JPH10319273A - 光ファイバコネクタ - Google Patents

光ファイバコネクタ

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JPH10319273A
JPH10319273A JP13143197A JP13143197A JPH10319273A JP H10319273 A JPH10319273 A JP H10319273A JP 13143197 A JP13143197 A JP 13143197A JP 13143197 A JP13143197 A JP 13143197A JP H10319273 A JPH10319273 A JP H10319273A
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JP
Japan
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optical fiber
hollow cylinder
housing
fiber connector
stop cylinder
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Application number
JP13143197A
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English (en)
Inventor
Shimizu Yokoi
井 清 水 横
Yoshiro Takamatsu
松 善 郎 高
Kazufumi Tabata
畑 和 文 田
Teruhiko Sasaki
々 木 照 彦 佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Application filed by Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd filed Critical Nippon Steel Welding and Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2心光ファイバコネクタの光ファイバコ−ド
引出し部分の処理を単純化。コネクタ組立時の作業性の
向上。光ファイバの破損の防止。 【構成】 1箇所のケ−ブル引込口(1)を備える中空の
基体部(3a,3b)に、x方向に突出する複数個nの中空筒
(2h,2m)を取付け1個のハウジグング(3)とする。中空筒
(2h,2m)及びハウジング(3)を高さ中心線を含むxy平面
で2分割する。ケ−ブル引込口(1),基体部(3a,3b),中
空筒(2h,2m)を経て導入した光ファイバコ−ド(8h,8m)の
各先端を複数個nのフェル−ル(7h,7m)に接続する。フ
ェル−ル(7h,7m)を基体部(3a,3b)に接近する−x方向に
は移動可に支持しそれとは逆の+x方向の移動は拘止す
る様に、+x方向の力を与える複数個nのばね部材(9a,
9b)を介して各中空筒(2h,2m)の先端部に係合する。複数
個nのプラグフレ−ム(6a,6b)を各中空筒(2h,2m)に嵌め
込む。ハウジグング(3)に接続したつまみ(14)でプラグ
フレ−ム(6a,6b)を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光ファイバケ−ブ
ルコネクタの、特にSC2心光ファイバケ−ブルコネク
タに関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、すでに光ファイバコネクタ
に関し、特願平3−165526号,特願平3−165
527号,特願平3−165528号,特願平3−30
7414号,特願平4−126430号、および特願平
7−233635号を提示している。
【0003】光ファイバコネクタは、LAN等に使用す
るために入力用と出力用の2個を組にして使用されるこ
とが多い。この様な目的に使用される2心光ファイバコ
ネクタの一つに、SC2心光ファイバコネクタがある。
SC2心光ファイバコネクタは、SC単心光ファイバコ
ネクタ(JIS C 5973「F04形単心光ファイバコネク
タ」に準拠)を単純に2個連結して形成されている。
【0004】図14に、SC単心光ファイバコネクタの
拡大断面を示す。この光ファイバコネクタは、主に中長
距離の光伝送回線に用いる石英系マルチモード光ファイ
バ,多成分系マルチモード光ファイバ及び石英系シング
ルモード光ファイバに適合する単心光ケ−ブルコネクタ
である。
【0005】光ファイバコ−ド8の光ファイバ素線(コ
ア+クラッド)8aがフェル−ル7を貫通しており、か
つフェル−ル7に固着されている。素線8aとその合成
樹脂被覆を含む心線8bもフェル−ル7に固着されてい
る。フェル−ル7はプラグフレ−ム6の内フランジ6e
の中心穴を貫通し、フエル−ル7の外フランジ7aが内
フランジ6eに当ることにより、フェル−ル7の右方へ
の移動が阻止される。プラグフレ−ム6の内フランジ6
eは、先端(図示右端)開口と後端(図示左端)開口の
略中間にある。後端開口にはストップシリンダ2の先端
が進入しており、この先端で押された圧縮コイルスプリ
ング9が、フェル−ル7を右方に押し、これによりフエ
ル−ル7の外フランジ7aが内フランジ6eに押し付け
られ、フェル−ル7には常時右方への弾発力が付与され
ている。
【0006】ストップシリンダ2の外周面には、筒の外
周に設けた鍔状の突起を互いに平行な溝で切り欠いて作
った半月状の抜け止め突起4a,4bが形成されてお
り、それぞれがプラグフレ−ム6のスリット状の穴16
a,16bに進入している。これによりストップシリン
ダ2はプラグフレ−ム6と1体に結合している。ストッ
プシリンダ2の後端部はコ−ドブッシュとなり、全体と
してストップシリンダ付コ−ドブッシュ11を形成して
いる。ストップシリンダ付コ−ドブッシュ11にはフレ
キシブル管12の先端が挿入されネジ17でコ−ドブッ
シュ11に固着されている。フレキシブル管12の後端
