JPH1031156A - ズームレンズ - Google Patents

ズームレンズ

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JPH1031156A
JPH1031156A JP8204308A JP20430896A JPH1031156A JP H1031156 A JPH1031156 A JP H1031156A JP 8204308 A JP8204308 A JP 8204308A JP 20430896 A JP20430896 A JP 20430896A JP H1031156 A JPH1031156 A JP H1031156A
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JP
Japan
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lens group
lens
group
refractive power
focal length
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Application number
JP8204308A
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English (en)
Inventor
Takashi Eomo
敬史 江面
Masaya Nakajima
昌也 中嶋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 十分な明るさおよび周辺光量比を確保し、コ
マフレアが少なく、コントラストおよび解像力の高い、
軽量小型のズームレンズ。 【解決手段】 スクリーン側から順に、正の第1レンズ
群G1と、負の第2レンズ群G2と、正の第3レンズ群
G3と、負の第4レンズ群G4と、正の第5レンズ群G
5とを備えている。そして、第1レンズ群G1を光軸に
沿って移動させて合焦を行い、第2レンズ群G2を光軸
に沿って移動させて変倍を行い、前群G31と後群G32と
有する第3レンズ群G3を光軸に沿って移動させて変倍
による像位置の変動を補正し、所定の条件式(1)〜
(5)を満足する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はズームレンズに関
し、さらに詳細には、液晶プロジェクタ等に利用する投
影レンズに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、家庭用として液晶プロジェクタが
浸透するにつれて、軽量小型化および省エネルギー化の
要望が急速に高まりつつある。まず、液晶プロジェクタ
の小型化のために液晶パネルが小さくなりつつあり、最
近では高画質を追求する高精細用の液晶プロジェクタで
さえ2インチサイズ以下の小さな液晶パネルを搭載して
いる。この液晶パネルの小型化に伴い、投影光学系の小
型化および照明光学系の小型化も実現されてきている。
このように、液晶パネルの小型化は、液晶プロジェクタ
装置の軽量小型化に多大な貢献をしている。
【0003】また、液晶パネルの特性上、一方向に偏光
した光で液晶パネルに照明する必要がある。そのため、
従来は他の方向に偏光した光を照明光として使用してい
なかったが、最近では従来使用していなかった他方向に
偏光した光もコンバイナーによって照明光として利用す
ることがよくある。従って、光源の出力が同じであれば
従来に比べて1.5倍程度明るい映像を得ることができ
るようになった。言い換えれば、同じ明るさの映像を得
るのに従来に比べて2/3倍程度の光源出力で済むた
め、上記コンバイナーによる他方向に偏光している光の
照明光への利用が液晶プロジェクタの省エネルギー化に
大きく役立っている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
液晶プロジェクタでは、ある程度明るい室内において映
像を楽しむには画面の明るさが未だ不足しているという
不都合があった。さらに、前述の液晶パネルの小型化に
よって、同じ大きさの画面を得るための液晶パネルの拡
大率が大きくなり、映像がさらに暗くなってしまうとい
う不都合があった。そこで、明るい映像を得るために明
るい投影レンズに対する要望が急速に高まってきてい
る。
【0005】ところで、投影レンズを明るくしようとす
る場合、投影レンズが大型化し且つ構成レンズ枚数が増
大することは当然のこととして、その他に周辺光量の確
保のために斜光束をより多く入射させる必要がある。そ
の結果、収差補正が困難になり、コマフレアの発生の原
因となる。従って、従来の液晶プロジェクタ用の投影レ
