JPH1032106A - 避雷素子ユニット - Google Patents

避雷素子ユニット

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JPH1032106A
JPH1032106A JP18379996A JP18379996A JPH1032106A JP H1032106 A JPH1032106 A JP H1032106A JP 18379996 A JP18379996 A JP 18379996A JP 18379996 A JP18379996 A JP 18379996A JP H1032106 A JPH1032106 A JP H1032106A
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JP
Japan
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lightning arrester
resistance elements
linear resistance
element unit
insulating tube
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Application number
JP18379996A
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English (en)
Inventor
Hiromi Nagasaka
廣美 長坂
Kiyoshi Hasegawa
清 長谷川
Yoshinobu Noda
佳伸 野田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数個の非直線抵抗素子を直列的に接合してな
る避雷素子の両端部を一対の端子金具にて挟持した状態
で絶縁被覆体で被覆した避雷素子ユニットを、構造簡単
でかつ廉価に提供する。 【解決手段】各非直線抵抗素子11a〜11dが形成す
る避雷素子11の外周の長手方向の中央部に環状凹所1
1hを備え、熱収縮性の絶縁チューブ14、および絶縁
被覆体15にて被覆され、絶縁チューブ14は熱収縮に
より、避雷素子11の環状凹所11hに介入して嵌着さ
れて、かつ各端部にて各端子金具12,13の接合端部
12a,13aの外面の一部に係止された状態で避雷素
子11の外周に密着し、絶縁被覆体15は絶縁チューブ
14の外周全体および各端子金具12,13の接合端部
12a,13aを被覆している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は避雷素子ユニットに
関し、特に、高圧の動作開始電圧を有する避雷素子ユニ
ットに関する。
【0002】
【従来の技術】避雷素子ユニットの一形式として、特公
平5−34812号公報に示されているように、非直線
抵抗素子を複数個直列的に接合してなる避雷素子と、同
避雷素子をその両端部にて挟持する一対の端子金具を備
えた避雷素子ユニットがある。当該形式の避雷素子ユニ
ットは、非直線抵抗素子を複数個使用することにより、
系統電圧に対応した高い動作開始電圧特性を得ている。
【0003】しかして、当該形式の避雷素子ユニットに
おいては、複数個の非直線抵抗素子を如何に一体的に接
合するかが問題であり、上記した公報に示された避雷素
子ユニットにおいては、各非直線抵抗素子として同心的
な貫通孔を有する非直線抵抗素子を採用するとともに、
各端子金具として非直線抵抗素子の貫通孔に対向する貫
通孔を有する端子金具を採用し、接合された複数個の非
直線抵抗素子および各端子金具の各貫通孔に絶縁性のボ
ルトを貫通して、同ボルトの端部に螺合したナットを締
付けることにより、各非直線抵抗素子および各端子金具
を一体化して避雷素子を形成し、かつこの避雷素子を絶
縁チューブにて被覆する手段が採られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このように、当該形式
の避雷素子ユニットにおいては、上記した公報に示され
ているように、非直線抵抗素子および端子金具として同
心的な貫通孔を有するものを採用することが必要である
が、貫通孔を有する非直線抵抗素子は特殊なもので、一
般に使用されているものではない。このため、避雷素子
ユニットのコストが高くなる。
【0005】特に、非直線抵抗素子は酸化亜鉛等の焼結
体であって、成形時に貫通孔を一体的に精度よく形成す
ることは手間のかかる作業である。従って、この点から
も、避雷素子ユニットは一層のコストの上昇をまねく。
【0006】また、当該形式の避雷素子ユニットにおい
ては、各非直線抵抗素子および各端子金具を一体化する
ために、絶縁性のボルトおよびナットによる締付け手段
を採用している。このため、各非直線抵抗素子と各端子
