JPH10321250A - 物品の選別装置 - Google Patents

物品の選別装置

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JPH10321250A
JPH10321250A JP9125994A JP12599497A JPH10321250A JP H10321250 A JPH10321250 A JP H10321250A JP 9125994 A JP9125994 A JP 9125994A JP 12599497 A JP12599497 A JP 12599497A JP H10321250 A JPH10321250 A JP H10321250A
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JP
Japan
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battery
sorting
container
tubing
bodies
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JP9125994A
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English (en)
Inventor
Emi Ishikawa
えみ 石川
Tsuneo Inui
恒雄 乾
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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    • Y02E60/10Energy storage using batteries
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P70/00Climate change mitigation technologies in the production process for final industrial or consumer products
    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【課題】二次電池等の物品をその属性に対応して選別で
きるようにして、出荷形態の多様化に迅速に対応させ
る。 【解決手段】多数の電池本体が収容されたコンテナ40
を受け入れるコンテナ処理装置130と、該コンテナ処
理装置130にて受け入れられた多数の電池本体をその
特性に基づいて選別する選別処理設備128と、前記コ
ンテナ処理装置130と前記選別処理設備128との間
に、多数の電池本体に対して印字を行う印字処理設備1
24と、多数の電池本体に対して開路電圧を測定するO
CV測定装置148と、多数の電池本体に対してチュー
ビングを行うチュービング処理設備126を設けて構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多数の製造ライン
を通じて排出されたワークをその属性に合わせて選別す
る物品の選別装置に関する。ここで、ワークとは、物品
(最終製品を意味する)を構成する部品や前工程で作製
された中間物品、並びに最終製品自体を指す。
【0002】
【従来の技術】一般に、物品の製造システムにおいて
は、多数の製造ラインが機能的に集約されて構成されて
いる。そして、大量のワークが各製造ラインに投入され
て、最終的に所定の機能を有する物品(最終製品)が製
造されるようになっている。
【0003】各製造ラインにおいては、ワークを単体毎
に移送して予め設定された製造手順に従って、ワークを
組み立てて中間物品を製造し、その製造された中間物品
の性能を確認するための検査が行われた後、該中間物品
を後段の製造ラインに投入するようにしている。
【0004】このような製造工程は、出来上がった製品
に対して検査を行うことで、良品と不良品とに二分し、
そのうちの良品のみを出荷するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、製品によっ
ては、良品と不良品との区分け以外に、良品を更に複数
に区分けしたい場合がある。例えば、二次電池などにお
いては、電子機器の直流電源として使用する場合、複数
の二次電池を直列にあるいは並列に接続して使用するこ
とが一般的である。このため、接続される複数の二次電
池のうち、一つでも電流容量の低い電池があると、直流
電源としての性能及び寿命が当該電流容量の低い電池に
よって律速されることとなる。
【0006】そのため、良品として評価された二次電池
を更に電流容量値などに基づいてランク分けすれば、互
いに電流容量値が近似する複数の電池を揃えてパック
(梱包)することが可能となり、電源として使用した場
合の性能及び寿命を向上させることができる。
【0007】本発明は、このような課題を考慮してなさ
れたものであり、二次電池等の物品をその属性に対応し
て選別することができ、出荷形態の多様化に迅速に対応
させることができる物品の選別装置を提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係る物品の選別
装置は、多数のワークを受け入れるワーク受入れ手段
と、前記ワーク受入れ手段にて受け入れられた多数のワ
ークをその特性に基づいて選別するワーク選別手段と、
前記ワーク受入れ手段と前記ワーク選別手段との間に、
前記ワークに対して所定の中間処理を施す中間処理手段
を設けて構成する。この場合、前記ワーク受入れ手段と
前記ワーク選別手段との間に、前記受け入れられた多数
のワークを前記ワーク選別手段の方向に搬送するワーク
移送手段を設置するようにしてもよい。
【0009】これにより、多数のワークがワーク受入れ
手段を通じて受け入れられ、後段のワーク選別手段に向
かって搬送される。このとき、多数のワークは途中の中
間処理手段にて種々の中間処理が行われて前記ワーク選
別手段に搬送される。
