JPH1032166A - レーザーアブレーション法による結晶薄膜の形成方法 - Google Patents

レーザーアブレーション法による結晶薄膜の形成方法

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JPH1032166A
JPH1032166A JP18625896A JP18625896A JPH1032166A JP H1032166 A JPH1032166 A JP H1032166A JP 18625896 A JP18625896 A JP 18625896A JP 18625896 A JP18625896 A JP 18625896A JP H1032166 A JPH1032166 A JP H1032166A
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thin film
laser
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recrystallization
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Naoki Nakamura
直樹 中村
Hiroshi Hasegawa
弘 長谷川
Mitsugi Hanabusa
貢 英
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 溶融再結晶化によりクラック等の欠陥を発生
させずに膜厚全体にわたって均一に再結晶化でき、大粒
径の結晶薄膜を形成することができるレーザーアブレー
ション法による結晶薄膜の形成方法を提供する。 【解決手段】 ターゲットにレーザー光を照射し、該照
射による該ターゲットからの放出物を基板上に堆積させ
る段階と、その後に該堆積による堆積層にレーザー光を
照射して溶融再結晶化する段階とから成る堆積・再結晶
化サイクルを複数回行うことによって所定膜厚の結晶薄
膜を形成するか、または上記堆積・再結晶化サイクルを
少なくとも1回行った後に、上記堆積させる段階のみを
行って上記溶融再結晶化による結晶層上にエピタキシャ
ル成長させることによって所定膜厚の結晶薄膜を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザーアブレー
ション法による結晶薄膜の形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】真空チャンバ内で、ターゲットにレーザ
ー光を照射し、該照射による該ターゲットからの放出物
を基板上に堆積させて薄膜を形成するレーザーアブレー
ション法による薄膜の形成方法が知られている。レーザ
ーアブレーション法には下記のように優れた利点があ
る。すなわち、真空チャンバ内でターゲットから放出
された原子、分子、イオンのみを成膜材料とするため、
不純物の極めて少ない高純度の薄膜が得られ、成膜時
の圧力、基板温度、成膜速度など多くのパラメータを独
立に設定できるので、望みの薄膜に対して最適の成膜条
件を自由に選定でき、成膜速度が速く、成膜プロセス
も簡単であるため成膜コストを低減できる。
【0003】特に、レーザーアブレーション法による良
質のシリコン薄膜製造技術は、低コスト・高効率の薄膜
型太陽電池や薄膜トランジスタ(TFT)等の電子・光
デバイスの実用化技術として期待されている。また、ダ
イヤモンド状カーボン(DLC:diamond-like carbon)
薄膜、高温超電導薄膜、強誘電体薄膜の成膜技術として
も活発に研究が行われている。
【0004】しかし、レーザーアブレーション法には、
ターゲットからの放出物が完全には原子、分子、イオン
のみでなく未解離の粒子(クラスター)をも含んでお
り、これが薄膜中に混入するという問題があった。更
に、高真空下で残存する酸素が薄膜中に混入するという
