JPH10308996A - 電気音響変換器磁気回路とその製造方法 - Google Patents
電気音響変換器磁気回路とその製造方法Info
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- JPH10308996A JPH10308996A JP11683697A JP11683697A JPH10308996A JP H10308996 A JPH10308996 A JP H10308996A JP 11683697 A JP11683697 A JP 11683697A JP 11683697 A JP11683697 A JP 11683697A JP H10308996 A JPH10308996 A JP H10308996A
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Abstract
る電気音響変換器磁気回路を、リベットや加締め、接着
剤を用いずに製作する。 【解決手段】 表面にニッケルめっき層を形成したマグ
ネット1、ヨーク2およびポールピース3を重ね合わ
せ、それらの重なり箇所をスポット溶接することによっ
てそれら三者を接合して一体化する。ヨーク2の周壁部
21とポールピース3との相互間に、振動板8側のボイ
スコイル9を配備する磁気ギャップGを有する。
Description
シーバーとして用いられる電気音響変換器、特に内磁型
電気音響変換器の磁気回路に関する。また、本発明は、
上記内磁型電気音響変換器磁気回路の製造方法に関す
る。
グネットとこのマグネットを挟んで配備されるヨークと
ポールピースとを備えており、ヨークに具備された周壁
部とポールピースとの相互間に、振動板に取り付けられ
たボイスコイルが配備される磁気ギャップを有してい
る。このような磁気回路において、マグネットとヨーク
とポールピースとの三者を一体に接合する手段として、
従来より様々な方法が採用されている。
いる。同図のリベット結合による接合手段では、重なり
合ったマグネット1とヨーク2とポールピース3とに孔
部4を形成し、その孔部4に挿通したリベット5を加締
めてそれら三者1,2,3を接合一体化してある。図7
には接着によるものを示している。同図の接着による接
合手段では、マグネット1とヨーク2との重なり箇所
6、マグネット1とポールピース3との重なり箇所7
が、それぞれ接着剤で接合してある。図6や図7に示し
た接合手段以外にも、たとえば実開昭56−19994
号公報、実開平3−32895号公報などには、マグネ
ットとヨークとポールピースとにより形成される磁気回
路を収容するフレームを利用してそれら三者を接合する
手段が記載され、また、実公平4−41677号公報に
はフレームとヨークとをフレームを加締めることによっ
て接合する手段が記載されている。
説明したリベット結合による接合手段を採用した場合に
は、コストが高くなるという問題、ヨーク2の周壁部2
1とポールピース3との対向空間によって形成される磁
気ギャップGに偏心が生じやすいという問題、マグネッ
ト1とヨーク2とポールピース3とを穿孔するときにそ
れらが割れることがあるという問題、上記三者の位置決
めのために接着剤でそれらを接合するという余分な手間
がかかるという問題があった。
した場合には、磁気ギャップG内に接着剤がはみ出して
磁気特性(磁気回路の効率)を低下させたり、あるい
は、そのはみ出しを抑制するために接着剤量を少なくす
ると接着不良を生じたりしやすくなるので、管理に困難
を伴うという問題があった。
いても、フレームやマグネットなどに特別な加工を行わ
ねばならないので余分な手間がかかったり、材料費が高
くつくなどの問題があった。
のであり、磁気ギャップへの接着剤のはみ出しに起因す
る磁気特性の低下を生じる余地のない電気音響変換器磁
気回路を提供することを目的とする。
ルピースとの三者がリベットや加締め、接着剤を用いず
に接合されている電気音響変換器磁気回路を提供するこ
とを目的とする。
ールピースとの三者を接合することのために、リベット
や加締め、接着剤を用いるといった手段を用いる必要の
ない電気音響変換器磁気回路の製造方法を提供すること
を目的とする。
ポット溶接で接合するようにした電気音響変換器磁気回
路の製造方法を提供することを目的とする。
ことのない電気音響変換器磁気回路の製造方法を提供す
ることを目的とする。
の電気音響変換器磁気回路は、マグネットとこのマグネ
ットを挟んで配備されるヨークとポールピースとを備
え、上記ヨークに具備された周壁部と上記ポールピース
