JPH10310557A - ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法 - Google Patents

ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法

Info

Publication number
JPH10310557A
JPH10310557A JP9119847A JP11984797A JPH10310557A JP H10310557 A JPH10310557 A JP H10310557A JP 9119847 A JP9119847 A JP 9119847A JP 11984797 A JP11984797 A JP 11984797A JP H10310557 A JPH10310557 A JP H10310557A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
phosphate
hydrogen
dihydrogen
ethylene glycol
naphthalenedicarboxylic acid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9119847A
Other languages
English (en)
Inventor
Masato Kawamura
村 正 人 河
Satoru Inoki
木 哲 猪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Chemicals Inc filed Critical Mitsui Chemicals Inc
Priority to JP9119847A priority Critical patent/JPH10310557A/ja
Publication of JPH10310557A publication Critical patent/JPH10310557A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Polyesters Or Polycarbonates (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ジエチレングリコール骨格を有する不純物、
アルデヒド類の生成量が少ないリナフタレンジカルボン
酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およ
びTgおよびTmが高く、透明性に優れたポリエチレン
ナレフタレートの製造方法を提供すること。 【解決手段】 リン酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二
水素ナトリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の
触媒と水との存在下で、ナフタレンジカルボン酸とエチ
レングリコールとをエステル化反応させた後、反応混合
物から結晶を分離する。また、前記結晶を用い、水を除
去しながらさらに予備重合を行い、次に重縮合反応を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ナフタレンジカル
ボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法
およびポリエチレンナフタレートの製造方法に関し、さ
らに詳しくは、ポリエチレンナフタレートの品質を悪化
させるような反応生成物の生成が少なく、アルデヒド臭
がほとんどなく、粒径の大きいナフタレンジカルボン酸
のエチレングリコールエステル混合物の製造方法および
アルデヒド含量が少なくガラス転移温度(Tg)および
溶融温度(Tm)が高く、透明性に優れたポリエチレン
ナレフタレートの製造方法に関するものである。
【0002】
【発明の技術的背景】ポリエチレンナフタレートは、一
般にナフタレンジカルボン酸またはそのエステル誘導体
(たとえば低級アルキルエステル、フェニルエステルな
ど)と、エチレングリコールまたはそのエステル誘導体
(たとえばモノカルボン酸エステルエチレンオキサイド
など)とをエステル化反応させ、ナフタレンジカルボン
酸とエチレングリコールとのエステル化物を調製し、次
いで重縮合触媒の存在下にエステル化物を重縮合させる
ことにより製造されている。そして前記エステル化反応
は、エチレングリコールが還流する条件下で、反応によ
って生成した水あるいはアルコールを系外に除去しなが
ら実施される。
【0003】しかしながら、上記エステル化反応は完結
するのに長時間を要するためポリエチレンナフタレート
の製造に時間がかかり、また長時間の反応中にポリエチ
レンナフタレート成形体のガラス転移温度(Tg)や溶
融温度(Tm)を低下させるなど品質を悪化させるよう
な反応生成物が生成することがある。このためエステル
化反応を従来より短時間で行うことができれば、ポリエ
チレンナフタレートの製造時間を短縮することができ、
しかも製品の品質低下を招くような反応生成物の生成量
を低下させることができるためその工業的価値は大き
い。
【0004】また、ナフタレンジカルボン酸とエチレン
グリコールとをエステル化反応させると、カルボキシル
−ヒドロキシエトキシカルボニルナフタレンおよびビス
(ヒドロキシエトキシカルボニル)ナフタレンを含むエ
ステル化反応生成物が得られるが、この反応生成物に
は、前記成分以外にジエチレングリコール骨格を有する
ナフタレンジカルボン酸のエステル(以下「NDA−D
EG」ということがある。)が含まれている。
【0005】しかしながら、NDA−DEGは、得られ
るポリエチレンナフタレートのTgやTmを低下させる
など品質を悪化させることがある。このためNDA−D
EGの含有割合の少ないナフタレンジカルボン酸のエス
テル化生成物を得ることができれば、ポリエチレンナフ
タレートの品質を向上させることができるためその工業
的価値は大きい。
【0006】さらにポリエチレンナフタレートは、機械
的強度、耐熱性、ガスバリヤ性、透明性に優れるため清
涼飲料、ミネラルウォーターなどの充填用ボトルとして
使用されている。ところで従来の方法によりポリエチレ
ンナフタレートを製造するとアルデヒド類が生成する。
アルデヒド類の含有量の多いポリエチレンナフタレート
をボトルの材料として使用すると、アルデヒド類の匂い
により充填される内容物の味、匂い等が悪化してしま
う。このためアルデヒド類の含有量が少ないポリエチレ
ンナフタレートが望まれている。
【0007】
【発明の目的】本発明は、上記のような従来技術に鑑み
てなされたものであって、ポリエチレンテレフタレート
のTgやTmが低下するなどの品質を悪化させるような
反応生成物の生成が少なく、アルデヒド臭がほとんどな
く、粒径の大きいナフタレンジカルボン酸のエチレング
リコールエステル混合物の製造方法を提供することを目
的としている。
【0008】また本発明は、アルデヒド類の含有量が少
なくTgおよびTmが高く、透明性に優れたポリエチレ
ンナフタレートの製造方法を提供することを目的として
いる。
【0009】
【発明の概要】本発明に係るナフタレンジカルボン酸の
エチレングリコールエステル混合物の製造方法は、リン
酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二水素ナトリウムを除
く)から選ばれる少なくとも1種の触媒と水の存在下に
ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールとをエス
テル化した後、反応混合物から結晶を分離してナフタレ
ンジカルボン酸、カルボキシル−ヒドロキシエトキシカ
ルボニルナフタレンおよびビス(ヒドロキシエトキシカ
ルボニル)ナフタレンを含有するエステル混合物を得る
ことを特徴としている。
【0010】本発明に係るポリエチレンナフタレートの
製造方法は、リン酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二水
素ナトリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の触
媒と水との存在下で、ナフタレンジカルボン酸とエチレ
ングリコールとをエステル化した後、水を除去しながら
さらに予備重合を行い、次に重縮合反応を行うことを特
徴としている。
【0011】前記触媒として具体的には、リン酸亜鉛、
リン酸アルミニウム、リン酸アンモニウム、リン酸イッ
トリウム、リン酸カドミウム、リン酸ガドリニウム、リ
ン酸カリウム、リン酸カルシウム、リン酸カルシウムア
ンモニウム、リン酸銀、リン酸クロム、リン酸コバル
ト、リン酸コバルトアンモニウム、リン酸サマリウム、
リン酸ジスプロシウム、リン酸ジルコニウム、リン酸水
銀、リン酸スズ、リン酸リチウム、リン酸セリウム、リ
ン酸タリウム、リン酸鉄、リン酸銅、リン酸銅ナトリウ
ム、リン酸トリウム、リン酸トリウムカリウム、リン酸
トリウムナトリウム、リン酸ナトリウム、リン酸鉛、リ
ン酸ニッケル、リン酸ハフニウム、リン酸ネオジウム、
リン酸バリウム、リン酸ビスマス、リン酸ベリリウム、
リン酸マグネシウムアンモニウム、リン酸マンガン、リ
ン酸マンガンアンモニウム、リン酸ランタン、リン酸リ
チウム、リン酸ルビジウム、リン酸水素亜鉛、リン酸水
素アルミニウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸水
素アンモニウムナトリウム、リン酸水素カドミウム、リ
ン酸水素二カリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水
素スズ、リン酸水素ストロンチウム、リン酸水素タリウ
ム、リン酸水素トリウム、リン酸水素二ナトリウム、リ
ン酸水素鉛、リン酸水素ネプツニウム、リン酸水素バリ
ウム、リン酸水素マグネシウム、リン酸水素マンガン、
リン酸水素リチウム、リン酸水素鉄、リン酸水素ベリリ
ウム、リン酸二水素亜鉛、リン酸二水素アルミニウム、
リン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リ
ン酸二水素カルシウム、リン酸二水素銀、リン酸二水素
スズ、リン酸二水素ストロンチウム、リン酸二水素タリ
ウム、リン酸二水素鉛、リン酸二水素バリウム、リン酸
二水素マグネシウム、リン酸二水素マンガン、リン酸二
水素リチウム、リン酸二水素鉄およびリン酸二水素ベリ
リウムから選ばれる少なくとも1種のリン酸塩またはリ
ン酸水素塩が挙げられる。
【0012】本発明では、前記水の存在下で行うエステ
ル化反応を、エチレングリコールに対して0.03〜
1.5倍重量の水の存在下で行うことが望ましい。ま
た、水の存在下でナフタレンジカルボン酸とエチレング
リコールとをエステル化反応させた後のエステル化率が
40〜95%であることが望ましい。
【0013】前記エステル混合物は、下記式で表される
ジエチレングリコール骨格を有するナフタレンジカルボ
ン酸のエステルを、通常3モル%以下の割合で含有して
いる。
【0014】
【化3】
【0015】本発明によるとポリエチレンテレフタレー
トの品質を悪化させるような反応生成物の生成が少な
く、アルデヒド臭がほとんどなく、粒径の大きいナフタ
レンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物
を製造することができる。
【0016】また本発明によると透明性、色相などの外
観に優れ、アルデヒド臭がほとんどなく、TgおよびT
mが高いポリエチレンナフタレートを製造することがで
きる。
【0017】
【発明の具体的説明】以下、本発明に係るナフタレンジ
カルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造
方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法につい
て具体的に説明する。
【0018】本発明に係るナフタレンジカルボン酸のエ
チレングリコールエステル混合物の製造方法は、リン酸
塩およびリン酸水素塩(リン酸二水素ナトリウムを除
く)から選ばれる少なくとも1種の触媒と水の存在下に
ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコールとをエス
テル化した後、反応混合物から結晶を分離してナフタレ
ンジカルボン酸、カルボキシル−ヒドロキシエトキシカ
ルボニルナフタレンおよびビス(ヒドロキシエトキシカ
ルボニル)ナフタレンを含有するエステル混合物を得て
いる。
【0019】本発明に係るポリエチレンテレフタレート
の製造方法は、前記エステル混合物を含有するエステル
化反応生成物混合液、または、エステル化反応生成物混
合液からエステル混合物を分取したもの、またはエステ
ル化反応生成物混合液からエステル混合物を分取したも
のを乾燥したものを、さらに水を除去しながら予備重合
を行い、次に重縮合反応を行っている。
【0020】本発明では、まず特定の触媒と、水との存
在下で、ナフタレンジカルボン酸とエチレングリコール
とをエステル化反応させる。このナフタレンジカルボン
酸とエチレングリコールとのエステル化反応は、エチレ
ングリコールに対して通常0.03〜1.5倍重量、好
ましくは0.1〜0.7倍重量の水の存在下で行われ
る。そして、エチレングリコールはナフタレンジカルボ
ン酸1モルに対して通常0.6〜30モル、好ましくは
1.2〜15モルの量で用いられる。
【0021】エステル化反応に用いられる触媒として
は、リン酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二水素ナトリ
ウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の触媒が挙げ
られ、より具体的には、リン酸亜鉛(Zn3(P
4)2 )、リン酸アルミニウム、リン酸アンモニウム、
リン酸イットリウム、リン酸カドミウム、リン酸ガドリ
ニウム、リン酸カリウム、リン酸カルシウム、リン酸カ
ルシウムアンモニウム、リン酸銀、リン酸クロム、リン
酸コバルト、リン酸コバルトアンモニウム、リン酸サマ
リウム、リン酸ジスプロシウム、リン酸ジルコニウム、
リン酸水銀、リン酸スズ、リン酸リチウム、リン酸セリ
ウム、リン酸タリウム、リン酸鉄、リン酸銅、リン酸銅
ナトリウム、リン酸トリウム、リン酸トリウムカリウ
ム、リン酸トリウムナトリウム、リン酸ナトリウム、リ
ン酸鉛、リン酸ニッケル、リン酸ハフニウム、リン酸ネ
オジウム、リン酸バリウム、リン酸ビスマス、リン酸ベ
リリウム、リン酸マグネシウムアンモニウム、リン酸マ
ンガン、リン酸マンガンアンモニウム、リン酸ランタ
ン、リン酸リチウム、リン酸ルビジウムなどのリン酸
塩;リン酸水素亜鉛、リン酸水素アルミニウム、リン酸
水素二アンモニウム、リン酸水素アンモニウムナトリウ
ム、リン酸水素カドミウム、リン酸水素二カリウム、リ
ン酸水素カルシウム、リン酸水素スズ、リン酸水素スト
ロンチウム、リン酸水素タリウム、リン酸水素トリウ
ム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素鉛、リン酸水
素ネプツニウム、リン酸水素バリウム、リン酸水素マグ
ネシウム、リン酸水素マンガン、リン酸水素リチウム、
リン酸水素鉄、リン酸水素ベリリウムなどのリン酸水素
塩;リン酸二水素亜鉛、リン酸二水素アルミニウム、リ
ン酸二水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン
酸二水素カルシウム、リン酸二水素銀、リン酸二水素ス
ズ、リン酸二水素ストロンチウム、リン酸二水素タリウ
ム、リン酸二水素鉛、リン酸二水素バリウム、リン酸二
水素マグネシウム、リン酸二水素マンガン、リン酸二水
素リチウム、リン酸二水素鉄、リン酸二水素ベリリウム
などのリン酸二水素塩から選ばれる少なくとも1種のリ
ン酸塩またはリン酸水素塩が挙げられる。
【0022】このような触媒はナフタレンジカルボン酸
とエチレングリコールとの合計重量に対して、10〜
0.001重量%、好ましくは5〜0.01重量%の割
合で用いられる。上記のような触媒は、ナフタレンジカ
ルボン酸とエチレングリコールとのエステル化反応を促
進するとともに、NDA−DEG、アルデヒド類の生成
を抑制し、また色相も向上する。
【0023】ここで前記水としては、反応開始時から反
応系に存在する水、およびナフタレンジカルボン酸とエ
チレングリコールとのエステル化反応により生成する水
が含まれる。エステル化反応では、エステル化反応の進
行にともなって系内の水の量が増加するが、水を一部留
去して系内の水の量を特定の範囲内に調整しながらエス
テル化反応を行うこともできる。なお、反応開始時には
反応系に水を存在させず、エステル化反応により生成し
た水を系外に除去せずに、エステル化反応により生成し
た水の存在下に反応を行う態様もエステル化反応に含ま
れる。
【0024】エステル化反応は、反応温度が通常180
〜280℃、好ましくは200〜260℃、圧力が通常
0〜100kg/cm2 、好ましくは0.5〜40kg
/cm2 の条件下で行われる。また反応時間は、反応条
件にもよるが通常0.2〜6時間、好ましくは0.5〜
3時間である。
【0025】このエステル化反応におけるエステル化率
は、反応系に存在する水の割合にもよるが通常40〜9
0%、好ましくは45〜80%、特に好ましくは50〜
70%の範囲にある。エステル化率が90%を超える
と、ジエチレングリコール骨格を有するナフタレンジカ
ルボン酸のエステル(NDA−DEG)の含有割合が増
加するため、ポリエチレンナフタレートを製造したとき
に得られるポリエチレンナフタレートのTgやTmが低
下するなど品質が悪化することがある。
【0026】なお本明細書において、エステル化率
(%)とは、下記式によって算出される値である。
【0027】
【数1】
【0028】本発明に係るナフタレンジカルボン酸のエ
チレングリコールエステル混合物の製造方法は、前記の
方法で得られたエステル混合物を含むエステル化反応生
成物混合液を冷却し、ナフタレンジカルボン酸、ナフタ
レンジカルボン酸エステルを含む混合物を晶析させ、得
られた結晶を液体から分離することにより得ることがで
きる。このようにして得られたナフタレンジカルボン酸
のエチレングリコールエステル混合物は、ナフタレンジ
カルボン酸、カルボキシル−ヒドロキシエトキシカルボ
ニルナフタレンおよびビス(ヒドロキシエトキシカルボ
ニル)ナフタレンを含有している。このナフタレンジカ
ルボン酸のエチレングリコールエステル混合物は、下記
に示すようなジエチレングリコール骨格を有するナフタ
レンジカルボン酸のエステル(NDA−DEG)の含有
割合が低く、通常3モル%以下、好ましくは1モル%以
下、特に好ましくは0.5モル%以下である。
【0029】
【化4】
【0030】このようにエステル化反応を、特定の触媒
と、特定割合の水の存在下に行うと、無触媒で生成した
水を除去しながらエステル化する従来の方法と比較し
て、NDA−DEG、アルデヒド類の生成量を少なくす
ることができ、色相をよくすることができる。
【0031】前記エステル化反応生成物混合液からポリ
エチレンナフタレートを重合する場合には、前記エステ
ル化反応生成物混合液をそのまま、または、エステル化
反応生成物混合液からエステル混合物を分取したもの、
またはエステル化反応生成物混合液からエステル混合物
を分取したものを乾燥したものを、前記水およびエステ
ル化によって生成した水を系外に除去しながらさらに予
備重合を行う。この予備重合は、エステル化によって生
成した水を系外に除去しながら行われるため、系内の水
の量は、エチレングリコールに対して通常0.1重量%
以下である。
【0032】予備重合は、反応温度が通常180〜28
0℃、好ましくは220〜240℃、圧力(ゲージ圧)
が通常0〜30kg/cm2 、好ましくは0〜5kg/
cm 2 の条件下で行われる。この予備重合におけるエス
テル化率は、通常93%以上、好ましくは97%以上で
ある。
【0033】これらの予備重合によりナフタレンジカル
ボン酸とエチレングリコールとの低次縮合物が得られ、
この低次縮合物の数平均分子量は、通常500〜200
0である。
【0034】このようなエステル化反応は、ナフタレン
ジカルボン酸およびエチレングリコール以外の添加物を
添加せずに実施することも可能であり、また後述する重
縮合触媒の共存下に実施することも可能であるが、さら
に塩基性化合物を少量添加して実施することができる。
【0035】本発明では、特定のエステル化率になるま
で、特定の触媒と、特定割合の水との存在下にエステル
化反応を行っているので、生成した水を除去しながらエ
ステル化する従来の方法と比較して、同一のエステル化
率になるまでの時間を大幅に短縮することができる。し
たがって、この後従来の方法と同様に生成した水を除去
しながら予備重合を行っても低次縮合物を得るのに要す
る時間を従来より短縮することができる。
【0036】また特定の触媒と、特定割合の水の存在下
にエステル化反応を行うときのさらなる効果として、エ
ステル化反応の際に副生して、後の重縮合反応によって
得られるポリエチレンナフタレートの品質を損なう、前
記のようなジエチレングリコール骨格を有するナフタレ
ンジカルボン酸のエステル(NDA−DEG)の生成を
抑制できる利点が挙げられる。なお、反応開始時から系
内に水を存在させるとNDA−DEGの生成を抑制する
効果が大きい。
【0037】このようにして得られた低次縮合物は、次
に重縮合反応が行われる。重縮合反応は、従来公知の方
法で行われ、重縮合触媒の存在下に減圧下で、得られる
ポリエチレンナフタレートの融点以上の温度に加熱し、
この際生成するグリコールを系外に留去させながら重縮
合させる。重縮合反応は、通常、反応温度が通常250
〜290℃、好ましくは260〜280℃、圧力が通常
500Torr以下、好ましくは200Torr以下の
条件下で行われる。
【0038】上記のような液相重縮合反応は、重縮合触
媒の存在下、必要に応じて安定剤の共存下に行われる。
重縮合触媒としては、二酸化ゲルマニウム、ゲルマニウ
ムテトラエトキシド、ゲルマニウムテトラn-ブトキシド
などのゲルマニウム化合物、三酸化アンチモンなどのア
ンチモン触媒またはチタニウムテトラブトキシドなどの
チタン触媒を用いることができる。重縮合触媒は、ナフ
タレンジカルボン酸とエチレングリコールとの合計重量
に対して、重縮合触媒中の金属重量換算で、0.000
5〜0.2重量%、好ましくは0.001〜0.05重
量%の割合で用いられることが望ましい。
【0039】
【発明の効果】本発明に係るナフタレンジカルボン酸の
エチレングリコールエステル混合物の製造方法は、ND
A−DEG、アルデヒド類などの生成量が少ない。この
ためこのような方法で得られたナフタレンジカルボン酸
のエチレングリコールエステル混合物を用いてポリエチ
レンナフタレートを製造すると透明性、色相などの外観
に優れ、アルデヒド類の含有量が少なく、TgおよびT
mが高いポリエチレンナフタレートを製造することがで
きる。また本発明により得られたエステル混合物は、粒
子径が大きいため濾過時間が短い。
【0040】
【実施例】以下、実施例に基づいて本発明をさらに具体
的に説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるも
のではない。
【0041】
【実施例1】2,6-ナフタレンジカルボン酸(以下「ND
A」と記載する)100g、エチレングリコール 30
0g、水 150g(EGに対して0.50倍重量)、
リン酸二水素カリウム 1gを1000mlのオートク
レーブに仕込み、窒素置換(10kg/cm2 加圧)
し、250℃で3時間反応させた。その後、反応溶液を
取り出し1000mlの蒸留水を加え結晶を濾過回収
し、乾燥してNDAのエステル混合物を119g得た。
結晶粒径が大きいため、比較例と比べ濾過時間は短かっ
た。このNDAのエステル混合物の各種物性について測
定した結果を表1に示す。
【0042】なお、エステル化率およびNDA−DEG
含有量は、液体クロマトグラフィーにより分析した。臭
いはパネラー6人で結晶を濾過するときの臭いを以下の
ように評価した。 ○ … アルデヒド臭が少ない × … アルデヒド臭がきつい 結晶(NDAのエチレングリコールエステル混合物)を
濾過するときのアルデヒド臭がほとんどないと、得られ
た結晶のアルデヒド臭もほとんどなく、このような結晶
を用いて製造されたポリエチレンナフタレートもアルデ
ヒド含有量は少ない。
【0043】Labは、乾燥したNDAのエステル化反
応生成混合物からタブレットを成形し、該タブレットに
ついて反射法で測定した。
【0044】
【実施例2】実施例1において、リン酸二水素カリウム
に代えてリン酸水素二ナトリウムを用いたこと以外は、
実施例1と同様にしてNDAのエステル化反応生成物混
合液およびNDAのエステル化反応生成混合物を119
g得た。結果を表1に示す。
【0045】
【実施例3】実施例1において、リン酸二水素カリウム
に代えてリン酸水素二カリウムを用いたこと以外は、実
施例1と同様にしてNDAのエステル化反応生成物混合
液およびNDAのエステル化反応生成混合物を119g
得た。結果を表1に示す。
【0046】
【実施例4】実施例1において、リン酸二水素カリウム
に代えてリン酸ナトリウムを用いたこと以外は、実施例
1と同様にしてNDAのエステル化反応生成物混合液お
よびNDAのエステル化反応生成混合物を117g得
た。結果を表1に示す。
【0047】
【参考例1】実施例1において、リン酸二水素カリウム
に代えてリン酸二水素ナトリウムを用いたこと以外は、
実施例1と同様にしてNDAのエステル化反応生成物混
合液およびNDAのエステル化反応生成混合物を119
g得た。結果を表1に示す。
【0048】
【参考例2】実施例1において、リン酸二水素カリウム
に代えてリン酸を用いたこと以外は、実施例1と同様に
してNDAのエステル化反応生成物混合液およびNDA
のエステル化反応生成混合物を115g得た。結果を表
1に示す。
【0049】
【比較例1】実施例1において、リン酸二水素カリウム
を用いなかったこと以外は、実施例1と同様にしてND
Aのエステル化反応生成物混合液およびNDAのエステ
ル化反応生成混合物を117g得た。結果を表1に示
す。
【0050】
【表1】
【0051】
【実施例5】実施例1で得られたNDAのエチレングリ
コールエステル混合物119gを簡単な蒸留装置を備え
たガラスフラスコに仕込み、80℃のオイルバスに浸
し、30分間かけて225℃まで昇温し、その温度で加
熱を続けた。この時、蒸留塔上部より留出する水を回収
した。予備重合の進行により生成する水が留出しなくな
った時を予備重合の終了とした。
【0052】前記予備重合により得られたNDAのエス
テル化物(低次縮合物)に重合触媒として二酸化ゲルマ
ニウムを21mg、安定剤としてテトラエチルアンモニ
ウムヒドロキシド 15mg、リン酸 39mgを5g
のEGに溶解させ添加した。この重合触媒と安定剤とを
添加したNDAのエステル化物を260℃に昇温し、留
出するEGを回収しながら1時間攪拌した。次に、1時
間かけて280℃に昇温しながら反応系を1Torr以
下にし、EGを留出させた。さらに280℃、1Tor
r以下の減圧下でEGを留出させながら1.5時間反応
を続けた。その後、反応を停止し、生成したポリエチレ
ンナフタレートを回収した。
【0053】回収したポリエチレンナフタレートの固有
粘度は0.56dl/g(1:1のo-クロロフェノール
/フェノール溶液に溶かし25℃で測定した)であり、
示差走査型熱量計で測定したガラス転移温度(Tg)は
115℃、溶融温度(Tm)は266℃であり、ポリエ
チレンナフタレート中のDEG含量は0.81重量%で
あった。
【0054】
【比較例2】実施例5においてNDAのエチレングリコ
ールエステル混合物として比較例1で得られたNDAの
エチレングリコールエステル混合物117gを用いた以
外は実施例5と同様にしてポリエチレンナフタレートを
得た。
【0055】回収したポリエチレンナフタレートの固有
粘度は0.65dl/gであり、Tgは103℃、Tm
は240℃であり、ポリエチレンナフタレート中のDE
G含量は3.6重量%であった。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI C08G 63/183 C08G 63/183 // C07B 61/00 300 C07B 61/00 300

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リン酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二
    水素ナトリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の
    触媒と水の存在下にナフタレンジカルボン酸とエチレン
    グリコールとをエステル化した後、反応混合物から結晶
    を分離してナフタレンジカルボン酸、カルボキシル−ヒ
    ドロキシエトキシカルボニルナフタレンおよびビス(ヒ
    ドロキシエトキシカルボニル)ナフタレンを含有するエ
    ステル混合物を得ることを特徴とするナフタレンジカル
    ボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 前記触媒は、リン酸亜鉛、リン酸アルミ
    ニウム、リン酸アンモニウム、リン酸イットリウム、リ
    ン酸カドミウム、リン酸ガドリニウム、リン酸カリウ
    ム、リン酸カルシウム、リン酸カルシウムアンモニウ
    ム、リン酸銀、リン酸クロム、リン酸コバルト、リン酸
    コバルトアンモニウム、リン酸サマリウム、リン酸ジス
    プロシウム、リン酸ジルコニウム、リン酸水銀、リン酸
    スズ、リン酸リチウム、リン酸セリウム、リン酸タリウ
    ム、リン酸鉄、リン酸銅、リン酸銅ナトリウム、リン酸
    トリウム、リン酸トリウムカリウム、リン酸トリウムナ
    トリウム、リン酸ナトリウム、リン酸鉛、リン酸ニッケ
    ル、リン酸ハフニウム、リン酸ネオジウム、リン酸バリ
    ウム、リン酸ビスマス、リン酸ベリリウム、リン酸マグ
    ネシウムアンモニウム、リン酸マンガン、リン酸マンガ
    ンアンモニウム、リン酸ランタン、リン酸リチウム、リ
    ン酸ルビジウム、リン酸水素亜鉛、リン酸水素アルミニ
    ウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸水素アンモニ
    ウムナトリウム、リン酸水素カドミウム、リン酸水素二
    カリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水素スズ、リ
    ン酸水素ストロンチウム、リン酸水素タリウム、リン酸
    水素トリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素
    鉛、リン酸水素ネプツニウム、リン酸水素バリウム、リ
    ン酸水素マグネシウム、リン酸水素マンガン、リン酸水
    素リチウム、リン酸水素鉄、リン酸水素ベリリウム、リ
    ン酸二水素亜鉛、リン酸二水素アルミニウム、リン酸二
    水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水
    素カルシウム、リン酸二水素銀、リン酸二水素スズ、リ
    ン酸二水素ストロンチウム、リン酸二水素タリウム、リ
    ン酸二水素鉛、リン酸二水素バリウム、リン酸二水素マ
    グネシウム、リン酸二水素マンガン、リン酸二水素リチ
    ウム、リン酸二水素鉄およびリン酸二水素ベリリウムか
    ら選ばれる少なくとも1種のリン酸塩またはリン酸水素
    塩である請求項1に記載のナフタレンジカルボン酸のエ
    チレングリコールエステル混合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 前記水の存在下で行うエステル化反応
    を、エチレングリコールに対して0.03〜1.5倍重
    量の水の存在下で行う請求項1または2に記載のナフタ
    レンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 水の存在下でナフタレンジカルボン酸と
    エチレングリコールとをエステル化反応させた後のエス
    テル化率が40〜95%である請求項1〜3のいずれか
    に記載のナフタレンジカルボン酸のエチレングリコール
    エステル混合物の製造方法。
  5. 【請求項5】 前記エステル混合物は、下記式で表され
    るジエチレングリコール骨格を有するナフタレンジカル
    ボン酸のエステルを3モル%以下の割合で含有する請求
    項1〜4のいずれかに記載のナフタレンジカルボン酸の
    エチレングリコールエステル混合物の製造方法。 【化1】
  6. 【請求項6】 リン酸塩およびリン酸水素塩(リン酸二
    水素ナトリウムを除く)から選ばれる少なくとも1種の
    触媒と水との存在下で、ナフタレンジカルボン酸とエチ
    レングリコールとをエステル化した後、水を除去しなが
    らさらに予備重合を行い、次に重縮合反応を行うことを
    特徴とするポリエチレンナフタレートの製造方法。
  7. 【請求項7】 前記触媒は、リン酸亜鉛、リン酸アルミ
    ニウム、リン酸アンモニウム、リン酸イットリウム、リ
    ン酸カドミウム、リン酸ガドリニウム、リン酸カリウ
    ム、リン酸カルシウム、リン酸カルシウムアンモニウ
    ム、リン酸銀、リン酸クロム、リン酸コバルト、リン酸
    コバルトアンモニウム、リン酸サマリウム、リン酸ジス
    プロシウム、リン酸ジルコニウム、リン酸水銀、リン酸
    スズ、リン酸リチウム、リン酸セリウム、リン酸タリウ
    ム、リン酸鉄、リン酸銅、リン酸銅ナトリウム、リン酸
    トリウム、リン酸トリウムカリウム、リン酸トリウムナ
    トリウム、リン酸ナトリウム、リン酸鉛、リン酸ニッケ
    ル、リン酸ハフニウム、リン酸ネオジウム、リン酸バリ
    ウム、リン酸ビスマス、リン酸ベリリウム、リン酸マグ
    ネシウムアンモニウム、リン酸マンガン、リン酸マンガ
    ンアンモニウム、リン酸ランタン、リン酸リチウム、リ
    ン酸ルビジウム、リン酸水素亜鉛、リン酸水素アルミニ
    ウム、リン酸水素二アンモニウム、リン酸水素アンモニ
    ウムナトリウム、リン酸水素カドミウム、リン酸水素二
    カリウム、リン酸水素カルシウム、リン酸水素スズ、リ
    ン酸水素ストロンチウム、リン酸水素タリウム、リン酸
    水素トリウム、リン酸水素二ナトリウム、リン酸水素
    鉛、リン酸水素ネプツニウム、リン酸水素バリウム、リ
    ン酸水素マグネシウム、リン酸水素マンガン、リン酸水
    素リチウム、リン酸水素鉄、リン酸水素ベリリウム、リ
    ン酸二水素亜鉛、リン酸二水素アルミニウム、リン酸二
    水素アンモニウム、リン酸二水素カリウム、リン酸二水
    素カルシウム、リン酸二水素銀、リン酸二水素スズ、リ
    ン酸二水素ストロンチウム、リン酸二水素タリウム、リ
    ン酸二水素鉛、リン酸二水素バリウム、リン酸二水素マ
    グネシウム、リン酸二水素マンガン、リン酸二水素リチ
    ウム、リン酸二水素鉄およびリン酸二水素ベリリウムか
    ら選ばれる少なくとも1種のリン酸塩またはリン酸水素
    塩である請求項6に記載のポリエチレンナフタレートの
    製造方法。
  8. 【請求項8】 前記水の存在下で行うエステル化反応
    を、エチレングリコールに対して0.03〜1.5倍重
    量の水の存在下で行う請求項6または7に記載のポリエ
    チレンナフタレートの製造方法。
  9. 【請求項9】 水の存在下でナフタレンジカルボン酸と
    エチレングリコールとをエステル化反応させた後のエス
    テル化率が40〜95%である請求項6〜8のいずれか
    に記載のポリエチレンナフタレートの製造方法。
  10. 【請求項10】 前記エステル混合物は、下記式で表さ
    れるジエチレングリコール骨格を有するナフタレンジカ
    ルボン酸のエステルを、ナフタレンジカルボン酸のエス
    テル化反応生成混合物中の全ナフタレンジカルボン酸成
    分に対して3モル%以下の割合で含有する請求項6〜9
    のいずれかに記載のポリエチレンナフタレートの製造方
    法。 【化2】
JP9119847A 1997-05-09 1997-05-09 ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法 Pending JPH10310557A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9119847A JPH10310557A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9119847A JPH10310557A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10310557A true JPH10310557A (ja) 1998-11-24

Family

ID=14771747

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9119847A Pending JPH10310557A (ja) 1997-05-09 1997-05-09 ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10310557A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100326660B1 (ko) * 2000-02-26 2002-03-02 박호군 폴리에틸렌 나프탈레이트계 중합체의 제조 방법
WO2002036538A1 (fr) * 2000-10-16 2002-05-10 Japan Science And Technology Corporation Procede de production d'un condensat esterifie
EP2836476A2 (en) * 2012-04-11 2015-02-18 The Procter & Gamble Company Catalytic conversion of lactic acid to acrylic acid

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100326660B1 (ko) * 2000-02-26 2002-03-02 박호군 폴리에틸렌 나프탈레이트계 중합체의 제조 방법
WO2002036538A1 (fr) * 2000-10-16 2002-05-10 Japan Science And Technology Corporation Procede de production d'un condensat esterifie
US7301045B2 (en) 2000-10-16 2007-11-27 Japan Science And Technology Corporation Method for preparing ester condensate
EP2836476A2 (en) * 2012-04-11 2015-02-18 The Procter & Gamble Company Catalytic conversion of lactic acid to acrylic acid
EP2836476B1 (en) * 2012-04-11 2022-02-23 The Procter & Gamble Company Catalyst for the conversion of lactic acid to acrylic acid

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP3116933B1 (en) Process for enhancing the molecular weight of a polyester
US4230818A (en) Reduction of glycol ethers in polyesters
JP3326766B2 (ja) テレフタレート及びナフタレート単位を含むポリエステルコポリマーを製造するための方法
EP1456276B1 (en) Process for making polytrimethylene terephthalate
JP2002512268A (ja) イソソルビド含有ポリエステルおよびそれの製造方法
DE2703376A1 (de) Verfahren zur herstellung aromatischer copolyester
EP3350246B1 (en) Process for the preparation of a polyester
JP3720040B2 (ja) ナフタレンジカルボン酸のエステル化反応生成物混合液または混合物およびこれらの製造方法、ならびにポリエチレンナフタレートの製造方法
JP2002504578A (ja) 高含量芳香族エステルを有するポリエーテルエステル樹脂の製造方法
JP2005133093A6 (ja) ナフタレンジカルボン酸のエステル化反応生成物混合液または混合物およびこれらの製造方法、ならびにポリエチレンナフタレートの製造方法
JPH10310557A (ja) ナフタレンジカルボン酸のエチレングリコールエステル混合物の製造方法およびポリエチレンナフタレートの製造方法
CN101463240A (zh) 一种网膜用聚酯热熔胶的制备方法
EP3347401B1 (en) Process for enhancing the molecular weight of a polyester by solid state polymerization
JP2567614B2 (ja) 架橋ポリエステル樹脂の製造方法
JP2003503567A (ja) テレフタル酸及びブタンジオールからのポリブチレンテレフタレートの連続的製法
TW201245208A (en) Method for preparing poly(1,4:3,6-dianhydrohexitol esters)
WO2021172215A1 (ja) ポリエステルの製造方法および当該方法で製造されたポリエステル
JPH06293707A (ja) ジ安息香酸ヒドロキシエチル
JP4306038B2 (ja) ポリブチレンテレフタレートの製造法
JPH02155920A (ja) 共重合ポリエステルの製造方法
JPH0770299A (ja) 2,6−ナフタレンジカルボン酸から高分子量ポリエステル樹脂を製造する方法
JP2023167414A (ja) 樹脂組成物及び樹脂組成物の製造方法
JP3445158B2 (ja) ポリエチレンナフタレンジカルボキシレートおよびボトル
TW202348681A (zh) 使用回收的對苯二甲酸雙(2-羥基乙基)酯的聚酯樹脂及包含其之物件
JP3329982B2 (ja) 熱可塑性ポリエステルの製法

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20061108

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20061226

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070313