JPH10319481A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH10319481A
JPH10319481A JP9168121A JP16812197A JPH10319481A JP H10319481 A JPH10319481 A JP H10319481A JP 9168121 A JP9168121 A JP 9168121A JP 16812197 A JP16812197 A JP 16812197A JP H10319481 A JPH10319481 A JP H10319481A
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JP
Japan
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mode
state
strobe
photographing
light
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JP9168121A
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Inventor
Koichi Sugiura
康一 杉浦
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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  • Indication In Cameras, And Counting Of Exposures (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポップアップ式のストロボ装置の発光部が押
し下げられてストロボ装置が発光しない撮影モードにあ
ることを撮影者に明確に認識させて、撮影ミスを効果的
に回避する。 【解決手段】 CPU1は、ストロボ位置検出スイッチ
SW6に基づいて、ストロボ装置8の発光部が押し下げ
られているか否かを検出する。ストロボ位置検出スイッ
チSW6がオフとなっている場合は、LCD4にストロ
ボ強制オフマークを表示させる。露出制御情報が算出さ
れた時点で、ストロボ装置8を使用するか否かを判定
し、使用すると判定された場合は、ストロボ装置8の充
電を行う。CPU1は、AF回路2で得た情報に基づい
て、鏡胴制御回路7により撮影レンズの鏡胴位置を合焦
状態に設定する。測光回路3で得た測光情報に基づい
て、シャッタ制御回路5によりシャッタを開閉動作させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ストロボ装置(エ
レクトロニックフラッシュ)を搭載するカメラに係り、
特に、撮影時にストロボ装置の発光部をカメラ本体から
突出させる、いわゆるポップアップ式のストロボ装置を
備えたカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、カメラの小型化および自動化が進
み、特に簡便性を特徴とする、いわゆるコンパクトカメ
ラにおいては、照明光源としてのストロボ装置を組み込
んだものが少なくない。カメラに対するストロボ装置の
組み込み方としては、カメラ本体にストロボ装置を一体
化した完全な内蔵タイプおよびカメラ本体にユニット化
したストロボ装置を着脱可能とした着脱可能タイプが一
般的である。また、ストロボ装置の発光部は、いわゆる
赤目現象を防止したり、陰が少なく不自然で且つ立体感
に乏しい写真を防止したりするするためにも、カメラの
撮影光学系の撮影光軸とは、なるべく離して配置するこ
とが望ましい。
【0003】このため、上述したいずれのタイプにおい
ても、ストロボ装置の発光部を撮影光軸から離れたカメ
ラの端部に配置したり、ストロボ装置の発光部をカメラ
本体から突出させて配置したりしている。特に、小型の
カメラにおいては、光軸からの距離を充分にとるため、
ストロボ装置の使用時にのみ、ストロボ装置の発光部を
カメラ本体からせり出させて突出させ、すなわちポップ
アップさせ、不使用時は、カメラ本体に埋設させるポッ
プアップ式としたものが多く用いられる。
【0004】この種のポップアップ式のストロボ装置
は、かつては、ストロボ装置の電源スイッチのオンと連
動させて発光部をポップアップして、ストロボ装置のメ
インコンデンサを充電し発光可能状態として、ストロボ
撮影を行い、ポップアップした発光部を押し下げる、す
なわちプッシュダウンすることによりストロボ装置の電
源をオフとして発光不可能としているものが多かった。
しかしながら、近年では、撮影操作の自動化の進展に伴
い、この種のポップアップ式のストロボ装置において
は、カメラの電源スイッチのオンと連動させて発光部を
ポップアップしてストロボ装置のメインコンデンサを充
電して発光可能状態とするものが多くなっている。
【0005】このようにストロボ装置の発光部をポップ
アップして発光可能としているストロボ装置内蔵のカメ
ラにおいては、自動露出による撮影モードの設定条件お
よび測光結果に基づき被写体光量不足等のようにストロ
ボの発光が必要と判定されたときは、ストロボを発光さ
せて撮影を行い、ストロボ発光が必要でないと判定され
たときはストロボを発光させずに撮影を行う。この場合
にも、ポップアップした発光部を押し下げる、すなわち
プッシュダウンすることにより、ストロボ装置の電源ス
イッチをオフとして強制的に発光不可能とする。
【0006】また、自動露出による撮影モードの設定条
件および測光結果に応じてストロボの発光が必要な場合
にのみ発光部をポップアップさせてストロボの発光を可
能とすると同時にストロボ撮影を行うことを明確に示唆
するようにしたものもある。一般に、自動露出機能を有
し且つポップアップ式のストロボ装置を搭載したカメラ
においては、撮影時には、電源スイッチ等に連動して、
ストロボ装置の発光部をポップアップしており、測光条
件に応じてストロボ装置を発光させる。このとき、発光
部をプッシュダウンすると撮影モードにかかわらずスト
ロボ装置を強制的にオフとして発光させずに撮影を行う
カメラもある。
【0007】このように発光部をプッシュダウンしてス
トロボ装置の発光を阻止させた場合、カメラの相違ある
いは自動露出の撮影モードの設定の相違により、ストロ
ボ装置を発光させるときの露出条件のまま、ストロボ装
置の発光のみを阻止して撮影を行う場合と、測光結果に
基づきストロボ不使用における露出条件に変更して撮影
を行う場合とがある。この種のカメラの一例が、例え
ば、特開平6−59319号公報に開示されている。す
なわち、この特開平6−59319号公報には、ポップ
アップ式ストロボ装置を内蔵もしくは装着可能に構成さ
れたカメラにおいて、ストロボ装置が自動的にポップア
ップした後に撮影者がストロボ装置を手で押し下げる
と、そのままで直ちに非ストロボ撮影ができるようにす
ることが示されている。
【0008】従来、ポップアップ式のストロボを有する
カメラにおいては、ストロボを使用したくないと撮影者
が判断した場合であっても、カメラのモード設定をその
ままにしておくとストロボ装置が必ず発光してしまい、
その結果撮影者が意図したものとは異なる写真が撮影さ
れてしまっていた。そして、ストロボ装置を発光させな
いためには、撮影のモード設定を必ず切換える必要があ
ったが、この操作に少なからず時間を要するため、シャ
ッタチャンスを逃してしまう。
【0009】これに対して、特開平6−59319号公
報に示されたカメラは、撮影画面の輝度情報を読み取る