との相互間に、振動板に取り付けられたボイスコイルが
配備される磁気ギャップを有する電気音響変換器の磁気
回路であって、上記マグネットと上記ヨークとがその重
なり箇所において、並びに上記マグネットと上記ポール
ピースとがその重なり箇所において、それぞれ溶接で接
合されている、というものである。
ポールピースとの三者の接合に、接着剤が使われていな
いので磁気ギャップへの接着剤のはみ出しに起因する磁
気特性の低下が生じる余地がなくなる。また、リベット
や加締めといった手段も使われていないので、マグネッ
トやポールピースなどに穿孔に伴う割れが生じていたり
することもない。
磁気回路は、請求項1に記載したものにおいて、上記マ
グネットと上記ヨークとの重なり箇所におけるそれらの
マグネットおよびヨークのそれぞれの表面、並びに、上
記マグネットと上記ポールピースとの重なり箇所におけ
るそれらのマグネットおよびポールピースのそれぞれの
表面に、電気良導性の金属めっき層が形成されている、
というものである。
ークやポールピースが直接には溶接できない材料で作ら
れているとしても、それら三者のそれぞれの表面に形成
された金属めっき層同士が互いに溶接で接合されてそれ
ら三者が確実に接合一体化されたものになる。また、そ
の金属めっき層が電気良導性であることにより、上記三
者によって磁気回路が形成される。
に係る発明のように、ニッケル(Ni)、金(Au)、
亜鉛(Zn)などから選ばれる1種の金属のめっき層を
採用することが可能である。これら3つの金属めっき層
をいずれを採用するかは任意であるが、溶接性や磁気特
性などの諸性質を勘案すると、最良はニッケルめっき層
であり、次いで金めっき層、亜鉛めっき層がこの順に続
く。上記溶接には、請求項4に係る発明のようにスポッ
ト溶接を採用することが可能である。そして、スポット
溶接を採用した場合には、請求項5に係る発明のよう
に、上記マグネットと上記ヨークとの溶接による接合部
と、上記マグネットと上記ポールピースとの溶接による
接合部とが、上記マグネットと上記ヨークと上記ポール
ピースとの重なり方向に並ぶ。
磁気回路の製造方法は、マグネットとこのマグネットを
挟んで配備されるヨークとポールピースとを備え、上記
ヨークに具備された周壁部とポールピースとの相互間
に、振動板に取り付けられたボイスコイルが配備される
磁気ギャップを有する電気音響変換器の磁気回路の製造
方法であって、上記マグネットと上記ヨークとの重なり
箇所、並びに上記マグネットと上記ポールピースとの重
なり箇所をスポット溶接することにより上記マグネット
と上記ヨークと上記ポールピースとを接合一体化する、
というものである。
ポールピースとの三者の接合に、リベット、接着剤、加
締めといった手段を使わなくて済むので、磁気ギャップ
に接着剤がはみ出して磁気特性を低下させることがな
い。
磁気回路の製造方法は、請求項6に記載したものにおい
て、上記マグネットと上記ヨークとの重なり箇所におけ
るそれらのマグネットおよびヨークのそれぞれの表面、
並びに、上記マグネットと上記ポールピースとの重なり
箇所におけるそれらのマグネットおよびポールピースの
それぞれの表面に、電気良導性の金属めっき層を形成し
ておき、上記マグネットと上記ヨークとの重なり箇所、
並びに上記マグネットと上記ポールピースとの重なり箇
所をスポット溶接することにより上記マグネットと上記
ヨークと上記ポールピースとを接合一体化する、という
ものである。
ークやポールピースが直接には溶接できない材料で作ら
れているとしても、それら三者のそれぞれの表面に形成
された金属めっき層同士が互いに溶接で接合されてそれ
ら三者が確実に接合一体化される。
磁気回路の製造方法は、請求項6または請求項7に記載
したものにおいて、上記マグネットと上記ポールピース
の平面視での形状および大きさを同一にし、上記ヨーク
の平面視での大きさを上記マグネットおよび上記ポール
ピースよりも大きくしておき、上記ポールピースと上記
マグネットとを重ねることと、上記マグネットと上記ヨ
ークとを重ねることと、上記磁気ギャップを形成する上
記ヨークの周壁部と上記ポールピースとの対向空間に、
その対向空間の全体を埋める芯出し治具を配備してこの
芯出し治具により互いに重なり合っている上記マグネッ
トと上記ポールピースの外輪郭線同士が一致するように
その両者を位置決めすることとを行った後、上記マグネ
ットと上記ヨークとの重なり箇所、並びに上記マグネッ
トと上記ポールピースとの重なり箇所をスポット溶接す
ることにより上記マグネットと上記ヨークと上記ポール
ピースとを接合一体化する、というものである。この方
