JPH1032824A - 動画像の輝度変化検出方法、動画像の輝度変化補償方法、動画像の位置検出方法および動画像符号化・復号装置 - Google Patents

動画像の輝度変化検出方法、動画像の輝度変化補償方法、動画像の位置検出方法および動画像符号化・復号装置

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JPH1032824A
JPH1032824A JP18622296A JP18622296A JPH1032824A JP H1032824 A JPH1032824 A JP H1032824A JP 18622296 A JP18622296 A JP 18622296A JP 18622296 A JP18622296 A JP 18622296A JP H1032824 A JPH1032824 A JP H1032824A
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image frame
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frame
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Application number
JP18622296A
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English (en)
Inventor
Kazuto Kamikura
一人 上倉
Yutaka Watanabe
裕 渡辺
Hirotaka Jiyosawa
裕尚 如沢
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 大局的な輝度変化を検出し、補償する。 【解決手段】 動き検出部9では、ブロックBi 内の各
輝度値からブロック内輝度平均値Mi を減じた各値と、
ブロックB'i(p,q)内の各輝度値からブロック内輝
度平均値M'i(p,q)を減じた各値との絶対値差分和
を求め、その絶対値差分和が最も小さくなる場合のp,
qの組合せをブロックBi における動き量として決定
し、その値を動き補償部10に送出するとともに出力端
子24から外部へ送出すると同時に、その際の輝度平均
値の差をブロックBi における輝度変化量DBi として
輝度変化検出部11に送出する。輝度変化検出部11で
は、1フレーム分について各ブロック毎の輝度変化量D
i の頻度をカウントし、最も頻度が多かった値を第N
フレームにおける輝度変化量DBとして決定する。加算
器19は動き補償部10からの動き補償されたデータに
輝度変化量DBを加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディジタル動画像
を効率よく伝送・蓄積する符号化方式や、動画像編集等
の際の画像処理方式において必要となる、画像フレーム
間の輝度変化および位置変化を検出し、補償する方法、
およびその技術を用いた動画像符号化装置・復号装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】動画像に対して画像フレーム間の位置変
化量を検出する技術として、従来から動き検出と呼ばれ
る技術が広く知られている。この技術の一手法として、
処理対象画像フレームと参照画像フレームとの間で、ブ
ロックと呼ばれる小領域毎に、ブロック内の輝度信号差
分の大きさを規範としたブロックマッチング法を適用し
て、動きベクトルと呼ばれる位置変化量を検出するもの
がある。この場合には位置変化量はブロック毎に検出さ
れるが、他の位置変化検出方法として、カメラのパンや
ズームといった操作により生じる画像フレーム全体の位
置変化量を検出する方法もある。
【0003】また、位置変化量の補償とは、処理対象画
像フレームの各画素に対して、位置変化量だけずれた位
置にある参照画像フレームの画素を対応させることを意
味し、動き補償という名称で広く知られている。この技
術は、例えば動き補償フレーム間予測符号化と呼ばれる
符号化方式に利用されている。すなわちこの符号化方式
は、符号化対象画像フレームの画素と、動き補償された
参照画像フレームの画素との差分値を符号化するもので
あり、動き補償を行うことによって画素差分値が非常に
小さな値になるため、符号化効率が大幅に向上する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの位置変化検出
技術および位置変化補償技術では、処理対象フレームと
参照フレームとで照明条件等が同じであることを前提と
している。すなわち、両フレームにおいて実際に対応し
ている物体がほぼ同一の輝度値であることを前提として
いる。しかしながら、例えばフリッカが生じた場合やス
トロボが光った場合、またはカメラの絞りを変化させて
画面全体を段々明るく(以下、フェードインと記す)し
たり暗く(以下、フェードアウトと記す)した場合に
は、画像フレーム全体にほぼ一様な輝度変化が生じるた
め、実際に対応する物体同士でも両者の輝度値は大きく
異なる。その結果、(1)輝度値差分の大きさを規範と
したブロックマッチング法では位置変化量の検出が正し
く行われない、(2)位置変化補償を行っても輝度値差
分が非常に大きくなり、例えば動き補償フレーム間予測
符号化の符号化効率が十分向上しない、という欠点があ
った。
【0005】上記(1)の欠点を解決する従来の技術と
して特開平5−292489がある。この技術では、画
像フレーム全体にほぼ一様な輝度変化が生じた場合でも
