JPH1032817A - 画像復号化装置及び画像復号化方法 - Google Patents

画像復号化装置及び画像復号化方法

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JPH1032817A
JPH1032817A JP18380996A JP18380996A JPH1032817A JP H1032817 A JPH1032817 A JP H1032817A JP 18380996 A JP18380996 A JP 18380996A JP 18380996 A JP18380996 A JP 18380996A JP H1032817 A JPH1032817 A JP H1032817A
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image
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JP18380996A
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Mayumi Tenkai
真弓 天海
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Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)
  • Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速なIDCT変換が可能な画像復号化装置
及び画像復号化方法を提供することをその目的とする。 【解決手段】 CPU2は、DCT係数をIDCT変換
するに際し、DCT係数行列を列毎に最終行から0が連
続する最小行の値を判定し、この判定値に基づいて、当
該列毎に複数のIDCT演算式からいずれかのIDCT
演算式を選択してIDCT演算を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像復号化装置及
び画像復号化方法に関し、詳細には、高速にIDCT変
換を行う画像復号化装置及び画像復号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】画像圧縮の国際標準としてJPEG(Jo
int Photographic Expert Group)やMPEG(Moving
Picture Expert Group)がある。JPEGは、静止画像
を圧縮することを目的としており、すでにカラー静止画
像の符号化手法が決定し、国際標準規格として承認され
ている。JPEGについては、チップも製品化されてお
り、このチップを用いたボードも市場に出始めている。
JPEGアルゴリズムは、大きく2つの圧縮方式に分け
られる。第1の方式はDCT(Discrete Cosine Transf
orm:離散コサイン変換)を基本とした方式であり、第
2の方式は2次元空間でDPCM(Differntial PCM)
を行なうSpatial(空間関数)方式である。DCT方式
は量子化を含むため一般には完全に元の画像は再現され
ない非可逆符号化であるが、少ないビット数においても
十分な復号画像品質を得ることができ、本アルゴリズム
の基本となる方式である。一方、Spatial方式は、圧縮
率は小さいが元の画像を完全に再現する可逆符号化であ
り、この特性を実現するために標準方式として付加され
た方式である。
【0003】DCT方式はさらに必須機能であるベース
ライン・プロセス(Baseline System)とオプション機
能である拡張DCTプロセス(Extended System)の2
つに分類される。これらの方式と別に、上記の方式を組
み合わせてプログレッシブ・ビルドアップを実現するハ
イアラーキカル・プロセスがある。ベースライン・プロ
セスは、DCT方式を実現するすべての符号器/復号器
がもたなければならない最小限の機能で、ADCT方式
(Adaptive Descrete Cosine Transform Coding:適応
型離散コサイン変換)を基礎としたアルゴリズムであ
る。上記ベースライン・プロセスにおける画像圧縮では
画像データを8×8ドット単位のブロックで処理をす
る。処理プロセスは、以下の通りである。 (1)2次元DCT処理 (2)DCT係数の量子化処理 (3)エントロピー符号化処理 2次元DCT処理では、空間データを周波数データに変
換し、64個のDCT係数を出力する。このとき、色成
分は、(Y,CB,CR)としている。図12に示す如
く、この係数のうち行列の中の左上の係数はDC成分と
呼ばれ、ブロック・データの平均値である。また、残り
の63個の係数は、AC成分と呼ばれる。
【0004】DC成分の量子化処理では、量子化器で各
係数ごとに大きさの異なった量子化ステップ・サイズを
設定した量子化マトリクスを用いて、DCT係数を線形
量子化する。但し、符号量あるいは復号画品質を制御可
能とするために、外部から指定する係数(スケーリング
・ファクタ)を量子化マトリクスに乗じた値を実際のマ
トリクス値として使用し、量子化を行なう。このよう
に、テーブルを参照しながら64個のDCT係数を整数
値に量子化する。この量子化処理によって非可逆圧縮と
なる。また、使用される参照テーブルの内容については
JPEGでは規定していない。量子化のテーブルは、人
間の視覚特性を考慮して作成する。人間は、高周波数成