法においては、請求項9に記載した発明のように、上記
マグネットと上記ヨークと上記ポールピースとの三者を
スポット溶接電極で挟んで上記マグネットと上記ヨーク
との重なり箇所、並びに上記マグネットと上記ポールピ
ースとの重なり箇所を、同時にスポット溶接することに
より上記マグネットと上記ヨークと上記ポールピースと
を接合一体化することが可能である。
磁気ギャップを適正に形成することができるようにな
る。
た電気音響変換器を断面図で概略的に示し、図4に本発
明の磁気回路を平面図で概略的に示してある。この磁気
回路は、円板状のマグネット1と、このマグネット1を
挟んで配備されたヨーク2およびポールピース3とを備
えており、ヨーク2に具備された円筒状の周壁部21と
ポールピース3との相互間に磁気ギャップGが形成され
ている。そして、ヨーク2の外周部に保持された振動板
8に取り付けられたボイスコイル9が上記磁気ギャップ
Gに配備されている。
グネット1とヨーク2との重なり箇所におけるそれらの
マグネット1およびヨーク2のそれぞれの表面には、電
気良導性の金属めっき層、具体的にはニッケルめっき層
12,22が形成され、それらのニッケルめっき層1
2,22同士が接触して重なり合っている。同様に、マ
グネット1とポールピース3との重なり箇所におけるそ
れらのマグネット1およびポールピース3のそれぞれの
表面にも、電気良導性の金属めっき層、具体的にはニッ
ケルめっき層13,33が形成され、それらのニッケル
めっき層13,33同士が接触して重なり合っている。
上記したマグネット1のニッケルめっき層12,13
は、マグネット1の全体をニッケルめっきすることによ
り形成することができ、同様に、ヨーク2のニッケルめ
っき層22やポールピース3のニッケルめっき層33
も、ヨーク2やポールピース3の全体をニッケルめっき
することにより形成することができるけれど、めっきを
マグネット1、ヨーク2、ポールピースのそれぞれの全
体に施さずに、それらの重なり箇所だけに施しておいて
もよい。
とヨーク2とはそれらの重なり箇所において溶接で接合
されている。同様に、マグネット1とポールピース3と
もそれらの重なり箇所において溶接で接合されている。
これらの溶接は、マグネット1の中心とヨーク2の中
心、および、マグネット1の中心とポールピース33の
中心とを、それぞれ局部的に接合している。そのため、
溶接による2箇所の接合部14,15が、マグネット1
とヨーク2とポールピース3との重なり方向(図3にお
いて上下方向)に並んでいる。なお、2箇所の上記接合
部14,15においては、図5で説明したマグネット1
側のニッケルめっき層12,13と、ヨーク2側のニッ
ケルめっき層22やポールピース3側のニッケルめっき
層33とが溶接されていると考えられる。そのため、マ
グネット1に対してヨーク2やポールピース3が直接に
は溶接できない材料で作られているとしても、それら三
者が接合部14,15を介して確実に接合一体化された
ものになる。そして、それぞれのニッケルめっき層1
2,13,22,33が電気良導性であることにより、
マグネット1とヨーク2、マグネット1とポールピース
3とが磁気的に接続された状態になって良好な磁気回路
が形成される。
記のようにマグネット1とヨーク2とポールピース3と
の重なり方向に並んでいる必要はなく、その位置が上記
重なり方向で横にずれていてもよい。しかし、2箇所の
接合部14,15が上記重なり方向に並ぶようにしたも
のでは、それらの接合部14,15を一回のスポット溶
接によって形成できる利点がある。また、マグネット
1、ヨーク2、ポールピース3の大きさによっては、マ
グネット1とヨーク2、マグネット1とポールピース3
とをそれぞれ数点で溶接して接合しておくことが望まし
いこともある。
ッケルめっき層を採用しているけれども、金めっき層や
亜鉛めっき層で代用することも可能である。
方法を図1および図2を参照して説明する。
では円板状)および大きさが同一のマグネットとポール
ピース3とが用いられ、また、ヨーク3には、その平面
視での大きさがマグネット1およびポールピース3より
も大きいものが用いられている。マグネット1の平面視
直径やポールピース3の平面視直径が、それぞれ、図3
に符号D1,D2で示されている。また、マグネット
1、ヨーク2、ポールピース3のそれぞれの表面には図
5で説明したニッケルめっき層12,13,22,33
が形成されている。なお、ニッケルめっき層12,1
3,22,33の代わりに、金めっき層や亜鉛めっき層
を採用することも可能である。