金具を一体化する組付け作業が煩雑になるとともに、組
付け作業時間に相当の時間を要することになる。
【0007】従って、本発明の目的は、上記した形式の
避雷素子ユニットにおいて、これらの問題点を解消する
ことにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は避雷素子ユニッ
ト、特に、非直線抵抗素子を複数個直列的に接合してな
る避雷素子と、同避雷素子をその両端部にて挟持する一
対の端子金具を備えた避雷素子ユニットに関する。
【0009】しかして、本発明に係る第1の避雷素子ユ
ニットは、上記した形式の避雷素子ユニットにおいて、
前記避雷素子が前記各非直線抵抗素子の1または複数の
接合部位に対応する外周に環状凹所を備えて、熱収縮性
の絶縁チューブおよび弾力性の絶縁被覆体にて被覆され
ており、前記絶縁チューブが熱収縮により、中間部にて
前記避雷素子の環状凹所に嵌着されているとともに各端
部にて前記各端子金具における接合端部の外面の一部に
係止された状態で前記避雷素子の外周に密着し、かつ前
記絶縁被覆体が前記絶縁チューブの外周全体および前記
各端子金具の接合端部を被覆していることを特徴とする
ものである。
【0010】当該避避雷素子ユニットにおいては、前記
環状凹所を前記避雷素子の長手方向の中央部に形成する
ことが好ましく、また前記各非直線抵抗素子間に介在さ
れる中間電極として同非直線抵抗素子より小径の中間電
極を採用することにより、前記環状凹所を形成すること
が好ましい。
【0011】また、本発明に係る第2の避雷素子ユニッ
トは、上記した形式の避雷素子ユニットにおいて、前記
各非直線抵抗素子の少なくとも2個の非直線抵抗素子が
筒状のホルダーに嵌合した状態で接合されて前記避雷素
子を構成しており、同避雷素子が熱収縮性の絶縁チュー
ブおよび弾力性の絶縁被覆体にて被覆されており、前記
絶縁チューブが熱収縮により、中間部にて前記ホルダー
の両端部に係止されているとともに各端部にて前記各端
子金具の接合端部の一部に係止された状態で前記避雷素
子の外周に密着し、かつ前記絶縁被覆体が前記絶縁チュ
ーブの外周全体および前記各端子金具の接合端部を被覆
していることを特徴とするものである。
【0012】当該避雷素子ユニットにおいては、前記避
雷素子を構成する全ての非直線抵抗素子を前記ホルダー
にて接合すること、前記ホルダーを内周側の長手方向の
中央部に、各非直線抵抗素子間に介在する環状の内向フ
ランジ部を備えた構成とすることが好ましい。
【0013】
【発明の作用・効果】本発明に係る第1の避雷素子ユニ
ットにおいては、避雷素子を構成する各非直線抵抗素子
と各端子金具とは、絶縁チューブと絶縁被覆体とにより
一体化されており、特に、絶縁チューブが熱収縮によ
り、その中間部にて避雷素子の外周の環状凹所に嵌着
し、かつその各端部にて各端子金具における接合端部の
外面の一部に係止された状態で、前記避雷素子の外周に
密着しているため、各非直線抵抗素子と各端子金具とは
強固に一体化される。
【0014】このため、当該避雷素子ユニットにおいて
は、各非直線抵抗素子を環状凹所に介入した絶縁チュー
ブにより区画して拘束するようにしたので、外力に対す
る非直線抵抗素子間の結合を高めるとともに、避雷素子
の外周面に対する絶縁チューブの密着性がよく、外力、
周囲温度、内部発熱の作用を受けても、絶縁チューブが
避雷素子の外周面から剥離してこれら両者間に微小な隙
間が発生するようなことはなく、かかる微小隙間に起因
する吸湿等により界面の絶縁低下が発生するようなこと
はない。
【0015】当該避雷素子ユニットにおいて、避雷素子
の外周の環状凹所を、非直線抵抗素子間に介在させる中
間電極を用いて形成し、かつ同中間電極として厚みが大
きくて熱容量の大きい中間電極を採用すれば、各非直線
抵抗素子にて発生する熱を容易に吸収して、非直線抵抗
素子の性能を安定に維持することができる。
【0016】本発明に係る第2の避雷素子ユニットにお
いては、避雷素子を構成する各非直線抵抗素子と各端子
金具とは、絶縁チューブと絶縁被覆体とにより一体化さ
れており、特に、各非直線抵抗素子の一部または全てが
筒状のホルダーに嵌合された状態で避雷素子が構成され
ている。
【0017】このため、当該避雷素子ユニットにおいて
は、各非直線抵抗素子の一部または全てがホルダーによ
り拘束された状態で絶縁チューブにより一体化され、か
つ絶縁チューブの中間部はホルダーにおける筒部の両端
部に係止された状態にあるため、各非直線抵抗素子と各
端子金具とは強固に一体化される。
【0018】このため、当該避雷素子ユニットにおいて
は、外力に対する非直線抵抗素子間の結合を高めるとと
もに、避雷素子の外周面に対する絶縁チューブの密着性
がよく、外力、周囲温度、内部発熱の作用を受けても、
絶縁チューブが避雷素子の外周面から剥離してこれら両
者間に微小な隙間が発生するようなことはなく、かかる
