JPH10318032A - 内燃機関の故障診断装置 - Google Patents

内燃機関の故障診断装置

Info

Publication number
JPH10318032A
JPH10318032A JP9131339A JP13133997A JPH10318032A JP H10318032 A JPH10318032 A JP H10318032A JP 9131339 A JP9131339 A JP 9131339A JP 13133997 A JP13133997 A JP 13133997A JP H10318032 A JPH10318032 A JP H10318032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fuel
amount
fuel pressure
injection amount
common rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP9131339A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3704887B2 (ja
Inventor
Tomihisa Oda
富久 小田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP13133997A priority Critical patent/JP3704887B2/ja
Publication of JPH10318032A publication Critical patent/JPH10318032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3704887B2 publication Critical patent/JP3704887B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/10Internal combustion engine [ICE] based vehicles
    • Y02T10/12Improving ICE efficiencies

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Combined Controls Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Fuel-Injection Apparatus (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 燃料圧センサの故障とコモンレールからの燃
料漏れとを精確に検出する。 【解決手段】 各燃料噴射弁3から実際に噴射された実
噴射量を検出する。コモンレール12から燃料が実際に
漏洩しているかを判断し、各燃料噴射弁3から噴射すべ
き燃料量の指令値と実噴射量との差が予め定められた噴
射量以上ありかつ燃料が実際に漏洩していないと判断さ
れたときには燃料圧センサ16が故障していると判断す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は内燃機関の故障診断
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】吐出量可変の燃料供給ポンプから吐出さ
れた加圧燃料をコモンレール内に供給し、コモンレール
内に供給された加圧燃料を各気筒の燃料噴射弁に分配供
給し、コモンレール内の燃料圧を燃料圧センサにより検
出してコモンレール内の燃料圧が目標燃料圧となるよう
に燃料供給ポンプの吐出量を制御するようにした内燃機
関において、燃料圧センサの出力電圧が通常ではとり得
ない極度に低い電圧或いは極度に高い電圧となったとき
には燃料圧センサが故障したと判断し、コモンレール内
の燃料圧をオープンループ制御するようにした内燃機関
が公知である(特開平4−272445号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら燃料圧セ
ンサの故障の中には燃料圧センサの出力電圧が単に正規
の出力電圧からずれるだけであって通常とり得る電圧の
範囲内にある故障もあり、このような故障を生じた場合
には上記内燃機関におけるような簡単な方法では燃料圧
センサの故障を見付け出すことはできない。
【0004】
【課題を解決するための手段】そこで1番目の発明で
は、吐出量可変の燃料供給ポンプから吐出された加圧燃