ンズでは通常、Fナンバーが3.5乃至4.0程度で、
周辺光量比が50%程度である。
【0006】本発明は、前述の課題に鑑みてなされたも
のであり、たとえば液晶プロジェクタ用の投影レンズと
して十分な明るさおよび周辺光量比を確保し、コマフレ
アが少なく、コントラストおよび解像力の高い、軽量小
型のズームレンズを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明においては、スクリーン側から順に、正の屈
折力を有する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する
第2レンズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群
G3と、負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の
屈折力を有する第5レンズ群G5とを備え、前記第1レ
ンズ群G1を光軸に沿って移動させて合焦を行い、変倍
に際して、前記第4レンズ群G4および前記第5レンズ
群G5は固定であり、前記第2レンズ群G2は光軸に沿
って移動し、前記第3レンズ群G3を光軸に沿って移動
させて変倍による像位置の変動を補正し、前記第3レン
ズ群G3は、スクリーン側から順に、負の屈折力を有す
る前群G31と、正の屈折力を有する後群G32とを有し、
前記第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記第3
レンズ群G3の焦点距離をf3とし、前記第4レンズ群
G4の焦点距離をf4とし、前記第5レンズ群G5の焦
点距離をf5とし、前記第4レンズ群G4と前記第5レ
ンズ群G5との主点間隔をe4とし、広角端におけるレ
ンズ系全体の焦点距離をfwとし、前記前群G31を構成
するレンズのアッベ数の平均値をν3nとし、前記後群G
32を構成するレンズのアッベ数の平均値をν3pとし、前
記前群G31の焦点距離をf3nとし、前記後群G32の焦点
距離をf3pとしたとき、 0.2<|e4/(f4+f5)|<0.7 0.3<|f3/f4|<0.7 0.35<|f2/fw|<0.65 1<ν3p/ν3n 1.0<|f3n/f3p|<2.5 の条件を満足することを特徴とするズームレンズを提供
する。
【0008】本発明の好ましい態様によれば、前記第3
レンズ群G3と前記第4レンズ群G4との間の光路中に
は開口絞りが設けられている。また、前記第3レンズ群
G3は、スクリーン側から順に、1つの負屈折力の単レ
ンズと、1つの正屈折力の単レンズとを有することが好
ましい。さらに、前記第4レンズ群G4および前記第5
レンズ群G5は、異常部分分散性を有する媒質からなる
レンズを備えていないことが好ましい。また、前記第3
レンズ群G3は、スクリーン側に凹の軌跡にしたがって
光軸上を移動することにより、変倍による像位置の変動
を補正することが好ましい。
【0009】
【発明の実施の形態】一般に、液晶プロジェクタでは、
光源からの照明光をダイクロイックミラーやダイクロイ
ックプリズムによって赤、緑、および青の光に分光し、
それぞれの光を液晶パネルで変調する。そして、液晶パ
ネルで変調されたそれぞれの光を再びダイクロイックミ
ラーやダイクロイックプリズムによって合成した後、合
成した光を投影レンズを介してスクリーンに投影してカ
ラー映像を得ている。このように、液晶パネルと投影レ
ンズとの間にダイクロイックミラーやダイクロイックプ
リズムが介存するため、液晶プロジェクタ用投影レンズ
では、液晶パネルとの間に十分長い空気間隔が必要とな
る。また、ダイクロイックミラーやダイクロイックプリ
ズムの分光特性の角度依存性に起因するカラーシェーデ
ィングが起こらないようにするため、入射瞳が十分遠方
にあることが必要である。
【0010】そのため、本発明では、第3レンズ群G3
と第4レンズ群G4との間に開口絞りを設け、変倍によ
る像位置の変動を補正するために光軸に沿って移動する
第3レンズ群G3に正屈折力を付与し、変倍中固定であ
る第4レンズ群G4および第5レンズ群G5にそれぞれ
負屈折力および正屈折力を付与している。第4レンズ群
G4が負屈折力を有し第5レンズ群G5が正屈折力を有
する本発明のズームレンズでは、第4レンズ群G4およ
び第5レンズ群G5がともに正屈折力を有するタイプの
ズームレンズと比較すると、第4レンズ群G4と第5レ
ンズ群G5との間隔を短くし、入射瞳が十分遠方にある
ように構成することが可能となる。
【0011】また、本発明では、開口絞りの直前の第3
レンズ群G3を正屈折力に構成することにより、液晶パ
ネルとズームレンズ(すなわちズームレンズの最も液晶
