JP2001216648A - 光ディスク装置 - Google Patents

光ディスク装置

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JP2001216648A
JP2001216648A JP2000020302A JP2000020302A JP2001216648A JP 2001216648 A JP2001216648 A JP 2001216648A JP 2000020302 A JP2000020302 A JP 2000020302A JP 2000020302 A JP2000020302 A JP 2000020302A JP 2001216648 A JP2001216648 A JP 2001216648A
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JP
Japan
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recording
zone
data
light
speed
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Pending
Application number
JP2000020302A
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English (en)
Inventor
Takaharu Yoshida
卓玄 吉田
Mikio Yamamuro
美規男 山室
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は、規準の線速となる前、つまり所
定のゾーンでの回転が安定する前に、データの記録を開
始することができ、効率良く記録が行え、かつ、記録中
にアドレスエラーが発生した場合に、誤ったクロックで
データを書き込まないようにすることができる。 【解決手段】 この発明は、光ディスクの回転数(線
速)が本来の回転数に対して、どのくらいずれている
か、加速/減速中かを検出して、それに見合った記録ク
ロックを使って記録を行うとともに、アドレスが読めな
い場合はその時の状態に合わせて、記録を継続するかど
うかを判断して、効率よく記録を行うようにしたもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、DVD−RAM
等の光ディスクに対してデータを記録したり、記録され
ているデータを再生する光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、光学ヘッドに搭載された半導体レ
ーザ発振器から出力されるレーザ光により、記録トラッ
クを有する光ディスクにデータを記録したり、あるいは
光ディスクに記録されているデータを再生する光ディス
ク装置が実用化されている。
【0003】上記光ディスクは、複数のトラックからな
る複数のゾーンに、光ディスクの半径方向に分割されて
おり、それぞれのゾーンについての1トラック当たりの
セクタ数が同一のものとなっている。
【0004】上記した光ディスク装置では、光ディスク
の特性によりほぼ固定の線速(光学ヘッドのレーザ光に
よる光ディスク上のトラックの移動速度がほぼ等速)で
の記録しかできないようになっている。このため、デー
タの記録時には、ゾーンごとに異なった回転数で回転す
るようになっている。すなわち、記録位置の半径方向に
したがって回転数を変化させている。この回転数が安定
した際に、所定周波数の記録クロックに基づいて変調さ
れた変調信号に基づいて光学ヘッドの半導体レーザ発振
器を駆動することにより発せられるレーザ光に基づいて
光ディスク上の相変化に基づくピットの形成により、デ
ータの記録が行われるようになっている。
【0005】したがって、上記したように、ゾーンごと
に回転数が異なりクロック一定で記録が行われるゾーン
CLVの光ディスクにおいて、ゾーンをまたがったアク
セスを行う際に、回転数を変更するため、アクセス位置
の回転数に安定するまで、記録が行えないものとなって
いる。
【0006】そこで、回転数が安定する前に記録が開始
できることにより、効率良く記録が行えるものが要望さ
れている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、複数のト
ラックずつの複数のゾーンからなる光ディスクに対して
データを記録する際に、かつゾーンをまたがったアクセ
スを行う際に、回転数が安定する前に記録が開始できる
ことにより、効率良く記録が行えるものが要望されてい
るものであり、回転数が安定する前に記録が開始できる
ことにより、効率良く記録が行える光ディスク装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の光ディスク装
置は、複数のトラックずつの複数のゾーンからなる光デ
ィスクに対してデータを記録するものにおいて、上記光
ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転する回
転手段と、上記光ディスク上に光を集光させる集光手段
と、この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動す
ることにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾ
ーンに移動する移動手段と、上記集光手段により集光さ
れる光と上記光ディスクとの相対速度を判断する判断手
段と、この判断手段により判断された相対速度に基づく
周波数の記録クロックを生成する生成手段と、上記集光
手段により集光される光が位置しているゾーンと異なる
ゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段により上記
集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記判断手段
により判断された相対速度が記録を行うゾーンに対する
規準速度に近い速度となった際に、上記生成手段により
生成される記録クロックに基づいてデータを記録する記
録手段とからなる。
【0009】この発明の光ディスク装置は、複数のトラ
ックずつの複数のゾーンからなる光ディスクに対してデ
ータを記録するものにおいて、上記光ディスクを各ゾー
ンごとに異なった回転数で回転する回転手段と、上記光
ディスク上に光を集光させる集光手段と、この集光手段
を上記光ディスクの半径方向へ移動することにより上記
光ディスク上に集光される光を、各ゾーンに移動する移
動手段と、上記集光手段により集光される光と上記光デ
ィスクとの相対速度を判断する判断手段と、この判断手
段により判断された相対速度に基づく周波数の記録クロ
ックを生成する生成手段と、上記集光手段により集光さ
れる光が位置しているゾーンと異なるゾーンでの記録を
行う場合に、上記移動手段により上記集光手段が記録を
行うゾーンに移動され、上記判断手段により判断された
相対速度が記録を行うゾーンに対する規準速度に近い速
度となった際に、上記生成手段により生成される記録ク
ロックに基づいて記録するデータを変調する変調手段
と、この変調手段により変調されたデータに基づいて上
記集光手段により集光される光を変化させることによ
り、上記光ディスクに対してデータを記録する記録手段
とからなる。
【0010】この発明の光ディスク装置は、複数のトラ
ックずつの複数のゾーンからなる光ディスクを各ゾーン
ごとに異なった回転数で回転した状態で、上記光ディス
クに対してデータを記録するものにおいて、上記光ディ
スク上に光を集光させる集光手段と、この集光手段を上
記光ディスクの半径方向へ移動することにより上記光デ
ィスク上に集光される光を、各ゾーンに移動する移動手
段と、上記集光手段により集光される光と上記光ディス
クとの相対速度を判断する判断手段と、この判断手段に
より判断された相対速度に基づく周波数の記録クロック
を生成する生成手段と、上記集光手段により集光される
光が位置しているゾーンと異なるゾーンでの記録を行う
場合に、上記移動手段により上記集光手段が記録を行う
ゾーンに移動され、上記判断手段により判断された相対
速度が記録を行うゾーンに対する規準速度に近い速度と
なった際に、上記生成手段により生成される記録クロッ
クに基づいてデータを記録する記録手段とからなる。
【0011】この発明の光ディスク装置は、複数のトラ
ックずつの複数のゾーンからなる光ディスクを各ゾーン
ごとに異なった回転数で回転した状態で、上記光ディス
クに対してデータを記録するものにおいて、上記光ディ
スク上に光を集光させる集光手段と、この集光手段を上
記光ディスクの半径方向へ移動することにより上記光デ
ィスク上に集光される光を、各ゾーンに移動する移動手
段と、上記集光手段により集光される光と上記光ディス
クとの相対速度を判断する判断手段と、この判断手段に
より判断された相対速度に基づく周波数の記録クロック
を生成する生成手段と、上記集光手段により集光される
光が位置しているゾーンと異なるゾーンでの記録を行う
場合に、上記移動手段により上記集光手段が記録を行う
ゾーンに移動され、上記判断手段により判断された相対
速度が記録を行うゾーンに対する規準速度に近い速度と
なった際に、上記生成手段により生成される記録クロッ
クに基づいて記録するデータを変調する変調手段と、こ
の変調手段により変調されたデータに基づいて上記集光
手段により集光される光を変化させることにより、上記
光ディスクに対してデータを記録する記録手段とからな
る。
【0012】この発明の光ディスク装置は、うずまき状
又は同心円状のデータを記録するグルーブおよびランド
のトラックを有し、一定長のグルーブおよびランドから
なり先頭部分に付与されるアドレスデータからなるヘッ
ダ部とデータが記録される記録領域とからなる複数のセ
クタを有し、上記複数のトラックずつの複数のゾーンか
らなる光ディスクに対してデータを記録するものにおい