問題もあった。例えば、シリコン薄膜を電子・光デバイ
スに用いる場合、薄膜中に粒子が存在するとデバイス機
能が阻害され、薄膜中に酸素が含有されると電気特性
(抵抗率)、光学特性(光吸収)といった半導体として
の基礎物性に悪影響がある。
【0005】粒子混入の防止策としては、例えば特開平
5−279848号公報に開示されているように、レー
ザーアブレーションによるターゲットからの放出物に、
別のレーザー光を照射して放出物中のクラスターを解離
させることにより、粒子の混入を低減する等の方法が提
案されている。その他にも、扇形静電電極を用いてイオ
ンだけを取り出す(特開平5−247633号公報)、
ターゲットと基板ホルダーとの間に一対の平板電極を設
置し、チャージアップした粒塊を電極に吸着する(特開
平5−279844号公報)、一対の永久磁石の磁気ギ
ャップにレーザー光を照射することによりドロップレッ
トの混入を避ける(特開平4−362171号公報)、
ターゲット側面に一対のミラーを設けて粒子分解用レー
ザー光を多重反射させることによりドロップレットを蒸
発させる(特開平5−44022号公報)、基板・ター
ゲット間に電極を設けて、レーザー光照射と同期してプ
ラズマを発生させる(特開平3−164407号公
報)、基板・ターゲット間に導電性の筒体を設けてプラ
ズマを発生させる(特開平4−219302号公報)等
の方法が提案されている。
【0006】また、酸素含有の防止策としては、シラン
ガス導入(特願平8−8644)やイオンビームアシス
ト(特願平8−8619)がいずれも本出願人により開
示されている。上記提案された方法はいずれも粒子混入
および酸素含有の防止に対しては有効であるが、結晶質
の薄膜を形成することは困難であった。特に、基板と材
質が異なるヘテロエピタキシャル結晶薄膜の成長や低温
下での結晶成長は困難であった。
【0007】一方、レーザー照射による溶融再結晶化技
術が知られている。例えば、1994年春季第41回応
用物理学会関係連合講演会において、「エキシマレーザ
ー結晶化Poly-Si 膜の表面性状とTFT 特性」(半導体エ
ネルギー研究所)、「エキシマレーザーアニールによる
Poly-Si 薄膜の残留応力」(NEC機能エレクトロニク
ス研究所)、「エキシマレーザーアニールによるa-Si薄
膜のPoly-Si 化」(東京エレクトロン)等の報告がなさ
れている。また、特開平6−188190号公報および
特開平3−248574号公報においても、レーザー溶
融再結晶化技術が開示されている。従来は、これらの技
術を利用して、非晶質の堆積膜にレーザー光を照射して
溶融再結晶化させ結晶薄膜を得る方法が採られていた。
【0008】しかし、所定膜厚の堆積膜をレーザー光照
射により溶融再結晶化する方法には下記の問題があっ
た。 (1) 結晶薄膜を前記のような用途に用いる場合、膜厚と
して数百nm〜数十μmを必要とするが、このような膜
厚を有する堆積膜を厚さ全体にわたって均一に再結晶化
することが困難であり上記用途に必要な大粒径の多結晶
薄膜が得られない。
【0009】(2) 溶融再結晶時に基板との熱膨張率の差
により薄膜にクラック等の欠陥が生じ易い。 (3) 基板との界面近傍まで再結晶化するためには高エネ
ルギー密度のレーザー照射が必要になるが、その場合に
は堆積膜のアブレーションが起きてしまう。 (4) 照射するレーザーのショット数を増加させると一般
的に粒径は増大するが、膜厚が100nm程度以上に大
きくなるとショット数増加による粒径増大効果は消失し
てしまう。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、溶融再結晶
化によりクラック等の欠陥を発生させずに膜厚全体にわ
たって均一に再結晶化でき、大粒径の結晶薄膜を形成す
ることができるレーザーアブレーション法による結晶薄