分の視覚情報には鈍いので、この高周波成分は粗く量子
化する。
【0005】エントロピー符号化処理では、まずDC成
分と左隣ブロックにおける量子化されたDC成分との差
分を計算し、符号化する。この方法は、DPCMと呼ば
れる。また、AC成分は図12に示すようなジクザグ・
スキャンにより1次元配列に変換される。ベースライン
プロセスのエントロピー符号化では、ハフマン符号化方
式を用いる。ハフマン符号化処理では各係数がゼロであ
るかどうかを判定し、連続するゼロの係数は、その長さ
がランレングスとして勘定される。ゼロでない係数が来
ると、その量子化結果とそれまでのゼロ係数のランレン
グスを組み合わせて、2次元ハフマン符号化される。D
C/AC係数のハフマン符号化は、与えられたハフマン
符号テーブルに基づくが、量子化マトリクスおよびハフ
マン符号テーブルは、使用する状況において最適なもの
になるようにするためデフォルト値はなく、必要に応じ
て符号器から復号器へ転送して使用する。
【0006】また、圧縮した画像を復号化する際には、
逆の経路で、エントロピー復号化、逆量子化、及び2次
元IDCT(Inverse Discrete Cosine Transform:逆
離散コサイン変換)の各処理を行う。
【0007】1ブロックの画像データ(8×8ドットの
画像データ)を、通常の行列演算:gi(出力行列)=
t(変換行列)×Fi(入力行列)により1次元DCT
若しくはIDCT変換を実行する場合には、1列の変換
に対し64回の乗算及び加減算を要し、さらに、2次元
DCT若しくはIDCT変換を行った場合には1024
回の積和演算を行う必要がある。従って、2次元DCT
若しくはIDCT変換を実行する場合は、積和演算回数
が多く多量の演算時間を要するという問題があった。
【0008】そこで、近時、IDCT変換の高速アルゴ
リズムが研究及び開発されている。例えば、IDCTの
積和演算回数を軽減して、IDCT処理を高速に実行す
る方法が、参考文献「Z.Wang, "Fast algorithms for t
he discrete W transformand for the discrete Fourie
r transform, "IEEE Trans. Acount.,Speech, andSigna
l Process., vol.ASSP-32,pp.803-816,Aug.1984」及び
「N.Suehiro and M.Hatori, "Fast algorithms for the
DFT and other sinusoidal transform. "IEEE Trans.A
coust.,Speech, and Signal Process., vol.ASSP -34.p
p.642-644,June 1986.」により提案されている(以下、
両参考文献を「末広らのアルゴリズム」と称する)。
【0009】以下、上記「末広らのアルゴリズム」を図
13及び図14を参照して説明する。図13は、「末広
らのアルゴリズム」による2次元IDCT変換を示す概
略図であり、図14は、図13における一次元IDCT
変換部のシグナルフロー図である。
【0010】図13において、この入力はDCT変換行
列の各列ベクトルFi(i=0,,,,,7)であり、最初の1
次元出力を転置したものが行ベクトルgi(i=0,,,,,
7)となり、次の1次元IDCT変換の入力となる。そ
して、この行ベクトルgi(i=0,,,,,7)をIDCT変
換した最終的な列ベクトルXi(i=0,,,,,7)が出力さ
れる。
【0011】図14は、列ベクトルFi(i=0,,,,,7)
を1次元DCT変換して転置した行ベクトルgi(i=
0,,,,,7)を出力するシグナルフローである。ここで、
ノード(丸印)tij:は左隣の2つの入力値の加算の結
果を示し、矢印上に記される−1は、左隣の値の符号反
転を示し、×(定数)は、左隣の値との積算を示す。当
該「末広らアルゴリズム」によれば、8次IDCTの場
合で1ブロックに対する乗算回数が1024回(8×8
×8×2)から176回、加算回数が1024から46
4回に低減される。この「末広らアルゴリズム」をソフ
トウエアで実現したシステムは高速に画像データの符号
あるいは復号を行うことが可能となる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「末広
らのアルゴリズム」では、IDCT変換する際に、DC
T変換行列に含まれるゼロの係数に対しても演算を行っ
ているため、演算回数が多くIDCT変換の速度が遅い
という問題がある。
【0013】そこで、本発明は、上記課題に鑑みてなさ
れたものであり、高速なIDCT変換が可能な画像復号
化装置及び画像復号化方法を提供することをその目的と
する。
【0014】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の画像復号
化装置は、所定単位毎に符号化された画像データの変換
係数を複号化する画像複号化装置において、前記所定単
位毎の変換係数のうち連続するゼロ係数の量を検出する
ゼロ係数検出手段と、このゼロ係数検出手段により検出
された連続ゼロ係数の量に応じて、それぞれ所定単位毎
の変換係数に異なる復号化をする復号化手段と、を備え
たことより上記課題を解決する。
【0015】即ち、請求項1記載の画像復号化装置によ
れば、所定単位毎に符号化された画像データの変換係数
を複号化する画像複号化装置において、ゼロ係数検出手
段は、前記所定単位毎の変換係数のうち連続するゼロ係