パネル側の第5レンズ群G5)との空気間隔が必要以上
に長くならないように適切な間隔に設定することが可能
となるとともに、第4レンズ群G4による斜光束の曲が
りの大きさ(斜光束ののはね上がり)も抑制することが
可能となる。ちなみに、第3レンズ群G3を負屈折力に
してもズームレンズを構成することができるが、その場
合、液晶パネルと第5レンズ群G5との空気間隔が必要
以上に長くなりすぎる。その結果、第5レンズ群G5の
大型化を招き、本発明の目的の1つである軽量小型化に
反してしまう。
【0012】なお、本発明では、例えばFナンバーが
3.0程度で、周辺光量比が70%程度で、しかも高コ
ントラストで高解像力の、軽量小型ズームレンズの提供
が目的である。この目的のためには、斜光束のコマフレ
アを良好に補正する必要である。そこで、本発明では、
スクリーン側から順に負の屈折力を有する前群G31と正
の屈折力を有する後群G32とを連続的に配置して第3レ
ンズ群G3を構成することによって、コマフレアの良好
な補正を可能にしている。特に、コマフレアの補正の程
度とレンズ構成枚数の増大によるコスト増とを比較した
場合、スクリーン側から順に負屈折力の単レンズと正屈
折力の単レンズとにより第3レンズ群G3を構成するの
が好ましい。
【0013】前述したように、本発明のズームレンズで
は、液晶パネルと第5レンズ群G5との間に所定の空気
間隔を確保する必要がある。このため、第3レンズ群G
3の結像倍率βは、スクリーン上に物体があるものとし
て、|β|≧1の範囲にあることが望ましい。スクリー
ン上に物体があるものとしたときの第3レンズ群G3の
結像倍率βが|β|<1の範囲にある場合には、第3レ
ンズ群G3の正屈折力が比較的強くなる。その結果、液
晶パネルと第5レンズ群G5との空気間隔が短くなりす
ぎる。そこで、この空気間隔が短くなりすぎるのを回避
するために第4レンズ群G4の負屈折力を強くすると、
第4レンズ群G4による斜光束の曲がりかたが大きくな
り、コマフレアの補正が困難になる。さらに、第3レン
ズ群G3および第4レンズ群G4の屈折力が強くなるた
め、レンズ構成枚数が増大し、軽量小型化の目的に反す
る。第3レンズ群G3の結像倍率βが|β|>1の範囲
にあるとき、変倍中常に像の位置を一定に保つために光
軸に沿って移動する第3レンズ群G3の移動軌跡はスク
リーン側に凹になる。
【0014】一般的に、液晶プロジェクタの場合、CR
Tを用いたプロジェクタとは異なり、赤、緑、および青
の光にそれぞれ基づく各画面を合成したときにディスト
ーションおよびレジストレーションを電気的に補正する
ことができない。従って、液晶プロジェクタ用投影レン
ズでは、ディストーションおよび倍率色収差が良好に補
正されることが要求される。特に、本発明のズームレン
ズの場合、ズーム比(変倍比)が例えば1.8倍程度で
あるため、望遠端における軸上色収差の二次スペクトル
はほとんど問題にならず、第4レンズ群G4および第5
レンズ群G5に異常部分分散性を有する媒質からなるレ
ンズを使用する必要がない。また、第4レンズ群G4お
よび第5レンズ群G5に異常部分分散性を有する媒質か
らなるレンズを使用すると、望遠端における軸上色収差
の二次スペクトルは少なくなるが、倍率色収差の二次ス
ペクトルが却って多くなってしまう。
【0015】以下、本発明の各条件式について説明す
る。本発明においては、ある程度のテレセントリック性
を確保するために、次の条件式(1)を満足する。 0.2<|e4/(f4+f5)|<0.7 (1) ここで、 e4:第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との主点間
隔 f4:第4レンズ群G4の焦点距離 f5:第5レンズ群G5の焦点距離
【0016】条件式(1)は、ある程度のテレセントリ
ック性を確保するための条件を規定している。条件式
(1)の下限値を下回ると、入射瞳と液晶パネルとの間
隔が小さくなりすぎて、赤・緑・青の3枚映像を合成し
たときにカラーシェーディングが起こる可能性が高くな
ってしまう。逆に、条件式(1)の上限値を上回ると、
入射瞳が必要以上に遠くなりすぎて、第5レンズ群G5
が大型化してしまう。さらに、第5レンズ群G5を通過
する主光線の高さが大きくなりすぎて、第5レンズ群G
5で発生する倍率色収差の曲がりを良好に補正すること
が困難になってしまう。
【0017】さらに、本発明においては、良好な結像性
能を得るとともに、液晶パネルと第5レンズ群G5との
間に所定の空気間隔を確保するために、次の条件式
(2)乃至(5)を満足する。 0.3<|f3/f4|<0.7 (2) 0.35<|f2/fw|<0.65 (3) 1<ν3p/ν3n (4) 1.0<|f3n/f3p|<2.5 (5)