正しい位置変化量を検出するために、入力画像を輝度信
号と色差信号に変換した後、輝度信号に低域通過型フィ
ルタを施し、画像フレーム全体の輝度平均値を除去した
後に位置変化量を検出している。しかしながらこの方法
では、たとえ正しい位置変化量を検出できたとしても、
位置変化量のみを補償した後の輝度差分値には、画像フ
レーム全体に生じた一様な輝度変化量による差が残った
ままであるため上記(2)の欠点は解決されない。ま
た、例えば処理対象画像フレームで現れた明るい物体
が、参照画像フレームではまだ現れていないような場合
には、その物体の有無による輝度変化の影響が他の部分
をも含めた画像フレーム全体に波及してしまうため、正
しい位置変化量を検出できない。
【0006】本発明の目的は上記問題点を解決し、処理
対象画像フレームと参照画像フレームとの間でフリッカ
が生じたりストロボが光ったような場合、またはフェー
ドイン、フェードアウトのように、大局的にほぼ一様の
輝度変化が生じた場合であっても、また画像フレームの
一部に明るさの異なる部分が生じた場合であっても、正
しい位置変化量を検出、補償し、さらには大局的に生じ
ているほぼ一様の輝度変化量を正しく検出し、補償す
る、動画像の輝度変化量検出方法、動画像の輝度変化補
償方法および動画像の位置変化検出方法を提供すること
にある。
【0007】本発明の目的は、これらの方法を実現する
動画像符号化・復号装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の動画像の輝度変
化検出方法は、処理対象画像フレームの輝度代表値と参
照画像フレームの輝度代表値から、該処理対象画像フレ
ームの該参照画像フレームに対する大局的な輝度変化量
を検出する。また、本発明の動画像の輝度変化補償方法
は、検出された大局的な輝度変化量から、処理対象画像
フレームの参照画像フレームに対する輝度変化量を補償
する。これにより、大局的にほぼ一様の輝度変化が生じ
ている場合でも、その後のフレーム間差分値が小さい値
となり、符号化効率が大幅に向上する。
【0009】本発明の実施態様によれば、処理対象画像
フレームの小領域毎に、該小領域の輝度代表値と、該小
領域に対して検出された位置変化量だけずれた位置にあ
る参照画像フレーム小領域の輝度代表値との差分を求め
ることによって、複数の輝度代表値差分を得、該複数の
輝度代表値差分から大局的な輝度変化量を検出する。こ
れにより、動画像内に局所的な位置変化がある場合に
も、実際に対応する領域同士の輝度差分を求めることが
できるため、検出される大局的な輝度変化量の信頼性が
高まる。
【0010】本発明の実施態様によれば、処理対象画像
フレーム小領域の輝度代表値、および参照画像フレーム
小領域の輝度代表値として、各々の領域内での画素の輝
度平均値を用いる。これにより、領域内の全画素の輝度
値情報を大局的な輝度変化量検出のために利用すること
となり、やはり検出される大局的な輝度変化量の信頼性
が高まる。
【0011】本発明の実施態様によれば、複数の輝度代
表値差分から大局的な輝度変化量を検出する際に、該複
数の輝度代表値差分の頻度を利用する。これにより、参
照画像フレームにはなく処理対象画像フレームに初めて
現れた領域、その逆に、処理対象画像フレームで消えた
領域、部分的に異なる輝度変化が生じた領域等での輝度
変化の影響を除去することができ、画像フレームに大局
的に生じているほぼ一様な輝度変化量を検出することが
できる。
【0012】本発明の実施態様によれば、検出された大
局的な輝度変化量を、参照画像フレームの各輝度値また
は該参照画像フレームに対し位置変化補償を行った後の
各輝度値に加算することによって、処理対象画像フレー
ムの参照画像フレームに対する輝度変化量を補償する。
【0013】本発明の実施態様によれば、上記輝度変化
補償とともに位置変化補償を行う際には、位置変化補償
のために必要となる位置変化量として、先に輝度変化量
を検出するにあたって算出された小領域毎の位置変化量
を利用する。これにより、大局的な輝度変化量が補償さ
れた後の参照画像フレームに対して再度位置変化量を算
出する場合に比べ、若干符号化性能は低下するものの、
演算量が大幅に削減でき、装置を容易に構成できる。
【0014】本発明の実施態様によれば、大局的な輝度
変化量の補償については、処理対象画像フレームの定め
られた領域毎に、その補償を行う場合と行わない場合と
を切替えられるようにする。これにより、参照画像フレ
ームにはなく処理対象画像フレームに初めて現れたよう
な領域、その逆に、処理対象画像フレームで消えた領
域、部分的に異なる輝度変化が生じた領域等において、
大局的な輝度変化量の補償を行うことでかえって効果を
落としてしまうような場合には、その補償を行わないよ
うにできる。ただし、大局的な輝度変化量が0であった
場合には、その補償を行う場合と行わない場合とで結果
が同一となるため、常にどちらか一方の状態となるよう
にする。これにより、無駄な情報の発生を防ぎ、効率的
な処理が行える。
【0015】本発明の動画像の位置変化検出方法は、処
理対象画像フレームと参照画像フレームとの間の位置変
化量を、処理対象画像フレームの小領域毎に、その小領
域の各輝度信号から小領域内輝度平均値を除去した値
と、参照画像フレーム小領域の各輝度信号から小領域内
輝度平均値を除去した値とを用いて検出する。これによ
り、大局的にほぼ一様に生じている輝度変化の影響はも
ちろん、部分的に生じている輝度変化の影響をも受けず
に、実際に対応する部分同士の位置変化量を正確に検出
することができる。
【0016】本発明の動画像符号化装置は、処理対象画
像フレームの輝度代表値と参照画像フレームの輝度代表