【0010】このように、本発明に係る物品の選別装置
においては、二次電池等の物品をその属性に対応して選
別することができ、出荷形態の多様化に迅速に対応させ
ることができる。
【0011】そして、ワークを二次電池とした場合、前
記中間処理手段は、前記二次電池に対して印字を行う印
字手段と、前記二次電池に対してチュービングを行うチ
ュービング処理手段とすることが好ましい。
【0012】次に、本発明に係る物品の選別装置は、多
数の二次電池を受け入れる電池受入れ手段と、前記電池
受入れ手段にて受け入れられた多数の二次電池に対して
印字を行う印字手段と、前記二次電池に対してチュービ
ングを行うチュービング処理手段と、前記二次電池をそ
の特性に基づいて選別する電池選別手段とを設けて構成
する。
【0013】即ち、この発明では、印字手段、チュービ
ング処理手段及び電池選別手段がそれぞれ同じ位置付け
にある。
【0014】各手段が個々の設備に分かれている場合、
各設備間に多数の二次電池を出し入れするための設備が
それぞれ必要になるが、本発明では、印字手段、チュー
ビング処理手段及び電池選別手段を一貫した自動化ライ
ンとして接続することができるため、二次電池の製造に
係る時間の短縮、作業者の削減、コストダウン等を効率
よく実現することができる。
【0015】そして、前記発明において、各手段での処
理を、プログラマブル・コントローラ及び(又は)機能
別に設置された複数のコンピュータにより制御する、即
ち、各手段での処理を、プログラマブル・コントローラ
での制御により、あるいは機能別に設置された複数のコ
ンピュータでの制御により、あるいはこれらの組み合わ
せによって制御することにより、物品の選別装置の全自
動化を実現させることができ、二次電池等の物品の生産
性の向上を図ることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る物品の選別装
置を例えば円筒形二次電池(以下、単に電池と記す)の
製造システムに適用した実施の形態例(以下、単に実施
の形態に係る製造システムと記す)を図1〜図6を参照
しながら説明する。
【0017】本実施の形態に係る製造システムは、前工
程である組立工程にて製造された電池本体に対してエー
ジング処理及び充放電検査等を行い、電池本体に対して
印字、チュービング(ビニール製のチューブで被覆する
処理)及び選別処理を行って出荷させるものである。
【0018】ここで、図1を参照しながら本実施の形態
に係る製造システムに投入される電池本体10の構成を
簡単に説明する。
【0019】この電池本体10は、有底円筒形状を有す
る電池缶12と、この電池缶12内にリチウム塩を含む
非水電解液14と共に封入される極板群16及び封口体
18とを備える。
【0020】極板群16は、リチウム含有金属酸化物を
主体とした層を有する正極板20と負極材料を主体とし
た合剤層とその合剤層上にリチウムを主体とした金属材
料が重ね合わされた負極板22がセパレータ24を介し
て巻回されて構成されており、この正極板20の端部に
正極リード26が設けられ、負極板22の端部に負極リ
ード28が設けられている。
【0021】正極リード26は、極板群16の巻回中心
部側から電池缶12の開口12a側に延在すると共に、
封口体18に溶接されている。この封口体18は、ガス
ケット30を介して電池缶12の開口12a側の端部に
固定されている。負極リード28は、極板群16の外周
側から電池缶12の内底部12b側に延在して、該内底
部12bに溶接されている。
【0022】電池缶12には、開口12aの近傍に位置
して環状溝部32が形成されている。この電池缶12内
には、極板群16に対して下部絶縁板34と上部絶縁板
36とが配設されている。
【0023】そして、前記電池本体10は、多数揃えら
れて1つのコンテナ40(図2参照)に収容されるよう
になっている。このコンテナ40は、図2に示すよう
に、平面ほぼ正方形状(例えば一辺約560mm)で四
方に側壁(例えば高さ約100mm)42A〜42Dを
有する有底箱状の匣体44を有する。この匣体44の底
部46には、縦方向に16個、横方向に16個、計25
6個の貫通孔48(図3A及び図3B参照)がマトリク
ス状に配されている。
【0024】これら貫通孔48に対応してそれぞれに電
池本体10を保持するためのホルダ50が一体に形成さ
れている。
【0025】ホルダ50は、図3Bに示すように、対応
する貫通孔48を底部開口(例えば径が約15mmの円
形開口)とし、かつ上部に開口(例えば径が約21mm
の円形開口)52が形成された筒部(例えば高さ約28
mm)54として形成され、更に、この筒部54には、
その内壁に、高さ方向に延在し、かつ幅dが小(例えば
約3mm)とされ、筒部54の軸方向に突出する複数
(図示の例では6つ)のリブ部56が一体に形成されて
いる。
【0026】各リブ部56は、その上端部に軸方向に下
り傾斜とされたテーパー面58が形成されている。ま
た、各リブ部56は、その高さ方向任意の位置に段差が
形成されており、例えば図3Bの例では、匣体44の底
部46から約1mm上方の位置と、前記底部46から約
10mm上方の位置にそれぞれ段差(以下、便宜的に下
部段差60a及び上部段差60bと記す)が形成され、
リブ部56における上部段差60b上の張出し部(上部
張出し部56a)の突出幅d3は筒部54の内壁面から
例えば約1.4mmとされ、上部段差60b下の張出し
部(中央張出し部56b)の突出幅d2は筒部54の内
壁面から例えば約2.25mmとされ(上部張出し部5
6aの端面からの突出幅=約0.85mm)、下部段差
60a下の張出し部(下部張出し部56c)の突出幅d
1は筒部54の内壁面から例えば約4.5mm(中央張
出し部56bの端面からの突出幅=約2.25mm)と
されている。
【0027】これにより、下部張出し部56cの各端面
を結ぶことによって、径が12mmの円形開口が形づく
られ、中央張出し部56bの各端面を結ぶことによっ
て、径が16.5mmの円形開口が形づくられ、上部張
出し部56aの各端面を結ぶことによって、径が18.
