JPH10310090A - 自動二輪車のフレーム構造 - Google Patents

自動二輪車のフレーム構造

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JPH10310090A
JPH10310090A JP11824997A JP11824997A JPH10310090A JP H10310090 A JPH10310090 A JP H10310090A JP 11824997 A JP11824997 A JP 11824997A JP 11824997 A JP11824997 A JP 11824997A JP H10310090 A JPH10310090 A JP H10310090A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
motorcycle
head pipe
fixing
tank
Prior art date
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Pending
Application number
JP11824997A
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English (en)
Inventor
Takayuki Suzuki
孝行 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
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Publication of JPH10310090A publication Critical patent/JPH10310090A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】イグニッションコイル等のエンジン補器の組付
性の向上を図った自動二輪車のフレーム構造を提供する
にある。 【解決手段】ヘッドパイプ10の直後で左右方向に拡開
されて後下方に延びるタンクレール部6aを備えた車体
フレーム2を有し、ヘッドパイプ10の略下方にエンジ
ン3の頭部が配置された自動二輪車1において、ヘッド
パイプ10と左右のタンクレール部6aとの接合部に補
強部材23を配置すると共に、この補強部材23に燃料
タンク固定用の係止突起24とエンジン補器4の取付部
25とを一体的に形成し、ボルト等の固定具26を後方
から装着してエンジン補器4を取付部25に固定するよ
うに構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動二輪車のフレ
ーム構造に関する。
【0002】
【従来の技術】自動二輪車の車体フレームにはヘッドパ
イプの直後で左右方向に拡開された後、互いに平行に後
方に延びるタンクレール部を備えたものがあり、このタ
ンクレール部の下方にエンジンが搭載されている。
【0003】ガソリンエンジンは点火プラグを備えてお
り、この点火プラグに高電圧の電流を流すイグニッショ
ンコイルがエンジン補器として別体に設けられている。
点火プラグとイグニッションコイルとを接続するハイテ
ンションコードは電圧の低下を防止するためできる限り
短く設定されることが望ましく、そのためイグニッショ
ンコイルは通常エンジン直上のタンクレール部に、特に
車両の外観を配慮していずれか一方のタンクレール部の
内側に、例えば取付けプレート等を介して取り付けられ
ている。
【0004】一方、ヘッドパイプと左右のタンクレール
部との接合部は応力が集中するため、補強部材(リーイ
ンフォースメント)が各部材間に架設されている。
【0005】他方、左右のタンクレール上には燃料タン
クが配置されるが、この燃料タンクの固定方法として
は、例えば上記補強部材に係止プレートを別体に設ける
と共に、燃料タンクの前側下部に係止部材を設け、この
係止部材を係止プレートに係止させ、燃料タンクの後端
部を車体フレームにボルト等で固着するのが一般的であ
る。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、イグニ
ッションコイルを一方のタンクレール部の内側に取り付
ける場合、取付用ボルトの締め付け方向が車幅方向とな
るため、他方のタンクレール部が邪魔となってボルトの
締め付けが困難である。その結果、イグニッションコイ
ルの組付性が低下する。
【0007】また、係止プレートを補強部材に別体に設
けているため、部品点数や組み付け工程数、重量が増え
ると共に、溶接長さが長くなり、この溶接熱によってヘ
ッドパイプ回りが歪みやすくなる。
【0008】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、イグニッションコイル等のエンジン補器の組付
性の向上を図った自動二輪車のフレーム構造を提供する
ことを目的とする。
【0009】この発明の他の目的は、車体フレームの部
品点数の削減を図った自動二輪車のフレーム構造を提供
するにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明に係る自動二輪車
のフレーム構造は、上述した課題を解決するために、請
求項1に記載したように、ヘッドパイプの直後で左右方
向に拡開されて後下方に延びるタンクレール部を備えた
車体フレームを有し、上記ヘッドパイプの略下方にエン
ジンの頭部が配置された自動二輪車において、上記ヘッ
ドパイプと左右のタンクレール部との接合部に補強部材
を配置すると共に、この補強部材に燃料タンク固定用の
係止突起とエンジン補器の取付部とを一体的に形成し、
ボルト等の固定具を後方から装着して上記エンジン補器
を上記取付部に固定するように構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0012】図1は、この発明を適用した自動二輪車の
一例を示す左側面図である。図1に示すように、この自
動二輪車1は車体フレーム2を有し、車体フレーム2の
前方下部にエンジン3が搭載される。エンジン3には図
示しない点火プラグが備えられ、この点火プラグに高電
圧の電流を流すイグニッションコイル4がエンジン補器
として別体に設けられる。なお、符号5は点火プラグと
イグニッションコイル4とを接続するハイテンションコ
ードである。
【0013】図2は、車体フレーム2前部の斜視図であ
る。図1および図2に示すように、この自動二輪車1の
車体フレーム2は、エンジン3を強度部材、すなわち車
体フレーム2の一部として使用するダイヤモンド型フレ
ームである。また、この車体フレーム2は、例えばツイ
ンチューブ型のものであって、主にメインフレーム6
と、シートレール7と、ロアチューブ8と、ダウンチュ
ーブ9とから構成される。
