JPH10321288A - 防水コネクタ用シール部材 - Google Patents
防水コネクタ用シール部材Info
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- JPH10321288A JPH10321288A JP14606597A JP14606597A JPH10321288A JP H10321288 A JPH10321288 A JP H10321288A JP 14606597 A JP14606597 A JP 14606597A JP 14606597 A JP14606597 A JP 14606597A JP H10321288 A JPH10321288 A JP H10321288A
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- Japan
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- inner diameter
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- Pending
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- Connector Housings Or Holding Contact Members (AREA)
Abstract
き、しかも十分な防水機能を与える。 【解決手段】 可撓性を有する複数本の橋絡部23を介
して前方リング部21と後方リング部22とを連結した
骨格部材12の内外周面に、断面波形部27、29を有
するシール材13を略円筒状に周着する。橋絡部23は
前後の略中間の段部23aと、段部23aの前方の前方
橋絡部23bと、段部23aの後方の後方橋絡部23c
とを有し、前方橋絡部23bの内径を後方橋絡部23c
の内径よりも小さくする。前方リング部21の内径を前
方橋絡部23bの内径よりも小さくし、後方リング部2
2の内径を後方橋絡部23cの内径に一致させる。
Description
ウジングに収容した接続端子の後部を防水するための防
水コネクタ用シール部材に関するものである。
のシール部材1では円筒状の芯部材2の内外周面にはゴ
ム等のシール材3が周着され、シール材3の内部は電線
挿通孔4とされている。芯部材2は前方の筒部2aと、
前後の略中間のフランジ部2bと、後方の筒部2cとを
有し、後方の筒部2cには縦方向の複数の隙間2dが形
成されることにより、可撓性が与えられている。また、
電線挿通孔4の前部のシール部材3には電線の外径より
も若干大きい内径のストレート部4aが形成され、後部
には電線の外径よりも小さい内径の波形部4bが形成さ
れている。
通孔4に電線5を挿通する際には、電線5は波形部4b
を拡径しながらストレート部4aに進み、前方へ抜け
る。このとき、芯部材2の後方の筒部2cは可撓性を有
するので、外方に撓んで電線5を容易に通過させる。ま
た、電線5を挿通したシール部材1に接続端子の被覆圧
着片6を圧着する際には、シール部材1を電線5に対す
る所定の位置に移動した後に、シール部材1の前部に接
続端子の被覆圧着片6を圧着する。
筒部2aの可撓性が少ないので、接続端子の被覆圧着片
6によってシール部材1を締め付けても、電線5を締め
付けることができず、シール部材1が電線5に対して不
時に移動してしまう虞れもある。
電線に対して確実に固定ができ、しかも十分な防水機能
を有する防水コネクタ用シール部材を提供することにあ
る。
の本発明に係る防水コネクタ用シール部材は、可撓性を
有する複数本の橋絡部を介して前方のリング部と後方の
リング部とを連結した骨格部材の内外周面に、断面波形
部を有するシール材を略円筒状に周着したことを特徴と
する。
例に基づいて詳細に説明する。第1図は実施例の斜視
図、図2は略背面図、図3は図2をA−A線に沿って切
断した断面図であり、シール部材11の略円筒状の骨格
部材12の内外周面には、ゴム等のシール材13が被着
されている。シール部材11には、前面14と後面15
の間を貫通して後述の電線を挿通する電線挿通孔16が
設けられている。
は合成樹脂材料により形成され、その横断面形状は真円
とされている。骨格部材12には前面14側に位置する
前方リング部21と、後面15側に位置する後方リング
部22と、これらのリング部21、22を連結する橋絡
部23とが設けられている。骨格部材12は縦方向に剛
性を有する反面で、複数本、例えば8本の縦方向の隙間
24が橋絡部23に形成され、径方向の可撓性が与えら
れている。橋絡部23の前後の略中間には段部23aが
形成され、段部23aの前面14側は前方橋絡部23b
とされ、後面15側は前方橋絡部23bの内径よりも大
きい内径の後方橋絡部23cとされている。前方リング
部21の内径は前方橋絡部23bの内径よりも小さくさ
れ、後方リング部22の内径は後方橋絡部23cの内径
と略一致している。
電線の外径よりも若干大きい内径のストレート部25と
され、後面15側は電線を案内するテーパ部26とさ
れ、ストレート部25とテーパ部26の間は電線の外面
に圧接し得る内径の波形部27とされている。また、シ
ール材13の外周面の前面14側は、後述の接続端子の
被覆圧着片により締め付けられる圧着部28とされ、後
面15側は後述するコネクタハウジングの端子収容孔に
圧入される波形部29とされている。そして、波形部2
9の後面15側には、例えば4個の治具受け溝30が設
けられている。
15側から電線挿通孔16に電線31を挿通すると、電
線31の芯線31aと被覆31bは、シール部材11の
テーパ部26に案内されて波形部27に容易に進入し、
ストレート部25を通って前面14側へ抜ける。このと
き、骨格部材12の橋絡部23は径方向の可撓性を有す
るので、電線31は波形部27を押圧して橋絡部23を
外方へ撓ませ、電線挿通孔16を容易に前進する。
置に前進し、シール部材11が電線31に対して所定位
置に移動した後に、接続端子32の芯線圧着片32aに
より電線31の芯線31aを圧着し、接続端子32の被
覆圧着片32bにより電線31の被覆31bを圧着す
る。これにより、骨格部材12の前方橋絡部23bが被
覆圧着片32bによって締め付けられ、前方橋絡部23
bは前方リング部21を支点として内方に撓み、電線挿
通孔16のストレート部25を電線31の外周面に密着
させる。
コネクタハウジング33の端子収容孔33aに押し込む
と、シール部材11の外周面の波形部29が端子収容孔
33aの周壁により押圧され、直線状に変形して端子収
容孔33aの周壁に密着する。同時に、シール材11の
内周面の波形部27を電線31の外周面に密着させる。
数本の橋絡部23を介して前方リング部21と後方リン
グ部22とを連結したので、電線31を電線挿通孔16