数の量を検出し、復号化手段は、このゼロ係数検出手段
により検出された連続ゼロ係数の量に応じて、それぞれ
所定単位毎の変換係数に異なる復号化を行う。
【0016】従って、復号化における演算回数を低減す
ることが可能となる。その結果、高速な復号化処理を行
うことができ、高速な画像復号化装置を提供することが
可能となる。
【0017】また、この場合、請求項2記載の画像復号
化装置の如く、前記符号化手段は、直交変換手段及び量
子化手段であり、前記復号化手段は、逆量子化手段及び
逆直交変換手段であり、該逆直交変換手段は、該逆量子
化後の変換係数に対して、前記連続ゼロ係数の量に応じ
てそれぞれ所定単位毎の変換係数に異なる逆直交変換を
する複数の逆直交変換手段を有することが有効である。
【0018】即ち、請求項2記載の画像復号化装置によ
れば、請求項1記載の画像復号化装置において、直交変
換手段及び量子化手段は画像データを符号化し、復号化
手段は、逆量子化手段及び逆直交変換手段であり、該逆
直交変換手段は、該逆量子化後の変換係数に対して、連
続ゼロ係数の量に応じてそれぞれ所定単位毎の変換係数
に異なる逆直交変換をする複数の逆直交変換手段を有す
る。
【0019】従って、逆直交変換における演算回数を低
減することが可能となる。その結果、高速な復号化処理
を行うことができ、高速な画像復号化装置を提供するこ
とが可能となる。
【0020】また、この場合、請求項3記載の画像復号
化装置によれば、請求項1記載の画像復号化装置におい
て、前記復号化手段は、前記連続ゼロ係数検出手段によ
り検出されたゼロ係数の量により、前記複数の復号化手
段のうち1つを選択する選択手段を備えることが有効で
ある。
【0021】即ち、請求項3記載の画像復号化装置によ
れば、請求項1記載の画像復号化装置において、復号化
手段に含まれる選択手段は、前記連続ゼロ係数検出手段
により検出されたゼロ係数の量により、前記複数の復号
化手段のうち1つを選択する。
【0022】従って、符号化された画像データに対し
て、その所定単位毎の変換係数の連続するゼロ係数の量
に応じて複数の復号化手段の1つを選択して、復号化を
行う構成であるので、復号化における演算回数を低減す
ることが可能となる。その結果、高速な復号化処理を行
うことができ、高速な画像復号化装置を提供することが
可能となる。
【0023】また、請求項4記載の画像復号化処理方法
は、所定単位毎に符号化された画像データの変換係数を
複号化する画像複合化方法において、所定単位毎の変換
係数のうち連続するゼロ係数の量に対応して複数の復号
化処理を有し、前記所定単位毎の変換係数のうち連続す
るゼロ係数の量を検出するステップと、この検出された
連続するゼロ係数の量に基づいて、前記複数の復号化処
理のう1つを選択して復号化処理するステップと、を備
えたことにより上記課題を解決する。
【0024】即ち、請求項4記載の画像復号化方法によ
れば、所定単位毎に符号化された画像データの変換係数
を複号化する画像複合化方法において、所定単位毎の変
換係数のうち連続するゼロ係数の量に対応して複数の復
号化処理を有し、前記所定単位毎の変換係数のうち連続
するゼロ係数の量を検出し、の検出された連続するゼロ
係数の量に基づいて、前記複数の復号化処理のう1つを
選択して復号化処理する。
【0025】従って、復号化における演算回数を低減す
ることが可能となる。その結果、高速な復号化処理を行
うことができ、高速な画像復号化方法を提供することが
可能となる。
【0026】また、この場合、請求項5記載の画像復号
化方法の如く、前記符号化処理は、直交変換処理及び量
子化処理であり、前記復号化処理は、逆量子化処理及び
逆直交変換処理であり、該逆直交変換処理は連続するゼ
ロ係数の量に対応して複数の逆直交変換変換処理を有
し、前記連続するゼロ係数の量に対応して複数の逆直交
変換処理のうちの1つを実行することが有効である。
【0027】即ち、請求項5記載の画像復号化方法によ
れば、符号化処理を直交変換処理及び量子化処理により
実行し、復号化処理は、逆量子化処理及び逆直交変換処
理により実行し、該逆直交変換処理は連続するゼロ係数
の量に対応して複数の逆直交変換変換処理を有し、前記
連続するゼロ係数の量に対応して複数の逆直交変換処理
のうちの1つを実行する。
【0028】従って、 逆直交変換における演算回数を
低減することが可能となる。その結果、高速な復号化処
理を行うことができ、高速な画像復号化方法を提供する
ことが可能となる。
【0029】また、この場合、請求項6記載の画像復号
化方法によれば、請求項4記載の画像復号化方法におい
て、前記符号化処理は、直交変換処理、量子化処理及び
可変長符号化処理であり、前記復号化処理は、可変長符
号化処理、逆量子化処理及び逆直交変換処理であり、該
逆直交変換処理は連続するゼロ係数の量に対応して複数
の逆直交変換処理を有し、前記連続するゼロ係数の量を
検出するステップは、可変長符号化処理での符号長に基
づいて該連続するゼロ係数の量を検出し、前記選択して
復号化処理するステップは、この検出した連続するゼロ
係数の量に基づいて前記複数の逆直交変換処理のうち1
つを選択して逆直交変換処理を実行することが有効であ
る。
【0030】また、この場合、請求項6記載の画像復号
化方法の如く、請求項4記載の画像復号化方法におい
て、符号化処理は、直交変換処理、量子化処理及び可変
長符号化処理であり、復号化処理は、可変長符号化処
理、逆量子化処理及び逆直交変換処理であり、当該逆直