に、ポールピース3とマグネット1とを重ねることと、
マグネット1とヨーク2とを重ねることと、磁気ギャッ
プG(図3参照)を形成するヨーク2の周壁部21とポ
ールピース3との対向空間に、その対向空間の全体を埋
める芯出し治具100を配備してこの芯出し治具100
により互いに重なり合っているマグネット1とポールピ
ース3の外輪郭線同士が一致するようにその両者を位置
決めすることとが行われる。芯出し治具100には、図
示したような上記磁気ギャップGに一致する一様な厚さ
を有する円筒体を好適に用いることができる。
り箇所、並びにマグネット1とポールピース3との重な
り箇所をスポット溶接することによりマグネット1とヨ
ーク2とポールピース3とを接合一体化することが行わ
れる。スポット溶接する際には、図2のように、芯出し
治具100によって芯出しされているマグネット1とヨ
ーク2とポールピース3との三者をスポット溶接電極2
01,202で挟み、それらの中心に電流および加圧力
を集中して局部的に接合するようにすることが望まし
い。このようにすると、マグネット1とヨーク2との重
なり箇所、並びにマグネット1とポールピース3との重
なり箇所が、同時にスポット溶接される。そして、スポ
ット溶接電極201,202の配置位置をポールピース
3などの中心線に合わせておくと、溶接によって生じる
2箇所の接合部14,15が、マグネット1とヨーク2
とポールピース3との重なり方向に並ぶ。また、芯出し
治具100の撤去跡に形成される磁気ギャップGが偏心
したものになるということがない。この製造方法を採用
することによって、図3や図4で説明した磁気回路を少
ない工程で安価に作ることができる。
ールピース3のいずれか一方を最初にマグネット1に溶
接し、次に他方をマグネット1に溶接するという手順を
採ることも可能であるが、上記のようにマグネット1、
ヨーク2、ポールピース3の三者をスポット溶接電極2
01,202で挟んでスポット溶接すると、一回のスポ
ット溶接で三者を接合一体化できる利点がある。なお、
マグネット1、ヨーク2、ポールピース3の大きさによ
っては、マグネット1とヨーク2、マグネット1とポー
ルピース3とをそれぞれ数点で溶接して接合するように
してもよい。
ば、磁気ギャップへの接着剤のはみ出しに起因して磁気
特性が損なわれるという事態の生じるおそれがないの
で、良好な磁気特性が発揮され、同時に、リベットや加
締めといった手段を使われていないので、マグネットや
ポールピースなどに穿孔に伴う割れが生じていたりする
ことがなくなり、そのことが、良好な磁気特性を維持す
ることに役立つ。さらに、リベットなどの余分な部品や
フレームの余分な加工が必要ないので、材料費や製作コ
ストが安くつくという効果がある。特に、マグネット、
ヨーク、ポールピースのそれぞれの表面に電気良導性の
金属めっき層を形成してその金属めっき層を溶接で接合
したものでは、マグネットに対してヨークやポールピー
スが直接には溶接できない材料で作られているとして
も、それら三者が確実に接合一体化された磁気回路を提
供できるという効果がある。
法によれば、マグネットとヨークとポールピースとの三
者を接合することのためにリベットや加締め、接着剤を
用いるといった手段を用いる必要がないので、磁気ギャ
ップへの接着剤のはみ出しがなく良好な磁気特性を発揮
する電気音響変換器磁気回路を安価に製造することがで
きるという効果がある。また、上記三者をスポット溶接
という簡単かつ迅速に実施できる手段で接合するもので
あるので、当該磁気回路をいっそう迅速に製造でき、そ
の製造工程が単純化されるのみならず、製造工程の自動
化に対応しやすくなるという効果がある。
ある。
う段階を示す説明図である。
概略的に示した断面図である。
る。
スのそれぞれの重なり箇所を拡大した断面図である。
き層) 14,15 接合部 21 周壁部 100 芯出し治具 G 磁気ギャップ
Claims (9)
- 【請求項1】 マグネットとこのマグネットを挟んで配
備されるヨークとポールピースとを備え、上記ヨークに
具備された周壁部と上記ポールピースとの相互間に、振
動板に取り付けられたボイスコイルが配備される磁気ギ
ャップを有する電気音響変換器の磁気回路であって、上
記マグネットと上記ヨークとがその重なり箇所におい
て、並びに上記マグネットと上記ポールピースとがその
重なり箇所において、それぞれ溶接で接合されているこ
とを特徴とする電気音響変換器磁気回路。 - 【請求項2】 上記マグネットと上記ヨークとの重なり
箇所におけるそれらのマグネットおよびヨークのそれぞ