に挿通する際に橋絡部23が外方に撓み易くなり、多数
であっても電線31を容易に移動させることが可能とな
る。この際に、骨格部材12は縦方向に対しては剛性を
有するので、骨格部材12の後方リング部22を用いて
接続端子32をコネクタハウジング33の所定位置に押
し込んだり、図示しない係止部材を後方リング部32に
コネクタハウジング33の外側から当てがって、接続端
子32の後抜けを防止することができる。
絡部23bが可撓性を有するので、圧着部28が接続端
子32の被覆圧着片32bによって締め付けられた際
に、段部23aと前方橋絡部23bが容易に撓み、シー
ル材13のストレート部25を電線31の外周面に確実
に密着させ、後方橋絡部23cと共働して電線31の外
周面の防水性を向上させる。更に、骨格部材12の橋絡
部23の可撓性が従来よりも向上したので、電線31を
電線挿通孔16に挿通する際に、電線31の芯線31a
のばらけを防止できる。そして、シール部材11の断面
外形を真円形状とすることにより、接続端子32に対す
るシール部材11の向きによる角度管理を不要とし、組
立時の作業性を向上できる。
23を前方橋絡部23bと後方橋絡部23cとに区分し
たが、段部23aを省略して前方橋絡部23bと後方橋
絡部23cが滑らかに連通するようにしてもよい。
ネクタ用シール部材は、可撓性を有する複数本の橋絡部
を介して前方のリング部と後方のリング部とを連結した
ので、挿通した電線に対して骨格部材の橋絡部を内側及
び外側に膨らませて確実な固定及び防水が可能となる。
る。
ある。
Claims (4)
- 【請求項1】 可撓性を有する複数本の橋絡部を介して
前方のリング部と後方のリング部とを連結した骨格部材
の内外周面に、断面波形部を有するシール材を略円筒状
に周着したことを特徴とする防水コネクタ用シール部
材。 - 【請求項2】 前記橋絡部は略中間の段部を介して前方
橋絡部と後方橋絡部とを有し、前記前方橋絡部の内径を
前記後方橋絡部の内径よりも小さくした請求項1に記載
の防水コネクタ用シール部材。 - 【請求項3】 前記前方のリング部の内径を前記橋絡部
の内径よりも小さくした請求項1又は2に記載の防水コ
ネクタ用シール部材。 - 【請求項4】 前記後方のリング部の内径を前記橋絡部
の内径に一致させた請求項1又は2に記載の防水コネク
タ用シール部材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14606597A JPH10321288A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 防水コネクタ用シール部材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14606597A JPH10321288A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 防水コネクタ用シール部材 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10321288A true JPH10321288A (ja) | 1998-12-04 |
Family
ID=15399299
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14606597A Pending JPH10321288A (ja) | 1997-05-21 | 1997-05-21 | 防水コネクタ用シール部材 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH10321288A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007134123A (ja) * | 2005-11-09 | 2007-05-31 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 電線シール部材 |
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DE102007034817B4 (de) * | 2007-07-25 | 2019-11-28 | Volkswagen Ag | Gedichtetes Kontaktgehäuse für eine elektrische Steckverbindung in einem Fahrzeug |
-
1997
- 1997-05-21 JP JP14606597A patent/JPH10321288A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2013178726A1 (en) * | 2012-05-31 | 2013-12-05 | Delphi International Operations Luxembourg S.À R.L. | Single wire seal for sealing an electric cable in an aperture of a terminal |
US9515472B2 (en) | 2012-05-31 | 2016-12-06 | Delphi International Operations Luxembourg S.A.R.L. | Single wire seal for sealing an electric cable in an aperture of a terminal |
EP3503307A1 (de) * | 2017-12-20 | 2019-06-26 | Nexans | Elektrisches kupplungsteil und dichtelement |
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Legal Events
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A711 | Notification of change in applicant |
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A977 | Report on retrieval |
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A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20061114 |
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A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070410 |