JPH1012410A - 避雷素子ユニット - Google Patents

避雷素子ユニット

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Publication number
JPH1012410A
JPH1012410A JP16214996A JP16214996A JPH1012410A JP H1012410 A JPH1012410 A JP H1012410A JP 16214996 A JP16214996 A JP 16214996A JP 16214996 A JP16214996 A JP 16214996A JP H1012410 A JPH1012410 A JP H1012410A
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JP
Japan
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lightning arrester
element unit
insulating
terminal fittings
arrester element
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Application number
JP16214996A
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English (en)
Inventor
Hiromi Nagasaka
廣美 長坂
Kiyoshi Hasegawa
清 長谷川
Yoshinobu Noda
佳伸 野田
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NGK Insulators Ltd
Original Assignee
NGK Insulators Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数個の非直線抵抗素子を直列的に接合してな
る避雷素子の両端部を一対の端子金具にて挟持した状態
で絶縁被覆体で被覆した避雷素子ユニットにおいて、そ
の長さを短縮して小型化および重量の軽減を図る。 【解決手段】両端子金具として、避雷素子11の端面に
裏面側にて接合される平坦面部12a,13aと、その
表面側から延びて絶縁被覆体15から外部へ突出する突
起部12b,13bを備えた端子金具12,13を採用
し、避雷素子11および両端子金具12,13を絶縁被
覆体15より高い剛性の絶縁性の支持部材14にて一体
的に支持し、端子金具12,13のネジ部、補強布用巻
回部位を無くして、避雷素子ユニットの長さの短縮、重
量の軽減を図った。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電線路等に配設さ
れて、電線路等を雷サージから保護するために使用され
る避雷素子ユニットに関し、特に、避雷素子が複数個の
非直線抵抗素子を直列的に接合して構成されている避雷
素子ユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】避雷素子ユニットの一形式として、特開
昭62−43112号公報、実開平5−79904号公
報、および実開平7−10906号公報に示されている
ように、複数個の非直線抵抗素子を直列的に接合して構
成された形式の避雷素子ユニットがあり、かかる形式の
避雷素子ユニットにおいては、避雷素子をその両端部に
て一対の端子金具により挟持した状態で、弾力性の絶縁
被覆体にて被覆されて構成されている。
【0003】しかして、上記した形式の避雷素子ユニッ
トにおいては、各非直線抵抗素子同士の接合、および各
端部側に位置する各端子金具と非直勢抵抗素子間の接合
を確実に行う必要があり、このため、上記した各避雷素
子ユニットにおいては、下記のごとき手段が採られてい
る。
【0004】すなわち、上記した第1の公報に示された
避雷素子ユニットにおいては、各非直線抵抗素子を両端
部が開口する補強パイプに収容するとともに、各端子金
具の接合側部位を補強パイプの各開口部に嵌合して、各
端子金具と補強パイプの各開口端部間でネジ結合する手
段を採っている。
【0005】また、上記した第2の公報に示された避雷
素子ユニットにおいては、各非直線抵抗素子として中心
に長手方向に貫通する内孔をを備えたものを採用すると
ともに、各非直線抵抗素子の内孔を貫通する接合ロッド
を採用して、各非直線抵抗素子を直列的に配列させた状
態でそれらの内孔に接合ロッドを挿通させ、各接合ロッ
ドの先端部と各端子金具とをネジ結合する手段が採られ
ている。
【0006】また、上記した第3の公報に示された避雷
素子ユニットにおいては、各非直線抵抗素子を直列的に
配置するとともに各端部に各端子金具を配置した状態
で、これらの外周に補強布を複数層に巻き付けて被覆層
を形成して、この被覆層を各非直線抵抗素子の外周およ
び各端子金具の外周に貼着してこれらを一体化する手段
が採られている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記した形
式の各避雷素子ユニットにおいては、各端子金具は、上
記した第1,第2の公報に示された避雷素子ユニットに
あっては、非直線抵抗素子を収容した補強パイプ、また
は非直線抵抗素子を貫通する接合ロッドとネジ結合する
ために必要なネジ部を備えており、また上記した第3の
公報に示された避雷素子ユニットにあっては、各端子金
具は外周に補強布を巻回するために必要な巻回部位を備
えている。
【0008】このため、避雷素子ユニットは組立作業に
相当の時間を要するとともに、その機能上、各端子金具
のネジ部、または巻回部位に相当する分不必要に長くな
って長手方向に大型化し、またこれに伴って重量が増大
することになる。
【0009】従って、本発明の目的は、上記した形式の
避雷素子ユニットにおいて、各端子金具におけるネジ
部、または巻回部位を不要な構成として、避雷素子ユニ
ットの組立作業を簡単かつ短時間に行えるようにすると
ともに、避雷素子ユニットとしての機能上から不要な長
さに起因する長手方向の大型化、およびこれに伴う重量
の増大を防止することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記した形式
の避雷素子ユニットにおいて、前記両端子金具として、
前記避雷素子の端面に裏面側にて接合される平坦面部
と、同平坦面部の表面側から延びて前記絶縁被覆体から
外部へ突出する突起部とを備えた端子金具を採用すると
ともに、前記避雷素子および同避雷素子を挟持する前記
両端子金具を前記絶縁被覆体より高い剛性の絶縁性の支
持部材にて一体的に支持したことを特徴とするものであ
る。
【0011】当該避雷素子ユニットにおいては、前記支
持部材を、前記避雷素子の外周および同避雷素子を挟持
する両端子金具の平坦面部の表面に合成樹脂を塗布し、
または成形してなる絶縁被覆層にて構成することがで
き、また前記絶縁被覆層は、局部的に破損し易い易破損
性部位を局部的に備えていることが好ましい。
【0012】また、当該避雷素子ユニットにおいては、
前記支持部材を、前記避雷素子の外周面に沿って長手方
向に延びて同避雷素子を挟持する両端子金具の平坦面部
に掛止される絶縁材料からなる複数本の支持ホルダーに
て構成して、同支持ホルダーにて支持された前記避雷素
子の外周および同避雷素子を挟持する端子金具の平坦面
部の表面を熱収縮性の絶縁チューブにて被覆するように
することができる。
【0013】また、当該避雷素子ユニットにおいては、
前記支持部材を、底部に前記端子金具の突起部が貫通す
る貫通孔を有し前記両端子金具の一方および前記避雷素
子の一部が挿入される所定長さの有底筒体と、同有底筒
体の先端から前記避雷素子の外周に沿って長手方向に延
びて前記両端子金具の他方の平坦面部に掛止される複数
本のホルダー部を備えた構成とすることができる。この
場合、前記避雷素子および同避雷素子を挟持する両端子
金具を支持した状態の前記支持部材のホルダー部の外周
に、同ホルダー部を内側へ押圧する絶縁性の弾性リング
を嵌合させることが好ましい。
【0014】
【発明の作用・効果】このように構成した避雷素子ユニ
ットにおいては、避雷素子を構成する各非直線抵抗素子
と各端子金具とは、各非直線縦抗素子の外周と絶縁被覆
体の内周間に位置する絶縁性の支持部材にて一体的に支
持されているため、各端子金具には、ネジ結合するため
のネジ部、および補強布を巻回するための巻回部位は全
く不要である。
【0015】従って、当該避雷素子ユニットによれば、
各端子金具がネジ部および巻回部位に相当する分短くて
よく、上記した従来のこの種形式の避雷素子ユニットに
比較して、小型化および重量の軽減を図ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下本発明を図面に基づいて説明
するに、図1および図2には、本発明に係る避雷素子ユ
ニットの一例が示されている。当該避雷素子ユニット1
0Aは、図9および図10に示すように、電柱の上部に
配設されて横方向に突出する支持腕21に取付けられて
起立する碍子22を利用して下側の端子金具にて取付金
具23を介して取付けられて、限流アークホーンを構成
する。
【0017】碍子22は、従来公知のタイトップ型碍子
で、その頂部の外周に設けた環状溝部に沿って配線した
電線24を、図示しないバインド線を介して固定するこ
とにより支持している。碍子22は、避雷素子ユニット
10Aの上側の端子金具に取付けたリング状のアークホ
ーン25の中央部を貫通して延びており、アークホーン
25と電線24間に所定間隔の放電ギャップLが形成さ
れている。
【0018】しかして、当該避雷素子ユニット10A
は、図1および図2に示すように、避雷素子11、上下
一対の端子金具12,13、絶縁被覆層14、および絶
縁被覆体15により構成されており、また避雷素子11
は、酸化亜鉛の焼結体からなる複数の非直線抵抗素子1
1a〜11dにより構成されている。
【0019】各非直線抵抗素子11a〜11dは円柱状
のもので、各端部間にシート電極11eを介して互いに
接合され、かつ両端部の非直線抵抗素子11a,11d
の端部には各端子金具12,13がシート電極11fを
介して接合されている。各端子金具12,13は、円盤
状の平坦面部12a,13aと、平坦面部12a,13
aの表面側の中央部から突出する棒状突起部12b,1
3bとからなるもので、各平坦面部12a,13aの裏
面側にて各シート電極11fを介して各非直線抵抗素子
11a,11dの端面に接合されている。
【0020】各非直線抵抗素子11a〜11dと各端子
金具12,13は、互いに直列的に接合されていて、各
非直線抵抗素子11a〜11dと各端子金具12,13
は、各端子金具12,13の棒状突起部12b,13b
を除く全ての部位を絶縁被覆層14にて被覆されてい
る。絶縁被覆層14はこの状態で、各非直線抵抗素子1
1a〜11dを直列的に接合した状態で支持して避雷素
子11を構成しているとともに、避雷素子11とその両
端部に直列的に位置する各端子金具12,13を一体的
に支持している。
【0021】絶縁被覆層14は、合成樹脂層14aと、
その周方向の4箇所の部位にて上下方向に延びるゴム片
14bとからなる筒状のもので、予め各ゴム片14bを
直列的に接合された状態の各非直線抵抗素子11a〜1
1dの外周の所定部位に貼着し、この状態の各非直線抵
抗素子11a〜11dの外周面、および各端子金具1
2,13の平坦面部12a,13aの表面側に、合成樹
脂を所定の厚みに塗布しまたは成形して形成されてい
る。従って、絶縁被覆層14は底部および頂部を有する
略筒体であって、後述する絶縁被覆体15に比較して高
い剛性を有している。
【0022】絶縁被覆体15は、シリコーンゴム、エチ
レン−プロピレンゴム等の合成ゴムからなるもので、避
雷素子11および両端子金具12,13を被覆する絶縁
被覆層14の外周を被覆し、両端子金具12,13の棒
状突起部12b,13bを突出させている。絶縁被覆体
15は、絶縁被覆層14にて一体的に支持された状態の
避雷素子11および両端子金具12,13を所定の金型
内に収容して、これらと一体に成形することにより形成
されている。
【0023】このように構成した避雷素子ユニット10
Aにおいては、図9および図10に示すように、碍子2
2に取付けられて避雷器として使用され、例えば高圧、
または特別高圧の配電線路において雷サージ等の異常電
圧により電線24からフラッシュオーバを発生した場
合、避雷素子11の弁作用により配電線路からの続流を
阻止して、碍子22の破損および断線を誘発しないよう
に保護する。
【0024】また、当該避雷素子ユニット10Aにおい
ては、絶縁被覆層14はゴム片14bにより形成された
合成樹脂層14aより容易に破損する易破損性部位を備
えているため、避雷素子11が過大な雷サージにより破
壊された場合には、ゴム片14bが破れて内部のアーク
ガスが解放される。
【0025】ところで、当該避雷素子ユニット10Aに