【0018】ここで、 f2:第2レンズ群G2の焦点距離 f3:第3レンズ群G3の焦点距離 fw:広角端におけるレンズ系全体の焦点距離 ν3n:前群G31を構成するレンズのアッベ数の平均値 ν3p:後群G32を構成するレンズのアッベ数の平均値 f3n:前群G31の焦点距離 f3p:後群G32の焦点距離
【0019】条件式(2)は、液晶パネルと第5レンズ
群G5との間に適切な空気間隔を確保するための条件を
規定している。条件式(2)の下限値を下回ると、液晶
パネルと第5レンズ群G5との空気間隔が不足し、この
空気間隔中に3色合成光学系を介在させることができな
くなってしまう。逆に、条件式(2)の上限値を上回る
と、液晶パネルと第5レンズ群G5との空気間隔が必要
以上に長くなり、第5レンズ群G5の大型化を招いてし
まう。
【0020】条件式(3)は、ズーム領域(変倍領域)
の全体に亘って良好な結像性能を得るための条件式を規
定している。条件式(3)の下限値を下回ると、変倍に
よる諸収差の変動が大きくなり、ズーム領域の全体に亘
って良好な収差補正を行うことが困難になる。逆に、条
件式(3)の上限値を上回ると、変倍時における第2レ
ンズ群G2の移動距離が大きくなりすぎて、レンズの大
型化を招いてしまう。
【0021】条件式(4)は、良好な色収差補正のため
の条件を規定している。条件式(4)の下限値を下回る
と、軸上色収差の良好な補正と倍率色収差の良好な補正
との両立が困難になる。条件式(5)は、コマ収差の良
好な補正のための条件を規定している。条件式(5)の
下限を下回ると、最大像高付近の上側コマ収差が負側に
大きくなるため、コマフレアが発生してしまう。逆に、
条件式(5)の上限値を上回ると、中間像高の上側コマ
収差が正側に大きくなるため、やはりコマフレアが発生
してしまう。
【0022】
【実施例】以下、本発明の各実施例を、添付図面に基づ
いて説明する。各実施例において、本発明のズームレン
ズは、スクリーン側から順に、正の屈折力を有する第1
レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レンズ群G2
と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、負の屈折
力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を有する第
5レンズ群G5とを備えている。なお、第1レンズ群G
1を光軸に沿って移動させて合焦を行い、第2レンズ群
G2を光軸に沿って移動させて変倍を行っている。ただ
し、第4レンズ群G4および第5レンズ群G5は変倍中
固定である。また、第3レンズ群G3は、スクリーン側
から順に、負の屈折力を有する前群G31と正の屈折力を
有する後群G32とを有し、この第3レンズ群G3を光軸
に沿って移動させて、変倍による像位置の変動を補正し
ている。
【0023】〔実施例1〕図1は、本発明の第1実施例
にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。図
1のズームレンズにおいて、第1レンズ群G1は、スク
リーン側から順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズ、およびス
クリーン側に凸面を向けた正メニスカスレンズからな
る。また、第2レンズ群G2は、スクリーン側から順
に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、
両凹レンズ、スクリーン側に凸面を向けた正メニスカス
レンズ、および両凹レンズとスクリーン側に凸面を向け
た正メニスカスレンズとの接合負レンズからなる。
【0024】さらに、第3レンズ群G3は、スクリーン
側から順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカス
レンズからなる前群G31と、両凸レンズからなる後群G
32とから構成されている。また、第4レンズ群G4は、
スクリーン側から順に、両凹レンズ、および両凸レンズ
からなる。さらに、第5レンズ群G5は、スクリーン側
から順に、両凸レンズ、スクリーン側に凸面を向けた負
メニスカスレンズ、および両凸レンズからなる。なお、
第3レンズ群G3と第4レンズ群G4との間には開口絞
りASが、第4レンズ群G4と第5レンズ群G5との間
には開口絞りFSがそれぞれ配置されている。
【0025】次の表(1)に、本発明の第1実施例の諸
元の値を掲げる。表(1)において、fは焦点距離を、
FNOはFナンバーを、2ωは画角を、d0 はスクリーン
と最もスクリーン側のレンズ面との軸上空気間隔をそれ
ぞれ表している。さらに、面番号はスクリーン側からの
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズの面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=
587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示し
ている。
【0026】
【表1】 f=73.0〜132.0 FNO=3.0 2ω=46.6°〜25.4° 面番号 r d ν n 1 159.4595 4.0000 25.5 1.80518 2 104.9819 40.0000 70.4 1.48749 3 -1017.4661 0.1000 4 86.1184 26.0000 70.4 1.48749 5 603.0795 (d5= 可変) 6 710.0055 3.0000 43.0 1.83500 7 51.4751 17.0000 8 -227.5834 3.0000 43.0 1.83500 9 60.5196 2.0000 10 66.2834 17.0000 27.5 1.75520 11 460.0845 5.5000 12 -406.9602 4.0000 64.2 1.51680 13 69.0297 8.0000 25.5 1.80518 14 422.1439 (d14=可変) 15 131.0007 4.0000 25.5 1.80518 16 58.6990 3.0000 17 60.2718 14.0000 70.4 1.48749 18 -182.4692 (d18=可変) 19 ∞ 4.0000 (開口絞りAS) 20 -168.2172 3.0000 70.4 1.48749 21 64.2207 3.5000 22 144.8724 6.5000 25.5 1.80518 23 -297.8406 28.8357 24 ∞ 27.0000 (固定絞りFS) 25 190.8330 17.0000 70.4 1.48749 26 -85.8428 2.0000 27 187.0772 3.0000 25.5 1.80518 28 63.8034 2.0000 29 67.9483 17.0000 70.4 1.48749 30 -282.2833 160.4552 (変倍における可変間隔) f 73.000 96.000 132.000 d0 7780.000 7780.000 7780.000 d5 2.89997 17.27993 30.25886 d14 48.21579 39.43689 23.28749 d18 7.87536 2.27577 5.44642 (条件対応値) f2= −44.00000 f3= 290.00000 f4=−533.90745 f5= 116.88585 e4= 100.00000 f3n=−135.42964 f3p= 94.72885 ν3n= 25.5 ν3p= 70.4(1)|e4/(f4+f5)|=
0.240 (2)|f3/f4| =0.543 (3)|f2/fw| =0.603 (4)ν3p/ν3n =2.761 (5)|f3n/f3p| =1.430
【0027】図2乃至図4は、軸上空気間隔d0=77
80の第1実施例におけるd線(λ=587.6nm)
に対する諸収差図である。なお、図2は広角端における
諸収差図であり、図3は中間焦点距離状態(f=96)
における諸収差図であり、図4は望遠端における諸収差
図である。各収差図において、NAは開口数を、Yは像
高をそれぞれ示している。また、非点収差を示す収差図
において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディ
オナル像面を示している。さらに、球面収差を示す収差
図において、破線はサインコンディション(正弦条件)
を示している。各収差図から明らかなように、本実施例
では、広角端から望遠端までの各焦点距離状態において
諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0028】〔実施例2〕図5は、本発明の第2実施例
にかかるズームレンズのレンズ構成を示す図である。図
5のズームレンズにおいて、第1レンズ群G1は、スク
リーン側から順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニ
スカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズ、およびス
クリーン側に凸面を向けた正メニスカスレンズからな
る。また、第2レンズ群G2は、スクリーン側から順
に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカスレンズ、
両凹レンズ、両凸レンズ、および両凹レンズとスクリー
ン側に凸面を向けた正メニスカスレンズとの接合負レン
ズからなる。
【0029】さらに、第3レンズ群G3は、スクリーン
側から順に、スクリーン側に凸面を向けた負メニスカス
レンズからなる前群G31と、両凸レンズからなる後群G
32とから構成されている。また、第4レンズ群G4は、
スクリーン側から順に、両凹レンズ、および両凸レンズ
からなる。さらに、第5レンズ群G5は、スクリーン側
から順に、両凸レンズ、およびスクリーン側に凸面を向
けた負メニスカスレンズと両凸レンズとの接合正レンズ
からなる。なお、第3レンズ群G3と第4レンズ群G4
との間には開口絞りASが、第4レンズ群G4と第5レ
ンズ群G5との間には開口絞りFSがそれぞれ配置され
ている。
【0030】次の表(2)に、本発明の第2実施例の諸
元の値を掲げる。表(2)において、fは焦点距離を、
FNOはFナンバーを、2ωは画角を、d0 はスクリーン
と最もスクリーン側のレンズ面との軸上空気間隔をそれ
ぞれ表している。さらに、面番号はスクリーン側からの
レンズ面の順序を、rは各レンズ面の曲率半径を、dは
各レンズの面間隔を、nおよびνはそれぞれd線(λ=
587.6nm)に対する屈折率およびアッベ数を示し
ている。
【0031】
【表2】 f=73.0〜132.0 FNO= 3.0 2ω=46.6°〜25.4° 面番号 r d ν n 1 166.7467 4.0000 25.5 1.80518 2 107.3744 40.0000 70.4 1.48749 3 -829.4747 0.1000 4 85.6255 26.0000 70.4 1.48749 5 601.2320 (d5= 可変) 6 590.5138 3.0000 43.0 1.83500 7 50.0328 15.0000 8 -125.9811 3.0000 43.0 1.83500 9 61.8117 2.0000 10 68.3513 17.0000 27.5 1.75520 11 -257.4266 5.5000 12 -585.7932 4.0000 64.2 1.51680 13 69.1071 8.0000 25.5 1.80518 14 167.4991 (d14=可変) 15 130.7506 4.0000 25.5 1.80518 16 58.2565 3.0000 17 59.7146 14.0000 70.4 1.48749 18 -181.6849 (d18=可変) 19 ∞ 4.0000 (開口絞りAS) 20 -325.0652 3.0000 70.4 1.48749 21 61.0210 3.5000 22 211.5033 6.5000 28.6 1.79504 23 -226.2603 29.0436 24 ∞ 27.0000 (固定絞りFS) 25 228.6625 17.0000 70.4 1.48749 26 -80.9319 2.0000 27 380.7373 3.0000 31.6 1.75692 28 63.6935 20.0000 70.4 1.48749 29 -160.1628 161.6526 (変倍における可変間隔) f 73.000 96.000 132.000 d0 7780.000 7780.000 7780.000 d5 4.38794 18.76790 31.74683 d14 49.53717 40.75827 24.60887 d18 6.41329 0.81370 3.98435 (条件対応値) f2= −44.00000 f3= 290.00000 f4=−533.90745 f5= 116.88585 e4= 100.00000 f3n=−133.78721 f3p= 93.97906 ν3n= 25.5 ν3p= 70.4 (1)|e4/(f4+f5)|=0.240 (2)|f3/f4| =0.543 (3)|f2/fw| =0.603 (4)ν3p/ν3n =2.761 (5)|f3n/f3p| =1.424
【0032】図6乃至図8は、軸上空気間隔d0=77
80の第2実施例におけるd線(λ=587.6nm)
に対する諸収差図である。なお、図6は広角端における
諸収差図であり、図7は中間焦点距離状態(f=96)
における諸収差図であり、図8は望遠端における諸収差
図である。各収差図において、NAは開口数を、Yは像
高をそれぞれ示している。また、非点収差を示す収差図
において、実線はサジタル像面を示し、破線はメリディ
オナル像面を示している。さらに、球面収差を示す収差
図において、破線はサインコンディション(正弦条件)
を示している。各収差図から明らかなように、本実施例
では、広角端から望遠端までの各焦点距離状態において
諸収差が良好に補正されていることがわかる。
【0033】
【効果】以上説明したように、本発明によれば、ズーム
比が1.8程度で、Fナンバーが3.0程度で、周辺光
量比が70%程度で、コマフレアの少ない、高コントラ
ストで高解像力の小型軽量ズームレンズを実現すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例にかかるズームレンズのレ
ンズ構成を示す図である。
【図2】第1実施例の広角端における諸収差図である。
【図3】第1実施例の中間焦点距離状態における諸収差
図である。
【図4】第1実施例の望遠端における諸収差図である。
【図5】本発明の第2実施例にかかるズームレンズのレ
ンズ構成を示す図である。
【図6】第2実施例の広角端における諸収差図である。
【図7】第2実施例の中間焦点距離状態における諸収差
図である。
【図8】第2実施例の望遠端における諸収差図である。
【符号の説明】
G1 第1レンズ群 G2 第2レンズ群 G3 第3レンズ群 G4 第4レンズ群 G5 第5レンズ群 G31 前群 G32 後群 AS 開口絞り FS 固定絞り

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スクリーン側から順に、正の屈折力を有
    する第1レンズ群G1と、負の屈折力を有する第2レン
    ズ群G2と、正の屈折力を有する第3レンズ群G3と、
    負の屈折力を有する第4レンズ群G4と、正の屈折力を
    有する第5レンズ群G5とを備え、 前記第1レンズ群G1を光軸に沿って移動させて合焦を
    行い、 変倍に際して、前記第4レンズ群G4および前記第5レ
    ンズ群G5は固定であり、前記第2レンズ群G2は光軸
    に沿って移動し、 前記第3レンズ群G3を光軸に沿って移動させて変倍に
    よる像位置の変動を補正し、 前記第3レンズ群G3は、スクリーン側から順に、負の
    屈折力を有する前群G31と、正の屈折力を有する後群G
    32とを有し、 前記第2レンズ群G2の焦点距離をf2とし、前記第3
    レンズ群G3の焦点距離をf3とし、前記第4レンズ群
    G4の焦点距離をf4とし、前記第5レンズ群G5の焦
    点距離をf5とし、前記第4レンズ群G4と前記第5レ
    ンズ群G5との主点間隔をe4とし、広角端におけるレ
    ンズ系全体の焦点距離をfwとし、前記前群G31を構成
    するレンズのアッベ数の平均値をν3nとし、前記後群G
    32を構成するレンズのアッベ数の平均値をν3pとし、前
    記前群G31の焦点距離をf3nとし、前記後群G32の焦点
    距離をf3pとしたとき、 0.2<|e4/(f4+f5)|<0.7 0.3<|f3/f4|<0.7 0.35<|f2/fw|<0.65 1<ν3p/ν3n 1.0<|f3n/f3p|<2.5 の条件を満足することを特徴とするズームレンズ。
  2. 【請求項2】 前記第3レンズ群G3と前記第4レンズ
    群G4との間には開口絞りが設けられていることを特徴
    とする請求項1に記載のズームレンズ。
  3. 【請求項3】 前記第3レンズ群G3は、スクリーン側
    から順に、1つの負屈折力の単レンズと、1つの正屈折
    力の単レンズとを有することを特徴とする請求項1また
    は2に記載のズームレンズ。
  4. 【請求項4】 前記第4レンズ群G4および前記第5レ
    ンズ群G5は、異常部分分散性を有する媒質からなるレ
    ンズを備えていないことを特徴とする請求項1乃至3の
    いずれか1項に記載のズームレンズ。
  5. 【請求項5】 前記第3レンズ群G3は、スクリーン側
    に凹の軌跡にしたがって光軸上を移動することにより、
    変倍による像位置の変動を補正することを特徴とする請
    求項1乃至4のいずれか1項に記載のズームレンズ。
JP8204308A 1996-07-15 1996-07-15 ズームレンズ Pending JPH1031156A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005106948A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Canon Inc 投射光学系及び画像投射装置
JP2007206420A (ja) * 2006-02-02 2007-08-16 Canon Inc ズームレンズ及びそれを有する画像投射装置

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