はコ−ドブッシュ19の一端に挿入されてネジ18で固
定されており、コ−ドブッシュ19の他端には光ファイ
バケ−ブル8が挿入され、その樹脂製外被8cが固着さ
れている。光ファイバ心線8bはフレキシブル管12の
内部を通過しフェル−ル7に達している。プラグフレ−
ム6の側周面を、合成樹脂製のつまみ10が覆ってい
る。プラグフレ−ム6の突起6f,6gがつまみ10の
穴に進入し、これによりつまみ10はプラグフレ−ム6
と1体に結合している。
【0007】この形式の光ファイバコネクタを組立てる
時は、まずストップシリンダ付コ−ドブッシュ11にフ
レキシブル管12を挿入固着し、フレキシブル管12の
他端にコ−ドブッシュ19を接続しておく。光ファイバ
コ−ドの心線8bをフレキシブル管12,ストップシリ
ンダ付コ−ドブッシュ11及び圧縮コイルスプリング9
の順序でくぐり通す。そして光ファイバ素心8bを取出
しフェル−ル7に挿入し接着固着し、固着後光ファイバ
素心端面を含むフェル−ル端面を研磨仕上げする。圧縮
コイルスプリング9をストップシリンダ2に収めフェル
−ル7をプラグフレ−ム6によりストップシリンダ2に
取り付ける。ストップシリンダ2につまみ10に挿入
し、光ファイバの外被8cをコ−ドブッシュ19に接続
し、光ファイバコネクタの組立が完成する。
【0008】この様なSC単心光ファイバコネクタ2個
を2個並列に連結してSC型2心光ファイバコネクタを
形成する。すなわち2個のSC単心光ファイバコネクタ
のストップシリンダ2の後端部を接続するコ−ドブッシ
ュを2連化してSC型2心光ファイバコネクタとしてい
る。
【0009】SC型2心光ファイバコネクタにはF型及
びH型の呼ばれる2種類がある。即ちストップシリンダ
2に設けた一対の抜け止め突起4a,4bがストップシ
リンダ2の側面に対向し、一対の回り止め突起5a,5
b(図示せず)がストップシリンダ2の上下面に対向し
て取付けられるのがF型であり、逆にストップシリンダ
2に設けた一対の回り止め突起5a,5b(図示せず)
がストップシリンダ2の側面に対向し、一対の抜け止め
突起4a,4bがストップシリンダ2の上下面に対向し
て取付けられるのがH型と呼称されている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従来使用してきたSC
2心光ファイバコネクタは、単心SC光ファイバコネク
タを単純に2個連結した形状であるから、上記の様に2
連化したコ−ドブッシュの後方からは各々1本、計2本
の光ファイバコ−ドが引出される。光ファイバコネクか
ら別々に引出された2本の光ファイバコ−ドの処理は複
雑であり、また2本の光ファイバコ−ドを機械的に保護
するためのフレキシブル管による被覆手段を施す場合に
は、各フレキシブル管から2分岐継ぎ具を通してメイン
フレキシブル管に接続するので作業工数が大となり、材
料費もかさむ。
【0011】また光ファイバコネクタを組立てる際に、
心線8bをフレキシブル管12,ストップシリンダ付コ
−ドブッシュ11,ストップシリンダ2及び圧縮コイル
スプリング9の順序でくぐり通す。そしてこれら部品を
後退させた状態で光ファイバ素心にフェル−ル7を接着
し、端面を研磨仕上げする。これらの部品を通すのを忘
れたり、あるいは後退させた部品が多いので重量がかさ
み、作業時に光ファイバを破損する可能性がある。また
作業空間の制約上、使用する機器によっては研磨作業を
行なうことが不可能な場合も発生する。
【0012】光ファイバコネクタを組立てる際に、前述
のF型とH型の設定方向を迷い不適正に光ファイバコネ
クタを組立ててしまうことがある。
【0013】本願の各発明は、SC2心光ファイバコネ
クタの光ファイバコ−ド引出し部分の処理を単純化する
ことを第1の目的とし、コネクタ組立時の作業性の向上
を第2の目的とし、光ファイバの破損を防止することを
第3の目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
(1)本願の光ファイバコネクタ(210,220)は、光ファ
イバケ−ブル(12)を挿入したケ−ブル引込口(1)を有す
る中空の基体部(3a,3b)と、基体部(3a,3b)に連続しそれ
よりx方向に突出する互に平行な複数個nの中空筒(2h,
2m)を有するハウジング(3);該ハウンジング(3)内に引
込まれた光ファイバケ−ブル(12)の、それぞれが各中空
筒(2h,2m)の内空間を通った光ファイバコ−ド(8h,8m)の
先端に、それぞれが固着された複数個nのフェル−ル(7
h,7m);各フェル−ル(7h,7m)を、基体部(3a,3b)に接近
する−x方向には移動可に支持しそれとは逆の+x方向
の移動は拘止する、それぞれが各中空筒(2h,2m)の先端
部に係合した複数個nのプラグフレ−ム(6a,6b);およ
び、それぞれが各フェル−ル(7h,7m)に、+x方向の力
を与える複数個nのばね部材(9a,9b);を備える。
【0015】これによれば光ファイバケ−ブル引出口
(1)が1箇所である中空の基体部(3a,3b)に、x方向に突
出する互に平行な複数個nの中空筒(2h,2m)を有するハ
ウジング(3)を取り着ける。各々の中空筒(2m,2h)の先端
に複数個nのフェル−ル(7m,7h)及び複数個nのばね部
材(9a,9b)を配置し、ばね部材(9a,9b)により各フェル−
ル(7h,7m)に+x方向の力を与える。各フェル−ル(7h,7
m)を含む中空筒(2m,2h)に複数個nのプラグフレ−ム(6
m,6h)を被せる(覆接する)。すなわち、フェル−ル(7
m,7h)を基体部(3a,3b)に接近する−x方向には移動可に
支持し、それとは逆の+x方向の移動は拘止する様にプ
ラグフレ−ム(6m,6h)により挾み込む。各フェル−ル(7
h,7m)に接続した光ファイバコ−ド(8m,8h)は、各中空筒
(2h,2m)及びハウジング(3)の内空間を経由し、1箇所の
ケ−ブル引出口(1)より光ファイバケ−ブル(12)として
引出す。即ち光ファイバケ−ブル(12)の引出口に於ける
処理が従来の2箇所から1箇所に減少するので、引出口
での処理が単純化される。
