JPH10328823A - 洗浄装置および自動ハンダ付け装置 - Google Patents

洗浄装置および自動ハンダ付け装置

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JPH10328823A
JPH10328823A JP14651497A JP14651497A JPH10328823A JP H10328823 A JPH10328823 A JP H10328823A JP 14651497 A JP14651497 A JP 14651497A JP 14651497 A JP14651497 A JP 14651497A JP H10328823 A JPH10328823 A JP H10328823A
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soldering iron
soldering
nozzle
cleaning
iron
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Akira Nishino
晃 西野
Naoki Nishimori
直樹 西森
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Abstract

(57)【要約】 【課題】単一のノズルを用いてハンダコテを十分に洗浄
できるようにすることを目的とする。 【解決手段】エアーブローノズル31を、ステッピング
モータ24、駆動プーリ25および従動プーリ27等を
備える回動機構17によってハンダコテ1の軸線P回り
に回動させながらハンダコテ1にエアーを吹き付けて洗
浄を行うように構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハンダ付けロボッ
トによって自動的にハンダ付けを行う自動ハンダ付け装
置およびハンダコテを洗浄する洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図9は、従来の自動ハンダ付け装置のハ
ンダヘッド付近を示す図である。
【0003】ハンダコテ100は、ハンダヘッド101
に保持されており、このハンダヘッド101の基部は、
図示しないハンダ付けロボットのロボットアームに取り
付けられており、ロボットアームの動きによってハンダ
コテ100が所定のハンダ付け箇所に導かれるようにな
っている。
【0004】ハンダ心線(糸ハンダ)を、ハンダコテ1
00の先端部に自動供給する供給ノズル102が、供給
ホルダ103を介して支持棒104に取り付けられると
ともに、この支持棒104には、ハンダコテ100のコ
テ先にエアーを吹き付けて付着物を除去するエアーブロ
ーノズル107が取り付けられており、この支持棒10
4は、ハンダヘッド101の突出した保持部105に保
持されている。
【0005】かかる自動ハンダ付け装置では、ハンダヘ
ッド101に保持されたハンダコテ100が所定のハン
ダ付け箇所に導かれ、供給ノズル102からハンダコテ
100の先端部に所定の供給角度でハンダ心線が自動供
給されてハンダ付けされ、必要に応じて、例えばハンダ
付けに先立ってエアーブローノズル107からエアーを
ハンダコテ100に吹き付けてコテ先を洗浄する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来例では、エアーブローノズル107は、支持棒10
4を介してハンダコテ100を保持するハンダヘッド1
01と一体的な固定位置に設けられており、ハンダコテ
100のコテ先に対しては、一定方向からのみエアーを
吹き付ける構成となっており、このため、コテ先のエア
ーが当たる面は、清浄になるけれども、エアーが十分に
当たらない面は、洗浄が不十分となって付着物が残存
し、ハンダ付け品質を劣化させるという難点がある。
【0007】このため、複数のエアーブローノズルを、
ハンダコテの軸線を中心とした周方向に沿って配設して
複数の方向からエアーを吹き付けるようにすることも考
えられるが、構成が複雑になるばかりでなく、付着物が
周辺に飛び散ってメンテンナンスが困難になるといった
難点がある。