値から、該処理対象画像フレームの該参照画像フレーム
に対する大局的な輝度変化量を検出する輝度変化検出手
段と、検出された大局的な輝度変化量から、処理対象画
像フレームの参照画像フレームに対する輝度変化量を補
償する輝度変化補償手段を有する。
【0017】上記動画像符号化装置によって符号化され
たデータを復号する動画像復号装置は、前記動画像符号
化装置からの符号化データの一部として得られた大局的
な輝度変化量を用いて輝度変化補償を行う輝度変化補償
手段を有する。
【0018】本発明の実施態様によれば、前記輝度変化
検出手段は、符号化対象画像フレームの小領域毎に参照
画像フレームに対する位置変化量を検出する位置変化検
出部と、該位置変化検出部によって検出された位置変化
量だけずれた該参照画像フレーム小領域の輝度代表値と
の差を用いて大局的な輝度変化量を検出する輝度変化量
検出部を含み、前記輝度変化補償手段は、該大局的な輝
度変化量を該参照画像フレーム小領域の各輝度値または
該参照画像フレームに対し位置変化補償を行なった後の
各輝度値に加算する輝度変化補償部を含む。
【0019】本発明の実施態様によれば、上記動画像復
号装置の輝度変化補償手段は、参照画像フレームの各輝
度値または該参照画像フレームに対し位置変化補償を行
なった後の各輝度値に、前記動画像符号化装置からの符
号化データの一部として得られる大局的な輝度変化量を
加算する輝度変化補償部を含む。
【0020】本発明の実施態様によれば、上記動画像符
号化装置は、前記符号化対象画像フレームの定められた
領域毎に、前記輝度変化補償部の出力を利用するかしな
いかを選択するとともにその選択情報である輝度変化補
償オン/オフ選択情報を出力し、前記大局的な輝度変化
量が0であった場合には、フレーム間予測値として、前
記輝度変化補償部の出力を常に利用するかまたは前記輝
度変化補償部に入力した輝度変化補償される前の値を常
に利用することとし、前記選択情報は出力しない輝度変
化補償オン/オフ選択部をさらに有する。
【0021】本発明の実施態様によれば、上記動画像復
号装置は、上記動画像符号化装置から出力された前記輝
度変化補償オン/オフ選択情報を入力し、該輝度変化補
償オン/オフ選択情報がオンであれば前記輝度変化補償
部の出力値を、オフであれば前記輝度変化補償部に入力
した、輝度変化補償される以前の値を選択し、フレーム
間予測値として出力する輝度変化補償オン/オフ切替部
をさらに有する。
【0022】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明の第1の実施形態の動画像符
号化装置を示すブロック図、図2はその要部の入出力を
示す図である。
【0024】入力端子1から第Nフレーム原画像がフレ
ームメモリ2、フレームメモリ3、ブロック内平均値算
出部4に入力する。フレームメモリ3では第Nフレーム
原画像を蓄えるとともに、今まで蓄えていた第(N−
1)フレーム原画像をブロック内平均値算出部5に送出
する。
【0025】ブロック内平均値算出部4では、第Nフレ
ーム原画像に対して16×16画素のブロック毎にブロ
ック内の輝度平均値を算出する。図7にその概念図を示
す。1フレーム内の全ブロック数はn個とし、各ブロッ
クをB1 ,B2 ,…,Bi ,…,Bn とする。また、ブ
ロックBi に対して算出されたブロック内輝度平均値を
i とする。以後、ブロックBi に対する動作について
説明する。算出されたブロック内輝度平均値Mi は減算
器6および減算器7に入力する。減算器6では、ブロッ
クBi 内の16×16画素の各輝度値からブロック内輝
度平均値Mi を減じ、減ぜられた各値を動き検出部9に
入力する。
【0026】一方、ブロック内平均値算出部5では、第
(N−1)フレーム原画像に対して、第Nフレームのブ
ロックBi と空間的に同じ位置に相当するブロックB'i
を中心に、縦横とも±32画素の範囲にある画素の中か
ら16×16画素のブロックを1画素ずつずらしながら
選び、その都度ブロック内輝度平均値を算出する。ここ
で、ブロックB'iから横p画素、縦q画素(−32≦
p,q≦32)だけずれた位置にある16×16画素の
ブロックをB'i(p,q)と表し、ブロックB'i(p,
q)のブロック内輝度平均値をM'i(p,q)と表すこ
ととする。ブロック内平均値M'i(p,q)は減算器8
および減算器7に入力する。減算器8では、ブロック
B'i(p,q)内の各輝度値からブロック内平均値M'i
(p,q)を減じ、減ぜられた各値を動き検出部9に入
力する。また、減算器7では、ブロックBi のブロック
内輝度平均値Mi とブロックB'i(p,q)のブロック
内輝度平均値M'i(p,q)との差(Mi −M'i(p,
q))が求められ、その差分値がやはり動き検出部9に
入力する。
【0027】動き検出部9では、ブロックBi 内の各輝
度値からブロック内輝度平均値Miを減じた各値と、ブ
ロックB'i(p,q)内の各輝度値からブロック内輝度
平均値M'i(p,q)を減じた各値との絶対値差分和を
求め、その絶対値差分和が最も小さくなる場合のp,q
の組合せをブロックBi における動き量として決定し、
その値を動き補償部10に送出するとともに出力端子2
4から外部へ送出する。例えばp=−5、q=12の場
合に絶対値差分和が最も小さくなったとすると、(−
5,12)という値の組合せをブロックBi における動
き量DDi とする。それと同時に、その際の輝度平均値
の差(Mi −M'i(−5,12))がブロックBi にお
ける輝度変化量DBi として輝度変化量検出部11に送
出される。
【0028】以上の操作を第Nフレーム原画像の各ブロ