微小隙間に起因する吸湿等により界面の絶縁低下が発生
するようなことはない。
【0019】当該避雷素子ユニットにおいて、避雷素子
を構成する全ての非直線抵抗素子をホルダーにて接合す
るとともに、ホルダーを内周側の長手方向の中央部に環
状の内向フランジ部を備えた構成とすれば、各ホルダー
は各非直線抵抗素子およびこれらの間に介在させる中間
電極を接合する際の位置決め手段として作用し、各非直
線抵抗素子および各中間電極の接合を精度よく、かつ容
易に行うことができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1および図2には、本発明に係る避雷素子ユ
ニットの一例が示されている。当該避雷素子ユニット1
0Aは、図6および図7に示すように、電柱の上部に配
設されて横方向に突出する支持腕21に取付けられて起
立する碍子22を利用して下側の端子金具にて、取付金
具23を介して取付けられて限流アークホーンを構成す
る。
【0021】碍子22は、従来公知のタイトップ型碍子
で、その頂部の外周に設けた環状溝部に沿って配線した
電線24を、図示しないバインド線を介して固定するこ
とにより支持している。碍子22は、避雷素子ユニット
10Aの上側の端子金具に取付けたリング状のアークホ
ーン25の中央部を貫通して延びており、アークホーン
25と電線24間に所定間隔の放電ギャップLが形成さ
れている。
【0022】しかして、当該避雷素子ユニット10A
は、図1および図2に示すように、避雷素子11、上下
一対の端子金具12,13、熱収縮性の絶縁チューブ1
4、および絶縁被覆体15により構成されており、また
避雷素子11は、酸化亜鉛の焼結体からなる複数の非直
線抵抗素子11a〜11dにより構成されている。
【0023】各非直線抵抗素子11a〜11dは円柱状
のもので、各端部間にシート状の第1中間電極11e、
第2中間電極11fを介して互いに接合され、かつ両端
部の非直線抵抗素子11a,11dの端部には各端子金
具12,13がシート状の第3中間電極11gを介して
接合されている。
【0024】各中間電極11e,11f,11gは、各
非直線抵抗素子11a〜11dに比較してわずかに小径
のもので、特に両非直線抵抗素子11b,11c間に介
在されている第2中間電極11fは、第1,第3中間電
極11e,11gに比較して分厚く形成されている。こ
れにより、各非直線抵抗素子11a〜11dを接合して
形成された避雷素子11においては、その略中央部に対
応する第2中間電極の外周に、環状凹所11hが形成さ
れている。
【0025】各端子金具12,13は、円盤状で平坦状
の接合端部12a,13aと、接合端部12a,13a
の表面側の中央部から突出する棒状の突起部12b,1
3bとからなるもので、各接合端部12a,13aの裏
面側にて各中間電極11fを介して各非直線抵抗素子1
1a,11dの端面に接合されている。
【0026】各非直線抵抗素子11a〜11dと各端子
金具12,13は、各中間電極11e〜11gを介して
互いに直列的に接合された状態で、各端子金具12,1
3の突起部12b,13bを除く全ての部位を絶縁チュ
ーブ14にて被覆されている。絶縁チューブ14は、こ
の状態で、各非直線抵抗素子11a〜11dを接合して
直列的に電気的に接合した状態で支持して避雷素子11
を構成しているとともに、避雷素子11とその両端部に
直列的に位置する各端子金具12,13を一体的に支持
している。
【0027】絶縁チューブ14は、図3の2点鎖線で示
すように、各非直線抵抗素子11a〜11dおよび両端
子金具12,13を一体的に被覆した状態の熱収縮性の
チューブ14aを熱処理して形成されている。チューブ
14aは熱処理により熱収縮し、この熱収縮により形成
された絶縁チューブ14は、長手方向の略中央部にて避
雷素子11の環状凹所11hに介入して嵌着され、かつ
その各端部にて各端子金具12,13の接合端部12
a,13aの外周面に係止されている。
【0028】絶縁被覆体15は、各非直性性抵抗素子1
1a〜11dおよび両端子金具12,13を保持してい
る絶縁チューブ14の外周、および両端子金具12,1
3の突起部12b,13bを除く全ての外周を被覆して
いる。
【0029】絶縁被覆体15は、シリコーンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム等の合成ゴムからなるもので、避
雷素子11および両端子金具12,13を被覆する絶縁
チューブ14の外周を被覆し、両端子金具12,13の
突起部12b,13bを突出させている。絶縁被覆体1
5は、絶縁チューブ14にて一体的に支持された状態の
避雷素子11および両端子金具12,13を所定の金型
内に収容して、これらと一体に成形することにより形成
されている。なお、絶縁被覆体15は、避雷素子11お
よび端子金具12,13を被覆する筒部15aと、筒部
