JPH10327104A - 光ファイバ障害点検出装置 - Google Patents

光ファイバ障害点検出装置

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JPH10327104A
JPH10327104A JP13384397A JP13384397A JPH10327104A JP H10327104 A JPH10327104 A JP H10327104A JP 13384397 A JP13384397 A JP 13384397A JP 13384397 A JP13384397 A JP 13384397A JP H10327104 A JPH10327104 A JP H10327104A
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JP
Japan
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optical
optical fiber
wavelength
light
demultiplexer
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JP13384397A
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Takeshi Ishihara
剛 石原
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Hitachi Cable Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光波長多重システムに用いられる光ファイバ
の障害検出を簡単な構成で行うことができる光ファイバ
障害点検出装置を提供する。 【解決手段】 障害検出用光源57が、複数の光信号が
占有する波長帯と異なる波長を有し、かつ、その波長帯
のスペクトル幅と同等以上のスペクトル幅を有する光を
発するので、光ファイバ53,54で生じた障害点から
の反射戻り光或いは後方散乱光がその光ファイバ53,
54を伝搬する光信号に対応し、測定器58側では障害
の生じた光ファイバ53,54や障害点までの距離を検
出することができる。しかも障害検出用光源57が一つ
でよく、光合分波器52に接続された複数の光ファイバ
53,54にOTDR用の光ファイバを敷設する必要が
なくなるので装置の構成が簡単になる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバ障害点
検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】波長多重光通信は、互いに近接した異な
る波長の光信号を多重し、一本の光ファイバにより伝送
することにより行われる。互いに近接した光信号を合波
・分波するには光合分波器が用いられる。
【0003】図5はアレイ導波路回折格子型の光合分波
器の平面図である。
【0004】同図に示した光合分波器は1×8(1入力
8出力)の構成であるが、1×2n、2m ×2n (n,
mは整数)の構成のものもある。このアレイ導波路回折
格子型の光合分波器1は、一つの入力導波路2と、入力
導波路2に接続された入力スラブ導波路3と、入力スラ
ブ導波路3に接続された複数のアレイ導波路4と、アレ
イ導波路4に接続された出力スラブ導波路5と、出力ス
ラブ導波路5に接続された出力導波路6とで構成されて
いる。
【0005】入力導波路2は入力した波長の異なる光信
号(波長λ1 〜λ8 )をコアに閉じ込めて入力スラブ導
波路3まで伝送する。入力スラブ導波路3は、入力導波
路2に閉じ込められていた光信号を水平方向に自由空間
伝搬させて複数のアレイ導波路4に等分配されるように
扇状に広がっている。アレイ導波路4は長さがΔLずつ
異なる複数の導波路(図5では一つ上に配置された導波
路はΔLだけ長い)がアレイ状に配置されたものであ
り、入力スラブ導波路3で受けた光を出力スラブ導波路
5に伝送する。出力スラブ導波路5は、アレイ導波路4
から送られた光を集光する。位相の進む大きさは、導波
路が色分散を有するため波長によって異なり、出力スラ
ブ導波路5の直前では波長により波面(各導波路を伝搬
する光の等しい位置を結んだ面)の傾きが異なる。した
がって、集光位置は波長によって異なる。出力導波路6
は所望の波長が集光する出力スラブ導波路5とのインタ
ーフェイス位置に配置される。その結果、各出力毎に異
なる波長(λ1 〜λ8 )の光が取り出せる。
