JPH10318139A - エアコンプレッサにおける騒音低減機構 - Google Patents

エアコンプレッサにおける騒音低減機構

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JPH10318139A
JPH10318139A JP9147195A JP14719597A JPH10318139A JP H10318139 A JPH10318139 A JP H10318139A JP 9147195 A JP9147195 A JP 9147195A JP 14719597 A JP14719597 A JP 14719597A JP H10318139 A JPH10318139 A JP H10318139A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
compression
connecting rod
piston
air compressor
compression piston
Prior art date
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Pending
Application number
JP9147195A
Other languages
English (en)
Inventor
Norimoto Agehara
紀元 揚原
Satoyuki Yamagami
智行 山上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
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Publication of JPH10318139A publication Critical patent/JPH10318139A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ピストンピン15からのノイズの伝達経路を遮
断することにより騒音を低減することができる騒音低減
機構の提供。 【解決手段】 圧縮シリンダ3内に摺動自在に圧縮ピス
トン4を設け、圧縮ピストン4をコンロッド5を介して
エキセントリックディスク6に作動連結し、エキセント
リックディスク6の回転軸7を駆動源に作動連結し、圧
縮ピストン4の摺動により圧縮シリンダ3内に吸入した
エアを圧縮してエアタンク12に排出するエアコンプレ
ッサにおいて、上記コンロッド5とエキセントリックデ
ィスク6との間にOリング22を介装した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエアコンプレッサに
おいて圧縮シリンダ内に吸入したエアを圧縮ピストンで
圧縮する際に発生する騒音を低減するための騒音低減機
構に関する。
【0002】
【従来技術】一般に、エアコンプレッサは圧縮シリンダ
内に摺動自在に圧縮ピストンを設け、圧縮ピストンをコ
ンロッドを介してエキセントリックディスクに作動連結
し、エキセントリックディスクの回転軸を駆動源に作動
連結し、回転軸が回転して圧縮ピストンが圧縮シリンダ
内を上下に摺動することによって圧縮シリンダ内の圧縮
室(圧縮ピストンの上部空間)の容積を拡大したり縮小
したりし、圧縮室の容積が拡大するときに圧縮シリンダ
内に外部のエアを吸入し、圧縮室の容積が縮小すること
により吸入したエアを圧縮してエアタンクに排出し、こ
れを繰り返してエアタンク内の空気圧を昇圧させるもの
である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、圧縮ピスト
ンとコンロッドとはピストンピンを介して連結されてい
る。ピストンピンは圧縮ピストンに対して横方向に形成
された貫通孔に挿通されており、コンロッドが上記ピス
トンピンを強制的に押し上げ又は引き下げることによっ
て圧縮ピストンは上述のように圧縮シリンダ内を摺動す
る。
【0004】しかしながら、ピストンピンと圧縮ピスト
ンの貫通孔の内壁との間にはわずかながら隙間が形成さ
れている。このため、ピストンピンが上下方向に移動す
る度に貫通孔の内壁に衝突していわゆるガタによる振動
が生じる。ここで生じた振動はコンロッドからエキセン
トリックディスク、バランサさらには回転軸、軸受け、
モータハウジング等に伝達して加振され、大きな騒音を
発していた。
【0005】本発明は上記欠点を解消し、ピストンピン
からのノイズの伝達経路を遮断することにより騒音を低
減することができる騒音低減機構を提供することをその
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るエアコンプレッサにおける騒音低減機
構は、圧縮シリンダ内に摺動自在に圧縮ピストンを設
け、圧縮ピストンをコンロッドを介してエキセントリッ
クディスクに作動連結し、エキセントリックディスクの