交変換処理は連続するゼロ係数の量に対応して複数の逆
直交変換処理を有し、前記連続するゼロ係数の量を検出
するステップは、可変長符号化処理での符号長に基づい
て該連続するゼロ係数の量を検出し、この検出した連続
するゼロ係数の量に基づいて前記複数の逆直交変換処理
のうち1つを選択して逆直交変換処理を実行することが
有効である。
【0031】従って、符号化された画像データに対し
て、その所定単位毎の変換係数の連続するゼロ係数の量
に応じて複数の復号化処理の1つを選択して、逆直交変
換を行う構成であるので、逆直交変換における演算回数
を低減することが可能となる。その結果、高速な復号化
処理を行うことができ、高速な画像復号化方法を提供す
ることが可能となる。
【0032】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の好
適な実施の形態を説明する。図1〜図10は、本発明の
画像復号化装置及び画像復号化方法を適用したコンピュ
ータシステムの一実施の形態を示す図である。尚、本実
施の形態においては、画像データの圧縮及び復号は、上
記「従来技術」で示したJPEGアルゴリズムに従うも
のとする。
【0033】図1は、本発明を適用したコンピュータシ
ステム1の要部構成を示すブロック図である。図1に示
すコンピュータシステム1は、CPU2,プログラムR
OM3、作業領域RAM4、データROMドライバ5、
データROM6、FDDドライバ7、FDD8、表示ド
ライバ9、表示メモリ10、CRT11、プリンタドラ
イバ12、及びプリンタ13等から構成されている。
【0034】CPU2は、プログラムROM3に記憶さ
れている各種制御プログラムに基づいて、作業領域RA
M4内の所定領域を作業領域に使用しつつ、入力部(図
示せず)の各キーの操作に応じた処理を実行して、コン
ピュータシステム1の各部を制御する。
【0035】また、CPU2は、プログラムROM3に
格納された画像復号プログラムに従って、後述する画像
復号化処理(図2〜図11参照)を実行し、データRO
M6あるいはFDD8に記憶された圧縮画像データを、
作業領域RAM4に展開し、この展開した圧縮画像デー
タに対してハフマン復号化、逆量子化、及びIDCT等
の処理を施し、再生画像データを生成する。
【0036】プログラムROM3は、各種制御プログラ
ムや制御データが格納されており、各種制御プログラム
としては、上記画像復号化プログラムや画像圧縮プログ
ラム等があり、また、制御データとしては上記画像復号
化処理に際し使用される量子化テーブルやハフマン符合
化テーブル等がある。
【0037】作業領域RAM4は、CPU2のワークメ
モリとして利用され、入力データ、画像データ及び処理
結果等を一時的に格納する。
【0038】データROMドライバ5は、CPU2の制
御の下、データROM6に記憶されるデータの読出し及
び書込み駆動を行う。また、データROM6は、圧縮画
像データや音声データ等を格納するCD−ROM等の光
学的記憶媒体からなる。
【0039】FDDドライバ7は、CPU2の制御の
下、FDD8に記憶されるデータの読出し及び書込み駆
動を行う。また、FDD8は、文章データや圧縮画像デ
ータ等を格納する磁気的記憶媒体である。
【0040】表示ドライバ9は、CPU11の制御の
下、作業領域RAM4に展開されたデータを表示メモリ
10に一旦格納した後、CRT11に表示駆動し、ま
た、表示メモリ10は、CRT11に表示するデータを
一時的に格納するバッファメモリであり、そして、CR
T11は、表示ドライバ9の駆動により、表示メモリ1
0に展開された画像データや文章データを表示するカラ
ー表示部である。
【0041】プリンタドライバ12は、CPU2に制御
の下、プリンタ13を駆動してCPU2から供給される
印字データを出力させる。また、プリンタ13は、プリ
ンタドライバ12の駆動により、入力される印字データ
をカラー印刷出力する。
【0042】次に、本実施の形態の動作を説明する。以
下、プログラムROM3に格納された画像復号化プログ
ラムに従い、CPU2の制御により実行される画像復号
化処理を図2〜図10を参照して説明する。
【0043】先ず、画像復号化処理の全体の動作を図2
〜図4を参照して説明する。図2は、当該画像復号化処
理の全体の動作を説明するためのフローチャートであ
る。図3は、当該画像復号化処理の行程を示す概略ブロ
ック図である。図4は、当該画像復号化処理における具
体的画像データの復号プロセスを示す図である。
【0044】図2〜図4で使用される変数の対応を以下
に示す。 N:画像の水平方向のドットサイズを表す。 M:画像の垂直方向のドットサイズを表す。 i:何番目のブロックを解凍するかを示すブロック用ル
ープカウンタである DP:圧縮画像データの解凍位置を示すデコードポイン
タである。
【0045】次に、図2を参照して、画像復号化処理の
全体のアルゴリズムを説明する。当該復号化処理におい
ては、データROM6若しくはFDD8に格納された圧
縮画像データは作業領域RAM4に展開され、展開され
た圧縮画像データは、8×8ドットをブロックの単位と
して、画像の左上端から1ブロックずつシーケンシャル
に復号化が実行される。図2において、先ず、ブロック
用ループカウンタiとデコードポインタDPを初期化を
行い、DP=0、i=1に設定する(ステップS1)。
【0046】以下のステップS2〜S4の処理により圧
縮画像データを、1ブロックずつ、順次、第1ブロック