ックB1 ,B2 ,…,Bn で行うことにより、動き補償
部10および出力端子24にはブロック毎の動き量DD
i が、また輝度変化量検出部11にはブロック毎の輝度
変化量DBi がそれぞれ入力することとなる。
【0029】輝度変化量検出部11では、1フレーム分
について各ブロック毎の輝度変化量DBi の頻度をカウ
ントし、最も頻度が多かった値を第Nフレームにおける
輝度変化量DB(大局的な輝度変化量)として決定し
て、その値を輝度変化補償オン/オフ選択部20と加算
器19に送出するとともに出力端子23から外部に送出
する。
【0030】一方、入力端子1から入力した第Nフレー
ム原画像は、フレームメモリ2で1フレーム分遅延され
た後、減算器12に入力する。今、ブロックBi (16
×16画素)のデータが減算器12に入力している段階
であるとする。フレームメモリ18には第(N−1)フ
レーム再生画像が蓄積されており、動き補償部10で
は、この第(N−1)フレーム再生画像の中から、ブロ
ックBi に対応する位置から動き量DDi だけずれた位
置にある16×16画素のデータを加算器19および輝
度変化補償オン/オフ選択部20に送出する。輝度変化
補償オン/オフ選択部20では、動き補償部10からの
動き補償された16×16画素のデータと、そのデータ
に加算器19(輝度変化補償部)で輝度変化量DBを加
算したデータのそれぞれに対して、第Nフレーム原画像
のブロックBi 内のデータとの絶対値差分和を求め、絶
対値差分和が小さかった方のデータを選択して減算器1
2および加算器17に送出する。また、どちらのデータ
が選択されたかを示す情報として、加算器19からのデ
ータが選択された場合には“1”、動き補償部10から
のデータが選択された場合には“0”を、出力端子22
から外部へ送出する。ただし、輝度変化量DBが0であ
った場合には、常に動き補償部10からのデータを選択
し、その選択情報は出力端子22から送出しない。
【0031】減算器12では両データの差をとり、離散
コサイン変換部13に送る。離散コサイン変換部13で
は、16×16画素からなる1ブロック分のデータを8
×8画素単位に離散コサイン変換し、得られた離散コサ
イン変換係数を量子化部14で量子化する。量子化され
た離散コサイン変換係数は出力端子21から外部に送出
されるとともに逆量子化部15で逆量子化され、更に逆
離散コサイン変換部16で逆離散コサイン変換される。
加算器17においては、それらのデータに輝度変化補償
オン/オフ選択部20から送出されたデータが加算さ
れ、第Nフレーム再生画像としてフレームメモリ18に
蓄えられる。フレームメモリ18に蓄えられた第Nフレ
ーム再生画像は、次フレーム(第(N+1)フレーム)
の画像を復号する際に参照画像として用いられる。
【0032】なお、フレームメモリ3、ブロック内平均
値算出部4、5減算器6〜8、動き検出部は位置変化検
出部を構成している。
【0033】図3は図1の動画像符号化装置により符号
化されたデータを復号する動画像復号装置のブロック図
である。
【0034】入力端子31には、図1の出力端子21か
ら出力された量子化後離散コサイン変換係数が入力す
る。入力端子32には、図1の出力端子22から出力さ
れたブロック毎の輝度変化補償オン/オフ選択情報が入
力する。入力端子33には、図1の出力端子23から出
力されたフレーム毎の輝度変化量が入力する。入力端子
34には、図1の出力端子24から出力されたブロック
毎の動き量が入力する。
【0035】今、第Nフレーム画像のブロックBi (1
6×16画素)の符号化データが入力しているとする。
すなわち入力端子31には、ブロックBi における量子
化後離散コサイン変換係数が入力する。入力端子32に
は、ブロックBi の輝度変化補償オン/オフ選択情報が
入力する。入力端子34には、ブロックBi の動き量D
i が入力する。なお、入力端子33には、既に、第N
フレーム全体に共通の値である輝度変化量DBが入力し
ている。
【0036】入力端子31から入力した量子化後離散コ
サイン変換係数は、逆量子化部35で逆量子化され、更
に逆離散コサイン変換部36で逆離散コサイン変換され
て、加算器37に送られる。
【0037】フレームメモリ38には、既に復号が終了
した第(N−1)フレーム再生画像データが蓄えられて
いる。動き補償部39には、入力端子34からブロック
iにおける動き量DDi が入力し、フレームメモリ3
8の第(N−1)フレーム再生画像の中から、ブロック
i に対応する位置から動き量DDi だけずれた位置に
ある16×16画素のデータを加算器19および輝度変
化補償オン/オフ切替部41に送出する。輝度変化補償
オン/オフ切替部41には、動き補償部39からの動き
補償された16×16画素のデータと、そのデータに加
算器40(輝度変化補償部)で輝度変化量DBを加算し
たデータと、輝度変化量DBが入力する。また、入力端
子32からはブロックBi の輝度変化補償オン/オフ選
択情報が入力する。そこで輝度変化補償オン/オフ切替
部41では、輝度変化補償オン/オフ選択情報が“1”
であった場合には加算器40から入力したデータを、
“0”であった場合には動き補償部39から入力したデ
ータを加算器37に送出する。ただし、輝度変化量DB
が0の場合には、入力端子32からブロックBi の輝度
変化補償オン/オフ選択情報は入力せず、動き補償部3
9から入力したデータを加算器37に常に送出する。
【0038】加算器37では、逆離散コサイン変換部3
6からのデータと輝度変化補償オン/オフ切替部41か
らのデータを加算することによって第Nフレーム再生画
像を得、それを出力端子42から出力するとともにフレ