2mmの円形開口が形づくられることとなる。
【0028】従って、下部段差60aには、外径が12
mmより大きく16.5mm未満の円筒電池が載置可能
であり、上部段差60bには、外径が16.5mmより
大きく18.2mm未満の円筒電池が載置可能である。
即ち、このホルダ50には、外径の異なる例えば2種類
の電池本体10が保持可能である。
【0029】一方、匣体44は、その上部にフランジ部
62が一体に形成されている。該フランジ部62の各コ
ーナー部C1〜C4のうち、3つのコーナー部C1、C
3及びC4が同一の曲率を有する湾曲形状に形成され、
残りのコーナー部C2が斜め方向に面取りされて、匣体
44における底部46の対角線に直交するテーパー面6
4として形成されている。
【0030】前記フランジ部62は、その内側に矩形環
状の段差66が形成され、この段差66にて区画形成さ
れる形状は、匣体44の底部外形とほぼ同じか僅かに大
とされている。そのため、1つのコンテナ40上に別の
コンテナ40を載せる場合、上に位置するコンテナ40
の底部46を、下に位置するコンテナ40のフランジ部
62の段差66内に挿入することによって、複数のコン
テナ40を安定して積載することが可能となる。
【0031】更に、匣体44の各側壁42A〜42Dに
は、複数の開口68が形成されており、特に、コーナー
部C4に接する辺を構成する側壁42Cの外面のうち、
前記コーナー部C4に近接する部分に、データ記憶用の
カード(データカード)DCが着脱自在に取付可能とさ
れたカード収納部70が形成されている。
【0032】このデータカードDCに内蔵されている記
憶部(ICチップや磁気記録面)には、250個の電池
に対する検査処理、例えば充放電処理の結果が例えば座
標情報やビット情報(0/1=GO/NG)として記憶
されるようになっている。
【0033】このコンテナ40は、自己消火性、自己難
燃性の材料にて一体成形されて構成されるものであり、
例えばABS(アクリロニトリル・ブタジエン・スチレ
ン共重合体)とPBT(ポリブチレンテレフタレート)
とを混合させた合成樹脂にグラスファイバーを混入させ
た材料を成形材料として例えば射出成形により一体成形
によって構成することができる。市販品としては、例え
ばノバロイ−B(ダイセル化学工業株式会社の商品名で
あり、ノバロイはダイセル化学工業株式会社の登録商標
である)を用いることができる。
【0034】そして、このコンテナ40には、多数の電
池本体10が収容される。この場合、匣体44の底部4
6に多数配されたホルダ50にそれぞれ開口52を通じ
て個々に投入されることにより行われる。このコンテナ
40に対する電池本体10の出し入れは自動化された搬
送機構によって行われる。
【0035】そして、本実施の形態に係る製造システム
は、図4に示すように、電池本体10に対して低温のエ
ージング処理を行う低温エージング処理設備100と、
該低温エージング処理設備100における低温エージン
グ室102に隣接して設置され、前記低温エージング処
理後の電池本体10に対して常温のエージング処理を行
う第1の常温エージング処理設備104と、電池本体1
0に対して高温のエージング処理を行う高温エージング
処理設備106と、電池本体10に対して部分充電や活
性化処理を行う活性化処理設備108と、該活性化処理
後の電池本体10に対して常温のエージング処理を行う
第2の常温エージング処理設備110と、電池本体10
に対して容量チェックを行う容量検査設備112と、電
池本体10の次工程への投入時期を調整するためのバッ
ファ処理設備114と、前記容量検査設備112にて得
られた検査値等に基づいて電池本体10を印字、チュー
ビング、振り分けして、出荷する選別・出荷設備116
を有して構成されている。
【0036】低温エージング処理設備100は、この製
造システムの前工程である組立工程にて製造された電池
本体10に対して例えば温度10℃、約2時間の低温エ
ージング処理を行うものであり、この処理は、電池本体
10の発熱を抑えながらリチウムを溶解させる目的で行
われる。
【0037】第1の常温エージング処理設備104は、
電池本体10のリチウムを溶解させる目的で、前記低温
エージング処理を終えた電池本体10に対して例えば温
度20℃、約8時間の常温エージング処理を行う。
【0038】高温エージング処理設備106は、活性化
処理設備108での部分充電処理を終えた電池本体10
に対して例えば温度50℃、約12日の高温エージング
処理を行うものであり、この処理は、電池本体10にお
ける部分充電後の電位むらをなくすことと、該電池本体
10のリチウムを溶解させる目的で行われる。
【0039】活性化処理設備108は2通りの処理を行
う。1つは、前記第1の常温エージング処理を終えた電
池本体10のリチウムを溶解させることと、該電池本体
10の電位むらをなくす目的で、例えば2時間の部分充
電処理を行い、他の1つは、電池本体10を電気化学的
に活性化させる目的で、例えば4.5時間の満充電を行
うものである。
【0040】第2の常温エージング処理設備110は、
活性化処理設備108での活性化処理を終えた電池本体
10の微小短絡を検出することを目的として、該電池本
体10に対して温度23℃、約28日の常温エージング
処理を行う。