から最終ブロックである(N/8)×(M/8)ブロッ
クまで復号化(ハフマン復号化、逆量子化、及びIDC
T変換)を実行する。
【0047】先ず、デコードポインタDPで指定される
iブロックの圧縮画像データを復号化し、このデコード
ポインタDPをiブロックに相当するハフマン符号長分
インクリメントする(ステップS2)。ここで、JPE
G方式の圧縮画像データの1ブロックの復号化行程は、
図3に示す如く、符合化された圧縮画像データをハフマ
ン復号化して量子化DCT係数を復号する行程、復号さ
れた量子化DCT係数を量子化テーブルに基づいて逆量
子化してDCT係数を生成する行程、及びDCT係数を
2次元IDCT変換して8×8ドットのブロックの再生
画像データを生成する行程から成る。
【0048】そして、ブロック用ループカウンタiの値
を「1」インクリメントする(ステップS3)。次い
で、ブロック用ループカウンタiの値が、最終ブロック
となるN/8×M/8より小か否かを判断し(ステップ
S4)、ブロック用ループカウンタiの値が(N/8)
×(M/8)より小である場合はステップS2に移行し
てiブロックの圧縮画像データを復号化する処理を繰り
返す一方、ブロック用ループカウンタ値iがN/8×M
/8の場合は当該画像復号化処理を終了する。
【0049】次に、上記ステップS2における圧縮画像
データの復号化の具体例について説明する。
【0050】例えば、図4(A)に示すような符合化さ
れた圧縮画像データに対して、デコードポインタDPで
指定されるiブロックの圧縮画像データを、DC成分、
AC成分別にハフマン方式で復号化しジグザグに1次元
データを2次元データに変換して、図4(B)の如き8
×8の量子化DCT係数を復号する。尚、ハフマン符合
化方式は可逆符合化であるので量子化DCT係数は可逆
的に復号される。
【0051】続いて、図4(B)に示される量子化DC
T係数を、それぞれの量子化DCT係数位置毎に異なる
64個の値を有する例えば図4(E)の如き量子化テー
ブルを用いて量子化する。即ち、各量子化DCT係数を
対応する係数位置の量子化テーブル値で乗算することに
より図4(C)の如きDCT係数行列を生成する。そし
て、図4(C)に示されるDCT係数行列に対して2次
元IDCT変換を行って図4(D)の如き、8×8ドッ
トのブロックの再生画像データを生成する。ところで、
図4(C)に示した如く、逆量子化されたDCT係数行
列には多量のゼロ係数が含まれている。本発明は2次元
IDCT変換においてこのゼロ係数の演算回数を減少さ
せて、高速にIDCT変換を行う方法を提案するもので
あり、以下かかる方法を説明する。
【0052】次に、上記2次元IDCT変換の具体的ア
ルゴリズムを図5〜図11を参照して説明する。図5
は、図2の2次元IDCT行程の詳細な行程を示す概略
ブロック図である。図6は、一次元IDCT変換におい
て使用される複数のIDCT演算式のシグナルフロー図
である。図7は、図6のTYPEI型のシグナルフロー
図の基になる変換行列式を示す図である。図8は、図7
に示す変換行列式を疎行列に展開した例を示す図であ
る。図9は、1次元IDCT処理を説明するためのフロ
ーチャートである。図10は、図9に示す1次元IDC
T処理における具体的画像データのIDCTプロセスを
示す図である。
【0053】以下、図5〜図10で使用される変数の対
応を以下に示す。 F:8×8のDCT係数行列(入力行列) g:出力行列 i:行列Fの列番号 j:i列のある要素Fki(k=0,,,,,,7)から後が全て
0となるようなk(Fki=0,Fk+1,i=0,,,,F7i=0)の
最小値、すなわち行列の値がどこから0となるかを示す
インデックスであり、最終行からのゼロ係数の連続値に
対応する。
【0054】上記図3で示した2次元IDCT変換行程
は、高速化のために、図5に示す如く、2回の1次元I
DCT変換と転置により行う。即ち、8×8ドットのブ
ロックのDCT係数行列を各列毎(水平方向)に1次元
IDCT変換を行い、その結果を同じ列に戻す。続い
て、得られた行列を転置し、この転置行列を入力として
同様に1次元IDCT変換を行い、8×8ドットのブロ
ックの再生画像データを生成する。尚、転置は、1次元
IDCT変換した行列を作業領域RAM4の所定領域に
格納し、この行列の読み出しアドレス順を変えて垂直方
向に読み出すことにより実行できる。
【0055】ところで、本発明においては、逆量子化さ
れたDCT係数行列のゼロ係数の演算回数を減らすべ
く、複数の演算アルゴリズムを併用する。図6は、本発
明における一次元IDCT変換において使用されるTY
PEI〜IVの4つのIDCT演算式のシグナルフロー
図である。図6において、丸印(ノード)tijは左隣の
2つの入力値の加算の結果を示している。矢印上に−1
と記されている場合、左隣の値の符号反転を意味し、×
(定数)は左隣の値との積をとることを意味する。
【0056】TYPEI型は、上記「従来技術」で説明
した末広らが提案するアルゴリズムのシグナルフロー図
である。このシグナルフロー図は、図7に示す行列式、
gi(出力列)=Ct(変換行列)×Fi(入力行列)にお
いて、変換行列Ctを、図7に示す如き、バタフライ行
列と巡回行列を含む疎行列に分解した式に基づいてい
る。一般に、変換行列を疎行列に分解できる場合には高
速算法を実行することが可能である。このTYPEI型
のアルゴリズムでは、図6に示す如く1列のIDCT変
換を行うのに11回の乗算と29回の加減算を必要とす
る。