回転軸を駆動源に作動連結し、圧縮ピストンの摺動によ
り圧縮シリンダ内に吸入したエアを圧縮してエアタンク
に排出するエアコンプレッサにおいて、上記コンロッド
とエキセントリックディスクとの間に弾性体を介装した
ことを特徴とする。
【0007】なお、前記弾性体は、前記コンロッドとエ
キセントリックディスクに代えて、前記圧縮ピストンと
コンロッドとの間に介装するように構成してもよい。
【0008】
【発明の実施の形態】図1はエアコンプレッサの要部の
断面図で、このエアコンプレッサは上端に吸入孔1と排
気孔2とを開口形成した圧縮シリンダ3内に摺動自在に
圧縮ピストン4を設け、圧縮ピストン4をコンロッド5
を介してエキセントリックディスク6に作動連結し、エ
キセントリックディスク6の回転軸7を駆動源(モー
タ)に作動連結したもので、圧縮シリンダ3の上端には
それぞれ弁(逆止弁)を有する吸入孔1と排気孔2とが
形成されている。吸入孔1の吸入弁8は圧縮シリンダ3
の圧縮室9が負圧になったときは開き、正圧になったと
きに閉じるように形成され、また排気孔2の排気弁10
は圧縮シリンダ3の圧縮室9が正圧になったときに開
き、負圧になったときに閉じるように形成されている。
排気孔2は吐出管11を介してエアタンク12に連通し
ている。
【0009】次に、圧縮ピストン4の中央部の下方には
凹部13が下向きに開口形成され、また横方向に貫通孔
14が形成されている。貫通孔14にはピストンピン1
5が挿通して固定されている。コンロッド5の上端と下
端にはそれぞれ小径環部16と大径環部17が形成され
ている。小径環部16は圧縮ピストン4の凹部13に挿
入され、内部にベアリング18を介してピストンピン1
5を嵌入している。また、大径環部17の内部にはベア
リング21を介してエキセントリックディスク6が嵌合
している。そして、エキセントリックディスク6の偏心
孔19には回転軸7が嵌合している。なお、回転軸7と
偏心孔の嵌合部の断面は非円形に形成され、回転軸7の
回転にエキセントリックディスク6が追従するように構
成されている。回転軸7は軸受部20に軸受けされてい
るとともに、図示しないモータに作動連結されている。
23はバランサで、エキセントリックディスク6に固定
されている。
【0010】ところで、図2に示されるように、上記コ
ンロッド5とエキセントリックディスク6との間、つま
りコンロッド5の大径環部17とエキセントリックディ
スク6との間にベアリング21が配置されているが、こ
のベアリング21とエキセントリックディスク6との間
にOリング22が介装されている。
【0011】上記構成において、モータを作動させると
回転軸7が回転し、エキセントリックディスク6が回転
するので、コンロッド5の上端が上下方向に運動して圧
縮ピストン4を圧縮シリンダ3内を上下に摺動する。圧
縮ピストン4が図3のように下動すると圧縮シリンダ3
の圧縮室9の容積が拡大して負圧となるので吸入孔1の
吸入弁8が開いて、膜aを撓ませて外部からエアが吸入
され、その後圧縮ピストン4が上死点位置に向かって図
1のように上動すると圧縮室9の容積が縮小して吸入エ
アは圧縮されて正圧となるので、図1のように吸入弁8
は閉じ、排気孔2の排気弁10が開くから、圧縮室9で
圧縮されたエアは排気孔2から吐出管11を経てエアタ
ンク12に供給される。
【0012】ところで、ピストンピン15と圧縮ピスト
ン4の貫通孔14との間にはわずかながら隙間があるの
で、圧縮ピストン4が圧縮シリンダ3内を上下動する度
にコンロッド5に連結したピストンピン15が圧縮ピス
トン4の貫通孔14の内壁に衝突するので、ここで振動
が発生する。この振動はコンロッド5の上端から下端に
伝達され、さらにベアリング21に伝わる。ところが、
ベアリング21とエキセントリックディスク6との間に
はOリング22が取り付けられているので、上記振動は
弾性体であるOリング22に吸収され、ここでノイズの
原因となる振動の経路はほぼ断たれてしまう。このた
め、上記振動がエキセントリックディスク6や回転軸7
に伝達して加振されることがなく、運転時に外部に出る
騒音は大幅に低減する。
【0013】図4(a) (b) はそれぞれ従来のエアコンプ
レッサとOリング22を取り付けた場合のエアコンプレ
ッサの振動伝達率を比較したグラフで、バランサ23に
加速度ピックアップを取り付けておき、ハンマーで圧縮
ピストンを叩いた時に上記ピックアップからの出力を分
析器によって伝達関数を算出して表示したものである。
上記グラフによれば、Oリングを取り付けた場合は耳障
りな1.5kHz 以上の周波数帯域で顕著なレベルダウ
ンが見られた。
【0014】図5(a) (b) はそれぞれ従来のエアコンプ
レッサとOリング22を取り付けた場合のエアコンプレ
ッサの発生音をマイクロフォンで集音して比較したグラ
フで、これによっても、Oリングを取り付けた場合の方
がはるかに騒音が低減していることが確認された。