【0006】光通信においては、伝送路として光ファイ
バケーブルを用いており、システム運用時には、光ファ
イバケーブルの障害位置の検出、光ファイバの損失測定
及び接続点における接続損失の測定を行う必要がある。
これを検出する方法としてOTDR(Optical Time Dom
ain Reflectmeter)法が提案され使用されている。
【0007】パルス光を被測定光ファイバケーブルに入
力すると、フレネル反射光と後方散乱光とが戻ってく
る。フレネル反射光は、光ファイバケーブルの端面等で
生じる反射光であり、光ファイバケーブルが破断等の障
害がある場合は、フレネル反射が大きく現れると共にそ
の先からの反射光が戻ってこなくなるため、入射光とフ
レネル反射光との時間差から破断点(障害点)の距離を
求めることができる。また、後方散乱光は、光ファイバ
ケーブルのコアの屈折率の不均一分布により光ファイバ
ケーブルの中を伝搬してきた光が散乱され、その一部が
入射端に戻ってくる光であり、この光の時間領域での強
度の減衰が、そのまま光ファイバケーブルの長手方向の
損失分布になり、この損失の変動をモニタすることによ
り障害点を検出することが可能である。
【0008】図6はOTDRを用いた測定装置のブロッ
ク図である。
【0009】光源7は、パルス発生器8とLD(レーザ
ダイオード)9からなる。パルス発生器8によりLD9
は、光パルスを発生する。LD9からの光パルスは、方
向性結合器10を通じて被測定光ファイバケーブル11
に入射される。方向性結合器10と被測定光ファイバケ
ーブル11とは、光コネクタ12によって接続されてい
る。被測定光ファイバケーブル11から戻ってくるフレ
ネル反射光及び後方散乱光は、方向性結合器10により
分岐され、測定器13のAPD(アバランシェホトダイ
オード)14によって電気信号に変換される。この電気
信号は増幅器15により増幅され、A/D変換器16に
よりディジタル変換され、平均化処理回路17によりS
/N改善された後、CRT(ディスプレイ)18に表示
される。
【0010】波長多重光通信システムにおいて、光合分
波器を通過する波長は決まっているため、一つの光波長
を用いたOTDRの場合、光合分波器以降の光ファイバ
ケーブルの障害点を検出するには、分岐後の各光ファイ
バケーブル毎にOTDR光を入力する必要がある。
【0011】図7は波長多重光通信システムにOTDR
を用いた装置のブロック図である。
【0012】センタC1で波長λ1 〜λn の波長多重光
信号が光ファイバ20を介して光合分波器21に入力さ
れる。この波長多重光信号は光ファイバ22を介して光
合分波器23に入力される。光合分波器23は、波長多
重された光信号を波長毎に分離する。すなわち波長λ1
の光信号は光合分波器24を介して光ファイバ25に入
力され、波長λN の光信号は光合分波器26を介して光
ファイバ27に入力される。センタC1内にOTDR測
定系が設けられており、その光源28はパルス光を発生
する。光源28からのパルス光は方向性結合器29を介
して光スイッチ30に入力される。光スイッチ30は、
測定すべき光ファイバに応じて光ファイバを選択する。
例えば、光ファイバ25の障害点の検出を行う場合は、
光ファイバ25側の光合分波器24に接続された光ファ
イバ31にパルス光が入力され、光ファイバ27の障害
点の検出を行う場合は光ファイバ27側の光合分波器2
6に接続された光ファイバ32にパルス光が入力され
る。光合分波器24,26は、光合分波器23によって
分岐された光ファイバ25,27にそれぞれパルス光を
入力する。光合分波器21は、光ファイバ22にパルス
光を入力する。光ファイバ25或いは光ファイバ27か
らセンタC1へ向かうフレネル反射光及び後方散乱光
は、光合分波器24,26によりそれぞれ光ファイバ3
1,32に入力される。光ファイバ22からセンタC1
へ向かうフレネル反射光及び後方散乱光は、光合分波器
21により光ファイバ33を介して光スイッチ30に入
力される。光スイッチ30を経た戻り光は、方向性結合
器を介して測定器34に入力される。測定器34は、障
害点や損失変動を検出する。制御回路35は、光源2
8、光スイッチ30及び測定器34を制御する。この装
置は光スイッチ30を切り換えることにより光ファイバ
毎に障害点の検出が可能となる。
【0013】同図に示した装置を用いた場合、センタC
1と光合分波器23との距離が離れている場合、OTD
R用の光ファイバ31,32を光合分波器24,26が
設置された場所まで敷設する必要があるだけでなく、測
定すべき光ファイバの数分の方向性結合器が必要とな
る。したがって、設置コストや保守費用が大きくなる。
【0014】このような問題を解決するために、光合分
波器を通過する光信号の波長の中で光信号の波長と異な
る波長の光信号をOTDR用光源として使用する方法が
提案されている。
【0015】これはアレイ導波路回折格子型の光合分波
器のある一つの出力ポートを通過する波長が図8に示す
ように一定間隔Δλ毎に存在することを用いた方法であ
る。図8はアレイ導波路回折格子の通過特性を模式的に
示した図であり、横軸が波長を示し、縦軸が透過損失を
示す。
【0016】前述した通り、出力導波路に集光される光
は、アレイ導波路を通過した後の位相の増加量によって
決まるため、この位相の増加量の差が2mπ(mは整
数)となる波長の光は、同じ出力ポートから出力される
ためである。この波長間隔は、導波路の屈折率と、波長
とによって一意的に決まる。
【0017】このような方法を用いた例を図9に示す。
【0018】図9は光ファイバ障害点検出装置の他の従
来例を示すブロック図である。
【0019】センタC2で、波長λ1 〜λn の波長多重
光信号が光合分波器36に入力される。この波長多重光
信号は光ファイバ37を介して光合分波器38に入力さ
れる。光合分波器38は、波長多重された光信号を波長
毎に各光ファイバ39,40に分離する。同図に示した
装置は、波長λ1 の光信号が光ファイバ39に、波長λ
n の光信号が光ファイバ40に入力される。
【0020】センタC2内にOTDR測定系が設置され
ている。OTDR測定系は、パルス光を発生する光源4
1,42を複数有している。各光源41,42は光合波
器43に接続されており、光合波器43はパルス光を方
向性結合器44に入力する。方向性結合器44は、パル
ス光を光合分波器36に入力する。光合分波器36はパ
ルス光を光ファイバ37に入力する。各光ファイバ3
9,40から戻ってきたフレネル反射光及び後方散乱光
は、光合分波器36により方向性結合器44に入力す
る。方向性結合器44は、フレネル反射光及び後方散乱
光を測定器45に入力する。測定器45は障害点や損失
変動を検出する。制御回路46は、光源41,42及び
測定器45を制御する。
【0021】図10に示すように光信号とOTDR光を
設定する。尚、図10は光信号の配置を模式的に示した
図であり、横軸が波長を示し、縦軸が通過信号強度を示
す。
【0022】ここで、波長λ1 の光信号と波長λp1のパ
ルス光、波長λn の光信号と波長λpnのパルス光とは図
8に示した一定間隔Δλに設定されている。光ファイバ
37に図10に示す信号を入力した場合、光合分波器3
8を通過し、光ファイバ39に入力される光信号の波長
は、図3に示すようにλ1 とλp1となる。したがって、
光ファイバ39に障害が発生すれば、波長λp1のパルス
光が光合分波器36,38を経てOTDR測定系に戻っ
てくるため、光ファイバ49の障害点の検出が可能とな
る。同様に、光ファイバ40に障害があれば、波長λpn
のパルス光がOTDR測定系に戻ってくる。ここで、光
源を切り換えることにより、各光ファイバの障害点や損
失を測定することができる。また、光スペクトラムアナ
ライザや光合分波器を用いて波長毎の強度変化を測定す
ることにより、光ファイバの障害発生の有無の検出が同
時に可能となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、一つの
光源を使用する場合、OTDR用の光ファイバを光合分
波器が設置された場所まで設置する必要があるだけでな
く、各光ファイバ毎に光合分波器が必要となる。したが
って、設置コストだけでなく、保守費用も大きくなる。
また、複数の光源を使用する場合、光合分波器の分岐数
と等しい数の光源が必要となるだけでなく、決まった波
長の光源を選別する必要もあり、コストが大きくなると
いう問題があった。
【0024】そこで、本発明の目的は、上記課題を解決
し、光波長多重システムに用いられる光ファイバの障害
検出を簡単な構成で行うことができる光ファイバ障害点
検出装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、障害検出用光源と、障害検出用光源から出
射された光及び波長の異なる光信号を合波して波長多重
光信号とする光合分波器と、光合分波器で波長多重され
た波長多重光信号を伝送する光ファイバに障害が生じた
ときの障害点からの反射光を検出する測定器とを備えた
光ファイバ障害点検出装置において、障害検出用光源
は、複数の光信号が占有する波長帯と異なる波長を有
し、かつ、その波長帯のスペクトル幅と同等以上のスペ