ームメモリ38に蓄えておき、次フレーム(第(N+
1)フレーム)の画像を復号する際に参照画像として用
いる。
【0039】図4は本発明の第2の実施形態の動画像符
号化装置を示すブロック図である。
【0040】入力端子51から第Nフレーム原画像がフ
レームメモリ52、フレームメモリ53、フレーム内平
均値算出部54に入力する。フレームメモリ53では第
Nフレーム原画像を蓄えるとともに、今まで蓄えていた
第(N−1)フレーム原画像をフレーム内平均値算出部
55に送出する。
【0041】フレーム内平均値算出部54では、第Nフ
レーム原画像全体の輝度平均値Mを算出する。算出され
た輝度平均値Mは減算器56に入力する。一方、フレー
ム内平均値算出部55では、第(N−1)フレーム原画
像全体の輝度平均値M’を算出する。算出された輝度平
均値M’はやはり減算器56に入力する。減算器56
(輝度変化量検出部)では、第Nフレーム原画像全体の
輝度平均値Mと第(N−1)フレーム原画像全体の輝度
平均値M’との差(M−M’)をとる。その差分値は輝
度変化量DBとして、加算器65に入力するとともに出
力端子68から外部に送出される。
【0042】一方、入力端子51から入力した第Nフレ
ーム原画像は、フレームメモリ52で1フレーム分遅延
された後、減算器58および動き検出/補償部57に入
力する。今、ブロックBi (16×16画素)のデータ
が減算器58に入力している段階であるとする。フレー
ムメモリ64には第(N−1)フレーム再生画像が蓄積
されており、その各画素に加算器65(輝度変化補償
部)で輝度変化量DBを加算し、動き検出/補償部57
に送る。動き検出/補償部57では、輝度変化量DBを
加算された第(N−1)フレーム再生画像と、フレーム
メモリ52からの第Nフレーム原画像との間で、ブロッ
ク毎に動き量DDi (iはブロック番号;1≦i≦n)
を検出し、その動き量を出力端子67から外部へ送出す
るとともに、動き量DDi だけ動きを補償し、その動き
補償されたデータを減算器58および加算器63に送出
する。減算器58では両データの差をとり、離散コサイ
ン変換部59に送る。離散コサイン変換部59では、1
6×16画素からなる1ブロック分のデータを8×8画
素単位に離散コサイン変換し、得られた離散コサイン変
換係数を量子化部60で量子化する。量子化された離散
コサイン変換係数は出力端子66から外部に送出される
とともに逆量子化部61で逆量子化され、更に逆離散コ
サイン変換部62で逆離散コサイン変換される。加算器
63においては、それらのデータに対して、動き検出/
補償部57からのデータが加算され、第Nフレーム再生
画像としてフレームメモリ64に蓄えられる。フレーム
メモリ64に蓄えられた第Nフレーム再生画像は、次フ
レーム(第(N+1)フレーム)の画像を復号する際に
参照画像として用いられる。
【0043】なお、フレームメモリ53、フレーム内平
均値算出部54、55は位置変化検出部を構成してい
る。
【0044】図5は図4の動画像符号化装置により符号
化されたデータを復号する動画像復号装置のブロック図
である。
【0045】入力端子71には、図3の出力端子66か
ら出力された量子化後離散コサイン変換係数が入力す
る。入力端子72には、図3の出力端子67から出力さ
れたブロック毎の動き量が入力する。入力端子73に
は、図3の出力端子68から出力されたフレーム毎の輝
度変化量が入力する。
【0046】今、第Nフレーム画像のブロックBi (1
6×16画素)の符号化データが入力しているとする。
すなわち入力端子71には、ブロックBi における量子
化後離散コサイン変換係数が入力する。入力端子72に
は、ブロックBi の動き量DDi が入力する。なお、入
力端子73には、既に、第Nフレーム全体に共通の値で
ある輝度変化量DBが入力している。
【0047】入力端子71から入力した量子化後離散コ
サイン変換係数は、逆量子化部74で逆量子化され、更
に逆離散コサイン変換部75で逆離散コサイン変換され
て、加算器76に送られる。
【0048】フレームメモリ78には、既に復号が終了
した第(N−1)フレーム再生画像データが蓄えられて
いる。加算器79(輝度変化補償部)は、このデータに
入力端子73からの輝度変化量DBを加算し動き補償部
77に送出する。動き補償部77では、入力端子72か
らブロックBi における動き量DDi が入力し、入力端
子73からのデータの中からブロックBi に対応する位
置から動き量DDi だけずれた位置にある16×16画
素のデータを加算器76に送出する。
【0049】加算器76では、逆離散コサイン変換部7
5からのデータと動き補償部77からのデータを加算す
ることによって第Nフレーム再生画像を得、それを出力
端子80から出力するとともにフレームメモリ78に蓄
えておき、次フレーム(第(N+1)フレーム)の画像
を復号する際に参照画像として用いる。
【0050】図6は本発明の第3の実施形態の動画像符
号化装置を示すブロック図である。
【0051】入力端子81、フレームメモリ82、フレ
ームメモリ83、ブロック内平均値算出部84、ブロッ
ク内平均値算出部85、減算器86、減算器87、減算
器88の動作は、それぞれ、本発明の第1の実施形態の
動画像符号化装置を示す図である図1における入力端子
1、フレームメモリ2、フレームメモリ3、ブロック内
平均値算出部4、ブロック内平均値算出部5、減算器
6、減算器7、減算器8の動作と全く同じである。
【0052】動き検出部89では、ブロックBi 内の各
輝度値からブロック内輝度平均値M i を減じた各値と、
ブロックB'i(p,q)内の各輝度値からブロック内輝
度平均値M'i(p,q)を減じた各値との絶対値差分和