膜の形成方法を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の目的は、本願第1
発明によれば、ターゲットにレーザー光を照射し、該照
射による該ターゲットからの放出物を基板上に堆積させ
る段階と、その後に該堆積による堆積層にレーザー光を
照射して溶融再結晶化する段階とから成る堆積・再結晶
化サイクルを複数回行うことによって所定膜厚の結晶薄
膜を形成することを特徴とするレーザーアブレーション
法による結晶薄膜の形成方法によって達成される。
【0012】第1発明においては、堆積・再結晶化サイ
クルを繰り返し行うことにより最終的に所定膜厚にす
る。その際に、堆積層を極めて薄く、究極的には原子層
オーダーの薄さにして溶融再結晶化を行うことができる
ため、熱膨張差によるクラック等の欠陥を発生させずに
厚さ全体を確実に再結晶化して均一で大粒径の所定膜厚
を有する結晶薄膜を形成することができる。
【0013】また、上記の目的は、本願第2発明によれ
ば、ターゲットにレーザー光を照射し、該照射による該
ターゲットからの放出物を基板上に堆積させる段階と、
その後に該堆積による堆積層にレーザー光を照射して溶
融再結晶化する段階とから成る堆積・再結晶化サイクル
を少なくとも1回行った後に、上記堆積させる段階のみ
を行って上記溶融再結晶化による結晶層上にエピタキシ
ャル成長させることによって所定膜厚の結晶薄膜を形成
することを特徴とするレーザーアブレーション法による
結晶薄膜の形成方法によっても達成される。
【0014】第2発明においては、堆積・再結晶化サイ
クルを少なくとも1回行うことにより基板上に薄い結晶
層を形成し、この結晶層を下地として以後は堆積のみを
行いエピタキシャル成長により最終的に所定膜厚の結晶
薄膜を形成する。その際に、溶融再結晶化の対象となる
堆積層は第1発明と同様に極めて薄くすることができる
ため、熱膨張差によるクラック等の欠陥を発生させずに
厚さ全体を確実に再結晶化させることができ、これによ
り形成した結晶層の上に堆積のみを行ってエピタキシャ
ル成長させることにより、均一で大粒径の所定膜厚を有
する結晶薄膜を形成することができる。基板はエピタキ
シャル成長に好適な高温(例えば500℃)に保持する
ことができる。
【0015】このように、ターゲットのみでなく基板上
の堆積層にもレーザー光を照射し、堆積層の原子層オー
ダーでの溶融再結晶化が行えるため、溶融再結晶化が確
実に行われ大粒径の多結晶薄膜を形成することができ
る。特に、従来のレーザーアブレーション法による薄膜
形成方法では極めて困難であったヘテロエピタキシャル
結晶薄膜についても、本発明によれば容易に大粒径の多
結晶薄膜を形成することができる。
【0016】また、堆積と並行して結晶化が進行するの
で、製造プロセスの簡略化および効率化が行える。すな
わち、第1発明においては、堆積と溶融再結晶化とが交
互に繰り返され、全体としては両者が実質的に同時進行
する。また第2発明においては、最初の堆積・溶融再結
晶化サイクルでは第1発明と同じく堆積と結晶化が実質
的に同時進行し、それ以降は単に堆積操作のみでエピタ
キシャル成長により結晶成長するので堆積と結晶化が文
字通り同時に進行する。
【0017】更に、基板上の堆積層に照射されるレーザ
ー光が、基板または堆積層に付着した粒子およびターゲ
ットからの放出物中の粒子の解離にも有効に作用するの
で、薄膜中への粒子混入も防止できる。本発明の一態様
においては、1つのレーザー光をハーフミラーまたはビ
ームスプリッタのような光分岐手段により2つに分岐さ
せ、一方をターゲットに照射するレーザーアブレーショ
ン用のレーザー光、他方を基板上の堆積層に照射する溶
融再結晶用のレーザー光として用いることができる。こ
れによりレーザー源が1つで済むので、コストが低減で
きる。
【0018】
【実施例】
〔実施例1〕本発明に従い、レーザーアブレーション法
により結晶薄膜を形成するための装置の構成例を図1に