て、上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で
回転する回転手段と、上記光ディスク上に光を集光させ
る集光手段と、この集光手段を上記光ディスクの半径方
向へ移動することにより上記光ディスク上に集光される
光を、各ゾーンに移動する移動手段と、上記集光手段に
より集光される光と上記光ディスクとの相対速度を、上
記光ディスクの隣り合う2つのセクタにおける上記光の
通過時間により判断する判断手段と、この判断手段によ
り判断された相対速度に基づく周波数の記録クロックを
生成する生成手段と、上記集光手段により集光される光
が位置しているゾーンと異なるゾーンでの記録を行う場
合に、上記移動手段により上記集光手段が記録を行うゾ
ーンに移動され、上記判断手段により判断された相対速
度が記録を行うゾーンに対する規準速度に近い速度とな
った際に、上記生成手段により生成される記録クロック
に基づいてデータを記録する記録手段とからなる。
【0013】この発明の光ディスク装置は、複数のトラ
ックずつの複数のゾーンからなる光ディスクに対してデ
ータを記録するものにおいて、上記光ディスクを各ゾー
ンごとに異なった回転数で回転する回転手段と、上記光
ディスク上に光を集光させる集光手段と、この集光手段
を上記光ディスクの半径方向へ移動することにより上記
光ディスク上に集光される光を、各ゾーンに移動する移
動手段と、上記集光手段により集光される光と上記光デ
ィスクとの相対速度を判断する判断手段と、この判断手
段により判断された相対速度に基づく周波数の第1の記
録クロックを生成する第1の生成手段と、一定の周波数
の第2の記録クロックを生成する第2の生成手段と、上
記集光手段により集光される光が位置しているゾーンと
異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段によ
り上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記判
断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーンに
対する規準速度に近い第1の速度となった際に、上記第
1の生成手段により生成される第1の記録クロックに基
づいてデータを記録する第1の記録手段と、この第1の
記録手段により記録されている際に、上記判断手段によ
り判断された相対速度が記録を行うゾーンに対する規準
速度に上記第1の速度よりも近い第2の速度となった際
に、上記第2の生成手段により生成される第2の記録ク
ロックに基づいてデータを記録する第1の記録手段とか
らなる。
【0014】この発明の光ディスク装置は、うずまき状
又は同心円状のデータを記録するトラックを有し、先頭
部分に付与されるアドレスデータからなるヘッダ部とデ
ータが記録される記録領域とからなる一定長の複数のセ
クタを有し、複数のトラックずつの複数のゾーンからな
り、欠陥セクタがあらかじめ記録されている欠陥管理エ
リアを有する光ディスクに対してデータを記録するもの
において、上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回
転数で回転する回転手段と、上記光ディスク上に光を集
光させる集光手段と、この集光手段を上記光ディスクの
半径方向へ移動することにより上記光ディスク上に集光
される光を、各ゾーンに移動する移動手段と、上記ヘッ
ダ部のアドレスデータを読取る読取手段と、この読取手
段により読取られたアドレスデータにより、連続するセ
クタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取られて
いる否かを判断する第1の判断手段と、上記読取手段に
より読取られたアドレスデータにより、上記光ディスク
の隣り合う2つのセクタにおける上記光の通過時間を判
断して、上記集光手段により集光される光と上記光ディ
スクとの相対速度を判断する第2の判断手段と、この第
2の判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
の第1の記録クロックを生成する第1の生成手段と、一
定の周波数の第2の記録クロックを生成する第2の生成
手段と、上記集光手段により集光される光が位置してい
るゾーンと異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移
動手段により上記集光手段が記録を行うゾーンに移動さ
れ、上記第2の判断手段により判断された相対速度が記
録を行うゾーンに対する規準速度に近い第1の速度とな
った際に、上記第1の生成手段により生成される第1の
記録クロックに基づいてデータを記録する第1の記録手
段と、この第1の記録手段により記録されている際に、
上記第2の判断手段により判断された相対速度が記録を
行うゾーンに対する規準速度に上記第1の速度よりも近
い第2の速度となった際に、上記第2の生成手段により
生成される第2の記録クロックに基づいてデータを記録
する第2の記録手段と、上記第1の記録手段によりデー
タを記録している際に、上記第1の判断手段により連続
するセクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取
られていないと判断した場合に、エラー処理を実行する
第1の実行手段と、上記第2の記録手段によりデータを
記録している際に、上記第1の判断手段により連続する
セクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取られ
ていないと判断した場合に、このセクタが上記欠陥管理
エリアに記録されている欠陥セクタか否かを調べ、その
欠陥セクタの場合、欠陥セクタを飛ばして次のセクタに
データの記録を続行するスリッピング交替処理を実行
し、欠陥セクタでない場合、代替用のセクタにデータを
記録するリニアリプレースメント交替処理を実行する第
2の実行手段とからなる。
【0015】この発明の光ディスク装置は、うずまき状
又は同心円状のデータを記録するグルーブおよびランド
のトラックを有し、一定長のグルーブおよびランドから
なり先頭部分に付与されるアドレスデータからなるヘッ
ダ部とデータが記録される記録領域とからなる複数のセ
クタを有し、複数のトラックずつの複数のゾーンからな
り、欠陥セクタがあらかじめ記録されている欠陥管理エ
リアを有する光ディスクに対してデータを記録するもの
において、上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回
転数で回転する回転手段と、上記光ディスク上に光を集
光させる集光手段と、この集光手段を上記光ディスクの
半径方向へ移動することにより上記光ディスク上に集光
される光を、各ゾーンに移動する移動手段と、上記ヘッ
ダ部のアドレスデータを読取る読取手段と、この読取手
段により読取られたアドレスデータにより、連続するセ
クタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取られて
いる否かを判断する第1の判断手段と、上記読取手段に
より読取られたアドレスデータにより、上記光ディスク
の隣り合う2つのセクタにおける上記光の通過時間を判
断して、上記集光手段により集光される光と上記光ディ
スクとの相対速度を判断する第2の判断手段と、この第
2の判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
の第1の記録クロックを生成する第1の生成手段と、一
定の周波数の第2の記録クロックを生成する第2の生成
手段と、上記集光手段により集光される光が位置してい
るゾーンと異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移
動手段により上記集光手段が記録を行うゾーンに移動さ
れ、上記第2の判断手段により判断された相対速度が記
録を行うゾーンに対する規準速度に近い第1の速度とな
った際に、上記第1の生成手段により生成される第1の
記録クロックに基づいてデータを記録する第1の記録手
段と、この第1の記録手段により記録されている際に、
上記第2の判断手段により判断された相対速度が記録を
行うゾーンに対する規準速度に上記第1の速度よりも近
い第2の速度となった際に、上記第2の生成手段により
生成される第2の記録クロックに基づいてデータを記録
する第2の記録手段と、上記第1の記録手段によりデー
タを記録している際に、上記第1の判断手段により連続
するセクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取
られていないと判断した場合に、エラー処理を実行する
第1の実行手段と、上記第2の記録手段によりデータを
記録している際に、上記第1の判断手段により連続する
セクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して読取られ
ていないと判断した場合に、このセクタが上記欠陥管理
エリアに記録されている欠陥セクタか否かを調べ、その
欠陥セクタの場合、欠陥セクタを飛ばして次のセクタに
データの記録を続行するスリッピング交替処理を実行
し、欠陥セクタでない場合、代替用のセクタにデータを
記録するリニアリプレースメント交替処理を実行する第
2の実行手段とからなる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照してこの発明の
実施形態の光ディスク装置を説明する。
【0017】図1は、光ディスク装置を示すものであ
る。この光ディスク装置は、光ディスク(DVD−RA
M)1へのデータの記録及びこの光ディスク1からデー
タを再生するものである。
【0018】この光ディスク装置は、DVD−RAMの
みならず他のDVDディスクやCDディスクからもデー
タの読み出しが可能で、書換可能なDVDディスクに対
してデータの書き込みが可能な装置として構成されてい
る。
【0019】したがって、光ピックアップ2は、DVD
用の対物レンズ3及びCD用の対物レンズ4を有してい
る。光ピックアップ2内には、DVD用の対物レンズ3
