JPH10328913A - クイルへの工具アタッチメントの固定装置 - Google Patents

クイルへの工具アタッチメントの固定装置

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JPH10328913A
JPH10328913A JP14182297A JP14182297A JPH10328913A JP H10328913 A JPH10328913 A JP H10328913A JP 14182297 A JP14182297 A JP 14182297A JP 14182297 A JP14182297 A JP 14182297A JP H10328913 A JPH10328913 A JP H10328913A
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quill
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cover
piston
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孝 藤本
Kazuya Tanaka
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Shin Nippon Koki KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構造で、クイルへのアタッチメントの
着脱作業を容易にする。 【解決手段】 主軸を包囲するクイル10の先端部に工
具アタッチメント16を固定するための装置。クイル1
0にその軸方向に作動するピストン24を設け、このピ
ストン24にクランプ用爪32dをもつ複数のコレット
32を揺動可能に連結する。コレット32を外側からコ
レットカバー30で覆い、ピストン24及びコレット3
2が後退した状態ではコレット先端部がコレットカバー
30の下方でクイル径方向外側へ逃げ、ピストン24及
びコレット32が前進した状態ではコレット32の下端
部がコレットカバー30の内側に侵入してクイル下端面
との間で工具アタッチメント16をクランプするように
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、工作機械において
主軸を包囲するクイルに工具アタッチメントを固定する
ための装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、工作機械のクイルに工具アタッチ
メントを固定するための装置として、次のようなものが
知られている。
【0003】A)実公昭60−1951号公報に示され
る装置:この装置は、アタッチメント側に複数の突片を
周方向に間欠的に配する一方、クイル(主軸頭)側に上
記突片と同数のクランプ爪を周方向に間欠的に配したも
のであり、これらのクランプ爪の回転位相とアタッチメ
ント突片の回転位相とをずらした状態で突片同士のすき
間にクランプ爪を挿入した後、アタッチメントを回転さ
せてその突片の裏側にクランプ爪が位置する状態にし、
この状態からクランプ爪をクイル側に引き込むことによ
り、当該クイルの先端面とクランプ爪とでアタッチメン
トの突片をクイル軸方向にクランプするようになってい
る。
【0004】B)実用新案登録第2514993号にか
かる装置:この装置は、クイル後端にシリンダを形成し
てこのシリンダ内にリング状のピストンをクイル軸方向
に作動可能に収容し、上記シリンダからクイル前端に至
るまでの領域に細長い孔を設け、この孔に長尺のクラン
プバーを挿通して上記ピストンに連結したものであり、
上記シリンダ内のピストン及びこれに連結されるクラン
プバーを前方に押し出した状態でクランプバー先端の膨
らみ部分をアタッチメント側の係合溝内に挿入した後、
上記ピストン及びクランプバーを後退させることによ
り、当該クランプバーの先端膨らみ部分とクイル端面と
の間にアタッチメントの外周部が挾み込まれるようにな
っている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
A)の装置では、クランプ爪がクイル軸方向にしか作動
しないため、このクランプ爪をアタッチメントの突片に
当接させることなく当該突片の裏側に位置させるため
に、突片同士の間にクランプ爪を挿入してからアタッチ
メントを所定角度回転させ、その後にクランプ爪を引き
込む動作をしなければならない。従って、アタッチメン
トの受け台を回転可能に構成しなければならず、設備が
複雑になるとともに、アタッチメントのクランプ作業に
長い時間を要する不都合がある。
【0006】B)の装置でも、クランプバーはピストン