輝度情報読み取り装置と、前記輝度情報に基づき撮影条
件を決定する撮影条件決定手段を持ち、前記撮影条件決
定手段により、ストロボ装置が必要と判断されると自動
的にアップして発光可能状態となるストロボ装置を装着
可能、または内蔵したカメラにおいて、前記撮影条件決
定手段によりストロボが必要とされてストロボがアップ
した後に撮影者がストロボを押し下げると、前記撮影条
件決定手段によりストロボ装置を必要としない別の撮影
条件を設定することを特徴としている。したがって、特
開平6−59319号公報に示されたカメラでは、撮影
者がストロボ装置を押し下げると、撮影条件決定手段に
よりストロボ装置を必要としない別の撮影条件を設定す
るので、ストロボ撮影モードから非ストロボ撮影モード
に迅速に切換えることができる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところが、特開平6−
59319号公報を含めて従来のポップアップ式のスト
ロボ装置を備えるカメラにおいては、ストロボ装置の発
光部がプッシュダウンされて、非発光の状態にあるとい
うことの表示は何ら行われておらず、撮影者が、ストロ
ボ装置が発光しないということを失念してしまうことに
よる撮影ミスを生じていた。
【0011】このため、測光結果等に基づいてストロボ
装置を必要とする撮影条件が決定された後に、撮影者が
ストロボ装置の発光部を押し下げてストロボの発光を禁
止した場合にも、特開平6−59319号公報に示され
たように、ストロボ装置を使用しない撮影モードに変更
して撮影を行うのか、単にストロボ装置の発光を禁止し
ているのかが判然としない。
【0012】また、特にストロボ装置を使用しないとい
う意図がなくても、誤ってストロボ装置の発光部を押し
下げてしまい、その状態で撮影を行うおそれもあった。
このような傾向は、特にストロボ装置の発光部のポップ
アップの動作ストロークが小さいカメラにおいて顕著で
ある。本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもの
で、ポップアップ式のストロボ装置の発光部が押し下げ
られていることを、撮影者の意図の如何にかかわらず、
撮影者が失念することがなく、ストロボ装置が発光しな
い撮影モードであることを撮影者に明確に認識させて、
撮影ミスを効果的に回避し得るカメラを提供することを
その主たる目的としている。
【0013】特に、本発明の請求項1の目的は、特に、
ポップアップ式のストロボ装置の発光部が押し下げられ
ていることを明示して、撮影者にストロボ装置の状態の
認識を促し、撮影モードを的確に把握させ得るカメラを
提供することにある。本発明の請求項2の目的は、特
に、ストロボ状態を視覚的に明確に認識させ得るカメラ
を提供することにある。本発明の請求項3の目的は、特
に、撮影者が撮影モードの確認時にストロボ装置の状態
を同時に把握することができ、撮影者に撮影モードとス
トロボ装置を関連付けて認識させることが可能なカメラ
を提供することにある。本発明の請求項4の目的は、特
に、自動露出制御機能を有して、しかも自動露出制御を
含む撮影モードとストロボ装置の状態とを撮影者に同時
に認識させることが可能なカメラを提供することにあ
る。
【0014】本発明の請求項5の目的は、特に、長秒時
撮影制御機能を有して、しかも長秒時撮影モードを含む
撮影モードとストロボ装置の状態とを撮影者に同時に認
識させることが可能なカメラを提供することにある。本
発明の請求項6の目的は、特に、撮影者が撮影操作を開
始した時点でストロボ装置の状態を撮影者に認識させ、
現実の撮影状況に即してストロボ装置の状態を撮影者に
認識させ得るカメラを提供することにある。本発明の請
求項7の目的は、特に、撮影者が撮影操作を開始してス
トロボ装置の状態を認識した後に、撮影操作を中断し、
撮影モード等の条件を変更することを可能とするカメラ
を提供することにある。
【0015】本発明の請求項8の目的は、特に、一連の
撮影動作が終了した時点で、表示状況を初期状態に戻す
ようにして、所望に応じた新たな撮影モード等の条件に
て撮影することを可能とするカメラを提供することにあ
る。本発明の請求項9の目的は、特に、発光部がカメラ
の電源スイッチに連動してポップアップするストロボ装
置を有する場合に、撮影者にストロボ装置の状態を明確
に認識させ得るカメラを提供することにある。
【0016】本発明の請求項10の目的は、撮影者が撮
影モードの確認時にストロボ装置の状態を同時に把握す
ることができ、撮影者に撮影モードとストロボ装置を関
連付けて認識させることが可能であると共に、特に、撮
影モードがストロボを使用しないモードに設定されてい
る場合であってストロボがプッシュダウンされていると
きの表示を正しく認識させることが可能なカメラを提供
することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した本発
明に係るカメラは、上述した目的、特に、第1の目的を
達成するために、発光部がポップアップすると発光可能
なポップアップ状態となり、該発光部が押し下げられる
と発光不可能なプッシュダウン状態となるストロボ装置
と、前記ストロボ装置の前記発光部がポップアップ状態
かプッシュダウン状態かを検出するストロボ状態検出手
段と、前記ストロボ状態検出手段によりプッシュダウン
状態が検出されると前記ストロボ装置が発光しない旨を
表示する表示手段とを具備することを特徴としている。
【0018】請求項2に記載した本発明に係るカメラ
は、前記表示手段が、液晶ディスプレイを含むことを特
徴としている。請求項3に記載した本発明に係るカメラ
は、それぞれ異なる撮影条件に対応する撮影モードを所
望に応じて設定する設定手段と、発光部がポップアップ
すると発光可能なポップアップ状態となり、該発光部が
押し下げられると発光不可能なプッシュダウン状態とな
るストロボ装置と、前記ストロボ装置の前記発光部がポ
ップアップ状態かプッシュダウン状態かを検出するスト
ロボ状態検出手段と、前記設定手段による撮影モードの
設定状態に対応する撮影マークを表示するとともに、前
記検出手段によりプッシュダウン状態が検出されると、
前記撮影マークの表示を解除し、ストロボ装置を使用し
ない旨を示す撮影マークを表示する表示手段とを具備す
ることを特徴としている。
【0019】請求項4に記載した本発明に係るカメラ
は、前記表示手段における撮影マークの表示に対応する
撮影モードにて自動的に露出制御をする露出制御手段を
さらに具備することを特徴としている。請求項5に記載
した本発明に係るカメラは、前記設定手段および露出制
御手段が、長時間シャッタを開放する長秒時撮影モード
による撮影を行うための手段を含むことを特徴としてい
る。
【0020】請求項6に記載した本発明に係るカメラ
は、表示手段が、ポップアップした発光部を押し下げて
プッシュダウン状態とし、さらにレリーズスイッチを途
中まで操作した中間操作状態で初めてストロボ装置を使
用しない旨の表示をする手段を含むことを特徴としてい
る。請求項7に記載した本発明に係るカメラは、表示手
段が、撮影動作をする前にレリーズスイッチを開放した
ときは、検出手段により発光部がプッシュダウン状態に
あることが検出されていてもストロボ装置を使用しない
旨の表示を解除する手段を含むことを特徴としている。
【0021】請求項8に記載した本発明に係るカメラ
は、表示手段が、撮影動作を終了したときは、検出手段
により発光部がプッシュダウン状態にあることが検出さ
れていてもストロボ装置を使用しない旨の表示を解除す
る手段を含むことを特徴としている。請求項9に記載し