【0016】なお、カッコ内の記号等は、図面に示し後
述する各発明の実施例の対応要素等を示すものである。
【0017】
【発明の実施の形態】
(2)前記ハウジング(3)は、中空筒(2h,2m)の中心線を
含むxy平面にて接合した下半体(3b)と上半体(3a)でな
り、下半体(3b)と上半体(3a)の重ね合せで形成された中
空筒(2h,2m)の先端部がプラグフレ−ム(6a,6b)内にあ
る。
【0018】これによれば各中空筒(2h,2m)が連続する
ハウジング(3)を中心線を含むxy平面で上下に2分割
して、上半体(3a)と下半体(3b)とする構造である。各中
空筒(2h,2m)は、上半体(3a)と下半体(3b)を重ね合わせ
ることによって形成され、その先端部はプラグフレ−ム
(6a,6b)内に挿入される。フェル−ル(7m,7h)に光ファイ
バコ−ド(8m,8h)の先端を接続する際には、プラグフレ
−ム(6a,6b)を各中空筒(2h,2m)から取外し、ハウジング
(3)を上半体(3a)と下半体(3b)に分割して作業を行なう
ことが出来る。フェル−ル(7m,7h)に光ファイバコ−ド
(8m,8h)の先端を接続後、フェル−ル(7m,7h),ばね部材
(9a,9b)及び光ファイバコ−ド(8m,8h)を半割状態の各中
空筒(2h,2m)を含む下半体(3b)に収納して、それに残り
半割状態の各中空筒(2h,2m)及び上半体(3a)を合着し
て、光ファイバコネクタ(210,220)を組立てる。微細な
作業を必要とする光ファイバコ−ド(8m,8h)の端末工作
時の作業性が大幅に向上するので、コネクタ組立時の光
ファイバコ−ドの破損を防止することが出来る。
【0019】また中空筒(2m,2h)は上下2分割するので
先端強度が弱くなるが、その中空筒(2m,2h)の先端部に
プラグフレ−ム(6a,6b)を嵌め込むので、分割された先
端部が剥離することが無く、中空筒(2m,2h)の先端強度
を保つことが出来る。過去に中空筒(2m,2h)を上下2分
割したものは無かった。
【0020】(3)光ファイバケ−ブル(12)を挿入した
ケ−ブル引込口(1)と、複数個nの中空筒受け開口(2cr)
を有し、これらの開口(2cr)の中心線を含むxy平面に
て接合した下半体(3c)と上半体(3d)でなる、中空のハウ
ジング(3);各開口(2cr)に一端部が挿入された複数個n
の中空筒(2c);該ハウンジング(3)内に引込まれた光フ
ァイバケ−ブル(12)の、それぞれが各中空筒(2c)の内空
間を通った光ファイバコ−ド(8h,8m)の先端に、それぞ
れが固着された複数個nのフェル−ル(7h,7m);各フェ
ル−ル(7h,7m)を、基体部(3a,3b)に接近する−x方向に
は移動可に支持しそれとは逆の+x方向の移動は拘止す
る、それぞれが各中空筒(2c)の先端部に係合した複数個
nのプラグフレ−ム(6a,6b);および、それぞれが各フ
ェル−ル(7h,7m)に、+x方向の力を与える複数個nの
ばね部材(9a,9b);を備える。
【0021】これによれば1箇所の光ファイバケ−ブル
引出口(1)及び複数個nの中空筒受け開口(2cr)を有する
中空のハウジング(3)を、該開口(2cr)の中心線を含むx
y平面にて2分割して、下半体(3c)と上半体(3d)にす
る。各開口(2cr)に中空筒(2h,2m)の一端部を挿入して下
半体(3c)と上半体(3d)を接合することにより、中空筒(2
h,2m)をハウジング(3)に取り付ける。即ち中空筒(2h,2
m)はハウジング(3)対し着脱可能である。従来は各中空
筒をハウジング(3)に対して着脱可能としたものは無か
った。各々の中空筒(2m,2h)の先端にフェル−ル(7m,7h)
及びばね部材(9a,9b)を配置し、ばね部材(9a,9b)によ
り、各フェル−ル(7h,7m)に+x方向の力を与える。各
フェル−ル(7h,7m)を含む中空筒(2h,2m)の先端にプラグ
フレ−ム(6m,6h)を被せる(覆接する)。すなわち、フ
ェル−ル(7m,7h)を基体部(3a,3b)に接近する−x方向に
は移動可に支持し、それとは逆の+x方向の移動は拘止
する様にプラグフレ−ム(6m,6h)により挾み込む。複数
個nのフェル−ル(7h,7m)に接続した光ファイバコ−ド
(8m,8h)は、各中空筒(2h,2m)及びハウジング(3)の内空
間を経由して、1箇所のケ−ブル引出口(1)より引出
す。
【0022】(4)前記開口(2cr)とそれに挿入される
中空筒(2c)の端部の一方に、中空筒(2c)がその中心軸を
中心に回転するのを拘止するための突起(2cr)を、他方
には該突起(2cr)を受入れる溝又は開口(2cp)を設けた、
請求項3記載の光ファイバコネクタ。
【0023】(5)前記突起(2cr)および溝又は開口(2c
p)は、中空筒(2c)の中心軸廻り90°ピッチで分布した
複数個である、請求項4記載の光ファイバコネクタ。
【0024】これによれば、ハウジング(3)から複数個
nの中空筒(2c)を外して中心軸廻り90°ピッチで回転
して、相対位置を変更してからハウジング(3)に取着け
ることが出来る。ハウジング(3)から複数個nの中空筒
(2c)を外して相対位置を変更してからハウジング(3)に
取着けることにより、前記F型SC光ファイバコネクタ
とH型SC光ファイバコネクタとの変換を素早く、容易
に行なうことが出来る。2種類の光ファイバコネクタ
(前記F型及びH型)に対し同一形状の中空筒(2c)及び
ハウジング(3)を使用することが出来るので製作コスト
が低減する。
【0025】(6)中空筒(2h,2m)およびプラグフレ−
ム(6a,6b)を覆い、ハウジング(3)に結合したつまみ(1
4);を更に備える、請求項1,請求項2又は請求項3記
載の光ファイバコネクタ。
【0026】これによれば、つまみ(14)を各中空筒(2m,
2h)及びプラグフレ−ム(6a,6b)に被せた状態でハウジン
グ(3)に接続し、コネクタとして一体化する。これによ
り上記光ファイバコネクタは、プラグ型光ファイバコネ
クタアセンブリとなる。この状態でレセプタクル(アダ
プタ)型光ファイバコネクタに接続し、あるいは離接す
る。
【0027】(7)中空筒(2h,2m)とプラグフレ−ム(6
