JPH10320783A - ウォブル信号検出回路、ウォブル異常検出回路、これらを用いた情報処理装置及び情報処理方法、並びにこれらに用いる記憶媒体 - Google Patents

ウォブル信号検出回路、ウォブル異常検出回路、これらを用いた情報処理装置及び情報処理方法、並びにこれらに用いる記憶媒体

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JPH10320783A
JPH10320783A JP10053671A JP5367198A JPH10320783A JP H10320783 A JPH10320783 A JP H10320783A JP 10053671 A JP10053671 A JP 10053671A JP 5367198 A JP5367198 A JP 5367198A JP H10320783 A JPH10320783 A JP H10320783A
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signal
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wobble signal
circuit
wobble
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JP10053671A
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English (en)
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Tetsuya Fushimi
哲也 伏見
Toshimitsu Kaku
敏光 賀来
Tetsuya Ikeda
哲也 池田
Toshiaki Ishibashi
利晃 石橋
Kazuo Shigematsu
和男 重松
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 【解決手段】本発明によるウォブル信号検出回路はウォ
ブル信号を二値化した後、極性切換回路、クロック切換
回路を通してPLL回路に供給し、PLL回路の出力に記録再
生タイミング生成クロックを発生させる。このクロック
は分周回路で分周されて、PLL回路にフィードバックさ
れる。ウォブル信号とフィードバック信号は反転検出回
路で位相差が検出され、この位相差があらかじめ定めら
れた値を越えた時ウォブル信号の極性切換信号が発生さ
れ、この信号によって極性切換回路の極性が反転され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は情報の記録または再
生を高い信頼性をもって行うことができる情報処理技術
に関する。特に本発明はディスク等の記録媒体からのウ
ォブル信号を検出するためのウォブル信号検出回路、又
はウォブル信号の異常を検出するウォブル異常検出回
路、又はこれら検出回路を用いた情報処理装置又は情報
処理方法、さらにはこれら情報処理装置及び情報処理方
法に使われる記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】記録及び再生を行う記録媒体として、基
板上に溝部トラックと溝間部トラックとを有し、さらに
それらは微小に半径方向に揺動(ウォブル)されてお
り、その溝部トラックと溝間部トラックの双方に情報記
録領域を有する記録媒体が開発されている。この記録媒
体は所定のウォブルパターンを有しており、記録又は再
生時にはこのウォブルパターンに基づいたウォブル信号
を用いることにより位置情報または位置信号を得、この
位置信号に基づいて情報の記録又は再生を行うものであ
る。
【0003】従来、上記記録媒体からのウォブルパター
ンに基づくウォブル信号は、記録媒体上の欠陥または再
生時の制御偏差により正常にウォブル信号を生成できず
欠落等が生じ、記録又は再生の位置情報または位置信号
が得られなくなるという問題があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は記録媒
体からのウォブル信号から安定にタイミング生成クロッ
クを得るためのウォブル信号検出回路及びこれを用いた
情報処理装置を提供することにある。本発明の他のの目
的は記録媒体からのウォブル信号を用いて、記録時の記
録状態の良否を判定するウォブル異常検出回路及びこれ
を用いた情報処理装置を提供することにある。本発明の
さらに他の目的はより高安定、高密度、かつ高信頼性の
情報処理技術を提供することにある。
【0005】
【発明を解決するための手段】本発明によるウォブル信
号検出回路はウォブル信号を二値化した後、極性切換回
路、クロック切換回路を通してPLL回路に供給し、PLL回
路の出力に記録再生タイミング生成クロックを発生させ
る。このクロックは分周回路で分周されて、PLL回路に
フィードバックされる。ウォブル信号とフィードバック
信号は反転検出回路で位相差が検出され、この位相差が
あらかじめ定められた値を越えた時ウォブル信号の極性
切換信号が発生され、この信号によって極性切換回路の
極性が反転される。
【0006】更に記録媒体の識別部に記録されている識
別情報にはアドレスマークとセクタタイプが含まれてい
る。アドレスマークから識別情報が挿入されている位置
を検出することが出来、セクタタイプから識別部の位置
及び溝部トラックと溝間部トラックとを切換える切換部
の位置情報を検出することが出来る。
【0007】本発明の他の実施例では、このアドレスマ
ークから識別情報を検出し、更にこの識別情報からセク
タタイプを検出し、このセクタタイプから切換部の位置
を検出して他の極性切換信号を得ることが出来る。
【0008】また、識別情報の誤りを検出して、ウォブ
ル信号が異常な時にウォブル信号に変えて基準クロック
をPLL回路に供給し、PLL回路の発振器をこの基準クロッ
クに同期させている更に、識別部ではウォブル信号が記
録されておらず、PLL回路の発振器の発振周波数の変動
を押さえるために、アドレスマークから識別部を検出し
てPLL回路に供給し、識別部の間、PLL回路の発振を持続
させている。
【0009】又更に、本発明では、記録時にコンパレー
タによる二値化信号から、1セクタ中のウォブルパター
ンの個数を判定あるいはウォブルパターンの周期判定を
行い、欠陥等により判定が異常となった場合には同一デ
ータを再記録することが出来る。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、実施例を用いて詳細に説明する。図1は本発明に使
用する記録媒体のトラックおよびセクタの配置を示す平
面図である。図において、8は記録媒体である。1は記
録単位毎に区切られたセクタであり、セクタ1はセクタ
1の区切りを示す識別部2と溝部トラック3又は溝間部
トラック4で構成されており、識別部2はセクタ1の先
頭に配置される。ディスク状記録媒体8の半径方向に配
置された複数周の溝部トラック3及び溝間部トラック4
で一つのグループが構成されるため、記録媒体8は半径
方向に複数のグループ91、92、93が配置される。
すなわち、図1において、グループ91は周回する溝部
トラック3と溝間部トラック4で構成されている。各グ
ループ91、92、93ではその先頭に配置される溝部
トラック3及び溝間部4の識別部2は半径方向に揃えら
れている。溝部トラック3は半径方向に微少量揺動(ウ
ォブル)されている。セクタ1の長さはグループによら
ず略一定になるように定められる。
【0011】図2は記録媒体のトラック及びセクタの詳
細な配置例を示す平面図である。トラックの幅0.7μ
m、深さ60nmの溝部トラック3とトラック幅0.7
μmの溝間部トラック4が交互に配置されている。溝部
トラック3と溝間部トラック4は一周で一ヶ所の溝部・
溝間部トラック切換部5(以後、単に切換部5と言う)
でお互いに接続されている。すなわち、溝部トラック3
はトラック一周後に隣の溝間部トラック4に、溝間部ト
ラック4はトラック一周後に隣の溝部トラック3に接続
されるように構成されている。各トラック3、4はセク
タ1で示す複数の円弧状記録単位に分割されており、各
情報記録単位1の先頭には識別部2が設けられる。識別
部2は切換部5と非切換部6とに分けられており、識別
部2には識別情報2aが記録されている。セクタ1の長
さは、例えば約8mmで、2048バイトのユーザー容
量に相当する。溝部トラック3、溝間部トラック4は約