料をコモンレール内に供給し、コモンレール内に供給さ
れた加圧燃料を各気筒の燃料噴射弁に分配供給し、コモ
ンレール内の燃料圧を燃料圧センサにより検出してコモ
ンレール内の燃料圧が目標燃料圧となるように燃料供給
ポンプの吐出量を制御するようにした内燃機関におい
て、各燃料噴射弁から実際に噴射された実噴射量を検出
する実噴射量検出手段と、コモンレールから燃料が実際
に漏洩しているかを判断する漏洩判断手段とを具備し、
各燃料噴射弁から噴射すべき燃料量の指令値と実噴射量
検出手段により検出された実噴射量との差が予め定めら
れた噴射量以上ありかつ漏洩判断手段により燃料が実際
に漏洩していないと判断されたときには燃料圧センサが
故障していると判断するようにしている。
【0005】即ち、燃料圧センサの出力電圧が正規の出
力電圧からずれるとコモンレール内の燃料圧が正規の目
標燃料圧からずれるために噴射量の指令値と実噴射量と
の間で差が生じる。一方、コモンレールから燃料が漏洩
してもコモンレール内の燃料圧が正規の目標燃料圧から
ずれるために噴射量の指令値と実噴射量との間で差が生
じる。従って噴射量の指令値と実噴射量との間で差が生
じたということからだけでは燃料圧センサが故障してい
るのか、或いはコモンレールから燃料が漏洩しているの
かはわからない。
【0006】そこで1番目の発明では燃料量の指令値と
実噴射量との間で差を生じた場合に燃料が実際に漏洩し
ていないと判断される場合に限り、燃料圧センサが故障
をしていると判断するようにしている。2番目の発明で
は1番目の発明において、漏洩判断手段は機関回転数の
変動量に基づいて燃料が実際に漏洩しているか否かを判
断し、実噴射量が噴射すべき燃料量の指令値よりも予め
定められた噴射量以上多くかつ機関回転数の変動量が予
め定められた変動量よりも小さいときには燃料圧センサ
が故障していると判断するようにしている。
【0007】3番目の発明では1番目の発明において、
漏洩判断手段は機関回転数の変動量に基づいて燃料が実
際に漏洩しているか否かを判断し、実噴射量が噴射すべ
き燃料量の指令値よりも予め定められた噴射量以上多く
かつ機関回転数の変動量が予め定められた変動量よりも
大きいときには燃料が漏洩していると判断するようにし
ている。
【0008】4番目の発明では1番目の発明において、
漏洩判断手段は燃料圧センサにより検出された燃料噴射
前後における燃料圧変化の実測値と、燃料噴射量に基づ
き算出された燃料噴射による燃料圧変化の予測値とに基
づいて燃料が実際に漏洩しているか否かを判断し、実噴
射量が噴射すべき燃料量の指令値よりも予め定められた
燃料量以上少なくかつ漏洩判断手段により燃料が実際に
漏洩していないと判断されたときには燃料圧センサが故
障していると判断するようにしている。
【0009】5番目の発明では1番目の発明において、
漏洩判断手段は燃料圧センサにより検出された燃料噴射
前後における燃料圧変化の実測値と、燃料噴射量に基づ
き算出された燃料噴射による燃料圧変化の予測値とに基
づいて燃料が実際に漏洩しているか否かを判断し、実噴
射量が噴射すべき燃料量の指令値とほぼ同じか又は指令
値よりも少なくかつ漏洩判断手段により燃料が実際に漏
洩していると判断されたときには燃料が漏洩していると
判断するようにしている。
【0010】
【発明の実施の形態】図1を参照すると、1はディーゼ
ル機関本体、2は各気筒の燃焼室、3は各燃焼室2内に
向けて燃料を噴射するための電気制御式燃料噴射弁を夫
々示す。各燃焼室2は対応する吸気枝管4を介して共通
のサージタンク5に接続され、サージタンク75は吸気
ダクト6を介してエアクリーナ7に連結される。吸気ダ
クト6内には質量流量検出器8が配置される。また、各
燃焼室2は共通の排気マニホルド9に連結され、排気マ
ニホルド9の集合部には空燃比センサ10が配置され
る。
【0011】各燃料噴射弁3は対応する燃料供給管11
を介して共通の燃料リザーバ、いわゆるコモンレール1
2に連結される。燃料タンク13内の燃料は低圧ポンプ
14により吐出量可変の燃料供給ポンプ、即ち電気制御
式高圧ポンプ15に供給され、高圧ポンプ15から吐出
された加圧燃料がコモンレール12内に供給される。コ
モンレール12内の加圧燃料は燃料供給管11を介して
各燃料噴射弁3に分配供給され、各燃料噴射弁3から対
応する燃焼室2内に噴射される。コモンレール12の一
端部には燃料圧センサ16が取付けられる。
【0012】電子制御ユニット20はディジタルコンピ
ュータからなり、双方向性バス21を介して相互に接続