及びCD用の対物レンズ4に対応してDVD用及びCD
用の半導体レーザユニット(図示せず)が設けられ、装
填された光ディスク1がDVDディスク或いはCDディ
スクかに応じてこの半導体レーザユニットの一方が選択
され、レーザ制御ユニット5によって付勢され、それぞ
れ対応する波長のレーザビームを発生する。DVD用及
びCD用の半導体レーザユニットのいずれかが選択され
て付勢されると、光ディスク1に対応するレーザビーム
が対応する対物レンズ3、4に向けられ、この対物レン
ズ3、4によって光ディスク1に収束される。この収束
されたレーザビームで光ディスク1にデータが書き込ま
れ、或いは、再生される。
【0020】レーザ制御ユニット5は、DVDデータ処
理ユニット6によってその設定がセットされるが、その
設定は、再生信号を得る再生モード、データを記録する
記録モード及びデータを消去する消去モード並びにDV
Dディスクに対するデータ処理を実行するDVDモード
及びCDディスクに対するデータ処理を実行するCDモ
ードで異なっている。即ち、DVDモードでは、DVD
用の半導体レーザユニットが選択されて付勢され、ま
た、CDモードでは、CD用の半導体レーザユニットが
選択されて付勢される。DVD用或いはCD用のレーザ
ビームは、再生モード、記録モード及び消去モードの3
つのモードでそれぞれ異なるレベルのパワーを有し、そ
のモードに対応したパワーのレーザビームが発生される
ように半導体レーザユニットが後述する変調回路82か
らの変調信号に基づいてレーザ制御ユニット5によって
付勢される。
【0021】DVD用の対物レンズ3及びCD用の対物
レンズ4に対向してDVDディスク1或いはCDディス
クが配置されるように、このDVDディスク或いはCD
ディスクは、直接或いはディスクカートリッジ1aに収
納されてトレー7によって装置内に搬送される。このト
レー7を駆動する為のトレーモータ8が装置内に設けら
れている。また、装填されたDVDディスク1或いはC
Dディスクは、スタンパ9によって回転可能にスピンド
ルモータ10上に保持され、このスピンドルモータ10
によって回転される。
【0022】光ピックアップ2は、その内にレーザビー
ムを検出する光検出器(図示せず)を有している。この
光検出器は、光ディスク1で反射されて対物レンズ3、
4を介して戻されたレーザビームを検出している。光検
出器からの検出信号(電流信号)は、電流/電圧変換器
(I/V)12で電圧信号に変換され、この信号は、リ
ファレンスアンプ(RFアンプ)13及びサーボアンプ
14に供給される。リファレンスアンプ13からは、後
述するヘッダ部51のデータの再生用としてのトラッキ
ングエラー信号と記録領域58のデータの再生用として
の加算信号がDVDデータ処理ユニット6に出力され
る。サーボアンプ14からのサーボ信号(トラックエラ
ー信号、フォーカス信号)は、DVDモードでは、DV
Dサーボシーク制御ユニット15に出力され、CDモー
ドでは、CDサーボシーク制御並びにCDデータ処理ユ
ニット16に出力される。
【0023】フォーカスずれ量を光学的に検出する方法
としては、たとえば次のようなものがある。
【0024】[非点収差法] 光ディスク1の光反射膜
または光反射性記録膜で反射されたレーザ光の検出光路
に非点収差を発生させる光学素子(図示せず)を配置
し、光検出器上に照射されるレーザ光の形状変化を検出
する方法である。光検出領域は対角線状に4分割されて
いる。各検出領域から得られる検出信号に対し、DVD
サーボシーク制御ユニット15内で対角和間の差を取っ
てフォーカスエラー検出信号(フォーカス信号)を得
る。
【0025】[ナイフエッジ法] 光ディスク1で反射
されたレーザ光に対して非対称に一部を遮光するナイフ
エッジを配置する方法である。光検出領域は2分割さ
れ、各検出領域から得られる検出信号間の差を取ってフ
ォーカスエラー検出信号を得る。
【0026】通常、上記非点収差法あるいはナイフエッ
ジ法のいずれかが採用される。
【0027】光ディスク1はスパイラル状または同心円
状のトラックを有し、トラック上に情報が記録される。
このトラックに沿って集光スポットをトレースさせて情
報の再生または記録/消去を行う。安定して集光スポッ
トをトラックに沿ってトレースさせるため、トラックと
集光スポットの相対的位置ずれを光学的に検出する必要
がある。
【0028】トラックずれ検出方法としては一般に、次
の方法が用いられている。
【0029】[位相差検出(Differential Phase Detec
tion)法] 光ディスク201の光反射膜または光反射
性記録膜で反射されたレーザ光の光検出器上での強度分
布変化を検出する。光検出領域は対角線上に4分割され
ている。各検出領域から得られる検出信号に対し、DV
Dサーボシーク制御ユニット15内で対角和間の差を取
ってトラックエラー検出信号(トラッキング信号)を得
る。
【0030】[プッシュプル(Push-Pull)法] 光デ
ィスク1で反射されたレーザ光の光検出器上での強度分
布変化を検出する。光検出領域は2分割され、各検出領
域から得られる検出信号間の差を取ってトラックエラー
検出信号を得る。
【0031】[ツインスポット(Twin-Spot)法] 半
導体レーザ素子と光ディスク1間の送光系に回折素子な
どを配置して光を複数に波面分割し、光ディスク1上に
照射する±1次回折光の反射光量変化を検出する。再生
信号検出用の光検出領域とは別に+1次回折光の反射光
量と−1次回折光の反射光量を個々に検出する光検出領
域を配置し、それぞれの検出信号の差を取ってトラック
エラー検出信号を得る。
【0032】DVDモードでは、DVDサーボシーク制
御ユニット15からフォーカス信号、トラッキング信号
及び送り信号がフォーカス及びトラッキングアクチュエ
ータドライバ並びに送りモータドライバ17に送られ、
このドライバ17によって対物レンズ3、4がフォーカ
スサーボ制御され、また、トラッキングサーボ制御され
る。
【0033】更に、アクセス信号に応じてドライバ17
から付勢信号が送りモータ11に供給され光ピックアッ
プ2が搬送制御される。
【0034】このDVDサーボシーク制御ユニット15
は、DVDデータ処理ユニット6によって制御される。
例えば、DVDデータ処理ユニット6からアクセス信号
がDVDサーボシーク制御ユニット15に供給されて送
り信号が生成される。
【0035】また、DVDデータ処理ユニット6からの
制御信号でスピンドルモータドライバ18及びトレーモ
ータドライバ19が制御され、スピンドルモータ10及
びトレーモータ8が付勢され、スピンドルモータ10が
所定回転数で回転され、トレーモータ8がトレーを適切
に制御することとなる。
【0036】DVDデータ処理ユニット6に供給された
ヘッダ部51のデータに対応する再生信号は、後述する
CPU25に供給される。これにより、上記CPU25
は、その再生信号によりヘッダ部51のアドレスとして
のセクタ番号を判断し、アクセスする(データを記録す
るあるいは記録されているデータを再生する)アドレス
としてのセクタ番号との比較を行うようになっている。
【0037】DVDデータ処理ユニット6に供給された
記録領域58のデータに対応する再生信号は、RAM2
0に必要なデータが格納され、再生信号がこのDVDデ
ータ処理ユニット6で処理されてバッファとしてのRA
M21を有するSCSIインタフェース制御部並びにC
D−ROMデコーダ22に供給され、SCSIを介して
他の装置、例えば、パーソナルコンピュータに再生処理
信号が供給される。
【0038】CDモードでは、CDサーボシーク制御並
びにCDデータ処理ユニット16からフォーカス信号、
トラッキング信号及び送り信号がフォーカス及びトラッ
キングアクチュエータドライバ並びに送りモータドライ
バ17に送られ、このドライバ17によって対物レンズ
3、4がフォーカスサーボ制御され、また、トラッキン
グサーボ制御される。
【0039】更に、アクセス信号に応じてドライバ17
から付勢信号が送りモータ11に供給され光ピックアッ
プ2が搬送制御される。このCDサーボシーク制御並び
にCDデータ処理ユニット16からの制御信号でスピン
ドルモータドライバ18及びトレーモータドライバ19
が制御され、スピンドルモータ10が付勢され、スピン
ドルモータ10が所定回転数で回転されることとなる。
CDデータ処理ユニット16に供給された再生信号は、
この処理ユニット16で処理されてCDデータ出力アン
プ23を介して出力される。
【0040】図1に示す各部は、ROM24に格納され
た手順に従って、CPU25によって制御される。RA
M26はCPU25のメモリとして用いられる。
【0041】上記RAM26には、光ディスク1の欠陥
管理ゾーン6aに記録されている欠陥データが記憶され
る欠陥データテーブル26aが設けられている。この欠
陥データテーブル26aには、上記光ディスク1が光デ
ィスク装置10に装填された際、光ディスク1の欠陥管
理ゾーン6aに記録されている欠陥データが再生されて
記憶されるようになっている。
【0042】次に、上記作成されたDVD−RAMの光
ディスク1の構造について説明する。
【0043】上記光ディスク1は、例えば厚さ0.6m
mのポリカーボネイトあるいはアクリル等の透明樹脂か
らなる円盤状基板、相変化形の記録膜、反射膜、保護膜
および張り合わせのためのシートや接着剤から構成され
る。透明基板に凹凸形状で溝やヘッダ情報を記録し、凹
凸面に記録膜などを成膜したのち凹凸面どうしを張り合
わせ、両面において記録再生が可能な構成とする。
【0044】上記光ディスク1は、図2、図3に示すよ
うに、あらかじめトラッキング用のウォブルされている
グルーブとトラックアドレス等を示すプリピット(エン
ボスピット)列からなるヘッダ部51から構成されてい
る。
【0045】すなわち、データ記録時の基準となる信号
を得るため、トラッキング用のグルーブを一定周期でウ
ォブルさせている。この時、ヘッダ部51とトラッキン
グ用のグルーブを一定周期でウォブルさせる信号の位相
は概略合うようにする。
【0046】ヘッダ部51はまず外側にウォブルし、次