【0057】TYPEII型は、TYPEI型において
入力列F2i〜F7iの演算部分を全て削除しており、当該
TYPEII型のアルゴリズムでは、1列のIDCT変
換を行うのに乗算4回、加減算10回を要する。
【0058】TYPEIII型は、入力列のF0iの値を
出力列g0i〜g7iに出力するフローであり、演算部分が
全て削除されており、このTYPEIII型のアルゴリ
ズムでは積和演算回数が0回となる。
【0059】TYPEIV型は、「0」を出力列g0i〜
g7iに出力し、演算部分を全て削除しており、積和演算
回数が0回となる。
【0060】次に、1次元IDCT変換処理のアルゴリ
ズムを図9のフローチャートを参照して説明する。先
ず、DCT係数行列Fの列番号iを初期化して、i=0
に設定して、DCT係数行列Fの列番号を先頭とする
(ステップS10)。次いで、jの値を判定する処理を
ステップS11〜S13で行う。ステップS11では、
jが1より大か否かを判断し、jが1より大なればステ
ップS12に移行する一方、jが1以下である場合には
ステップS13に移行する。
【0061】ステップS12では、j=2であるか否か
を判断し、j≠2でない場合、即ち、j≧3である場合
は、i列に対してTYPEI型のIDCT処理を行い
(ステップS14)、他方、j=2の場合は、i列に対
してTYPEII型のIDCT処理を行って(ステップ
S15)、ステップS18に移行する。
【0062】ステップS13では、j=0であるか否か
を判断し、j≠0でない場合、即ち、j=1である場合
は、i列に対してTYPEIII型のIDCT処理を行
い(ステップS16)、他方、j=0の場合は、i列に
対してTYPEIV型のIDCT処理を行って(ステッ
プS17)、ステップS18に移行する。
【0063】次いで、DCT変換行列Fの列番号iを
「1」インクリメンし(ステップS18)、DCT変換
行列Fの列番号iが8より小であるか否かを判断して、
列番号iが8以上である場合は、最終列までのIDCT
処理が終了したと判断して、当該フローを終了する一
方、DCT変換行列Fの列番号iが8より小である場合
は、ステップS11〜S18の処理を、DCT変換行列
Fの列番号iが8となるまで行う(ステップS19)。
【0064】即ち、上記1次元IDCT処理において
は、DCT係数行列の列毎に、最終行からゼロ係数が連
続する最小行の値:j(最終行からのゼロ係数の連続値
に対応)を判定し、この判定値に基づいて、TYPEI
〜TYPEIVのIDCT演算式からいずれかのIDC
T演算式を選択して、列毎に選択したIDCT演算式に
基づいてIDCT処理を行う。具体的には、j=0の場
合にはTYPEIV型、j=1の場合にはTYPEII
I型、j=2の場合はTYPEII型、及びj≧3の場
合はTYPEI型のIDCT処理を夫々行う。
【0065】次に、上記図9で示した1次元IDCT処
理の具体例を図10に基づいて説明する。図10に示す
2次元IDCT処理は、図4の(D)→(E)の行程を
詳細に示したものである。先ず、図10(A)に示され
るDCT係数行列に対して、図9のフローチャートに従
う1次元IDCT処理を実行すると図10(B)の如き
行列が生成される。すなわち、図10(A)に示される
DCT係数行列において、0列{256,−84,0,
−14、0、0、0、}はj=4となりTYPEI型、
1列{44,36,−13,0,0,0,0}はj=3
となりTYPEI型、2列{−20,0,0,0,0,
0,0}はj=1となりタイプIII型、及び3〜7列
{0,0,0,0,0,0,0}はj=0となりタイプ
VI型のIDCT処理が夫々施される。従って、図10
(A)に示すDCT係数行列を図9のフローチャートに
従う1次元IDCT処理を実行した場合には、26(=
11×2+4)回の乗算と68(=29×2+10)回
の加減算が必要となる。
【0066】次いで、図10(B)に示される1次元I
DCT変換後の行列を転置して、図10(C)の如き転
置行列を生成する。この図10(C)に示される行列に
対して、図9のフローチャートに従う1次元IDCT処
理を実行すると図10(B)の如き8×8ドットのブロ
ックの再生画像データが生成される。図10(C)に示
す1次元IDCT変換後の転置行列においては、各列i
(=0,1,2,3,4,5,6,7)に対するjの値
はすべて(3,3,3,3,3,3,3)となり、いず
れの列もTYPEI型でIDCT処理が為される。従っ
て、図10(C)に従う1次元IDCT処理を実行した
場合には、88(=11×8)回の乗算と232(=2
9×8)回の加減算が必要となる。よって、図10
(A)に示されるDCT係数行列を2次元IDCT処理
を行った場合には、1ブロックの再生画像データを出力
するのに必要な乗算は114(=26+88)回、加減
算は300(=68+232)回となり、総計で414
回の積和演算が必要となる。
【0067】これに対して、上記従来技術で示した通常
の1次元IDCT変換gi=Ct×Fiの行列演算の場合
には、DCT変換行列に含まれるゼロ係数の量に拘わら
ず、常に1列の変換に対し64回の乗算及び加減算を要
する故、2次元IDCT変換を行った場合には1024
回の積和演算を行う必要がある。また、「末広ら」のア
ルゴリズムでは、DCT変換行列に含まれるゼロ係数の
量に拘わらず、上記した如く、常に、乗算176回及び
加減算464回を要し総計640回の積和演算を行う必
要ある。従って、本実施の形態においては、2次元ID
CT演算の積和演算回数を、通常の行列演算に比して約