されたROM(リードオンリメモリ)22、RAM(ラ
ンダムアクセスメモリ)23、CPU(マイクロプロセ
ッサ)24、入力ポート25および出力ポート26を具
備する。質量流量検出器8は各気筒に供給される吸入空
気の質量流量に比例した出力電圧を発生し、この出力電
圧が対応するAD変換器27を介して入力ポート25に
入力される。燃料圧センサ16はコモンレール12内の
燃料圧に比例した出力電圧を発生し、この出力電圧が対
応するAD変換器27を介して入力ポート25に入力さ
れる。
【0013】また、空燃比センサ10の出力信号が対応
するAD変換器27を介して入力ポート25に入力され
る。アクセルペダル30にはアクセルペダル30の踏込
み量に比例した出力電圧を発生する負荷センサ31が接
続され、負荷センサ31の出力電圧は対応するAD変換
器27を介して入力ポート25に入力される、クランク
角センサ32はクランクシャフトが例えば30°回転す
る毎に出力パルスを発生し、この出力パルスは入力ポー
ト25に入力される。この出力パルスから各気筒のクラ
ンク角および機関回転数が算出される。一方、出力ポー
ト26は対応する駆動回路28を介して高圧ポンプ15
および各燃料噴射弁3に接続される。
【0014】燃料噴射量Qは機関回転数Nおよびアクセ
ルペダル30の踏込み量から定まり、これらの関係が図
2に示されている。なお、図2において各実線はアクセ
ルペダル30の同一踏込み量(最大踏込み量に対するパ
ーセンテージで示されている)を表わしている。コモン
レール12内の目標燃料圧Pcは機関回転数Nおよび燃
料噴射量Qから定まり、これらの関係が図3に示されて
いる。図1に示される実施例では燃料圧センサ16によ
り検出されたコモンレール12内の燃料圧が図3に示さ
れる目標燃料圧Pcとなるように高圧ポンプ15の吐出
量が制御される。
【0015】各燃料噴射弁3から噴射すべき燃料量Qの
指令値は出力ポート26に出力され、出力ポート26に
出力された噴射量Qの指令値に基づいて各燃料噴射弁3
から燃料が噴射される。燃料噴射弁3および燃料圧セン
サ16が正常に作動しておりかつコモンレール12から
燃料が漏洩していない限り、噴射量Qの指令値に基づい
て各燃料噴射弁3から燃料噴射を行うと各燃料噴射弁3
から噴射される燃料量Qは図2に示される燃料量とな
る。なお、この燃料量Qの指令値は実際には噴射時間で
与えられており、この噴射時間TPは図4に示されるよ
うに噴射量Qおよび機関回転数Nの関数としてマップの
形で予めROM22内に記憶されている。しかしながら
発明を理解しやすくするために本願明細書では、噴射量
Qの指令値というときは図2に示される噴射量を表わし
ているものとする。
【0016】ところで燃料圧センサ16の出力信号が異
常となるか、或いはコモンレール12から燃料が漏洩す
ると実際の噴射量が噴射量Qの指令値と異なってしま
い、意図した燃焼が得られるなく。従って燃料圧センサ
16の出力信号が異常になったか否か、或いはコモンレ
ール12から燃料が漏洩しているか否かをできるだけ早
く検出する必要がある。ところが燃料圧センサ16の出
力信号が異常になっても、コモンレール12から燃料が
漏洩しても燃料噴射量に同様な変化が表われ、これらを
簡単に区別することはできない。そこで本発明による実
施例では噴射量Qの指令値と実噴射量との差、およびコ
モンレール12からの燃料漏れの判定、および機関回転
数の変動から燃料圧センサ16の出力信号が異常になっ
ているか否か、或いはコモンレール12から燃料が漏洩
しているか否かを判断するようにしている。
【0017】下に示す表1は故障形態をNo. 1からNo.
4の4つの形態に分類し、各故障形態における燃料噴射
量の変化、燃料漏れの判定および機関回転数の変動を示
している。
【0018】
【表1】
【0019】次にこの表1に従って各故障形態から順次
説明する。まず始めに故障形態No. 1およびNo. 2につ
いて説明する。図5(A)の実線Xは燃料圧センサ16
が正常に作動しているときの燃料圧センサ16の出力電
圧Vとコモンレール12内の燃料圧Pcとの関係を示し
ている。これに対して図5(B)はゲインが変化するこ
とによって出力電圧Vが正常値Xからずれた場合(Yお
よびZ)を示しており、図5(C)は零点がドリフトす
ることによって出力電圧Vが正常値Xからずれた場合
(YおよびZ)を示している。
【0020】図5(B)および図5(C)のYで示され
る場合には同一の燃料圧Pcに対して出力電圧Vが正常
値Xよりも近くなっており、この場合が表1の故障形態
