JPH10323028A - Dc−dcコンバータ - Google Patents

Dc−dcコンバータ

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JPH10323028A
JPH10323028A JP12940397A JP12940397A JPH10323028A JP H10323028 A JPH10323028 A JP H10323028A JP 12940397 A JP12940397 A JP 12940397A JP 12940397 A JP12940397 A JP 12940397A JP H10323028 A JPH10323028 A JP H10323028A
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voltage
triangular wave
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light load
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JP12940397A
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Seiji Oda
誠二 織田
Mikio Motomori
幹夫 元森
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Panasonic Holdings Corp
Cosel USA Inc
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Cosel USA Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誤差電圧から負荷電流が小さくなる軽負荷を正
確に検出してスイッチング周波数を低下する。 【解決手段】三角波制御回路15により三角波発生回路
10で発生する三角波電圧Vcの電圧勾配(dV/dt) を入
力電圧Viに略比例するように変化させ、チョークコイ
ル4に流れる電流が連続する負荷状態においては、三角
波電圧Vcの電圧勾配を入力電圧Viに比例して変化さ
せることで誤差電圧Veを一定に維持する。チョークに
流れる電流が不連続となる軽負荷状態では、出力電流I
oの低下に伴う誤差電圧Veの低下を許容し、このとき
軽負荷検出回路21が誤差電圧Veが第2基準電圧Vr2
以下になったことを検出して基準発振器9の発振周波数
を低下させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、降圧型のDC−D
Cコンバータに関し、特に、負荷に対する出力電流が小
さい軽負荷時にスイッチング周波数を低下させて損失を
低減させるように制御するDC−DCコンバータに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のDC−DCコンバータ制
御回路としては、例えば図9、図10に示すものがあ
る。図9において、降圧型のDC−DC変換を行う主回
路Aは、電池等の入力電圧源1からの入力電圧ViをF
ET2のオン、オフ駆動でパルス電圧に変換した後にダ
イオード3で整流し、チョークコイル4及びコンデンサ
5で平滑して出力端子6a,6bより負荷に降圧した規
定の出力電圧Voを供給している。
【0003】制御回路Bは、まず誤差検出回路7で規定
の出力電圧を得るために予め設定した基準電圧源8の第
1基準電圧Vr1と出力電圧Voとの誤差を示す誤差電
圧Veを検出している。また基準発振器9が設けられ、
基準発振周波数foで決まる周期の基準パルス信号を発
振し、三角波発生回路10でコンデンサ11の充放電に
より三角波電圧Vcを発生している。
【0004】誤差電圧Veと三角波電圧Vcはコンパレ
ータを用いたパルス幅変調回路12に入力され、誤差電
圧に応じた幅をもつパルス幅変調信号に変換され、ドラ
イブ回路13により主回路Aのスイッチング素子である
FET2を駆動し、出力電圧Voを第1基準電圧で決ま
る規定電圧に定電圧制御している。更に負荷に対する出
力電流が小さい軽負荷時に、スイッチング周波数を低下
させて損失を低減させるため、軽負荷検出回路23を設
けている。軽負荷検出回路23は主回路Aのチョークコ
イル4と直列に電流検出抵抗25を接続し、負荷電流に
比例した電流検出電圧Vsをコンパレータを用いた軽負
荷検出回路23に入力し、軽負荷を検出するための基準
電圧源24による基準電圧Vr3以下となったときの比
較出力により、基準発振器9の発振周波数を低下させて