2/5に低減することができ、また、末広らのアルゴリ
ズムに比して約2/3に低減することができ、積和演算
回数を大幅に削減することが可能となる。その結果、高
速にIDCT演算を行うことが可能となる。
【0068】また、上記した実施の形態ではIDCT処
理をソフトウエアにより実行する構成を示したがハード
ウエアで実行しても良い。図11にIDCT演算回路の
一例を示す。図11に示す一次元IDCT演算回路は、
入力バッファ20、ゼロ検出回路21、切替回路22、
上記TYPEI〜IV型の演算回路23〜26、及び出
力バッファ27等により構成される。図11に示す如
く、入力バッファ20には、DCT変換行列Fの列デー
タF0i〜F7iがシリアルで入力し、この列データF0i〜
F7iに対して、ゼロ検出回路21はゼロ検出を為してj
の値を算出し、算出したjの値を切替回路22に出力す
る。切替回路22はjの値に応じて、TYPEI〜IV
のいずれかのIDCT演算回路23〜26を択一的に選
択して、列データF0i〜F7iを出力する。TYPEI〜
IVの演算回路23〜26では、入力する列データF0i
〜F7iに対して、IDCT変換を行った後、出力バッフ
ァ27に出力行列g0i〜g7iを出力する。図11に示し
たブロック図は一次元IDCT変換の例を示したが、出
力行列g0i〜g7iを転置回路により転置して得られた転
置行列を、ゼロ検出回路、切替回路、及びTYPEI〜
IV型の演算回路により再度1次元IDCT変換して、
2次元IDCT変換する構成としても良い。
【0069】以上説明したように、本実施の形態におい
ては、DCT係数をIDCT変換するに際し、DCT係
数行列を列毎に最終行からゼロ係数が連続する最小行の
値(最終行からのゼロ係数の連続値に対応)を判定し、
この判定値に基づいて、当該列毎に複数のIDCT演算
式からいずれかのIDCT演算式を選択してIDCT演
算を行う構成である故、ゼロ係数の演算を削除すること
ができ、IDCT処理における演算回数を低減すること
が可能となる。その結果、高速なIDCT処理を行うこ
とができ、高速な画像復号化装置を提供することが可能
となる。
【0070】また、本実施の形態においては、2次元I
DCT変換処理を、2度の1次元IDCT変換と転置と
により行う構成である故、より高速に2次元IDCT変
換を行うことが可能となる。
【0071】尚、上記した実施の形態においては、DC
T係数行列の一次元IDCT変換において使用されるI
DCT演算式としては、上記TYPEI〜IVの4タイ
プを用いたが、本発明はこれに限られるものではなく、
ゼロ係数の演算回数を低減可能な演算式であれば良い。
【0072】また、上記した実施の形態においては、J
PEGアルゴリズムを採用しているが、本発明はこれに
限られるものではなく、DCT若しくはIDCTを含む
アルゴリズムであれば良く、例えば、H.261やMP
EGアルゴリズムに適用してもよいことは勿論である。
【0073】また、本実施の形態では、IDCT変換の
次数を8としたが、これに限られるものではなく、次数
は2N(Nは自然数)のいずれを用いても良い。
【0074】また、上記した実施の形態では、IDCT
変換の例を示したが、図6に示したシグナルフローにお
いて逆行程を実施することによりDCT変換を高速で行
うことが可能となり、高速な画像符合化装置を提供する
ことができる。
【0075】また、本実施の形態においては、本発明に
係る画像復号化装置及び画像復号化方法をコンピュータ
システムに適用したが、本発明はこれに限られるもので
はなく、例えば、デジタルカメラ等にも適用できる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1記載の画
像復号化装置によれば、復号化における演算回数を低減
することが可能となる。その結果、高速な復号化処理を
行うことができ、高速な画像復号化装置を提供すること
が可能となる。
【0077】また、請求項2記載の画像復号化装置によ
れば、逆直交変換における演算回数を低減することが可
能となる。その結果、高速な復号化処理を行うことがで
き、高速な画像復号化装置を提供することが可能とな
る。
【0078】また、請求項3記載の画像復号化装置によ
れば、符号化された画像データに対して、その所定単位
毎の変換係数の連続するゼロ係数の量に応じて複数の復
号化手段の1つを選択して、復号化を行う構成であるの
で、復号化における演算回数を低減することが可能とな
る。その結果、高速な復号化処理を行うことができ、高
速な画像復号化装置を提供することが可能となる。
【0079】また、請求項4記載の画像復号化方法によ
れば、復号化における演算回数を低減することが可能と
なる。その結果、高速な復号化処理を行うことができ、
高速な画像復号化方法を提供することが可能となる。
【0080】また、請求項5記載の画像復号化方法によ
れば、逆直交変換における演算回数を低減することが可
能となる。その結果、高速な復号化処理を行うことがで
き、高速な画像復号化方法を提供することが可能とな
る。
【0081】また、請求項6記載の画像復号化方法によ
れば、符号化された画像データに対して、その所定単位
毎の変換係数の連続するゼロ係数の量に応じて複数の復
号化処理の1つを選択して、逆直交変換を行う構成であ
るので、逆直交変換における演算回数を低減することが
可能となる。その結果、高速な復号化処理を行うことが