【0014】メインフレーム6は左右一対からなり、そ
の前頭部に設けられたヘッドパイプ10の直後で左右方
向に拡開された後、互いに平行に後下方に延びるタンク
レール部6aと、このタンクレール部6aの後方で下方
に向かって折曲されるピボット部6bとから構成され
る。
【0015】また、このメインフレーム6の折曲部付近
から左右一対のシートレール7が後方に向かって延設さ
れると共に、メインフレーム6の折曲部下方およびシー
トレール7後部間にこれらのシートレール7を下方から
支持する左右一対のロアチューブ8が架設される。
【0016】さらに、タンクレール部6aの前下部から
はダウンチューブ9が後下方に向かってエンジン3の頭
部直前まで延設される。
【0017】タンクレール部6a上には燃料タンク11
が、また、シートレール7上には運転シート12がそれ
ぞれ設置される。そして、この自動二輪車1は、車体前
部が流線形のカウリング13で覆われ、走行中の空気抵
抗低減と、走行風圧からのライダの保護とが図られる。
【0018】前記ヘッドパイプ10にはステアリング機
構14が設けられる。このステアリング機構14には、
前輪15を回動自在に支持し、ショックアブソーバ(図
示せず)を内装する左右一対のフロントフォーク16や
ハンドルバー17、フロントフェンダ18等が設けら
れ、ハンドルバー17により前輪15が左右に回動自在
に操舵される。
【0019】一方、メインフレーム6のピボット部6b
にはピボット軸19が架設される。ピボット軸19には
スイングアーム20の基端部がピボット軸19廻りにス
イング自在に枢着されると共に、このスイングアーム2
0の自由端に後輪21が回動自在に軸支される。そし
て、スイングアーム20の基端部側にはリヤクッション
ユニット22が配置される。
【0020】図3は、車体中央部の拡大左側面図であ
る。図2および図3に示すように、エンジン3の頭部直
上に位置するヘッドパイプ10と左右のタンクレール部
6aとの接合部には補強部材23(リーインフォースメ
ント)が配置され、各部材間に架設される。
【0021】この補強部材23は例えば一枚の板材を折
曲加工したものであり、その上面後方には燃料タンク1
1固定用の係止突起24が一体的に折曲形成される。ま
た、補強部材23の後端は略下方に向かって折曲され、
この部分に前記イグニッションコイル4の取付部25が
一体的に形成される。
【0022】そして、イグニッションコイル4は補強部
材23の取付部25にボルト等の固定具26で固定され
る。この固定具26はその締め付け方向が車両の進行方
向と平行になるよう、後方から装着される。
【0023】また、図3に示すように、燃料タンク11
の前側下部には上記係止突起24に対応した係止凹部2
7が設けられる。
【0024】次に、本実施例の作用について説明する。
【0025】板材を折曲加工し、燃料タンク11固定用
の係止突起24とエンジン補器であるイグニッションコ
イル4の取付部25とを一体的に形成したものを補強部
材23としたことにより、部品点数、組み付け工程数お
よび重量が大幅に削減できる。また、溶接長さが短くな
るので、溶接熱によるヘッドパイプ10回りの歪みが発
生しにくくなる。
【0026】さらに、補強部材23の後端にエンジン補
器であるイグニッションコイル4の取付部25を形成
し、ボルト等の固定具26をその締め付け方向が車両の
進行方向と平行になるよう、後方から装着してイグニッ
ションコイル4を補強部材23の取付部25に固定する
ように構成したことにより、イグニッションコイル4は
車体後上方の広い空間から組付け作業が可能となり、イ
グニッションコイル4等のエンジン補器の組付性が向上
する。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る自動
二輪車のフレーム構造によれば、ヘッドパイプの直後で
左右方向に拡開されて後下方に延びるタンクレール部を
備えた車体フレームを有し、上記ヘッドパイプの略下方
にエンジンの頭部が配置された自動二輪車において、上
記ヘッドパイプと左右のタンクレール部との接合部に補
強部材を配置すると共に、この補強部材に燃料タンク固
定用の係止突起とエンジン補器の取付部とを一体的に形
成し、ボルト等の固定具を後方から装着して上記エンジ
ン補器を上記取付部に固定するように構成したため、イ
グニッションコイル等のエンジン補器の組付性が向上す
ると共に、車体フレームの部品点数が削減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る自動二輪車のフレーム構造の一実
施例を示す自動二輪車の左側面図。
【図2】車体フレーム前部の斜視図。
【図3】車体中央部の拡大左側面図。
【符号の説明】
1 自動二輪車 2 車体フレーム 3 エンジン 4 イグニッションコイル(エンジン補器) 6a タンクレール部 10 ヘッドパイプ 11 燃料タンク 23 補強部材 24 係止突起 25 エンジン補器の取付部 26 固定具

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ヘッドパイプの直後で左右方向に拡開さ
    れて後下方に延びるタンクレール部を備えた車体フレー
    ムを有し、上記ヘッドパイプの略下方にエンジンの頭部
    が配置された自動二輪車において、上記ヘッドパイプ1
    0と左右のタンクレール部6aとの接合部に補強部材2
    3を配置すると共に、この補強部材23に燃料タンク1
    1固定用の係止突起24とエンジン補器4の取付部25
    とを一体的に形成し、ボルト等の固定具26を後方から
    装着して上記エンジン補器4を上記取付部25に固定す
    るように構成したことを特徴とする自動二輪車のフレー
    ム構造。
JP11824997A 1997-05-08 1997-05-08 自動二輪車のフレーム構造 Pending JPH10310090A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005199976A (ja) * 2004-01-19 2005-07-28 Honda Motor Co Ltd 自動2輪車用車体構造
JP2013230757A (ja) * 2012-04-27 2013-11-14 Honda Motor Co Ltd 自動二輪車
CN105460135A (zh) * 2014-09-09 2016-04-06 光阳工业股份有限公司 摩托车稳压器的配置
EP3364017A3 (en) * 2017-02-20 2018-10-24 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Straddled vehicle
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