た本発明に係るカメラは、ストロボ装置の発光部がカメ
ラの電源スイッチに連動してポップアップすることを特
徴としている。請求項10に記載した本発明に係るカメ
ラの表示手段は、設定手段による撮影モードの設定手段
がストロボを使用しないモードの場合は、前記ストロボ
状態検出手段によりプッシュダウン状態が検出されても
前記撮影マークの表示を解除しないことを特徴としてい
る。
【0022】
【作用】すなわち、本発明の請求項1によるカメラは、
発光部がポップアップすると発光可能なポップアップ状
態となり、該発光部が押し下げられると発光不可能なプ
ッシュダウン状態となるストロボ装置の前記発光部がポ
ップアップ状態かプッシュダウン状態かをストロボ状態
検出部で検出し、プッシュダウン状態が検出されると前
記ストロボ装置が発光しない旨を表示部に表示する。こ
のような構成により、ストロボ装置の発光部のプッシュ
ダウン状態を、ストロボ状態検出部で検出して表示部に
表示するので、撮影者の意図の如何にかかわらず、ポッ
プアップ式のストロボ装置の発光部が押し下げられてい
ることを撮影者が失念することがなく、ストロボ装置が
発光しない撮影モードであることを撮影者に明確に認識
させて、撮影ミスを未然に回避することができる。
【0023】本発明の請求項2によるカメラは、表示部
が液晶ディスプレイを含む。このような構成により、ス
トロボ状態を液晶ディスプレイに表示させて、ストロボ
状態を視覚的に明確に認識させることができる。
【0024】本発明の請求項3によるカメラは、それぞ
れ異なる撮影条件に対応する撮影モードを所望に応じて
設定する設定手段を有し、発光部がポップアップすると
発光可能なポップアップ状態となり、該発光部が押し下
げられると発光不可能なプッシュダウン状態となるスト
ロボ装置の前記発光部がポップアップ状態かプッシュダ
ウン状態かをストロボ状態検出部で検出し、前記撮影モ
ードの設定状態に対応する撮影マークを表示するととも
に、前記プッシュダウン状態が検出されると、前記撮影
マークの表示を解除し、ストロボ装置を使用しない旨を
示す撮影マークを表示部に表示する。このような構成に
より、撮影者が撮影モードの確認時に、前記表示部の表
示により、ストロボ装置の状態を同時に把握することが
でき、撮影者に撮影モードとストロボ装置を関連付けて
認識させることができる。
【0025】本発明の請求項4によるカメラは、表示部
の撮影マークの表示に対応する撮影モードにて自動的に
露出制御をする露出制御部を設ける。このような構成に
より、自動露出制御機能を有して、しかも自動露出制御
を含む撮影モードとストロボ装置の状態とを撮影者に同
時に認識させることができる。本発明の請求項5による
カメラは、設定手段および露出制御部が、長時間シャッ
タを開放する長秒時撮影モードによる撮影を行う機能を
有している。このような構成により、特に、長秒時撮影
モードを含む撮影モードとストロボ装置の状態とを表示
部に表示させて撮影者に認識させることができる。
【0026】本発明の請求項6によるカメラは、表示手
段が、ポップアップした発光部を押し下げてプッシュダ
ウン状態とし、さらにレリーズスイッチを途中まで操作
した中間操作状態で初めてストロボ装置を使用しない旨
の表示をすることを特徴とする。このような構成によ
り、撮影者が撮影操作を開始するまでストロボ装置の状
態の表示を行わず、撮影操作を開始した時点でストロボ
装置の状態を撮影者に認識させて、現実の撮影状況に即
してストロボ装置の状態を撮影者に認識させることがで
きる。
【0027】本発明の請求項7によるカメラは、撮影動
作をする前にレリーズスイッチを開放したときは、発光
部がプッシュダウン状態にあることが検出されていて
も、表示部におけるストロボ装置を使用しない旨の表示
を解除する。このような構成により、撮影者が撮影操作
を開始してストロボ装置の状態を認識した後に、撮影操
作を中断すると、表示部の表示を初期の状態に戻し、撮
影モード等の条件を変更することを可能とする。
【0028】本発明の請求項8によるカメラは、撮影動
作を終了したときは、発光部がプッシュダウン状態にあ
ることが検出されていても、表示部におけるストロボ装
置を使用しない旨の表示を解除する。このような構成に
より、一連の撮影動作が終了した時点で、表示状況を初
期状態に戻すようにして、所望に応じた新たな撮影モー
ド等の条件にて撮影することを可能とする。
【0029】本発明の請求項9によるカメラは、ストロ
ボ装置の発光部がカメラの電源スイッチに連動してポッ
プアップする。このような構成により、電源スイッチに
連動してポップアップする発光部を有するストロボ装置
の状態を、撮影者に常に明確に認識させることができ
る。
【0030】本発明の請求項10によるカメラは、上記
設定手段による撮影モードの設定が、ストロボを使用し
ないモード、例えば、遠景モードまたはTVモード、の
場合には、ストロボがプッシュダウンの状態にあるのを
ストロボ状態検出手段により検出されても撮影マーク、
例えば、遠景モードまたはTVモード、の表示を解除し
ないで継続して撮影マークを表示状態におく。このよう
な構成により、撮影者が撮影モードの確認時に、表示部
の表示により、撮影モードを示す撮影マークを常に認識
することができ、併せてストロボがプッシュダウンされ
ていて、ストロボ装置が発光しない旨を、認識すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、実施の形態に基づき、図面
を参照して本発明のカメラを詳細に説明する。図1〜図
3は、本発明に係る第1の実施の形態および第2の実施
の形態に共通のカメラの要部の構成を示している。図1
は、カメラの主要な構成を模式的に示すブロック図、図
2は、カメラの撮影モード切換え操作時の動作を説明す
るためのフローチャート、図3は、ストロボの動作モー
ド切換え操作時の動作を説明するためのフローチャー
ト、そして図4は、第1の実施の形態における撮影時の
カメラの動作の概要を示すフローチャート、図5は、第
2の実施の形態における撮影時のカメラの動作の概要を
示すフローチャートである。
【0032】図1に示すカメラは、複数のスイッチSW
1〜SW6、CPU(中央制御装置:Central Processi
ng Unit )1、AF(オートフォーカス:Automatic Fo
cussing )回路2、測光回路3、LCD(液晶ディスプ
レイ:Liquid Crystal Display)4、シャッタ制御回路
5、給送制御回路6、鏡胴制御回路7およびストロボ装
置8を具備している。複数のスイッチSW1〜SW6
は、それぞれ電源スイッチSW1、第1のレリーズスイ
ッチSW2、第2のレリーズスイッチSW3、撮影モー
ドスイッチSW4、ストロボモードスイッチSW5およ
びストロボ位置検出スイッチSW6である。
【0033】電源スイッチSW1は、カメラの電源をオ
ン/オフするためのスイッチであり、この電源スイッチ
SW1をオンとすることにより、例えば図示していない
が、撮影レンズを保護するためのレンズバリアが開き、
カメラが撮影可能となる。第1および第2のレリーズス
イッチSW2およびSW3は、図示していない、いわゆ
るシャッタボタン、すなわちレリーズボタンの操作によ
り、オン/オフ動作する。レリーズボタンは、途中まで
押下した状態である半押しおよび完全に押し込んだ状態
である全押しの2段階で動作するように構成されてお
り、第1のレリーズスイッチSW2は、半押しでオンと
なり、第2のレリーズスイッチSW3は、全押しでオン
となる。
【0034】つまり、レリーズボタンを全く押していな
い状態では、第1および第2のレリーズスイッチSW2