いる。
【0005】図10のDC−DCコンバータは、主回路
A及び制御回路Bは図9と基本的に同じであるが、出力
電流が小さい軽負荷時にスイッチング周波数を低下させ
て損失を低減させるための軽負荷検出回路26は、誤差
検出回路7の誤差電圧Veを入力し、軽負荷を検出する
ための基準電圧源27による基準電圧Vr4以下となっ
たときの比較出力により、基準発振器9の発振周波数を
低下させている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の負荷に対する出力電流が小さい軽負荷時にス
イッチング周波数を低下させて損失を低減させるDC−
DCコンバータにあっては次の問題があった。まず図9
のDC−DCコンバータにあっては、出力電流を検出す
る方法として、出力電流が流れるラインに電流検出抵抗
25を挿入して電圧降下を検出していたため、電流検出
抵抗25で損失が発生しDC−DCコンバータの効率を
悪化させる問題がある。
【0007】また図10のDC−DCコンバータは、誤
差検出回路7の誤差電圧Veの低下から軽負荷時の出力
電流を検出しているが、誤差検出回路7の誤差電圧Ve
は、入力電圧Viによっても大きく変化するため、軽負
荷による出力電流の低下を誤差電圧Veにより正確に検
出できないという問題点があった。本発明は、このよう
な従来の問題点に鑑みてなされたもので、誤差電圧から
負荷電流が小さくなる軽負荷を正確に検出してスイッチ
ング周波数を低下できるようにしたDC−DCコンバー
タを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
本発明のDC−DCコンバータは次のように構成する。
まず本発明は、スイッチング素子のオン、オフ駆動によ
り入力電圧をパルス電圧に変換した後に整流平滑して降
圧した所定の出力電圧Voを負荷に供給する主回路、出
力電圧Voと所定の第1基準電圧Vr1との誤差を検出し
て誤差電圧Veを出力する誤差検出回路、一定周期(基
準周波数fo)の基準パルス信号を発振する基準発振
器、基準パルスに同期した三角波電圧Vcを発生する三
角波発生回路、誤差電圧Veと三角波電圧Vcとを比較
し比較結果に応じた幅をもつパルス幅変調信号を発生す
るパルス幅変調回路、及びパルス幅変調信号によりスイ
ッチング素子を駆動するドライブ回路とを備えた降圧型
のDC−DCコンバータを対象とする。
【0009】このような降圧型のDC−DCコンバータ
につき本発明にあっては、三角波発生回路で発生する三
角波電圧Vcの電圧勾配(dV/dt)を入力電圧Vi
に略比例するように変化させる三角波制御回路と、誤差
検出回路の誤差電圧Veが負荷に対する出力電流の低下
により予め定めた第2基準電圧Vr2以下になったことを
検出して基準発振器の発振周波数を低下させる軽負荷検
出回路とを設けたことを特徴とする。
【0010】ここで三角波制御回路は、主回路のチョー
クコイルに流れる電流が連続する負荷状態においては、
三角波電圧Vcの電圧勾配を入力電圧Viに比例して変
化させることで誤差電圧Veを一定に維持する。これに
対しチョークに流れる電流が不連続となる軽負荷状態で
は、出力電流Ioの低下に伴う誤差電圧Veの低下を許
容し、これによって軽負荷検出回路による誤差電圧Ve
に基づく軽負荷の検出を可能とする。
【0011】また軽負荷検出回路は、誤差電圧が第2基
準電圧Vr2以下になったことを検出したとき、基準発振
器の基準発振周波数を1/5〜1/100の範囲に低下
させる。このように本発明の降圧型DC−DCコンバー
タは、チョークコイルに流れる電流が連続状態となる負
荷状態にあっては、パルス幅変調に用いる三角波電圧V
cの電圧勾配(dV/dt)を、入力電圧Viに比例し
て変化させることで、入力電圧Viが変動しても誤差電
圧Veを一定に保つことができ、軽負荷を誤検出するこ
とはない。
【0012】一方、軽負荷時には、チョークコイルに流
れる電流が不連続となり、その結果、出力電流Ioが低
下する。このため電圧Veも出力電流Ioの低下に伴っ
て減少し、予め設定した第2基準電圧AVr2以下になっ
た場合、軽負荷となったことを正確に検出して基準発振
器の発振周波数を低くすることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1は本発明による降圧型のDC
−DCコンバータの実施形態の回路ブロック図である。
図1において、本発明のDC−DCコンバータは主回路
Aと制御回路Bで構成される。主回路Aは電池などの入
力電圧源1からの入力電圧Viの供給をスイッチング素
子としてのFET2に入力し、FET2のオン、オフ駆