に内側にウォブルし、トラッキング用のグルーブのウォ
ブルもまず外側にウォブルし、次に内側にウォブルする
ようになっている。
【0047】上記光ディスク1は、図4、図5に示すよ
うに、内側から順に、リードインエリア42のエンボス
データゾーン45と書換え可能なデータゾーン46、デ
ータエリア43のゾーン43a、…43x、およびリー
ドアウトエリア44のデータゾーンからなり、それぞれ
のゾーンに対する光ディスク1の回転数(ゾーンごとの
規準速度)と1トラックずつのセクタ数とがそれぞれ異
なったものとなっている。
【0048】リードインエリア42は、複数(189
6)のトラックからなるエンボスデータゾーン45と複
数のトラックからなる書換え可能なデータゾーン46と
からなる。エンボスデータゾーン45は、ブランクゾー
ン、リファレンスシグナルゾーン、ブランクゾーン、コ
ントロールデータゾーン、ブランクゾーンからなる。エ
ンボスデータゾーン45には、リファレンスシグナルや
コントロールデータが製造時に記録されている。書換え
可能なデータゾーン46は、ガードトラック用のゾー
ン、ディスクテスト用のゾーン、ドライブテスト用のゾ
ーン、ディスク識別データ用のゾーン、および欠陥管理
エリアとしての欠陥管理ゾーン(PDL)6aにより構
成されている。
【0049】欠陥管理ゾーン6aには、欠陥セクタの物
理セクタ番号(ヘッダ領域のアドレス部PIDに記録さ
れる物理セクタアドレスに対応)からなる欠陥データが
記録されている。
【0050】データエリア43は、半径方向に複数(1
888)のトラックからなる複数たとえば24のゾーン
43a、…43xにより構成されている。ただし、ゾー
ン43aだけは書換え可能なデータゾーン46を含めて
1888トラックとなっている。
【0051】リードアウトエリア44は、複数(144
6)のトラックからなり、上記書換え可能なデータゾー
ン46と同様に、書換え可能なデータゾーンであり、デ
ータゾーン46の記録内容と同じものが記録できるよう
になっている。
【0052】データエリア43のゾーン43a、…43
xでは、光ディスク1の内周側から外周側に向かうのに
したがって、回転数(速度39.78〜16.91H
z)が遅くなり、1トラックずつのセクタ数(17〜4
0)が増加するようになっている。
【0053】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xのトラックには、図4、図5に示すように、デー
タの記録の単位としてのECC(error correction cod
e )ブロックデータ単位(たとえば38688バイト)
ごとに、データが記録されるようになっている。
【0054】ECCブロックは、2Kバイトのデータが
記録される16個のセクタからなり、各セクタごとにア
ドレスデータとしての4バイト(32ビット)構成のセ
クタID(識別データ)1〜ID16が2バイト構成の
エラー検知コード(IED:IDエラーディテクション
コード)とともにメインデータ(セクタデータ)に付与
され、ECCブロックに記録されるデータを再生するた
めのエラー訂正コードとしての横方向のECC(error
correction code )1と縦方向のECC2が記録される
ようになっている。このECC1、2は、光ディスク1
の欠陥によりデータが再生できなくなることを防止する
ために冗長語としてデータに付与されるエラー訂正コー
ドである。
【0055】各セクタは、172バイトで12行のデー
タにより構成され、各行(ライン)ごとに10バイト構
成の横方向のECC1が付与されているとともに、18
2バイト構成の1行分の縦方向のECC2が付与されて
いる。これにより、後述するエラー訂正回路92は、横
方向のECC1を用いて各ラインごとのエラー訂正処理
を行うとともに、縦方向のECC2を用いて各列ごとの
エラー訂正処理を行うようになっている。
【0056】上記ECCブロックが光ディスク1に記録
される際には、各セクタの所定のデータ量ごと(所定デ
ータ長さ間隔ごとたとえば91バイト:1456チャネ
ルビットごと)にデータを再生する際にバイト同期を取
るための同期コード(2バイト:32チャネルビット)
が付与されている。
【0057】各セクタは、第0フレームから第25フレ
ームの26個のフレームから構成され、各フレームごと
に付与されている同期コード(フレーム同期信号)が、
フレーム番号を特定するための特定コード(1バイト:
16チャネルビット)と、各フレーム共通の共通コード
(1バイト:16チャネルビット)とから構成されてい
る。
【0058】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xのトラックには、図4、図5に示すように、各セ
クタごとに、それぞれアドレスとしてのセクタ番号等が
記録されているヘッダ部51、…があらかじめプリフォ
ーマッティングされている。
【0059】上記ヘッダ部51は、グルーブの形成時
に、形成されるようになっている。このヘッダ部51
は、図6、図7に示すように、複数のピットからなる複
数のヘッダ領域52により構成されており、グルーブ5
3に対して図のようにプリフォーマットされており、ピ
ットの中心はグルーブ53とランド54の境界線の振幅
の中心の同一線上の位置に存在する。図6は、各トラッ
クの先頭のセクタに付与されるヘッダ部51であり、図
7は、各トラックの途中のセクタに付与されるヘッダ部
51である。
【0060】この場合、グルーブ用のヘッダ部とランド
用のヘッダ部とが交互(千鳥状)に形成されている。
【0061】上記1セクタごとのフォーマットが、図8
に示されている。
【0062】図8において、1セクタは、2697バイ
ト(bytes)で構成され、128バイトのヘッダ領域(ヘ
ッダ部51に対応)51、2バイトのミラー領域57、
2567バイトの記録領域58から構成されている。
【0063】上記セクタに記録されるチャネルビット
は、8ビットのデータを16ビットのチャネルビットに
8−16コード変調された形式になっている。
【0064】ヘッダ領域51は、光ディスク1を製造す
る際に所定のデータが記録されているエリアである。こ
のヘッダ領域51は、4つのヘッダ1領域、ヘッダ2領
域、ヘッダ3領域、ヘッダ4領域により構成されてい
る。
【0065】ヘッダ1領域〜ヘッダ4領域は、46バイ
トあるいは18バイトで構成され、36バイトあるいは
8バイトの同期コード部VFO(Variable Frequency O
scillator )、3バイトのアドレスマークAM(Addres
s Mark)、4バイトのアドレス部PID(Position Ide
ntifier )、2バイトの誤り検知コードIED(ID Err
or Detection Code)、1バイトのポストアンブルPA
(Postambles)により構成されている。
【0066】ヘッダ1領域、ヘッダ3領域は、36バイ
トの同期コード部VFO1を有し、ヘッダ領域2、ヘッ
ダ4領域は、8バイトの同期コード部VFO2を有して
いる。
【0067】同期コード部VFO1、2は、PLLの引
き込みを行うための領域で、同期コード部VFO1はチ
ャネルビットで“00010001…”の連続を“3
6”バイト(チャネルビットで576ビット)分記録
(一定間隔のパターンを記録)したものであり、同期コ
ード部VFO2はチャネルビットで“00010001
…”の連続を“8”バイト(チャネルビットで128ビ
ット)分記録したものである。同期コード部VFO1は
いわゆる4Tの連続パターンとなっている。
【0068】アドレスマークAMは、どこからセクタア
ドレスが始まるかを示す“3”バイトの同期コードであ
る。このアドレスマークAMの各バイトのパターンは
“000100010000000000000100
010001000000000000010001”
というデータ部分には現れない特殊なパターンが用いら
れる。
【0069】アドレス部PID1〜4は、4バイトのア
ドレスとしてのセクタ番号が記録されている領域であ
る。セクタ番号は、光ディスク1のトラック上における
物理的な位置を示す物理アドレスとしての物理セクタ番
号であり、この物理セクタ番号はマスタリング工程で記
録されるため、書き換えることはできないようになって
いる。
【0070】上記アドレス部PID(1〜4)は、1バ
イト(8ビット)のセクタ情報と、3バイトのセクタ番
号(トラック上における物理的な位置を示す物理アドレ
スとしての物理セクタ番号)から構成されている。セク
タ情報は、2ビットのリザーブ領域、2ビットの物理I
D番号領域、3ビットのセクタタイプ領域、1ビットの
レイヤ番号領域により構成されている。
【0071】物理ID番号は、例えばPID1の場合は
“1”で、1つのヘッダ部51で4回重ね書きしている
内の何番目かを表す番号である。
【0072】セクタタイプ領域には、トラックにおける
最初のセクタ、最後のセクタ等を示すコードが記録され
ている。
【0073】誤り検知コードIEDは、セクタアドレス
(ID番号含む)に対するエラー(誤り)検知符号で、
読み込まれたPID内のエラーの有無を検知することが
できる。
【0074】ポストアンブルPAは、復調に必要なステ
ート情報を含んでおり、ヘッダ部51がスペースで終了
するよう極性調整の役割も持つ。
【0075】ミラー領域57は、トラッキングエラー信
号のオフセット補正、ランド/グルーブ切り替え信号の
タイミング発生等に利用される。
【0076】記録領域58は、10〜11バイトのギャ
ップ領域、20〜27のガード1領域、35バイトのV
FO3領域、3バイトのプレ−シンクロナスコード(P
S)領域、2418バイトのデータ領域、1バイトのポ
ストアンブル3(PA3)領域、48〜55バイトのガ
ード2領域、および24〜25バイトのバッファ領域に
より構成されている。
【0077】ギャップ領域は、何も書かない領域であ
る。
【0078】ガード1領域は、相変化記録媒体特有の繰
り返し記録時の終端劣化がVFO3領域にまで及ばない
ようにするために設けられた領域である。
【0079】VFO3領域もPLLロック用の領域で、
