。
【0014】成分(b)のオルガノポリシロキサンの平
均粒子径は、固型粉末化粧料に配合したときの、肌上で
の伸び広がりの良さ、肌に対する柔らかい感触、化粧膜
のキメの細かさ、分散性の良さ等の本発明の効果を得る
ために、1〜20μが好ましく、2〜10μがより好ま
しい。
【0015】本発明において、成分(b)のオルガノポ
リシロキサンの配合量は、0.5〜30%が好ましく、
1〜15%がより好ましい。配合量が0.5%未満で
は、肌上での伸び広がりの良さや肌に対する柔らかい感
触等の効果が発揮されにくく、30%を超えると成形性
が悪くなるので好ましくない。
【0016】本発明の固型粉末化粧料に、更に成分
(c)として油性成分を5〜30%の範囲で含有する
と、肌に対して柔らかい感触を与える等の使用感、肌上
での化粧膜が粉っぽくなくしっとりとしてキメが細かく
均一な化粧膜ができる等の仕上り効果、及び化粧持続性
等に優れる等の本発明の効果を発現させるために、より
好ましい。
【0017】成分(c)の油性成分としては、通常化粧
料に用いられる油性成分であればいずれでも良く、例え
ば、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油等の油
脂類、ミツロウ、ラノリン、キャンデリラ等のロウ類、
流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、パラフィンワ
ックス、マイクロクリスタリンワックス、フィッシュト
ロプスワックス等の炭化水素、ステアリン酸、オレイン
酸等の脂肪酸、セタノール、ステアリルアルコール、ベ
ヘニルアルコール等の高級アルコール、セチルイソオク
タネート、ミリスチン酸イソプロピル、トリオクタン酸
グリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル等のエ
ステル類、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアル
コール等のラノリン誘導体、パラアミノ安息香酸エチ
ル、p−メトキシケイ皮酸−2−エチルヘキシル、4−
tert−ブチル−4’−メトキシジベンゾイルメタ
ン、オキシベンゾン等の油溶性紫外線吸収剤類、ジメチ
ルポリシロキサン、メチルフェニルポリシロキサン、ポ
リエーテル変性ポリシロキサン、架橋型オルガノポリシ
ロキサン等のシリコーン類、パーフルオロポリエーテ
ル、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン等のフ
ッ素系油剤類等を挙げられ、これらを一種又は二種以上
組み合わせて用いることができる。
【0018】本発明の固型粉末化粧料に使用される、そ
の他の粉体としては、通常化粧料に用いられるものであ
ればいずれでも良く、特に制限を受けるものではない。
例えば、タルク、カオリン、セリサイト、マイカ、炭酸
カルシウム、ケイ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウ
ム、酸化セリウム、ケイ酸アルミニウムマグネシウム、
ケイ酸カルシウム、無水ケイ酸等の無機体質顔料、酸化
チタン、酸化亜鉛、ベンガラ、黄酸化鉄、黒酸化鉄、グ
ンジョウ、コンジョウ等の無機着色顔料、雲母チタン、
酸化鉄雲母チタン、オキシ塩化ビスマス等のパール剤、
タール色素、天然色素等の有機着色顔料、ナイロンパウ
ダー、ポリメチルメタクリレート、ポリアクリル酸アル
キルポリマー、ウレタンパウダー、シルクパウダー、ポ
リエチレンパウダー、ポリメチルシルセスキオキサン、
結晶セルロース、N−アシルリジン類等の有機粉体等が
挙げられ、これらの中から必要に応じて一種又は二種以
上を選択して用いることができる。これら粉体の粒子
径、粒子形状は特に制限されない。また、これら粉体は
一種または二種以上の複合化したものを用いても良く、
フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、
油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を
施したものであっても良い。
【0019】本発明の化粧料には通常化粧料に用いられ