【0008】本発明は、上述の点に鑑みて為されたもの
であって、単一のノズルを用いてハンダコテを十分に洗
浄できるようにした洗浄装置およびそれを用いた自動ハ
ンダ付け装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では、上述の目的
を達成するために、次のように構成している。
【0010】すなわち、本発明は、ハンダコテに、洗浄
材を吹き付けて洗浄するハンダコテの洗浄装置であっ
て、前記ハンダコテに洗浄材を吹き付ける射出ノズル
と、該射出ノズルを、前記ハンダコテの軸線回りに回動
させる回動手段とを備えている。
【0011】前記回動手段は、駆動源と、この駆動源の
回転動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機構
を介して伝達される回転動力によって前記軸線回りに回
転する回転体とを有し、前記回転体には、前記射出ノズ
ルが支持されるようにしてもよい。
【0012】前記駆動源が、正逆転モータであり、前記
動力伝達機構が、前記正逆転モータによって回転駆動さ
れる駆動プーリと、この駆動プーリの回転に従動して前
記軸線回りに回転する従動プーリとを備える構成として
もよい。
【0013】前記洗浄材を、エアーとしてもよい。
【0014】本発明の自動ハンダ付け装置は、本発明の
洗浄装置を備えており、前記回動手段によって、ハンダ
コテにハンダ心線を供給するハンダ心線送り装置を、前
記射出ノズルと共に前記軸線回りに回動させるようにし
てもよい。
【0015】本発明の洗浄装置によれば、ハンダコテ
に、洗浄材を吹き付けて洗浄する射出ノズルを、ハンダ
コテの軸線回りに回動させる回動手段を備えているの
で、単一の射出ノズルによってハンダコテの全周面を十
分に洗浄することができる。
【0016】また、前記回動手段を、正逆転モータなど
の駆動源と、この駆動源の回転動力を伝達する駆動プー
リおよび従動プーリ等の動力伝達機構と、この動力伝達
機構を介して伝達される回転動力によって前記軸線回り
に回転する回転体とで構成し、前記回転体に、射出ノズ
ルを支持する構成しているので、ハンダコテの軸線回り
に回動させながら射出ノズルによって洗浄することがで
きる。
【0017】また、本発明の自動ハンダ付け装置によれ
ば、単一の射出ノズルによってハンダコテの全周面を十
分に洗浄することができ、また、回動手段によって、ハ
ンダ心線送り装置を、前記射出ノズルと共に前記軸線回
りに回動させるので、ハンダコテの軸線回りの最適な位
置からハンダ心線を供給してハンダ付けを行うことがで
きる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面によって本発明の実施
の形態について詳細に説明する。
【0019】(実施の形態1)図1は、この実施の形態
の自動ハンダ付け装置を用いたシステムの構成図であ
る。
【0020】このハンダ付けシステムは、ハンダコテ1
およびハンダコテ1にハンダ心線を供給する供給ノズル
2等が後述のように配設されたハンダ付けロボット3
と、該ロボット3の動きを制御するロボットコントロー
ラ4と、ハンダ心線の供給やハンダコテ1の温度を検出
する図示しない温度センサの出力に基づいてハンダコテ
1の温度制御などを行うハンダ付けコントローラ5と、
両コントローラ4,5を所定の手順で制御するシーケン
サ6と、ハンダ付け対象物を撮像するCCDカメラ7
と、このCCDカメラ7からの撮像信号を画像処理する
とともに、その画像処理情報と、前記ハンダ付け対象物
のCAD情報、すなわち、ハンダ付け対象物の設計上の
位置情報とをマッチング処理してハンダ付け位置を補正
するための補正値を演算して前記ロボットコントローラ
4に与えるコンピュータ8とを備えている。
【0021】図2は、本発明の要部のハンダヘッド付近
の部分断面図である。
【0022】この実施の形態の自動ハンダ付け装置は、
先端に小径の発熱部9を有するハンダコテ1と、このハ
ンダコテ1を保持するハンダヘッド10と、このハンダ
ヘッド10を支持するとともに、ハンダ付けロボット3
のロボットアーム11の先端部に、連結軸12等を介し
て連結された保持プレート13と、ハンダコテ1の発熱
部9にハンダ心線を供給する供給ノズル2と、ハンダコ
テ1のコテ先にエアーを吹き付けて洗浄する射出ノズル
としてのエアーブローノズル31と、前記両ノズル2,
31を保持するホルダ14,38を支持棒15を介して
保持する保持部材16と、この保持部材16を、ハンダ
コテ1の軸線Pを中心とする周方向の任意の位置に回動
させる回動機構17とを備えており、ハンダヘッド10
に保持されたハンダコテ1は、ロボットアーム11の動
きによって所定のハンダ付け箇所に導かれる。
【0023】この実施の形態では、ハンダコテ1を洗浄
する洗浄装置は、ハンダコテ1のコテ先にエアーを吹き
付けて洗浄する単一のエアーブローノズル31と、この
エアーブローノズル31を、ハンダコテ1の軸線Pを中
心とする周方向の任意の位置に回動させる回動機構17
とを有している。
【0024】この回動機構17は、ロボットアーム11
の連結部に取り付けられた支持アーム23に支持された
正逆回転するステッピングモータ24と、このステッピ
ングモータ24によって回転駆動される駆動プーリ25
と、この駆動プーリ25との間でタイミングベルト26
が巻掛けられて駆動プーリ25に従動して回転する従動
プーリ27と、この従動プーリ27と一体に回転すると
ともに、エアーブローノズル31および供給ノズル2を
ホルダ14,38等を介して保持する保持部材16が取
り付けられた回転体28と、この回転体28の回転位置
を検出する回転位置検出センサ29とを備えており、従
動プーリ27とハンダヘッド10が取り付けられている
連結軸12との間には、ベアリング30が介装されてお
り、連結軸12は回転しないように構成されている。
【0025】この回動機構17では、ステッピングモー
タ24の正方向あるいは逆方向の回転によって駆動プー
リ25が回転駆動され、この駆動プーリ25の回転に従
動して従動プーリ27が回転するとともに、この従動プ
ーリ27と一体的な回転体28が回転して保持部材16
と共にエアーブローノズル31および供給ノズル2が、
図2の仮想線で示されるように、ハンダコテ1の軸線P
回りに回動するものであり、ステッピングモータ24の
制御、すなわち、両ノズル31,2の回動位置の制御
は、シーケンサ6によって行われる。
【0026】この回動機構17によって、エアーブロー
ノズル31を、ハンダコテ1を中心とする周方向に沿っ
て回動させながらエアーをハンダコテ1のコテ先に吹き
付けることにより、コテ先の全周面に亘ってエアーを吹
き付けることが可能となり、一方向のみから吹き付ける
従来例に比べて確実にコテ先を洗浄できることになり、
これによって、ハンダ付け品質の向上を図ることができ
る。しかも、単一のエアーブローノズル31によって洗
浄を行うので、複数のエアーブローノズルを設ける構成
に比べて、構成が簡素化されるとともに、コテ先の洗浄
を全周面に亘って均一に行える。
【0027】このエアーブローノズル31によるコテ先
の全周に亘る洗浄は、例えば、図3に示されるように、
コテ先から除去された付着物を収集する容器39内に、
ハンダコテ1のコテ先を移動させて行うことにより、付
着物が容器39に収集されることになり、周辺に飛散す
ることがなく、メンテナンスが容易となる。
【0028】なお、この実施の形態では、エアーを吹き
付けてハンダコテを洗浄したけれども、本発明は、エア
ーに限らず、他の気体や微粒子等を吹き付けて洗浄する
ようにしてもよい。
【0029】この実施の形態では、供給ノズル2も、図
2の仮想線で示されるように、ハンダコテ1を中心とす
る周方向の任意の位置に回動させることができるので、
ハンダ付け箇所の手前に障害物がある場合やハンダ心線
の供給角度に制約があるような場合に、それらを回避す
るように、供給ノズル2を、ハンダコテ1の軸線Pを中
心とする周方向の最適な位置に回動させてハンダ付けを
行うことが可能となる。
【0030】このハンダ付けの作業プロセスの一例を説
明すると、先ず、ハンダコテ1のコテ先に、エアーブロ
ーノズル31を回転させながらエアーを吹き付けて洗浄
した後、ハンダコテをハンダ付けを行う箇所に当てる直
前に、一次ハンダを供給してコテ先を濡らし、ハンダを
介して熱を伝えてそのままの状態で予熱した後、二次ハ
ンダを供給してハンダコテをハンダ付け箇所に当てて加
熱することにより、ハンダ付けを行うものである。
【0031】(実施の形態2)図4は、本発明の他の実
施の形態のハンダヘッド付近の部分断面図であり、図2
に対応する部分には、同一の参照符号を付す。
【0032】この実施の形態では、供給ノズル2の位置
を、従来例のように、作業者が、供給ホルダのネジを緩
めて手動調整することなく、ハンダコテ1の軸方向に沿
って自動調整できるように次のように構成している。
【0033】すなわち、この実施の形態では、ハンダ付
けロボット3のロボットアーム11の先端部に、連結軸
12等を介して固定的に取り付けられている保持プレー
ト13に対して、ハンダコテ1を保持するハンダヘッド
10が、ハンダコテ1の軸方向に一定の範囲Wで変位可
能に取り付けられている。ハンダヘッド10は、保持プ
レート13と一体的な一対のガイドシャフト19に支持
されており、これらのガイドシャフト19が挿通するハ
ンダヘッド10の挿通孔20の内部には、ガイドシャフ
ト19に外嵌されたバネ21が収納されており、ハンダ
コテ1の先端を、ハンダ付け対象物22に押圧すること
により、前記バネ21の付勢力に抗してハンダヘッド1
0が、保持プレート13の端面に当接するまでの範囲W
に亘って変位できるように構成されている。
【0034】一方、ハンダ心線を供給する供給ノズル2
は、ハンダコテ1の軸方向に沿う一定の固定位置に保持
されている。
【0035】したがって、ハンダコテ1の先端を、ハン
ダ付け対象物22に押圧させる押圧量を可変することに
より、ハンダヘッド10がガイドシャフト19に沿って
変位する変位量を可変することができ、これによって、
例えば図5(a),(b)に示されるように、ハンダコ
テ1の先端から供給ノズル2の先端までのハンダコテ1
の軸方向に沿う距離D、すなわち、ハンダコテ1に対す
る供給ノズル2の位置を、ハンダコテ1の軸方向に沿っ
て可変できることになる。
【0036】そこで、この実施の形態では、ハンダ付け
ロボット3のロボットアーム11の動きを指定するため
のロボットアーム11の座標位置を、ロボットコントロ
ーラ4で数値として入力する際に、ハンダコテ1をハン
ダ付け対象物22に押圧させてハンダコテ1をその軸方
向に沿って変位させる変位量が、所望の変位量、したが
って、ハンダコテ1に対する供給ノズル2の位置が所望
の供給位置になるように入力するものである。
【0037】例えば、ハンダコテ1の先端から供給ノズ
ル2の先端までの軸方向に沿う距離を大きくしたいとき
には、ロボットアーム11の座標位置を、ハンダ付け対
象物22への押圧量が少なくなるように入力することに
より、ハンダ付けの対象物22にハンダコテ1が当接す
ることによるハンダヘッド10の変位量が少なくなり、
図5(a)に示されるようにハンダコテ1の先端から供
給ノズル2の先端までの距離が大きくなり、逆に、ハン
ダコテ1の先端から供給ノズル2の先端までの距離を小
さくしたいときには、ロボットアーム11の座標位置
を、ハンダ付け対象物22への押圧量が大きくなるよう
に入力することにより、ハンダ付けの対象物22にハン
ダコテ1が押圧されることによるハンダヘッド10の変
位量が大きくなり、図5(b)に示されるようにハンダ
コテ1の先端から供給ノズル2の先端までの距離が小さ
くなる。
【0038】このようにロボットアーム11の動きを指
定する座標を数値として入力することにより、すなわ
ち、ロボットコントローラ4に対するプログラムによっ
て、ハンダコテ1に対する供給ノズル2の位置を可変設
定することができ、従来例のように、作業者が供給ホル
ダのネジを緩めて手動で供給ノズルの位置を調整すると
いった面倒な操作を必要とすることなく、ハンダ付けを
行う箇所に応じて、最適な供給位置でハンダ心線を供給
できることになる。
【0039】すなわち、多種類の様々なハンダ付け箇所
に迅速に対応させることができ、作業者による面倒な供
給位置の手動変更操作を省略でき、ハンダ付け品質が安
定して常に円滑に効率よく自動ハンダ付けを行うことが
できる。
【0040】その他の構成は、上述の実施の形態と同様
である。
【0041】(実施の形態3)図6は、本発明のさらに
他の実施の形態の要部の部分断面図であり、図2に対応
する部分には、同一の参照符号を付す。
【0042】この実施の形態では、ハンダ心線を供給す
る供給ノズル2の位置を、ハンダコテ1のコテ先の清掃
時やハンダコテの交換時に、邪魔にならない位置に自動
的に退避させる一方、清掃や交換の終了後に再び元の位
置で自動的に復帰させることができるように、次のよう
に構成している。
【0043】すなわち、この実施の形態では、供給ノズ
ル2を、ハンダコテ1の軸線Pに対して傾斜させたハン
ダ心線を供給可能な供給位置と、ハンダコテ1の軸線P
に対して平行な退避位置とに亘って揺動させる揺動機構
32を備えており、供給位置は、ハンダコテ1に対して
所定の供給角度でハンダ心線を供給することができる位
置であり、退避位置は、供給ノズル2が邪魔になること
なく、ハンダコテ1の清掃および交換作業が実施できる
位置である。
【0044】この揺動機構32は、供給ノズル2を揺動
可能に保持する供給ホルダ14に設けられたピニオン3
3と、このピニオン33に噛合するラック34と、この
ラック34を、供給ホルダ14を支持する支持棒15に
沿って進退駆動するエアーシリンダ35とを備えてお
り、エアーシリンダ35は、支持棒15に固定的に取り
付けられている。
【0045】この揺動機構32では、エアーシリンダ3
5のピストンロッド36を進退させることによってラッ
ク34およびピニオン33を介して、供給ノズル2を、
ハンダコテ1に対して傾斜した供給位置とハンダコテ1
に平行な退避位置との間で揺動させるものである。
【0046】このように揺動機構32によって供給ノズ
ル2を揺動させるので、ハンダコテ1の清掃時やハンダ
コテ1の交換時には、シーケンサ6によって揺動機構3
2を制御し、エアーシリンダ35のピストンロッド36
を進出させて供給ノズル2を退避位置に揺動させて清掃
あるいは交換を行い、その後、エアーシリンダ35のピ
ストンロッド36を退入させて供給ノズル2を供給位置
に復帰させるものである。
【0047】これによって、ハンダコテ1のコテ先の清
掃時に、供給ノズル2が邪魔になることがなく、コテ先
を十分に清掃することができる。
【0048】また、ハンダコテ1の交換を行った後に、
供給ノズル2の位置を手動で元の位置に調整するといっ
た面倒な作業を要することなく、交換前と同じ位置に復
帰させることができる。
【0049】その他の構成は、図2の実施の形態と同様
である。
【0050】なお、本発明の他の実施の形態として、エ
アーシリンダ35に代えて、駆動源として正逆転モータ
を用いることにより、供給ノズル2の傾斜角度を任意に
調整できるようにしてもよい。
【0051】(実施の形態4)図7は、本発明のさらに
他の実施の形態の要部の部分断面図であり、図2に対応
する部分には、同一の参照符号を付す。
【0052】この実施の形態では、保持部材16には、
供給ノズル2が保持されるとともに、ハンダ付けを行う
箇所に対して高温の窒素ガスを吹き付けて予熱するガラ
ス管ヒータ37が保持されており、ロボットアーム11
の動きに応じて、ハンダコテ1と一体に移動するように
構成されており、ハンダ付けの直前にハンダ付け箇所
に、高温の窒素ガスを吹き付けて予備加熱を行うように
している。
【0053】このようにガラス管ヒータ37を、ハンダ
コテ1と一体に移動するように設けてハンダ付けの直前
に局所的に高温の窒素ガスを吹き付けて予備加熱を行う
ので、ハンダ付け箇所の周辺の樹脂部品が熱変形を起こ
すといったことがなく、また、ハンダ付けの直前に予備
加熱を行うので、熱効率が向上する。
【0054】しかも、窒素ガスを使用するので、エアー
を使用する場合のようにハンダや基地金属が酸化される
ことがなく、ハンダ付け品質の向上を図ることができ
る。
【0055】また、このガラス管ヒータ37は、回動機
構17によってハンダコテ1の軸線P回りに回動できる
ので、ガラス管ヒータ37からの高温窒素ガスの吹き付
け方向を容易に変更できることになる。
【0056】この実施の形態では、窒素ガスを用いたけ
れども、本発明の他の実施の形態として、エアーや他の
不活性ガスを使用してもよい。
【0057】(その他の実施の形態)本発明の他の実施
の形態として、上述の各実施の形態を適宜組み合わせて
もよく、例えば、図4の実施の形態に、図6の実施の形