15aの外周に一体的に形成された多数のひだ部15b
を備えている。
【0030】かかる構成の避雷素子ユニット10Aにお
いては、図6および図7に示すように、碍子22に取付
けられて避雷器として使用され、例えば高圧、または特
別高圧の配電線路において雷サージ等の異常電圧により
電線24からフラッシュオーバが発生した場合、避雷素
子11の弁作用により配電線路からの続流を阻止して、
碍子22の破損および断線を誘発しないように保護す
る。
【0031】このように、当該避雷素子ユニット10A
においては、避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子
11a〜11dと各端子金具12,13とは、絶縁チュ
ーブ14と絶縁被覆体15とにより一体化されており、
特に、絶縁チューブ14が熱収縮により、その略中央部
にて避雷素子11の外周の環状凹所11hに介入して嵌
着され、かつその各端部にて各端子金具12,13の接
合端部12a,13aの外面の一部に係止された状態で
避雷素子11の外周に密着しているため、各非直線抵抗
素子11a〜11dと各端子金具12,13とは強固に
一体化される。
【0032】このため、当該避雷素子ユニット10Aに
おいては、各非直線抵抗素子11a〜11dを環状凹所
11hに介入した絶縁チューブ14により区画して拘束
しているので、外力に対する非直線抵抗素子11a〜1
1d間の結合を高めるとともに、避雷素子11の外周面
に対する絶縁チューブ14の密着性がよく、外力、周囲
温度、内部発熱の作用を受けても、絶縁チューブ14が
避雷素子11の外周面から剥離してこれら両者11,1
4間に微小な隙間が発生するようなことはなく、かかる
隙間に起因する吸湿等により界面の絶縁低下が発生する
ようなことはない。
【0033】また、当該避雷素子ユニット10Aにおい
ては、避雷素子11の外周の環状凹所11hを、非直線
抵抗素子11b,11c間に介在させる第2中間電極1
1fを用いて形成し、かつ同中間電極11fとして、熱
伝導性に優れたアルミニウム合金等よりなる厚みが大き
くて熱容量の大きい中間電極を採用しているため、各非
直線抵抗素子11a〜11dにて発生する熱を容易に吸
収して、非直線抵抗素子11a〜11dの熱劣化を抑制
し、性能を安定した状態に維持することができる。
【0034】図4には、本発明の他の一例に係る避雷素
子ユニット10Bが示されている。当該避雷素子ユニッ
ト10Bは、図4および図5に示すように、上記した避
雷素子ユニット10Aと同様に各非直線抵抗素子11a
〜11d、各中間電極11e,11g、絶縁チューブ1
4、および絶縁被覆体15を備えているが、各非直線抵
抗素子11a〜11d、および非直線抵抗素子11dと
端子金具13とはホルダー16にて互いに接合されてい
る。
【0035】ホルダー16は、特に図5に拡大して示す
ように、筒状本体16aと、筒状本体16aの内周に設
けた内向フランジ部16bとからなるもので、合成樹脂
等の絶縁材料にて形成されている。筒状本体16aは、
各非直線抵抗素子11a〜11dがほぼガタなく嵌合す
る内径寸法に形成されている。また、内向フランジ部1
6bは筒状本体16aの長手方向の中央部に位置して、
各非直線抵抗素子11a〜11d間に介在しており、中
間電極11eがほぼガタなく嵌合する内径寸法に、かつ
中間電極11eの厚みよりわずかに薄い寸法の厚みに形
成されている。
【0036】当該避雷素子ユニット10Bにおいては、
各非直線抵抗素子11a〜11dおよび各中間電極11
e,11gを各ホルダー16に嵌合した状態で、図3に
示す手段と同様に熱収縮性のチューブ14aにて被覆さ
れ、チューブ14aを熱処理して絶縁チューブ14を形
成するとともに、その外周に絶縁被覆体15を一体的に
成形して形成されている。
【0037】当該構成の避雷素子ユニット10Bにおい
ては、特に、各非直線抵抗素子11a〜11d、および
各中間電極11e,11gを各ホルダー16に嵌合され
た状態で避雷素子11が構成されている。
【0038】このため、当該避雷素子ユニット10Bに
おいては、各非直線抵抗素子11a〜11dの全てが各
ホルダー16により位置決めされた状態で絶縁チューブ
14により一体化され、かつ絶縁チューブ14の中間部
は各ホルダー16における筒部16aの両端部に係止さ
れた状態にあって、各非直線抵抗素子11a〜11dと
各端子金具12,13とは強固に一体化される。
【0039】従って、当該避雷素子ユニット10Bにお
いては、外力に対する非直線抵抗素子間の結合を高める
とともに、避雷素子11の外周面に対する絶縁チューブ
14の密着性がよく、外力、周囲温度、内部発熱の作用
を受けても、絶縁チューブ14が避雷素子11の外周面
から剥離してこれら両者11,14間に微小な隙間が発
生するようなことはなく、かかる微小隙間に起因する吸