る成分を本発明の効果を妨げない範囲で、必要に応じて
適宜配合することができる。例えば、有機溶剤、水溶性
紫外線吸収剤、酸化防止剤、防腐剤、界面活性剤、保湿
剤、美容成分、香料、水、アルコール等が挙げられる。
【0020】本発明の効果がよく発現する固型粉末化粧
料としては、ファンデーション、白粉、ほほ紅、口紅、
アイシャドウ、コンシーラー等が挙げられる。
【0021】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に説明する
が、本発明はこれによって何ら限定されるものではな
い。
【0022】実施例1〜9及び比較例1〜4 固型粉末
状パウダーファンデーション表1に示す組成の固型粉末
状パウダーファンデーションを下記方法により調製し、
使用したときのケーキング、肌上での伸び広がりの良
さ、肌への負担感、化粧膜の仕上がり感、化粧持続性の
各項目について官能評価を行った。結果を表2に示し
た。
【0023】
【表1】
【0024】注1:平均粒子径30μで見掛け比重が
0.03であるアクリロニトリルとメタクリル酸の共重
合体の中空発泡樹脂粉体 注2:平均粒子径30μで見掛け比重が0.03である
アクリロニトリルとメタクリル酸の共重合の中空発泡樹
脂粉体粒子3部に対して平均粒子径が0.3μの酸化チ
タンを7部表面被覆した中空発泡樹脂粉体(特開平4−
9319号に開示された方法により酸化チタンを被覆し
た。) 注3:平均粒子径3μのオルガノポリシロキサン粉体
(トレフィルE−506C:東レ・ダウコーニング・シ
リコーン社製) 注4:平均粒子径3μのオルガノポリシロキサン97部
に対して無水ケイ酸を3部表面被覆した粒子(トレフィ
ルE−701:東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製) 注5:平均粒子径5μのナイロン粉体(ナイロン12S
P500:東レ社) 注6:平均粒子径6μのポリメチルメタクリレート粉体
(マツモトマイクロスフェアM101:松本油脂製薬
社)
【0025】(製造方法) A.成分1〜13を混合分散する。 B.成分14〜18を加熱溶解し、混合する。 C.AにBを添加混合し、粉砕する。 D.Cを金皿に充填し、固型粉末状パウダーファンデー
ションを得た。
【0025】(評価方法)実施例及び比較例の固型粉末
状パウダーファンデーションを試料とし、化粧歴10年
以上の女性50名をパネルに用いて、ケーキング、肌上
での伸び広がりが良さ、肌への負担感、化粧膜の仕上が
り感、化粧持続性の各評価項目について良いとした人数
により、以下の基準に従って評価した。尚、ケーキング
に関しては予め、各試料を100回ずつスポンジにて使
用した後評価した。
【0027】(評価基準) 良いとした人数 45名以上:◎ 35〜44名:○ 25〜34名:△ 24名以下 :×
【0028】
【表2】
【0029】表2の結果から明かなように、本発明品の
実施例1〜9の固型粉末状パウダーファンデーション
は、比較例1〜4の固型粉末状パウダーファンデーショ
ンと比較して、全ての項目で優れたものであった。
【0030】 実施例10 固型粉末状アイシャドウ (成分) (%) 1.雲母 残量 2.タルク 10.0 3.ナイロンパウダー 5.0 4.雲母チタン 10.0 5.赤色226号 1.0 6.群青 0.5 7.本発明の中空発泡樹脂粉体(注2) 0.5 8.本発明の無水ケイ酸被覆オルガノポリシロキサン(注4) 5.0 9.スクワラン 5.0 10.マイクロクリスタリンワックス 1.0 11.防腐剤 適量 12.香料 適量
【0031】(製造方法) A.成分1〜8を混合分散する。 B.成分9〜12を加熱溶解し混合する。 C.AにBを添加混合し粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状アイシャドウを得
た。 実施例10の固型粉末状アイシャドウは、ケーキング、
肌上での伸び広がりが良さ、肌への負担感、化粧膜仕上
がり感、化粧持続性において優れたものであった。