a,6b)の一方に抜け止め突起(4a〜4d)が、他方に該突起
を受入れる溝又は開口(16a〜16d)がある、請求項1,請
求項2,請求項3,請求項4,請求項5又は請求項6記
載の光ファイバコネクタ。
【0028】これによれば、中空筒(2m,2h)はその外円
周上に円周方向に延びる1対の抜け止め突起(4a,4b/4c,
4d)(あるいは突起を受入れる溝又は開口(16a〜16d))
を備え、プラグフレ−ム(6a,6b)には該突起を受入れる
溝又は開口(16a〜16d)(あるいは1対の抜け止め突起(4
a,4b/4c,4d))を備える。従って各々の中空筒(2m,2h)の
先端に、プラグフレ−ム(6m,6h)を被せた時、該抜け止
め突起(4a,4b/4c,4d)と受入れ溝又は開口(16a〜16d)が
嵌合して、中空筒(2h,2m)とプラグフレ−ム(6a,6b)が結
合する。
【0029】(8)抜け止め突起(4a,4b/4c,4d)の中央
位置は、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxy平面上にあ
る、請求項7記載の光ファイバコネクタ。
【0030】(9)抜け止め突起(4a,4b/4c,4d)の中央
位置は、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxz平面上にあ
る、請求項7記載の光ファイバコネクタ。
【0031】(10)前記抜け止め突起(4a,4b/4c,4d)
の外周形状は方形状である請求項7,請求項8又は請求
項9記載の光ファイバコネクタ。
【0032】従来、抜け止め突起の形状は円弧状であっ
たが、これを方形状としたことにより、前記プラグフレ
−ム(6a,6b)に対する抜け止め突起の嵌まり込みが円弧
状突起の時よりも深くなるので、例え中空筒(2m,2h)を
回転する方向に捩じる力が加わっても抜け止め突起(4a,
4b/4c,4d)がプラグフレ−ム(6a,6b)の抜け止め穴(16a〜
16d)から外れることが無くなる。
【0033】(11)中空筒(2h,2m)とプラグフレ−ム
(6a,6b)の一方に廻り止め突起(5a〜5d)が、他方に該突
起を受入れる溝又は開口(15a〜15d)がある、請求項1,
請求項2,請求項3,請求項4,請求項5又は請求項6
記載の光ファイバコネクタ。
【0034】これによれば中空筒(2h,2m)はその外円周
上にx方向(軸方向)に延びる1対の回り止め突起(5a,
5b/5c,5d)(あるいは突起を受入れる溝又は開口(15a〜1
5d))を備え、プラグフレ−ム(6a,6b)は該突起を受入れ
る溝又は開口(15a〜15d)(あるいは1対の回り止め突起
(5a,5b/5c,5d))を備える。従って各々の中空筒(2m,2h)
に複数個nのプラグフレ−ム(6m,6h)を被せる時、中空
筒(2h,2m)とプラグフレ−ム(6a,6b)との相対位置が決
り、また相互に回転することは無いので、結合位置がず
れることは無い。
【0035】(12)廻り止め突起(5a,5b/5c,5d)の中
央位置は、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxz平面上に
ある、請求項11記載の光ファイバコネクタ。
【0036】これによれば、廻り止め突起(5a,5b/5c,5
d)を、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxz平面でその中
心で2分割される向き,即ち中空筒(2m,2h)の外円周の
上側と下側に配置する。この時抜け止め突起(4a,4b/4c,
4d)を前記xy平面によりその中心で2分割される向
き,即ちストップシリンダ(2m,2h)の外円周の左側と右
側に配置することにより、F型SC2心光ファイバコネ
クタとなる。
【0037】(13)廻り止め突起(5a,5b/5c,5d)の中
央位置は、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxy平面上に
ある、請求項11記載の光ファイバコネクタ。
【0038】これによれば、廻り止め突起(5a,5b/5c,5
d)を、中空筒(2h,2m)の中心線を含むxy平面でその中
心で2分割される向き,即ち中空筒(2m,2h)の外円周の
左側と右側に配置する。この時抜け止め突起(4a,4b/4c,
4d)を前記xz平面によりその中心で2分割される向
き,即ちストップシリンダ(2m,2h)の外円周の上側と下
側に配置することにより、H型SC2心光ファイバコネ
クタとなる。
【0039】本願の各発明の他の目的および特徴は図面
を参照した以下の実施例の説明より明らかになろう。
【0040】
【実施例】
−第1実施例− 図1に、本発明の第1実施例のF型SC2心光ファイバ
コネクタ210を示す。2本の光ファイバコ−ド8m及
び8hはストップシリンダ付ハウジング3の光ファイバ
コ−ド引出し口1に取付けたフレキシブル管12を通し
てコネクタ内部に導入し、1本はプラグフレ−ム収納部
14aの内部に配置されているフェル−ル7mに接続
し、他の1本はプラグフレ−ム収納部14bの内部に配
置されているフェル−ル7hに接続する。F型SC2心
光ファイバコネクタ210は、プラグフレ−ム収納部1
4a,14bを含む2連つまみ14及びハウジング3で
被覆してあり、ガイドキ−14ak,14ckを2連つ
まみプラグフレ−ム収納部14a,14bの上面に、ガ
イドキ−14bk,14dkを2連つまみプラグフレ−
ム収納部14a,14bの下面に設けてある。
【0041】このF型SC2心光ファイバコネクタ21
0のプラグフレ−ム収納部14a,14bを、対向する
F型2心光ファイバアダプタ(図示せず)に着脱するこ
とにより、光伝送用ファイバコ−ドの接断を行なう。
【0042】H型SC2心光ファイバコネクタ220
(図示せず)も同様な構造であるが、ガイドキ−14a
k〜14dkが90度回転した位置にある。即ちガイド
キ−14ak,14bkは2連つまみプラグフレ−ム収
納部14aの側面に,ガイドキ−14ck,14dkは
2連つまみプラグフレ−ム収納部14bの側面に付く。