に連動してクイル軸方向にしか作動しないので、このク
ランプバーの先端の膨らみ部分をアタッチメント側の係
合溝内に侵入させるのは事実上困難である。もし、上記
クランプバーの先端を当該クランプバーの撓み変形によ
ってクイル径方向に変位させようとするならば、このク
ランプバーを非常に細長い形状にしなければならず、こ
の場合には複雑でかつ強度的に不利な構造となり、特に
クランプバーのつけ根部分で破損が生じやすい。
【0007】本発明は、このような事情に鑑み、簡単な
構造で、アタッチメントの着脱作業を容易に行うことが
できる装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段として、本発明は、主軸を包囲する筒状のクイル
の先端部に、上記主軸と連結される伝動軸をもつ工具ア
タッチメントを固定するための装置であって、上記クイ
ルの先端部に、クイル軸方向に作動するピストンをもつ
流体シリンダを設け、この流体シリンダのピストンの先
端部に、クイル周方向に間欠的に並ぶ複数のコレットを
クイル周方向と略平行な方向の軸回りに揺動可能に取付
け、各コレットの先端部にクイル径方向内側に突出する
クランプ用爪を形成する一方、各コレットをクイル径方
向外側から覆う位置にコレットカバーを設け、上記ピス
トン及び各コレットが先端側に前進したときには、各コ
レットの先端部がコレットカバーの先端面よりも先端側
に逸脱するとともに各コレットの後端部外側面が上記コ
レットカバーの内側面と当接することにより、各コレッ
トの先端部がクイル径方向外側に逃げてアンクランプ状
態とされる一方、上記ピストン及び各コレットが先端側
から後退したときには各コレットの先端部外側面が上記
コレットカバーの内周面に当接することにより各コレッ
トの先端部がクイル径方向内側に規制されてそのクラン
プ用爪が上記工具アタッチメントをクランプする状態と
なるようにコレット及びコレットカバーの形状を設定し
たものである。
【0009】この装置によれば、ピストンの動きに連動
してこれと同じ方向に(すなわちクイル軸方向に)各コ
レットが移動するのに加え、これらコレットの外周面と
コレットカバー内周面との当接によってコレットが揺動
し、ピストンが後退したアンクランプ状態ではコレット
下端部がクイル径方向外側に逃げ、ピストンが前進した
クランプ状態ではコレット下端部がクイル径方向内側に
規制されるので、上記アンクランプ状態で各コレット下
端部の径方向内側に工具アタッチメントをそのまま(す
なわち回転させずに)挿入することができ、この挿入後
に上記ピストンを後退させるだけでクイル側に工具アタ
ッチメントを簡単に固定することができる。
【0010】ここで、上記コレットカバーの先端面をク
イル径方向内側に向かうに従って後方に変位する方向に
傾斜する案内面とすれば、上記アンクランプ状態からク
ランプ状態への移行時、すなわち、ピストン及びコレッ
トの後退時にコレット下端部を円滑にコレットカバーの
内側に案内することができる。
【0011】上記ピストンにコレットを揺動可能に取付
けるための具体的な構造としては、例えばピン結合によ
るものでもよいが、上記ピストンの外側面、コレットの
内側面のいずれか一方の面に他方の面に向かって突出す
る突出部を設け、上記他方の面に上記突出部が遊嵌可能
な凹部を設け、これら凹部と突出部とのすき間分だけコ
レットが揺動できるようにすれば、ピンを用いない簡素
な構造でコレットの取付けができる。
【0012】上記流体シリンダ及びピストンは、コレッ
トごとに設けるようにしてもよいが、上記流体シリンダ
及びそのピストンをクイル全周にわたって連続するリン
グ状とし、このピストンの先端部における複数の個所に
各コレットを取付ける(すなわちピストンを単一化す
る)ことにより、構造がより簡素になり、また、各コレ
ットを確実に同時にかつ等量だけ作動させることが可能
になる。
【0013】上記装置では、上記工具アタッチメントの
代わりに上記コレットによりクランプ可能に構成され、
当該クランプ状態でクイルを先端側から覆うクイルカバ
ーを備えるのが、より好ましい。このクイルカバーを用
いれば、工具アタッチメント非装着時でも切り屑等から
クイル内部のカップリングやコレット等を有効に保護す
ることができる。
【0014】また、上記装置では、コレット配設個所同
士の間の個所で比較的広いスペースを確保できるので、
この個所におけるコレットカバーの部分をコレット配設
個所におけるクイル及びコレットカバーの部分よりもク
イル径方向に肉厚が増加された厚肉部とし、この厚肉部
に、工具アタッチメントに対して後方から加工作業用流
体(例えば切削油や洗浄用エア)を供給するための流体
供給路を形成することにより、コンパクトな構造でアタ
ッチメントへの流体供給ができる。