No.1である。一方、図5(B)および図5(C)のZ
で示される場合には同一の燃料圧Pcに対して出力電圧
Vが正常値Xよりも高くなっており、この場合が表1の
故障形態No. 2である。即ち、表1の故障形態No. 1お
よびNo. 2は燃料圧センサ16が故障した場合を示して
いる。
【0021】一方、表1の故障形態No. 3およびNo. 4
はコモンレール12からの燃料漏れが発生している場合
を示している。即ち、故障形態No. 3はコモンレール1
2から、或いはコモンレール12と高圧ポンプ15間の
配管等から外部に燃料が漏洩している場合を示してい
る。これに対して故障形態No. 4はコモンレール12か
ら燃焼室2内に燃料が漏洩している場合を示している。
例えばいずれかの燃料噴射弁3が開弁し放しとなって燃
料が噴射され放しになるような場合である。
【0022】次に表1の燃料噴射量の欄について説明す
る。この欄では噴射量Qの指令値と実噴射量とが比較さ
れる。そこでまず初めに実噴射量の算出方法について説
明する。図6は空燃比センサ10の出力電流Iと空燃比
A/Fとの関係を示している。図6に示されるように空
燃比センサ10の出力電流Iは空燃比A/Fに応じて変
化し、従って空燃比センサ10の出力電流Iから空燃比
A/Fを検出することができる。一方、各気筒内に供給
される吸入空気の質量流量は質量流量検出器8により検
出されており、この質量流量検出器8により検出された
吸入空気の質量流量と空燃比センサ10により検出され
た空燃比A/Fから実噴射量が算出される。
【0023】故障形態No. 1では燃料圧センサ16の出
力電圧Vが正常値よりも低くなっている。このときこの
低い出力電圧Vに基いてコモンレール12内の燃料圧が
図3に示される目標燃料圧Pcに制御されるのでコモン
レール12内の燃料圧は目標燃料圧Pcよりも高くな
る。その結果、燃料噴射量が正規の噴射量よりも多くな
るために実噴射量が噴射量Qの指令値よりも大きくな
る。
【0024】一方、故障形態No. 2では燃料圧センサ1
6の出力電圧Vが正常値よりも高くなっている。このと
きこの高い出力電圧Vに基いてコモンレール12内の燃
料圧が図3に示される目標燃料圧Pcに制御されるので
コモンレール12内の燃料圧は目標燃料圧Pcよりも低
くなる。その結果、燃料噴射量が正規の噴射量よりも少
なくなるために実噴射量が噴射量Qの指令値よりも小さ
くなる。
【0025】故障形態No. 3は例えばコモンレール12
から燃料が外部に漏洩している場合である。コモンレー
ル12から燃料が漏洩すると燃料圧センサ16の出力信
号に基づいてコモンレール12内の燃料圧が目標燃料圧
となるように高圧ポンプ15から燃料が補給される。従
って高圧ポンプ15から燃料が補給されるまでの間はコ
モンレール12内の燃料圧は目標燃料圧Pcよりも若干
低くなっており、従って故障形態No. 3では実噴射量が
噴射量Qの指令値とほぼ同じか、噴射量Qの指令値より
も少しばかり小さくなっている。
【0026】故障形態No. 4では例えばいずれかの気筒
の燃料噴射弁3から燃料が吹き放しになる。従ってこの
ときには実噴射量が噴射量Qの指令値よりも大きくな
る。次に表1の漏れ判定の欄について説明する。図7
(A)はコモンレール12から燃料が漏洩していないと
きのコモンレール12内の燃料圧Pcの変化を示してい
る。図7(A)に示されるように噴射が行われるとコモ
ンレール12内の燃料圧PcがΔPだけ低下し、次いで
暫らくすると低下した燃料分だけ燃料が高圧ポンプ15
からコモンレール12内に供給される。
【0027】上述したように噴射が行われるとコモンレ
ール12内の燃料圧PcがΔPだけ低下する。この低下
量ΔPは次式に基づいて噴射量Qから予測することもで
きる。 ΔP=(ΔV/V)・K 上式は体積変化ΔVと圧力変化ΔPとの関係を示す一般
式であってVは全体の体積を示し、Kは体積弾性率を示
している。上式をコモンレール12内の圧力変化に適用
するとVはコモンレール12の容積、ΔVは噴射量Q、
ΔPは噴射による燃料圧低下量の予測値を表わすことに
なる。なお、図7(B)に示されるように体積弾性率K
はコモンレール12内の燃料圧Pcが高くなるにつれて
大きくなる。本発明による実施例では図7(A)におい
て噴射前のa点における燃料圧を燃料圧センサ16によ
り検出すると共に噴射後におけるb点における燃料圧を
燃料圧センサ16により検出し、これらの燃料圧の差を
低下量の実測値ΔPとしている。コモンレール12から
の燃料漏れがない場合には実測値ΔPと予測値ΔPとは