【0041】容量検査設備112は、電池本体10の容
量上のランク付けを行うことを目的に、充電及び放電時
の容量を検査する装置であり、容量検査後は、電池本体
10を部分充電状態にしておく。
【0042】前記各装置のうち、活性化処理設備10
8、容量検査設備112及びバッファ処理設備114に
は、電池本体10の内部抵抗(IR)及び開路電圧(O
CV)を測定するIR/OCV測定装置118、120
及び122が設置され、選別・出荷設備116には電池
本体10の開路電圧(OCV)を測定するOCV測定装
置148(図5参照)が設置されている。
【0043】活性化処理設備108内のIR/OCV測
定装置118での測定は、部分充電処理の前段階におい
て、電池本体10の極板群16、封口体18などが内短
していないか、及び溶接の外れ等がないかを検査する目
的で行われ、更に、活性化処理の前段階において、電池
本体10に微小短絡がないかどうか、及び溶接の外れ等
がないかどうかを検査する目的で行われる。
【0044】容量検査設備112内のIR/OCV測定
装置120でのIR/OCV測定は、電池本体10に微
小短絡がないかどうか、及び溶接の外れ等がないかどう
かを検査する目的で行われる。
【0045】バッファ処理設備114内のIR/OCV
測定装置122でのIR/OCV測定は、活性化処理後
と、容量検査後の計2回行われる。活性化処理後の1回
目の測定は、活性化時の異常を検査すること、容量検査
前の測定と比較するためのデータ取り、及び溶接の外れ
等がないかどうかを検査する目的で行われ、容量検査後
の2回目の測定は、電位が所定レベルあるかどうか、及
び溶接の外れ等がないかどうかを検査する目的で行われ
る。
【0046】選別・出荷設備116内のOCV測定装置
148でのOCV測定は、電池本体10の電位が規定値
以内にあるかどうかを検査する目的で行われる。
【0047】そして、本実施の形態に係る製造システム
は、印字処理設備124と、チュービング処置設備12
6と、選別処理設備128とが連続した全自動の一貫ラ
インとされている。
【0048】具体的に、前記選別・出荷設備116につ
いて図5を参照しながら説明する。選別・出荷設備11
6は、図5に示すように、コンテナ40の受入れ口に搬
送された5段積みのコンテナ群80を1段毎に分割す
る、又は5つに分割されたコンテナ40を段積みして5
段積みのコンテナ群80とするコンテナ処理装置130
と、1つのコンテナ単位にデータカードDCに対してデ
ータのアクセスを行うデータ書込み/読出し装置132
を有する。
【0049】前記印字処理設備124は、1つのコンテ
ナ単位に選別・出荷設備116内に搬送する搬送装置1
34と、該搬送装置134によって搬送された1つのコ
ンテナ40から電池本体10を例えば1列単位に取り出
して第1の移送装置136に投入する電池投入装置13
8を有する。前記第1の移送装置136は、1個の電池
本体10が載置される例えば四角形状のキャリアが多数
並べられて構成された移送装置本体と、該移送装置本体
を駆動して多数のキャリアを一方向あるいは逆方向に搬
送制御する駆動制御装置を有する。
【0050】また、この印字処理設備124は、前記各
種装置のほか、全ての電池本体10に対して印字を行う
印字装置140と、該印字装置140への印字データの
送出並びに印字装置140及び第1の移送装置136の
制御を行う印字制御装置142と、印字情報(シリアル
番号等)をデータサーバ144に転送する印字実績管理
装置146を有する。
【0051】チュービング処理設備126は、印字処理
を終えた電池本体10に対して開路電圧(OCV)の測
定を行うOCV測定装置148と、電池本体10にビニ
ール製のチューブを被せた後、別系統から供給された絶
縁リングを電池本体10にセットするチュービング装置
150と、該OCV測定装置148及びチュービング装
置150をそれぞれ所定のアルゴリズムに従って制御す
るチュービング制御装置152を有する。
【0052】選別処理設備128は、チュービング処理
を終えた電池本体10を移送する第2の移送装置154
と、前記チュービング処理を終えた電池本体10をセル
情報テーブルに登録されている当該電池本体10のラン
クに基づいて振り分けて、ランク毎に配置された図示し
ない選別用コンテナに投入する電池振分け装置156
と、選別用コンテナを所定個数ほど積載して出荷処理を
行うコンテナ積載装置158と、前記第2の移送装置1
54、電池振分け装置156及びコンテナ積載装置15
8の制御を行う選別制御装置160を有する。
【0053】前記印字制御装置142、チュービング制
御装置152及び選別制御装置160は、データ書込み
/読出し装置132からのDCデータや電池本体10の
搬送に使用される搬送データ等の授受が電池本体10の
搬送に伴って行われるようになっている。
【0054】また、前記印字実績管理装置146及びデ
ータサーバ144は共に、パーソナルコンピュータにて
構成され、更に、例えばバス結合方式のLAN162に
よってデータの授受が行われるようになっている。
【0055】本実施の形態に係る製造システムは、基本
的には以上のように構成されるものであり、次に本実施
の形態に係る製造システムを用いて電池を製造する方法
を図6を参照しながら説明する。