【0015】なお、振動を吸収するものは弾性体であれ
ばよくOリング22に限定されない。また、Oリング2
2の取り付け位置も上述の位置に限定されるものではな
い。コンロッド5とエキセントリックディスク6との間
にOリング22を取り付ける場合でも、上記のほかに図
6のように、ベアリング21とコンロッド大径環部17
との間にOリング22を取り付けるようにしてもよい。
同様に、図7のようにコンロッド小径環部16とコンロ
ッド5のベアリング18との間に弾性体(Oリング2
2)を取り付ける構成であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】エアコンプレッサの要部の断面図
【図2】本発明に係る騒音低減機構の要部の断面図
【図3】エアコンプレッサの作動態様説明図
【図4】(a) (b) はそれぞれ従来のエアコンプレッサと
Oリングを取り付けた場合のエアコンプレッサの振動伝
達率を比較したグラフ
【図5】(a) (b) はそれぞれ従来のエアコンプレッサと
Oリングを取り付けた場合のエアコンプレッサの発生音
を比較したグラフ
【図6】上記騒音低減機構の他の例を示す断面図
【図7】上記低減機構のさらに別の例を示す断面図
【符号の説明】
3 圧縮シリンダ 4 圧縮ピストン 5 コンロッド 6 エキセントリックディスク 7 回転軸 22 Oリング(弾性体)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮シリンダ内に摺動自在に圧縮ピスト
    ンを設け、圧縮ピストンをコンロッドを介してエキセン
    トリックディスクに作動連結し、エキセントリックディ
    スクの回転軸を駆動源に作動連結し、圧縮ピストンの摺
    動により圧縮シリンダ内に吸入したエアを圧縮してエア
    タンクに排出するエアコンプレッサにおいて、上記コン
    ロッドとエキセントリックディスクとの間に弾性体を介
    装したことを特徴とするエアコンプレッサにおける騒音
    低減機構。
  2. 【請求項2】 前記弾性体を、前記コンロッドとエキセ
    ントリックディスクに代えて、前記圧縮ピストンとコン
    ロッドとの間に介装したことを特徴とする請求項1記載
    のエアコンプレッサにおける騒音低減機構。
JP9147195A 1997-05-21 1997-05-21 エアコンプレッサにおける騒音低減機構 Pending JPH10318139A (ja)

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JP9147195A JPH10318139A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 エアコンプレッサにおける騒音低減機構

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JP9147195A JPH10318139A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 エアコンプレッサにおける騒音低減機構

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JPH10318139A true JPH10318139A (ja) 1998-12-02

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ID=15424715

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JP9147195A Pending JPH10318139A (ja) 1997-05-21 1997-05-21 エアコンプレッサにおける騒音低減機構

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JP (1) JPH10318139A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096244A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Amadera Kuatsu Kogyo Kk 軸受へのクランクの装着方法および軸受機構
JP2013096345A (ja) * 2011-11-02 2013-05-20 Hitachi Koki Co Ltd 空気圧縮機

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010096244A (ja) * 2008-10-15 2010-04-30 Amadera Kuatsu Kogyo Kk 軸受へのクランクの装着方法および軸受機構
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