動により入力電圧Viをパルス電圧に変換した後、ダイ
オード3で整流し、最終的にチョークコイル4及びコン
デンサ5で平滑し、入力電圧Viを降圧した規定の出力
電圧Voに変換し、負荷に供給している。
【0014】一方、制御回路Bは、誤差検出回路7で主
回路Aの出力電圧Voと基準電圧源8で設定した第1基
準電圧Vr1との誤差電圧Veを検出している。また基準
発振器9が設けられ、基準発振器9からの基準周期(基
準発振周波数fo)の基準パルス信号を三角波発生回路
10に入力し、三角波発生回路10に含まれる出力段の
コンデンサ11に対する基準パルス信号の供給による充
放電によって三角波電圧Vcを発生している。
【0015】誤差検出回路7からの誤差電圧Veと三角
波発生回路10からの三角波電圧Vcは、PWM回路
(パルス幅変調回路)12に入力され、誤差電圧Veに
応じたオンデューティとなるパルス幅のパルス幅変調信
号Vwに変換される。PWM回路12からのパルス幅変
調信号Vwはドライブ回路13に与えられ、主回路Aに
設けているFET2のオン、オフ駆動を行う。
【0016】このような制御回路Bにつき本発明にあっ
ては、三角波発生回路10に対し三角波制御回路15を
設けている。三角波制御回路15は主回路Aに対する入
力電圧Viを抵抗14を介して入力しており、入力電圧
Viに比例して三角波発生回路10で発生する三角波電
圧の時間勾配(dV/dt)を変化させ、これによって
入力電圧Viが変動しても出力電圧Voにその影響が及
ばないようにしている。
【0017】図2は、図1の三角波発生回路10と三角
波制御回路15の回路実施形態をPWM回路12及びド
ライブ回路13と共に示した回路図である。また図3に
図2の各部の信号波形を示す。基準発振器9は、図3
(A)のように、周期Tの基準パルス信号をQ出力とし
ている。三角波発生回路10は、基準発振器16のQ出
力からの基準パルス信号をトランジスタ19のベースに
入力し、トランジスタ19の駆動によるコンデンサ11
の充放電により三角波電圧Vcを発生する。
【0018】即ち、基準発振器9のQ出力がLレベルの
ときトランジスタ19がオフとなり、三角波制御回路1
5に設けた定電流源18から流れる充電電流Icでコン
デンサ11を充電する。このときの充電電圧の上限値V
max はツェナーダイオード21により制限される。基準
発振器9のQ出力がHレベルになるとトランジスタ19
がオンとなり、コンデンサ11の放電が行われる。この
ときのコンデンサ11の放電電圧の下限値Vmin は基準
電圧源20により制限される。
【0019】三角波発生回路10からの三角波電圧Vc
はPWM回路12で誤差電圧Veと比較され、図3
(D)の誤差電圧Veに応じたパルス幅をもつパルス幅
変調信号Vwに変換される。パルス幅変調信号Vwはド
ライブ回路13のNAND回路22に入力され、図3
(B)の基準発振器9の反転Q出力との反転論理積が取
られ、図3(E)のように、オン時間tをもつドライブ
信号VdとしてFET2を駆動する。
【0020】その結果、図3(C)のように、三角波発
生回路10は、基準発振器9のQ出力に同期して下限値
Vmin と上限値Vmax の間で変化する三角波電圧Vcを
発生する。この時の三角波電圧Vcの電圧勾配(dV/
dt)は、三角波制御回路15により制御される。三角
波制御回路15は、電流源18によりコンデンサ11に
流す充電電流Icを、入力電圧Viに比例した Ic=K・Vi となるように制御する。即ち、入力電圧Viが増加する
と、充電電流Icを増加させ、三角波電圧Vcの電圧勾
配(dV/dt)を大きくする。また入力電圧Viが減
少すると、充電電流Icを減少させ、三角波電圧Vcの
電圧勾配(dV/dt)を小さくする。
【0021】図4は図1のPWM回路12に入力する誤
差電圧Veと三角波電圧Vcを取出してパルス幅変調を
示している。図4において、基準発振器9の発振パルス
による基準周期はTであり、このときの入力電圧Viで
決まる三角波電圧Vc1は図示の実線の電圧勾配(dV/
dt)であったとする。PWM回路12は、そのときの
誤差電圧Veと基準周期Tの開始タイミングから電圧勾
配(dc/dt)で変化する三角波電圧Vc1とを比較
しており、三角波電圧Vc1が誤差電圧Ve以下にある
オン時間t1の間、図3(D)のようにドライブ回路1
3に対しLレベル出力を生じ、このオン時間t1に亘り
図3(E)のようにFET2をオンしている。
【0022】オン時間t1を経過して三角波電圧Vc1
が誤差電圧Veを越えると、PWM回路12の出力はL
レベルからHレベルに反転し、残りの(T−t1)の時
間に亘りFET2をオフとする。以下、このようなt1
時間に亘るFET2のオンと(T−t1)時間に亘るF