おいては、避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子1
1a〜11dと各端子金具12,13とは、各非直線抵
抗素子11a〜11dの外周と絶縁被覆体15の内周間
に位置する剛性の高い絶縁被覆層14にて一体的に支持
されている。このため、各端子金具12,13には、ネ
ジ結合するためのネジ部、および補強布を巻回するため
の巻回部位は全く不要である。
【0026】従って、当該避雷素子ユニット10Aによ
れば、その組立作業が容易で短時間で行えるとともに、
各端子金具12,13はネジ部および巻回部位に相当す
る分、平坦面部12a,13aの長手方向の厚みを薄く
することができ、従来のこの種形式の避雷素子ユニット
に比較して、長手方向の小型化および重量の軽減を図る
ことができる。
【0027】なお、当該避雷素子ユニットにおいては、
非直線抵抗素子11a〜11dの外周にゴム片14bを
配設しているが、ゴム片14bに代えて、この部位に絶
縁被覆体15の一部を一体的に介在して実施してもよ
い。
【0028】図3〜図5には、本発明に係る避雷素子ユ
ニットの他の一例が示されている。当該避雷素子ユニッ
ト10Bは、避雷素子11および両端子金具12,13
の支持手段を除き、上記した避雷素子ユニット10Aと
同一構成のものである。
【0029】しかして、当該避雷素子ユニット10Bに
おいては、避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子1
1a〜11d、および両端子金具12,13を直列的な
接合状態に支持するために4本の絶縁性の支持ホルダー
16が採用されていて、これらの支持ホルダー16にて
支持された状態の各非直線抵抗素子11a〜11d、お
よび両端子金具12,13は支持ホルダー16と一体
に、その外周に熱収縮性チューブ17aを被せてこれを
熱収縮させて形成された絶縁チューブ17によりて支持
されている。
【0030】支持ホルダー16は、繊維を補強材とする
強化プラスチックにて形成されているもので、幅狭で所
定長さのホルダー本体16aと、ホルダー本体16aの
各端部に内向きに形成されたフック部16b,16cと
により構成されている。各支持ホルダー16において
は、下端側のフック部16cは、下端側の端子金具13
の平坦面部13aの表面側に棒状突起部13bの基部に
嵌合させたリング状のクッション13cを介して掛止さ
れ、かつ上端側のフック部16bは、このクッション1
3cの弾力性を利用して上端側の端子金具12の平坦面
部12aの表面側に直接弾撥的に掛止されている。
【0031】絶縁性チューブ17は、図5の2点鎖線で
示すように、各非直性性抵抗素子11a〜11dおよび
両端子金具12,13と、これらを支持する4本の支持
ホルダー16を一体的に包んだ状態の熱収縮性チューブ
17aを熱処理して形成され、この熱収縮力により各支
持ホルダー16による支持状態を強固に保持している。
絶縁被覆体15は、各非直性性抵抗素子11a〜11d
および両端子金具12,13を保持している絶縁性チュ
ーブ17の外周、および両端子金具12,13の棒状突
起部12b,13bを除く全ての外周を被覆している。
【0032】当該避雷素子ユニット10Bにおいては、
避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子11a〜11
dと各端子金具12,13とは、各非直線抵抗素子11
a〜11dの外周と絶縁被覆体15の内周間に位置する
各支持ホルダー16、および絶縁チューブ17にて一体
的に支持されているため、各端子金具12,13には、
ネジ結合するためのネジ部、および補強布を巻回するた
めの巻回部位は全く不要である。
【0033】従って、当該避雷素子ユニット10Bによ
れば、避雷素子ユニット10Aと同様に、各端子金具1
2,13はネジ部および巻回部位に相当する分、平坦面
部12a,13aの長手方向の厚みを薄くすることがで
き、従来のこの種形式の避雷素子ユニットに比較して、
長手方向の小型化および重量の軽減を図ることができる
とともに、各支持ホルダー16間が空間部で易破損部位
となるため、避雷素子11が過大な雷サージにより破壊
された場合、内部のアークガスを速やかに解放させるこ
とができる。
【0034】図6〜図8には、本発明に係る避雷素子ユ
ニットのさらに他の一例が示されている。当該避雷素子
ユニット10Cは、避雷素子11および両端子金具1
3,18の支持手段、および上端側の端子金具18を除
き、上記した避雷素子ユニット10A,10Bと同一構
成のものである。
【0035】しかして、当該避雷素子ユニット10Cに
おいては、避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子1
1a〜11d、および両端子金具13,18を直列的な
接合状態に支持するために筒状の支持部材19が採用さ
れている。
【0036】支持部材19は、所定長さの有底筒体19
aと、有底筒体19aの先端縁から長手方向に突出する
2本のホルダー部19bと、各ホルダー部19bの先端
に内向きに形成されたフック部19cとにより構成され
ていて、有底筒体19aの底部にはその中央部に貫通孔
19dが形成されている。
【0037】一方、他方の端子金具18は、金属製の円
板の中央部を膨出して形成されているもので、円盤状の
平坦面部18aと、円錐筒状の突起部18bにて構成さ
れている 各非直線抵抗素子11a〜11d、および各端子金具1
2,18は、支持部材19に収納されて支持されるが、
収納するに当たっては、支持部材19を図6に示す状態
とは上下逆にした図7に示す状態にて、先づ端子金具1
8を挿入してその突起部18bを底部の貫通孔19dか
ら突出させ、次いでシート電極11f、非直線抵抗素子
11a、シート電極11e、非直線抵抗素子11b、シ
ート電極11e、非直線抵抗素子11c、シート電極1
1e、非直線抵抗素子11d、シート電極11fを挿入
し、最後に棒状突起部13bの基部にリング状のクッシ
ョン13dを嵌合させた端子金具13を挿入する。
【0038】この挿入状態において、支持部材19の各
ホルダー部19bのフック部19cを、クッション13
d上に掛止するとともに、各ホルダー部19bにおける
フック部19cの近傍の部位に弾性リング19eを嵌合
させる。これにより、各非直線抵抗素子11a〜11
d、両端子金具13,18は、有底筒体19aの底部と
フック部19cにより長手方向に挟持されるとともに、
両ホルダー部19bにより外周側から挟持される。
【0039】当該避雷素子ユニット10Cにおいては、
避雷素子11を構成する各非直線抵抗素子11a〜11
dと各端子金具13,18とは、これらを収納する支持
部材19と弾性リング19eにて一体的に支持されてい
るため、各端子金具13,18には、ネジ結合するため
のネジ部、および補強布を巻回するための巻回部位は全
く不要である。
【0040】従って、当該避雷素子ユニット10Cによ
れば、避雷素子ユニット10A,10Bと同様に、各端
子金具13,18はネジ部および巻回部位に相当する
分、平坦面部13a,18aの長手方向の厚みを薄くす
ることができ、従来のこの種形式の避雷素子ユニットに
比較して、長手方向の小型化および重量の軽減を図るこ
とができるとともに、各ホルダー部19b間が空間部で
易破損部位となるため、避雷素子11が過大な雷サージ
により破壊された場合、内部のアークガスを速やかに解
放させることができる。
【0041】なお、当該避雷素子ユニット10Cにおい
ては、クッション13dを端子金具13側に配設してい
るが、これを他方の端子金具18側に配設してもよい。
また、当該避雷素子ユニット10Cにおいては、2本の
ホルダー部19bを備えた支持部材19を採用している
が、ホルダー部が3本以上である多数のホルダー部を有
する支持部材を採用することができ、これにより、各非
直線抵抗体素子11a〜11dに対する保持力を一層高
めることがてきる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例に係る避雷素子ユニットの一部縦
断側面図である。
【図2】同避雷素子ユニットの絶縁被覆体を透視して見
た側面図である。
【図3】本発明の他の一例に係る避雷素子ユニットの一
部縦断側面図である。
【図4】同避雷素子ユニットにおける図3の矢印4−4
線に沿う横断平面図である。
【図5】同避雷素子ユニットを構成する避雷素子の支持
状態を示す側面図である。
【図6】本発明のさらに他の一例に係る避雷素子ユニツ
トの一部縦断側面図である。
【図7】同避雷素子ユニットの絶縁被覆体を透視して見
た側面図である。
【図8】同避雷素子ユニットを構成する避雷素子の支持
状態を示す図7の上方から見た平面図である。