示す。真空チャンバ4内に、基板5、ターゲット8が設
けられ、基板5は基板ホルダー6に内蔵されたヒーター
7により温度制御される。ターゲット8はターゲットホ
ルダー9に保持されている。レーザーアブレーション用
のレーザー光1(第1レーザー光)は、レンズ2を介し
てレーザー光導入ポート3から真空チャンバ4内に導入
され、ターゲット8に照射される。この照射によりター
ゲット8から放出された放出物のプルーム14が基板5
に到達して、基板上に堆積層を形成する。溶融再結晶化
用のレーザー光12(第2レーザー光)は、レーザー光
導入ポート13から真空チャンバ4内に導入され、基板
5上の堆積層に照射される。基板5上に形成された結晶
薄膜の結晶性を評価するために、RHEED(反射高エ
ネルギー電子回折)装置10,11が真空チャンバ4に
装着されている。
【0019】本実施例では、基板5としてシリコンウェ
ハおよび合成石英基板を用いた。レーザーアブレーショ
ン用の第1レーザー光1としては、ArFエキシマレー
ザー光(波長193nm)またはKrFエキシマレーザ
ー光(波長248nm)を用い、照射エネルギーは15
〜80mJ/パルスとした。真空チャンバ4内の真空度
を5×10-7Torrとした。溶融再結晶化用の第2レーザ
ー光12としては、YAGレーザー光(波長1064n
m)またはArFレーザー光(波長193nm)を用い
た。
【0020】図2に、本発明の方法に用いる溶融再結晶
化用第2レーザー光の照射システムの望ましい一例を示
す。図示したシステムは、レーザー光をスキャンさせる
ことにより広い面積を均一に溶融再結晶化できるように
したものである。レーザー光発生源601から放射され
たレーザー光L0は、コリメータレンズ602とシリン
ドリカルレンズ603を通り、反射ミラー604により
ポリゴンミラー605に導かれる。ポリゴンミラー60
5の回転により放射状にスキャンされたレーザー光L1
は、fθレンズ606を通り、シリンドリカルミラー6
07を介して広幅のレーザー光L2として基板608に
照射される。
【0021】本願第1発明による結晶薄膜の形成方法は
下記の過程で行われる。ターゲット8に第1レーザー光
1を短時間だけ照射する。これにより、ターゲット材料
が気化あるいはイオン化して放出され、放出物のプルー
ム14が基板5に到達する。基板5上に、上記短時間照
射に対応する短時間の堆積が行われ、薄い堆積層(究極
的には原子層オーダー)が形成される。その直後に、溶
融再結晶化用第2レーザー光12を堆積層に照射して溶
融再結晶化させる。この堆積・溶融再結晶化サイクルを
繰り返すことにより、最終的に所定膜厚の結晶薄膜を得
る。すなわち、第1レーザー光照射による第1堆積層の
形成→第2レーザー光照射による第1堆積層の溶融再結
晶化→第1レーザー光照射による第2堆積層の形成→第
2レーザー光照射による第2堆積層の溶融再結晶化・・
・、という過程により、所定膜厚の結晶薄膜が形成され
る。
【0022】この過程で、第2層以降は既に結晶化して
いる下地上に堆積させるので、結晶化は容易である。本
願第2発明では、このことを利用して、第1層あるいは
数層を結晶化して下地として安定な結晶層を形成した後
は、単に堆積のみを行い下地結晶上にエピタキシャル成
長させることにより、最終的な所定膜厚の結晶薄膜を形
成する。
【0023】一般に、基板温度が室温の場合には第1発
明による方法が適当であり、基板温度をエピタキシャル
成長に適した高温(シリコン結晶のエピタキシャル成長
では500℃程度)に保持した場合には、第2発明によ
る方法の方がプロセス簡略化の観点から有利である。レ
ーザーアブレーション用の第1レーザー光および溶融再
結晶化用の第2レーザー光ともに、連続発振レーザーで
もパルスレーザーでもよい。ただし、一般にパルスレー
ザーの方が大きな照射エネルギーが得られる点で有利で
ある。第1レーザー光のエネルギーおよび照射時間は、
