JPH10317941A - 自動車用マフラーの製造方法 - Google Patents

自動車用マフラーの製造方法

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Publication number
JPH10317941A
JPH10317941A JP12413997A JP12413997A JPH10317941A JP H10317941 A JPH10317941 A JP H10317941A JP 12413997 A JP12413997 A JP 12413997A JP 12413997 A JP12413997 A JP 12413997A JP H10317941 A JPH10317941 A JP H10317941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
outer cylinder
shape
muffler
elliptical
deformed
Prior art date
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Pending
Application number
JP12413997A
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English (en)
Inventor
Yukihiro Nakagawa
幸弘 中川
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Nakagawa Sangyo Co Ltd
Original Assignee
Nakagawa Sangyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nakagawa Sangyo Co Ltd filed Critical Nakagawa Sangyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 楕円形又は角形のマフラーを容易に製造す
る。 【解決手段】 板材を真円の円筒に巻き加工しその巻き
方向の両端を固着して外筒3を形成する。次で、上記円
筒状の外筒3における主体部3aは円筒状のままでその
両端部3bを円錐状に絞る。次で、上記外筒3を、その
軸方向と直交する方向から加圧して、主体部3aを楕円
形又は角形に加圧変形するとともに両端部3bを上記主
体部3bの楕円形又は角形から両端に向かって真円形に
徐変するように加圧変形させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車用マフラーの
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用マフラーは、メインマフラー以
外にプリマフラー、サブマフラーがあり、このプリマフ
ラー及びサブマフラーの外筒は一般に真円筒形及び楕円
筒形に形成されている。そしてその外筒の両端にはイン
ナパイプを接続するための小径の接続用円筒部を形成し
ている。
【0003】真円筒形の外筒においては、その両端部の
円形状態からの絞り加工は容易であるため、絞り加工に
より両端部を徐々に縮径して接続用円筒部を形成した
り、また、絞り加工することなく外筒とは別体のエンド
プレートを使用してこれをカシメ加工か全周溶接加工し
て外筒に固設し、このエンドプレートに接続用円筒部を
設けている。
【0004】しかし、外筒が楕円形や角形のものにおい
ては、その両端部を楕円形状又は角形状から真円の小径
に直接絞り加工することが困難であるため、図7に示す
ように外筒100とは別体のエンドプレート101を使
用してこれをカシメ加工か全周溶接加工して外筒100
に固設し、このエンドプレート101に接続用円筒部1
02を設けている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記のように楕円形又
は角形のマフラーにおいて、その外筒の両端にエンドプ
レートを使用するものにおいては、絞り加工に比べて部
品点数が多く加工に手間を要することから製造コストが
高くなる問題がある。
【0006】そこで本発明は、楕円形状或いは角形形状
のマフラーにおいて、エンドプレートを使用することな
く絞り加工で製造できる自動車用マフラーの製造方法を
提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、板材を真円の円筒に巻き加工しその巻
き方向の両端を固着して外筒を形成し、次で、上記円筒
状の外筒における主体部は円筒状のままでその両端部を
円錐状に絞り、次で、上記外筒を、その軸方向と直交す
る方向から加圧して、主体部を楕円形又は角形に加圧変
形するとともに両端部を上記主体部の楕円形又は角形か
ら両端に向かって真円形に徐変するように加圧変形させ
ることを特徴とするものである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1乃至図6に示す実施例に基づ
いて本発明の実施の形態について説明する。図1乃至図
5は外筒が楕円形のマフラーの製造工程を示すもので、
この工程について説明する。
【0009】先ず、所定の大きさに切断加工された金属
の板材をローリング加工等によって図1に示すように真
円の円筒に形成し、その板材1の巻き方向の両端を溶接
2で固着して真円状の外筒3を形成する。
【0010】次で、図2に示すように、外周にステンレ
スウール4及びその外周にグラスウール5を巻装したイ
ンナパイプ6を上記の外筒3内に挿入する。そして、上
記インナパイプ6等を挿入した外筒3を、図2に示すよ
うに、截頭円錐状の絞り型面7を形成した一対の絞り型
8,8間に配置する。
【0011】次で、上記両絞り型8,8を図示しない加
圧機構によって矢印A方向へ移動し、図3に示すよう
に、その絞り型面7,7により、外筒3の主体部3aを
残した両端部3b,3bを円錐状に絞り加工するととも
に、インナパイプ6の外周面に接する接続用円筒部3
c,3cを連続形成する。このとき、外筒3は真円状態