20nmの振幅で半径方向に微少量揺動(ウォブル)さ
れている。ウォブルの周期はセクタ長の1/232にな
っており、記録データのチャネルクロック周期の整数倍
がウォブル周期になるように選んである。これにより、
ウォブルクロックから記録再生タイミング生成クロック
を生成することが出来る。なお、図2において11、1
2は切換部5前後のセクタを示しており、図3の識別情
報2aの番号付けの説明に使われる。セクタ11は非切
換部6と、溝部トラック3又は溝間部トラック4、すな
わち記録領域81から構成されている。セクタ12は切
換部5と記録領域82から構成されている。
【0012】図3は本発明に用いられる記録媒体の識別
情報の番号付けの例を示すチャート図である。以下、図
を用いて、溝部トラック3と溝間部トラック4を識別す
るための識別情報2aの番号付けについて説明する。識
別情報2aはN−1−S、N−S、N−1…N−1+2
S、N+2S、N+3Sで示されている。又識別情報2
aは図3の切換部5または非切換部6の左側に位置する
第1識別情報21と右側に位置する第2識別情報22と
に分けられる。K−2、K−1のKは溝部トラック3又
は溝間部トラック4を示しており、この図ではK−2、
Kを溝部トラック3とし、K−1、K+1を溝間部トラ
ック4として説明する。
【0013】又、この例では左から右の方向へ光スポッ
ト7を相対的に走査することによって、情報の記録再生
を行っている。切換部5の左側の溝部トラックKは切換
部5の右側の溝間部トラックK+1へ接続している。切
換部5の右側の溝間部トラックK+1はこのトラックの
一周後に切換部5を介して、溝部トラックK+2に接続
されている。この例では溝部トラックKの非切換部6の
第1識別情報21はN−1+2Sであり、第2識別情報
22はN−1+Sである。ここでSはトラック一周当た
りの光記録情報単位の和、すなわちセクタ1の数を示
す。光スポット7等でこの溝部トラックKの非切換部6
の識別情報2aを再生すると、第1識別情報21として
N−1+2Sが再生され、第2識別情報22としてN−
1+Sが再生される。この場合、記録領域番号としては
常に小さい方の番号を採用することに決めておくことに
より、この溝部トラックKの識別情報2aとして第2識
別情報22のN−1+Sが採用される。溝間部トラック
K−1を走査した時も同様にして、今度は第1識別情報
21のN−1が識別情報2aとして採用される。したが
って、第1識別情報21が採用されるか、第2識別情報
22が採用されるかにより、溝部トラック3と溝間部ト
ラック4の区別を行うことができる。
【0014】切換部5にある溝部トラック3または溝間
部トラック4を再生する時もまったく同様にして溝部ト
ラック3か溝間部トラック4かを識別することが出来
る。又各セクタ1毎に第1識別情報21、第2識別情報
22の値が異なるため、これを用いて、記録媒体8の各
セクタ1の位置を検出することが出来る。更に、第1識
別情報21及び第2識別情報22にはこの情報がおかれ
ている場所が切換部5なのか、非切換部6なのかの情報
及び次が切換部5か非切換部6かの情報が3ビットで書
かれている。この情報は切換部5か非切換部6かを特定
する情報なので、以後、識別部特定情報と言う。
【0015】次に、図4を用いて識別情報についてもう
少し詳細に説明する。図4(a)、図4(b)、図4
(c)は識別情報を示す模式図である。図において、例
えば、ヘッダ1、ヘッダ2、PID1等の数字は参照番
号とは異なっており、第1ヘッダ、第2ヘッダ、第1P
IDを示す。このヘッダ1、ヘッダ2を参照番号と区別
する為に、これらの番号を()で示す。図において、第
1識別情報21はヘッダ(1)、ヘッダ(2)から構成
されている。第2識別情報22はヘッダ(3)、ヘッダ
(4)から構成されている。
【0016】図4(b)に示すように、ヘッダ(1)及
びヘッダ(3)の先頭にはVFO(1)、ヘッダ(2)
及びヘッダ(4)にはVFO(2)が配置されている。
このVFOは可変周波数発振器(Variable F
requency Oscillator)を意味し、
再生系のPLL回路(図示せず)の同期を取る為に使用
される。各ヘッダ(1)〜(4)に共通に挿入されてい
るAMはアドレスマーク(Address Mark)
を意味し、このAM(アドレスマーク)を基点として第
1、第2識別情報に含まれている情報を抜き出す為に使
用される。ヘッダ(1)、(2)、(3)、(4)には
それぞれPID(Pysical Identific
ation)(1)、PID(2)、PID(3)、P
ID(4)が配置されている。これについては、図4
(c)を用いて詳細に説明する。更に、ヘッダ(1)〜
(4)にはそれぞれIED(1)〜(4)が配置されて
いる。IEDとはID Error Detectio
n、すなわち、IDの誤り検出コードである。ヘッド
(1)、(3)にはPA(1)が配置され、ヘッド
(2)、(4)にはPA(2)が配置されている。PA
とはポストアンブル(Post Amble)の略であ
り、各データを再生した時の直流再生を抑圧し、2値化
しやすくする為に用いる。
【0017】図4(c)に示すように、PIDはセクタ
情報(Sector Information)、セク
タ番号(Sector Number)から構成されて
いる。セクタ情報には空き部分(Reserved)、
物理ID#(PhysicalID Number)、
セクタタイプ(Sector Type)、レイヤ#
(Layer Number)が配置されている。物理
ID番号にはトラック番号やセクタ番号などの情報が含
まれており、PID(1)は2進符号の(00)、PD
I(2)は2進符号の(01)、(3)は(10)、
(4)は(11)で識別されている。セクタタイプには
切換部5から数えたセクタ1の番号が含まれている。例
えばリードオンリーセクタは2進符号の(000)で、
RAMファーストセクタ(RAM first sec
tor)はRAMの最初のセクタ、すなわち、切換部5
を含むセクタを(100)表わし、RAMラストセクタ
(RAM last sector)はRAMの最後の
セクタを(101)で表わし、RAMビフォーラストセ
クタ(RAM before last secto
r)はRAMの最後から2番目のセクタを(110)で
表わし、RAMアザーセクタ(RAM other s
ector)はRAMのその他のセクタを(111)で
表わしている。
【0018】図5は本発明による情報処理装置の一実施
例を示すブロック図である。図において、記録媒体8は
スピンドルモータ31に保持されて回転している。記録
媒体8を形成する記録膜としてはここでは相変化形記録
膜(GeSbTe)を用いている。光ヘッド32は、情
報の記録、再生を行うレーザ光を発光する半導体レーザ
と、半導体レーザからの光をディスク面上に1ミクロン
程度の光スポット7として形成する光学系と、記録媒体
8からの反射光を用いて情報の再生、自動焦点制御及び
トラッキング制御等を行うために必要な電気信号を得る
ための光検出器等から構成されている。この光ヘッド3
2によって光ディスク等の記録媒体8上に情報を記録し
たり、記録媒体8から情報を再生する。また、光ヘッド
32は光ヘッド32自体をディスク半径方向に高速に移
動させ、指定された位置の近辺に止めるためのリニアモ
ータ(図示せず)を持っている。
【0019】情報処理装置において、通常、光ディスク
装置はパーソナルコンピュータ、ワークステーション等
のホストコンピュータ33(以下ホストと略す)と例えば
SCSI(Small computer Syste
m Interface)やATAPI(AT Att
ached Packet Interface)の規
格に則ったインターフェースケーブルで接続されてお
り、ホスト33からの命令や情報データを光ディスク装
置内のインターフェース制御回路34で解読し、マイコ
ン等から構成される制御回路35を通して情報の記録、
再生およびシーク動作を実行する。
【0020】まず最初に記録動作について説明する。記
録データはホスト33から記録媒体8上の記録位置情報
(アドレス情報)が付加され、この状態で記録コマンド
が発行される。この記録データは制御回路35内のバッ
ファメモリ(図示せず)内に蓄積された後、時系列的に
変調回路36に送られる。変調回路36において、記録
データはランレングスリミティッド(RLL)コード、
例えば(1、7)RLLコード、(2、7)RLLコー
ド、あるいは(2、10)RLLコードに対応する符号