およびSW3がともにオフとなっている。レリーズボタ
ンを押圧して、半押し状態とすると、第1のレリーズス
イッチSW2がオンとなるが、第2のレリーズスイッチ
SW3はオフのままである。そしてレリーズボタンを全
押し状態とすると、第1および第2のレリーズスイッチ
SW2およびSW3がともにオンとなる。
【0035】ちなみに、レリーズボタンを半押し状態に
戻すと、第1のレリーズスイッチSW2はオンのまま、
第2のレリーズスイッチSW3のみがオフとなり、レリ
ーズボタンから指を離して、レリーズボタンを完全に解
放すると初期状態に戻り、第1および第2のレリーズス
イッチSW2およびSW3がともにオフとなる。この動
作を確実にするために、一般に、第1および第2のレリ
ーズスイッチSW2およびSW3の動作には、若干ヒス
テリシス特性を持たせ、オフからオンに変化する位置が
オンからオフに変化する位置よりも深い位置となるよう
に設定する。
【0036】撮影モードスイッチSW4は、撮影モード
を設定する設定手段を構成する。この撮影モードスイッ
チSW4は、自己復帰型のスイッチを使用して、オン/
オフ操作を繰り返すことにより、オン操作毎に、オート
フォーカスおよび自動露出で完全な自動制御撮影を行う
AUTO(オート)モード、近距離にいる人物などの被
写体に対し焦点を合せてストロボ装置8を発光させ、次
にストロボ装置8を用いずに遠景に焦点を合せて比較的
長いシャッタ時間で撮影動作するスーパー夜景モード、
ストロボ装置8およびオートフォーカスを用いずに距離
無限大として自動露出撮影を行う遠景モード、そしてテ
レビの画面を撮影するのに好適なシャッタスピードに設
定し、ストロボ装置の発光を禁止して撮影を行うTVモ
ードを逐次切換える。
【0037】ストロボモードスイッチSW5は、自己復
帰型のスイッチを使用して、オン/オフ操作を繰り返す
ことにより、オン操作毎に、ストロボ装置8をフラッシ
ュマチック制御により自動発光させるAUTOモード、
ストロボ装置8の本発光前にストロボ装置8を弱く発光
させて被写体の目が赤く撮影される、いわゆる赤目現象
を防止する赤目モード、被写体光量が不足してストロボ
装置8の発光が要求される場合でもストロボ装置8を発
光させずに撮影を行うストロボ強制オフモードおよび被
写体光量が充分でストロボ装置8の発光が要求されない
場合でもストロボ装置8を発光させて撮影を行うストロ
ボ強制オンモードを逐次切換える。
【0038】なお、これら撮影モードスイッチSW4お
よびストロボモードスイッチSW5による設定は、相互
に関連して撮影モードを決定している。例えば、撮影モ
ードSW4およびストロボモードスイッチSW5がとも
にAUTOモードに設定されている場合は、測光値に応
じて、絞りおよびシャッタ時間の少なくとも一方を可変
制御して適性露出を得るべく制御して撮影を行い、被写
体の光量が不足するときは、ストロボを発光させて、い
わゆるフラッシュマチックストロボ制御により適性露出
を得るべく制御して撮影を行う。
【0039】ストロボモードスイッチSW5によるスト
ロボモードの設定が赤目モードとなっているときには、
測光結果によりストロボ装置8の発光が要求された際に
は、ストロボ装置8の本発光の直前にストロボ装置8を
弱く予備発光させて、赤目現象を防止する。なお、赤目
モード用の補助ストロボを、ストロボ装置8内に設けて
おき、本発光前にそれを発光させるようにしてもよい。
ストロボモードの設定が、ストロボ強制オフモードにな
っている場合には、撮影モードスイッチSW4による撮
影モードの設定にかかわらず、ストロボ装置8を発光さ
せず、測光結果に応じた絞りおよびシャッタ時間にて撮
影を行う。
【0040】ストロボモードの設定が、ストロボ強制オ
ンモードになっている場合には、撮影モードスイッチS
W4による撮影モードの設定にかかわらず、測光結果に
応じた絞りおよびシャッタ時間にて、ストロボ装置8を
補助光として発光させて撮影を行う。撮影モードスイッ
チSW4による撮影モードの設定が、スーパー夜景モー
ドになっているときは、ストロボモードの強制オンモー
ドと同様にストロボ装置8の発光を実行し、測光結果に
応じて夜景らしくアンダ気味に撮影されるような絞りお
よびシャッタ時間に制御して撮影を行う。
【0041】撮影モードの設定が、遠景モードになって
いるときは、同様にストロボ装置8の発光を禁止し、且
つ撮影距離を強制的に無限大として、測光結果に応じた
絞りおよびシャッタ時間に制御して撮影を行う。撮影モ
ードの設定が、TVモードになっているときは、同様に
ストロボ装置8の発光を禁止し、且つ測距結果に応じた
撮影距離とし、テレビ画面の走査スピードに適合させた
所定のシャッタ秒時に制御して撮影を行う。
【0042】なお、タイムモードでは、最初の第2のレ
リーズスイッチSW3のオンに応動してシャッタを開
き、その次の第2のレリーズスイッチSW3のオンに応
動してシャッタを閉じる。また、バルブモードでは、第
2のレリーズスイッチSW3のオンに応動してシャッタ
を開き、第2のレリーズスイッチSW3のオフに応動し
てシャッタを閉じる。ストロボ位置検出スイッチSW6
は、ストロボ状態検出手段を構成し、ストロボ装置8の
図示していない発光部がポップアップ位置にあるとオン
となり、発光部がプッシュダウン位置にあるとオフとな
る。
【0043】AF回路2は、CPU1の指令に応答し
て、アクティブ型、パッシブ型等の在来のオートフォー
カス技術により、被写体距離を測距し、測距情報をCP
U1に入力する。なお、このAF回路2で、被写体の合
焦情報を得て、CPU1に入力する場合もある。測光回
路3は、CPU1の指令に応答して、撮影視野を測光し
被写体照度を検知し、CPU1に入力する。撮影視野に
おける測光感度分布の相違により、中央重点測光、スポ
ット測光、パターン測光、平均測光等があるが、これら
のいずれを用いてもよい。
【0044】LCD4は、表示手段を構成しており、電
源がオンとなっている状態において、CPU1の制御に
基づいて、撮影モード、フィルムコマ番号、ストロボ発
光、バッテリ状態、日付時刻のほか、後述する各種状態
を表示する。シャッタ制御回路5は、CPU1の制御に
応答して、図示していないシャッタ羽根を駆動して、シ
ャッタを開閉させて、最大開口時の絞り制御およびシャ
ッタ時間制御を行う。給送制御回路6は、CPU1の制
御に応答して、図示していないフィルム給送駆動機構に
より、フィルムを巻き上げて1コマずつ撮影位置に進め
る。フィルムの給送情報をCPU1に供給する。
【0045】鏡胴制御回路7は、CPU1の制御に応答
して、図示していない撮影レンズの鏡胴を進退移動制御
する。ストロボ装置8は、CPU1により制御され、発
光部をポップアップさせて、発光可能状態にするととも
に、発光電源としてのメインコンデンサを充電し、前記
メインコンデンサに充電された電力により発光部を所要
のタイミングで発光させる。ストロボ装置8は、発光部
がプッシュダウンされると発光不可能となる。このスト
ロボ装置8の発光部のポップアップおよびプッシュダウ
ンに応じてストロボ状態検出手段としてのストロボ位置
検出スイッチSW6が作動する。また、別途に設けたポ
ップアップスイッチを操作することにより、一旦プッシ
ュダウンしたストロボ装置8の発光部を再びポップアッ
プさせることができる。
【0046】CPU1は、各スイッチSW1〜SW6の
オン/オフ情報、AF回路2の測距情報(および合焦情
報)、測光回路3の測光情報、LCD4の表示情報、シ
ャッタ制御回路5のシャッタ動作情報、給送制御回路6
のフィルム給送情報、鏡胴制御回路7の鏡胴動作情報お
よびストロボ装置8の動作情報を受けて動作し、AF回