堆積層(または堆積・溶融再結晶化サイクルによる結晶
層)の膜厚に影響し、第2レーザー光のエネルギーおよ
び照射時間は、溶融再結晶化による結晶化度に影響す
る。
【0024】図3(a)および(b)に、アブレーショ
ン用第1レーザー光と、溶融再結晶化用第2レーザー光
として共にパルスレーザーを用いた場合について、発振
パルスの時系列関係の典型的な2例を示す。図3(a)
の例では、第1レーザー光と第2レーザー光が同一周波
数であり、第1レーザー光発振パルス1ショットに第2
レーザー光発振パルス1ショットが対応している。すな
わち、第1レーザー光の1ショットによる堆積層にその
都度第2レーザー光を1ショット照射して溶融再結晶化
する。図中に示したように、第1レーザー光,第2レー
ザー光は、それぞれパルス発振時間がT1,T2であ
り、非発振時間がT1X,T2Xである。
【0025】ΔTは、第1レーザー光パルスに対する第
2レーザー光パルスの発振時差であり、堆積・溶融再結
晶化1サイクルにおいて堆積層の形成完了後に溶融再結
晶化が行われるように設定する。すなわち、図1におい
て、第1レーザー光1がターゲット8を照射し、発生し
た放出物プルーム14が基板5に到達するには、ターゲ
ット8と基板5との距離に応じた時間が必要である。こ
こで、第1レーザー光1のパルス終了時点から放出物が
基板5上に堆積を開始する時点までの時間差を遅延時間
ΔD1とし、そのパルスによる放出物の堆積開始から実
質的に堆積完了するまでの時間を堆積時間ΔD2とする
と、第1レーザー光による1ショット完了から堆積完了
までに要する時間ΔD(これを「堆積時差」と呼ぶ)
は、ΔD=ΔD1+ΔD2で表される。1サイクル分の
堆積層の形成が完了した後に溶融再結晶化が行われるた
めには、第1,第2レーザー光の発振時差ΔTは、堆積
時差ΔDより大きい必要がある。発振時間T1,T2は
それぞれ用いるレーザーに固有のものであり、非発振時
間T1X,T2Xは発振周波数を変えることにより変え
ることができる。これによりΔTを適当な大きさに設定
することができる。
【0026】図3(b)の例では、第1レーザー光の周
波数が第2レーザー光の周波数の10倍であり、第1レ
ーザー光発振パルス10ショットに対して第2レーザー
光発振パルス1ショットが対応している。すなわち、第
1レーザー光の10ショット分の堆積層を形成し、この
堆積層に対して第2レーザー光を1ショット照射して溶
融再結晶化する。この場合、第1レーザー光照射10シ
ョットによる堆積段階と、第2レーザー光照射1ショッ
トによる溶融再結晶化段階とで、堆積・再結晶1サイク
ルになる。このように、均一な溶融再結晶化が行われ且
つクラック等の欠陥が生じない限り、アブレーション用
のレーザー光照射複数ショットに対して溶融再結晶化用
のレーザー光照射を1ショットの割合で行う堆積・再結
晶サイクルとすることもできる。
【0027】この場合、溶融再結晶化用の第2レーザー
光照射は、1ショット当たりの照射時間は堆積層の厚さ
に応じて長くなるが、ショット数は少なくすることがで
き、またアブレーション用第1レーザー光の周波数を高
めて堆積時間を短縮できるので、製造プロセスを簡略
化、効率化できる。本実施例においては、レーザーアブ
レーション用第1レーザー光を周波数10Hz、照射エ
ネルギー密度30J/cm2 、成長速度1.7nm/分
にて、照射時間(T1+T1Xの合計)30分毎に、溶
融再結晶化用第2レーザー光を0.5J/cm2 にて1
ショット照射した。
【0028】図4(1)〜(4)に沿って、本実施例に
よるSi多結晶薄膜の成長過程を説明する。 (1)図1のターゲット8に第1レーザー光1を照射し
てレーザーアブレーションを行い、基板5の表面に非晶
質のa−Si堆積層31を形成する(膜厚=1.7nm
/分×30分≒50nm)。なお、見やすくするため
に、基板5の向きは図1に対して図4では上下逆転し成