ほぼ等しくなり、これに対して燃料漏れが発生すると実
測値ΔPが予測値ΔPよりも大きくなる。このことを利
用してコモンレール12からの燃料漏れの判定を行って
いる。
【0028】図8(A),(B),(C)において破線
は燃料圧センサ16が正常でありかつコモンレール12
からの燃料漏れがないときの噴射前後におけるコモンレ
ール12内の燃料圧の変化を示している。一方、図8
(A)において実線は故障形態No. 1のときの噴射前後
におけるコモンレール12内の燃料圧の変化を示してい
る。故障形態No. 1のときには前述したようにコモンレ
ール12内の燃料圧が目標燃料圧よりも高くなってい
る。コモンレール12内の燃料圧が高くなっていると体
積弾性率Kが大きくなり、斯くしてこのとき実線で示さ
れる燃料圧低下量の実測値ΔPは破線で示される燃料圧
低下量とほぼ等しい予測値ΔPよりも大きくなる。従っ
てこの場合にはコモンレール12からの燃料漏れが生じ
ていないにもかかわらずに燃料漏れが生じていると判断
される。
【0029】一方、図8(B)において実線は故障形態
No. 2のときの噴射前後におけるコモンレール12内の
燃料圧の変化を示している。故障形態No. 2のときには
前述したようにコモンレール12内の燃料圧が目標燃料
圧よりも低くなる。コモンレール12内の燃料圧が低く
なると体積弾性率Kが小さくなり、斯くしてこのとき実
線で示される燃料圧低下量の実測値ΔPは破線で示され
る燃料圧低下量とほぼ等しい予測値ΔPよりも小さくな
る。従ってこの場合にはコモンレール12からの燃料漏
れが生じていないと判断される。
【0030】一方、図8(C)の実線は故障形態No. 3
およびNo. 4のときの噴射前後におけるコモンレール1
2内の燃料圧変化を示している。燃料漏れを生じている
ときにはコモンレール12内の燃料圧は燃料が補給され
るまで低下し続け、斯くしてこのとき実線で示される燃
料圧低下量の実測値ΔPは破線で示される燃料圧低下量
とほぼ等しい予測値ΔPよりも大きくなる。従ってこの
場合にはコモンレール12からの燃料漏れが生じている
と判断される。
【0031】次に表1の回転変動の欄について説明す
る。本発明による実施例ではクランク角センサ32の出
力信号に基づいて各気筒の爆発上死点から爆発下死点ま
での180クランク角度の経過時間が算出され、爆発行
程が連続する二つの気筒間における経過時間差から回転
数変動量が求められる。図9には経過時間の変化の二つ
のパターンAおよびBが示されている。なお、図9にお
いて#1,#2,#3,#4は夫々1番気筒、2番気
筒、3番気筒、4番気筒を示している。
【0032】故障形態No. 1のように実噴射量が噴射量
Qの指令値より多い場合であっても、故障形態No. 2の
ように実噴射量が噴射量Qの指令値より少ない場合であ
っても各燃料噴射弁3から噴射される燃料量にはほとん
どばらつきがない。また、コモンレール12から燃料が
漏洩している場合であっても故障形態No. 3のように外
部に燃料が漏洩している場合には各燃料噴射弁3から噴
射される燃料量にはほとんどばらつきがない。従って故
障形態No. 1からNo. 3の場合には爆発行程の経過時間
が図9のAのように変化し、機関回転数の変動量は極め
て小さくなる。
【0033】これに対して故障形態No. 4のようにいず
れか一つの燃料噴射弁3から燃料が吹き放しになった場
合には燃料が吹き放しになっている気筒の爆発行程の経
過時間のみが他の気筒の経過時間に比べて短かくなる。
図9のBは3番気筒#3の燃料噴射弁3から燃料が吹き
放しになった場合を示している。この場合には爆発行程
が連続する気筒間、例えば1番気筒#1と3番気筒#3
間の経過時間の差が大きくなり、斯くして機関回転数の
変動量が大きくなる。
【0034】表1において故障形態No. 1とNo. 4では
いずれも実噴射量が噴射量Qの指令値よりも多くなるが
故障形態No. 1では回転変動が正常な小さな範囲にある
のに対して故障形態No. 4では回転変動が大きくなる。
即ち、故障形態No. 1とNo.2を比較するに当って回転
変動の大きさが実際にコモンレール12から燃料が漏洩
しているか否かの判断の基準となっている。即ち、実噴
射量が噴射量Qの指令値よりも多い場合において回転変
動が小さければ実際に燃料が漏洩していないと判断さ
れ、従ってこの場合には燃料圧センサ16が故障してい
ると判断される。これに対し実噴射量が噴射量Qの指令
値よりも多い場合において回転変動が大きければ実際に
燃料が漏洩していると判断され、従ってこの場合にはコ