態を組み合わせて供給ノズル2を揺動させるようにして
もよい。
【0058】また、ハンダヘッド10の取付構造は、上
述の図4の実施の形態に限らず、例えば図8に示される
ように、ハンダヘッド10に、保持プレート13のガイ
ドシャフト19が摺接するガイドブッシュ70を装備
し、ハンダヘッド10の収納凹部71と保持プレート1
3との間に、圧縮コイルバネ72を配備し、ハンダコテ
1の先端を、ハンダ付け対象物に押圧することにより、
前記圧縮コイルバネ72の付勢力に抗してハンダヘッド
10が、保持プレート13の端面に当接するまでの範囲
Wに亘ってガイドシャフト19に沿って円滑に変位でき
るようにしてもよ
【0059】い。
【発明の効果】以上のように本発明によれば、ハンダコ
テに、洗浄材を吹き付けて洗浄する射出ノズルを、ハン
ダコテの軸線回りに回動させる回動手段を備えているの
で、単一の射出ノズルによってハンダコテの全周面を十
分に洗浄することができる。
【0060】また、前記回動手段を、正逆転モータなど
の駆動源と、この駆動源の回転動力を伝達する駆動プー
リおよび従動プーリ等の動力伝達機構と、この動力伝達
機構を介して伝達される回転動力によって前記軸線回り
に回転する回転体とで構成し、前記回転体に、射出ノズ
ルを支持する構成しているので、ハンダコテの軸線回り
に回動させながら射出ノズルによって洗浄することがで
きる。
【0061】また、回動手段によって、ハンダ心線送り
装置を、前記射出ノズルと共に前記軸線回りに回動させ
るので、ハンダコテの軸線回りの最適な位置からハンダ
心線を供給してハンダ付けを行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るハンダ付けシ
ステムの構成図である。
【図2】本発明の要部のハンダヘッド付近の部分断面図
である。
【図3】洗浄状態を示す図である。
【図4】本発明の他の実施の形態のハンダヘッド付近の
部分断面図である。
【図5】動作説明に供する拡大図である。
【図6】本発明の他の実施の形態のハンダヘッド付近の
部分断面図である。
【図7】本発明の他の実施の形態のハンダヘッド付近の
部分断面図である。
【図8】本発明の他の実施の形態のハンダヘッドの部分
断面図である。
【図9】従来例を示す図である。
【符号の説明】
1 ハンダコテ 2 供給ノズル 3 ハンダ付けロボット 10 ハンダヘッド 11 ロボットアーム 17 回動機構 22 ハンダ付け対象物 24 ステッピングモータ 25 駆動プーリ 27 従動プーリ 28 回転体 31 エアーブローノズル

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハンダコテに、洗浄材を吹き付けて洗浄
    するハンダコテの洗浄装置であって、 前記ハンダコテに洗浄材を吹き付ける射出ノズルと、該
    射出ノズルを、前記ハンダコテの軸線回りに回動させる
    回動手段とを備えることを特徴とする洗浄装置。
  2. 【請求項2】 前記回動手段は、駆動源と、この駆動源
    の回転動力を伝達する動力伝達機構と、この動力伝達機
    構を介して伝達される回転動力によって前記軸線回りに
    回転する回転体とを有し、前記回転体には、前記射出ノ
    ズルが支持される請求項1記載の洗浄装置。
  3. 【請求項3】 前記駆動源が、正逆転モータであり、前
    記動力伝達機構が、前記正逆転モータによって回転駆動
    される駆動プーリと、この駆動プーリの回転に従動して
    前記軸線回りに回転する従動プーリとを備える請求項2
    記載の洗浄装置。
  4. 【請求項4】 前記洗浄材が、エアーである請求項1な
    いし3のいずれかに記載の洗浄装置。
  5. 【請求項5】 前記請求項1ないし4のいずれかに記載
    の洗浄装置を備える自動ハンダ付け装置。
  6. 【請求項6】 前記回動手段が、前記ハンダコテにハン
    ダ心線を供給するハンダ心線送り装置を、前記射出ノズ
    ルと共に前記軸線回りに回動させる請求項5記載の自動
    ハンダ付け装置。
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