路2、測光回路3、LCD4、シャッタ制御回路5、給
送制御回路6、鏡胴制御回路7およびストロボ装置8を
制御駆動する。自動的に露出制御処理をする露出制御手
段は、このCPU1の機能として構成される。
【0047】すなわち、CPU1は、AF回路2により
被写体距離情報を得て鏡胴制御回路7により撮影レンズ
鏡胴を駆動して被写体に対するオートフォーカス制御を
行う。AF回路2により合焦情報が得られる場合は、該
合焦情報をオートフォーカス制御に用いて鏡胴制御回路
7による撮影レンズ鏡胴の駆動制御を行う。またCPU
1は、測光回路3により測光情報を得て、シャッタ制御
回路5により、適性露出を得るための絞り(最大開口絞
り)およびシャッタ時間に従ってシャッタを作動させ
る。さらにCPU1は、測光回路による被写体測光値が
低い場合あるいは撮影モードにより、ストロボ発光が必
要な場合には、ストロボ装置8を駆動して発光させる。
【0048】さらに、CPU1は、電源スイッチSW1
をオンとすることにより、カメラ全体の動作制御を開始
し、オフとすることによりカメラの動作を終了させる。
CPU1は、撮影モードスイッチSW4のオン入力毎
に、AUTOモード、スーパー夜景モード、遠景モード
およびTVモードを逐次切換える。またCPU1は、ス
トロボモードスイッチSW5のオン入力毎に、AUTO
モード、赤目モード、ストロボ強制オフモードおよび強
制オンモードを逐次切換える。
【0049】CPU1は、ストロボ位置検出スイッチS
W6のスイッチ入力により、ストロボ装置8の発光部が
ポップアップ状態にあるか、プッシュダウン状態にある
かを検知する。また、CPU1は、第1および第2のレ
リーズスイッチSW2およびSW3の動作に応じて、各
撮影モードに応じた撮影動作を実行する。CPU1は、
1コマの撮影が完了する毎に給送制御回路6により、撮
影フィルムを駆動して1コマずつ進める。また、CPU
1は、各動作状態の情報をLCD4により表示する。特
に、ストロボ位置検出スイッチSW6によりストロボ装
置8の発光部がプッシュダウン位置に押し下げられたと
きは、LCD4によりストロボ装置8が発光しないこと
を表示することが、本発明の大きな特徴である。
【0050】次に上述のように構成したカメラの動作を
詳細に説明する。カメラは、撮影レンズ鏡胴がカメラ本
体内に収納された状態で保管あるいは携行される。この
ように撮影レンズ鏡胴がカメラ本体内に収納された状態
において、電源スイッチSW1を押すことにより、撮影
レンズ保護用のバリアを開き、続いて、撮影レンズ鏡胴
を待機位置に移動させる。この撮影レンズ鏡胴の移動と
連動してストロボ装置8の発光部がポップアップする。
ストロボ位置検出スイッチSW6は、ストロボ装置8の
発光部が押し下げられたプッシュダウン状態でオフとな
り、ポップアップした状態ではオンとなる。このストロ
ボ位置検出スイッチSW6のオン/オフ動作情報がCP
U1に入力され、CPU1は、ストロボ装置8の発光部
の状態を認識することができる。
【0051】まず、図2のフローチャートを参照して、
撮影モードスイッチSW4による撮影モードの切換え操
作について説明する。撮影モードスイッチSW4がオン
操作される毎に、その都度、CPU1は、図2にフロー
チャートを示すような撮影モード切換え処理を実行す
る。撮影モードスイッチSW4がオン操作されると、C
PU1は、前回の撮影モードがAUTOモードであるか
否かを調べる(ステップS11)。前回の撮影モードが
AUTOモードであれば、撮影モードを次のスーパー夜
景モードに設定し、LCD4に撮影モードがスーパー夜
景モードであることを表示する(ステップS12)。
【0052】ステップS11で、前回の撮影モードがA
UTOモードでないと判定されたときは、前回の撮影モ
ードがスーパー夜景モードであるか否かを調べる(ステ
ップS13)。前回の撮影モードがスーパー夜景モード
であれば、撮影モードを次の遠景モードに設定し、LC
D4に撮影モードが次の遠景モードであることを表示す
る(ステップS14)。ステップS13で、前回の撮影
モードがスーパー夜景モードでないと判定されたとき
は、前回の撮影モードが遠景モードであるか否かを調べ
る(ステップS15)。前回の撮影モードが遠景モード
であれば、撮影モードをTVモードに設定し、LCD4
に撮影モードがTVモードであることを表示する(ステ
ップS16)。ステップS15で、前回の撮影モードが
遠景モードでないと判定されたときは、撮影モードをA
UTOモードに設定し、LCD4に撮影モードがAUT
Oモードであることを表示する(ステップS17)。
【0053】次に、図3のフローチャートを参照して、
ストロボモードスイッチSW5によるストロボモードの
切換え操作について説明する。ストロボモードスイッチ
SW5がオン操作される毎に、その都度、CPU1は、
図3にフローチャートを示すようなストロボモード切換
え処理を実行する。ストロボモードスイッチSW5がオ
ン操作されると、CPU1は、前回のストロボモードが
AUTOモードであるか否かを調べる(ステップS2
1)。前回のストロボモードがAUTOモードであれ
ば、ストロボモードを次の赤目モードに設定し、LCD
4にストロボモードが赤目モードであることを表示する
(ステップS22)。
【0054】ステップS21で、前回のストロボモード
がAUTOモードでないと判定されたときは、前回のス
トロボモードが赤目モードであるか否かを調べる(ステ
ップS23)。前回のストロボモードが赤目モードであ
れば、ストロボモードを強制オフモードに設定し、LC
D4にストロボモードが強制オフモードであることを表
示する(ステップS24)。ステップS23で、前回の
ストロボモードが赤目モードでないと判定されたとき
は、前回のストロボモードが強制オフモードであるか否
かを調べる(ステップS25)。前回のストロボモード
が強制オフモードであれば、ストロボモードを強制オン
モードに設定し、LCD4にストロボモードが強制オン
モードであることを表示する(ステップS26)。
【0055】ステップS25で、前回のストロボモード
が強制オフモードでないと判定されたときは、ストロボ
モードをAUTOモードに設定し、LCD4にストロボ
モードがAUTOモードであることを表示する(ステッ
プS27)。上述のようにして撮影モードスイッチSW
4による撮影モードの切換え操作およびストロボモード
スイッチSW5によるストロボモードの切換え操作が行
われる。
【0056】次に、第1の実施の形態に係るカメラにつ
いて、図4のフローチャートを参照して、第1および第
2のレリーズスイッチSW2およびSW3の操作に基づ
く撮影動作について説明する。レリーズボタンを途中ま
で押下して半押し状態とすると、第1のレリーズスイッ
チSW2がオンとなって、図4に示すフローチャートに
従ったレリーズオン処理がスタートする。レリーズボタ
ンが半押しされて、第1のレリーズスイッチSW2がオ
ンとなると、まず、CPU1は、ストロボ位置検出スイ
ッチSW6の状態を調べ、ストロボ装置8の発光部が押
し下げられているか否かを検出する(ステップS3
1)。
【0057】ストロボ装置8の発光部が押し下げられて
おり、ストロボ位置検出スイッチSW6がオフとなって
いて、ストロボ装置8が使用不可能となっている場合
は、CPU1は、LCD4の表示を変更し、その時点で
表示されている前回のモード表示を消して、ストロボモ
ードが強制オフモードであることを示す強制オフマーク
をLCD4に表示させる(ステップS32)。このとき
同時にCPU1は、ストロボ強制オフモードに従った制
御モードに設定する。