を求め、その絶対値差分和が最も小さくなる場合の輝度
平均値の差(Mi −M'i(p,q))が、ブロックB i
における輝度変化量DBi として輝度変化検出部90に
送出される。以上の操作を第Nフレーム原画像の各ブロ
ックB1 ,B2 ,…,Bn で行うことにより、輝度変化
量検出部90にはブロック毎の輝度変化量DBi が入力
することとなる。
【0053】輝度変化量検出部90では、1フレーム分
について各ブロック毎の輝度変化量DBi の頻度をカウ
ントし、最も頻度が多かった値を第Nフレームにおける
輝度変化量DBとして決定して、その値を輝度変化補償
オン/オフ選択部102と加算器91(輝度変化補償
部)に送出するとともに出力端子106から外部に送出
する。ただし、輝度変化量DBの候補として、DBi
0の頻度は除外する。
【0054】一方、入力端子81から入力した第Nフレ
ーム原画像は、フレームメモリ82で1フレーム分遅延
された後、減算器92、動き検出/補償部99、動き検
出/補償部100、輝度変化補償オン/オフ選択部10
2に入力する。
【0055】今、ブロックBi (16×16画素)のデ
ータが減算器92に入力している段階であるとする。フ
レームメモリ98には第(N−1)フレーム再生画像が
蓄積されている。動き検出/補償部100では、第Nフ
レーム原画像と第(N−1)フレーム再生画像との間で
ブロックBi の動き量を検出し、その動き量をスイッチ
101に送出する。また、動きを補償された第(N−
1)フレーム再生画像データが輝度変化補償オン/オフ
選択部102に送出される。一方、動き検出/補償部9
9では、第Nフレーム原画像と第(N−1)フレーム再
生画像に輝度変化量DBを加算したデータとの間でブロ
ックBi の動き量を検出し、その動き量をスイッチ10
1に送出する。また、動きを補償されたデータが輝度変
化補償オン/オフ選択部102に送出される。
【0056】輝度変化補償オン/オフ選択部102で
は、動き検出/補償部100で動き補償された16×1
6画素のデータと、動き検出/補償部99で動き補償さ
れた16×16画素のデータとのそれぞれに対して、第
Nフレーム原画像のブロックB i 内のデータと絶対値差
分和を求め、絶対値差分和が小さかった方のデータを選
択して減算器92および加算器97に送出する。また、
どちらのデータが選択されたかを示す輝度変化補償オン
/オフ選択情報として、動き検出/補償部99からのデ
ータが選択された場合には“1”、動き検出/補償部1
00からのデータが選択された場合には“0”をスイッ
チ101に送出するとともに、出力端子104から外部
へ送出する。スイッチ101では、輝度変化補償オン/
オフ選択部102からのデータが“1”の場合には動き
検出/補償部99からの動き量データ側にスイッチを接
続し、逆に輝度変化補償オン/オフ選択部102からの
データが“0”の場合には動き検出/補償部100から
の動き量データ側にスイッチを接続する。出力端子10
5からは、接続された側の動き量データが外部に送出さ
れる。
【0057】減算器92では両データの差をとり、離散
コサイン変換部93に送る。離散コサイン変換部93で
は、16×16画素からなる1ブロック分のデータを8
×8画素単位に離散コサイン変換し、得られた離散コサ
イン変換係数を量子化部94で量子化する。量子化され
た離散コサイン変換係数は出力端子103から外部に送
出されるとともに逆量子化部95で逆量子化され、更に
逆離散コサイン変換部96で逆離散コサイン変換され
る。加算器97においては、それらのデータに輝度変化
補償オン/オフ選択部102から送出されたデータが加
算され、第Nフレーム再生画像としてフレームメモリ9
8に蓄えられる。フレームメモリ98に蓄えられた第N
フレーム再生画像は、次フレーム(第(N+1)フレー
ム)の画像を復号する際に参照画像として用いられる。
【0058】本動画像符号化装置により符号化されたデ
ータは、図2に構成を示す動画像復号装置により復号さ
れ、その動作は、第1の実施形態における動画像復号装
置の場合と全く同じである。
【0059】なお、以上の実施形態では、動きおよび輝
度変化の検出・補償時に参照画像フレームとして1フレ
ーム前の画像フレームを用いている。すなわち第Nフレ
ーム画像の符号化・復号に対して第(N−1)フレーム
画像を参照画像フレームとして用いているが、これに限
られるわけではなく、例えばフレーム駒落し処理の場合
には、既に符号化・復号処理が行われたフレームを参照
画像として用いればよい。更に、符号化処理における動
き検出および輝度変化検出についていえば、実施形態に
よって、参照画像フレームとして第(N−1)フレーム
原画像を用いる場合もあれば、第(N−1)フレーム再
生画像を用いる場合もあるが、それぞれ、第(N−1)
フレーム原画像を用いている場合には逆に第(N−1)
フレーム再生画像を、また第(N−1)フレーム再生画
像を用いている場合は逆に第(N−1)フレーム再生画
像を、参照画像フレームとして用いてもよい。
【0060】また、以上の実施形態における動き検出お
よび動き補償では、平行移動動きモデルを前提にしてい
るが、例えば最近よく使われるようになってきたアフィ
ン動きモデルや透視投影動きモデルを用いても、もちろ
んかまわない。
【0061】また、動き検出単位および動き補償単位を
16×16画素、動き検出範囲を±32×±32画素、
輝度変化補償オン/オフの切替単位を16×16画素、
離散コサイン変換の単位を8×8画素、等としている
が、これらのサイズもこれに限ったものではなく、任意
の大きさでよい。さらに、いずれの実施形態においても
大局的な輝度変化量は画像フレーム単位に決定している