【0056】まず、低温エージング処理工程S1におい
て、前記低温エージング処理設備100を用いて多数の
電池本体10に対し、例えば温度10℃、約2時間の低
温エージング処理が行われる。
【0057】具体的には、まず、多数の電池本体10に
対する洗浄処理が行われる。その後、多数の電池本体1
0は、その搬送過程において、コンテナ40の電池収容
空間内に収容される。そして、コンテナ40に所定個数
(例えば250個)の電池本体10が収容された段階
で、該250個の電池本体10は、コンテナ40と共に
低温エージング室102(図4参照)に搬送される。
【0058】低温エージング室102は、その室内温度
が、空調制御によって10℃に保たれており、該低温エ
ージング室102内に搬入されたコンテナ40内の多数
の電池本体10は、各電池本体10自身の発熱が抑えら
れながらリチウムの溶解がゆっくりと行われることにな
る。
【0059】低温エージング処理工程S1を終えた多数
の電池本体10は、コンテナ40と共に次の第1の常温
エージング処理工程S2に投入される。この第1の常温
エージング処理工程S2は、第1の常温エージング処理
設備104を用いて、電池本体10に対し、例えば温度
20℃、約8時間の常温エージング処理を行う。この第
1の常温エージング処理によって、電池本体10でのリ
チウム溶解が更に促進される。
【0060】第1の常温エージング処理工程S2を終え
た多数の電池本体10は、コンテナ40と共に次の部分
充電工程S3に投入される。この部分充電工程S3は、
活性化処理設備108を用いて、前記常温エージング処
理を終えた電池本体10に対し、IR/OCV測定と部
分充電処理を行う。
【0061】具体的には、まず、活性化処理設備108
内のIR/OCV測定装置118を通じて、多数の電池
本体10の内部抵抗(IR)と開路電圧(OCV)が測
定され、その後、充放電処理装置168(図4参照)を
通じて多数の電池本体10に対して例えば2時間の部分
充電処理が行われる。これらの測定及び充放電処理はコ
ンテナ40内に多数の電池本体10を収容した状態で行
われる。この部分充電処理が完了すると、多数の電池本
体10に関するセル情報(IR/OCV測定結果及び部
分充電結果等)が前記多数の電池本体10が収容されて
いるコンテナ40のデータカードDCに書き込まれる。
この部分充電処理によって、電池本体10でのリチウム
溶解が効率よく促進し、併せて電池本体10の電位むら
が抑圧される。
【0062】部分充電工程S3を終えた多数の電池本体
10は、コンテナ40と共に次の高温エージング処理工
程S4に投入される。この高温エージング処理工程S4
は、高温エージング処理設備106を用いて、電池本体
10に対し、例えば温度50℃、約12日の高温エージ
ング処理を行う。
【0063】高温エージング処理工程S4を終えた多数
の電池本体10は、コンテナ40と共に次の活性化処理
工程S5に投入される。この活性化処理工程S5は、活
性化処理設備108を用いて、前記高温エージング処理
を終えた電池本体10に対し、IR/OCV測定と例え
ば4.5時間の満充電を行う。
【0064】具体的には、まず、活性化処理設備108
内のIR/OCV測定装置118を通じて、多数の電池
本体10の内部抵抗(IR)と開路電圧(OCV)が測
定され、その後、充放電処理装置168を通じて多数の
電池本体10に対して例えば4.5時間の満充電処理が
行われる。これらの測定及び充放電処理はコンテナ40
内に多数の電池本体10を収容した状態で行われる。
【0065】この充(放)電処理においては、充電期間
の最初の所定期間において、電池本体10に一定電流を
流して充電を行ういわゆる定電流充電(CC充電)が行
われ、残りの期間において、電池本体10の両端に一定
電圧を印加して充電を行ういわゆる定電圧充電(CV充
電)が行われる。前記最初の所定期間における定電流充
電においては、一定電流が電池に流れることから、電池
本体10の両端電圧が時間の経過と共に徐々に上昇し、
その後の定電圧充電においては、一定電圧が電池本体1
0の両端に印加されることから、電池本体10に流れる
電流が時間の経過と共に徐々に減少することとなる。
【0066】この充(放)電処理が完了すると、多数の
電池本体10に関するセル情報(IR/OCV測定結果
及び満充電結果等)が前記多数の電池本体10が収容さ
れているコンテナ40のデータカードDCに書き込まれ
る。前記活性化処理によって、電池本体10でのリチウ
ム溶解が効率よく促進し、併せて電池本体10の電位む
らが抑圧される。
【0067】活性化処理工程S5を終えた多数の電池本
体10は、コンテナ40と共に次の第1のバッファ処理
工程S6に投入される。この第1のバッファ処理工程S
6は、バッファ処理設備114を用いて、電池本体10
に対し、放置処理とIR/OCV測定を行う。
【0068】前記第1のバッファ処理工程S6を終えた
多数の電池本体10は、コンテナ40と共に次の第2の
常温エージング処理工程S7に投入される。この第2の
常温エージング処理工程S7は、第2の常温エージング
処理設備110を用いて、電池本体10に対し、例えば
温度23℃、約28日の常温エージング処理を行う。
【0069】前記第2の常温エージング処理工程S7を
終えた多数の電池本体10は、コンテナ40と共に次の