【0058】ストロボ装置8の発光部が押し下げられて
おらず、ポップアップしている場合には、ストロボ位置
検出スイッチSW6はオンとなっていて、ストロボ装置
8が使用可能であるときには、ステップS32のLCD
4の表示変更処理はスキップされる。したがって、その
場合は、LCD4の表示およびCPU1の制御モード
は、従前のまま、すなわち前回と同様となる。その後、
CPU1は、AF回路2によるオートフォーカス処理
(ステップS33)および測光回路3による測光処理
(ステップS34)を行い、これらにより得られる測距
情報等のオートフォーカス情報および測光情報、並びに
設定されている制御モード情報に基づいて露出演算を行
う(ステップS35)。このステップS35の露出演算
により、例えばシャッタ時間等の露出制御情報が算出さ
れる。
【0059】なお、ストロボ装置8の発光部がプッシュ
ダウンされている場合の制御モード情報は、ストロボ強
制オフモードに従った制御モードとなる。露出制御情報
が算出された時点で、露出制御情報およびストロボモー
ド情報に基づきストロボ装置8を使用するか否かを判定
する(ステップS36)。ステップS36においては、
露出演算の結果ストロボ装置8の使用が要求され、スト
ロボモードが強制オフモードでないとき、またはストロ
ボモードが強制オンモードであるときは、ストロボ装置
8を使用すると判定する。露出演算の結果ストロボ装置
8の使用が要求されておらず、ストロボモードが強制オ
ンモードでもないとき、またはストロボモードが強制オ
フモードであるときは、ストロボ装置8を使用しないと
判定する。ステップS36でストロボ装置を使用すると
判定された場合は、ストロボ装置8の充電を行う(ステ
ップS37)。
【0060】ステップS36でストロボ装置を使用しな
いと判定された場合には、ステップS37をスキップす
る。そして、レリーズボタンがさらに押し込まれるか、
レリーズボタンが半押し状態から解放されるかの検出待
ち、すなわち第2のレリーズスイッチSW3がオンとさ
れるか(ステップS38)、または第2のレリーズスイ
ッチSW3がオンとされずに第1のレリーズスイッチS
W2がオフとされるか(ステップS44)の検出待ちと
なる。
【0061】まず、レリーズボタンがさらに押し込まれ
るか、すなわち第2のレリーズスイッチSW3がオンと
されるか否かが判定される(ステップS38)。レリー
ズボタンがさらに押下され、第2のレリーズスイッチS
W3がオンとされた場合には、撮影動作に入る。CPU
1は、AF回路2で得たオートフォーカス情報に基づい
て、撮影レンズの繰り出し量を算出して、鏡胴制御回路
7を介して鏡胴制御を行って撮影レンズの鏡胴位置を合
焦状態に設定する(ステップS39)。
【0062】次にCPU1は、先に測光回路3から得た
測光情報に基づいて算出した露出時間、すなわちシャッ
タ時間に従って、シャッタ制御回路5を動作させてシャ
ッタを開閉動作させる(ステップS40)。このステッ
プS40のシャッタ動作により、設定されたシャッタ時
間での露光が行われ1コマ分の撮影が行われる。ストロ
ボ装置8が使用される場合には、このステップS40の
シャッタ動作に同期してストロボ装置8が駆動されて発
光する。ステップS40での撮影後、CPU1は、鏡胴
制御回路7を介して撮影レンズ鏡胴を待機位置に戻して
から(ステップS41)、給送制御回路6を介してフィ
ルム給送を行って、1コマ分フィルムを巻き上げる(ス
テップS42)。
【0063】以上の撮影動作が終了した後に、CPU1
は、LCD4の表示が、第1のレリーズスイッチSW2
をオンとした後に変更されているときは、変更する前の
撮影モードの表示に戻し(ステップS43)、処理を終
了する。すなわちステップS43においては、ストロボ
装置8の発光部のプッシュダウンによりストロボ強制オ
フマークが表示されている場合には、ストロボ強制オフ
マークの表示を解除して、第1のレリーズスイッチSW
2をオンとする前の撮影モードの表示に戻す。
【0064】また、ステップS38において、第2のレ
リーズスイッチSW3がオンとされない場合は、第1の
レリーズスイッチSW2がオフとされたか否かを判定し
(ステップS44)、第1のレリーズスイッチSW2が
オフとされない場合には、ステップS38に戻って、第
2のレリーズスイッチSW3のオンまたは第1のレリー
ズスイッチSW2のオフを待つ。ステップS44におい
て、レリーズボタンが解放され、第1のレリーズスイッ
チSW2のオフが検出された場合には、CPU1は、撮
影動作を解除し、撮影動作終了後と同様にLCD4の表
示を第1のレリーズスイッチSW2をオンとする前の撮
影モード表示に戻し、ストロボ強制オフマークの表示を
解除して(ステップS45)、処理を終了する。
【0065】このように撮影操作の終了後に、LCD4
の表示状況を初期状態に戻すようにしているので、直前
の撮影時の状態にかかわらず、ストロボ装置8の発光部
をポップアップさせるなど、新たに所望に応じた撮影モ
ード等の条件を設定して撮影することができる。このよ
うにして、ストロボ装置8の発光部を押し下げることに
より、ストロボモードが強制オフモードに設定され、そ
れを明確に表示することができるので、撮影ミスが少な
く、煩わしい確認作業の必要もなく、安心して撮影操作
を行うことができる。
【0066】次に、本発明の第2の実施の形態に係るカ
メラについて、図5のフローチャートを参照して、第1
および第2のレリーズスイッチSW2およびSW3の操
作に基づく撮影動作について説明する。レリーズボタン
を途中まで押下して半押し状態とすると、第1のレリー
ズスイッチSW2がオンとなって、図5に示すフローチ
ャートに従ったレリーズオン処理がスタートする。レリ
ーズボタンが半押しされて、第1のレリーズスイッチS
W2がオンとなると、まず、CPU1は、ストロボ位置
検出スイッチSW6の状態を調べ、ストロボ装置8の発
光部が押し下げられているか否かを検出する(ステップ
S51)。
【0067】ストロボ装置8の発光部が押し下げられて
おり、ストロボ位置検出スイッチSW6がオフとなって
いて、ストロボ装置8が使用不可能となっている場合
は、CPU1は、LCD4の表示を変更し、その時点で
表示されている前回のモード表示を消して、ストロボモ
ードが強制オフモードであることを示す強制オフマーク
をLCD4に表示させる(ステップS53)。このとき
同時にCPU1は、ストロボ強制オフモードに従った制
御モードに設定する。
【0068】ストロボ装置8の発光部が押し下げられて
おらず、ポップアップしている場合には、ストロボ位置
検出スイッチSW6はオンとなっていて、ストロボ装置
8が使用可能であるときには、ステップS52のモード
判別処理およびステップS53のLCD4の表示変更処
理はスキップされる。したがって、その場合は、LCD
4の表示およびCPU1の制御モードは、従前のまま、
すなわち前回と同様となる。
【0069】一方、ステップS52において、撮影モー
ドが遠景モードまたはTVモードであると判別されたと
きは、CPU1は、ストロボ装置8の発光部が押し下げ
られており、ストロボ位置検出スイッチSW6はオフと
なっていてストロボ装置8が使用不可能であるのである
が、ステップS53のLCDの表示変更処理はスキップ
される。従って、その場合は、LCD4の表示は、遠景
モードまたはTVモードであることを、引続き、表示す
ることとなる。
【0070】その後、CPU1は、AF回路2によるオ
ートフォーカス処理(ステップS54)および測光回路
3による測光処理(ステップS55)を行い、これらに
より得られる測距情報等のオートフォーカス情報および
測光情報、並びに設定されている制御モード情報に基づ