図2に、図1のF型SC2心光ファイバコネクタ210
を断面で示す。ハウジング3bの一端に設けた引出し口
1には、フレキシブル管12を取り付ける。2本の光フ
ァイバコ−ド8m及び8hを、フレキシブル管12を経
由してコネクタ内に導入し、その先端をフェル−ル7m
及び7hに接続する。光ファイバコ−ド8m及び8hの
素線はフェル−ル7m及び7hの中心に設けられた細穴
を通りフェル−ル先端面に達している。
【0043】図3に図1のF型SC2心光ファイバコネ
クタ210の2連つまみ14を示し、図4に、2連つま
み14を取外した状態のF型SC2心光ファイバコネク
タ210を示す。これらの図からF型SC2心光ファイ
バコネクタ210は、ハウジング部にストップシリンダ
(中空筒)2m及び2hが接続されて一体化したストッ
プシリンダ付ハウジング3,ストップシリンダ2m及び
2hの先端を覆う様に接続したプラグフレ−ム6a及び
6b,プラグフレ−ム6a及び6b並びにストップシリ
ンダ2m及び2hを覆い、ハウジング部に接続される2
連つまみ14で構成されていることが判る。
【0044】図5はストップシリンダ2m及び2hの先
端からプラグフレ−ム6a及び6bを外した状態を示
す。ストップシリンダ2m及び2hの先端に光ファイバ
コ−ド8m及び8hを接続したフェル−ル7m及び7h
が嵌め込まれており、プラグフレ−ム6a及び6bを取
付けることにより、フェル−ル7m及び7hを両者間に
挾み込んで固定する。
【0045】ストップシリンダ2m及び2hの先端にプ
ラグフレ−ム6a及び6bを接続する場合には、ストッ
プシリンダ2m及び2hに付いている廻り止め突起5a
〜5dにプラグフレ−ム6a及び6bの廻り止め溝15
a〜15dが一致する様に向きを合わせて、ストップシ
リンダ2m及び2hに付いている抜け止め突起4a〜4
dがプラグフレ−ム6a及び6bの抜け止穴16a〜1
6dに嵌まり込むまでプラグフレ−ム6a及び6bを押
し込む。
【0046】図6の(a)は、図5のストップシリンダ
付ハウジング3を側面で示し、図6の(b)は図5の6
B−6B線から見たストップシリンダ付ハウジング3を
断面を示す。ストップシリンダ付ハウジング3は高さ
(z方向)中心線を含むxy平面で上下に2分割され、
上部ストップシリンダ付ハウジング3a(右側上部スト
ップシリンダ2maと左側上部ストップシリンダ2ha
を含む)と下部ストップシリンダ付ハウジング3b(右
側下部ストップシリンダ2mbと左側下部ストップシリ
ンダ2hbを含む)で構成される。
【0047】分割面は必ずしも上記平面に限らず、所定
の曲面を選択してもよい。上部ハウジング3aと下部ハ
ウジング3b(及び上部ストップシリンダ2ma/2h
aと下部ストップシリンダ2mb/2hb)は、嵌め合
わせ機構13a〜13fにより一体化する。図7の
(a)に、図5の7A−7A線で示した嵌め合わせ機構
13cと13dの断面を示す。下部ハウジング3bに固
定した弾力性を有する爪13cnを、上部ハウジング3
aに設けた受13crに引掛け、下部ハウジング3bに
固定した弾力性を有する爪13dnを、上部ハウジング
3aに設けた受13drに引掛け、上部ハウジング3a
と下部ハウジング3bが一体となる様に嵌め合わせる。
嵌め合わせ機構13e及び13fも同様な構造である
が、嵌め合わせ機構13a及び13bは上部ハウジング
3aに設けたピンを下部ハウジング3bに設けた受穴に
差し込み摩擦によって固定する構造である(図6を参
照)。
【0048】図5及び図6に示す様に、ストップシリン
ダ部2ma/2mbのxy平面と平行な上下面には廻り
止め突起5a及び5bを設け、これと直交するストップ
シリンダ部2ma/2mbの両側面には抜け止め突起4
a及び4bを設ける。ストップシリンダ部2ha/2h
bのxy平面と平行な上下面には廻り止め突起5c及び
5dを設け、これと直交するストップシリンダ部2ha
/2hbのxz平面と平行な両側面には抜け止め突起4
c及び4dを設ける。
【0049】図7の(b)はストップシリンダ部2ma
/2mb及び2ha/2hbを正面から示したもので、
抜け止め突起4a〜4d及び廻り止め突起5a〜5dの
配置を示す。前述の如くストップシリンダ付ハウジング
3は高さ(z方向)中心を含むxy平面で上部ハウジン
グ3aと下部ハウジング3b、左側上部ストップシリン
ダ2haと左側下部ストップシリンダ2hb,及びに右
側上部ストップシリンダ2maと右側下部ストップシリ
ンダ2mbに分割してあるので、抜け止め突起4a〜4
dも該平面により上下に分割される。
【0050】この様にストップシリンダ付ハウジング3
は上下に分割されており、嵌め合わせ機構13a〜13
fで一体化してはいるがストップシリンダ先端部では上
下に分離し易い。しかしストップシリンダ先端部はプラ
グフレ−ム6a,6bに嵌まり込み周囲を抑えられるの
で分解することはない。
【0051】図7の(c)は上部ハウジング3aと下部
ハウジング3bを後方から示したもので光ファイバ引出
し口1にフレキシブル管12を取り付ける。このフレキ
シブル管内を2本の光ファイバコ−ド心線8bがx方向
に通過する。
【0052】図8に図2の8A−8A線から見たF型S
C2心光ファイバコネクタ210の側断面を示す。フレ
キシブル管12を介して導入した光ファイバコ−ド8h
は、ハウジング3a,3b及びストップシリンダ2h
a,2hbの内部空間を通りフェル−ル7hに至り、そ
の素線8hcがフェル−ル7hの中心穴を貫いて先端面
に達する状態でフェル−ル7hに接着する。素線8hc
の先端を含むフェル−ル7h先端面を研磨仕上げし、図
示しないF型2心光ファイバアダプタのフェル−ルに突
接することにより光を伝送する。
【0053】フェル−ル7hはプラグフレ−ム6bの内
フランジ6bfの中心穴を貫通し、フエル−ル7hの外
フランジ7hfが該内フランジ6bfに当る。この為フ
ェル−ル7hの左方への移動が阻止される。プラグフレ
−ム6の内フランジ6bf後端開口にはストップシリン
ダ2ha,2hbの先端が進入している。ストップシリ
ンダ2haの外周上面にはx方向に延びる板状の廻り止
め突起5cを、同様にストップシリンダ2hb外周下面
には板状の廻り止め突起5dを形成しており、それぞれ
がプラグフレ−ム6bの廻り止め溝15c,15dに嵌
合している。ストップシリンダ2ha,2hbの先端で
押された圧縮コイルスプリング9bが、フェル−ル7h
を+x方向に押し、これによりフエル−ル7hの外フラ
ンジ7hfが内フランジ6bfに押し付けられ、フェル
−ル7hは常時+x方向へ押されている。
【0054】ストップシリンダ2haのy方向外周面に
は円弧状の抜け止め突起4c及び4dを設けてあり、そ
れぞれがプラグフレ−ム6bのスリット状の穴16c,
16dに進入している(図示せず)。これによりストッ
プシリンダ2ha,2hbはプラグフレ−ム6bと1体
に結合する。
【0055】ストップシリンダ2haの後端部はハウジ
ング3aとなり、ストップシリンダ2hbの後端部はハ
ウジング3bとなり、全体としてストップシリンダ付ハ
ウジング3を形成する。ストップシリンダ付ハウジング
3の光ファイバコ−ド引出口1にはフレキシブル管12
の先端を挿入し固定する。プラグフレ−ム6b(及び6
a)を、合成樹脂製の2連つまみ14が覆っており、図
示しない固定機構によりストップシリンダ付ハウジング
3と結合する。
【0056】図9及び図10に、H型SC2心光ファイ
バコネクタ220のストップシリンダ付ハウジング部分
を示す。図9の(a)は同コネクタを平面で示し、図9
の(b)は側面で示し、図9の(c)は(a)のC−C
線断面を示す。図10はストップシリンダ部を正面から
見た時の、抜け止め突起4a〜4d及び廻り止め突起5
a〜5dの配置を示す。
【0057】ストップシリンダ2maの上面には抜け止
め突起4bを、ストップシリンダ部2mbの下面には抜
け止め突起4aを設け、これと直交するストップシリン
ダ部2ma/2mbの両側面には廻り止め突起5a及び
廻り止め突起5bを設ける。同様にストップシリンダ部
2haのxy平面と平行な上面には抜け止め突起4d
を、ストップシリンダ部2hbの下面には抜け止め突起
4cを設け、これと直交するxz平面と平行なストップ
シリンダ部2ha/2hbの両側面には廻り止め突起5
c及び5dを設ける。前述の如くストップシリンダ付ハ
ウジング3はz方向中心線を含むxy平面で上部ハウジ
ング3aと下部ハウジング3b、及び右側上部ストップ
シリンダ2maと右側下部ストップシリンダ2mb,並
びに左側上部ストップシリンダ2haと左側下部ストッ
プシリンダ2hbに分割するので、廻り止め突起5a〜
5dも該平面により上下に分割される。この上下に分割
可能な、廻り止め突起5a〜5dを含むストップシリン
ダ部2ma/2mb及び2ha/2hbは、プラグフレ
−ム6a,6bに挿入する。
【0058】図11に、この上下に分割可能な廻り止め
突起5c,5dを含む左側ストップシリンダ部2hと、
プラグフレ−ム6bの関係を示す。左側ストップシリン
ダ部2hはプラグフレ−ム6bに挿入すると、廻り止め
突起5c,5dはプラグフレ−ム6bの廻り止め溝15
c,15dに嵌まり込み、抜け止め突起4c,4dはプ
ラグフレ−ム6bの抜け止め溝16c,16dに嵌まり
込む。従って嵌合された分割可能なストップシリンダ部
2ha/2hbはプラグフレ−ム6bによって周囲を抑
えられるので分解することはない。右側ストップシリン
ダ部2mとプラグフレ−ム6aの関係も同様である。
【0059】他の構造は、図4〜図7に示すF型SC2
心光ファイバコネクタ210のストップシリンダ付ハウ
ジング部分と同様である。F型SC2心光ファイバコネ
クタ210とH型SC2心光ファイバコネクタ220と
の差は、抜け止め突起4a〜4dの位置と廻り止め突起
5c及び5dの位置が入換っているのみである。
【0060】従来のSC2心光ファイバコネクタではF
型にせよH型にせよ単心光ファイバコネクタ2個を単純
に2個連結して使用していたので光ファイバ2本は各々
の引出し口、即ち2箇所の引出し口から引出されていた
のに対し、本発明ではF型でもH型でも2本の光ファイ
バを1箇所の引出し口から引出す。このため取扱いが容
易になると共に、所要スペ−スが減少した。また各々の
光ファイバコネクタが使用していた2本の分岐管(フレ
キシブル管)も1本で済み、分岐継ぎ具を含む材料の省
略が計れる。光ファイバコネクタの製造面でも製作工数
が減少し、従ってコスト低減及び工期短縮となる。
【0061】ストップシリンダ付ハウジング3を上下に
分割出来るので該ストップシリンダ付ハウジング3の組
立工程を最後に行なうことが出来る。即ちフェル−ル7
m,7hに光ファイバコ−ド先端の心線8mc,8hc
を接続し、この軽量で取扱いが容易な状態でフェル−ル
先端(光ファイバ素線)を研磨し、その後ストップシリ
ンダ付ハウジング3に組み込むことが出来る。この為フ
ェル−ル先端(光ファイバ素線)研磨の工期を大幅に短
縮することが出来、更に従来の研磨機を使用して研磨を
行なうことが出来るので、特別な研磨機の必要がなく、
また万一光ファイバを折損した場合にも極めて簡単に作
業をやり直すことが出来る。
【0062】−第2実施例− 第2実施例は、図1〜図7で示したF型SC2心光ファ
イバコネクタ210及び図8〜図11で示したH型SC
2心光ファイバコネクタ220のストップシリンダ付ハ
ウジング3a,3bに於いて、ストップシリンダ部2m
a/2mb及び2ha/2hbをハウジング部と分けて
脱着可能とした態様である。
【0063】図12の(a)に脱着可能なストップシリ
ンダ部2cを示す。この態様ではストップシリンダは上
下分割せずに一体となっている。F型SC2心光ファイ
バコネクタ210及びH型SC2心光ファイバコネクタ
220の全てのストップシリンダにこのストップシリン
ダ部2cを共通に使用する。ストップシリンダ部2cに
は第1実施例で示したストップシリンダ部と同様に、先
端付近の外周上に軸と平行なx方向に延びる廻り止め突
起5a,5bを、また廻り止め突起5a,5bと直交し
て円周方向に抜け止め突起4a,4bを設ける。ストッ
プシリンダ部2cの後端には略十字状突起を持つ挿入部
2cpを形成し、該十字状突起の縦中心線と横中心線は