モンレール12が燃焼室2内に燃料が漏洩していると判
断される。
【0035】一方、実噴射量が噴射量Qの指令値よりも
少ない場合には故障形態がNo. 2かNo. 3のいずれかの
故障が発生していることになる。この場合、コモンレー
ル12から燃料が漏洩していないと判断されたときには
燃料圧センサ16が故障していると判断され、コモンレ
ール12から燃料が漏洩しているときにはコモンレール
12から燃料が外部に漏洩していると判断される。ま
た、実噴射量と噴射量Qの指令値とがほぼ等しくても燃
料漏れがあると判断された場合にはコモンレール12か
ら燃料が外部に漏洩していると判断される。
【0036】図10に異常判定ルーチンを示す。図10
を参照するとまず初めにステップ40において実噴射量
Qrが算出される。次いでステップ41では実噴射量Q
rが噴射量Qの指令値に一定値αを加算した値(Q+
α)よりも大きいか否かが判別される。Q+α<Qrの
ときにはステップ42に進んでQ+α<Qrであること
を示すフラグQ1がセットされる。一方、Q+α≧Qr
のときにはステップ43に進んで実噴射量Qrが噴射量
Qの指令値から一定値αを減算した値(Q−α)よりも
小さいか否かが判別される。Q−α>Qrのときにはス
テップ44に進んでQ−α>Qrであることを示すフラ
グQ2がセットされる。これに対してQ−α≦Qrのと
きにはステップ45に進んでフラグQ1,Q2がリセッ
トされる。
【0037】ステップ46では燃料圧センサ16の出力
信号に基づいてコモンレール12内の燃料圧低下量の実
測値ΔPが算出される。次いでステップ47では噴射量
Qおよび体積弾性率Kを用いてコモンレール12内の燃
料圧低下量の予測値Pd(=予測値ΔP)が算出され
る。次いでステップ48では実測値ΔPが予測値Pdに
一定値βを加算した値(Pd+β)よりも大きいか否か
が判別される。ΔP>Pd+βのときにはステップ49
に進んで燃料が漏洩していることを示すフラグLがセッ
トされる。これに対してΔP≦Pd+βのときにはステ
ップ50に進んでフラグLがリセットされる。
【0038】ステップ51では爆発行程が連続する二つ
の気筒間の爆発行程の経過時間差の平均値である回転数
変動値Fが算出される。次いでステップ52では回転数
変動値Fが設定値F0 よりも大きいか否かが判別され
る。F>F0 のときにはステップ53に進んで回転変動
が大きいことを示すフラグFがセットされる。これに対
してF≦F0 のときにはステップ54に進んでフラグF
がリセットされる。
【0039】図11に故障判定ルーチンを示す。図11
を参照するとステップ60においてフラグQ1がセット
されているか否かが判別される。フラグQ1がセットさ
れているときにはステップ61に進んでフラグFがセッ
トされているか否かが判別される。フラグFがセットさ
れていないときにはステップ62に進んで燃料圧センサ
16が故障していると判断される。これに対してフラグ
Fがセットされているときにはステップ63に進んでコ
モンレール12内から燃焼室2内に燃料が漏洩している
と判断される。
【0040】一方、ステップ60においてフラグQ1が
セットされていないと判断されたときにはステップ64
に進んでフラグQ2がセットされているか否かが判別さ
れる。フラグQ2がセットされているときにはステップ
65に進んでフラグLがセットされているか否かが判別
される。フラグLがセットされていないときにはステッ
プ66に進んで燃料圧センサ16が故障していると判断
される。これに対してフラグLがセットされているとき
にはステップ67に進んでコモンレール12内から外部
に燃料が漏洩していると判断される。
【0041】一方、ステップ64においてフラグQ2が
セットされていないと判別されたときにはステップ68
に進んでフラグLがセットされているか否かが判別され
る。フラグLがセットされているときにはステップ67
に進んでコモンレール12内から外部に燃料が漏洩して
いると判断される。
【0042】
【発明の効果】燃料圧センサが故障したことを確実に検
出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディーゼル機関の全体図である。
【図2】燃料・噴射量Qを示す図である。
【図3】コモンレール内の目標燃料圧を示す図である。
【図4】噴射時間TPのマップを示す図である。
【図5】燃料圧センサの出力電圧を示す図である。
【図6】空燃比センサの出力を示す図である。
【図7】コモンレール内の燃料圧変化を示す図である。