【0032】 実施例11 固型粉末状白粉 (成分) (%) 1.タルク 残量 2.雲母 20.0 3.雲母チタン 5.0 4.窒化ホウ素 5.0 5.本発明の中空発泡樹脂粉体(注7) 0.3 6.本発明のオルガノポリシロキサン(注3) 3.0 7.ステアリン酸亜鉛 5.0 8.スクワラン 5.0 9.防腐剤 適量 注7:平均粒子径30μで見掛け比重が0.02であるアクリロニトリル、メ タクリロニトリル、メタクリル酸の共重合体の中空発泡樹脂粉体4部に対して、 平均粒子径5μのタルクを6部表面被覆した粉体(特開平4−9319号に開示 された方法によりタルクを被覆した。)
【0033】(製造方法) A.成分1〜7を混合分散する。 B.成分8〜9を混合分散する。 C.AにBを添加混合し粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状白粉を得た。 実施例11の固型粉末白粉は、ケーキング、肌上での伸
び広がりの良さ、肌への負担感、化粧膜の仕上がり感、
化粧持続性において優れたものであった。
【0034】 実施例12 固型粉末コンシーラー (成分) (%) 1.タルク 残量 2.雲母 20.0 3.雲母チタン 5.0 4.酸化チタン 20.0 5.本発明の中空発泡樹脂粉体(注8) 4.0 6.本発明のオルガノポリシロキサン(注3) 8.0 7.ベンガラ 2.0 8.黄色酸化鉄 5.0 9.黒酸化鉄 0.2 10.トリオクタン酸グリセリル 5.0 11.ワセリン 3.0 12.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 2.0 13.ジメチルポリシロキサン 5.0 14.防腐剤 適量 注8:平均粒子径50μで見掛け比重が0.02である塩化ビニリデンとアク リロニトリル共重合体の中空発泡樹脂粉体
【0035】(製造方法) A.成分1〜9を混合分散する。 B.成分10〜14を加熱溶解し混合する。 C.AにBを添加混合し粉砕する。 D.Cを金皿にプレスし、固型粉末状コンシーラーを得
た。 実施例12の固型粉末コンシーラーは、ケーキング、肌
上での伸び広がりの良さ、肌へのに負担感、化粧膜の仕
上がり感、化粧持続性において優れたものであった。
【0036】
【発明の効果】本発明の固型粉末化粧料は、スポンジ等
の小道具へのとれが良好でケーキングを生じず、伸び広
がりが軽く良好である等の使用性、肌に負担感がなく、
肌に対して柔らかい感触を与える等の使用感、肌上での
化粧膜が粉っぽくなくしっとりとして、キメが細かく均
一な化粧膜ができる等の仕上り効果、及び化粧持続性等
に優れたものである。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成9年12月19日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0014
【補正方法】変更
【補正内容】
【0014】成分(b)のオルガノポリシロキサン粉体
の平均粒子径は、固型粉末化粧料に配合したときの、肌
上での伸び広がりの良さ、肌に対する柔らかい感触、化
粧膜のキメの細かさ、分散性の良さ等の本発明の効果を
得るために、1〜20μが好ましく、2〜10μがより
好ましい。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0015
【補正方法】変更
【補正内容】
【0015】本発明において、成分(b)のオルガノポ
リシロキサン粉体の配合量は、0.5〜30%が好まし
く、1〜15%がより好ましい。配合量が0.5%未満
では、肌上での伸び広がりの良さや肌に対する柔らかい
感触等の効果が発揮されにくく、30%を超えると成形
性が悪くなるので好ましくない。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0023
【補正方法】変更
【補正内容】
【0023】
【表1】
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0024
【補正方法】変更
【補正内容】
【0024】注1:平均粒子径30μで見掛け比重が
0.03であるアクリロニトリルとメタクリル酸の共重
合体の中空発泡樹脂粉体 注2:平均粒子径30μで見掛け比重が0.03である
