JPH10324371A - 梱包緩衝材 - Google Patents
梱包緩衝材Info
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- JPH10324371A JPH10324371A JP9135228A JP13522897A JPH10324371A JP H10324371 A JPH10324371 A JP H10324371A JP 9135228 A JP9135228 A JP 9135228A JP 13522897 A JP13522897 A JP 13522897A JP H10324371 A JPH10324371 A JP H10324371A
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- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/02—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents specially adapted to protect contents from mechanical damage
- B65D81/05—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents specially adapted to protect contents from mechanical damage maintaining contents at spaced relation from package walls, or from other contents
- B65D81/053—Corner, edge or end protectors
- B65D81/057—Protectors contacting four surfaces of the packaged article, e.g. four-sided corner protectors
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
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- B65D2581/051—Details of packaging elements for maintaining contents at spaced relation from package walls, or from other contents
- B65D2581/052—Materials
- B65D2581/055—Plastic in general, e.g. foamed plastic, molded plastic, extruded plastic
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Buffer Packaging (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 緩衝機能を維持しながら簡単に分割できるよ
うにし、収納スペース制限を解消し、保管率或いは資源
再利用のリサイクル回収率を向上できるようにする。 【解決手段】 天面梱包緩衝材１１も底面梱包緩衝材２
１も、衝撃吸収効果が要求されない部位で、かつ被梱包
品であるテレビジョン受像機１に当接係止しない部位
で、かつ衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位にそれぞ
れ切り欠き１６，２６を設け、薄肉部１２ａ，２４ａを
形成してある。輸送途中で加わる衝撃に十分耐えること
ができ、２分割により分割前の体積の半分になるため、
個々の収容スペースは１／２で済む。従って、梱包箱４
を折り畳んでコンパクト化し、梱包緩衝材１１，２１だ
けを別途保管するにしても、その収容スペースに困るこ
とはなく、リサイクル回収に回すのも容易である。
うにし、収納スペース制限を解消し、保管率或いは資源
再利用のリサイクル回収率を向上できるようにする。 【解決手段】 天面梱包緩衝材１１も底面梱包緩衝材２
１も、衝撃吸収効果が要求されない部位で、かつ被梱包
品であるテレビジョン受像機１に当接係止しない部位
で、かつ衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位にそれぞ
れ切り欠き１６，２６を設け、薄肉部１２ａ，２４ａを
形成してある。輸送途中で加わる衝撃に十分耐えること
ができ、２分割により分割前の体積の半分になるため、
個々の収容スペースは１／２で済む。従って、梱包箱４
を折り畳んでコンパクト化し、梱包緩衝材１１，２１だ
けを別途保管するにしても、その収容スペースに困るこ
とはなく、リサイクル回収に回すのも容易である。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、省スペースで回収
性に優れ、資源の再利用性を向上し、リサイクルの促進
に役立てることのできる梱包緩衝材に関する。
性に優れ、資源の再利用性を向上し、リサイクルの促進
に役立てることのできる梱包緩衝材に関する。
【０００２】
【従来の技術】テレビジョン受像機やビデオテープレコ
ーダ或いはパーソナルコンピュータといった電気製品
は、製造工場内で組み立てられた後、段ボール箱内に梱
包されて出荷されるが、製品表面と段ボール箱内壁との
間に適当な隙間を画した状態で、発泡スチロール材等の
弾性材料からなる緩衝材を製品の四隅の角部分に宛てが
い、段ボール箱内で製品が遊ばないようしっかりと緩衝
固定するのが普通である。これにより、段ボール箱内の
製品は、運搬中或いは保管時に外部から加わる衝撃から
保護され、同時にまた外装筐体への傷の付着が防止され
る。
ーダ或いはパーソナルコンピュータといった電気製品
は、製造工場内で組み立てられた後、段ボール箱内に梱
包されて出荷されるが、製品表面と段ボール箱内壁との
間に適当な隙間を画した状態で、発泡スチロール材等の
弾性材料からなる緩衝材を製品の四隅の角部分に宛てが
い、段ボール箱内で製品が遊ばないようしっかりと緩衝
固定するのが普通である。これにより、段ボール箱内の
製品は、運搬中或いは保管時に外部から加わる衝撃から
保護され、同時にまた外装筐体への傷の付着が防止され
る。
【０００３】図３は、テレビジョン受像機を段ボール箱
内に収容するのに用いる梱包緩衝材の組み合わせを例示
した分解斜視図である。図中、テレビジョン受像機１の
キャビネットは、受像管の画面部分の大半を収容する前
部筺体２と、前部筺体２の後方に截頭四角錐体状に突出
する後部筺体３とからなり、ここでは前部筺体２の四隅
に梱包緩衝材を宛てがって段ボール箱等の梱包箱４内に
収容するようにしてある。本例の場合、梱包緩衝材とし
て、テレビジョン受像機１の前部筺体２上面の左右の端
部に係止する天面梱包緩衝材５と、前部筺体２底面の左
右の端部に係止する底面梱包緩衝材６が用いられる。
内に収容するのに用いる梱包緩衝材の組み合わせを例示
した分解斜視図である。図中、テレビジョン受像機１の
キャビネットは、受像管の画面部分の大半を収容する前
部筺体２と、前部筺体２の後方に截頭四角錐体状に突出
する後部筺体３とからなり、ここでは前部筺体２の四隅
に梱包緩衝材を宛てがって段ボール箱等の梱包箱４内に
収容するようにしてある。本例の場合、梱包緩衝材とし
て、テレビジョン受像機１の前部筺体２上面の左右の端
部に係止する天面梱包緩衝材５と、前部筺体２底面の左
右の端部に係止する底面梱包緩衝材６が用いられる。
【０００４】天面梱包緩衝材５は、テレビジョン受像機
１の前部筺体２上面の左右の端部に係合する溝部を有す
る直方体形状に成型加工された発泡スチロール材からな
り、その長手方向の寸法は梱包箱４の底面の奥行き寸法
にほぼ等しい。一方また、底面梱包緩衝材６は、テレビ
ジョン受像機１の前部筺体２底面の左右の端部に係合す
る溝部を有する直方体形状に成型加工された発泡スチロ
ール材からなり、その長手方向の寸法は梱包箱４の底面
の奥行き寸法にほぼ等しい。
１の前部筺体２上面の左右の端部に係合する溝部を有す
る直方体形状に成型加工された発泡スチロール材からな
り、その長手方向の寸法は梱包箱４の底面の奥行き寸法
にほぼ等しい。一方また、底面梱包緩衝材６は、テレビ
ジョン受像機１の前部筺体２底面の左右の端部に係合す
る溝部を有する直方体形状に成型加工された発泡スチロ
ール材からなり、その長手方向の寸法は梱包箱４の底面
の奥行き寸法にほぼ等しい。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の梱包緩衝材
５，６は、梱包箱４から被梱包製品であるテレビジョン
受像機１を取り出し、空になった梱包箱４とともに倉庫
等に保管するときに、体積自体が相当あるために保管ス
ペースが制限されるといった課題があり、保管スペース
に限界のある一般ユーザの多くが保管を敬遠して廃棄す
るケースが大半であるために、リサイクル回収率が低下
するといった課題があった。また、引っ越しや倉庫整理
等に備え梱包緩衝材５，６を梱包箱４とともに保管した
いと思うユーザにとっても、梱包箱４の方は折り畳んで
コンパクトに収納保管できるのに対し、梱包緩衝材５，
６自体は最初の体積以下に圧縮できないため、再梱包に
使用するまでの保管スペースの確保が難しく、止む無く
廃棄せざるを得ないといったケースもあった。また、梱
包緩衝材５，６を廃棄するか或いはリサイクル回収に回
すかを選択するにしても、遠方への持ち運びに便利な大
きさまで梱包緩衝材５，６を細かくするには、発泡スチ
ロールを裁断用の鋭利なカッタを用いて切り刻むなどの
作業が必要であり、こうした作業が意外に面倒であって
敬遠されやすいため、どうしても原形のまま廃材として
廃棄する方が選択されてしまい、リサイクル回収率が低
下するといった課題があった。
５，６は、梱包箱４から被梱包製品であるテレビジョン
受像機１を取り出し、空になった梱包箱４とともに倉庫
等に保管するときに、体積自体が相当あるために保管ス
ペースが制限されるといった課題があり、保管スペース
に限界のある一般ユーザの多くが保管を敬遠して廃棄す
るケースが大半であるために、リサイクル回収率が低下
するといった課題があった。また、引っ越しや倉庫整理
等に備え梱包緩衝材５，６を梱包箱４とともに保管した
いと思うユーザにとっても、梱包箱４の方は折り畳んで
コンパクトに収納保管できるのに対し、梱包緩衝材５，
６自体は最初の体積以下に圧縮できないため、再梱包に
使用するまでの保管スペースの確保が難しく、止む無く
廃棄せざるを得ないといったケースもあった。また、梱
包緩衝材５，６を廃棄するか或いはリサイクル回収に回
すかを選択するにしても、遠方への持ち運びに便利な大
きさまで梱包緩衝材５，６を細かくするには、発泡スチ
ロールを裁断用の鋭利なカッタを用いて切り刻むなどの
作業が必要であり、こうした作業が意外に面倒であって
敬遠されやすいため、どうしても原形のまま廃材として
廃棄する方が選択されてしまい、リサイクル回収率が低
下するといった課題があった。
【０００６】本発明は、上記課題を解決したものであ
り、緩衝機能を維持しながら簡単に分割できるように
し、収納スペース制限を解消し、保管率或いは資源再利
用のリサイクル回収率を向上できるようにした梱包緩衝
材を提供することを目的とするものである。
り、緩衝機能を維持しながら簡単に分割できるように
し、収納スペース制限を解消し、保管率或いは資源再利
用のリサイクル回収率を向上できるようにした梱包緩衝
材を提供することを目的とするものである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁との間に介挿さ
れ、該被梱包品をその外殻部分に係止して緩衝保持する
梱包緩衝材において、衝撃吸収効果が要求されない部位
を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部から加えられ
た曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具備すること
を特徴とするものである。
め、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁との間に介挿さ
れ、該被梱包品をその外殻部分に係止して緩衝保持する
梱包緩衝材において、衝撃吸収効果が要求されない部位
を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部から加えられ
た曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具備すること
を特徴とするものである。
【０００８】また、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁と
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、被梱包品に当接係止
しない部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部か
ら加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具
備することを特徴とするものである。
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、被梱包品に当接係止
しない部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部か
ら加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具
備することを特徴とするものである。
【０００９】さらに、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁
との間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止し
て緩衝保持する梱包緩衝材において、衝撃吸収が被梱包
品に逆効果を与える部位を一部切り欠いて形成され、開
梱後に外部から加えられた曲げ応力を集中させて断裂す
る薄肉部を具備することを特徴とするものである。
との間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止し
て緩衝保持する梱包緩衝材において、衝撃吸収が被梱包
品に逆効果を与える部位を一部切り欠いて形成され、開
梱後に外部から加えられた曲げ応力を集中させて断裂す
る薄肉部を具備することを特徴とするものである。
【００１０】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図１，
２を参照して説明する。図１は、本発明の梱包緩衝材の
一実施形態を梱包例とともに示す分解斜視図、図２は、
分割された梱包緩衝材を再利用した場合の梱包例を示す
斜視図である。
２を参照して説明する。図１は、本発明の梱包緩衝材の
一実施形態を梱包例とともに示す分解斜視図、図２は、
分割された梱包緩衝材を再利用した場合の梱包例を示す
斜視図である。
【００１１】図１に示す梱包緩衝材１１，２１は、被梱
包品であるテレビジョン受像機１と段ボール箱からなる
梱包箱４内壁との間に介挿し、テレビジョン受像機１の
外殻部分に係止して緩衝保持するものである。ここで
は、テレビジョン受像機１の前部筺体２の四隅に梱包緩
衝材１１，２１をそれぞれ２個ずつ宛てがって梱包箱４
内に収容する。１１は、天面梱包緩衝材であり、前部筺
体２上面の左右の端部に係止する。２１は、底面梱包緩
衝材であり、前部筺体２下面の左右の端部に係止する。
包品であるテレビジョン受像機１と段ボール箱からなる
梱包箱４内壁との間に介挿し、テレビジョン受像機１の
外殻部分に係止して緩衝保持するものである。ここで
は、テレビジョン受像機１の前部筺体２の四隅に梱包緩
衝材１１，２１をそれぞれ２個ずつ宛てがって梱包箱４
内に収容する。１１は、天面梱包緩衝材であり、前部筺
体２上面の左右の端部に係止する。２１は、底面梱包緩
衝材であり、前部筺体２下面の左右の端部に係止する。
【００１２】天面梱包緩衝材１１は、直方体形状に成型
加工された発泡スチロール材からなり、その長手方向の
寸法は梱包箱４底面の奥行き寸法に等しい。この天面梱
包緩衝材１１は、上面部１２と前面部１３と側面部１４
と背面部１５とからなり、上面部１２のほぼ中央部分に
水平方向に逆台形断面形状の切り欠き１６が形成してあ
る。この切り欠き１６を形成する箇所は、衝撃吸収効果
が要求されない部位すなわち、衝撃吸収に寄与する前面
部１３や背面部１５或いはその周辺部から十分離れた上
面部１２のほぼ中間の部位に設定してある。しかも、こ
の部位は、前部筺体２と後部筺体３との接続部分、すな
わち衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位でもあり、ま
た被梱包品に当接係止しない部位すなわちテレビジョン
受像機１の外殻に接触しない部位でもある。また、開梱
後に天面梱包緩衝材１１に曲げ応力を集中させて断裂さ
せやすいよう、切り欠き１６を設けて薄肉化することで
形成した薄肉部１２ａの肉厚ｔ１は、ここでは約８ｍｍ
程度としてあり、また薄肉部１２ａの幅ｗ１は、幅ｗが
約２０ｍｍ程度の切り欠き１６に対し、切り欠き幅ｗの
１／２前後、ここでは約８ｍｍ程度としてある。
加工された発泡スチロール材からなり、その長手方向の
寸法は梱包箱４底面の奥行き寸法に等しい。この天面梱
包緩衝材１１は、上面部１２と前面部１３と側面部１４
と背面部１５とからなり、上面部１２のほぼ中央部分に
水平方向に逆台形断面形状の切り欠き１６が形成してあ
る。この切り欠き１６を形成する箇所は、衝撃吸収効果
が要求されない部位すなわち、衝撃吸収に寄与する前面
部１３や背面部１５或いはその周辺部から十分離れた上
面部１２のほぼ中間の部位に設定してある。しかも、こ
の部位は、前部筺体２と後部筺体３との接続部分、すな
わち衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位でもあり、ま
た被梱包品に当接係止しない部位すなわちテレビジョン
受像機１の外殻に接触しない部位でもある。また、開梱
後に天面梱包緩衝材１１に曲げ応力を集中させて断裂さ
せやすいよう、切り欠き１６を設けて薄肉化することで
形成した薄肉部１２ａの肉厚ｔ１は、ここでは約８ｍｍ
程度としてあり、また薄肉部１２ａの幅ｗ１は、幅ｗが
約２０ｍｍ程度の切り欠き１６に対し、切り欠き幅ｗの
１／２前後、ここでは約８ｍｍ程度としてある。
【００１３】また、底面梱包緩衝材２１は、直方体形状
に成型加工された発泡スチロール材からなり、その長手
方向の寸法は梱包箱４底面の奥行き寸法に等しい。この
天面梱包緩衝材１１は、底面部２２と前面部２３と側面
部２４と背面部２５とからなり、側面部２４のほぼ中央
部分に垂直方向に逆台形断面形状の切り欠き２６が形成
してある。この切り欠き２６を形成する箇所は、衝撃吸
収効果が要求されない部位すなわち、衝撃吸収に寄与す
る前面部２３や背面部２５或いはその周辺部から十分離
れた側面部２４のほぼ中間の部位に設定してある。しか
も、この部位は、前部筺体２と後部筺体３との接続部
分、すなわち衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位でも
あり、また被梱包品に当接係止しない部位すなわちテレ
ビジョン受像機１の外殻に接触しない部位でもある。ま
た、開梱後に底面梱包緩衝材２１に曲げ応力を集中させ
て断裂させやすいよう、切り欠き２６を設けて薄肉化す
ることで形成した薄肉部２４ａの肉厚ｔ２は、ここでは
約８ｍｍ程度としてあり、薄肉部２４ａの幅ｗ２は、幅
ｗが約２０ｍｍ程度の切り欠き２６に対し、切り欠き幅
ｗの１／２前後、ここでは約８ｍｍ程度としてある。
に成型加工された発泡スチロール材からなり、その長手
方向の寸法は梱包箱４底面の奥行き寸法に等しい。この
天面梱包緩衝材１１は、底面部２２と前面部２３と側面
部２４と背面部２５とからなり、側面部２４のほぼ中央
部分に垂直方向に逆台形断面形状の切り欠き２６が形成
してある。この切り欠き２６を形成する箇所は、衝撃吸
収効果が要求されない部位すなわち、衝撃吸収に寄与す
る前面部２３や背面部２５或いはその周辺部から十分離
れた側面部２４のほぼ中間の部位に設定してある。しか
も、この部位は、前部筺体２と後部筺体３との接続部
分、すなわち衝撃吸収が製品に逆効果を与える部位でも
あり、また被梱包品に当接係止しない部位すなわちテレ
ビジョン受像機１の外殻に接触しない部位でもある。ま
た、開梱後に底面梱包緩衝材２１に曲げ応力を集中させ
て断裂させやすいよう、切り欠き２６を設けて薄肉化す
ることで形成した薄肉部２４ａの肉厚ｔ２は、ここでは
約８ｍｍ程度としてあり、薄肉部２４ａの幅ｗ２は、幅
ｗが約２０ｍｍ程度の切り欠き２６に対し、切り欠き幅
ｗの１／２前後、ここでは約８ｍｍ程度としてある。
【００１４】このように、天面梱包緩衝材１１も底面梱
包緩衝材２１も、衝撃吸収効果が要求されない部位で、
かつ被梱包品に当接係止しない部位で、かつ衝撃吸収が
製品に逆効果を与える部位に、それぞれ切り欠き１６，
２６を設けて薄肉部１２ａ，２４ａを形成したから、輸
送途中で加わる衝撃に十分耐えることができる。しか
も、開梱後は、外部から曲げ応力を加えることでこの曲
げ応力を切り欠き１６，２６に集中させ、切り欠き１
６，２６に沿って簡単に断裂し、２分割することができ
る。２分割された梱包緩衝材１１，２１は、分割前の体
積の半分以下となるため、個々の収容スペースは１／２
で済み、特に梱包箱を折り畳んでコンパクト化し、梱包
緩衝材１１，２１だけを別途保管するにしても、その収
容スペースに困ることはなくなる。当然のことながら、
リサイクル用に回収するにしても或いは廃棄するにして
も、梱包緩衝材１１，２１の取り扱いは容易である。
包緩衝材２１も、衝撃吸収効果が要求されない部位で、
かつ被梱包品に当接係止しない部位で、かつ衝撃吸収が
製品に逆効果を与える部位に、それぞれ切り欠き１６，
２６を設けて薄肉部１２ａ，２４ａを形成したから、輸
送途中で加わる衝撃に十分耐えることができる。しか
も、開梱後は、外部から曲げ応力を加えることでこの曲
げ応力を切り欠き１６，２６に集中させ、切り欠き１
６，２６に沿って簡単に断裂し、２分割することができ
る。２分割された梱包緩衝材１１，２１は、分割前の体
積の半分以下となるため、個々の収容スペースは１／２
で済み、特に梱包箱を折り畳んでコンパクト化し、梱包
緩衝材１１，２１だけを別途保管するにしても、その収
容スペースに困ることはなくなる。当然のことながら、
リサイクル用に回収するにしても或いは廃棄するにして
も、梱包緩衝材１１，２１の取り扱いは容易である。
【００１５】さらにまた、図２に示したように、２分割
された梱包緩衝材１１，２１を用いてテレビジョン受像
機１を梱包箱４内に再梱包する場合でも、２分割された
梱包緩衝材１１，２１の各部分が一体構造でない分強度
的には弱いが、一時的な保管や近距離の移送では十分に
実用強度に耐えるものであり、省スペース保管を果たし
た上で再梱包に役立てることができる。なお、発泡スチ
ロール材から一体成型される梱包緩衝材１１，２１は、
衝撃吸収効果が要求されない部位を選んで切り欠き１
６，２６を形成するため、薄肉部１２ａ，２４ａは衝撃
吸収の役割を本来的に免除されており、従って被梱包品
に対する緩衝能力に影響が及ぶことはなく、断裂しやす
い形状の切り欠き１６，２６をある程度の自由度をもっ
て安心して形成することができる。また、切り欠き１
６，２６は、被梱包品に当接係止しない部位に形成して
あるため、被梱包品に対する梱包緩衝材１１，２１の接