膜面を上向きにして示してある。
【0029】(2)非晶質a−Si堆積層31に第2レ
ーザー光12を照射して溶融再結晶化し、Si多結晶層
30にする。 (3)ターゲット8に第1レーザー光を照射してレーザ
ーアブレーションを行い、Si多結晶層30上に非晶質
a−Si堆積層32(膜厚50nm)を形成する。
【0030】(4)非晶質a−Si堆積層32に第2レ
ーザー光12を照射して溶融再結晶化する。この結晶化
は下地であるSi結晶層30上のエピタキシャル成長の
形で行われるので、Si結晶層30が2倍の膜厚に成長
する。以降は、同じ条件で堆積・溶融再結晶化サイクル
を必要回数繰り返して所定膜厚のSi結晶薄膜を得る。
【0031】このように、本発明においては、溶融再結
晶化の対象である非晶質堆積層の膜厚を適当に設定する
ことにより、堆積層に対するアブレーションを生じない
比較的小さい照射エネルギー密度で、クラック等の欠陥
を生ずることなく膜厚全体にわたって確実に再結晶化
し、最終的に所定膜厚の結晶薄膜を形成することができ
る。
【0032】上記のプロセスで形成したSi結晶薄膜に
ついて、RHEED、Raman 散乱測定により結晶性を評
価した。図5に、得られたRaman 散乱スペクトルを示
す。なお同図には、シリコン基板上および石英基板上に
形成したシリコン薄膜の測定結果に加えて、参照のため
に各基板自体の測定結果も併せて示した。同図に示され
たように、シリコン基板および石英基板のいずれを用い
ても、良好な結晶性を持つシリコン結晶が得られたこと
が確認された。
【0033】なお、従来のCVD法では水素含有による
光劣化やワイドバンドギャップの問題が避けられなかっ
た。本発明により得られたシリコン結晶薄膜は、プロセ
ス中に水素源が無いため、水素含有による上記の問題が
起きない。また水素含有の無いSi薄膜であるため結晶
化も容易である。 〔実施例2〕上記の実施例1では、レーザーアブレーシ
ョン用レーザー光と溶融再結晶化用レーザー光として別
個のレーザー光を用いたが、単一のレーザー光を分岐し
て両方に兼用させることもできる。
【0034】図6に、本発明のレーザーアブレーション
法による結晶薄膜の形成方法において、単一のレーザー
光を分岐して用いるための装置の一構成例を示す。図6
に示した結晶薄膜形成装置は、図1の装置に用いた溶融
再結晶化用第2レーザー光12およびその導入ポート1
3が無い代わりに、レーザーアブレーション用のレーザ
ー光1を分岐させるためのハーフミラーまたはビームス
プリッター15が設けてある。なお、図1に示したRH
EED装置10,11は任意に装着できるものであり、
図6中では図示を省略した。
【0035】レーザーアブレーション用のレーザー光1
は、レーザー光導入ポート3からターゲット8までの途
中でハーフミラーまたはビームスプリッター15によっ
て、レーザーアブレーション用の第1分岐レーザー光1
Aと溶融再結晶化用の第2分岐レーザー光1Bとに分岐
される。2つの分岐レーザー光は元々同じレーザー光で
あるから、全く同一の照射タイミングでターゲットと基
板上の堆積層とに照射される。図7に、この場合の堆積
および溶融再結晶化の時系列的な関係を示す。アブレー
ション用レーザー光パルスP11,P12,P13,....P1
N は溶融再結晶化用レーザー光パルスP21,P2 2,P2
3,....P2N とそれぞれ同期して照射される。同図中に
は、アブレーション用レーザー光パルスP11,P12,P
3,....P1N による堆積層の堆積速度のピークをそれ
ぞれF1,F2,F3,....FN で示した。
【0036】ここで、既に実施例1において説明したよ
うに、ターゲットからの放出物が基板に到達するには両
者間の距離に応じた時間ΔD1を必要とし、これに基板
上での堆積進行時間ΔD2を加えたものが堆積時差ΔD
(=ΔD1+ΔD2)である。堆積・溶融再結晶化の1
サイクルにおいて溶融再結晶化の対象とするだけの堆積