チャネルビットで“10001000…”の連続を“3
5”バイト(チャネルビットで560ビット)分記録す
るものである。
【0080】PS(pre-synchronous code)領域は、デ
ータ領域につなぐための同調用の領域である。
【0081】データ領域は、データID、データIDエ
ラー検知コードIED(Data ID Error Detection Cod
e)、同期コード、ECC(Error Correction Code
)、EDC(Error Detection Code)、ユーザデータ
等から構成される領域である。データIDは、各セクタ
の4バイト(32チャネルビット)構成のセクタデータ
である。データIDエラー検知コードIEDは、データ
ID用の2バイト(16ビット)構成のエラー検知コー
ドである。
【0082】PA(postamble )3領域は、復調に必要
なステート情報を含んでおり、前のデータ領域の最終バ
イトの終結を示す領域である。
【0083】ガード2領域は、相変化記録媒体特有の繰
り返し記録時の終端劣化がデータ領域にまで及ばないよ
うにするために設けられた領域である。
【0084】バッファ領域は、データ領域が次のヘッダ
部51にかからないように、光ディスク1を回転するモ
ータの回転変動などを吸収するために設けられた領域で
ある。
【0085】ギャップ領域が、10+J/16バイトと
いう表現になっているのは、ランダムシフトを行うから
である。ランダムシフトとは相変化記録媒体の繰り返し
記録劣化を緩和するため、データの書き始めの位置をず
らすことである。ランダムシフトの長さはデータ領域の
最後尾に位置するバッファ領域の長さで調整され、1つ
のセクタ全体の長さは2697バイト一定である。
【0086】上記データエリア43のゾーン43a、…
43xには、それぞれ上述したようにスペアセクタが用
意されており、同一ゾーン内で、セクタ単位のスリップ
交替処理(スリッピング リプレースメント アルゴリ
ズム)を行った際の、最終的なスペアとして利用される
ものである。
【0087】次に、上記DVDデータ処理ユニット6内
には、図1、図9に示すように、記録領域58のデータ
を復調し、またヘッダ部51のデータを復調する復調部
61が設けられている。
【0088】復調部61は、RFアンプ13からの加算
信号(RF和信号)の波形を等化する波形等化回路7
1、RFアンプ13からのトラッキングエラー信号(R
F差信号)の波形を等化する波形等化回路72、波形等
化回路72からの波形等化された再生RF信号に基づい
てヘッダ部51を検知するヘッダ部検知回路73、ヘッ
ダ部検知回路73からの検知信号に基づいて波形等化回
路71からの波形等化された再生RF信号あるいは波形
等化回路72からの波形等化された再生RF信号を切換
えて出力する切換スイッチ74、切換スイッチ74を介
して供給される波形等化回路71により波形等化された
再生RF和信号あるいは波形等化回路72からの波形等
化された再生RF差信号を2値化する2値化回路75、
ヘッダ部検知回路73からの検知信号あるいはCPU2
5からの制御信号に基づいて、上記2値化回路75から
の信号に同期したPLLクロックを生成するPLL回路
76、このPLL回路76からのPLLクロックを用い
て2値化回路75からの2値化信号から同期信号を検出
しデータ分離、8−16復調、あるいはヘッダ部51に
対する2値化信号の復調を行う復調回路77により構成
されている。
【0089】ヘッダ部検知回路73は、コンパレータ等
からなるフィルタ回路とモノマルチバイブレータからな
るもの、あるいはバッファ領域(ギャップ部)からのヘ
ッダ部51によるエッジの検知を行うものにより構成さ
れている。ヘッダ部検知回路73からの検知信号は、切
換信号として切換スイッチ74に出力されるとともに、
VFOのスタート信号として、PLL回路74に供給さ
れている。
【0090】このような構成により、ヘッダ部検知回路
73からの検知信号がローレベルの際、切換スイッチ7
4が波形等化回路71に切換えられており、RFアンプ
13からのRF和信号が波形等化回路71により波形等
化された再生RF和信号が切換スイッチ74を介して2
値化回路75に導かれる。これにより、再生RF和信号
が2値化回路75により2値化されて8−16信号を
得、この8−16信号に同期したPLL回路76からの
PLLクロックを用いて2値化回路75からの8−16
信号から同期信号を検出し、データ分離し、復調回路7
7により8−16復調を行い、CPU25へ記録領域5
8の再生データが出力される。
【0091】また、ヘッダ部検知回路73からの検知信
号がハイレベルの際、切換スイッチ74が波形等化回路
72に切換えられており、RFアンプ13からのRF差
信号が波形等化回路72により波形等化された再生RF
差信号が切換スイッチ74を介して2値化回路75に導
かれる。これにより、RFアンプ13からの再生RF差
信号を2値化データに同期したPLL回路76からのP
LLクロック(再生クロック)を用いて2値化回路75
からの2値化データを復調回路77により復調すること
により、CPU25へヘッダ部51のアドレス部PID
等の再生データが出力される。
【0092】上記復調回路77により復調されたヘッダ
信号に基づいてアドレス部PID1〜4が読取られた際
に、ヘッダ部51に対するアドレス部PID1〜4の検
出信号に基づいてCPU25から出力されるアドレス検
出信号について、図10の(a)から(f)を用いて説
明する。
【0093】すなわち、少なくともアドレス部PID1
〜4の1つの検出に基づいて、所定のタイミング(同じ
タイミング)でアドレス検出信号が出力されるようにな
っている。たとえば、図10の(b)に示すように、ア
ドレス部PID1の検出信号に基づいて、この検出信号
の立上りから時間T1経過後にアドレス検出信号が出力
され、図10の(c)に示すように、アドレス部PID
2の検出信号に基づいて、この検出信号の立上りから時
間T2経過後にアドレス検出信号が出力され、図10の
(d)に示すように、アドレス部PID3の検出信号に
基づいて、この検出信号の立上りから時間T3経過後に
アドレス検出信号が出力され、図10の(e)に示すよ
うに、アドレス部PID4の検出信号に基づいて、この
検出信号の立上りから時間T4経過後にアドレス検出信
号が出力される。
【0094】これにより、図15の(a)(b)に示す
ように、各ヘッダ部51に対するアドレス検出信号が常
に一定のタイミングで出力されるようになっている。
【0095】次に、上記DVDデータ処理ユニット6内
には、図1、図11に示すように、記録データを変調す
る変調部62が設けられている。
【0096】この変調部62は、図11に示すように、
線速(上記光ピックアップ2により集光されるレーザビ
ームと上記光ディスク1との相対速度)に基づいた記録
クロックを生成する記録クロック生成部81と、この記
録クロック生成部81からの記録クロックに基づいて外
部機器(図示しない)からデコーダ22を介して供給さ
れる記録データを変調した変調信号を上記レーザ制御ユ
ニット5に出力する変調回路82とにより構成されてい
る。
【0097】記録クロック生成部81は、図12に示す
ように、線速検出部としての分周値生成部91、切換回
路92、分周器93、94、PLL回路95により構成
されている。
【0098】分周値生成部91は、上記CPU25から
供給されるアドレス検出信号と図示しない発振器からの
基準クロックに基づいて、現在の線速に基づく分周値を
生成するものであり、この分周値は切換回路92及びC
PU25に出力される。この分周値生成部91は、光デ
ィスク1の回転変更時に、ヘッダ部間のレーザビームの
通過時間が変化することを利用して、光ディスク1上の
レーザビームの線速(移動速度)を検出するものであ
る。
【0099】切換回路92は、上記CPU25から供給
される切換信号に基づいて、あらかじめ図示しないメモ
リに設定されている基準の分周値あるいは上記分周値生
成部91からの現在の線速に基づく分周値を分周器93
に出力するものである。
【0100】すなわち、CPU25によりラフ検出が判
断され記録開始となった際に供給される切換信号によ
り、上記分周値生成部91からの現在の線速に基づく分
周値が分周器93に出力され、CPU25により高精度
検出が判断された際に供給される切換信号により、上記
基準の分周値が分周器93に出力される。
【0101】分周器93は、図示しない発振器からの基
準クロックを切換回路92から供給される分周値で分周
(1/N)した分周信号をPLL回路95に出力するも
のである。
【0102】分周器94は、PLL回路95からの記録
クロックを分周値(M)で分周(1/M)した分周信号
をPLL回路95に出力するものである。
【0103】PLL回路95は、分周器93からの分周
信号と分周器94からの分周信号とに基づく周波数(f
=M/N)の記録クロックを変調回路82へ出力するも
のである。
【0104】分周値生成部91は、図12に示すよう
に、カウンタ96、レジスタ97、演算部98により構
成されている。
【0105】カウンタ96は、図15の(a)から
(c)に示すように、上記CPU25から供給されるヘ
ッダ部51ごとのアドレス検出信号によりリセットさ
れ、ヘッダ部51ごとのアドレス検出信号とアドレス検
出信号との間の図示しない発振器からの基準クロックを
計数するものであり、2つの隣接するセクタのヘッダ部
51の通過時間に対応する基準クロックを計数するもの
であり、この計数結果はレジスタ97と演算部98に出
力される。
【0106】レジスタ97は、アドレス検出信号に基づ
いてカウンタ96からの計数結果を記憶することによ
り、カウンタ96の対象としている2つの隣接するセク
タの1つ手前の2つの隣接するセクタのヘッダ部51の
通過時間に対応するクロック数を記憶するものであり、
この記憶内容は演算部98に出力される。
【0107】演算部98は、アドレス検出信号に基づい
て、レジスタ97から供給される1つ手前の2つの隣接
するセクタのヘッダ部51の通過時間に対応するクロッ
ク数(N”)とカウンタ96から供給される2つの隣接