から円錐状に絞られるため、その絞り加工が容易に行え
るとともに、絞り率を高くすることもできる。
【0012】次で、上記絞り型8,8を脱形した後、そ
の成形された外筒3を、図4に示すような下型9と上型
10で加圧する。この下型9の上面に形成した下型穴9
aと上型10の下面に形成した上型穴10aの夫々の横
断面形状は、図5(b)に示すように、これらの型穴9
a,10aを合致した場合に、成形すべき外筒3の楕円
形状に沿った楕円形になるように形成されている。ま
た、軸方向の断面形状における両端部には、図5に示す
ように、外筒3の両端部3b,3bを、真円状の接続用
円筒部3cから主体部3aに向かって楕円形状に変形さ
せるテーパ型面9b,10bが形成されている。なお、
外筒3の接続用円筒部3c,3cは楕円形に加工されな
いようになっている。更に、上記下型9は固定状態に配
置され、上型10は図示しない加圧機構により昇降する
ようになっている。
【0013】そして、外筒3を下型9上に配置して上型
10を図5の矢印Bのように下降して外筒3を加圧する
ことにより、外筒3の主体部3aが所定の楕円形状に変
形され、また、両端部3b,3bは、主体部3aの楕円
変形に追従して楕円形に変形し、最終形状として、図5
に示すように真円の接続用円筒部3cから主体部3aに
向かって楕円形状に徐変した形状になる。
【0014】また、外筒3とインナパイプ6との間に
は、上記のステンレスウール及びグラスウール5が内蔵
される。そして、外筒3の接続用円筒部3cとインナパ
イプ6を、周知のように溶接等で固着する。
【0015】なお、上記における外筒3の両端部3b,
3bの絞り加工は、複数の絞り加工工程で行うとよく、
また上記における楕円形への加工は、複数の加圧工程で
行うとよい。
【0016】図6は本発明により成形された角形のマフ
ラーを示す。このような角形のマフラーの製造方法は、
先ず、上記図1乃至図3に示す工程と同じ工程により真
円状でかつ両端部3b,3bを絞った外筒3を形成す
る。
【0017】次で、上記図4及び図5に示す下型9と上
型10として、その型穴の横断面形状を角状にしたもの
を使用し、上記と同様に外筒3を加圧して角状のマフラ
ーを成形する。すなわち、図6に示す外筒3の主体部3
aが所定の角形状に形成され、接続用円筒部3cがイン
ナパイプ6の外周に円筒状態で接触し、更に、両端部3
b,3bが、主体部3aの角状から接続用円筒部3cに
向かって真円形状に徐変した外筒3が形成される。
【0018】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、真円の円
筒の両端部を絞り加工した後に楕円形又は角形に変形し
て外筒を形成するようにしたので、型による両端部の絞
り加工が容易に行えるとともにその絞り率を高くするこ
ともでき、更にその絞り加工後の楕円形又は角形への型
による変形加工も容易に行える。
【0019】そのため、楕円形又は角形のマフラーを、
上記従来のようなエンドプレートを使用することなく形
成でき、製造が容易でかつ安価に形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明における外筒の円筒状加工を示すもの
で、(a)は側断面図、(b)は端面図。
【図2】図1の外筒にインナパイプ等を挿入した状態を
示すもので、(a)は側断面図、(b)は端面図。
【図3】図2の外筒の両端部を絞り加工した状態を示す
もので、(a)は側断面図、(b)は端面図。
【図4】図3の外筒を上下型間に配置した状態を示すも
ので、(a)は側断面図、(b)は端面図。
【図5】図3の外筒を上下型で楕円形に加工変形した状
態を示すもので、(a)は側断面図、(b)は端面図。
【図6】本発明により製造した角形のマフラーを示すも
ので、(a)は側面図、(b)は端面図。
【図7】従来の楕円形マフラーを示すもので、(a)は
側面図、(b)は端面図。
【符号の説明】
3…外管 3a…主体部 3b…両端部 8…絞り型 9,10…上下型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 板材を真円の円筒に巻き加工しその巻き
    方向の両端を固着して外筒を形成し、次で、上記円筒状
    の外筒における主体部は円筒状のままでその両端部を円
    錐状に絞り、次で、上記外筒を、その軸方向と直交する
    方向から加圧して、主体部を楕円形又は角形に加圧変形
    するとともに両端部を上記主体部の楕円形又は角形から
    両端に向かって真円形に徐変するように加圧変形させる
    ことを特徴とする自動車用マフラーの製造方法。
JP12413997A 1997-05-14 1997-05-14 自動車用マフラーの製造方法 Pending JPH10317941A (ja)

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JP12413997A JPH10317941A (ja) 1997-05-14 1997-05-14 自動車用マフラーの製造方法

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100902152B1 (ko) 2008-09-09 2009-06-10 유태승 유체 쇼크 또는 기계적 쇼크 완화용 용기 및 그 제조방법
JP2015213923A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 トヨタ自動車株式会社 サブマフラ及びサブマフラの製造方法
CN113047937A (zh) * 2019-12-26 2021-06-29 双叶产业株式会社 消音器以及消音器的制造方法

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JP2015213923A (ja) * 2014-05-08 2015-12-03 トヨタ自動車株式会社 サブマフラ及びサブマフラの製造方法
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