アクリロニトリルとメタクリル酸の共重合の中空発泡樹
脂粉体粒子3部に対して平均粒子径が0.3μの酸化チ
タンを7部表面被覆した中空発泡樹脂粉体(特開平4−
9319号に開示された方法により酸化チタンを被覆し
た。) 注3:平均粒子径3μのオルガノポリシロキサン粉体
(トレフィルE−506C:東レ・ダウコーニング・シ
リコーン社製) 注4:平均粒子径3μのオルガノポリシロキサン粉体
7部に対して無水ケイ酸を3部表面被覆した粒子(トレ
フィルE−701:東レ・ダウコーニング・シリコーン
社製) 注5:平均粒子径5μのナイロン粉体(ナイロン12S
P500:東レ社製) 注6:平均粒子径6μのポリメチルメタクリレート粉体
(マツモトマイクロスフェアM101:松本油脂製薬社
製)
【手続補正5】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0030
【補正方法】変更
【補正内容】
【0030】 実施例10 固型粉末状アイシャドウ (成分) (%) 1.雲母 残量 2.タルク 10.0 3.ナイロンパウダー 5.0 4.雲母チタン 10.0 5.赤色226号 1.0 6.群青 0.5 7.本発明の中空発泡樹脂粉体(注2) 0.5 8.本発明の無水ケイ酸被覆オルガノポリシロキサン 5.0 粉体(注4) 9.スクワラン 5.0 10.マイクロクリスタリンワックス 1.0 11.防腐剤 適量 12.香料 適量
【手続補正6】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】 実施例11 固型粉末状白粉 (成分) (%) 1.タルク 残量 2.雲母 20.0 3.雲母チタン 5.0 4.窒化ホウ素 5.0 5.本発明の中空発泡樹脂粉体(注7) 0.3 6.本発明のオルガノポリシロキサン粉体(注3) 3.0 7.ステアリン酸亜鉛 5.0 8.スクワラン 5.0 9.防腐剤 適量 注7:平均粒子径30μで見掛け比重が0.02であるアクリロニトリル、メ タクリロニトリル、メタクリル酸の共重合体の中空発泡樹脂粉体4部に対して、 平均粒子径5μのタルクを6部表面被覆した粉体(特開平4−9319号に開示 された方法によりタルクを被覆した。)
【手続補正7】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 実施例12 固型粉末コンシーラー (成分) (%) 1.タルク 残量 2.雲母 20.0 3.雲母チタン 5.0 4.酸化チタン 20.0 5.本発明の中空発泡樹脂粉体(注8) 4.0 6.本発明のオルガノポリシロキサン粉体(注3) 8.0 7.ベンガラ 2.0 8.黄酸化鉄 5.0 9.黒酸化鉄 0.2 10.トリオクタン酸グリセリル 5.0 11.ワセリン 3.0 12.ジペンタエリトリット脂肪酸エステル 2.0 13.ジメチルポリシロキサン 5.0 14.防腐剤 適量 注8:平均粒子径50μで見掛け比重が0.02である塩化ビニリデンとアク リロニトリル共重合体の中空発泡樹脂粉体

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 次の成分(a)、(b); (a)平均粒子径が10〜80μで見掛け比重が0.4
    以下の中空発泡樹脂粉体0.01〜10重量% (b)平均粒子径が1〜20μのオルガノポリシロキサ
    ン粉体0.5〜30重量%を含有することを特徴とする
    固型粉末化粧料。
  2. 【請求項2】更に成分(c)として、油性成分を5〜3
    0重量%含有することを特徴とする請求項1記載の固型
    粉末化粧料。
  3. 【請求項3】成分(a)が無機粉体で被覆されている中
    空発泡樹脂粉体であることを特徴とする請求項1又は請
    求項2記載の固型粉末化粧料。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011184315A (ja) * 2010-03-05 2011-09-22 Fancl Corp プレストパウダー
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