列に変換され、さらに記録膜上に形成されるマーク形状
に対応したパルス列、例えばマークポジション記録をす
る時はコード”1”に対応したパルス列に、マークエッ
ジ記録をする時はコード”1”がパルスエッジに対応し
たパルス列に変換される。ここでは、(2、10)RL
Lコードに対応した8/16変換符号を用いる。すなわ
ち、8ビットの情報を16ビットに変換して書き込み、
16ビットを8ビットに変換して読むための符号変換を
行う。これらのパルス列はレーザ駆動回路37に導かれ
て光ヘッド32上の半導体レーザをON,OFFして高
出力パルスを発光させる。この光パルスは光ヘッド32
で収束され、微小スポット7が形成される。この光スポ
ット7によって相変化形記録膜を有する記録媒体8上に
非晶質領域の形記録マークが形成される。
【0021】次に再生動作について説明する。再生時は
ホスト33からの再生コマンドにより指定された、記録
媒体8上の溝部トラック3、及び溝間部トラック4に光
ヘッド32を位置付け、このトラック3、4から信号を
再生する。まず、光ヘッド32に設けられた半導体レー
ザを低出力にし、かつ、DC発光させて記録媒体8上の
記録膜に照射すると、記録マークに対応した反射光が得
られ、光ヘッド32内の複数に分割された光検出器で受
光して光電変換され、電気信号となって再生回路38に
入力される。データを再生する再生信号は、複数分割さ
れた光検出器のトータル信号、すなわち和信号から得る
ことができる。また、識別情報2aは溝部トラック3と
溝間部トラック4との中間部に配置されているので、識
別情報2aの再生信号である識別信号は複数に分割され
た光検出器の出力信号間の差動信号から得ることができ
る。従って再生回路38内に信号切換回路を設置して、
一つのスライスレベルで二値化するために別々に検出さ
れたデータ信号(和)と識別信号(差)は識別情報2a
から抽出したタイミングにより切換えられて一連の信号
になる。これを合成データ信号とする。この再生回路3
8は信号切換回路、信号振幅を一定に保持するための自
動利得制御回路、光学的な空間周波数劣化を補正する波
形等化回路、二値化回路、PLL(Phase Loc
ked Loop)回路、弁別回路から構成されてい
る。合成データ信号を二値化回路(図示せず)で二値化
した後、弁別回路(図示せず)で弁別され弁別データに
変換される。すなわち、基準クロックの位相を二値デー
タの位相にあわせた信号に変換される。弁別された二値
化データは復調回路39に入力され、(1、7)RLL
コード、(2、7)RLLコードあるいは(2,10)
RLLコードの復調を行って元のデータを復調する。復
調されたデータは制御回路35に導かれてホスト33か
らの再生コマンドに対応してインターフェース制御回路
34からホスト33に転送される。
【0022】光ヘッド32内の光検出器では、再生信号
のほかに光スポット7を記録膜上に焦点制御を行う自動
焦点制御信号と特定の溝部トラック3または溝間部トラ
ック4をトレースするようにトラック追跡制御を行うト
ラッキング制御信号を検出することができる。これら光
点制御を行う自動焦点制御信号、トラッキング制御信号
はサーボ制御回路40に入力される。サーボ制御回路4
0は誤差信号生成回路、位相補償回路、および駆動回路
から構成されており、光ヘッド32を特定の溝部トラッ
ク3又は溝間部トラック4をトレースすることにより情
報の記録、再生を行う。
【0023】また、各セクタ1内に配置されたウォブル
パターンからのウォブル信号の検出は、複数に分割され
た光検出器の出力信号間の差動信号から得ることができ
る。例えば、溝部トラック3からウォブル信号を得るに
は溝部トラック3に照射された光スポット7からの反射
光を回折格子で±1次回折光を得、これを複数に分割さ
れた領域を持つ光電変換素子で検出し、光電変換素子の
出力信号の差をとることによって得ることが出来る。こ
の様にして得られた信号からはウォブル信号だけではな
く、トラッキング制御信号も得ることができる。トラッ
キング制御信号の周波数は約1〜3KHzの範囲内で変
化し、光ヘッド32の対物レンズはこの範囲の周波数に
応答して変化する。これに対して、ウォブル信号はこれ
よりもかなり高い周波数、例えば、157KHzぐらい
に設定されるので、ウォブル信号によって、トラッキン
グは制御されない。したがって、トラッキング制御信号
中にウォブル信号が混入されていてもトラッキングの制
御は影響を受けない。ウォブル信号はこの差信号をフィ
ルタを通すことによって得られる。
【0024】次にウォブル信号からタイミング生成クロ
ックを生成するウォブル検出回路について図6を用いて
説明する。図は本発明によるウォブル信号検出回路の一
実施例を示すブロック図である。図において、41はウ
ォブル検出回路であり、再生回路38から取り出された
ウォブル信号と識別情報2aから得られた識別信号はウ
ォブル信号検出回路41に供給される。識別信号は記録
媒体8上の位置、すなわち、記録媒体8の中のアドレ
ス、溝部トラックか溝間部トラックかの情報及び切換え
部5か非切換え部6かの位置情報を含んでいる。溝部ト
ラック3から得られるトラッキング誤差信号と溝間部ト
ラック4からえられるトラッキング誤差信号の極性が反
転される。その結果、このウォブル信号は切換部5で位
相が反転される。
【0025】図6において、再生回路38からウォブル
信号と識別信号を取り出し、ウォブル検出回路41に入
力する。ウォブル量は20nm程度とトラック幅の1/
10以下の微少量であるため、ウォブル信号の検出に帯
域制限フィルタ(BPF)51と増幅器(図示せず。た
だし、帯域制限フィルタ51をアクティブフィルタで構
成する場合は、このフィルタ51が増幅器を兼ねている
ので、必ずしも増幅器を設ける必要はない。)を用いて
ノイズ低減と振幅確保により安定したウォブル信号を得
る。このアナログ状態のウォブル信号はコンパレータ5
2によって二値化される。ウォブル信号は光スポット7
からの回折光が光スポット7と溝部トラック3、光スポ
ット7と溝間部トラック4との位置関係によって変化す
るため、溝部トラック3通過時と、溝間部トラック4通
過時ではウォブル信号の極性が反転する。このため、極
性切換回路53で溝部トラック/溝間部トラック毎に極
性を切換える必要がある。切換えのタイミング生成には
2つの手段がある。第1の手段は制御回路35におい
て、トラック一周に一ヶ所ある切換部5の識別信号(記
録媒体上の識別情報2aから得られる)を識別すること
により検出可能である。すなわち、複数の光検出器の差
動信号から得られる識別信号から、第1識別情報21が
採用されているのか、第2識別情報22が採用されるか
を判定することにより検出可能である。この場合、制御
回路35で検出される極性切換信号はSL/SG(se
lect land/select groove)で
あり、信号83で示される。光ヘッド32が溝部トラッ
ク3、又は溝間部トラック4の追跡を開始して正常なウ
ォブル信号が得られ、制御回路35で正常に切換えタイ
ミングが検出されている時はこの第1極性切換信号83
が有効である。この第1の手段の詳細については図面を
用いて後で説明する。
【0026】第2の手段については図6を用いて説明す
る。図において、ウォブル信号及び識別信号はウォブル
検出回路41の帯域制限フィルタ51に入力され、この
フィルタ51からアナログ状態のウォブル信号が取り出
される。この信号はコンパレータ52によって、基準信
号と比較されて二値化された後、極性切換回路53、ク
ロック切換回路54を通して、ウォブル信号60として
PLL回路55の位相周波数比較器95に供給されると
ともに反転検出回路58に供給される。ウォブル信号6
0は位相周波数比較器95、位相補償器96、電圧制御
発振器97を通して記録再生タイミング生成用クロック
62(以下単に、タイミング生成クロックと言う)とし
て出力される。ウォブル信号60の周波数は通常タイミ
ング生成クロック62よりも低く設定されている。この
例ではウォブル信号60の周波数はタイミング生成クロ
ック62の1/186に設定されている。このため、タ
イミング生成クロック62は分周回路56で分周されて
PLL回路55の位相周波数比較器95にフィードバッ
クされる。このフィードバック信号59とウォブル信号
60は位相周波数比較器95で位相が比較され、位相補
償器96を通して電圧制御発振器97が制御され、ウォ
ブル信号60に位相が合せられたタイミング生成クロッ
ク62がPLL回路55の出力端子から出力される。こ