いて露出演算を行う(ステップS56)。このステップ
S56の露出演算により、例えばシャッタ時間等の露出
制御情報が算出される。
【0071】露出制御情報が算出された時点で、露出制
御情報およびストロボモード情報に基づきストロボ装置
8を使用するか否かを判定する(ステップS57)。ス
テップS57においては、露出演算の結果ストロボ装置
8の使用が要求され、ストロボモードが強制オフモード
でないとき、またはストロボモードが強制オンモードで
あるときは、ストロボ装置8を使用すると判定する。露
出演算の結果ストロボ装置8の使用が要求されておら
ず、ストロボモードが強制オンモードでもないとき、ま
たはストロボモードが強制オフモードであるときは、ス
トロボ装置8を使用しないと判定する。ステップS57
でストロボ装置を使用すると判定された場合は、ストロ
ボ装置8の充電を行う(ステップS58)。
【0072】ステップS57でストロボ装置を使用しな
いと判定された場合には、ステップS58をスキップす
る。そして、レリーズボタンがさらに押し込まれるか、
レリーズボタンが半押し状態から解放されるかの検出待
ち、すなわち第2のレリーズスイッチSW3がオンとさ
れるか(ステップS59)、または第2のレリーズスイ
ッチSW3がオンとされずに第1のレリーズスイッチS
W2がオフとされるか(ステップS66)の検出待ちと
なる。
【0073】まず、レリーズボタンがさらに押し込まれ
たか、すなわち第2のレリーズスイッチSW3がオンと
されるか否かが判定される(ステップS59)。レリー
ズボタンがさらに押下され、第2のレリーズスイッチS
W3がオンとされた場合には、撮影動作に入る。CPU
1は、AF回路2で得たオートフォーカス情報に基づい
て、撮影レンズの繰り出し量を算出して、鏡胴制御回路
7を介して鏡胴制御を行って撮影レンズの鏡胴位置を合
焦状態に設定する(ステップS60)。次にCPU1
は、先に測光回路3から得た測光情報に基づいて算出し
た露出時間、すなわちシャッタ時間に従って、シャッタ
制御回路5を動作させてシャッタを開閉動作させる(ス
テップS61)。このステップS61のシャッタ動作に
より、設定されたシャッタ時間での露光が行われ1コマ
分の撮影が行われる。
【0074】ストロボ装置8が使用される場合には、こ
のステップS61のシャッタ動作に同期してストロボ装
置8が駆動されて発光する。ステップS61での撮影
後、CPU1は、鏡胴制御回路7を介して撮影レンズ鏡
胴を待機位置に戻してから(ステップS62)、給送制
御回路6を介してフィルム給送を行って、1コマ分フィ
ルムを巻き上げる(ステップS63)。以上の撮影動作
が終了した後に、CPU1は、現在設定されている撮影
モードが、遠景モードまたはTVモードであるのか、そ
れともそれ以外のモードであるのかを判別する。
【0075】もし、遠景モードまたはTVモードに設定
されている場合には、LCD4には、遠景モードまたは
TVモードである旨の表示が示される。一方、撮影モー
ドが遠景モードまたはTVモード以外である場合には、
LCD4の表示が、前の撮影モードの表示に戻され(ス
テップS65)、処理を終了する。すなわちステップS
65においては、ストロボ装置8の発光部のプッシュダ
ウンによりストロボ強制オフマークが表示されている場
合には、ストロボ強制オフマークの表示を解除して、第
1のレリーズスイッチSW2をオンとする前の撮影モー
ドの表示に戻す。
【0076】また、ステップS59において、第2のレ
リーズスイッチSW3がオンとされない場合は、第1の
レリーズスイッチSW2がオフとされたか否かを判定し
(ステップS66)、第1のレリーズスイッチSW2が
オフとされない場合には、ステップS59に戻って、第
2のレリーズスイッチSW3のオンまたは第1のレリー
ズスイッチSW2のオフを待つ。ステップS66におい
て、レリーズボタンが解放され、第1のレリーズスイッ
チSW2のオフが検出された場合には、CPU1は、撮
影動作を解除し、撮影モードが遠景モードまたはTVモ
ードか、それ以外のモードかを判別し、前者、すなわ
ち、遠景モードまたはTVモードであるときは、スキッ
プS68のLCD表示変更の処理はスキップし、その時
の撮影モードである遠景モードまたはTVモードである
旨をLCD4に表示したままの状態となる。
【0077】一方、撮影モードが遠景モードまたはTV
モード以外のモードに設定されているときは、CPU1
は、撮影動作終了後と同様にLCD4の表示を第1のレ
リーズスイッチSW2をオンとする前の撮影モード表示
に戻し、ストロボ強制オフマークの表示を解除して(ス
テップS68)、処理を終了する。
【0078】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、発
光部がポップアップすると発光可能なポップアップ状態
となり、該発光部が押し下げられると発光不可能なプッ
シュダウン状態となるストロボ装置の前記発光部がポッ
プアップ状態かプッシュダウン状態かをストロボ状態検
出部で検出し、プッシュダウン状態が検出されると前記
ストロボ装置が発光しない旨を表示部に表示することに
より、撮影者の意図の如何にかかわらず、ポップアップ
式のストロボ装置の発光部が押し下げられていることを
撮影者に明示して、ストロボ装置が発光しない撮影モー
ドであることの認識を撮影者に促し、ストロボ装置の状
態を明確に認識させて、撮影ミスを効果的に回避し得る
カメラを提供することができる。
【0079】また、本発明の請求項2のカメラによれ
ば、表示部が液晶ディスプレイを含むようにして、スト
ロボ状態を液晶ディスプレイに表示させて、ストロボ状
態を視覚的に明確に認識させることができる。
【0080】さらに、本発明の請求項3のカメラによれ
ば、それぞれ異なる撮影条件に対応する撮影モードを所
望に応じて設定する設定部を有し、発光部がポップアッ
プすると発光可能なポップアップ状態となり、該発光部
が押し下げられると発光不可能なプッシュダウン状態と
なるストロボ装置の前記発光部がポップアップ状態かプ
ッシュダウン状態かをストロボ状態検出部で検出し、前
記撮影モードの設定状態に対応する撮影マークととも
に、前記プッシュダウン状態が検出されると、前記撮影
マークの表示を解除し、ストロボ装置を使用しない旨を
示す撮影マークを表示部に表示することにより、撮影者
が撮影モードの確認時に、前記表示部の表示により、ス
トロボ装置の状態を同時に把握することができ、撮影者
に撮影モードとストロボ装置を関連付けて認識させるこ
とができる。
【0081】本発明の請求項4のカメラによれば、表示
部の撮影マークの表示に対応する撮影モードにて自動的
に露出制御をする露出制御部を設けることにより、自動
露出制御機能を有して、しかも自動露出制御を含む撮影
モードとストロボ装置の状態とを撮影者に同時に認識さ
せることができる。本発明の請求項5のカメラによれ
ば、設定部および露出制御部が、長時間シャッタを開放
する長秒時撮影モードによる撮影を行う機能を有するこ
とにより、特に、長秒時撮影モードを含む撮影モードと
ストロボ装置の状態とを表示部に表示させて撮影者に認
識させることができる。
【0082】本発明の請求項6のカメラによれば、表示
手段が、ポップアップした発光部を押し下げてプッシュ
ダウン状態とし、さらにレリーズスイッチを途中まで操
作した中間操作状態で初めてストロボ装置を使用しない
旨の表示をすることを特徴とすることにより、撮影者が
撮影操作を開始するまでストロボ装置の状態の表示を行
わず、撮影操作を開始した時点でストロボ装置の状態を
撮影者に認識させて、現実の撮影状況に即してストロボ