するセクタのヘッダ部51の通過時間に対応するクロッ
ク数(N’)とを加算して2で除算した値、つまり現在
の線速に基づく分周値が演算されるものであり、この分
周値は切換回路92及びCPU25に出力される。
【0108】すなわち、上記演算部98により演算され
る値は、所定のセクタにおける相対速度つまり線速であ
り、上記所定のセクタの1つ手前のセクタと2つ手前の
セクタにおけるレーザビームの通過時間の平均値により
推定されるものである。
【0109】上記例では、所定のセクタにおける相対速
度を、このセクタの手前の2つのセクタにおける平均値
により推定したが、連続する複数のセクタの平均値によ
り推定するようにしても良い。
【0110】また、上記演算部98により演算される所
定のセクタにおける相対速度は、このセクタの手前の2
つのセクタにおける速度変化から予測されるものであっ
ても良い。
【0111】たとえば、図16に示すように、所定のセ
クタCにおける速度が、ヘッダ部Aからヘッダ部Bまで
のセクタAにおける実測速度V1と、ヘッダ部Bからヘ
ッダ部CまでのセクタBにおける実測速度V2との速度
変化分に実測速度V1を加算することにより得られる予
測速度VA2が、ヘッダ部Cからヘッダ部Dまでのセク
タCにおける速度V3と予測されるようになっている。
【0112】この場合、加速、減速を意識せずに速度を
予測することができる。
【0113】上記CPU25は、演算部98から供給さ
れる分周値により線速を判断し、基準線速よりも±10
%以内の線速となった際、ラフ検出と判断し、この線速
の違いを考慮した周波数(f)のPLL回路95からの
記録クロック(第1の記録クロック)(図15の(d)
参照)に基づいてデータの変調を行うものであり、さら
に、演算部98から供給される分周値により線速を判断
し、基準線速よりも±1%以内の線速となった際、高精
度検出と判断し、PLL回路95からの規準の記録クロ
ック(第2の記録クロック)に基づいてデータの変調を
行うものであり、上記ラフ検出を判断した場合と高精度
検出を判断した場合とで異なった切換信号を出力するこ
とにより、切換回路92を切換るようになっている。
【0114】次に、上記のような構成において、光ディ
スク1上の現在アクセスしているゾーンから内側の別の
ゾーン(回転数が速くなる、加速される)でのデータの
記録が指示された際の処理について、図17、図18に
示すフローチャートを参照しつつ説明する。
【0115】たとえば今、光ピックアップ2によるレー
ザビームが所定のゾーンのトラックにトラッキングして
いる状態で、他のゾーンのトラックへのアクセスがCP
U25により判断された際(ST1)、CPU25はD
VDサーボシーク制御ユニット15を制御し、ドライバ
17により光ピックアップ2が移動される(ST2)。
【0116】また、DVDデータ処理ユニット6からの
制御信号でスピンドルモータドライバ18が制御され、
スピンドルモータ10が付勢され、スピンドルモータ1
0が移動先のゾーンに対応する所定回転数に回転制御さ
れる(ST3)。
【0117】また、光ピックアップ2がアクセス位置に
移動され、DVDサーボシーク制御ユニット15からの
フォーカス信号、トラッキング信号及び送り信号により
ドライバ17によって対物レンズ3、4がフォーカスサ
ーボ制御され、また、トラッキングサーボ制御される。
【0118】このサーボがオンした時点で、スピンドル
モータ10による回転が制定する前の状態で、RFアン
プ15からのトラッキングエラー信号としての再生RF
差信号によりヘッダ部検知回路73がヘッダ部51を検
知することにより、切換スイッチ74が波形等価回路7
2側に切換り、ヘッダ部検知信号としてVFOスタート
信号がPLL回路76に出力される。
【0119】これにより、PLL回路76は、ヘッダ部
検知回路73からのヘッダ部検知信号が供給されている
際、2値化回路75からの2値化信号に同期した再生ク
ロックを生成し、復調回路77に出力される。
【0120】この結果、復調回路77はPLL回路76
からの再生クロックに基づいて2値化回路75からの2
値化データを復調することにより、CPU25へヘッダ
部51の再生データが出力される。
【0121】この結果、CPU25は復調回路77から
の各セクタのヘッダ部51ごとの再生データに基づい
て、アドレス部PID1〜4の少なくとも1つの検出に
より、図15の(a)(b)に示すように、所定のタイ
ミングでアドレス検出信号を出力する。このアドレス検
出信号は、分周値生成部91内のカウンタ96、レジス
タ97、演算部98に供給される(ST4)。
【0122】これにより、カウンタ96は、図15の
(c)に示すように、供給されるアドレス検出信号間の
図示しない発振器からの基準クロックを計数し、2つの
隣接するセクタのヘッダ部51の通過時間に対応する基
準クロックを計数し、この計数結果をレジスタ97と演
算部98に出力する。
【0123】また、レジスタ97は、アドレス検出信号
に基づいてカウンタ96からの計数結果を記憶すること
により、カウンタ96の対象としている2つの隣接する
セクタの1つ手前の2つの隣接するセクタのヘッダ部5
1の通過時間に対応するクロック数を記憶し、この記憶
内容を演算部98に出力する。
【0124】この結果、演算部98は、アドレス検出信
号に基づいて、レジスタ97から供給される1つ手前の
2つの隣接するセクタのヘッダ部51間の通過時間(レ
ーザビームによる)に対応するクロック数(N”)とカ
ウンタ96から供給される2つの隣接するセクタのヘッ
ダ部51間の通過時間に対応するクロック数(N’)と
を加算して2で除算した値、つまり現在の線速に基づく
分周値を演算し、この分周値を切換回路92及びCPU
25に出力する。
【0125】したがって、CPU25は、演算部98か
ら供給される分周値により線速を判断し、基準線速より
も±10%以内の線速となった際(図13、図14参
照)、ラフ検出と判断し、これに対応する切換信号を切
換回路92に出力する(ST5)。
【0126】この結果、演算部98からの現在の線速に
基づく分周値が分周器93に出力されることにより、P
LL回路95から現在の線速と規準の線速との差を考慮
した周波数の記録クロック(第1の記録クロック、現在
の線速にあった周波数の記録クロック)(図15の
(d)参照)が変調回路82へ出力される(ST6)。
(上記記録クロック=(現在の1セクタの通過時間/正
規の1セクタの通過時間)×基準クロック)変調回路8
2は、記録クロック生成部81のPLL回路95からの
第1の記録クロックに基づいて外部機器(図示しない)
からデコーダ22を介して供給される記録データを変調
した変調信号を上記レーザ制御ユニット5に出力する
(ST7)。
【0127】レーザ制御ユニット5によってDVD用の
半導体レーザユニットが付勢されることにより、レーザ
ビームが発生される。このレーザビームにより光ディス
ク1にデータが書き込まれる(ST8)。
【0128】以後、上記第1の記録クロックに基づいて
記録が行われる(ST4〜8)。
【0129】上記ラフ検出を行っている際に、CPU2
5がアドレスエラーを判断した場合(ST9)、CPU
25は欠陥データテーブル26aに記憶されている欠陥
データに関係なく、記録動作を中止し、エラー処理とな
る(ST10)。
【0130】上記のように、記録クロック生成部81の
PLL回路95からの記録クロックは、図14に示すよ
うに、ラフ検出となった際に、正規の周波数から現在の
線速に基づく周波数(正規の周波数より10%小さな周
波数)に変更され、その後、徐々に正規の周波数に近付
いて行く。
【0131】そして、CPU25は、演算部98から供
給される分周値により線速を判断し、基準線速よりも±
1%以内の線速となった際(図13、図14参照)、高
精度検出と判断し、これに対応する切換信号を切換回路
92に出力する(ST11)。
【0132】この結果、図示しないメモリに設定されて
いる基準の分周値が分周器93に出力されることによ
り、PLL回路95から規準の記録クロック(第2の記
録クロック)が変調回路82へ出力される(ST1
2)。
【0133】変調回路82は、記録クロック生成部81
のPLL回路95からの第2の記録クロックに基づいて
外部機器(図示しない)からデコーダ22を介して供給
される記録データを変調した変調信号を上記レーザ制御
ユニット5に出力する(ST13)。
【0134】レーザ制御ユニット5によってDVD用の
半導体レーザユニットが付勢されることにより、レーザ
ビームが発生される。このレーザビームにより光ディス
ク1にデータが書き込まれる(ST14)。
【0135】以後、上記第2の記録クロックに基づい
て、セクタ単位の記録が行われる(ST13、14、1
5)。
【0136】上記高精度検出を行っている際に、CPU
25がアドレスエラーを判断した際に(ST16)、C
PU25はエラーが発生したアドレスが欠陥データテー
ブル26aに記憶されている場合(ST17)、スリッ
ピングによる交替処理により欠陥セクタを飛ばして記録
処理を続行し(ST18)、エラーが発生したアドレス
が欠陥データテーブル26aに記憶されていない場合
(ST17)、リニアリプレースメントによる交替処理
により代替用のセクタへの記録処理を行う(ST1
9)。
【0137】上記の例では、光ディスク1上の現在アク
セスしているゾーンから内側の別のゾーン(回転数が速
くなる)でのデータの記録が指示された際の処理であっ
たが、光ディスク1上の現在アクセスしているゾーンか
ら外側の別のゾーン(回転数が遅くなる)でのデータの
記録が指示された際の処理も上記同様に実施できる。た
だし、この場合、記録クロック生成部81のPLL回路
95からの記録クロックは、図19に示すように、ラフ
検出となった際に、正規の周波数から現在の線速に基づ
く周波数(正規の周波数より10%大きな周波数)に変
更され、その後、徐々に正規の周波数に近付いて行く。
【0138】上記したように、データの記録時に、光デ
ィスクの回転数が違う異なったゾーンへのアクセスを行
う場合において、規準の線速よりも±10%以内の線速