クトル幅を有する光を発するものである。
【0026】上記構成に加え本発明は、測定器と光合分
波器との間に、光合分波器と同様の特性を有すると共に
障害検出用光源による反射戻り光或いは後方散乱光を分
波、検出する光合分波器を設けてもよい。
【0027】本発明によれば、障害検出用光源が、複数
の光信号が占有する波長帯と異なる波長を有し、かつ、
その波長帯のスペクトル幅と同等以上のスペクトル幅を
有する光を発するので、光ファイバで生じた障害点から
の反射戻り光或いは後方散乱光がその光ファイバを伝搬
する光信号に対応し、測定器側では障害の生じた光ファ
イバや障害点までの距離を検出することができる。しか
も障害検出用光源が一つでよく、光合分波器に接続され
た複数の光ファイバにOTDR用の光ファイバを敷設す
る必要がなくなるので装置の構成が簡単になる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳述する。
【0029】図1は本発明の光ファイバ障害点検出装置
の一実施の形態を示すブロック図である。
【0030】光ファイバ障害点検出装置は、センタ50
と、センタ50に光ファイバ51を介して接続され、測
定対象としての光ファイバ53,54が接続される光合
分波器(アレイ導波路回折格子型光合分波器)52とで
構成されている。
【0031】センタ50は、入力端55aに波長の異な
る光信号(波長λ1 〜λn )が入力される光合分波器5
5と、光合分波器55の一方の入出力端55bに出力端
56aが接続された方向性結合器56と、方向性結合器
56の入力端56bに接続されパルス光を発生する広帯
域光源57と、方向性結合器56の出力端56cに接続
された測定器58とで構成されている。
【0032】センタ50では、波長λ1 〜λN の光信号
を多重した波長多重光信号が、光合分波器55を介して
光ファイバ51に入力される。光ファイバ51を伝送し
た波長多重光信号は光合分波器52に入力される。光合
分波器52は波長多重された光信号を波長毎に分離して
光ファイバ53,54に入力する。すなわち波長λ1
光信号は光ファイバ53に、波長λn の光信号は光ファ
イバ54に入力される。
【0033】方向性結合器56は、広帯域光源57から
のパルス光を光合分波器55に入力する。光ファイバ5
3,54から戻ってきたフレネル反射光及び後方散乱光
は、光合分波器55により方向性結合器56に入力され
る。測定器58は、光ファイバに障害が生じたときの障
害点からの反射光を受光して波長毎の損失変動を検出す
ることによって光ファイバの障害の有無を検出するOT
DRである。
【0034】広帯域光源57は、波長多重光信号が占有
する波長帯と異なる波長を有し、かつ、その波長帯のス
ペクトル幅と同等以上のスペクトル幅を有する光を発す
るようになっている。そのスペクトル幅は、図2に示す
ように設定されている。図2は光信号の配置を模式的に
示した図であり、横軸が波長を示し、縦軸が信号強度を
示す。
【0035】広帯域光源57の波長帯域は、光合分波器
52の通過波長帯域λ1 …λn ,λp1…λpnに対し、光
信号と異なる波長帯において、波長λp1〜波長λpnのス
ペクトル幅より広いスペクトル幅WS を有している。こ
の光信号を光合分波器52に入力すると、例えば光ファ
イバ53に入力される光信号は図3に示すようになる。
図3は光信号の配置を模式的に示した図であり、横軸が
波長を示し、縦軸がポート1の通過信号強度を示す。
尚、ポート1は光合分波器52の出力端の一つである
(例えば光ファイバ53の接続端)。
【0036】ここで、光ファイバ53に曲げや浸水等に
よって障害が発生すると、光ファイバ53からセンタ5
0へ戻ってくる光信号(波長λp1)の損失が増大し、光
強度が劣化することによって障害の有無が判明する。同
様に、光ファイバ54からセンタ50へ戻ってくる光信
号の波長はλpnとなり、光ファイバ毎に戻ってくる波長
が異なるため、障害が発生した光ファイバを検出するこ
とが可能となる。すなわち、一つの光源57で障害の発
生した光ファイバや障害点を検出することができる。
【0037】尚、図1に示した光ファイバ障害点検出装
置では、方向性結合器56を用いているが、光スイッチ
に置き換えた構成であってもよい。
【0038】センタ50から障害点まで距離を求めるに
は、入射光と反射光との時間差から求めることができ
る。この場合には図4に示すように光合分波器を用いて
分離、検出することにより波長毎に測定を行えばよい。
【0039】図4は本発明の光ファイバ障害点検出装置
の他の実施の形態を示すブロック図である。尚、図1に