直交している。この挿入部2cp端面には抜け止め用フ
ランジ2cfを取り付ける。
【0064】図12の(b)に、ストップシリンダ2c
挿入部の受入部2crを備える上部ハウジング3c及び
下部ハウジング3dを拡大して示す。上部ハウジング3
cと下部ハウジング3dを合致させた時に受入部2cr
が形成される。上部ハウジング3cと下部ハウジング3
dを分離した状態でストップシリンダ部2cの挿入部2
cpを挿入し、受入部2crと嵌合する。該十字状突起
2cpの縦中心線はz軸と平行であり、横中心線はy軸
と平行である。従ってストップシリンダ2cはz軸及び
y軸上の90度毎に異った4つの位置でハウジング3に
取付けることが出来る。例えば、図12に示したストッ
プシリンダ2c位置を0度位置とし、ストップシリンダ
2cが時計方向に90度毎回転する時、0度位置及び1
80度位置では廻り止め突起5a,5bがxy平面と平
行であり、抜け止め突起4a,4bがxz平面と平行で
あるので、同様な向きに配置した他方のストップシリン
ダ部及びハウジング部と共にF型SC2心光ファイバコ
ネクタ210を形成する。またストップシリンダ部2c
が90度位置及び270度位置に於いては廻り止め突起
5a,5bがxz平面と平行であり、抜け止め突起4
a,4bがxy平面と平行であるので、同様な向きに配
置した他方のストップシリンダ部及びハウジング部と共
にH型SC2心光ファイバコネクタ220を形成する。
【0065】ストップシリンダ部を除くハウジング部の
構造は図2〜図4と同様であり、高さ(z方向)中心線
を含むxy平面で上下2分割され、嵌め合わせ機構13
c〜13fにより一体化されている。他の部分の構造は
第1実施例と同様である。
【0066】ストップシリンダ部とハウジング部を一体
にして製作することは大量生産の時には優れているが、
少量生産の時には本実施例の様にストップシリンダ部と
ハウジング部を分離して製作しておき、ストップシリン
ダ部の取付け方向を調整してF型あるいはH型SC2心
光ファイバコネクタとした方が有利である。これにより
ストップシリンダ部及びハウジング部をF型及びH型の
両方に兼用できる。
【0067】−第3実施例− 前述のストップシリンダ部2m,2h及び2cは、図1
1の(a)に示す様な外周形状が円弧状である抜け止め
突起4a〜4dを備えていた。即ち抜け止め突起を形成
する際、刀の鍔状に形成した円盤の両端を平行に切落す
るのが製作上都合がよいので、その形状は円弧状とな
る。そのため一旦ストップシリンダ部2m,2hの抜け
止め突起4a〜4dをプラグフレ−ム6a,6bの抜け
止め穴16a〜16dに収めても、ハウジング部にねじ
りを加えると、コイルスプリング9a,9bによる押力
に抗して抜け止め突起4a〜4dが抜け止め穴16a〜
16dから外れ、ストップシリンダ部2m,2hがプラ
グフレ−ム6a,bから抜け出ることがあった。
【0068】そこで本発明では抜け止め突起4a〜4d
の円弧状の先端を角張らせて方形状とし、プラグフレ−
ム6a,6bの抜け止め穴16a〜16dに深く嵌め込
む様にした。図13の(a)に本発明の、抜け止め突起
4c,4dの形状を方形状とした左側ストップシリンダ
部2hを示し、(b)は、(a)のB−B線から見た形
状を示す。右側ストップシリンダ部2mの抜け止め突起
4a,4bも同様な形状を持つ。図13の(c)に示す
プラグフレ−ム6b(変更はない)に、本発明のストッ
プシリンダ部2hを挿入した場合、ストップシリンダ部
の抜け止め突起4c,4dの肩が上がっているので抜け
止め穴16c,16dから外れることなく、ストップシ
リンダ部の引張強度(抜出耐力)が向上する。右側スト
ップシリンダ部2mの抜け止め突起4a,4bも同様に
方形状であり、同様な効果を持つ。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明のF型SC2心光ファイバコネクタ2
10の外観を示す平面図である。
【図2】 図1で示すF型SC2心光ファイバコネクタ
210の構成及び光ファイバコ−ドの接続状態を示す水
平断面図である。
【図3】 図1で示すF型SC2心光ファイバコネクタ
210の2連つまみ14を示す平面図である。
【図4】 図1で示すF型SC2心光ファイバコネクタ
210から2連つまみ14を取外した状態を示す部分断
面を含む平面図である。
【図5】 図4のストップシリンダ部2m,2hから、
プラグフレ−ム6a,6bを外した状態を示す部分断面
を含む平面図である。
【図6】 (a)は図5で示すストップシリンダ付ハウ
ジング3の側面図であり、(b)は図5の6B−6B線
から見た断面図である。
【図7】 (a)は図5の7A−7A線から見た断面図
であり、(b)は図5のストップシリンダ部2m,2h
側から見た抜け止め突起4a〜4d及び廻り止め突起5
a〜5dの位置を示す正面図であり、(c)は図5で示
すストップシリンダ付ハウジング3の背面図である。
【図8】 図2で示すF型SC2心光ファイバコネクタ
210の構成及び光ファイバコ−ドの接続状態を示す横
断面図である。
【図9】 (a)はH型SC2心光ファイバコネクタの
ストップシリンダ付ハウジング3を示す平面図であり、
(b)はその側面図であり、(c)は(a)のC−C線
から見た断面図である。
【図10】 図9のストップシリンダ部2m,2h側か
ら見た抜け止め突起4a〜4d及び廻り止め突起5a〜
5dの位置を示す正面図である。
【図11】 図9の上下に分割されたストップシリンダ
2hと廻り止め突起5c,5d及び抜け止め突起4a,
4b,それが挿入されるプラグフレ−ム6bを示すを示
す斜視図である。
【図12】 (a)は脱着可能な構造を持つストップシ
リンダ2cを示す斜視図であり、(b)はそれが挿入さ
れるハウジング部3c,3dの一部を拡大して示す斜視
図である。
【図13】 (a)は方形状の抜け止め突起4c,4d
を備えたストップシリンダ2hを示す斜視図であり、
(b)は(a)のB−B線から見た正面図であり、
(c)はそれが挿入されるプラグフレ−ム6bを示す斜
視図である。
【図14】 SC単心光ファイバコネクタの構造を示す
断面図である。