となった際に、この線速の違いに基づく記録クロックを
生成し、この生成した記録クロックに基づいてデータの
記録を開始するようにしたものである。
【0139】これにより、規準の線速となる前、つまり
所定のゾーンでの回転が安定する前に、データの記録を
開始することができ、効率良く記録が行える。
【0140】また、データの記録時に、光ディスクの回
転数が違う異なったゾーンへのアクセスを行う場合にお
いて、規準の線速よりも±10%以内の線速となった際
に、ラフ検出と判断し、この線速の違いに基づく記録ク
ロックを生成し、この生成した記録クロックに基づいて
データの記録を開始し、規準の線速よりも±1%以内の
線速となった際に、高精度検出と判断し、一定の基準ク
ロックの記録クロックに基づいてデータの記録を行うよ
うにし、ラフ検出中における記録時に、ヘッダ部のアド
レスデータの読取りエラーが発生した際に、エラー処理
を実行し、高精度検出中における記録時に、ヘッダ部の
アドレスデータの読取りエラーが発生した際に、PDL
に登録されているセクタの場合、このセクタを飛ばして
データの記録を続行するスリッピングによる交替処理を
実行し、PDLに登録されていないセクタの場合、この
セクタの代替用のセクタにデータを記録するリニアリプ
レースメントによる交替処理を実行するようにしたもの
である。
【0141】これにより、ラフ検出中における記録時
に、アドレスデータの読取りエラーが発生した際は、記
録クロックが大幅に変化している状態のため、正確にデ
ータの記録が行えなくなってしまうため、エラー処理を
実行し、高精度検出中における記録時に、アドレスデー
タの読取りエラーが発生した際は、記録クロックが変化
しない状態のため、正確にデータの記録が行えるので交
替処理により記録を続行できる。
【0142】すなわち、光ディスクの回転数(線速)が
本来の回転数に対して、どのくらいずれているか、加速
/減速中かを検出して、それに見合った記録クロックを
使って記録を行うとともに、アドレスが読めない場合は
その時の状態に合わせて、記録を継続するかどうかを判
断して、効率よく記録を行う。
【0143】これにより、光ディスクの回転数が正規の
回転数になる前に記録を開始し、かつ、記録中にアドレ
スエラーが発生した場合に、誤ったクロックでデータを
書き込まないようにする。
【0144】
【発明の効果】以上詳述したように、この発明によれ
ば、複数のトラックずつの複数のゾーンからなる光ディ
スクに対してデータを記録する際に、かつゾーンをまた
がったアクセスを行う際に、回転数が安定する前に記録
が開始できることにより、効率良く記録が行え、誤った
クロックでデータを記録しないようにできる光ディスク
装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施形態の光ディスク装置の概略構
成を示すブロック図。
【図2】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図3】光ディスクのヘッダ部とグルーブ部のウォブル
状況を示す図。
【図4】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図5】光ディスクの概略構成を示す平面図。
【図6】光ディスクのヘッダ部のプリフォーマットデー
タと周辺のグルーブとランドの状態を説明するための
図。
【図7】光ディスクのヘッダ部のプリフォーマットデー
タと周辺のグルーブとランドの状態を説明するための
図。
【図8】1セクタごとのセクタフォーマットを示す図。
【図9】DVDデータ処理ユニットの復調部の概略構成
を示すブロック図。
【図10】ヘッダ部におけるアドレス検出信号の出力タ
イミングを説明するためのタイミングチャート。
【図11】DVDデータ処理ユニットの変調部の概略構
成を示すブロック図。
【図12】記録クロック生成回路の概略構成を示す回路
図。
【図13】線速に基づくラフ検出と高精度検出を説明す
るための信号波形図。
【図14】線速に基づく記録クロックを説明するための
信号波形図。
【図15】記録クロック生成回路における要部の動作を
説明するための図。
【図16】所定のセクタにおける速度の予測処理を説明
するための図。
【図17】データ記録時の処理を説明するためのフロー
チャート。
【図18】データ記録時の処理を説明するためのフロー
チャート。
【図19】線速に基づく記録クロックを説明するための
信号波形図。
【符号の説明】
1…光ディスク 2…光ピック・アップ(集光手段) 3…対物レンズ 6…DVDデータ処理ユニット 10…スピンドルモータ(回転手段) 11…送りモータ(移動手段) 13…RFアンプ 14…サーボ・アンプ 15…DVDサーボ・シーク制御ユニット 17…ドライバ 25…CPU 61…復調部 62…変調部 81…記録クロック生成部 82…変調回路
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Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のトラックずつの複数のゾーンから
    なる光ディスクに対してデータを記録する光ディスク装
    置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の記録クロックを生成する生成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い速度となった際に、上記生成手
    段により生成される記録クロックに基づいてデータを記
    録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】 複数のトラックずつの複数のゾーンから
    なる光ディスクに対してデータを記録する光ディスク装
    置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の記録クロックを生成する生成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い速度となった際に、上記生成手
    段により生成される記録クロックに基づいて記録するデ
    ータを変調する変調手段と、 この変調手段により変調されたデータに基づいて上記集
    光手段により集光される光を変化させることにより、上
    記光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】 複数のトラックずつの複数のゾーンから
    なる光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    した状態で、上記光ディスクに対してデータを記録する
    光ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の記録クロックを生成する生成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い速度となった際に、上記生成手
    段により生成される記録クロックに基づいてデータを記
    録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  4. 【請求項4】 複数のトラックずつの複数のゾーンから
    なる光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    した状態で、上記光ディスクに対してデータを記録する
    光ディスク装置において、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の記録クロックを生成する生成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い速度となった際に、上記生成手
    段により生成される記録クロックに基づいて記録するデ
    ータを変調する変調手段と、 この変調手段により変調されたデータに基づいて上記集
    光手段により集光される光を変化させることにより、上
    記光ディスクに対してデータを記録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  5. 【請求項5】 うずまき状又は同心円状のデータを記録
    するグルーブおよびランドのトラックを有し、一定長の
    グルーブおよびランドからなり先頭部分に付与されるア
    ドレスデータからなるヘッダ部とデータが記録される記
    録領域とからなる複数のセクタを有し、上記複数のトラ
    ックずつの複数のゾーンからなる光ディスクに対してデ
    ータを記録する光ディスク装置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を、上記光ディスクの隣り合う2つのセクタに
    おける上記光の通過時間により判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の記録クロックを生成する生成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い速度となった際に、上記生成手
    段により生成される記録クロックに基づいてデータを記
    録する記録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  6. 【請求項6】 上記判断手段による上記セクタにおける
    上記光の通過時間が、上記各セクタのヘッダ部のアドレ
    スの読取りにより生成されるアドレス検出信号が出力さ
    れるごとの時間であることを特徴とする請求項5に記載
    の光ディスク装置。
  7. 【請求項7】 上記判断手段による判断される所定のセ
    クタにおける相対速度が、上記セクタの1つ手前のセク
    タと2つ手前のセクタにおける上記光の通過時間の平均
    値により推定されるものであることを特徴とする請求項