れの表面、並びに、上記マグネットと上記ポールピース
との重なり箇所におけるそれらのマグネットおよびポー
ルピースのそれぞれの表面に、電気良導性の金属めっき
層が形成されている請求項1に記載した電気音響変換器
磁気回路。 - 【請求項3】 上記金属めっき層がニッケル、金、亜鉛
から選ばれる1種の金属のめっき層である請求項2に記
載した電気音響変換器磁気回路。 - 【請求項4】 上記溶接がスポット溶接である請求項
1、請求項2、請求項3のいずれかに記載した電気音響
変換器磁気回路。 - 【請求項5】 上記マグネットと上記ヨークとの溶接に
よる接合部と、上記マグネットと上記ポールピースとの
溶接による接合部とが、上記マグネットと上記ヨークと
上記ポールピースとの重なり方向に並んでいる請求項
1、請求項2、請求項3、請求項4のいずれかに記載し
た電気音響変換器磁気回路。 - 【請求項6】 マグネットとこのマグネットを挟んで配
備されるヨークとポールピースとを備え、上記ヨークに
具備された周壁部とポールピースとの相互間に、振動板
に取り付けられたボイスコイルが配備される磁気ギャッ
プを有する電気音響変換器の磁気回路の製造方法であっ
て、上記マグネットと上記ヨークとの重なり箇所、並び
に上記マグネットと上記ポールピースとの重なり箇所を
スポット溶接することにより上記マグネットと上記ヨー
クと上記ポールピースとを接合一体化することを特徴と
する電気音響変換器磁気回路の製造方法。 - 【請求項7】 上記マグネットと上記ヨークとの重なり
箇所におけるそれらのマグネットおよびヨークのそれぞ
れの表面、並びに、上記マグネットと上記ポールピース
との重なり箇所におけるそれらのマグネットおよびポー
ルピースのそれぞれの表面に、電気良導性の金属めっき
層を形成しておき、上記マグネットと上記ヨークとの重
なり箇所、並びに上記マグネットと上記ポールピースと
の重なり箇所をスポット溶接することにより上記マグネ
ットと上記ヨークと上記ポールピースとを接合一体化す
る請求項6に記載した電気音響変換器磁気回路の製造方
法。 - 【請求項8】 上記マグネットと上記ポールピースの平
面視での形状および大きさを同一にし、上記ヨークの平
面視での大きさを上記マグネットおよび上記ポールピー
スよりも大きくしておき、 上記ポールピースと上記マグネットとを重ねることと、
上記マグネットと上記ヨークとを重ねることと、上記磁
気ギャップを形成する上記ヨークの周壁部と上記ポール
ピースとの対向空間に、その対向空間の全体を埋める芯
出し治具を配備してこの芯出し治具により互いに重なり
合っている上記マグネットと上記ポールピースの外輪郭
線同士が一致するようにその両者を位置決めすることと
を行った後、上記マグネットと上記ヨークとの重なり箇
所、並びに上記マグネットと上記ポールピースとの重な
り箇所をスポット溶接することにより上記マグネットと
上記ヨークと上記ポールピースとを接合一体化する請求
項6または請求項7に記載した電気音響変換器磁気回路
の製造方法。 - 【請求項9】 上記マグネットと上記ヨークと上記ポー
ルピースとの三者をスポット溶接電極で挟んで上記マグ
ネットと上記ヨークとの重なり箇所、並びに上記マグネ
ットと上記ポールピースとの重なり箇所を、同時にスポ
ット溶接することにより上記マグネットと上記ヨークと
上記ポールピースとを接合一体化する請求項6、請求項
7、請求項8のいずれかに記載した電気音響変換器磁気
回路の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11683697A JP3333426B2 (ja) | 1997-05-07 | 1997-05-07 | 電気音響変換器磁気回路とその製造方法 |
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Publication Number | Publication Date |
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JPH10308996A true JPH10308996A (ja) | 1998-11-17 |
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- 1997-05-07 JP JP11683697A patent/JP3333426B2/ja not_active Expired - Fee Related
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