湿等により界面の絶縁低下が発生するようなことはな
い。
【0040】また、当該避雷素子ユニット10Bにおい
ては、各ホルダー16を内周側の長手方向の中央部に環
状の内向フランジ部16bを備えた構成としているた
め、各ホルダー16は各非直線抵抗素子11a〜11
d、これらの間に介在させる中間電極11eを接合する
際の位置決め手段として作用し、各非直線抵抗素子11
a〜11dおよび各中間電極11eの接合を精度よく、
かつ容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る避雷素子ユニットの一例を示す部
分縦断側面図である。
【図2】同避雷素子ユニットの平面図である。
【図3】同避雷素子ユニットを構成する避雷素子の側面
図である。
【図4】本発明に係る避雷素子ユニットの他の一例を示
す部分縦断側面図である。
【図5】同避雷素子ユニットを構成する避雷素子の一部
を拡大した縦断側面図である。
【図6】本発明に係る避雷素子ユニットの使用状態を示
す側面図である。
【図7】同避雷素子ユニットの使用状態を示す平面図で
ある。
【符号の説明】
10A,10B…避雷素子ユニット、11…避雷素子、
11a〜11d…非直線抵抗素子、11e,11f,1
1g…中間電極、12,13…端子金具、12a,13
a…接合端部、12b,13b…棒状の突起部、14…
絶縁チューブ、14a…熱収縮性のチューブ、15…絶
縁被覆体、16…ホルダー、16a…筒状本体、16b
…内向フランジ部、21…支持腕、22…碍子、23…
取付金具、24…電線、25…アークホーン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非直線抵抗素子を複数個直列的に接合して
    なる避雷素子と、同避雷素子をその両端部にて挟持する
    一対の端子金具を備えた避雷素子ユニットにおいて、前
    記避雷素子は前記各非直線抵抗素子の1または複数の接
    合部位に対応する外周に環状凹所を備えて、熱収縮性の
    絶縁チューブおよび弾力性の絶縁被覆体にて被覆されて
    おり、前記絶縁チューブは熱収縮により、中間部にて前
    記避雷素子の環状凹所に嵌着されているとともに各端部
    にて前記各端子金具における接合端部の外面の一部に係
    止された状態で前記避雷素子の外周に密着し、かつ前記
    絶縁被覆体は前記絶縁チューブの外周全体および前記各
    端子金具の接合端部を被覆していることを特徴とする避
    雷素子ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記環状凹所は、前記避雷素子の長手方向の中央部
    に形成されていることを特徴とする避雷素子ユニット。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の避雷素子ユニッ
    トにおいて、前記環状凹所は、前記各非直線抵抗素子間
    に介在される中間電極として同非直線抵抗素子より小径
    の中間電極を採用することにより形成されていることを
    特徴とする避雷素子ユニット。
  4. 【請求項4】非直線抵抗素子を複数個直列的に接合して
    なる避雷素子と、同避雷素子をその両端部にて挟持する
    一対の端子金具を備えた避雷素子ユニットにおいて、前
    記各非直線抵抗素子の少なくとも2個の非直線抵抗素子
    は筒状のホルダーに嵌合した状態で接合されて前記避雷
    素子を構成しており、同避雷素子は熱収縮性の絶縁チュ
    ーブおよび弾力性の絶縁被覆体にて被覆されており、前
    記絶縁チューブは熱収縮により、中間部にて前記ホルダ
    ーの両端部に係止されているとともに各端部にて前記各
    端子金具の接合端部の一部に係止された状態で前記避雷
    素子の外周に密着し、かつ前記絶縁被覆体は前記絶縁チ
    ューブの外周全体および前記各端子金具の接合端部を被
    覆していることを特徴とする避雷素子ユニット。
  5. 【請求項5】請求項4に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記避雷素子を構成する全ての非直線抵抗素子が前
    記ホルダーにて互いに接合されていることを特徴とする
    避雷素子ユニット。
  6. 【請求項6】請求項4または5に記載の避雷素子ユニッ
    トにおいて、前記ホルダーは内周側の長手方向の中央部
    に、前記各非直線抵抗素子間に介在する環状の内向フラ
    ンジ部を備えていることを特徴とする避雷素子ユニッ
    ト。
JP18379996A 1996-06-21 1996-07-12 避雷素子ユニット Pending JPH1032106A (ja)

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