【0015】このように流体供給路を設けたものにおい
て、上記クイルカバーを備える場合、このクイルカバー
に、上記クランプ状態で上記流体供給路と連通してこの
流体供給路から供給される加工作業用流体を噴射する噴
射部を設ければ、主軸に直接工具を連結して加工を行う
場合にも、その加工個所に上記噴射部から加工作業用流
体を供給することができる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の好ましい実施の形態を図
1〜図8に基づいて説明する。
【0017】図1において、10は工作機械に設けられ
た円筒状のクイルであり、このクイル10の内側に軸受
12を介して主軸14が回転可能に保持されている。詳
しくは、クイル10の内側にスペーサリング11及び軸
受12が交互に配列され、クイル下端に装着されるボル
ト13の締付によって各軸受12が固定されており、こ
れら軸受12の内側に主軸14が圧入、固定されてい
る。主軸14の下端部(先端部)中央には、下端に向か
うに従って拡径するテーパー状の挿入孔15が設けられ
ており、この挿入孔15内に工具アタッチメント16の
伝動軸18が挿入され、もしくは図略の工具が直接挿入
されることにより、上記主軸14に上記伝動軸18もし
くは工具が択一的に連結されるようになっている。
【0018】次に、上記クイル10への工具アタッチメ
ント16の固定装置を、図2〜図5も併せて参照しなが
ら説明する。
【0019】上記クイル10の下端部(先端部)は、他
の部分よりも外径及び肉厚の小さい小径部10aとされ
ており、この小径部10aの外周面が他の部分の外周面
よりもクイル径方向内側に一段入り込んだ状態となって
いる。そして、この小径部10aにリング状のピストン
24が外嵌されるとともに、このピストン24を作動さ
せるシリンダ本体が小径部10aの上部に設けられてい
る。
【0020】詳しくは、クイル10に、上記小径部10
aの上部を包囲するシリンダブロック20が固定され、
このシリンダブロック20に当該シリンダブロック20
の内周面から内側に突出するシリンダブロック22が固
定されており、上記シリンダブロック20の径方向内側
にシリンダ室21が形成されている。ピストン24は、
上記シリンダ室21内に収容される本体部25と、この
本体部25からシリンダブロック22内周面とクイル小
径部10aの外周面との間を通って下側に延びる連結部
26とからなり、この連結部26の下端部(先端部)外
周面には全周にわたる周溝(凹部)26aが形成されて
いる。そして、上記シリンダ室21内に図略の油圧回路
を通じて作動油が導入されることにより、ピストン24
がクイル軸方向と平行な方向に作動するようになってい
る。
【0021】なお、図において28は、上記シリンダ室
21内を密封するためにピストン本体部25やシリンダ
ブロック22に取付けられたシール部材である。
【0022】上記ピストン24の連結部26は、径方向
外側からコレットカバー30によって包囲されている。
このコレットカバー30には上下方向のボルト挿通孔3
0bが設けられ、これらのボルト挿通孔30bに挿通さ
れるボルトによってコレットカバー30がクイル10側
に固定されている。そして、コレットカバー30の内周
面と上記連結部26の外周面との間に複数のコレット3
2が挾み込まれている。
【0023】これらのコレット32は、図2に示すよう
に、クイル周方向に間欠的に並ぶ複数個所(図例では4
個所)に配設されている。各コレット32は、クイル下
端部を取り囲む略円弧状の横断面を有し、上端部外周面
及び下端部外周面には他の部分の外周面よりもクイル径
方向外側に突出する被案内部32a,32bがそれぞれ
形成されている。さらに、コレット32の下端部には、
クイル径方向内側に突出するクランプ用爪32dが形成
されている。コレット32の上部内側面には、クイル径
方向内側に突出する突出部32cが形成され、この突出
部32cが上記ピストン24の周溝26a内にある程度
のすき間をもって遊嵌されることにより、当該すき間分
だけコレット32がクイル周方向と略平行な方向の軸回
り(図3等では奥行き方向の軸回り)に揺動できるよう
になっている。
【0024】これに対し、コレットカバー30の上部内
周面には、他の部分の内周面よりもクイル径方向外側に
凹んだ段部30eが形成され、この段部30e内に上記
コレット32の被案内部32aが侵入できるようになっ
ている。そして、図1及び図3に示すようにピストン2
4及びこれに連結された各コレット32が最下位置まで
降下したとき(すなわちコレット32が先端側に最も前
進したとき)には、コレット下端部の被案内部32bが
コレットカバー32の下端面よりも下方に逸脱するとと
もに、コレット上端部の被案内部32aがコレットカバ
ー30の段部30eよりも下方の部分の内周面に当接す