のタイミング生成クロック62は分周回路56でウォブ
ル信号60の周波数と同じ周波数になるように分周され
る。この分周された信号はフィードバック信号59とし
て、PLL回路55と反転検出回路58に供給される。
ウォブル信号60とフィードバック信号59の位相差が
あらかじめ定められた値より大きくなると反転検出回路
58から第2極性切換信号61が発生され、極性切換回
路53に供給され、ウォブル信号の極性を反転させる。
通常、制御回路35からのSL/SGである第1極性切
換信号83が反転検出回路58内のEORゲート75を
通過して極性切換回路53に供給され、ウォブル信号の
位相を反転させる。ところが、識別部2のビットが潰れ
たり、ビットに欠陥がある場合には第1、第2識別情報
21、22が再生されない。このため、第1極性切換信
号83が発生しなかったり、又は誤って発生するため、
この信号83は使えない。この場合には第2極性切換信
号61を用いてウォブル信号60の極性を切り換える。
【0027】また、光ヘッド32の立ち上げ時やシーク
中にはウォブル信号60が再生されず、したがって、タ
イミング生成クロック62を確保することができない。
この場合、基準発振器(図示せず)からの基準クロック
CLKOを分周回路57で分周し、ウォブル信号60の
周波数と同じ周波数にして、クロック切換回路54に供
給する。光ヘッド32の立ち上げ時、またはシーク時に
は制御回路35からクロック切換信号64が発生される
ため、このクロック切換信号64によって分周された基
準クロックがPLL回路55に供給される。したがっ
て、立ち上げ時やシーク時でもPLL回路55は正常に
動作しその出力にはタイミング生成クロックが出力され
る。このように、光ヘッド32がトラック追跡を開始し
て正常なウォブル信号60が得られるまでの期間、水晶
発振器からの基準クロックを入力しておくことにより、
常にウォブルクロック用のPLL回路55が安定に動作
する。
【0028】次に、PLL回路55によるタイミング生
成クロックの生成について更に説明する。検出するウォ
ブル信号の周波数をタイミング生成クロックの例えば1
/186と設定した場合は、PLL回路55の入力段の
位相周波数比較器95ではウォブル信号60の周期が遅
すぎて位相比較ゲインが小さいため、基準の周波数に達
する引き込み時間が長くなるという問題が生ずる。ま
た、タイミング生成クロック62とウォブル信号60の
周波数の差が大きいために周波数引き込みを行う形式の
PLLは採用できないという問題も生ずる。このため、
この実施例では位相周波数比較器95の入力周波数をウ
ォブル信号60と一致させるために水晶発振器からの基
準クロックCLK0を分周回路57で分周し、PLL回
路55の記録再生タイミング生成用クロック62を分周
器56で分周して位相周波数比較器95ににフィードバ
ックしている。また、識別部2ではウォブル部がなく、
ウォブル信号60が発生されないため、このままではP
LL回路55が暴走するので、制御回路35からのPL
L保持信号63で識別部2の間、PLL回路55の位相
周波数比較器95の動作を止めることにより発振周波数
を保持している。これにより、入力するウォブル信号6
0の周波数とフィードバック信号59の周波数が略一致
し、識別部2でも周波数が一定に保持され、PLL回路
55は安定に動作される。
【0029】CLV(Constant Linear
Velocity)またはZCLV(Zoned C
LV)で記録された記録媒体8を再生する場合に、シー
ク時にスピンドルモータ31の回転数が変動し、回転数
が規定値になるまで再生処理を実行できないために実効
的なシーク時間が長くなってしまうことがある。この問
題はCD−ROM装置で採用されているワイドキャプチ
ャ再生と同様の機能をPLL回路55に持たせることに
より解決できる。具体的にはPLL回路55に周波数引
き込みの機能を持たせると、回転数が定常状態からずれ
ている時でも入力のウォブル信号60に同期化すべくP
LL回路55が動作して再生動作を行う。
【0030】周波数引き込みの機能を持つPLL回路5
5を採用すると回転数が定常状態からずれている時でも
入力のウォブル信号60に同期化すべくPLL回路55
が動作して再生動作を行うことができる。また、比較器
のみで構成されるPLL回路を採用する場合には、別に
周波数検出器を追加し、再生回路38内のPLL回路内
のVCO(Voltage Control Osci
llator)を回転数が変動している方向に周波数が
一致するまで変化させ、一致したところでPLL回路を
ロックさせて同期化を実行することにより、同様の効果
を得ることができる。
【0031】別の実施例として、再生回路38内のPL
L回路の信号入力が記録再生信号と基準クロックをRD
GATE(READ GATE)で切り替え可能なタイ
プの場合、基準クロックとしてウォブル検出回路41の
出力を入力することにより、常にPLL回路55のVC
O周波数をウォブル周波数と一致させるこができ、スピ
ンドルモータ31の回転数が許容の範囲に入る時間を低
減することができるので、シーク時間を短縮することが
できる。
【0032】具体的な反転検出回路58の回路構成を図
7を用いて説明する。図7(a)は本発明によるウォブ
ル信号検出回路に用いられる反転検出回路の一実施例を
示すブロック図であり、図7(b)は本発明による反転
検出回路の説明に使用する信号のタイムチャートであ
る。図7(a)において、クロック切換回路54の出力
信号であるウォブル信号60とPLL回路55の出力を
分周回路56で1/186に分周したフィードバック信
号59が反転検出回路58内のEOR(Exclusi
ve OR)ゲート71に入力される。フィードバック
信号59とウォブル信号60は図7(b)に示すように
多少位相がずれている。フィードバック信号59とウォ
ブル信号60はPLL回路55によって、位相が合うよ
うに制御されるが、PLL回路55の応答の遅れなどに
よって位相に多少のずれが生ずる。フィードバック信号
59とウォブル信号60の位相差によって、EORゲー
ト71の出力端子には出力パルスAが発生する。このパ
ルスAはANDゲート72によりクロックCLK0との
論理積がとられ、ANDゲート72の出力にパルスBが
得られる。このパルスBは次段のカウンタ73でカウン
トされる。ここで、カウンタ73が例えば64以上のパ
ルスを計測した時にカウンタ73の出力がオンになるよ
うにカウンタ73を設定しておくと、カウンタ73はパ
ルスが64以上になるとその出力はハイレベルになり、
カウンタ73の出力にはパルスCが発生される。このパ
ルスCの立ち上がりのタイミングで次段のフリップフロ
ップ74が反転し、その出力には第2極性切換信号61
が発生される。この信号61はEORゲート75を通し
て反転検出回路58の出力となって極性切換回路53に
供給され、ウォブル信号の極性を反転させる。
【0033】これによりクロック切換回路54の出力6
0の極性が切り替わり、フィードバック信号59とウォ
ブル信号60の位相差はほとんどなくなるため、EOR
ゲート71の出力信号Aによって、カウンタ73をクリ
アすることになるので、カウンタ73はカウントを停止
する。一周後、再び切換部5に突入すると再度フリップ
フロップ74の極性が反転して連続的に極性を切換えて
行く。一方、制御回路35から後述のようにして得られ
た第1極性切換信号83はEORゲート75に供給され
る。この第1極性切換信号83はこのEORゲート75
を通して極性切換回路53に供給される。第1極性切換
信号83は光スポット7が溝部トラック3又は溝間部ト
ラック4を正確にトレースしている時にはこの切換信号
83によってウォブル信号の極性を切換えるが、識別部
2のビットの潰れ又はビットの欠陥があると、第1極性
切換信号83は得られない。この場合でも今まで説明し
たように反転検出回路58からは第2極性切換信号61
が選られるので、安定にウォブル信号の極性の切換えを
行うことが出来き、安定にPLL回路55を動作させる
ことができる。
【0034】次に、図8及び図9を用いて、本発明の制
御回路について説明する。図8は本発明による制御回路
の一実施例を示すブロック図である。図9は図8に示す
AM検出器及びタイミング制御器の一実施例を示すブロ
ック図である。図において、図5に示す復調回路39か
ら入力端子101には再生データ列とこの再生データ列
に同期した再生クロックが入力され、第1識別情報検出
器102、第2識別情報検出器103、AM(アドレス
マーク)検出器104に供給される。入力端子106に