【図8】コモンレール内の燃料圧変化を示す図である。
【図9】各気筒の爆発行程の経過時間を示す図である。
【図10】異常判定を行うためのフローチャートであ
る。
【図11】故障判定を行うためのフローチャートであ
る。
【符号の説明】
2…燃焼室 3…燃料噴射弁 12…コモンレール 16…燃料圧センサ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吐出量可変の燃料供給ポンプから吐出さ
    れた加圧燃料をコモンレール内に供給し、コモンレール
    内に供給された加圧燃料を各気筒の燃料噴射弁に分配供
    給し、コモンレール内の燃料圧を燃料圧センサにより検
    出してコモンレール内の燃料圧が目標燃料圧となるよう
    に燃料供給ポンプの吐出量を制御するようにした内燃機
    関において、各燃料噴射弁から実際に噴射された実噴射
    量を検出する実噴射量検出手段と、コモンレールから燃
    料が実際に漏洩しているかを判断する漏洩判断手段とを
    具備し、各燃料噴射弁から噴射すべき燃料量の指令値と
    実噴射量検出手段により検出された実噴射量との差が予
    め定められた噴射量以上ありかつ漏洩判断手段により燃
    料が実際に漏洩していないと判断されたときには燃料圧
    センサが故障していると判断する内燃機関の故障診断装
    置。
  2. 【請求項2】 上記漏洩判断手段は機関回転数の変動量
    に基づいて燃料が実際に漏洩しているか否かを判断し、
    上記実噴射量が噴射すべき燃料量の指令値よりも予め定
    められた噴射量以上多くかつ機関回転数の変動量が予め
    定められた変動量よりも小さいときには燃料圧センサが
    故障していると判断する請求項1に記載の内燃機関の故
    障診断装置。
  3. 【請求項3】 上記漏洩判断手段は機関回転数の変動量
    に基づいて燃料が実際に漏洩しているか否かを判断し、
    上記実噴射量が噴射すべき燃料量の指令値よりも予め定
    められた噴射量以上多くかつ機関回転数の変動量が予め
    定められた変動量よりも大きいときには燃料が漏洩して
    いると判断する請求項1に記載の内燃機関の故障診断装
    置。
  4. 【請求項4】 上記漏洩判断手段は燃料圧センサにより
    検出された燃料噴射前後における燃料圧変化の実測値
    と、燃料噴射量に基づき算出された燃料噴射による燃料
    圧変化の予測値とに基づいて燃料が実際に漏洩している
    か否かを判断し、上記実噴射量が噴射すべき燃料量の指
    令値よりも予め定められた燃料量以上少なくかつ該漏洩
    判断手段により燃料が実際に漏洩していないと判断され
    たときには燃料圧センサが故障していると判断する請求
    項1に記載の内燃機関の故障診断装置。
  5. 【請求項5】 上記漏洩判断手段は燃料圧センサにより
    検出された燃料噴射前後における燃料圧変化の実測値
    と、燃料噴射量に基づき算出された燃料噴射による燃料
    圧変化の予測値とに基づいて燃料が実際に漏洩している
    か否かを判断し、上記実噴射量が噴射すべき燃料量の指
    令値とほぼ同じか又は該指令値よりも少なくかつ該漏洩
    判断手段により燃料が実際に漏洩していると判断された
    ときには燃料が漏洩していると判断する請求項1に記載
    の内燃機関の故障診断装置。
JP13133997A 1997-05-21 1997-05-21 内燃機関の故障診断装置 Expired - Fee Related JP3704887B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13133997A JP3704887B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 内燃機関の故障診断装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13133997A JP3704887B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 内燃機関の故障診断装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH10318032A true JPH10318032A (ja) 1998-12-02
JP3704887B2 JP3704887B2 (ja) 2005-10-12