触面積を低下させることはなく、仮に被梱包品に対する
緩衝能力に多少の影響が及ぶようなことがあっても、被
梱包品の表面が傷付く恐れを確実に排除することができ
る。さらにまた、切り欠き１６，２６は、衝撃吸収が梱
包品に逆効果を与える部位に形成してあるため、薄肉部
１２ａ，２４ａは衝撃吸収の役割は本来的に免除されて
おり、従って被梱包品に対する緩衝能力に影響が及ぶこ
とはなく、断裂しやすい形状の切り欠き１６，２６をあ
る程度の自由度をもって安心して形成することができ
る。
された梱包緩衝材１１，２１を用いてテレビジョン受像
機１を梱包箱４内に再梱包する場合でも、２分割された
梱包緩衝材１１，２１の各部分が一体構造でない分強度
的には弱いが、一時的な保管や近距離の移送では十分に
実用強度に耐えるものであり、省スペース保管を果たし
た上で再梱包に役立てることができる。なお、発泡スチ
ロール材から一体成型される梱包緩衝材１１，２１は、
衝撃吸収効果が要求されない部位を選んで切り欠き１
６，２６を形成するため、薄肉部１２ａ，２４ａは衝撃
吸収の役割を本来的に免除されており、従って被梱包品
に対する緩衝能力に影響が及ぶことはなく、断裂しやす
い形状の切り欠き１６，２６をある程度の自由度をもっ
て安心して形成することができる。また、切り欠き１
６，２６は、被梱包品に当接係止しない部位に形成して
あるため、被梱包品に対する梱包緩衝材１１，２１の接
触面積を低下させることはなく、仮に被梱包品に対する
緩衝能力に多少の影響が及ぶようなことがあっても、被
梱包品の表面が傷付く恐れを確実に排除することができ
る。さらにまた、切り欠き１６，２６は、衝撃吸収が梱
包品に逆効果を与える部位に形成してあるため、薄肉部
１２ａ，２４ａは衝撃吸収の役割は本来的に免除されて
おり、従って被梱包品に対する緩衝能力に影響が及ぶこ
とはなく、断裂しやすい形状の切り欠き１６，２６をあ
る程度の自由度をもって安心して形成することができ
る。
【００１６】なお、上記実施形態では、梱包緩衝材１
１，２１として発泡スチロール材の成型品を用いた場合
を例にとったが、発泡スチロール材以外の樹脂成型品で
梱包緩衝材１１，２１を構成することもできる。また、
梱包緩衝材１１，２１の寸法が大きい場合は、各切り欠
き１６，２６を２箇所以上に形成して梱包緩衝材１１，
２１を３分割以上できるようにすることも可能である。
１，２１として発泡スチロール材の成型品を用いた場合
を例にとったが、発泡スチロール材以外の樹脂成型品で
梱包緩衝材１１，２１を構成することもできる。また、
梱包緩衝材１１，２１の寸法が大きい場合は、各切り欠
き１６，２６を２箇所以上に形成して梱包緩衝材１１，
２１を３分割以上できるようにすることも可能である。
【００１７】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の梱包緩衝
材は、衝撃吸収効果が要求されない部位を一部切り欠い
て形成され、開梱後に外部から加えられた曲げ応力を集
中させて断裂する薄肉部を設けたので、これまでの梱包
緩衝材とほぼ同等の落下衝撃耐度を維持し、輸送途中で
加わる衝撃には十分耐えることができ、しかも開梱後
は、外部から曲げ応力を加えることでこの曲げ応力を切
り欠きに集中させ、切り欠きに沿って簡単に断裂して２
分割できるため、２分割前の体積の半分しかない半体に
分割した個々の梱包緩衝材の収容スペースは１／２で済
み、従って梱包箱を折り畳んでコンパクト化して梱包緩
衝材だけを別途保管するにしても、その収容スペースに
困ることはなく、またリサイクル用に回収したり或いは
廃棄したりするにしても、梱包緩衝材の取り扱いは容易
であるから、保管及び資源再利用のリサイクル回収率を
向上し、優れてスペースメリットを高め資源リサイクル
を促進することができ、さらにまた２分割された梱包緩
衝材を用いて被梱包品を梱包箱内に再梱包する場合で
も、２分割された梱包緩衝材の各部分が一体構造でない
分強度的には弱いが、一時的な保管や近距離の移送では
十分に実用強度に耐え、省スペース保管を果たした上で
再梱包に役立てることができ、かくして保管スペース制
限を解消しかつ資源再利用のリサイクル回収率を向上し
た梱包緩衝材を提供することができ、しかも衝撃吸収効
果が要求されない部位に形成した切り欠きは、衝撃吸収
の役割を本来的に免除されており、従って被梱包品に対
する緩衝能力に影響が及ぶことはなく、断裂しやすい形
状の切り欠きをある程度の自由度をもって安心して形成
することができる等の優れた効果を奏する。
材は、衝撃吸収効果が要求されない部位を一部切り欠い
て形成され、開梱後に外部から加えられた曲げ応力を集
中させて断裂する薄肉部を設けたので、これまでの梱包
緩衝材とほぼ同等の落下衝撃耐度を維持し、輸送途中で
加わる衝撃には十分耐えることができ、しかも開梱後
は、外部から曲げ応力を加えることでこの曲げ応力を切
り欠きに集中させ、切り欠きに沿って簡単に断裂して２
分割できるため、２分割前の体積の半分しかない半体に
分割した個々の梱包緩衝材の収容スペースは１／２で済
み、従って梱包箱を折り畳んでコンパクト化して梱包緩
衝材だけを別途保管するにしても、その収容スペースに
困ることはなく、またリサイクル用に回収したり或いは
廃棄したりするにしても、梱包緩衝材の取り扱いは容易
であるから、保管及び資源再利用のリサイクル回収率を
向上し、優れてスペースメリットを高め資源リサイクル
を促進することができ、さらにまた２分割された梱包緩
衝材を用いて被梱包品を梱包箱内に再梱包する場合で
も、２分割された梱包緩衝材の各部分が一体構造でない
分強度的には弱いが、一時的な保管や近距離の移送では
十分に実用強度に耐え、省スペース保管を果たした上で
再梱包に役立てることができ、かくして保管スペース制
限を解消しかつ資源再利用のリサイクル回収率を向上し
た梱包緩衝材を提供することができ、しかも衝撃吸収効
果が要求されない部位に形成した切り欠きは、衝撃吸収
の役割を本来的に免除されており、従って被梱包品に対
する緩衝能力に影響が及ぶことはなく、断裂しやすい形
状の切り欠きをある程度の自由度をもって安心して形成
することができる等の優れた効果を奏する。
【００１８】また、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁と
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、被梱包品に当接係止
しない部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部か
ら加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具
備するため、被梱包品に当接係止しない部位に形成した
切り欠きが、被梱包品に対する梱包緩衝材の接触面積を
低下させることはなく、仮に被梱包品に対する緩衝能力
に多少の影響が及ぶようなことがあっても、被梱包品の
表面が傷付く恐れを確実に排除することができる等の優
れた効果を奏する。
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、被梱包品に当接係止
しない部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部か
ら加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具
備するため、被梱包品に当接係止しない部位に形成した
切り欠きが、被梱包品に対する梱包緩衝材の接触面積を
低下させることはなく、仮に被梱包品に対する緩衝能力
に多少の影響が及ぶようなことがあっても、被梱包品の
表面が傷付く恐れを確実に排除することができる等の優
れた効果を奏する。
【００１９】また、本発明は、被梱包品と梱包箱内壁と
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、衝撃吸収が製品に逆
効果を与える部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に
外部から加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉
部を具備するため、衝撃吸収が梱包品に逆効果を与える
部位に形成してあるため、薄肉部は衝撃吸収の役割は本
来的に免除されており、従って被梱包品に対する緩衝能
力に影響が及ぶことはなく、断裂しやすい形状の切り欠
きをある程度の自由度をもって安心して形成することが
できる等の優れた効果を奏する。
の間に介挿され、該被梱包品をその外殻部分に係止して
緩衝保持する梱包緩衝材において、衝撃吸収が製品に逆
効果を与える部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に
外部から加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉
部を具備するため、衝撃吸収が梱包品に逆効果を与える
部位に形成してあるため、薄肉部は衝撃吸収の役割は本
来的に免除されており、従って被梱包品に対する緩衝能
力に影響が及ぶことはなく、断裂しやすい形状の切り欠
きをある程度の自由度をもって安心して形成することが
できる等の優れた効果を奏する。
【図１】本発明の梱包緩衝材の一実施形態を梱包例とと
もに示す分解斜視図である。
もに示す分解斜視図である。
【図２】分割された梱包緩衝材を再利用した場合の梱包
例を示す分解斜視図である。
例を示す分解斜視図である。
【図３】従来の梱包緩衝材を用いて梱包した梱包例を示
す分解斜視図である。
す分解斜視図である。
１ 被梱包品（テレビジョン受像機） ４ 梱包箱 １１ 天面梱包緩衝材 １２ａ，２４ａ 薄肉部 １６，２６ 切り欠き ２１ 底面梱包緩衝材
Claims (3)
- 【請求項１】 被梱包品と梱包箱内壁との間に介挿さ
れ、該被梱包品をその外殻部分に係止して緩衝保持する
梱包緩衝材において、衝撃吸収効果が要求されない部位
を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部から加えられ
た曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具備すること
を特徴とする梱包緩衝材。 - 【請求項２】 被梱包品と梱包箱内壁との間に介挿さ
れ、該被梱包品をその外殻部分に係止して緩衝保持する
梱包緩衝材において、被梱包品に当接係止しない部位を
一部切り欠いて形成され、開梱後に外部から加えられた
曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具備することを
特徴とする梱包緩衝材。 - 【請求項３】 被梱包品と梱包箱内壁との間に介挿さ
れ、該被梱包品をその外殻部分に係止して緩衝保持する
梱包緩衝材において、衝撃吸収が被梱包品に逆効果を与
える部位を一部切り欠いて形成され、開梱後に外部から
加えられた曲げ応力を集中させて断裂する薄肉部を具備
することを特徴とする梱包緩衝材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135228A JPH10324371A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 梱包緩衝材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9135228A JPH10324371A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 梱包緩衝材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10324371A true JPH10324371A (ja) | 1998-12-08 |
Family
ID=15146819
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9135228A Pending JPH10324371A (ja) | 1997-05-26 | 1997-05-26 | 梱包緩衝材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10324371A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100481530B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 가전제품 포장용 완충재 |
| FR2875490A1 (fr) * | 2004-09-17 | 2006-03-24 | Thomson Licensing Sa | Emballage d'appareil avec ecran a tube cathodique et procede de fabrication correspondant |
| CN106005665A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-10-12 | 美盈森集团股份有限公司 | 一种包装盒及其包装装置 |
-
1997
- 1997-05-26 JP JP9135228A patent/JPH10324371A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100481530B1 (ko) * | 2002-09-16 | 2005-04-07 | 삼성전자주식회사 | 가전제품 포장용 완충재 |
| FR2875490A1 (fr) * | 2004-09-17 | 2006-03-24 | Thomson Licensing Sa | Emballage d'appareil avec ecran a tube cathodique et procede de fabrication correspondant |
| CN106005665A (zh) * | 2016-07-07 | 2016-10-12 | 美盈森集团股份有限公司 | 一种包装盒及其包装装置 |
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