は図6に示すPLL回路55からタイミング生成クロッ
ク62が入力される。
【0035】まず、図9を用いてAM検出器104とタ
イミング制御器112について説明する。図8において
AM検出器104の入力端子101として示したが、こ
の入力端子101は再生データ列が入力される入力端子
101aと再生クロックが入力される入力端子101b
から構成されている。AM検出器104はシフトレジス
タ108、比較器109及びAMパターン列発生器11
0から構成されている。
【0036】アドレスマークのパターン列はユニークな
パターン列であり、このパターン列はアドレスマーク以
外にはこのシステムでは使われない。再生データ列は再
生クロックでシフトレジスタ108内を順次送られ、A
Mパターン列と同じパターン列がくると比較器109に
AM検出パルスが出力される。このAM検出パルスはタ
イミング制御器112のカウンタ114に供給される。
更に、カウンタ114には図6に示すPLL回路55か
らタイミング生成クロック62が供給される。
【0037】カウンタ114はAM検出パルスでクリア
され、タイミング生成クロック62をカウントし始め
る。第1識別情報位置、第2識別情報位置、識別部位
置、セクタ開始位置はAM検出パルスから位置が決まっ
ている為、AM検出パルスからタイミング生成クロック
を数え始め、あらかじめ定められた数の位置にある。し
たがって、カウンタ114の出力と第1識別情報位置発
生器116の出力を比較器118で比較することによっ
て、第1識別情報検出パルスが出力端子120に取り出
される。同様にカウンタ114と第2識別情報位置検出
器122と比較器124で比較することにより、第2識
別情報検出パルスが端子126に取り出される。更に、
カウンタ114の出力を識別位置発生器128と比較器
130で比較することによって、識別部検出パルスが端
子132に取り出される。カウンタ114の出力とセク
タ位置発生器134の出力を比較器136で比較するこ
とによって、出力端子138にセクタ開始位置検出パル
スを取り出すことが出来る。
【0038】図8において、端子120に取り出された
第1識別情報検出パルスは第1識別情報検出器102に
供給される。検出器102には端子101から再生デー
タ列が供給されているため、第1識別情報検出パルスの
タイミングで第1識別情報21及びIEDを抽出する。
抽出された第1識別情報は誤り検出器140に供給さ
れ、誤り検出コードIEDによってエラーの有無がチッ
クされ、その結果は識別情報選択器142に供給され
る。同様に、第2識別情報検出器103からは第2識別
情報22が取り出され、誤り検出器144でエラーの有
無がチックされ、識別情報選択器142に供給される。
誤り検出器140、144において第1、第2識別情報
21、22にエラーがある場合にはそれぞれパルスが発
生され、エラーがない場合にはパルスは発生されない。
誤り検出器140、144の出力は識別情報選択器14
2に供給される。この識別情報選択器142は図10に
示すように、フリップフロップ147、146及びAND
回路148から構成されており、誤り検出器140、1
44の出力はれぞれフリップフロップ146、147に
供給され、その出力は更にAND回路148に供給され
る。第1、第2識別情報21、22の両方ににエラーが
ある場合には、フロップフロップ146、147にパル
スが発生し、AND回路148の出力にはパルスが発生
される。第1、第2識別情報21,22の一方または両
方が正しい場合にはAND回路148の出力にはパルス
は発生されない。AND回路148の出力パルスは連続
再生検出器150に供給される。この回路150は主に
カウンタから構成されており、このカウンタでAND回
路148の出力をカウントし、あらかじめ定められた数
を越えると連続再生検出器150の出力は立ち上がる。
この信号はクロック切換信号64として図6に示すクロ
ック切換回路54に供給される。また、この連続再生検
出器150のカウンタは、フロップフロップ146,1
47の出力をNOR回路170を通して得た信号とタイ
ミング制御器112からの識別部検出パルス132をA
ND回路171でANDをとったパルスでリセットされ
る。識別信号の最後を示すパルスは図9のカウンタ11
4の出力と識別情報終了位置発生器(図示せず)の出力
を比較器(図示せず)と比較することによって得られ
る。
【0039】このように、ウォブルパターンが欠落し、
ウォブル信号60が出なくなると、タイミング生成クロ
ック62の周波数が狂ってくる。そうすると図9に示す
カウンタ114が正確に働かなくなるため、第1、第2
識別情報21、22が取り出せなくなり、第1、第2識
別情報21、22にエラーが発生する。このエラー情報
から上記のようにクロック切換信号64を生成して図6
のクロック切換回路54を切換え、外部の水晶発振器か
ら基準クロックをPLL回路55に供給することによっ
て、PLL回路55の暴走を防ぐことが出来る。
【0040】図8の識別情報レジスタ152には識別情
報選択器142のフロップフロップ146、147の出
力が供給されると共に、第1、第2識別情報検出器10
2、103の出力が供給される。
【0041】フロップフロップ146、147の出力は
2ビットのデータとして使われる。第1、第2識別情報
21、22の両方が正しい場合には(00)、第1識別
情報21にエラーが発生した場合には(01)、第2識
別情報22にエラーが発生した場合には(10)、第
1、第2の識別情報21、22の両方にエラーが発生し
た場合には(11)のデータが識別情報レジスタ152
に入力される。
【0042】(00)の場合には、数が少ない方の識別
情報が格納され(図3及びその説明を参照)、(0
1)、(10)の場合は正しい方の識別情報を格納す
る。数が多い方の識別情報の場合はセクタ数Sを引いて
格納する。(11)、すなわち第1、第2識別情報2
1,22の両方の情報にエラーがある場合にはその前の
識別情報から補完して格納する。この格納された情報は
光スポット7の現在の位置を示すものであり、シーク時
の目標との距離を測定する時などに使用される。
【0043】セクタタイプ検出器154には第1、第2
識別情報検出器102、103で抽出された3ビットの
セクタタイプが供給される。このセクタタイプは第1、
第2の識別情報21、22のどの位置に入ってるか分か
っているので、第1識別情報検出パルス及び第2識別情
報検出パルスでカウンタをリセットした後、再生クロッ
クをカウンタでカウントすることにより、容易に検出す
ることが出来る。セクタタイプ検出器154では第1識
別情報21から取り出したセクタタイプと第2識別情報
22から取り出したセクタタイプを誤り検出器140、
144の出力を使ってエラーの無いセクタタイプを出力
させる。エラーの無いセクタタイプを取り出すには誤り
検出器140、144からのエラー出力でセクタタイプ
検出器154のスイッチをオフし、セクタタイプの通路
を遮断すれば良い。このようにしてエラーの無いセクタ
タイプ(100)、すなわち最初のセクタタイプを抽出
し、セクタタイプ検出器154の出力に第1極性切換信
号83を出力し、この信号83を極性切換回路53に供
給することによって、ウォブル信号の極性を切換える。
誤り検出器140、144の両方の出力がエラーの場合
には、セクタタイプ(101)及び(110)の切換部
直前の情報から補完することにより、第1極性切替信号
83を発生させる。
【0044】これらの検出がすべて出来ない場合には反
転検出器58からの第2極性切換信号61によってウォ
ブル信号の極性が切換えられる。
【0045】タイミング制御器126から取り出された
識別部検出パルスは論理和回路156に供給され、識別
部で1、その他の部分では0の識別部パルスになる。一
周期内クロック数検出器158にはウォブル信号60と
タイミング生成クロック62が供給されており、ウォブ
ル信号60の一周期をタイミング生成クロック62で計
数し、計数値が多い場合または少ない場合に、ウォブル
周期異常パルスを出力する。このウォブル周期異常パル
スはウォブル形状の異常として論理和回路156に供給さ
れ、識別部検出パルスとの論理和がとられ、PLL保持
信号63として、PLL回路55に供給される。
【0046】タイミング制御器112からのセクタ開始
位置パルスをセクタ内パルス数検出回路160に供給
し、セクタ1の間隔のパルスを生成し、この間隔をウォ
ブル信号60で計数する。計数が正しくない場合は、セ
クタ1のどこかに欠陥があるとしてこの出力を欠陥検出
レジスタ162に格納し、セクタ1の欠陥を検出するた
めに利用する。セクタ1の間隔のパルスはタイミング生
成クロック62をカウントすることで容易に得られる。
【0047】次にウォブル異常検出回路の実施例を図1
1を用いて説明する。図11は本発明によるウォブル異
常検出回路の一実施例を示すブロック図である。図にお
いて、76はウォブル異常検出回路であり、この回路7
6は記録中にもウォブル信号を検出し、ウォブルパター
ンの欠陥等によりウォブル信号が異常になったことを検
出して、異常検出時には同一データを再記録することに
より高信頼性を保持するために設けられる。ウォブル異
常検出回路76のカウンタ77にはウォブル検出回路4
1のクロック切換回路54からウォブル信号60が供給
される。このカウンタ77は記録最小単位の1セクタ内
にあるウォブル信号60の数をカウンタ77で計数して
判定回路78に出力する。判定回路78では設定された
判定値に対してその値を越えた場合、あるいは足りなか
った場合に判定回路78から判定信号79が出力され
る。この判定信号79は制御回路35内のレジスタ(図
示せず)に供給され、エラービットが設定される。カウ
ンタ値の計数値が判定回路78の設定値よりも多くなる
ケースは沸きだし欠陥によるものが考えられ、足りない
ケースは欠陥によるウォブルパターンの欠落が考えられ
る。装置が持つECC(Error Correcti
on Code)の訂正能力を超える場合にはエラービ
ットがセットされる。この場合、異常記録と認識して異
常と判定されたセクタの記録データを同一セクタ又は他
のセクタに書き直す。したがって、エラービットを参照
しながら記録を行い、エラービットが立った場合には再
記録を行う。
【0048】図12は本発明によるウォブル異常検出回
路の他の実施例を示すブロック図であり、図において8
0はウォブル異常検出回路であり、この回路80は周期
計測回路84と周期判定回路85から構成されている。
ウォブル信号60は周期計測回路84に供給され、ウォ
ブル信号60の周期が計測され、その出力は次段の周期
判定回路85に供給される。周期判定回路85でその周
期が設定した判定値より足りない場合、又はその判定値
を越えた場合には、その出力に判定信号87が出力さ
れ、この信号87は制御回路35内のレジスタにエラー
ビットを設定する。記録時に制御回路35はがエラービ
ットを参照しながら記録処理を継続しており、もしエラ
ービットを認識した場合には制御回路35が記録異常と
認識し、異常と判定されたセクタあるいは記録情報単位
である複数のセクタから構成されるブロックに対して同
一データを同一セクタあるいはブロックに再記録するこ
とになり、高信頼性を保持することが出来る。
【0049】
【発明の効果】以上のように、本発明はウォブル検出回
路を用いて安定にタイミング生成クロックを生成するこ
とができるので、欠陥等に影響されることなく、高信頼
性の記録再生処理が可能となる。さらに本発明では、ウ
ォブル信号を用いて、記録時の記録状態の良否を判定す
ることが出来るので、より安定した、高密度、高信頼性
の情報処理が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に用いられる記録媒体のトラック及びセ
クタの配置を示す平面図である。
【図2】本発明に用いられる記録媒体のトラック及びセ
クタの詳細な配置を示す平面図である。
【図3】本発明に用いられる記録媒体の識別情報の番号
付けの例を示すチャートである。
【図4】本発明に使用されるは識別情報、識別情報の各
ヘッダ、物理識別情報の内容を示す模式図である。
【図5】本発明による情報処理装置の一実施例を示すブ
ロック図である。
【図6】本発明本発明によるウォブル信号検出回路の一
実施例を示すブロック図である。
【図7】本発明によるのウォブル信号検出回路に用いら
れる反転検出回路の一実施例を示すブロック図及びこの
反転検出回路の説明に使用する信号のタイムチャートで
ある。
【図8】本発明による制御回路の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図9】図8に示すAM検出器及びタイミング制御器の
一実施例を示すブロック図である。
【図10】図8の識別情報選択器の一実施例を示すブロ
ック図である。
【図11】本発明によるウォブル異常検出回路の一実施
例を示すブロック図である。
【図12】本発明によるウォブル異常検出回路の他の実
施例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…セクタ、2…識別部、3…溝部トラック、4…溝間
部トラック、5…切換部、6…非切換部、35…制御回
路、51…帯域制限フィルタ、52…コンパレータ、5
3…極性切換回路、54…クロック切換回路、55…P
LL回路、56、57…分周回路、58…反転検出回
路、60…ウォブル信号、61…第2極性切換信号、6
2…タイミング生成クロック、63…PLL保持信号、
64…クロック切換信号、83…第1極性切換信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 哲也 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 石橋 利晃 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内 (72)発明者 重松 和男 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株 式会社日立製作所映像情報メディア事業部 内

Claims (35)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】波形整形回路と、PLL回路とを有し、記
    録媒体から読取ったウォブル信号を前記波形整形回路で
    波形整形し、前記波形整形した信号を前記PLL回路に
    供給し前記ウォブル信号に同期したクロックを出力する
    ことを特徴とするウォブル信号検出回路。
  2. 【請求項2】ウォブル信号の波形を整形する波形整形回
    路と、ウォブル信号の極性を切換えるための極性切換回
    路と、前記極性切換回路から出力されたウォブル信号を
    供給し、出力にこのウォブル信号に同期したクロックを
    出力するPLL回路と、前記ウォブル信号と前記PLL回路の
    出力信号をフィードバックした信号とが供給され、前記
    ウォブル信号とフィードバック信号との位相差があらか
    じめ定められた位相差を越えた時,極性切換信号を発生
    する反転検出回路とから構成され、前記極性切換信号を
    前記極性切換回路に供給して前記極性切換回路に入力さ
    れるウォブル信号の極性を切換えることを特徴とするウ
    ォブル信号検出回路。
  3. 【請求項3】請求項2記載のウォブル信号検出回路にお
    いて、前記波形整形回路を比較器で構成してウォブル信
    号を二値化して前記極性切換回路に供給することを特徴
    とするウォブル信号検出回路。
  4. 【請求項4】請求項2記載のするウォブル信号検出回路
    において、分周回路が設けられ、前記PLL回路の出力
    を前記分周回路を通してウォブル信号の周波数とほぼ同
    じ周波数になるように分周して前記PLL回路に入力す
    ることを特徴とするウォブル信号検出回路。
  5. 【請求項5】請求項2記載のウォブル信号検出回路にお
    いて、前記PLL回路を位相比較器と電圧制御発振器とで
    構成したことを特徴とするウォブル信号検出回路。
  6. 【請求項6】請求項4記載のウォブル信号検出回路にお
    いて、前記切換回路から出力されるウォブル信号と前記
    分周回路の出力を前記反転回路に供給することを特徴と
    するウォブル信号検出回路。
  7. 【請求項7】請求項2記載のウォブル信号検出回路にお
    いて、前記反転検出回路は前記ウォブル信号と前記フィ
    ードバック信号が供給されその出力に前記両信号の位相
    差に応じたパルスを発生するEOR回路と、前記パルス
    幅をカウントし、前記カウンタの出力があらかじめ定め
    られた値を超えた時出力を発生するカウンタと、カウン
    タの出力によって、極性切換信号を発生する信号発生回
    路とから構成されていることを特徴とするウォブル信号
    検出回路。
  8. 【請求項8】請求項7記載のウォブル信号検出回路にお
    いて、前記信号発生回路はフリップフロップで構成され
    ていることを特徴とするウォブル信号検出回路。
  9. 【請求項9】溝部トラックと溝間部トラックとが交互に
    配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックとの
    間にウォブル部を有し、前記溝部トラックと前記溝間部
    トラックとの接続を切換部で行い、切換部にはウォブル
    部が記録されていない記録媒体からウォブル信号を検出
    するために、識別情報から再生された識別信号を検出す
    る識別情報検出器と、前記識別情報検出器の出力信号か
    ら切換部を示す信号を検出し、極性切換信号を出力する
    検出器とから構成されていることを特徴とするウォブル
    信号検出回路。
  10. 【請求項10】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、前記溝部トラックと前記溝間
    部トラックとの接続を切換部で行い、切換部には識別情
    報が記録されており、前記識別情報は識別情報を抽出す
    るためのアドレスマークと切換部を示すセクタタイプ情
    報を含んでいる記録媒体からウォブル信号の極性を切換
    えるための信号を発生させるために、アドレスマークを
    検出するためのアドレスマーク検出器と、前記アドレス
    マーク検出器の出力を用いて識別情報検出パルスを発生
    させるタイミング制御器と、タイミング制御器からの識
    別情報検出パルスを用いて識別情報を検出する識別情報
    検出器と、前記識別情報検出器から出力された識別情報
    からセクタタイプを検出し、前記セクタタイプから切換
    部を示す信号を出力するセクタタイプ検出器とから構成
    され、前記セクタタイプ検出器の出力をウォブル信号の
    極性を切換える極性切換信号とすることを特徴とするウ
    ォブル信号検出回路。
  11. 【請求項11】請求項10記載のウォブル信号検出回路
    において、前記切換部の識別情報が第1識別情報と第2
    識別情報とを含み、前記第1及び前記第2識別情報にア
    ドレスマーク及びセクタタイプを含む前記記録媒体から
    ウォブル信号の極性を切換部において切換えるための極
    性切換信号を得るために、前記識別情報検出器は第1及
    び第2の識別情報検出器から構成されることを特徴とす
    るウォブル信号検出回路。
  12. 【請求項12】請求項11記載のウォブル信号検出回路
    において、誤り検出器を設け、前記第1及び前記第2識
    別情報検出器の出力をそれぞれ誤り検出器に供給し、前
    記セクタタイプ検出器においてエラーの無い識別情報か
    ら極性切換信号を出力し、前記第1及び前記第2の識別
    情報共にエラーが無い場合にはあらかじめ定められた条
    件に合致する方の前記識別情報を用いて前記極性切換信
    号を発生させることを特徴とするウォブル信号検出回
    路。
  13. 【請求項13】ウォブル信号と基準クロックを分周した
    クロックとが供給されるクロック切換回路と、クロック
    切換回路の出力が供給されるPLL回路と、前記ウォブル
    信号の異常を検出してクロック切換信号を発生するクロ
    ック切換信号発生器とを備え、ウォブル信号を正常に検
    出できない場合、前記クロック切換信号発生器の出力を
    前記クロック切換回路に供給して前記クロック切換回路
    を切換え、前記PLL回路に前記分周された基準クロック
    を供給することを特徴とするウォブル信号検出回路。
  14. 【請求項14】請求項13記載のウォブル信号検出回路
    において、前記クロック切換信号発生器は記録媒体に記
    録されている識別情報を検出する識別情報検出器と、識
    別情報の誤りを検出する誤り検出器とから構成されてい
    ることを特徴とするウォブル信号検出回路。
  15. 【請求項15】請求項14記載のウォブル検出回路にお
    いて、前記クロック切換信号発生器は更に、前記誤り検
    出器の出力が連続して発生された場合に出力を発生する
    連続再生検出器を有することを特徴とするウォブル信号
    検出回路。
  16. 【請求項16】ウォブル信号が入力されその出力に記録
    再生タイミング生成用クロックを発生するPLL回路と、
    記録媒体の識別部に記録されている識別情報から識別部
    の位置を検出してPLL保持信号発生するPLL保持信号発生
    器とから構成され、前記PLL保持信号を前記PLL回路に供
    給することによって、識別部の期間、PLL回路を構成す
    る発振器の発振を持続させることを特徴とするウォブル
    信号検出回路。
  17. 【請求項17】請求項16記載のウォブル信号検出回路
    において、前記PLL保持信号発生器は、記録媒体の識別
    部に記録されている識別情報に含まれているアドレスマ
    ークを検出するアドレスマーク検出器と、アドレスマー
    ク検出器の出力から識別部検出パルスを出力するタイミ
    ング制御器とから構成されていることを特徴とするウォ
    ブル信号検出回路。
  18. 【請求項18】請求項17記載のウォブル信号検出回路
    において、前記PLL保持信号発生器は更に、はウォブル
    信号の一周期を前記PLL回路から出力される記録再生タ
    イミングクロック出力を用いて計測し、その計測値があ
    らかじめ定められた値と異なる場合にウォブル異常信号
    を発生する計測器を有することを特徴とするウォブル信
    号検出器。
  19. 【請求項19】請求項18記載のウォブル信号検出回路
    において、前記PLL保持信号発生器は更に、前記計測器
    の出力と前記タイミング制御器から出力される識別検出
    パルスの論理和をとる論理和回路とから構成されること
    を特徴とするウォブル信号検出回路。
  20. 【請求項20】記録媒体の識別部に記録された識別情報
    を検出する識別情報検出器と、検出された識別情報の誤
    りを検出する誤り検出器と、前記誤り検出器の出力を記
    憶する識別情報レジスタとから構成されていることを特
    徴とする情報処理装置。
  21. 【請求項21】請求項20記載の情報処理装置におい
    て、前記識別情報は第1及び第2識別情報からなり、前
    記識別情報検出器は第1及び第2識別情報検出器から構
    成され、前記誤り検出器は第1及び第2誤り検出器から
    構成されることを特徴とする情報処理装置。
  22. 【請求項22】請求項21記載の情報処理装置におい
    て、前記第1及び前記第2誤り検出器の出力が供給さ
    れ、識別情報のエラー有無を選別して出力する識別情報
    選択器が設けられることを特徴とする情報処理装置。
  23. 【請求項23】請求項22において、前記識別情報選択
    器は第1及び第2のフリップフロップで構成されている
    ことを特徴とする特徴とする情報処理装置。
  24. 【請求項24】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、溝部トラック及び溝間部トラ
    ックは円弧上の記録単位であるセクタに分割され、各セ
    クタの先頭にはウォブル信号が記録されていない識別部
    が設けられ、一周に一個設けられる識別部は前記溝部ト
    ラックと前記溝間部トラックとの接続を切換える切換部
    を構成し、前記識別部には識別情報が記録されている記
    録媒体のセクタの欠陥を検出するために、前記セクタの
    開始位置を示すセクタ開始位置検出パルスを発生するタ
    イミング制御器と、前記タイミング制御器の出力を用い
    て前記セクタの長さを計測し、前記セクタの長さがあら
    かじめ定められたものと異なっている場合出力を発生す
    るセクタ長検出器と、セクタ長検出器の出力を記憶する
    レジスタとから構成されていることを特徴とする情報処
    理装置。
  25. 【請求項25】請求項24記載の情報処理装置におい
    て、前記セクタ長検出器は前記セクタをウォブル信号で
    計数するセクタ内パルス検出器から構成されていること
    を特徴とする情報処理装置。
  26. 【請求項26】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、前記溝部トラックと前記溝間
    部トラックとの接続を切換部で行い、切換部には識別情
    報が記録されており、前記識別情報は識別情報を抽出す
    るためのアドレスマークと切換部を示すセクタタイプ情
    報を含んでいる記録媒体からウォブル信号の極性を切換
    えるための信号を発生させるために、ウォブル信号の波
    形を整形する波形整形回路と、ウォブル信号の極性を切
    換えるための極性切換回路と、前記極性切換回路から出
    力されたウォブル信号が供給され、これに同期したクロ
    ックを出力するPLL回路と、前記ウォブル信号と前記PLL
    回路の出力信号をフィードバックした信号とが供給さ
    れ、前記ウォブル信号とフィードバック信号との位相差
    があらかじめ定められた位相差を越えた時極性切換信号
    を発生する反転検出回路と、アドレスマークを検出する
    ためのアドレスマーク検出器と、前記アドレスマーク検
    出器の出力を用いて識別情報検出パルスを発生させるタ
    イミング制御器と、タイミング制御器からの識別情報検
    出パルスを用いて識別情報を検出する識別情報検出器
    と、前記識別情報検出器から出力された識別情報からセ
    クタタイプを検出し、前記セクタタイプから切換部を示
    す信号を出力するセクタタイプ検出器とから構成され、
    前記反転検出回路の出力及び前記セクタタイプ検出器の
    出力を前記極性切換回路に供給してウォブル信号の極性
    を切換えることを特徴とする情報処理装置。
  27. 【請求項27】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、溝部トラック及び溝間部トラ
    ックは円弧上の記録単位であるセクタに分割され、各セ
    クタの先頭にはウォブル信号が記録されていない識別部
    が設けられ、一周に一個設けられた識別部は前記溝部ト
    ラックと前記溝間部トラックとの接続を切換える切換部
    を構成し、前記識別部にはアドレスマークを含む識別情
    報が記録されている記録媒体からのウォブル信号から記
    録再生タイミング生成用クロックを得るために、ウォブ
    ル信号と基準クロックを分周したクロックとが供給され
    るクロック切換回路と、クロック切換回路の出力が供給
    されるPLL回路と、識別情報を検出する識別情報検出器
    と、前記識別情報検出器の出力の誤りを検出する誤り検
    出器と、前記誤り検出器の出力が連続して発生された場
    合に出力を発生する連続再生検出器とから構成され、前
    記ウォブル信号を正常に検出できない場合、前記連続再
    生検出器の出力を前記クロック切換回路に供給して前記
    クロック切換回路を切換え、前記PLL回路に前記分周さ
    れた基準クロックを供給することを特徴とする情報処理
    装置。
  28. 【請求項28】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、溝部トラック及び溝間部トラ
    ックは円弧上の記録単位であるセクタに分割され、各セ
    クタの先頭にはウォブル信号が記録されていない識別部
    が設けられ、一周に一個設けられた識別部は前記溝部ト
    ラックと前記溝間部トラックとの接続を切換える切換部
    を構成し、前記識別部にはアドレスマークを含む識別情
    報が記録されている記録媒体からのウォブル信号から記
    録再生タイミング生成用クロックを得るために、ウォブ
    ル信号が入力されその出力に記録再生タイミング生成用
    クロックを発生するPLL回路と、記録媒体の識別部に記
    録されている識別情報に含まれているアドレスマークを
    検出するアドレスマーク検出器と、アドレスマーク検出
    器の出力から識別情報検出パルスを出力するタイミング
    制御器とタイミング制御器からの識別情報検出パルスを
    用いて識別情報を検出する識別情報検出器と、前記識別
    情報検出器から出力された識別情報からセクタタイプを
    検出し、前記セクタタイプから切換部を示す信号を出力
    するセクタタイプ検出器とから構成され、前記セクタタ
    イプ検出器の出力をPLL保持信号として前記PLL回路に供
    給することによって、識別部の期間、PLL回路を構成す
    る発振器の発振を持続させることを特徴とする情報処理
    装置。
  29. 【請求項29】ウォブル信号が供給されウォブル信号の
    計測するウォブル信号計測器と、前記ウォブル信号計測
    器で計測された結果を判定する判定器とを備え、ウォブ
    ル信号が異常な場合、判定器の出力に信号が出力される
    ことを特徴とするウォブル異常検出回路。
  30. 【請求項30】ウォブル信号が供給されウォブル信号を
    計測するウォブル信号計測器と、前記ウォブル信号計測
    器で計測された結果を判定する判定器と、前記判定器で
    の判定の結果、異常と判定されたセクタあるいは記録情
    報単位であるブロックに対して、同一データを同一セク
    タあるいはブロックに再記録する手段とを備えることを
    特徴とする情報処理装置。
  31. 【請求項31】請求項30記載の情報処理装置におい
    て、前記ウォブル信号計測器は記録媒体の最小記録単位
    であるセクタ内のウォブル信号のウォブル個数を計数す
    るカウンタから構成され、前記判定回路は計数値があら
    かじめ設定した値からはずれた場合に異常と判定するこ
    とを特徴とする情報処理装置。
  32. 【請求項32】請求項30記載の情報処理装置におい
    て、前記ウォブル信号計測器はウォブル信号の周期を計
    測する周期計測回路から構成され、計測値が設定した判
    定値からはずれた場合に前記判定回路は異常と判定する
    ことを特徴とする情報処理装置。
  33. 【請求項33】ウォブル信号に位相同期したクロックに
    基づき生成されたタイミング信号に従って情報が記録さ
    れていることを特徴とする記録媒体。
  34. 【請求項34】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、前記溝部トラックと前記溝間
    部トラックとの接続を切換部で行い、切換部には識別情
    報が記録されており、前記識別情報は識別情報を抽出す
    るためのアドレスマークと切換部を示すセクタタイプ情
    報を含んでいる記録媒体からウォブル信号の極性を切換
    えるための信号を発生させるために、ウォブル信号の波
    形を整形する波形整形回路と、ウォブル信号の極性を切
    換えるための極性切換回路と、前記極性切換回路から出
    力されたウォブル信号を供給し、出力にこのウォブル信
    号に同期したクロックを出力するPLL回路とを有し、前
    記ウォブル信号とフィードバック信号との位相差があら
    かじめ定められた位相差を越えた時極性切換信号を発生
    し、前記極性切換信号を前記極性切換回路に供給してウ
    ォブル信号の極性を反転させるステップから成る情報処
    理方法。
  35. 【請求項35】溝部トラックと溝間部トラックとが交互
    に配置され、前記溝部トラックと前記溝間部トラックと
    の間にウォブル部を有し、前記溝部トラックと前記溝間
    部トラックとの接続を切換部で行い、切換部には識別情
    報が記録されており、前記識別情報は識別情報を抽出す
    るためのアドレスマークと切換部を示すセクタタイプ情
    報を含んでいる記録媒体からウォブル信号の極性を切換
    えるための信号を発生させるために、上記アドレスマー
    クを検出し、前記アドレスマークを用いて識別情報検出
    パルスを発生させ、前記識別情報検出パルスを用いて識
    別情報を検出し、前記識別情報からセクタタイプを検出
    し、前記セクタタイプから切換部を示す信号を出力し、
    前記切換部を示す信号でウォブル信号の極性を切換える
    ことを特徴とする情報処理方法。
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