【図9】本発明に係る避雷素子ユニットの使用状態を示
す側面図である。
【図10】同避雷素子ユニットの使用状態を示す平面図
である。
【符号の説明】
10A,10B,10C…避雷素子ユニット、11…避
雷素子、11a〜11d…非直線抵抗素子、11e,1
1f…シート電極、12,13,18…端子金具、12
a,13a,18a…平坦面部、12b,13b…棒状
突起部、13c,13d…クッション、18b…突起
部、14…絶縁被覆層、14a…合成樹脂層、14b…
ゴム片、15…絶縁被覆体、16…支持ホルダー、16
a…ホルダー本体、16b,16c…フック部、17…
絶縁性チューブ、17a…熱収縮性チューブ、19…支
持部材、19a…有底筒体、19b…ホルダー部、19
c…フック部、19d…貫通孔、19e…弾性リング、
21…支持腕、22…碍子、23…取付金具、24…電
線、25…アークホーン。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数個の非直線抵抗素子を直列的に接合し
    てなる避雷素子を、同避雷素子の両端部を一対の端子金
    具にて挟持した状態で弾力性の絶縁被覆体にて被覆して
    なる避雷素子ユニットにおいて、前記両端子金具とし
    て、前記避雷素子の端面に裏面側にて接合される平坦面
    部と、同平坦面部の表面側から延びて前記絶縁被覆体か
    ら外部へ突出する突起部とを備えた端子金具を採用する
    とともに、前記避雷素子および同避雷素子を挟持する前
    記両端子金具を前記絶縁被覆体より高い剛性の絶縁性の
    支持部材にて一体的に支持したことを特徴とする避雷素
    子ユニット。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記支持部材を、前記避雷素子の外周および同避雷
    素子を挟持する両端子金具の平坦面部の表面に合成樹脂
    を塗布し、または成形してなる絶縁被覆層にて構成した
    ことを特徴とする避雷素子ユニット。
  3. 【請求項3】請求項2に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記絶縁被覆層は、局部的に破損し易い易破損性部
    位を局部的に備えていることを特徴とする避雷素子ユニ
    ット。
  4. 【請求項4】請求項1に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記支持部材を、前記避雷素子の外周面に沿って長
    手方向に延びて同避雷素子を挟持する両端子金具の平坦
    面部に掛止される絶縁材料からなる複数本の支持ホルダ
    ーにて構成して、同支持ホルダーにて支持された前記避
    雷素子の外周および同避雷素子を挟持する端子金具の平
    坦面部の表面を熱収縮性の絶縁チューブにて被覆したこ
    とを特徴とする避雷素子ユニット。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記支持部材を、底部に前記端子金具の突起部が貫
    通する貫通孔を有し前記両端子金具の一方および前記避
    雷素子の一部が挿入される所定長さの有底筒体と、同有
    底筒体の先端から前記避雷素子の外周に沿って長手方向
    に延びて前記両端子金具の他方の平坦面部に掛止される
    複数本のホルダー部を備えた構成としたことを特徴とす
    る避雷素子ユニット。
  6. 【請求項6】請求項5に記載の避雷素子ユニットにおい
    て、前記避雷素子および同避雷素子を挟持する両端子金
    具を支持した状態の前記支持部材のホルダー部の外周
    に、同ホルダー部を内側へ押圧する絶縁性の弾性リング
    を嵌合したことを特徴とする避雷素子ユニット。
JP16214996A 1996-06-21 1996-06-21 避雷素子ユニット Pending JPH1012410A (ja)

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JP2004247727A (ja) * 2003-02-12 2004-09-02 Abb Technologie Ag 避雷器の能動部

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