でき、高速な画像復号化方法を提供することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したコンピュータシステム1の要
部構成を示すブロック図である。
【図2】画像復号化処理の全体の行程を説明するための
概略ブロック図である。
【図3】画像復号化処理の全体の動作を説明するための
フローチャートである。
【図4】画像復号化処理における具体的画像データの復
号プロセスを示す図である。
【図5】図2の2次元IDCT行程の詳細な行程を示す
概略ブロック図である。
【図6】一次元IDCT変換において使用される複数の
IDCT演算式のシグナルフロー図である。
【図7】図6のTYPEI型のシグナルフロー図の基に
なる変換行列式を示す図である。
【図8】図7に示す変換行列式を疎行列に展開した例を
示す図である。
【図9】図9は、1次元IDCT処理を説明するための
フローチャートである。
【図10】図9に示すIDCT処理における具体的画像
データのIDCTプロセスを示す図である。
【図11】図10に示すIDCTをハードウエアで実行
する場合の回路構成図。
【図12】2次元DCT係数の伝送順序を示す図。
【図13】「末広らのアルゴリズム」による2次元ID
CT処理を示す概略図
【図14】図13における一次元IDCT変換部のシグ
ナルフローである。
【符号の説明】
1 コンピュータシステム 2 CPU 3 プログラムROM 4 作業領域RAM 5 データROMドライバ 6 データROM 7 FDDドライバ 8 FDD 9 表示ドライバ 10 表示メモリ 11 CRT 12 プリンタドライバ 13 プリンタ 20 入力バッファ 21 ゼロ検出回路 22 切替回路 23 TYPEIの演算回路 24 TYPEIIの演算回路 25 TYPEIIIの演算回路 26 TYPEIVの演算回路 27 出力バッファ

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】所定単位毎に符号化された画像データの変
    換係数を複号化する画像複号化装置において、 前記所定単位毎の変換係数のうち連続するゼロ係数の量
    を検出するゼロ係数検出手段と、 このゼロ係数検出手段により検出された連続ゼロ係数の
    量に応じて、それぞれ所定単位毎の変換係数に異なる復
    号化をする復号化手段と、 を具備したことを特徴とする画像復号化装置。
  2. 【請求項2】前記符号化手段は、直交変換手段及び量子
    化手段であり、前記復号化手段は、逆量子化手段及び逆
    直交変換手段であり、該逆直交変換手段は、該逆量子化
    後の変換係数に対して、前記連続ゼロ係数の量に応じて
    それぞれ所定単位毎の変換係数に異なる逆直交変換をす
    る複数の逆直交変換手段を有することを特徴とする請求
    項1記載の画像復号化装置。
  3. 【請求項3】前記復号化手段は、前記連続ゼロ係数検出
    手段により検出されたゼロ係数の量により、前記複数の
    復号化手段のうち1つを選択する選択手段を有すること
    を特徴とする請求項1記載の画像復号化装置。
  4. 【請求項4】所定単位毎に符号化された画像データの変
    換係数を複号化する画像複合化方法において、 所定単位毎の変換係数のうち連続するゼロ係数の量に対
    応して複数の復号化処理を有し、 前記所定単位毎の変換係数のうち連続するゼロ係数の量
    を検出するステップと、 この検出された連続するゼロ係数の量に基づいて、前記
    複数の復号化処理のう1つを選択して復号化処理するス
    テップと、 を具備したことを特徴とする画像復号化方法。
  5. 【請求項5】前記符号化処理は、直交変換処理及び量子
    化処理であり、前記復号化処理は、逆量子化処理及び逆
    直交変換処理であり、該逆直交変換処理は連続するゼロ
    係数の量に対応して複数の逆直交変換変換処理を有し、
    前記連続するゼロ係数の量に対応して複数の逆直交変換
    処理のうちの1つを実行することを特徴とする請求項4
    記載の画像復号化方法。
  6. 【請求項6】前記符号化処理は、直交変換処理、量子化
    処理及び可変長符号化処理であり、前記復号化処理は、
    可変長符号化処理、逆量子化処理及び逆直交変換処理で
    あり、該逆直交変換処理は連続するゼロ係数の量に対応
    して複数の逆直交変換処理を有し、 前記連続するゼロ係数の量を検出するステップは、可変
    長符号化処理での符号長に基づいて該連続するゼロ係数
    の量を検出し、 前記選択して復号化処理するステップは、この検出した
    連続するゼロ係数の量に基づいて前記複数の逆直交変換
    処理のうち1つを選択して逆直交変換処理を実行するこ
    とを特徴とする請求項4記載の画像復号化方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003034392A3 (en) * 2001-10-19 2003-09-18 Koninkl Philips Electronics Nv Display driver and driving method with reduced rate of data input
KR101436575B1 (ko) * 2011-07-19 2014-09-16 한양대학교 산학협력단 복호화 장치 및 이산여현역변환 처리 방법

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