    5に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】 上記判断手段による判断される所定のセ
    クタにおける相対速度が、上記セクタの手前の連続する
    複数のセクタにおける上記光の通過時間の平均値により
    推定されるものであることを特徴とする請求項5に記載
    の光ディスク装置。
  9. 【請求項9】 上記判断手段による判断される所定のセ
    クタにおける相対速度が、上記セクタの2つ手前のセク
    タにおける上記光の通過時間と上記セクタの1つ手前の
    セクタにおける上記光の通過時間とから得られる加速度
    に基づいて予測されるものであることを特徴とする請求
    項5に記載の光ディスク装置。
  10. 【請求項10】 複数のトラックずつの複数のゾーンか
    らなる光ディスクに対してデータを記録する光ディスク
    装置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記集光手段により集光される光と上記光ディスクとの
    相対速度を判断する判断手段と、 この判断手段により判断された相対速度に基づく周波数
    の第1の記録クロックを生成する第1の生成手段と、 一定の周波数の第2の記録クロックを生成する第2の生
    成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーン
    に対する規準速度に近い第1の速度となった際に、上記
    第1の生成手段により生成される第1の記録クロックに
    基づいてデータを記録する第1の記録手段と、 この第1の記録手段により記録されている際に、上記判
    断手段により判断された相対速度が記録を行うゾーンに
    対する規準速度に上記第1の速度よりも近い第2の速度
    となった際に、上記第2の生成手段により生成される第
    2の記録クロックに基づいてデータを記録する第1の記
    録手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  11. 【請求項11】 上記第1の速度が、上記規準速度から
    ±10%以内の速度であり、上記第2の速度が、上記規
    準速度から±1%以内の速度であることを特徴とする請
    求項10に記載の光ディスク装置。
  12. 【請求項12】 うずまき状又は同心円状のデータを記
    録するトラックを有し、先頭部分に付与されるアドレス
    データからなるヘッダ部とデータが記録される記録領域
    とからなる一定長の複数のセクタを有し、複数のトラッ
    クずつの複数のゾーンからなり、欠陥セクタがあらかじ
    め記録されている欠陥管理エリアを有する光ディスクに
    対してデータを記録する光ディスク装置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記ヘッダ部のアドレスデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られたアドレスデータにより、
    連続するセクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して
    読取られている否かを判断する第1の判断手段と、 上記読取手段により読取られたアドレスデータにより、
    上記光ディスクの隣り合う2つのセクタにおける上記光
    の通過時間を判断して、上記集光手段により集光される
    光と上記光ディスクとの相対速度を判断する第2の判断
    手段と、 この第2の判断手段により判断された相対速度に基づく
    周波数の第1の記録クロックを生成する第1の生成手段
    と、 一定の周波数の第2の記録クロックを生成する第2の生
    成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    第2の判断手段により判断された相対速度が記録を行う
    ゾーンに対する規準速度に近い第1の速度となった際
    に、上記第1の生成手段により生成される第1の記録ク
    ロックに基づいてデータを記録する第1の記録手段と、 この第1の記録手段により記録されている際に、上記第
    2の判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾ
    ーンに対する規準速度に上記第1の速度よりも近い第2
    の速度となった際に、上記第2の生成手段により生成さ
    れる第2の記録クロックに基づいてデータを記録する第
    2の記録手段と、 上記第1の記録手段によりデータを記録している際に、
    上記第1の判断手段により連続するセクタのヘッダ部の
    アドレスデータが連続して読取られていないと判断した
    場合に、エラー処理を実行する第1の実行手段と、 上記第2の記録手段によりデータを記録している際に、
    上記第1の判断手段により連続するセクタのヘッダ部の
    アドレスデータが連続して読取られていないと判断した
    場合に、このセクタが上記欠陥管理エリアに記録されて
    いる欠陥セクタか否かを調べ、その欠陥セクタの場合、
    欠陥セクタを飛ばして次のセクタにデータの記録を続行
    するスリッピング交替処理を実行し、欠陥セクタでない
    場合、代替用のセクタにデータを記録するリニアリプレ
    ースメント交替処理を実行する第2の実行手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  13. 【請求項13】 上記第1の速度が、上記規準速度から
    ±10%以内の速度であり、上記第2の速度が、上記規
    準速度から±1%以内の速度であることを特徴とする請
    求項12に記載の光ディスク装置。
  14. 【請求項14】 うずまき状又は同心円状のデータを記
    録するグルーブおよびランドのトラックを有し、一定長
    のグルーブおよびランドからなり先頭部分に付与される
    アドレスデータからなるヘッダ部とデータが記録される
    記録領域とからなる複数のセクタを有し、複数のトラッ
    クずつの複数のゾーンからなり、欠陥セクタがあらかじ
    め記録されている欠陥管理エリアを有する光ディスクに
    対してデータを記録する光ディスク装置において、 上記光ディスクを各ゾーンごとに異なった回転数で回転
    する回転手段と、 上記光ディスク上に光を集光させる集光手段と、 この集光手段を上記光ディスクの半径方向へ移動するこ
    とにより上記光ディスク上に集光される光を、各ゾーン
    に移動する移動手段と、 上記ヘッダ部のアドレスデータを読取る読取手段と、 この読取手段により読取られたアドレスデータにより、
    連続するセクタのヘッダ部のアドレスデータが連続して
    読取られている否かを判断する第1の判断手段と、 上記読取手段により読取られたアドレスデータにより、
    上記光ディスクの隣り合う2つのセクタにおける上記光
    の通過時間を判断して、上記集光手段により集光される
    光と上記光ディスクとの相対速度を判断する第2の判断
    手段と、 この第2の判断手段により判断された相対速度に基づく
    周波数の第1の記録クロックを生成する第1の生成手段
    と、 一定の周波数の第2の記録クロックを生成する第2の生
    成手段と、 上記集光手段により集光される光が位置しているゾーン
    と異なるゾーンでの記録を行う場合に、上記移動手段に
    より上記集光手段が記録を行うゾーンに移動され、上記
    第2の判断手段により判断された相対速度が記録を行う
    ゾーンに対する規準速度に近い第1の速度となった際
    に、上記第1の生成手段により生成される第1の記録ク
    ロックに基づいてデータを記録する第1の記録手段と、 この第1の記録手段により記録されている際に、上記第
    2の判断手段により判断された相対速度が記録を行うゾ
    ーンに対する規準速度に上記第1の速度よりも近い第2
    の速度となった際に、上記第2の生成手段により生成さ
    れる第2の記録クロックに基づいてデータを記録する第
    2の記録手段と、 上記第1の記録手段によりデータを記録している際に、
    上記第1の判断手段により連続するセクタのヘッダ部の
    アドレスデータが連続して読取られていないと判断した
    場合に、エラー処理を実行する第1の実行手段と、 上記第2の記録手段によりデータを記録している際に、
    上記第1の判断手段により連続するセクタのヘッダ部の
    アドレスデータが連続して読取られていないと判断した
    場合に、このセクタが上記欠陥管理エリアに記録されて
    いる欠陥セクタか否かを調べ、その欠陥セクタの場合、
    欠陥セクタを飛ばして次のセクタにデータの記録を続行
    するスリッピング交替処理を実行し、欠陥セクタでない
    場合、代替用のセクタにデータを記録するリニアリプレ
    ースメント交替処理を実行する第2の実行手段と、 を具備したことを特徴とする光ディスク装置。
  15. 【請求項15】 上記第1の速度が、上記規準速度から
    ±10%以内の速度であり、上記第2の速度が、上記規
    準速度から±1%以内の速度であることを特徴とする請
    求項14に記載の光ディスク装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7961578B2 (en) 2007-06-29 2011-06-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Method and apparatus for generating synchronous clock for write operation in a disk drive

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