容量検査工程S8に投入される。この容量検査工程S8
は、容量検査設備112を用いて、IR/OCV測定と
充電及び放電時の電流容量を検査する。
【0070】具体的には、まず、容量検査設備112内
のIR/OCV測定装置120を通じて、多数の電池本
体10の内部抵抗(IR)と開路電圧(OCV)が測定
され、その後、容量測定装置170(図4参照)を通じ
て多数の電池本体10の充電及び放電時の電流容量値が
測定される。これらの測定はコンテナ40内に多数の電
池本体10を収容した状態で行われる。
【0071】この容量検査処理が完了すると、多数の電
池本体10に関するセル情報(IR/OCV測定結果及
び満充電結果等)が前記多数の電池本体10が収容され
ているコンテナ40のデータカードDCに書き込まれ
る。
【0072】前記容量検査工程S8を終えた多数の電池
本体10は、コンテナ40と共に次の第2のバッファ処
理工程S9に投入される。この第2のバッファ処理工程
S9は、バッファ処理設備114を用いて、電池本体1
0に対し、所定期間の放置処理と必要なIR/OCV測
定処理を行う。
【0073】これらの放置処理及びIR/OCV測定は
コンテナ40内に多数の電池本体10を収容した状態で
行われる。前記IR/OCV測定が終了すると、多数の
電池本体10に関するセル情報(IR/OCV測定結果
等)が前記多数の電池本体10が収容されているコンテ
ナ40のデータカードDCに書き込まれる。
【0074】前記第2のバッファ処理工程S9を終えた
多数の電池本体10は、コンテナ40と共に次の選別・
出荷工程S10に投入される。この選別・出荷工程S1
0は、選別・出荷設備116を用いて、電池本体10に
対し、例えば印字、チュービング処理を行って製品(二
次電池)とした後に、これら電池をそれぞれデータカー
ドDCに記録されているセル情報に基づいてランク分け
を行って、ランク単位に出荷するという処理を行う。
【0075】具体的には、まず、バッファ処理設備11
4から取り出されたコンテナ群80は、自走式の搬送車
によって選別・出荷設備116のコンテナ受入れ口に搬
送される。コンテナ受入れ口にコンテナ群80が投入さ
れると、コンテナ群80は、コンテナ処理装置130を
通じて1段毎に分割され、1つのコンテナ40に取り付
けられているデータカードDCの内容(DCデータ)が
データ書込み/読出し装置132を通じて読み取られ
る。読み取られたDCデータは、印字制御装置142に
送信される。
【0076】一方、搬送装置134は、データ書込み/
読出し装置132を通じてのDCデータの読み出しが終
了した時点で、1つのコンテナ40を選別・出荷設備1
16内に搬送し、1つのコンテナ40を電池投入装置1
38に受け渡す。電池投入装置138は、搬送装置13
4によって搬送された1つのコンテナ40から電池本体
10を1列ずつ取り出して後段の第1の移送装置136
に投入する。
【0077】第1の移送装置136は、初期動作の段階
で、原点出しが行われ、先頭のキャリアとして宣言され
たキャリア(以下、先頭キャリアと記す)が基端(始
端)の位置に位置決めされる。そして、前記電池投入装
置138の電池本体10の投入タイミングに同期して第
1の移送装置136が印字制御装置142を通じて搬送
制御され、先頭キャリアから順番にそれぞれ電池本体1
0が直立状態で載置されていく。
【0078】このキャリアの搬送過程において、電池本
体10の有無が光センサ(図示せず)を通じて検出さ
れ、少なくとも電池本体10が存在しないキャリアの情
報(例えばキャリアの搬送に同期してシフトされるシー
ケンサ(プログラマブル・コントローラ)内のデータメ
モリのデータ内容)が印字制御装置142内で更新され
ると共に、搬送データのずれを検出する。このずれは、
データなし情報をもつキャリアにて電池ありがセンサに
て検出された場合などに発生する。
【0079】第1の移送装置136によって縦1列とさ
れて順次搬送される多数の電池本体10は、まず、印字
装置140に投入される。印字装置140は、キャリア
の移動によって搬送された電池本体10の表面に印字を
行う。この印字処理は、コンテナ40のデータカードD
Cに書き込まれたコンテナ情報から読み出された当該コ
ンテナ40のコンテナID、ロット番号及びランク情報
に基づいて印字制御装置142により作成された電池本
体1本ごとのシリアル番号が印字装置140に供給され
ることにより行われる。印字されたシリアル番号は、印
字実績管理装置146によりコンテナ単位でデータサー
バ144に送られる。
【0080】印字処理を終えた電池本体10は、第1の
移送装置136によってチュービング処理設備126に
投入され、まず、OCV測定装置148において、それ
ぞれ開路電圧(OCV)が測定される。この測定結果
は、チュービング制御装置152を通じてコンテナ単位
でデータベース164のセル情報テーブルに登録され
る。OCV測定を終えた多数の電池本体10は、後段の
チュービング装置150に投入される。
【0081】チュービング装置150は、別系統から供
給されたチューブ(ビニール製の袋)を電池本体10に
被せ、別系統から供給された例えば紙製の絶縁リングを
電池本体10にセットして熱収縮を行う。このチュービ
ング装置150によるチュービング処理において、チュ