装置の状態を撮影者に認識させることができる。
【0083】本発明の請求項7のカメラによれば、撮影
動作をする前にレリーズスイッチを開放したときは、発
光部がプッシュダウン状態にあることが検出されていて
も、表示部におけるストロボ装置を使用しない旨の表示
を解除することにより、撮影者が撮影操作を開始してス
トロボ装置の状態を認識した後に、撮影操作を中断する
と、表示部の表示を初期の状態に戻し、撮影モード等の
条件を変更することを可能とする。
【0084】本発明の請求項8のカメラによれば、撮影
動作を終了したときは、発光部がプッシュダウン状態に
あることが検出されていても、表示部におけるストロボ
装置を使用しない旨の表示を解除することにより、一連
の撮影動作が終了した時点で、表示状況を初期状態に戻
すようにして、所望に応じた新たな撮影モード等の条件
にて撮影することを可能とする。本発明の請求項9のカ
メラによれば、ストロボ装置の発光部がカメラの電源ス
イッチに連動してポップアップすることにより、電源ス
イッチに連動してポップアップする発光部を有するスト
ロボ装置の状態を、撮影者に失念させることなく常に明
確に認識させることができる。
【0085】さらに、本発明の請求項10のカメラによ
れば、それぞれ異なる撮影条件に対応する撮影モードを
所望に応じて設定する設定手段を有し、発光部がポップ
アップすると発光可能なポップアップ状態となり、該発
光部が押し下げられると発光不可能なプッシュダウン状
態となるストロボ装置の前記発光部がポップアップ状態
かプッシュダウン状態かをストロボ状態検出部で検出
し、特に、撮影モードがストロボを使用しないモード、
例えば、遠景モードまたはTVモードに設定されている
場合には、前記撮影モードの設定状態に対応する撮影マ
ークを表示し、前記プッシュダウン状態が検出されて
も、前記撮影マークの表示を解除しないようにしたの
で、ストロボを本来使用しないモードであるから、スト
ロボ強制オフの表示をせずに、撮影モードだけを撮影者
に認識させることができ、違和感を感じさせない、とい
う利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態に係るカメラの要部
の構成を模式的に示すブロック図である。
【図2】図1のカメラの撮影モードスイッチ操作時の処
理動作の一例を示すフローチャートである。
【図3】図1のカメラのストロボの動作モードスイッチ
切換え操作時の処理動作の一例を示すフローチャートで
ある。
【図4】本発明の第1の実施の形態に係るカメラのレリ
ーズボタン操作による撮影処理動作の一例を示すフロー
チャートである。
【図5】本発明の第2の実施の形態に係るカメラのレリ
ーズボタン操作による撮影処理動作の一例を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU(中央処理装置) 2 AF(オートフォーカス)回路 3 測光回路 4 LCD(液晶ディスプレイ) 5 シャッタ制御回路 6 給送制御回路 7 鏡胴制御回路 8 ストロボ装置 SW1 電源スイッチ SW2 第1のレリーズスイッチ SW3 第2のレリーズスイッチ SW4 撮影モードスイッチ SW5 ストロボモードスイッチ SW6 ストロボ位置検出スイッチ

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発光部がポップアップすると発光可能な
    ポップアップ状態となり、該発光部が押し下げられると
    発光不可能なプッシュダウン状態となるストロボ装置
    と、 前記ストロボ装置の前記発光部がポップアップ状態かプ
    ッシュダウン状態かを検出するストロボ状態検出手段
    と、 前記ストロボ状態検出手段によりプッシュダウン状態が
    検出されると前記ストロボ装置が発光しない旨を表示す
    る表示手段とを具備することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 表示手段は、液晶ディスプレイを含むこ
    とを特徴とする請求項1に記載のカメラ。
  3. 【請求項3】 それぞれ異なる撮影条件に対応する撮影
    モードを所望に応じて設定する設定手段と、 発光部がポップアップすると発光可能なポップアップ状
    態となり、該発光部が押し下げられると発光不可能なプ
    ッシュダウン状態となるストロボ装置と、 前記ストロボ装置の前記発光部がポップアップ状態かプ
    ッシュダウン状態かを検出するストロボ状態検出手段
    と、 前記設定手段による撮影モードの設定状態に対応する撮
    影マークを表示するとともに、前記検出手段によりプッ
    シュダウン状態が検出されると、前記撮影マークの表示
    を解除し、ストロボ装置を使用しない旨を示す撮影マー
    クを表示する表示手段とを具備することを特徴とするカ
    メラ。
  4. 【請求項4】 表示手段における撮影マークの表示に対
    応する撮影モードにて自動的に露出制御をする露出制御
    手段をさらに具備することを特徴とする請求項3に記載
    のカメラ。
  5. 【請求項5】 設定手段および露出制御手段は、長時間
    シャッタを開放する長秒時撮影モードによる撮影を行う
    ための手段を含むことを特徴とする請求項3または4に
    記載のカメラ。
  6. 【請求項6】 表示手段は、ポップアップした発光部を
    押し下げてプッシュダウン状態とし、さらにレリーズス
    イッチを途中まで操作した中間操作状態で初めてストロ
    ボ装置を使用しない旨の表示をする手段を含むことを特
    徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載のカ
    メラ。
  7. 【請求項7】 表示手段は、撮影動作をする前にレリー
    ズスイッチを開放したときは、検出手段により発光部が
    プッシュダウン状態にあることが検出されていてもスト
    ロボ装置を使用しない旨の表示を解除する手段を含むこ
    とを特徴とする請求項6に記載のカメラ。
  8. 【請求項8】 表示手段は、撮影動作を終了したとき
    は、検出手段により発光部がプッシュダウン状態にある
    ことが検出されていてもストロボ装置を使用しない旨の
    表示を解除する手段を含むことを特徴とする請求項6ま
    たは7に記載のカメラ。
  9. 【請求項9】 ストロボ装置は、発光部がカメラの電源
    スイッチに連動してポップアップすることを特徴とする
    請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載のカメラ。
  10. 【請求項10】 表示手段は、設定手段による撮影モー
    ドの設定手段がストロボを使用しないモードの場合は、
    前記ストロボ状態検出手段によりプッシュダウン状態が
    検出されても前記撮影マークの表示を解除しないことを
    特徴とする請求項3に記載のカメラ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7283736B2 (en) 2004-01-15 2007-10-16 Ricoh Company, Ltd. Imaging apparatus and imaging method

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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