層の形成が完了した後に溶融再結晶化が行われるために
は、アブレーション用パルスと溶融再結晶化用パルスと
の発振時差ΔTが、堆積時差ΔDよりも大きい必要があ
る。
【0037】したがって本実施例の場合には、レーザー
光の周波数の選定により、発振周期すなわち発振時差Δ
Tを堆積時差ΔDよりも大きくなるようにすれば、1つ
のアブレーション用パルスが終了して、1サイクル分の
堆積が完了した後に、次の溶融再結晶化用パルスを堆積
層に照射することができる。すなわち、図7に示したア
ブレーション用パルスP11 による堆積層F1 (堆積速
度ピークの参照符号で表す)は、1つ後の溶融再結晶化
用パルスP22 により照射される。このようにして順
次、アブレーション用パルスP1N による堆積層FN
溶融再結晶化用パルスP2N+1 により照射され溶融再結
晶化される。
【0038】一般に、溶融再結晶化用レーザー光1B
は、アブレーション用レーザー光1Aに比べて出力(照
射エネルギー)を小さくする必要がある。この出力調整
は、ビームスプリッターあるいはハーフミラー15のス
プリット比の調整により行う他に、スプリッターと基板
との間に減光フィルターを設ける等により行うことがで
きる。
【0039】本実施例においては、1つのレーザー光を
ハーフミラーまたはビームスプリッタのような光分岐手
段により2つに分岐させ、一方をターゲットに照射する
レーザーアブレーション用のレーザー光、他方を基板上
の堆積層に照射する溶融再結晶用のレーザー光として用
いることによりレーザー源が1つで済むので、コストが
低減できる。 〔実施例3〕図8に、本発明のレーザーアブレーション
法による結晶薄膜の形成方法において、単一のレーザー
光を分岐して用いるための装置の別の構成例を示す。
【0040】図8に示した結晶薄膜形成装置は、図6の
装置に凹レンズ16を付加した構成である。レーザーア
ブレーション用のレーザー光1は、レーザー光導入ポー
ト3からターゲット8までの途中でハーフミラーまたは
ビームスプリッター15によって、レーザーアブレーシ
ョン用の第1分岐レーザー光1Aと溶融再結晶化用の第
2分岐レーザー光1Bとに分岐される。アブレーション
用レーザー光1Aはそのまま進行してターゲット8に照
射される。一方、溶融再結晶化用レーザー光1Bは、凹
レンズ16により放射状に広げられ、分岐されたままの
状態よりも低いエネルギー密度にされた状態で基板5上
の堆積層に照射される。ここで、溶融再結晶化に最適な
エネルギー密度となるように、凹レンズ16と基板5と
の減光フィルター(図示せず)を更に設けることもでき
る。
【0041】本実施例においては、基板5上でのレーザ
ーエネルギー密度を均一化するために、基板5を速度3
rpmで回転させた。レーザー光としてはArFエキシ
マレーザー(1Hz,30J/cm2 )を用い、基板上
でのエネルギー密度は0.5J/cm2 であった。真空
チャンバ4内の真空度を5×10-7Torrに維持し、基板
/ターゲット間距離を40mmとした。基板5として石
英基板を用い、基板温度は室温とした。アブレーション
用レーザー光1Aのターゲット照射から実際に堆積が開
始するまでの遅延時間ΔD1は0.1秒であった。得ら
れたSi結晶薄膜について実施例1と同様に結晶性を評
価したところ、実施例1と同様に良好な結晶性が得られ
たことが確認された。
【0042】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
溶融再結晶化の対象である非晶質堆積層の膜厚を適当に
設定することにより、堆積層に対するアブレーションを
生じない比較的小さい照射エネルギー密度で、クラック
等の欠陥を生ずることなく膜厚全体にわたって確実に再
結晶化し、最終的に所定膜厚の結晶薄膜を形成すること
ができる。
【0043】本発明によれば、従来困難であったヘテロ
エピタキシャル結晶成長や低温での結晶成長も容易に行
うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明により、レーザーアブレーショ
ン用および溶融再結晶化用に別個のレーザー光を用いて
結晶薄膜を形成するための装置の一構成例を示す断面図
である。
【図2】図2に、本発明の方法に用いる溶融再結晶化用
レーザー光の照射システムの望ましい一例を示す配置図
である。
【図3】図3は、本発明の方法に用いるレーザーパルス
の時系列関係の典型例を示すグラフである。
【図4】図4は、本発明の方法により結晶薄膜を形成す
る過程を模式的に示す断面図である。
【図5】図5は、本発明の方法により形成したシリコン
結晶薄膜のRaman 散乱スペクトルを示すグラフである。
【図6】図6は、本発明のレーザーアブレーション法に
よる結晶薄膜の形成方法において、単一のレーザー光を
分岐して用いるための装置の一構成例を示す断面図であ
る。
【図7】図7は、図6の装置を用いた場合の堆積および
溶融再結晶化の時系列的な関係を示すグラフである。
【図8】図8は、本発明のレーザーアブレーション法に
よる結晶薄膜の形成方法において、単一のレーザー光を
分岐して用いるための装置の別の構成例を示す断面図で
ある。
【符号の説明】
1…レーザーアブレーション用のレーザー光1(第1レ
ーザー光) 2…レンズ 3…レーザー光導入ポート 4…真空チャンバ 5…基板 6…基板ホルダー 7…ヒーター 8…ターゲット 9…ターゲットホルダー 10,11…RHEED(反射高エネルギー電子回折)
装置 12…溶融再結晶化用のレーザー光12(第2レーザー
光) 13…レーザー光導入ポート 14…放出物のプルーム 15…光分岐手段(ハーフミラーまたはビームスプリッ
ター) 16…凹レンズ 30…Si多結晶層 31,32…非晶質のa−Si堆積層 601…レーザー光発生源 602…コリメータレンズ 603…シリンドリカルレンズ 604…反射ミラー 605…ポリゴンミラー 606…fθレンズ 607…シリンドリカルミラー 608…基板 L0,L1,L2…レーザー光 T1,T2…第1レーザー光,第2レーザー光のパルス
発振時間 T1X,T2X…第1レーザー光,第2レーザー光の非
発振時間 ΔT…パルス発振時差 ΔD…堆積時差 ΔD1…遅延時間 ΔD2…堆積時間

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ターゲットにレーザー光を照射し、該照
    射による該ターゲットからの放出物を基板上に堆積させ
    る段階と、その後に該堆積による堆積層にレーザー光を
    照射して溶融再結晶化する段階とから成る堆積・再結晶
    化サイクルを複数回行うことによって所定膜厚の結晶薄
    膜を形成することを特徴とするレーザーアブレーション
    法による結晶薄膜の形成方法。
  2. 【請求項2】 ターゲットにレーザー光を照射し、該照
    射による該ターゲットからの放出物を基板上に堆積させ
    る段階と、その後に該堆積による堆積層にレーザー光を
    照射して溶融再結晶化する段階とから成る堆積・再結晶
    化サイクルを少なくとも1回行った後に、上記堆積させ
    る段階のみを行って上記溶融再結晶化による結晶層上に
    エピタキシャル成長させることによって所定膜厚の結晶
    薄膜を形成することを特徴とするレーザーアブレーショ
    ン法による結晶薄膜の形成方法。
  3. 【請求項3】 1つのレーザー光を光分岐手段により2
    つに分岐させ、一方を前記ターゲットに照射するレーザ
    ー光、他方を前記堆積層に照射するレーザー光として用
    いることを特徴とする請求項1または2記載のレーザー
    アブレーション法による結晶薄膜の形成方法。
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