ービングエラー(チューブがうまく被らない等)とされ
る場合がある。チュービングエラーとされた電池本体1
0は、新たにNG品として排除される。
【0082】前記印字装置140、チュービング装置1
50及び電池振分け装置156は、それぞれキャリアの
ピッチ搬送クロックと同期させてシフトする電池情報
(電池の有無を示す情報等)をシーケンサのデータメモ
リ内に有し、それぞれの処理位置に該当するデータメモ
リのチャンネルに電池なしの情報(データなし)があっ
た場合、キャリア上に電池本体10が存在しないと判断
して、当該キャリアに対するそれぞれの処理を行わない
という動作を行う。
【0083】各装置では、各装置間での電池本体10の
受け渡し時にずれが生じないように、各装置の搬送ピッ
チ位置の照合を行っている。例えば、各装置の搬送ベル
ト軸に位置検出ができる円盤を取り付け、常に同じ位置
となっているかどうかを監視している。また、電池本体
10の受け渡しと電池情報の受け渡しとのずれが検出で
きるように、各装置間の主要部に電池の有無の検出を行
うセンサを設け、データとの照合を行っている。
【0084】チュービング処理を終えた電池本体10
(このチュービング処理を終えた電池本体10を以降の
説明では単に電池10とも記す)は、第2の移送装置1
54によって、電池振分け装置156に投入される。
【0085】電池振分け装置156は、それぞれランク
に対応した位置(ランク振分け位置)に、図示しない例
えば良品と認定された5種の選別用コンテナと、1種の
NG用の選別用コンテナが設置されている。各選別用コ
ンテナは、例えば100本の電池本体10が収容できる
ようになっている。
【0086】この電池振分け装置156は、前記チュー
ビング制御装置152のデータメモリから受け渡された
搬送データをシーケンサのデータメモリに書き込み、ピ
ッチ搬送クロックに同期させて搬送データをシフトす
る。そして、各ランク振分け位置に該当するデータメモ
リ・チャンネルに該当ランクのデータがシフトされてき
たタイミングで、電池本体10を選別用コンテナに投入
するという処理動作を行う。これによって、個々の電池
本体10が該当ランクに対応する選別用コンテナに投入
されることになる。
【0087】100本の電池10が収容された選別用コ
ンテナは、コンテナ積載装置158によってランク単位
に段積みされて、梱包体として出荷センタに搬送され
る。出荷センタでは、まず、自動パレタイズ装置によっ
て前記梱包体をパレットに積み込み、その後、自動結束
装置を用いて前記パレットを結束して出荷処理を行う。
出荷処理された二次電池は、その後、別工程にて数個単
位あるいは10数個単位にまとめられて、例えばバッテ
リーパックに収容される。即ち、パック処理が行われ
る。一方、NG容器に入れられた電池10に関しては、
廃棄処分等が行われる。
【0088】一般に、電子機器の直流電源として二次電
池を使用する場合、複数の電池を直列にあるいは並列に
接続して使用される。このため、接続される複数の電池
のうち、1つでも電流容量の低い電池があると、直流電
源としての性能及び寿命が当該電流容量の低い電池によ
って律速されることとなる。
【0089】しかし、本実施の形態に係る製造システム
では、前記セル情報(電流容量値やIR/OCV等)に
基づいて電池本体10をランク分けして選別するように
しているため、互いに電流容量値が近似する複数の電池
を揃えてパック(梱包)することが可能となり、電源と
して使用した場合の性能及び寿命を向上させることがで
きる。
【0090】このように、本実施の形態に係る製造シス
テムにおいては、順次連続的に搬送される多数の電池本
体10をそれぞれの属性に応じて選別できるため、良品
の電池本体10に対する例えば電流容量に応じたランク
分けを容易に行うことができる。
【0091】特に、本実施の形態に係る製造システムに
おいては、第1及び第2の移送装置136及び154を
通じて順次連続的に搬送される多数の電池本体10を、
まず、印字装置140に投入して属性データに応じた印
字処理を行い、次いで、OCV測定装置148に投入し
て各電池本体10の開路電圧(OCV)を測定し、更
に、チュービング装置150に投入して、電池本体10
にビニール製のチューブを被覆するようにしている。
【0092】つまり、この選別・出荷設備116では、
印字処理設備124、チュービング処理設備126及び
選別処理設備128がそれぞれ同じ位置付けにある。
【0093】各設備が連続した一貫ラインではなく、互
いに分離されている場合、各設備間にコンテナ40(あ
るいはコンテナ群80)を出し入れするための設備がそ
れぞれ必要になるが、本実施の形態では、印字処理設備
124、チュービング処理設備126及び選別処理設備
128を一貫した自動化ラインとして接続することがで
きるため、二次電池の製造に係る時間の短縮、作業者の
削減、コストダウン等を効率よく実現することができ
る。
【0094】また、電池本体10の選別・出荷設備11
6への投入から前記電池振分け装置156による振分け
処理までの間に様々な出荷準備処理を行うことができ、
出荷態様の多様化に迅速に対応させることができる。
【0095】この実施の形態に係る製造システムにおい
ては、コンテナ40内に収容された多数の電池本体10
を各属性データに基づいてランク分けし、そのランク分