ET2のオフを基準周期Tごとに繰り返している。ここ
で入力電圧Viが増加したとすると、図2の三角波制御
回路15は、定電流源18により増加した入力電圧Vi
に比例して増加したコンデンサ11に対する充電電流I
cを流す。このため図4の破線の三角波電圧Vc2のよう
に電圧勾配(dV/dt)が増加し、オン時間がt1´
と短くなる。
【0023】即ち、入力電圧Viの増加に対しFET2
のオン時間を短くすることで出力側に対する電力供給を
一定に維持する。このため入力電圧Viが変動しても三
角波制御回路15による三角波電圧Vcの電圧勾配(d
V/dt)の制御により出力電圧Voは一定に保たれて
おり、その結果、誤差検出回路7からの誤差電圧Veも
一定に維持されている。
【0024】このような三角波制御回路15による入力
電圧Viの変動に応じた三角波電圧Vcの時間勾配の制
御による誤差電圧Veの維持は、図5のようにチョーク
コイル4に流れる電流IがFET2によるスイッチング
周期Tのオン、オフにより変動しても、連続的に流れて
いる場合にのみ成立する。図5はチョークコイル4に流
れる電流Iを出力電流Ioを大、中、小と変化させた負
荷状態について示しており、出力電流Ioが最も下がる
周期Tの境界でI=0となるまでは、チョークコイル4
には電流が連続的に流れている。これに対し軽負荷とな
って出力電流Ioが更に低下すると、チョーク4を流れ
る電流Iは図6のように、基準周期Tの後半で電流が流
れなくなる不連続状態となる。
【0025】この図6のようにチョークコイル4を流れ
る電流が不連続状態になると、誤差検出回路7からの誤
差電圧Veも、出力電流Ioに応じて低下するようにな
る。即ち、チョークコイル4を流れる電流の不連続状態
にあっては、出力電流Ioの低下により出力電圧Voが
増加し、これに伴って誤差電圧Veが低下を始め、PW
M回路12はパルス幅変調信号Vwのオン時間を短くす
るように制御する。その結果、誤差電圧Veも出力電流
Ioに応じて減少するようになる。
【0026】そこで図1の実施形態にあっては、誤差検
出回路7からの誤差電圧Veを増幅器を用いた軽負荷検
出回路16に入力し、基準電圧源17により予め設定し
た軽負荷を検出するための第2基準Vr2と比較し、第2
基準電圧Vr2以下となったときの軽負荷検出回路16か
から出力される軽負荷検出電圧Vfに応じて基準発振器
9の発振周波数を低下させるようにしている。
【0027】図7は図1の実施形態における出力電流I
oと誤差電圧Veの特性図である。横軸に示す出力電流
Ioについては、図5の出力電流Io小のように、チョ
ーク4からの平滑電流が不連続となるチョーク臨界電流
Io1より大きい場合、誤差電圧Veは一定となってい
る。しかしながら、出力電流Ioがチョーク臨界電流I
o1を下回ると、誤差検出電圧Veは減少を始める。
【0028】この誤差電圧Veに対し、スイッチング周
波数の低下を開始するための第2基準電圧Vr2が周波数
切替電流Io2に対応して設定されている。そして出力電
流Ioが周波数切替電流I02を下回ると、図1の軽負荷
検出回路16からの軽負荷検出電圧Vfが誤差電圧Ve
の減少に応じて増加するようになる。基準発振器9は、
軽負荷検出回路16からの検出電圧Vfの増加に比例し
て基準発振周波数を低下させるように電圧制御される。
【0029】図8は誤差電圧Veに対する基準発振器9
の発振周波数の制御特性であり、縦軸に出力電流Ioが
チョーク臨界電流Io1以上のときの定常状態での基準発
振周波数foを1.0とした正規化周波数(周波数比f
/fo)で表わしている。図8において、誤差電圧Ve
がチョーク臨界電流Io1に対応した第2基準電圧Vr2以
下になると、この時点より図1の軽負荷検出回路16よ
り基準発振器9に出力する軽負荷検出電圧Vfが誤差電
圧Veの低下に応じて増加し、このため基準発振器9は
軽負荷検出電圧Vfの増加に応じて直線的に発振周波数
を低下させる。
【0030】ここで基準発振器9の発振周波数の低下
は、基準発振周波数1.0に対し1/5〜1/100程
度の範囲に制限されており、図8の場合には1/10に
制限され、発振周波数が1/10に下がるとその位置で
一定に保つ。このときの図7の誤差検出電圧Veの変化
は、図8で発振周波数を誤差電圧Veに応じて直線的に
低下させている間は一定の緩やかな勾配で低下するが、
発振周波数の低下を一定値に制限して更に出力電流が下
がるとPWM三角波下限値min に向かって急激に低下す
る特性となる。このように誤差電圧Veに基づく軽負荷
検出状態でのスイッチング周波数を低下させる制御によ
り、FET2のスイッチング周期を長くして損失を低減
することができる。