ることにより、コレット下端部がクイル径方向外側に逃
げるのに対し、図5に示すようにピストン24及び各コ
レット32が最上位置まで上昇したとき(すなわちコレ
ット32が先端側から最も後退したとき)には、コレッ
ト上端部の被案内部32aがコレットカバー30の段部
30e内に逃げ込むとともに、コレット下端部の被案内
部32bがコレットカバー30の内周面に当接すること
により、コレット下端部がクイル径方向内側よりの位置
に規制されるようになっている。
【0025】ここで、上記コレットカバー30の下端面
(先端面)は、クイル径方向内側に向かうに従って上側
に変位する方向に傾斜する案内面30aとされ、図3の
最下位置から図5の最上位置への移行時に(図4)コレ
ット32の被案内部32bを円滑にコレットカバー30
の内側に誘い込むように配慮がなされている。同様の理
由により、被案内部32bの上面もクイル径方向内側に
向かうに従って上側に変位する傾斜面とされている。
【0026】一方、工具アタッチメント16の上端外周
面には、径方向外側に突出する鍔部19が形成され、当
該工具アタッチメント16の伝動軸18と主軸14とが
結合された状態で、上記鍔部19が各コレット32のク
ランプ用爪32dとクイル10の下端面とによってクイ
ル軸方向(図では上下方向)にクランプされることが可
能となっている。
【0027】図2に示すように、上記コレットカバー3
0において、各コレット32の配設個所同士の間に位置
する部分は、コレット32の外側に位置する部分よりも
クイル径方向内側に肉厚が増加された厚肉部30cとさ
れており、この厚肉部30cの下部に図6及び図8に示
すようなカップリング36が固定されている。このカッ
プリング36は、下端に凹部をもつ雌型カップリングと
されており、このカップリング36と工具アタッチメン
ト16側に設けられた図略の雄型カップリングとが結合
されるようになっている。
【0028】このカップリング36の中心部、コレット
カバー30、及びシリンダブロック20aにわたって流
体供給路36a,30d,20aが形成されており、こ
れらの流体供給路を通じて工具アタッチメント18内に
加工作業用流体(例えば切削油や洗浄用エア)が供給さ
れるようになっている。また、コレット32が配設され
ていない個所には、これに代えてピストン24とコレッ
トカバー30との間にスペーサリング34が嵌め込まれ
ている。
【0029】さらに、この装置では、クイル10に工具
アタッチメント18を装着しない時(例えば加工休止時
や主軸14に直接工具を連結して加工を行う時)にクイ
ル10の内部の部材(例えばカップリング36やコレッ
ト32)を切り屑等から保護するための、クイルカバー
40を備えている。
【0030】このクイルカバー40は、本体リング41
と、この本体リング41の下端に連結された水平方向の
カバー板42とを有し、カバー板42は、中央に上記主
軸14と対応する円形の貫通孔42aをもつドーナツ板
状とされている。本体リング41には、前記工具アタッ
チメント16における鍔部19とほぼ同形状の鍔部41
aが形成されている。そして、上記鍔部19と同様に、
鍔部41aがコレット32のクランプ用爪32dとクイ
ル下端面との間にクランプされることが可能となってお
り、このクランプ状態で、クイル10の下端面のほぼ全
域がカバー板42によって下から覆われるように、当該
カバー板42の形状が設定されている。
【0031】カバー板42の適所には、これを上下方向
に貫通する筒状の雄型カップリング44が固定され、ク
イル10へのクイルカバー40の装着時に上記カップリ
ング44の上端部がクイル10側のカップリング36の
凹部内に嵌入される(すなわちカップリング36,44
同士が結合される)ようになっている。カバー板42の
下面には、上記カップリング44の下端部を下から覆う
カップリングカバー45が固定され、このカップリング
カバー45に上記カップリング44の中央孔と合致する
貫通孔45aが設けられており、この貫通孔45a内に
ノズル(噴射部)46の入口端部(上端部)が挿入さ
れ、固定されている。そして、クイルカバー40の装着
時に上記流体供給路20a,30d,36aに加工作業
用流体が供給された場合には、当該流体が上記カップリ
ング44の中央孔からノズル46を通じて下方に噴射さ
れるようになっている。
【0032】次に、この装置の作用を説明する。
【0033】1)アタッチメント装着前の予備動作 クイル10に工具アタッチメント16を装着する前の段
階では、シリンダ室21の上側に作動油を圧入し、ピス
トン24及びこれに連結されているコレット32を図1
及び図3に示す最下位置まで押し下げる。これにより、
各コレット32の下側の被案内部32bがコレットカバ
ー30の下端面(案内面30a)よりも下方に逸脱する
とともに、上側の被案内部32aがコレットカバー30
の内周面によってクイル径方向内側に押される。この結
果、各コレット32の下端部がクイル径方向外側に逃
げ、これらコレット32のクランプ用爪32dの内側に
工具アタッチメント16の鍔部19がそのまま侵入する
(すなわち、鍔部19がクランプ用爪32dと当たるこ
となくクイル軸方向に沿って真っ直に侵入する)ことが
可能な状態になる。そこで、この状態で、図略の受台上
に載置された工具アタッチメントに向けてクイル10及
び主軸14を静かに降ろし、当該主軸14の挿入孔15
内に上記工具アタッチメント16の伝動軸18の上端部
を軽く挿入する。
【0034】2)クランプ動作 上記挿入状態のまま、今度はシリンダ室21の下側に作
動油を圧入し、ピストン24及び各コレット32を図5
に示す最上位置まで押し上げる。この時のコレット32
の上昇に伴い、当該コレット32の上側の被案内部32
aがコレットカバー30の上端の凹部30e内に逃げ込
み、かつ、コレット下側の被案内部32bの上面がコレ
ットカバー下端面である案内面30aに案内されるよう
にしながら、当該被案内部32bがコレットカバー30
の内側に侵入する。これにより、クランプ用爪32dの
位置が最も径方向内側の位置、すなわち、工具アタッチ
メント16の鍔部19の直下方の位置に規制される(図
4)。さらに、このままコレットカバー30の内側面に
沿ってコレット32が引き上げられ、ピストン24が上
記最上位置に到達した段階で、図5に示すように鍔部1
9がクランプ用爪32dとクイル下端面との間にクラン
プされ、クイル10に工具アタッチメント16が完全に
固定された状態になる。この状態で、工具アタッチメン
ト16に装着された工具を用いて加工することが可能で
あるとともに、流体供給路30d等を通じて工具アタッ
チメント16に切削油等の加工作業用流体を供給するこ
とができる。
【0035】なお、クイル10から工具アタッチメント
16を切り離す場合には、上記の2)クランプ動作と逆
の動作、すなわち、ピストン24及び各コレット32を
押し下げる動作を行えばよい。これにより、前記図1及
び図3の状態、すなわち、コレット32のクランプ用爪
32dがアタッチメント16の鍔部19から下方に離れ
てそのクランプを解除し、さらに、クランプ用爪32d
がクイル径方向外側に逃げる状態に復帰するため、この
状態からそのままクイル10を上昇させるだけで、クイ
ル10とアタッチメント16とを切り離すことができ
る。
【0036】3)クイルカバーの装着 上記工具アタッチメント16を使わない場合、例えば、
加工を休止する場合や、主軸14に工具アタッチメント
16を介さずに直接工具を装着する場合には、前記1)
2)と同じ要領でクイルカバー40の鍔部41aをクラ
ンプ爪32dとクイル下端面とによりクランプすればよ
い。このようにしてクイル10にクイルカバー40を装
着することにより、クイル10の下面を覆うことがで
き、クイル下端部のカップリング36やコレット32等
を切り屑等から保護することができるとともに、カバー
板42の中央の貫通孔42aを通じて主軸14に直接工
具を連結することもできる。また、流体供給路20a,
30d,36bを通じて上方から圧送される加工作業用
流体をノズル46から下向きに噴射して、加工作業に供
することも可能である。
【0037】以上のように、この装置では、ピストン2
4の往復動に連動してコレット32が揺動するようにし
ているので、従来のようにアタッチメント16とクイル
10とを相対回転させる必要はなく、ピストン24を作
動させるだけの簡単な操作でクランプ及びアンクランプ
の切換を行うことができる。また、コレット32を揺動
させるために特別な駆動源を設ける必要がなく、簡単な
構造で上記クランプ及びアンクランプ動作を実現するこ
とができる。
【0038】また、コレット32同士の間のコレットカ
バー部分を厚肉部30cとし、この厚肉部30cに加工
作業用流体の供給路30dを設けるようにしているの
で、コレット32間のスペースを有効に利用したコンパ
クトな構造で加工作業用流体の供給が可能となってい
る。
【0039】なお、本発明の実施形態はこれに限らず、
例として次のような形態をとることも可能である。
【0040】(1) 上記実施形態では、単一のリング状ピ
ストン24に複数のコレット32を取付けたものを示し
たが、例えば各コレット32ごとにピストン及びシリン
ダを設けるようにしてもよい。ただし、この場合には構
造が複雑となり、また、コレット32を等量だけ一斉に
作動させることが非常に難しいのに対し、上記実施形態
では、簡単な構造で確実に全コレット32を同時にかつ
等量だけ作動させることが可能である。
【0041】(2) 本発明において、コレット32の具体
的な個数は問わず、2以上の範囲で適宜設定すればよ
い。
【0042】(3) 前記実施形態では、コレット32側に
突出部32cを、ピストン24側に凹部である周溝26
をそれぞれ設けたものを示したが、逆に、コレット32
側に凹部(例えば周溝)を形成し、ピストン24側に上
記凹部と遊嵌される突出部を設けるようにしても、同様
の効果を得ることが可能である。また、その他、各コレ
ット32をクイル周方向と略平行な方向のピンを用いて
当該ピン軸回りに揺動可能にピストン24に取付けるよ
うにしても、これらのコレット32をアンクランプ時に
クイル径方向外側に逃がすことが可能である。
【0043】(4) 上記実施形態では、クイル先端部が下
方を向いているものを示したが、その他の方向、例えば
側方にクイル先端部が向いているものにも本発明の適用
が可能である。
【0044】
【発明の効果】以上のように本発明は、クイル側に設け
たピストンに複数のコレットを揺動可能に取付けてその
外側をコレットカバーで覆い、上記ピストンの往復動に
連動して各コレットが揺動することにより、アンクラン
プ状態ではコレット下端部がクイル径方向外側に逃げ、
ピストンが前進したクランプ状態ではコレット下端部が
クイル径方向内側に規制されるようにしたものであるの
で、クイルとアタッチメントとを相対回転させる作業を
行わなくても、アタッチメントの着脱作業を簡単な構造
で容易に行うことができる効果がある。
【0045】ここで、上記コレットカバーの先端面をク
イル径方向内側に向かうに従って後方に変位する方向に
傾斜する案内面とすれば、アンクランプ状態からクラン
プ状態への移行時にコレット下端部を円滑にコレットカ
バーの内側に案内することができる。
【0046】また、上記ピストンの外側面、コレットの
内側面のいずれか一方の面に他方の面に向かって突出す
る突出部を設け、上記他方の面に上記突出部が遊嵌可能
な凹部を設け、これら凹部と突出部とのすき間分だけコ
レットが揺動できるようにしたものでは、ピンを用いな
い簡素な構造で、ピストンにコレットを容易に揺動可能
に取付けることが可能である。
【0047】上記流体シリンダ及びそのピストンをクイ
ル全周にわたって連続するリング状とし、このピストン
の先端部における複数の個所に各コレットを取付けるよ
うにしたものでは、ピストンの単一化によって構造を簡
素化でき、また各コレットの作動信頼性を高めることが
できる効果が得られる。
【0048】上記工具アタッチメントの代わりに上記コ
レットによりクランプ可能に構成され、当該クランプ状
態でクイルを先端側から覆うクイルカバーを備えたもの
では、工具アタッチメント非装着時でも切り屑等からク
イル内部のカップリングやコレット等を有効に保護でき
る効果が得られる。
【0049】また、コレット配設個所同士の間の個所に
おけるコレットカバーの部分をコレット配設個所におけ
るクイル及びコレットカバーの部分よりもクイル径方向
に肉厚が増加された厚肉部とし、この厚肉部に、工具ア
タッチメントに対して後方から加工作業用流体を供給す
るための流体供給路を形成したものでは、スペースを有
効活用したコンパクトな構造でアタッチメントへの流体
供給ができる効果が得られる。
【0050】そして、このように流体供給路を設けたも
のにおいて、上記クイルカバーを備えるにあたり、クイ
ルカバーに、上記クランプ状態で上記流体供給路と連通
してこの流体供給路から供給される加工作業用流体を噴
射する噴射部を設けることにより、主軸に直接工具を連
結して加工を行う場合にも、その加工個所に上記噴射部
から加工作業用流体を供給できる効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかるクイルへの工具アタッチメント
の固定装置を示す断面正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】上記固定装置のアンクランプ状態を示す断面正
面図である。
【図4】上記固定装置がアンクランプ状態からクランプ
状態に移行する状態を示す断面正面図である。
【図5】上記固定装置のクランプ状態を示す断面正面図
である。
【図6】上記固定装置において上記工具アタッチメント
の代わりにクイルカバーを装着した状態を示す断面斜視
図である。
【図7】上記固定装置にクイルカバーを装着した状態を
示す断面正面図である。
【図8】上記固定装置に設けられた流体供給路を示す断
面正面図である。
【符号の説明】
10 クイル 14 主軸 16 工具アタッチメント 20,22 シリンダブロック 24 ピストン 26a 周溝(凹部) 30 コレットカバー 30a 案内面 30c 厚肉部 30d 流体供給路 32 コレット 32a,32b 被案内部 32c 突出部 32d クランプ用爪 40 クイルカバー 46 ノズル(噴射部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 主軸を包囲する筒状のクイルの先端部
    に、上記主軸と連結される伝動軸をもつ工具アタッチメ
    ントを固定するための装置であって、上記クイルの先端
    部に、クイル軸方向に作動するピストンをもつ流体シリ
    ンダを設け、この流体シリンダのピストンの先端部に、
    クイル周方向に間欠的に並ぶ複数のコレットをクイル周
    方向と略平行な方向の軸回りに揺動可能に取付け、各コ
    レットの先端部にクイル径方向内側に突出するクランプ
    用爪を形成する一方、各コレットをクイル径方向外側か
    ら覆う位置にコレットカバーを設け、上記ピストン及び
    各コレットが先端側に前進したときには、各コレットの
    先端部がコレットカバーの先端面よりも先端側に逸脱す
    るとともに各コレットの後端部外側面が上記コレットカ
    バーの内側面と当接することにより、各コレットの先端
    部がクイル径方向外側に逃げてアンクランプ状態とされ
    る一方、上記ピストン及び各コレットが先端側から後退
    したときには各コレットの先端部外側面が上記コレット
    カバーの内周面に当接することにより各コレットの先端
    部がクイル径方向内側に規制されてそのクランプ用爪が
    上記工具アタッチメントをクランプする状態となるよう
    にコレット及びコレットカバーの形状を設定したことを
    特徴とするクイルへの工具アタッチメントの固定装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクイルへの工具アタッチ
    メントの固定装置において、上記コレットカバーの先端
    面をクイル径方向内側に向かうに従って後方に変位する
    方向に傾斜する案内面としたことを特徴とするクイルへ
    の工具アタッチメントの固定装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載のクイルへの工具
    アタッチメントの固定装置において、上記ピストンの外
    側面、コレットの内側面のいずれか一方の面に他方の面
    に向かって突出する突出部を設け、上記他方の面に上記
    突出部が遊嵌可能な凹部を設け、これら凹部と突出部と
    のすき間分だけコレットが揺動できるようにしたことを
    特徴とするクイルへの工具アタッチメントの固定装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれかに記載のクイル
    への工具アタッチメントの固定装置において、上記流体
    シリンダ及びそのピストンをクイル全周にわたって連続
    するリング状とし、このピストンの先端部における複数
    の個所に各コレットを取付けたことを特徴とするクイル
    への工具アタッチメントの固定装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載のクイル
    への工具アタッチメントの固定装置において、上記工具
    アタッチメントの代わりに上記コレットによりクランプ
    可能に構成され、当該クランプ状態でクイルを先端側か
    ら覆うクイルカバーを備えたことを特徴とするクイルへ
    の工具アタッチメントの固定装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜4のいずれかに記載のクイル
    への工具アタッチメントの固定装置において、コレット
    配設個所同士の間の個所におけるコレットカバーの部分
    をコレット配設個所における部分よりもクイル径方向内
    側に肉厚が増加された厚肉部とし、この厚肉部に、工具
    アタッチメントに対して後方から加工作業用流体を供給
    するための流体供給路を形成したことを特徴とするクイ
    ルへの工具アタッチメントの固定装置。
  7. 【請求項7】 請求項6記載のクイルへの工具アタッチ
    メントの固定装置において、上記工具アタッチメントに
    代えて上記コレットによりクランプ可能に構成され、当
    該クランプ状態でクイルを下から覆うクイルカバーを備
    えるとともに、このクイルカバーに、上記クランプ状態
    で上記流体供給路と連通してこの流体供給路から供給さ
    れる加工作業用流体を噴射する噴射部を設けたことを特
    徴とするクイルへの工具アタッチメントの固定装置。
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