けに応じて振り分けるようにしたが、その他、多数のワ
ークをその属性データに基づいて振り分けるシステム全
般にも適用させることができる。
【0096】なお、この発明に係る物品の選別装置は、
上述の実施の形態に限らず、この発明の要旨を逸脱する
ことなく、種々の構成を採り得ることはもちろんであ
る。
【0097】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る物品
の選別装置によれば、多数のワークを受け入れるワーク
受入れ手段と、前記ワーク受入れ手段にて受け入れられ
た多数のワークをその特性に基づいて選別するワーク選
別手段と、前記ワーク受入れ手段と前記ワーク選別手段
との間に、前記ワークに対して所定の中間処理を施す中
間処理手段を設けるようにしている。
【0098】このため、二次電池等の物品をその属性に
対応して選別することができ、出荷形態の多様化に迅速
に対応させることができるという効果が達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】前工程の組立工程から本実施の形態に係る製造
システムに投入される電池本体の構成を示す断面図であ
る。
【図2】電池本体を多数収容することができるコンテナ
の構成を示す斜視図である。
【図3】図3Aはコンテナの底部に設けられたホルダの
構成を示す平面図であり、図3Bはホルダの縦断面図で
ある。
【図4】本実施の形態に係る製造システムを示す構成図
である。
【図5】本実施の形態に係る製造システムにおける選別
・出荷設備を示す構成図である。
【図6】本実施の形態に係る製造システムによる電池の
製造過程を示す工程ブロック図である。
【符号の説明】
10…電池本体 40…コンテナ 70…カード収納部 80…コンテナ群 116…選別・出荷設備 124…印字処理
設備 126…チュービング処理設備 128…選別処理
設備 130…コンテナ処理装置 132…データ書
込み/読出し装置 136…第1の移送装置 138…電池投入
装置 140…印字装置 142…印字制御
装置 144…データサーバ 146…印字実績
管理装置 148…OCV測定装置 150…チュービ
ング装置 152…チュービング制御装置 154…第2の移
送装置 156…電池振分け装置 158…コンテナ
積載装置 160…選別制御装置 DC…データカー

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数のワークを受け入れるワーク受入れ手
    段と、 前記ワーク受入れ手段にて受け入れられた多数のワーク
    をその特性に基づいて選別するワーク選別手段と、 前記ワーク受入れ手段と前記ワーク選別手段との間に、
    前記ワークに対して所定の中間処理を施す中間処理手段
    を有することを特徴とする物品の選別装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載の物品の選別装置において、 前記ワーク受入れ手段と前記ワーク選別手段との間に設
    置され、 前記受け入れられた多数のワークを前記ワーク選別手段
    の方向に搬送するワーク移送手段を有することを特徴と
    する物品の選別装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の物品の選別装置にお
    いて、 前記ワークが二次電池であって、 前記中間処理手段は、前記二次電池に対して印字を行う
    印字手段と、前記二次電池に対してチュービングを行う
    チュービング処理手段とを有することを特徴とする物品
    の選別装置。
  4. 【請求項4】多数の二次電池を受け入れる電池受入れ手
    段と、 前記電池受入れ手段にて受け入れられた多数の二次電池
    に対して印字を行う印字手段と、 前記二次電池に対してチュービングを行うチュービング
    処理手段と、 前記二次電池をその特性に基づいて選別する電池選別手
    段とを有することを特徴とする物品の選別装置。
  5. 【請求項5】請求項1〜4のいずれか1項に記載の物品
    の選別装置において、 前記各手段での処理が、プログラマブル・コントローラ
    及び(又は)機能別に設置された複数のコンピュータに
    より制御されて行われることを特徴とする物品の選別装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013114986A (ja) * 2011-11-30 2013-06-10 Toyota Motor Corp 二次電池の製造方法
CN111617976A (zh) * 2020-06-03 2020-09-04 东莞市爱康电子科技有限公司 一种蓝牙电池自动分选线
KR20210066163A (ko) 2019-11-28 2021-06-07 주식회사 로보스타비에스디 이차전지 용량선별시스템
WO2021141285A1 (ko) * 2020-01-06 2021-07-15 주식회사 엘지에너지솔루션 원통형 전지셀의 분류장치 및 이를 이용한 분류방법

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