示した光ファイバ障害点検出装置と同様の部材には共通
の符号を用いた。
【0040】センタ60は、入力端55aに波長の異な
る光信号が入力される光合分波器55と、入力端61a
が方向性結合器56の出力端56cに接続され、光合分
波器52と同様の特性を有する光合分波器61と、光合
分波器61の各出力端61b,61cに複数の光ファイ
バ62,63を介して接続された光スイッチ64と、光
スイッチ64の出力端に接続された測定器58と、方向
性結合器56の入力端56bに接続された広帯域光源5
7と、広帯域光源57、測定器58及び光スイッチ64
に制御信号線を介して接続された制御回路65とで構成
されている。
【0041】センタ60内で波長多重された光信号は、
光ファイバ51によって光合分波器52に伝送される。
光合分波器52は、波長多重された光信号を波長毎に分
離して各光ファイバ53,54に入力する。方向性結合
器56は、広帯域光源57からのパルス光を光合分波器
55に入力する。光合分波器55は、パルス光を光ファ
イバ51に入力する。光ファイバ53,54の障害点か
ら戻ってきたフレネル反射光及び後方散乱光は、光合分
波器55により方向性結合器56に入力される。方向性
結合器56は、フレネル反射光及び後方散乱光を光合分
波器61に入力する。光スイッチ64を切り換えること
により、戻り光の波長が選択でき、光合分波器61によ
り分離された光ファイバの中の一つが測定器58に入力
される。測定器58は、入射光と反射光との時間差に基
づいてセンタ60から障害点までの距離や、光ファイバ
53,54の損失変動を測定する。制御回路65は、広
帯域光源57、測定器58及び光スイッチ64を制御す
る。
【0042】このような光ファイバ障害点検出装置にお
いても図1に示した装置と同様に、一つの光源で障害の
発生した光ファイバや障害点を検出することができる。
【0043】
【発明の効果】以上要するに本発明によれば、次のよう
な優れた効果を発揮する。
【0044】障害検出用光源が複数の光信号が占有する
波長帯と異なる波長を有すると共に複数の光信号が占有
する波長帯の帯域幅と同等以上のスペクトル幅を有する
ので、光波長多重システムに用いられる光ファイバの障
害検出を簡単な構成で行うことができる光ファイバ障害
点検出装置の提供を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光ファイバ障害点検出装置の一実施の
形態を示すブロック図である。
【図2】光信号の配置を模式的に示した図である。
【図3】光信号の配置を模式的に示した図である。
【図4】本発明の光ファイバ障害点検出装置の他の実施
の形態を示すブロック図である。
【図5】アレイ導波路回折格子型の光合分波器の平面図
である。
【図6】OTDRを用いた測定装置のブロック図であ
る。
【図7】波長多重光通信システムにOTDRを用いた装
置のブロック図である。
【図8】アレイ導波路回折格子の通過特性を模式的に示
した図である。
【図9】光ファイバ障害点検出装置の他の従来例を示す
ブロック図である。
【図10】光信号の配置を模式的に示した図である。
【符号の説明】
50 センタ 51,53,54 光ファイバ 52 光合分波器 56 方向性結合器 57 広帯域光源(光源) 58 測定器

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 障害検出用光源と、該障害検出用光源か
    ら出射された光及び波長の異なる光信号を合波して波長
    多重光信号とする光合分波器と、該光合分波器で波長多
    重された波長多重光信号を伝送する光ファイバに障害が
    生じたときの障害点からの反射光を検出する測定器とを
    備えた光ファイバ障害点検出装置において、上記障害検
    出用光源は、上記複数の光信号が占有する波長帯と異な
    る波長を有し、かつ、その波長帯のスペクトル幅と同等
    以上のスペクトル幅を有する光を発することを特徴とす
    る光ファイバ障害点検出装置。
  2. 【請求項2】 上記測定器と上記光合分波器との間に、
    上記光合分波器と同様の特性を有すると共に上記障害検
    出用光源による反射戻り光或いは後方散乱光を分波、検
    出する光合分波器を設けた請求項1に記載の光ファイバ
    障害点検出装置。
JP13384397A 1997-05-23 1997-05-23 光ファイバ障害点検出装置 Pending JPH10327104A (ja)

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