【0031】尚、本発明は上記の実施形態に限定され
ず、その目的を損わない範囲で適宜の変形が可能であ
る。
【0032】
【発明の効果】以上説明してきたように本発明によれ
ば、チョークコイルに流れる電流が連続状態にある負荷
状態では、パルス幅変調に用いる三角波電圧の電圧勾配
を入力電圧に比例して変化させることで、入力電圧が変
動しても誤差電圧は入力電圧に影響されずに一定とな
り、入力電圧の変動で誤って軽負荷状態を誤検出してス
イッチング周波数を低下させてしまうような誤作動を確
実に防止できる。
【0033】一方、軽負荷時にはチョークコイルに流れ
る電流が不連続となり、その結果、出力電流の低下に伴
って誤差電圧も低下することとなり、この特性を活用し
て予め定めた基準電圧以下となったときに軽負荷状態と
検出してスイッチング周波数を低下させることで、軽負
荷状態を正確に検出してスイッチング周波数を低下させ
る制御が正確にできる。
【0034】このため、スイッチング周波数の低下によ
り軽負荷時の損失を低減し、電池駆動の機器における軽
負荷時の消費電力を低減し、電池駆動による動作時間を
延ばすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の回路ブロック図
【図2】図1の三角波発生回路及び三角波制御回路の回
路図
【図3】図2の各部の信号波形図
【図4】入力電圧に応じて三角波電圧の電圧勾配を変化
させたパルス幅変調説明図
【図5】チョークコイルに電流が連続して流れる負荷状
態の説明図
【図6】チョークコイルに流れる電流が不連続となる軽
負荷状態の説明図
【図7】本発明による出力電流に対する誤差電圧の特性
【図8】本発明による誤差電圧による軽負荷の検出時に
低下させる発振周波数の制御特性の説明図
【図9】電流検出抵抗により軽負荷状態を検出する従来
の回路ブロック図
【図10】誤差電圧から軽負荷状態を検出する従来の回
路ブロック図
【符号の説明】
A:主回路 B:制御回路 1:入力電圧源 2:FET(スイッチング素子) 3:ダイオード(整流素子) 4:チョークコイル 5:平滑コンデンサ 6a,6b:出力端子 7:誤差検出回路 8,17,20:基準電圧源 9:基準発振器 10:三角波発生回路 11:コンデンサ 12:パルス幅変調回路(PWM回路) 13:ドライブ回路 14:抵抗 15:三角波制御回路 16:軽負荷検出回路 18:電流源 19:トランジスタ 21:ツェナーダイオード

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スイッチング素子のオン、オフ駆動により
    入力電圧をパルス電圧に変換した後に整流平滑して降圧
    した所定の出力電圧を負荷に供給する主回路と、 前記出力電圧と所定の第1基準電圧との誤差を検出して
    誤差電圧を出力する誤差検出回路と、 一定周期の基準パルス信号を発振する基準発振器と、 前記基準パルスに同期した三角波電圧を発生する三角波
    発生回路と、 前記誤差電圧と前記三角波電圧とを比較し、比較結果に
    応じた幅をもつパルス幅変調信号を発生するパルス幅変
    調回路と、 前記パルス幅変調信号により前記スイッチング素子を駆
    動するドライブ回路とを備えたDC−DCコンバータに
    於いて、 前記三角波発生回路で発生する三角波電圧の電圧勾配を
    前記入力電圧に略比例するように変化させる三角波制御
    回路と、 前記誤差検出回路の誤差電圧が、負荷に対する出力電流
    の低下により予め定めた第2基準電圧以下になったこと
    を検出して前記基準発振器の発振周波数を低下させる軽
    負荷検出回路と、を設けたことを特徴とするDC−DC
    コンバータ。
  2. 【請求項2】請求項1記載のDC−DCコンバータに於
    いて、前記三角波制御回路は、前記主回路のチョークコ
    イルに流れる電流が連続する状態においては、前記三角
    波電圧の電圧勾配を入力電圧に比例して変化させること
    で前記誤差電圧を一定に維持し、前記チョークに流れる
    電流が不連続となる軽負荷状態では出力電流の低下に伴
    って前記誤差電圧の低下を許容することを特徴とするD
    C−DCコンバータ。
  3. 【請求項3】請求項1記載のDC−DCコンバータに於
    いて、前記軽負荷検出回路は、誤差電圧が第2基準電圧
    以下になったことを検出したとき、前記基準発振器の基
    準発振周波数を1/5〜1/100の範囲に低下させる
    ことを特徴とするDC−DCコンバータ。
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