【符号の説明】 1:光ファイバコ−ド引出し口 2:ストップシ
リンダ 2c:脱着可能ストップシリンダ 2cf:十字状
突起挿入部フランジ 2cp:十字状突起挿入部 2cr:十字状
突起受入部 2h:左側ストップシリンダ 2ha:左上側ストップシリンダ 2hb:左下側
ストップシリンダ 2m:右側ストップシリンダ 2ma:右上側
ストップシリンダ 2mb:右下側ストップシリンダ 3:ストップシ
リンダ付ハウジング 3a:上側ストップシリンダ付ハウジング 3b:下側ストップシリンダ付ハウジング 3d:十字状突起受入部付き下側ハウジング 3m:ハウジング 4a〜4d:抜け止め突起 5a〜5d:廻
り止め突起 6a,6b:プラグフレ−ム 6e,6af,
6bf:内フランジ 6f,6g:突起 7a,7mf,
7hf:外フランジ 7,7m,7h:フェル−ル 8,8m,8
h:光ファイバコ−ド 8a,8mc,8hc:光ファイバ素線 8b:光ファイバコ−ド一次被覆 8c:光ファイ
バコ−ド二次被覆 9,9m,9h:コイルスプリング 10:つまみ 11:ストップシリンダ付コ−ドブッシュ 12:フレキシブル管 13a〜13
f:嵌め合わせ機構 13cn,13dn:爪 13cr,13
dr:受け 14:2連つまみ 14a,14b:2連つまみプラグフレ−ム収納部 14ak〜14dk:ガイドキ− 15a〜15d:廻り止め溝 16a〜16
d:抜け止め穴 17,18:ネジ 19:コ−ドブ
ッシュ 100:SC単心光ファイバコネクタ 210:F型SC2心光ファイバコネクタ 220:H型SC2心光ファイバコネクタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐 々 木 照 彦 東京都中央区築地三丁目5番1号 日鐵溶 接工業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光ファイバケ−ブルを挿入したケ−ブル引
    込口を有する中空の基体部と、基体部に連続しそれより
    x方向に突出する互に平行な複数個nの中空筒を有する
    ハウジング;該ハウンジング内に引込まれた光ファイバ
    ケ−ブルの、それぞれが各中空筒の内空間を通った光フ
    ァイバコ−ドの先端に、それぞれが固着された複数個n
    のフェル−ル;各フェル−ルを、基体部に接近する−x
    方向には移動可に支持しそれとは逆の+x方向の移動は
    拘止する、それぞれが各中空筒の先端部に係合した複数
    個nのプラグフレ−ム;および、 それぞれが各フェル−ルに、+x方向の力を与える複数
    個nのばね部材;を備える光ファイバコネクタ。
  2. 【請求項2】前記ハウジングは、中空筒の中心線を含む
    xy平面にて接合した下半体と上半体でなり、下半体と
    上半体の重ね合せで形成された中空筒の先端部がプラグ
    フレ−ム内にある、請求項1記載の光ファイバコネク
    タ。
  3. 【請求項3】光ファイバケ−ブルを挿入したケ−ブル引
    込口と、複数個nの中空筒受け開口を有し、これらの開
    口の中心線を含むxy平面にて接合した下半体と上半体
    でなる、中空のハウジング;各開口に一端部が挿入され
    た複数個nの中空筒;該ハウンジング内に引込まれた光
    ファイバケ−ブルの、それぞれが各中空筒の内空間を通
    った光ファイバコ−ドの先端に、それぞれが固着された
    複数個nのフェル−ル;各フェル−ルを、基体部に接近
    する−x方向には移動可に支持しそれとは逆の+x方向
    の移動は拘止する、それぞれが各中空筒の先端部に係合
    した複数個nのプラグフレ−ム;および、 それぞれが各フェル−ルに、+x方向の力を与える複数
    個nのばね部材;を備える光ファイバコネクタ。
  4. 【請求項4】前記開口とそれに挿入される中空筒の端部
    の一方に、中空筒がその中心軸を中心に回転するのを拘
    止するための突起を、他方には該突起を受入れる溝又は
    開口を設けた、請求項3記載の光ファイバコネクタ。
  5. 【請求項5】前記突起および溝又は開口は、中空筒の中
    心軸廻り90°ピッチで分布した複数個である、請求項
    4記載の光ファイバコネクタ。
  6. 【請求項6】中空筒およびプラグフレ−ムを覆い、ハウ
    ジングに結合したつまみ;を更に備える、請求項1,請
    求項2又は請求項3記載の光ファイバコネクタ。
  7. 【請求項7】中空筒とプラグフレ−ムの一方に抜け止め
    突起が、他方に該突起を受入れる溝又は開口がある、請
    求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5又は
    請求項6記載の光ファイバコネクタ。
  8. 【請求項8】抜け止め突起の中央位置は、中空筒の中心
    線を含むxy平面上にある、請求項7記載の光ファイバ
    コネクタ。
  9. 【請求項9】抜け止め突起の中央位置は、中空筒の中心
    線を含むxz平面上にある、請求項7記載の光ファイバ
    コネクタ。
  10. 【請求項10】前記抜け止め突起の外周形状は方形状で
    ある請求項7,請求項8又は請求項9記載の光ファイバ
    コネクタ。
  11. 【請求項11】中空筒とプラグフレ−ムの一方に廻り止
    め突起が、他方に該突起を受入れる溝又は開口がある、
    請求項1,請求項2,請求項3,請求項4,請求項5又
    は請求項6記載の光ファイバコネクタ。
  12. 【請求項12】廻り止め突起の中央位置は、中空筒の中
    心線を含むxz平面上にある、請求項11記載の光ファ
    イバコネクタ。
  13. 【請求項13】廻り止め突起の中央位置は、中空筒の中
    心線を含むxy平面上にある、請求項11記載の光ファ
    イバコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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