が、例えば画像フレームを上下または左右に2分割した
り、上下左右に4分割したりし、その分割単位に大局的
な輝度変化量を決定してもよい。
【0062】また、以上の実施形態で用いている離散コ
サイン変換は本発明とは全く関係なく、この変換がなく
ても、または他の処理を用いても、もちろんかまわな
い。
【0063】また、第1および第3の実施形態において
は、第Nフレームにおける輝度変化量DBを決定する際
に、ブロック毎の輝度変化量DBi の頻度を利用してい
る。これは画像内の局所的な輝度変動の影響を低減させ
るために行っているが、装置の簡略化を優先する場合等
には、ブロック毎の輝度変化量DBi の頻度ではなく、
単にブロック毎の輝度変化量DBi の平均値を用いても
よい。
【0064】また、どの実施形態においても動き補償お
よびその動き補償に必要な動き量を得るための動き検出
を行っているが、例えば装置の簡略化のために、輝度変
化検出とその輝度変化検出のために必要な動き検出、お
よび輝度変化補償のみを行い、動き補償およびその動き
補償に必要な動き量を得るための動き検出は行わないと
いう構成でも、もちろんかまわない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は以下のよ
うな効果がある。
【0066】(1)請求項1から15の発明は、大局的
な輝度変化を検出し、補償するため、大局的な輝度変化
を生じている動画像の符号化時に、効率の良い符号化が
行える。
【0067】(2)請求項2、3、4、12の発明は、
大局的な輝度変化を検出する際に、画像フレームの小領
域毎に位置変化をもとめつつその位置変化だけずれた参
照画像との間で輝度変化量を求めるため、実際に対応す
る部分同士の輝度変化量が算出でき、輝度変化量の検出
精度が向上する。
【0068】(3)請求項4の発明は、複数の輝度代表
値差分から大局的な輝度変化量を検出する際に、その頻
度を利用するため、画像フレームに大局的な輝度変化量
と異なる輝度変化をしている部分があっても、その影響
を受けることなく大局的な輝度変化量を精度よく検出で
きる。
【0069】(4)請求項8、14、15の発明は、輝
度変化補償を行う場合と行わない場合とを切替えるた
め、画像フレームに大局的な輝度変化量と異なる輝度変
化をしている部分については輝度変化補償を行わないこ
とが可能となり、これらの部分で輝度変化補償を行うこ
とによる非効率性が回避できる。
【0070】(5)請求項9の発明は、位置変化量を小
領域毎に検出する際に、その小領域内の輝度平均値を除
去してから位置変化量を検出するため、輝度変化の影響
を受けずに、位置変化量を精度よく検出することができ
る。
【0071】(6)請求項7の発明は、位置変化量を補
償した後の予測参照フレームに対して、小領域毎に動き
量を補償する際に、位置変化量を検出した際の動き量を
そのまま利用するため、再度動き量の検出をする必要が
なく、装置構成が簡略化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の動画像符号化装置の
構成図である。
【図2】図1の動画像符号化装置の要部の入出力を示す
図である。
【図3】本発明の第1の実施形態の動画像復号装置およ
び本発明の第3の実施形態の動画像復号装置の構成図で
ある。
【図4】本発明の第2の実施形態の動画像符号化装置の
構成図である。
【図5】本発明の第2の実施形態の動画像復号装置の構
成図である。
【図6】本発明の第3の実施形態の動画像符号化装置の
構成図である。
【図7】第Nフレーム原画像のブロック分割方法、第
(N−1)フレーム原画像との位置関係を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 入力端子 2,3 フレームメモリ 4,5 ブロック内平均値算出部 6〜8 減算器 9 動き検出部 10 動き補償部 11 輝度変化量検出部 12 減算器 13 離散コサイン変換部 14 量子化部 15 逆量子化部 16 逆離散コサイン変換部 17 加算器 18 フレームメモリ 19 加算器 20 輝度変化補償オン/オフ選択部 21〜24 出力端子 31〜34 入力端子 35 逆量子化部 36 逆離散コサイン変換部 37 加算器 38 フレームメモリ 39 動き補償部 40 加算器 41 輝度変化補償オン/オフ切替部 42 出力端子 51 入力端子 52,53 フレームメモリ 54,55 フレーム内平均値算出部 56 減算器 57 動き検出/補償部 58 減算器 59 離散コサイン変換部 60 量子化部 61 逆量子化部 62 逆離散コサイン変換部 63 加算器 64 フレームメモリ 65 加算器 66〜68 出力端子 71〜73 入力端子 74 逆量子化部 75 逆離散コサイン変換部 76 加算器 77 動き補償部 78 フレームメモリ 79 加算器 80 出力端子 81 入力端子 82,83 フレームメモリ 84,85 ブロック内平均値算出部 86〜88 減算器 89 動き検出部 90 輝度変化量検出部 91 加算器 92 減算器 93 離散コサイン変換部 94 量子化部 95 逆量子化部 96 逆離散コサイン変換部 97 加算器 98 フレームメモリ 99,100 動き検出/補償部 101 スイッチ 102 輝度変化補償オン/オフ選択部 103〜106 出力端子

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 処理対象画像フレームの輝度代表値と参
    照画像フレームの輝度代表値から、該処理対象画像フレ
    ームの該参照画像フレームに対する大局的な輝度変化量
    を検出する、動画像の輝度変化検出方法。
  2. 【請求項2】 処理対象画像フレームの小領域毎に、該
    小領域の輝度代表値と、該小領域に対して検出された位
    置変化量だけずれた位置にある参照画像フレーム小領域
    の輝度代表値との差分を求めることによって、複数の輝
    度代表値差分を得、該複数の輝度代表値差分から大局的
    な輝度変化量を検出する、請求項1に記載の方法。
  3. 【請求項3】 処理対象画像フレーム小領域の輝度代表
    値、および参照画像フレーム小領域の輝度代表値とし
    て、各々の領域内での画素の輝度平均値を用いる、請求
    項2に記載の方法。
  4. 【請求項4】 複数の輝度代表値差分から大局的な輝度
    変化量を検出する際に、該複数の輝度代表値差分の頻度
    を利用する、請求項2に記載の動画像符号化方法。
  5. 【請求項5】 処理対象画像フレームの参照画像フレー
    ムに対する検出された大局的な輝度変化量から、処理対
    象画像フレームの参照画像フレームに対する輝度変化量
    を補償する、動画像の輝度変化補償方法。
  6. 【請求項6】 検出された大局的な輝度変化量を、参照
    画像フレームの各輝度値または該参照画像フレームに対
    し位置変化補償を行った後の各輝度値に加算することに
    よって、処理対象画像フレームの参照画像フレームに対
    する輝度変化量を補償する、請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 位置変化補償を行う際、請求項2に記載
    の輝度変化検出方法において検出された位置変化量を利
    用する、請求項5に記載の方法。
  8. 【請求項8】 処理対象画像フレームの定められた領域
    毎に、輝度変化量の補償を行う場合と行わない場合とを
    切替える、請求項5に記載の方法。
  9. 【請求項9】 処理対象画像フレームと参照画像フレー
    ムとの間の位置変化量を、該処理対象画像フレームの小
    領域毎に、該小領域の各輝度信号から小領域内輝度平均
    値を除去した値と、該参照画像フレーム小領域の各輝度
    信号から小領域内輝度平均値を除去した値とを用いて検
    出する、動画像の位置変化検出方法。
  10. 【請求項10】 動画像符号化装置において、処理対象
    画像フレームの輝度代表値と参照画像フレームの輝度代
    表値から、該処理対象画像フレームの該参照画像フレー
    ムに対する大局的な輝度変化量を検出する輝度変化検出
    手段と、検出された大局的な輝度変化量から、処理対象
    画像フレームの参照画像フレームに対する輝度変化量を
    補償する輝度変化補償手段を有することを特徴とする動
    画像符号化装置。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の動画像符号化装置
    によって符号化されたデータを復号する動画像復号装置
    において、前記動画像符号化装置からの符号化データの
    一部として得られた大局的な輝度変化量を用いて輝度変
    化補償を行う輝度変化補償手段を有することを特徴とす
    る動画像復号装置。
  12. 【請求項12】 前記輝度変化検出手段は、符号化対象
    画像フレームの小領域毎に参照画像フレームに対する位
    置変化量を検出する位置変化検出部と、該位置変化検出
    部によって検出された位置変化量だけずれた該参照画像
    フレーム小領域の輝度代表値との差を用いて大局的な輝
    度変化量を検出する輝度変化量検出部を含み、前記輝度
    変化補償手段は、該大局的な輝度変化量を該参照画像フ
    レーム小領域の各輝度値または該参照画像フレームに対
    し位置変化補償を行なった後の各輝度値に加算する輝度
    変化補償部を含む、請求項10に記載の動画像符号化装
    置。
  13. 【請求項13】 前記輝度変化補償手段は、参照画像フ
    レームの各輝度値または該参照画像フレームに対し位置
    変化補償を行なった後の各輝度値に、請求項12に記載
    の動画像符号化装置からの符号化データの一部として得
    られる大局的な輝度変化量を加算する輝度変化補償部を
    含む請求項11に記載の動画像復号装置。
  14. 【請求項14】 前記符号化対象画像フレームの定めら
    れた領域毎に、前記輝度変化補償部の出力を利用するか
    しないかを選択するとともにその選択情報である輝度変
    化補償オン/オフ選択情報を出力し、前記大局的な輝度
    変化量が0であった場合には、フレーム間予測値とし
    て、前記輝度変化補償部の出力を常に利用するかまたは
    前記輝度変化補償部に入力した輝度変化補償される前の
    値を常に利用することとし、前記選択情報は出力しない
    輝度変化補償オン/オフ選択部をさらに有する、請求項
    12記載の動画像符号化装置。
  15. 【請求項15】 請求項14記載の動画像符号化装置か
    ら出力された前記輝度変化補償オン/オフ選択情報を入
    力し、該輝度変化補償オン/オフ選択情報がオンであれ
    ば前記輝度変化補償部の出力値を、オフであれば前記輝
    度変化補償部に入力した、輝度変化補償される前の値を
    選択し、フレーム間予測値として出力する輝度変化補償
    オン/オフ切替部をさらに有する、請求項12記載の動
    画像復号装置。
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