Family

ID=15055639

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13133997A Expired - Fee Related JP3704887B2 (ja) 1997-05-21 1997-05-21 内燃機関の故障診断装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3704887B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508054A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料調量システムの監視のための方法及び装置
JP2009097501A (ja) * 2007-09-25 2009-05-07 Denso Corp 燃料噴射システム制御装置
JP2012087633A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Isuzu Motors Ltd 燃料圧力センサ診断装置
JP2012149562A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2015113729A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
JP2017150437A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 いすゞ自動車株式会社 内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法
CN107165731A (zh) * 2017-07-21 2017-09-15 中国第汽车股份有限公司 天然气发动机减压器截止阀内漏的检测方法
CN107448328A (zh) * 2017-07-04 2017-12-08 潍柴西港新能源动力有限公司 燃气发动机喷嘴泄露保护与检测的控制方法

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102767455B (zh) * 2012-08-10 2014-05-28 潍柴动力股份有限公司 一种检测电控高压共轨***老化的方法和装置

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009508054A (ja) * 2005-09-15 2009-02-26 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料調量システムの監視のための方法及び装置
JP4646261B2 (ja) * 2005-09-15 2011-03-09 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 燃料調量システムの監視のための方法及び装置
JP2009097501A (ja) * 2007-09-25 2009-05-07 Denso Corp 燃料噴射システム制御装置
JP2012087633A (ja) * 2010-10-15 2012-05-10 Isuzu Motors Ltd 燃料圧力センサ診断装置
JP2012149562A (ja) * 2011-01-18 2012-08-09 Toyota Motor Corp 内燃機関の制御装置
JP2015113729A (ja) * 2013-12-10 2015-06-22 株式会社デンソー 燃料噴射制御装置
JP2017150437A (ja) * 2016-02-26 2017-08-31 いすゞ自動車株式会社 内燃機関、車両、及び内燃機関の制御方法
CN107448328A (zh) * 2017-07-04 2017-12-08 潍柴西港新能源动力有限公司 燃气发动机喷嘴泄露保护与检测的控制方法
CN107448328B (zh) * 2017-07-04 2019-05-10 潍柴西港新能源动力有限公司 燃气发动机喷嘴泄露保护与检测的控制方法
CN107165731A (zh) * 2017-07-21 2017-09-15 中国第汽车股份有限公司 天然气发动机减压器截止阀内漏的检测方法
CN107165731B (zh) * 2017-07-21 2019-06-07 中国第一汽车股份有限公司 天然气发动机减压器截止阀内漏的检测方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3704887B2 (ja) 2005-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6012438A (en) System for checking a pressure sensor of a fuel supply system for an internal combustion engine
US6032639A (en) Diagnosis for fuel system of internal combustion engine
US6234148B1 (en) Method and device for monitoring a pressure sensor
US5708202A (en) Method of recognizing operating errors in a fuel injection system of an internal combustion engine
EP0900325B1 (en) Fuel leakage detector system
US6684151B1 (en) Method for monitoring an internal combustion engine
US5384707A (en) Diagnostic airflow measurement
JP3449041B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
US6732707B2 (en) Control system and method for internal combustion engine
JP3278155B2 (ja) タンク通気装置の機能能力を検査する方法および装置
US5983714A (en) System for detecting failure of fuel pressure sensor
US7219535B2 (en) Leakage diagnosis apparatus for fuel vapor purge system and method thereof
US6427527B1 (en) Diagnostic method of determining causes of faults in the formation of an air/fuel mixture for an internal combustion engine
EP0860600A2 (en) A fuel injection system for an internal combustion engine
US6944531B2 (en) Air flow sensor failure determination apparatus and method
JP3704887B2 (ja) 内燃機関の故障診断装置
US6223732B1 (en) Evaporated fuel treatment apparatus for internal combustion engine
US5355864A (en) Evaporative fuel-processing system for internal combustion engines
EP1118753B1 (en) Diagnostic system for detecting catalyst failure using switch ratio
JPH10184479A (ja) 燃料レベル検出手段の故障診断装置
US7721707B2 (en) Abnormality determination apparatus and abnormality determination method for valve
US6354143B1 (en) Evaporated fuel treatment apparatus for internal combustion engine
US6363919B1 (en) Evaporated fuel treatment apparatus for internal combustion engine
JP3587011B2 (ja) 内燃機関の制御装置
US20080209992A1 (en) Pressure sensor and pressure control system

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040616

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040907

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050705

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080805

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090805

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100805

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110805

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees