JPH10307532A - 地図表示装置 - Google Patents

地図表示装置

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JPH10307532A
JPH10307532A JP11936697A JP11936697A JPH10307532A JP H10307532 A JPH10307532 A JP H10307532A JP 11936697 A JP11936697 A JP 11936697A JP 11936697 A JP11936697 A JP 11936697A JP H10307532 A JPH10307532 A JP H10307532A
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JP
Japan
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image
map
display device
recording
shooting
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Application number
JP11936697A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Satake
弘之 佐竹
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 煩雑な操作なしに、かつ、整理された処理手
順にて、ユーザの所望の音声および画像情報を、撮影地
点と関連付けて記録し、かつ、利用者の所望の音声およ
び画像情報を検索可能な地図表示装置を提供する。 【解決手段】 地図表示装置は、ディスプレイ33に、
操作要求を示すボタンを表示する処理を実行するGUI
処理部30を備え、選択されたボタンに対応した操作要
求を出力するインタフェース装置4と、操作要求を受け
入れて処理を実行する制御処理部20、カメラ10によ
り撮影された動画像のうち、所定の静止画像を記憶する
画像データ記憶部21、および、動画像が撮影された現
在位置を示す情報を記憶する撮影情報記憶部24を備え
た制御装置5とを備えている。また、地図表示装置は、
地図画像を表示するための地図モード、および、カメラ
にて画像を撮影するための撮影モードの何れか一方にて
作動可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画面上に地図を表
示する地図表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の半導体技術の飛躍的な向上によ
り、計算機は小型軽量化され、各個人で持ち運び可能な
ポケットタイプのコンピュータが生産可能となった。そ
の一方、カメラの小型軽量化も進み、ポケットコンピュ
ータに組み込んで用いられる例も出現している。しか
し、カメラで撮影した録画画像を、後になって容易に検
索でき、かつ、再生できなければ、有用性が乏しくな
る。たとえば、撮影場所、撮影日時、撮影内容など、撮
影に関する属性情報を録画画像に付加し、これらの属性
情報を利用して、録画画像を検索できるのが好ましい。
【0003】地図に関連づけて音声および画像情報を提
供するような技術は既に提案され得ているが、以下の点
で、なお改善の余地がある。
【0004】(1)地図に対応づけられた音声や画像情
報は予め用意され、かつ外部からの提供される物に限ら
れたため、ユーザが必要に応じて音声や画像情報を記録
することができない。
【0005】(2)地図上に撮影地点を表示する手段は
なく、利用者が見ようとする映像を探し出し、これを指
定することが困難である。
【0006】(3)地図に関連づけた音声と画像情報を
呼び出す際に、現在位置をトリガーとした再生手段しか
許されておらず、利用者が見ようとする音声および画像
情報を選択し、指定することが困難である。
【0007】上述した問題点を解決すべく、撮影場所を
検索するために、地図表示装置を使用して、より容易に
所望の画像を検索するような技術が提案されている。こ
のような技術は、たとえば、(a)特開平4−7072
9号公報、(b)特開平7−248726号公報或いは
(c)特開平8−251527号公報に開示されてい
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、(a)
および(b)の技術においては、撮影装置とは別体の検
索機能付きの撮影画像の再生装置にて、撮影した画像お
よび付加情報を表示し、キーボードやマウスなどを操作
して、所定の画像を選択している。別体の再生機の画面
に表示される付加情報は地図ではなく文字であり、地図
を参照しつつ、画像を検索することはできないという問
題点があった。さらに、(c)の技術においては、地図
上に、所定のシンボルを表示し、その地点にて何らかの
画像が撮影されていることは示されているが、より具体
的にその画像を知るためには、利用者が一定の操作をす
る必要があった。また、(c)の技術においては、装置
内で実行される処理手順が複雑であり、かつ、利用者に
よる操作が煩雑であるという問題点があった。
【0009】本発明の目的は、煩雑な操作なしに、か
つ、整理された処理手順にて、ユーザの所望の音声およ
び画像情報を、撮影地点と関連付けて記録し、かつ、利
用者の所望の音声および画像情報を検索可能な地図表示
装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、現在位
置を検出する位置検出装置と、地図情報を記憶した地図
情報記憶媒体から、該地図情報を読み出す地図情報読み
だし装置と、画像を撮影するカメラおよびカメラにより
撮影された動画像を記憶する映像記憶装置を有する画像
処理装置と、前記地図情報に基づき得た地図画像および
撮影された画像を表示する表示装置とを備えた地図表示
装置であって、前記表示装置に、利用者により選択され
る、操作要求を示すボタンを表示するための処理を実行
するボタン画像生成手段、および、利用者が前記ボタン
のうちの何れかを選択するための入力手段を備え、選択
されたボタンに対応した操作要求を出力するインタフェ
ースと、前記操作要求を受け入れて、これに応答して処
理を実行する制御処理手段、カメラにより撮影された動
画像のうち、所定の静止画像を記憶する静止画像記憶手
段、および、少なくとも動画像が撮影された現在位置を
示す撮影情報を記憶する撮影情報記憶手段を備えた制御
装置とを備え、前記地図表示装置が、地図画像を表示装
置に表示するための地図モード、および、カメラにて画
像を撮影するための撮影モードの何れか一方にて作動可
能であり、前記地図モードが、再生待ち状態および再生
状態を含み、かつ、前記撮影モードが、録画要求待ち状
態および録画状態を含み、それぞれの状態にて、インタ
フェースから制御処理手段に受け入れ可能な操作要求が
限定され、これに対応して、ボタン画像生成手段により
ボタンが生成されて前記表示装置に表示され、かつ、選
択されたボタンに基づく操作要求により、制御処理手段
により所定の処理が実行されることを特徴とする地図表
示装置により達成される。
【0011】本発明によれば、地図表示装置が、地図モ
ードおよび撮影モードの何れかにて作動可能であり、か
つ、各モードに含まれる状態において、制御処理手段に
受け入れ可能な操作要求が限定され、表示装置には、操
作要求に対応したボタンが表示される。したがって、操
作者は、煩雑な操作なしに所望のように地図表示装置に
指示を与えることができ、かつ、地図表示装置は、整理
された処理手順にて必要な処理を実行することが可能と
なる。
【0012】本発明の好ましい実施態様においては、前
記再生待ち状態並びに前記再生状態においては、再生開
始およびモード変更、並びに、再生停止およびモード変
更を示す操作要求が、それぞれ、前記制御処理手段に受
け入れ可能であり、前記録画要求待ち状態並びに録画状
態においては、撮影した画像を登録する編集、録画開始
およびモード変更、並びに、録画停止およびモード変更
を示す操作要求が、それぞれ、前記制御処理手段に受け
入れが可能である。
【0013】また、本発明のさらに好ましい実施態様に
おいては、前記処理制御手段が、録画開始を示す操作要
求に応答して、映像記憶装置へのカメラ画像の録画を指
示し、録画停止を示す操作要求に応答して録画の停止を
指示し、かつ、編集を示す操作要求に応答して、映像記
憶装置中の画像のうち所定の静止画像を受け入れて静止
画像記憶手段に記憶するとともに、位置検出装置により
検出された現在位置を、撮影情報記憶手段に記憶するよ
うに構成されている。これにより、適切に、現在位置と
撮影された画像とを対応させることが可能となる。
【0014】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記地図モードにおいて、前記制御処理手段が、前
記撮影情報記憶手段に記憶された位置を参照して、地図
上に、静止画像記憶手段により記憶された静止画像を重
畳して表示するよう表示装置に指示を与えるように構成
されている。これにより、地図上には、たとえば、サム
ネール画像を表示することができる。したがって、操作
者は、地図モードにて地図を参照している際に、撮影さ
れた画像を確認することが可能となる。
【0015】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記静止画像を指定することに応答して、前記イン
タフェースより再生を示す操作要求が制御処理手段に与
えられ、前記制御処理手段が、これに応答して、前記映
像記憶装置に記憶された対応する動画像を、表示装置に
表示するように指示を与えるように構成されている。た
とえば、地図上に重畳して表示された単にサムネール画
像を指定することにより、操作者は、実際に撮影された
動画像を参照することが可能となる。
【0016】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記動画像の撮影に伴なう音声を収集するマイクを
備え、前記映像記憶装置が、前記音声を動画像に対応し
て記憶する。これにより、画像のみならず音声を記録す
ることが可能となる。
【0017】本発明のさらに好ましい実施態様において
は、前記再生要求待ち状態においては、さらに、画像の
検索を示す操作要求が前記制御処理手段に受け入れ可能
であり、前記制御処理手段が、これに応答して、静止画
像記憶手段および/または撮影情報記憶手段に記憶され
た画像および/または撮影位置に関する情報を、表示装
置に表示するように指示を与え、かつ、選択された画像
および撮影位置に関する情報に応答して、前記映像記憶
装置に記憶された対応する動画像を、表示装置に表示す
るように指示を与えるように構成されている。或いは、
制御処理手段が、静止画像記憶手段および/または撮影
情報記憶手段に記憶された画像および/または撮影位置
に関する情報を、表示装置に表示するように指示を与
え、かつ、選択された画像および撮影位置に関する情報
に応答して、前記画像を撮影した地点を含む地図を、表
示装置に表示するように指示を与えても良い。後者の場
合に、画像を撮影した地点を含む地図において、前記撮
影した地点が、地図の略中央に位置するのが好ましい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明の実施の形態につき説明を加える。図1は、本発明の
実施の形態にかかる地図表示装置の構成を示すブロック
ダイヤグラムである。図1に示すように、地図表示装置
は、音声および画像を処理する音声画像処理装置1と、
指定された領域の地図画像に関する画像データを生成す
る地図画像生成装置2と、グローバルポジショニングシ
ステム(以下「GPS」と称する。)を用いて、装置の
現在位置を検出する位置検出装置3と、地図画像などの
情報を利用者に提供するとともに、利用者からの指示を
受け入れるインタフェース装置4と、これら諸装置を制
御する制御装置5とから構成され、各装置は、内部バス
6で接続される。
【0019】本発明は、利用者が必要に応じて利用でき
る録画再生処理能力を備えたことを特徴としている。以
下、各処理装置を詳細に説明する。
【0020】地図画像生成装置2は、指定された領域の
地図画像に対応する画像データを作成する。地図画像生
成装置2は、後述するように、制御装置5から表示領域
と表示出力先アドレスを受け入れ、作成した地図画像の
画像データを、表示出力先アドレスにより指定された場
所に出力する。
【0021】図1に示すように、地図画像生成装置2
は、画像データ描画部16と地図データ記憶部17とを
備えている。地図データ記憶部17には、領域ごとに管
理された地図データが格納され、制御装置5により指定
された領域の地図データが、画像データ描画部16によ
って読み出される。画像データ描画部16は、読み出さ
れた地図データから地図画像の画像データを生成し、こ
れを所定の行き先(装置)に出力する。
【0022】一般に、領域を示す値には、緯度経度を基
に定義されたメッシュコードと呼ばれる値が用いられ、
本実施の形態においては、JIS規格に準拠したメッシ
ュコードが使用されている。また地図データとして、日
本デジタル地図データ協会或いはナビゲーション研究会
にて作成されたものが使用されている。
【0023】位置検出装置3は、GPSを用いて、制御
装置5からの要求を受け入れるごとに、現在位置を緯度
および経度の値で得ることができる。位置検出装置3
は、GPS受信部18、タイマ18aおよびバッファメ
モリ18bを備えている。GPS衛星から連続的に送ら
れてくる現在位置データは、GPS受信部18により、
絶えず受信され、タイマ18aにより計数される一定間
隔の時間ごとに、受信されたデータは、バッファメモリ
18bに格納される。バッファメモリ18bに記憶され
た現在位置データは、タイマ18aにより計数される一
定間隔で更新される。この現在位置データは、制御装置
5により、いつでも読み出され得る。
【0024】次に、音声画像処理装置1は、撮影および
録画再生処理を行なうものであり、カメラ10、マイク
11、AD変換部12、ファイルハンドラ13、録画フ
ァイル記憶部14およびタイマ15を備えている。
【0025】音声画像処理装置1は、図2(a)に示す
6つの命令により動作する。これらの命令は、後述する
制御装置5から与えられる。また、命令の中には、引き
数を伴うものや戻り値を要求するものが含まれる。図2
(a)に示すように、一つの命令は命令名、場合によっ
ては、引き数および戻り値の3項目により定義され、命
令名には、実際の装置内部では2進数で表現された命令
コードが使用される。なお、図2(a)において、
「−」で示される項目は、未定義であることを示し、仮
にこの項目に値が与えられていたとしても、これは意味
を持たないため、処理においては無視される。
【0026】以下、図2(a)に示す命令の順に音声画
像処理装置1の動作を説明する。また、ここで扱う画像
は動画像と考える。
【0027】音声画像処理装置1が内部バス6を介して
制御装置5からの録画準備命令を受け入れると、カメラ
10およびマイク11によって得られた画像信号および
音声信号が、AD変換部12により、アナログデータか
らデジタルデータに変換され、得られたデータは、当該
録画準備命令の引数であるカメラ画像出力先アドレスに
示される場所に出力される。本装置では、カメラ画像の
出力先アドレスは、インタフェース装置4内の描画メモ
リ31となる。したがって、装置のカメラ10により捉
えられている画像を、液晶ディスプレイ33の画面上に
表示することが可能となる。また、ファイルハンドラ1
3は、録画ファイル記憶部14内に録画ファイルを作成
し、かつ、当該録画ファイルを一意的に特定するための
ID番号が設定される。このID番号は、内部バス6を
介して、戻り値として制御装置5に返送される。
【0028】次いで、音声画像処理装置1が録画開始命
令を受け入れると、AD変換部12によりデジタル化さ
れた画像データおよび音声データが、タイマ15からの
信号に同期して、ファイルハンドラ13により録画ファ
イル記憶部14の所定の領域に確保された録画ファイル
に記憶される。すなわち、現在、カメラ10およびマイ
ク11により捉えられている画像および音声が記録され
る。
【0029】タイマ15は、たとえば、1/30秒ごと
に、ファイルハンドラ13にタイミング信号を与え、こ
れにより、ファイルハンドラ13は、デジタル化された
画像データおよび音声データを、1/30秒ごとに、録
画ファイル記憶部14の録画ファイルに記憶する。この
動作は、音声画像処理装置1が、録画停止命令を受け入
れるか、或いは、録画ファイルの容量が一杯になるまで
続けられる。
【0030】画像データおよび音声データが、録画ファ
イル記憶部14の録画ファイルに記憶される際には、一
つのファイルとしてまとまった形で記憶されるが、その
格納形式にはMPEGと呼ばれる形式やRIFFと呼ば
れるものがある。一般に、記憶される画像データおよび
音声データは、フレームとよばれる一つの単位で扱わ
れ、本発明においては、1/30秒ごとに、1フレーム
つづ記憶されていく。このように時系列に従って記録さ
れたフレームの集合を本発明では録画ファイルと称して
いる。
【0031】また、音声画像処理装置1は、録画停止命
令を受けると、上記録画処理を停止する。既に停止して
いる場合は本命令を無視する。
【0032】次に、音声画像処理装置1が再生開始命令
を受け入れると、引数として渡された録画ファイルID
番号に基づき、ファイルハンドラ13が、録画ファイル
記憶部14中の当該ID番号が付与された録画ファイル
を特定し、タイマ15から与えられる信号に同期して、
たとえば、1/30秒ごとに、録画ファイルの先頭のフ
レームから順次読み出して、このフレームから音声デー
タおよび画像データを取り出す。これらデータは、それ
ぞれ、引数に含まれる画像出力先アドレスに基づき、所
定の場所に出力される。この動作は、音声画像処理装置
1が、再生停止命令を受け入れるか、或いは、録画ファ
イルからすべてのフレームを読み出すまで続けられる。
【0033】また、音声画像処理装置1は、再生停止命
令を受け入れると、上記再生処理を停止する。すでに停
止している場合は、本命令は無視される。
【0034】最後に、音声画像処理装置1が画像取得命
令を受け入れると、引数として渡される録画ファイルI
D番号に基づき、ファイルハンドラ13は、録画ファイ
ル記憶部14中の当該ID番号が付与された録画ファイ
ルを特定し、特定された録画ファイルの先頭フレームを
読み出して、そのうちの画像データを、引数に含まれる
画像出力先アドレスに基づき、所定の場所に出力する。
渡された録画ファイルID番号に対応する録画ファイル
が見つけ出せなかった場合には、本命令は無視される。
【0035】音声画像処理装置1は、図2(a)に示す
命令に基づき動作し、これら命令は、全て制御装置5に
より与えられる。
【0036】次に、本実施の形態にかかるインタフェー
ス装置4を説明する。インタフェース装置4は、利用者
に操作入力手段を提供し、かつ、地図画像生成装置2に
て生成される画像データに基づく地図画像を、位置検出
装置3により検出された現在位置などを重ね合わせて、
液晶ディスプレイ33の画面上にする。さらに、インタ
フェース装置4は、音声画像処理装置1により得られた
音声、撮影画像、或いは、記憶された音声、画像などを
再生する。
【0037】この実施の形態において、インタフェース
装置4は、GUI(Graphical User I
nterface)処理部30、描画メモリ31、DA
変換器および増幅器を備えたスピーカ32およびタッチ
パネル付き液晶ディスプレイ33を有している。
【0038】描画メモリ31は、地図画像の画像デー
タ、現在位置、撮影地点、撮影映像や録画情報の再生出
力など、液晶ディスプレイ33に表示される画像の画像
データを一時的に記憶し、これらデータを、タッチパネ
ル付き液晶ディスプレイ33に出力する。
【0039】また、タッチパネル付き液晶ディスプレイ
33には、その前面にタッチパネルが設けられている。
このタッチパネルにより、利用者からの入力を受け付け
ることができる。より具体的には、操作ボタンや撮影地
点を液晶ディスプレイ上に表示し、その上を利用者が押
圧することにより、入力が実現される。パネルの押圧に
よる要求が、何れであるかは、後述する地図表示装置の
動作状態や押圧された位置の座標により一意的に特定さ
れ得る。
【0040】また、スピーカ32は、ディジタル信号を
アナログ信号に変換するDA変換器およびアナログ信号
を所定のレベルに増幅する増幅器を備え、音声データに
基づく音声を再生することが可能となっている。
【0041】ところで、本実施の形態にかかる地図表示
装置は様々な動作状態を待ち、インタフェース装置4
は、個々の状態に応じ入力可能な命令を限定している。
こうする事によって、利用者に秩序ある操作入力手順を
提供することが可能となり、同時に、地図表示装置が誤
って命令を解釈することを未然に防ぐことが可能とな
る。そこで、まず始めに地図表示装置が、インタフェー
ス装置4を介して入力可能な命令について説明し、つい
で地図表示装置が採りうる動作状態とその状態遷移につ
いて説明していく。
【0042】図2(b)は、本実施の形態にかかる地図
表示装置において、入力可能な命令を示す図である。図
2(b)に示す1番ないし7番の命令に対応した操作ボ
タンが、インタフェース装置4の液晶ディスプレイ33
の画面上に表示され、利用者が、これらボタンを押圧す
ることで、所望の要求を入力することができるようにな
っている。
【0043】インタフェース装置4においては、現在の
動作状態がGUI処理部30に記憶され、個々の動作状
態に応じて、利用者が入力可能な命令を限定し、秩序あ
る操作手順を提供している。また、インタフェース装置
4の動作は、操作ボタンの押圧にしたがった操作要求が
いかなるものであるかを検知し、制御装置5にその命令
を転送するにとどまる。
【0044】したがって実際の処理は制御装置5により
実行される。
【0045】さて、図2(b)に示す1番ないし7番ま
での操作命令は、命令コード名、場合によっては命令を
実行するに必要な引数および命令の結果を知らせる戻り
値の3項目により定義される。命令コード名は、実際の
装置内部では、2進数で表現される。
【0046】以下、図2(b)に示す命令一覧表にした
がって、番号順に、操作命令を説明する。命令一覧表に
おいて「−」で示される項目は未定義であることを示
し、仮にこの項目に値が与えられていたとしても意味を
持たない値であり、処理においては無視される。
【0047】1番目の「StandByRcd」命令
は、地図表示装置に対し撮影準備を要求するものであ
り、その一方、5番目の「StandByPly」命令
は、地図表示装置に対し再生準備を要求するものであ
る。
【0048】後述するように、本実施の形態にかかる地
図表示装置においては、互いに排他的な関係にある撮影
モードおよび地図モードの2つの動作モードが存在し、
「StandByRcd」命令および「StandBy
Ply」命令は、互いに相手方の動作モードに切り替わ
る要求を示している。たとえば、「StandByRc
d」命令は、地図表示装置が地図モードであるときに、
地図モードから撮影モードに切り替わる要求を意味し、
その一方、「StandByPly」命令は、地図表示
装置が撮影モードであるときに、撮影モードから地図モ
ードに切り替わる要求を意味する。
【0049】2番目の「RecordStr」命令およ
び3番目の「RecordStp」命令は、それぞれ、
録画開始要求および録画停止要求を示し、4番目の「R
egistMap」命令は、録画された音声データおよ
び画像データを、撮影地点或いは撮影時間などと対応づ
けて記憶するよう要求し、地図上に撮影地点を表示させ
るものである。
【0050】6番目の「PlayBackMovie」
命令は、地図上に表示された撮影地点の表示座標を引数
として指定することで、表示座標に対応した録画情報の
再生を要求するものである。また、7番目の「Stop
Movie」命令は再生処理の終了を要求するものであ
る。
【0051】次に、図3を参照して、本実施の形態にか
かる地図表示装置の状態遷移を説明する。図3に示すよ
うに、地図表示装置の動作状態には、大きく分けて地図
モードおよび撮影モードの2つの動作状態が存在し、地
図モードには、さらに再生要求待ち状態と再生状態の2
つの動作状態が存在する。また、撮影モードには録画要
求待ち状態と録画状態の動作状態が存在し、地図表示装
置は、同時には2つの状態となり得ない。これら2つの
モードおよび4つの状態は、それぞれ、入力可能な命令
を限定し、かつ、命令が受理されると、決められたモー
ドまたは状態へ遷移する。
【0052】たとえば、地図表示装置の動作状態を、編
集モードの録画要求待ち状態とすると、ここで入力可能
な命令は、「RegistMap」命令、「Recor
dStr」命令或いは「StandByPly」命令で
ある。
【0053】「RegistMap」命令が受け入れら
れた場合には、再び録画要求待ち状態となるが、その一
方、「RecordStr」命令が受け入れられれば、
録画状態に遷移する。また「StandByPly」命
令は、録画要求待ち状態或いは録画状態において入力可
能な命令であり、この命令が受け入れられると、地図モ
ードの再生要求待ち状態に遷移する。
【0054】また、録画状態では、「RecordSt
p」命令或いは「StandByPly」命令が入力可
能である。「RecordStp」命令が受け入れられ
た場合には、録画要求待ち状態に遷移し、その一方、
「StandByPly」命令が受け入れられた場合に
は、地図モードの再生要求待ち状態に遷移する。
【0055】その一方、「StandByPly」命令
により、地図モードの再生要求待ち状態に遷移した場合
に、この地図モードの再生要求待ち状態においては、
「PlayBackMovie」命令或いは「Stan
dByRcd」命令が入力可能である。「PlayBa
ckMovie」命令が受け入れられれば、再生状態に
遷移し、「StandByRcd」命令が受け入れられ
れば、撮影モードの録画要求待ち状態に遷移する。ま
た、「PlayBackMovie」命令により再生状
態に遷移した場合には、「StopMovie」命令或
いは「StandByRcd」命令が入力可能である。
「StopMovie」命令が受け入れられると、再生
要求待ち状態に遷移し、「StandByRcd」命令
が受け入れられると撮影モードの録画要求待ち状態に遷
移する。
【0056】このように、地図表示装置において、地図
モードおよび撮影モード、並びに、これらに含まれる4
つの動作状態を定義し、それぞれの状態で受け入れられ
る命令を明確にすることにより、再生と録画操作とを区
別する事ができ、利用者に秩序ある操作入力手順を提供
することが可能となる。同時に、地図表示装置が誤って
命令を解釈するのを未然に防ぐことができ、有効なイン
タフェース手段を提供する事ができる。
【0057】さて、これらの入力にかかる制御処理は、
インタフェース装置4に設けられたGUI処理部30に
おいて実行される。以下、GUI処理部30について説
明する。
【0058】GUI処理部30は、液晶ディスプレイ3
3の画面上に操作ボタンを表示し、タッチパネルを介し
て押圧された操作ボタンを検知して、対応する操作要求
を制御装置5に転送する。表示される操作ボタンは、図
2(b)にある命令にほぼ対応したものである。すなわ
ち、操作ボタンに含まれる「地図」ボタン、「撮影」ボ
タン、「再生開始」ボタン、「再生停止」ボタン、「録
画開始」ボタンおよび「録画停止」ボタンは、それぞ
れ、「StandByPly」命令、「StandRe
c」命令、「PlayBackMovie」命令、「S
topMovie」命令、「RecordStr」命令
および「RecordStp」命令に対応している。
【0059】地図の表示座標、撮影時或いは再生時の画
像表示の座標やボタンの表示座標は、GUI処理部30
内に設けられた記憶部30aに格納されている表示座標
データにしたがう。表示座標データは、たとえば、図4
に示すようになっている。すなわち、図4に示すよう
に、「地図」ボタン、「撮影」ボタン、「再生開始」ボ
タン、「再生停止」ボタン、「録画開始」ボタンおよび
「録画停止」ボタンの6つのボタンの表示位置が定義さ
れる。ここに、液晶ディスプレイ33の表示可能範囲を
640×480(ドット)とすると、「地図」ボタン
は、座標(10,10)に対応する点および座標(2
0,20)に対応する点を頂点に持つ長方形として表示
される。また、GUI処理部30は、これら表示位置デ
ータに基づいて、液晶ディスプレイ33の画面上で、タ
ッチパネルを介して押圧された位置が、どのボタンの領
域に含まれるかを判断することができる。
【0060】しかし、撮影地点の座標データは、動的で
あるので、記憶部30aには記憶されず、制御装置5に
設けられた撮影情報記憶部24に記憶される。したがっ
て、タッチされた位置が撮影地点であるか否かを、GU
I処理部30により検知することはできず、これは、制
御装置5に委ねられることになる。
【0061】GUI処理部30は、地図表示装置が現在
おかれている動作状態を記憶する変数を所有している。
これら変数は、ModeFlagと呼ばれる現在の動作
モードを記録する変数と、地図モードにおいて再生要求
待ち状態かまたは再生状態のどちらかであるかを記憶す
る変数PlayFlagと、撮影モードにおいて録画要
求待ち状態かまたは録画状態であるかを記憶する変数R
ecFlagから構成される。
【0062】以下、GUI処理部30の動作をより詳細
に説明する。図5および図6は、GUI処理部30の処
理を示すフローチャートである。
【0063】電源が入れられた時点で、GUI処理部3
0に起動がかかり、ステップ501から順次処理が実行
される。GUI処理部30は、制御装置5に対して「S
tandByPly」命令を発行し、ModeFlag
を地図(地図モード)に、PlayFlagをOffに
設定し、地図表示装置の初期状態を地図モードの再生要
求待ち状態にする(ステップ502)。
【0064】次いで、液晶ディスプレイ33上に設けら
れたタッチパネルが押圧されたか否かが検知される(ス
テップ503)。このステップ503において、ノー
(NO)と判断された場合には、再び、押圧されたか否
かを検知し、検知されるまで、ステップ503の処理を
繰り返す。これに対して、ステップ503において、イ
エス(YES)と判断された場合には、ステップ504
に進む。
【0065】ステップ504においては、GUI処理部
30内の記憶部30aに記憶された表示座標データを参
照して、押圧されたボタンが、「撮影」ボタンであるか
否かを判断する。このステップ504においてイエス
(YES)と判断された場合には、地図表示装置が撮影
モードに遷移し、撮影に必要な処理が実行されるが、こ
の処理については後述する。
【0066】これに対して、ステップ504においてノ
ー(NO)と判断された場合、すなわち、押圧されたボ
タンが「撮影」ボタンでないと判断された場合には、現
在の動作状態が再生要求待ち状態であるか否かが判断さ
れる(ステップ505)。より詳細には、このステップ
505においては、PlayFlagがOffであるか
否かを調べれば良い。PlayFlagがOffに設定
されていた場合には、ステップ507に移り、動画再生
命令である「PlayBackMovie」を制御装置
5に発行する。このときに、「PlayBackMov
ie」命令には、押圧された位置の座標値が伴って、制
御装置5に伝達される。制御装置5は、受け入れた座標
値が、撮影地点上にあるか否かを判断する。この判断結
果は、「PlayBackMovie」命令の戻り値に
反映される。すなわち、押圧された位置の座標値に対応
する撮影地点が存在すれば成功を示す戻り値、存在しな
ければ失敗を示す戻り値が返される。
【0067】次いで、ステップ508において、「Pl
ayBackMovie」命令の戻り値が調べられ、
「PlayBackMovie」命令が成功したことを
知らされると、制御装置5などにおいて実行される処理
により、押圧された位置の座標値に対応する画像ファイ
ルの再生処理が行なわれる。したがって、ステップ50
9においてPlayFlagをOnに設定し、地図表示
装置の動作状態が再生状態に遷移したことを記録する。
その後、ステップ503に戻り次の入力を待つ。
【0068】これに対して、「PlayBackMov
ie」命令が失敗したことを知らされると、押圧された
位置の座標値に対応する画像ファイルが存在しなかった
ことになるので、再生処理は行なわれない。すなわち、
利用者からのタッチ操作は無視され、ステップ503に
戻り次の入力を待つことになる。
【0069】ステップ505においてノー(NO)と判
断された場合には、押圧されたボタンが、「再生停止」
ボタンであるか否かが判断される(ステップ506)。
押圧されたボタンが「再生停止」ボタンであり、かつ、
PlayFlagがOnである場合(ステップ506に
おいてイエス(YES))には、「StopMovi
e」命令が制御装置5に伝達され、再生処理が終了され
る。この結果、動作状態は再生要求待ち状態に変わるの
で、これを記録するためにPlayFlagをOffに
設定する(ステップ510)。その後に、ステップ50
3に戻り次の入力を待つ。
【0070】これに対して、押圧されたボタンが「再生
停止」ボタンでない場合、或いは、PlayFlagが
Offで再生要求待ち状態である場合には、何もせずに
ステップ503に戻り次の入力を待つ。
【0071】次に、ステップ503においてイエス(Y
ES)と判断された場合、すなわち、押圧されたボタン
が「撮影」ボタンであると判断された場合につき、説明
を加える。
【0072】「撮影」ボタンが押されたことにより、G
UI処理部30は、その動作状態を地図モードから撮影
モードに切り替える。このための処理が、ステップ51
2ないしステップ514に対応する。まず、ステップ5
12においてPlayFlagの値を調べる。もしOn
に設定されてあれば、現在再生処理中だと考えられるの
で、ステップ513において再生停止の処理を制御装置
5に対して依頼する。実際の再生停止処理は制御装置5
などにて実行される。また、再生停止処理の依頼によ
り、再生要求待ち状態に切り替わるので、PlayFl
agの値をOffにし現時点での状態を記録する。次い
で、ステップ514において「StandByRec」
命令を制御装置5に発行し、動作状態を地図モードから
撮影モードに切り替え、ModeFlagの値を撮影に
更新して、その状態を記録する。したがって、これ以降
の入力は、撮影モードの下でなされることになる。
【0073】図6のステップ520においては、液晶デ
ィスプレイ33上のタッチパネルが押圧されたか否かが
検知される。このステップ520においてノー(NO)
と判断された場合には、再びタッチパネルが押圧された
か否かを検知し、検知されればステップ521に進む。
【0074】ステップ521においては、GUI処理部
30の記憶装置30aに記憶された表示座標データを参
照して、押圧されたボタンが「地図」ボタンであるか否
かを判断する。押圧されたボタンが「地図」ボタンであ
れば、後述するように、ステップ530以降の処理にお
いて、地図表示装置は地図モードに遷移し、撮影に必要
な処理が事項される。
【0075】これに対して、ステップ521においてノ
ー(NO)と判断された場合には、押圧されたボタンの
座標値が、「録画開始」ボタンのものであるか否かが判
断される。その結果、「録画開始」ボタンが押圧された
と判断され、かつ、RecFlagがOffである場合
(ステップ522においてイエス(YES))には、
「RecordStr」命令が制御装置5に伝達され、
録画処理が開始される。
【0076】この結果、動作状態は録画状態に変わるの
で、これを記録するためにRecFlagがOnに設定
され(ステップ525)、その後、ステップ520に戻
り次の入力を待つ。
【0077】その一方、ステップ522においてノー
(NO)と判断された場合、すなわち、押圧されたボタ
ンが「録画開始」ボタンでない場合、或いは、Play
FlagがOnで既に録画状態である場合には、ステッ
プ523に移る。
【0078】ステップ523においては、押圧されたボ
タンが「録画停止」ボタンであるか否かが判断される。
その結果、「録画停止」ボタンが押圧され、かつ、Re
cFlagがOnであると判断されると(ステップ52
3でイエス(YES))、ステップ527に進む。これ
に対して、ステップ523においてノー(NO)と判断
された場合には、ステップ520に戻る。
【0079】ステップ527においては、「Recor
dStp」命令が制御装置5に伝達され、録画処理が停
止される。この結果、動作状態は録画要求待ち状態に変
わるので、これを記録するためにRecFlagをOf
fに設定する。
【0080】さらに、ステップ527においては、「R
egistMap」命令も制御装置5に伝達され、制御
装置5などの処理により、録画された音声画像情報と撮
影地点と撮影時間や内容が対応づけて記憶され、地図上
に撮影地点が表示される。その後、ステップ520に戻
り次の入力を待つ。
【0081】次に、ステップ521においてイエス(Y
ES)と判断された場合、すなわち、押圧されたボタン
が「地図」ボタンである場合につき、説明を加える。こ
の場合には、ステップ530においてRecFlagの
値が調べられ、もしOnに設定されてあれば現在録画中
だと考えられるので、ステップ531において録画停止
の処理を行なう。本GUI処理部30は、「Recor
dStp」命令を制御装置5に発行すればよく、実際の
処理は制御装置5などにより実行される。本処理によ
り、録画要求待ち状態に切り替わるので、RecFla
gの値をOffにし現時点での状態を記録する。
【0082】次いで、ステップ532において「Sta
ndByMap」命令を制御装置5に発行し、動作状態
を編集モードから地図モードに切り替え、ModeFl
agの値を地図に更新し、その状態を記録する。これ以
降、地図モードでの入力になり、ステップ503に戻
る。
【0083】以上でインタフェース装置4の説明を終わ
る。
【0084】次に、インタフェース装置4から、図2に
示す7つの命令を受けて、受け入れた命令に対応する処
理を実行する制御装置5につき説明を加える。図1に示
すように、制御装置5は、制御処理部20、時計22、
座標変換処理部23、撮影情報記憶部24および画像デ
ータ記憶部21とを有している。各処理部および記憶部
は、ローカルバス25により接続されている。
【0085】時計22は現在の日時を知らせるためのも
ので、制御処理部20が撮影の日時を参照する際に用い
られる。座標変換処理部23は、緯度経度の値を入力
し、対応するメッシュコードおよびメッシュ領域内の座
標値を出力するものである。緯度経度の値に基づき、メ
ッシュコードおよびメッシュ領域内の座標値に変換する
には、実際に計算をしてもよいし、テーブルのような対
応表を用いてもよい。
【0086】また、撮影情報記憶部24は、録画ファイ
ルを識別するファイルID、録画ファイル毎に対応付け
られた撮影地点および撮影日時、並びに、撮影内容をあ
らわす画像データのアドレスを記憶している。これらデ
ータは、制御処理部20によって記憶され、必要に応じ
て参照される。
【0087】画像データ記憶部21は、録画ファイル中
の先頭フレームの画像データを格納するために用いられ
る。この画像は、地図上に表示される撮影地点を示すた
めに用いられる。これにより、利用者に録画ファイルの
おおよその内容を知らせることができる。
【0088】撮影情報記憶部24には、図7に示すよう
な形式で、録画ファイルID、該録画ファイルIDに対
応付けられた撮影地点の表示座標、撮影日時、および、
画像格納先アドレスが、記憶されている。撮影地点の表
示座標は、メッシュコードと、座標の範囲から構成され
ている。また、画像格納先アドレスは、画像データ記憶
部21中の対応する画像データを読み出すためのもので
ある。これらデータの記憶および参照は、制御処理部2
0により実行される。
【0089】制御処理部20は、インタフェース装置4
からの命令を受け入れ、命令にしたがった処理を実行す
る。制御処理部20は、その内部にレジスタ20aを有
している。レジスタ20aは、緯度経度値、メッシュコ
ード値、メッシュ内座標値、ファイルIDを一時的に格
納するために用いられる。
【0090】以下、命令別に制御処理部20の動作を説
明する。
【0091】図8は、「StandByRcd」命令を
受信した場合に、制御処理部20により実行される処理
を示すフローチャートである。制御処理部20は「St
andByRcd」命令を受信すると(ステップ80
1)、位置検出装置3のバッファメモリ18bに記憶さ
れている現在位置データを読み出し、これをレジスタ2
0aに一時的に記憶する(ステップ802)。本実施の
形態においては、GPSを用いて現在位置を得ているた
め、現在位置データは緯度経度の値で格納される。次い
で、制御処理部20は、ステップ803において、座標
変換処理部23に、レジスタ20aに一時的に記憶され
た緯度経度値を渡し、これに対応するメッシュコードお
よびメッシュ内座標値を獲得して、これらをレジスタ2
0aに一時的に記憶する。その後、ステップ804にお
いて、インタフェース装置4内の描画メモリ31中に、
地図画像の表示領域を確保し、その先頭アドレスを、レ
ジスタ20aに格納する。
【0092】このような処理が終了すると、次に、ステ
ップ605において、メッシュコードにより地図の表示
領域を指示し、かつ、地図画像の描画先であるインタフ
ェース装置4の描画メモリ31中のアドレスを、レジス
タ20aから読み出して、これを与えることにより、地
図画像生成装置2に対して、地図描画命令を発行する。
【0093】次いで、ステップ606において、現在位
置を示すメッシュ内座標値と、描画メモリ31中に確保
した地図画像描画領域とから、現在位置を示す座標を算
出して、地図画像上に、現在位置を示す印を重ね書きす
る。
【0094】本実施の形態にかかる地図表示装置では、
さらに、ステップ607において、インタフェース装置
4の描画メモリ31中に、カメラ画像を表示するための
表示領域を確保し、その先頭アドレスを、レジスタ20
aに一時的に記憶する。次いで、ステップ608におい
て、カメラ画像の出力先であるインタフェース装置4の
描画メモリ31のアドレスを、レジスタ20aから読み
出して、音声画像処理装置1に与え、現在、音声画像処
理装置1が捉えられている撮影画像を出力するよう命令
する。これにより、「StandByRcd」命令に対
応する処理が終了する。
【0095】図9は、「StandByPly」命令を
受信した場合に、制御処理部20にて実行される処理を
示すフローチャートである。制御処理部20は、「St
andByPly」命令を受信すると(ステップ90
1)、インタフェース装置4の描画メモリ31中に確保
されたカメラ画像のための表示領域を開放する(ステッ
プ902)。ステップ902が実行されると、「Sta
ndByPly」命令に対する処理は終了する。
【0096】図10は、「RecordStr」命令を
受信した場合に、制御処理部20にて実行される処理を
示すフローチャートである。制御処理部20は、「Re
cordStr」命令を受信すると(ステップ100
1)、音声画像処理装置1に対して、録画準備命令を出
す(ステップ1002)。本命令に応答して、音声画像
処理装置1内のファイルハンドラ13は、録画ファイル
記憶部14内に、録画データを格納するための録画ファ
イルを設け、録画ファイルに対応するファイルIDを、
制御処理部20に返す。制御処理部20は、受け入れた
ファイルIDを、レジスタ20aに一時的に記憶する。
【0097】次いで、ステップ1003において、位置
検出装置3のバッファメモリ18bに記憶されている現
在位置データを読み出し、これを、座標変換処理部23
に渡し、現在位置に対応するメッシュコードおよびメッ
シュ内座標値を獲得して、これらをレジスタ20aに一
時的に記憶する。これにより、地図上における撮影地点
の表示座標が得られたことになる。
【0098】その後、ステップ1004において、音声
画像処理装置1に対して、録画開始命令を出す。音声画
像処理装置1において、ファイルハンドラ13が、この
命令を受け入れ、ステップ1002の命令に応答して設
定された録画ファイルに、デジタル化された音声データ
および画像データを、たとえば、MPEG形式に準拠し
た格納形式で、タイマ15から送られてくるタイミング
にしたがって、逐次、録画ファイルに記録する。この処
理は、ステップ1002の処理に応答して設定された画
像ファイルの容量が一杯になるか、或いは、録画停止命
令を受け入れるまで実行される。
【0099】図11は、「RecordStp」命令を
受信した場合に、制御処理部20にて実行される処理を
示すフローチャートである。制御処理部20は、「Re
cordStp」命令を受信すると(ステップ110
1)、音声画像処理装置1に、録画停止命令を発行し、
音声画像処理装置1における録画処理を停止させる(ス
テップ1102)。この際に、音声画像処理装置1が、
録画処理をしていない場合は、本命令は音声画像処理装
置1にて無視される。
【0100】図12は、「RegistMap」命令を
受信した場合に、制御処理部20にて実行される処理を
示すフローチャートである。制御処理部20は、「Re
gistMap」命令を受信すると(ステップ120
1)、処理が開始される。
【0101】「RegistMap」命令は、インタフ
ェース装置4から発行されるが、本実施の形態において
は、インタフェース装置4のGUI処理部30により、
地図表示装置の動作手順が管理され、「StandBy
Rcd」命令、「RecordStr」命令、「Rec
ordStp」命令および「RegistMap」命令
の順番で、各命令が発行される事が保証されている。す
なわち、この時点で、制御処理部20のレジスタ20a
には、録画された録画ファイルのファイルID、撮影地
点を示すメッシュコードおよびメッシュ内座標、並び
に、撮影日時がすでに記憶されている。以下の処理で
は、さらに、撮影内容を代表するシンボルとして録画フ
ァイルの先頭フレームの画像データを取得する。
【0102】ステップ1202においては、画像データ
記憶部21内に、先頭フレームの画像データを格納する
ための領域を確保し、その先頭アドレスをレジスタ20
aに一時的に記憶する。そして、音声画像処理装置1に
対して、録画ファイルIDと格納先先頭アドレスとを引
数にした画像取得命令を発行し、音声画像処理装置1
に、録画ファイルIDに対応する録画ファイルの先頭フ
レームの画像データを出力させ、これを、画像格納先先
頭アドレスにしたがって、画像データ記憶部32に記憶
する。
【0103】次いで、ステップ1203において、現
在、制御処理部20のレジスタ20a内に記録されてい
る録画ファイルID、撮影地点を示すメッシュコードお
よびメッシュ内座標位置、並びに、撮影日時を、撮影情
報記憶部24に記憶する。ステップ1204において、
画像格納先アドレスに基づき、画像データ記憶部21中
の対応する画像データを読みだし、撮影位置を示すメッ
シュ内座標値に基づいて、地図画像上に、読み出した画
像を重ね書きする。
【0104】図13は、「PlayBackMovi
e」命令を受信した場合に、制御処理部20にて実行さ
れる処理を示すフローチャートである。制御処理部20
は、「PlayBackMovie」命令を受信すると
(ステップ1301)、処理を開始する。本命令は、引
数として、タッチパネル上で指定された座標値がわたさ
れる。そこで、ステップ1302においては、撮影情報
記憶部24が参照されて、指定された座標と、記憶され
ている撮影地点表示座標の何れかが一致するかを判断す
ることにより、指定された座標値に対応する撮影地点が
存在するかどうかが判断される。もし存在しなければ
(ステップ1302においてノー(NO))、本命令を
発行したインタフェース装置4のGUI処理部30に、
命令が失敗したことを伝達する(ステップ1303)。
その一方、指定された座標と一致した撮影地点表示座標
が存在する場合には(ステップ1302においてイエス
(YES))、対応して記憶されている録画ファイルI
D、撮影日時、および、画像格納先アドレスを、撮影情
報記憶部24から読み出し、内部レジスタ20aに格納
する(ステップ1304)。
【0105】次いで、ステップ1305において、イン
タフェース装置4の描画メモリ31中に、再生画像出力
のための表示領域を確保し、その先頭アドレスをレジス
タ20aに格納する。その後に、ステップ1306にお
いて、音声画像処理装置1に対して、録画ファイルID
および再生出力先であるインタフェース装置4の描画メ
モリ31中のアドレスを指定して、再生命令を発行す
る。実際の再生処理は、音声画像処理装置1のファイル
ハンドラ13にて実行される。すなわち、ファイルハン
ドラ13は、指定された録画ファイルIDの録画ファイ
ルを、録画ファイル記憶部14から、タイマ15と同期
して1/30秒の間隔で読みだし、読み出された画像デ
ータを、指定されたインタフェース装置4の描画メモリ
31中の再生画像出力表示領域に転送する。また、音声
データは、インタフェース装置4の、D/A変換器およ
び増幅器付きのスピーカ32に出力される。この再生処
理は、再生停止命令が伝達されるか、或いは、録画ファ
イル中の全フレームデータを読み出し終えるまで継続さ
れる。
【0106】再生命令を発行した制御処理部20は、ス
テップ1307の処理に移り、本命令を発行したインタ
フェース装置4のGUI処理部30に命令が成功したこ
とを伝達して、処理を終了する。
【0107】図14は、「StopMovie」命令を
受信した場合に、制御処理部20にて実行される処理を
示すフローチャートである。制御処理部20は「Sto
pMovie」命令を受信すると(ステップ141
1)、音声画像処理装置1に、再生終了の命令を発行す
る(ステップ1412)。音声画像処理装置1におい
て、再生処理中であれば、再生処理が終了されるが、既
に終了済みであれば本命令は、音声画像処理装置1にて
無視される。次いで、ステップ1413において、イン
タフェース装置4の描画メモリ31中に確保された再生
画像出力のための表示領域を開放して、処理を終了す
る。
【0108】以上で、制御装置5の説明を終わる。
【0109】図15ないし図17は、地図表示装置の各
動作状態において、液晶ディスプレイ33の画面上に表
示される画像を示す図である。たとえば、図15は、撮
影モードにおける録画要求待ち状態または録画状態での
画像の例を示す。本動作状態においては、液晶ディスプ
レイ33の画面上に地図画像121と現在位置122と
が表示され、地図の下側には6つの操作ボタンが並んで
表示されている。また、画面中の左上の領域にはカメラ
123が捉えられている撮影画像が表示されている。こ
こで、録画開始ボタン124を押圧すれば、現在表示さ
れている撮影画像が記録される。また、録画停止ボタン
125が押圧されると、現在撮影されている画像の記録
が停止する。
【0110】上述したような、撮影画像の記録およびそ
の停止が終了すると、図16に示すように、地図上に撮
影地点を示すシンボル161が表示される。撮影地点の
シンボル161は、録画された画像ファイルの先頭フレ
ームの画像(いわゆるサムネール)が用いられているの
で、利用者が地図上でその地点で撮影された内容を知る
のに大変有効である。図16は、地図モードにおける再
生要求待ち状態を表わしている。液晶ディスプレイ33
の画面上には、地図画像と撮影地点を示すシンボル16
1が表示されている。
【0111】利用者が地図上の撮影地点シンボル161
を押圧すると、地図表示装置は、再生状態に遷移し、図
17に示すように、地図上に撮影地点シンボル161に
対応する録画ファイルの再生画像を表示する。録画ファ
イルの再生処理は再生停止ボタン130を押圧すること
により停止する。これにより、液晶ディスプレイ33の
画面は、図16に示すような、再生要求待ち状態のもの
となる。
【0112】本実施の形態によれば、所望の地点にて、
簡単な操作で、装置のある地点の周辺の動画像を得るこ
とができ、かつ、地図上に撮影地点を示す画像が重ね合
わされた画像が、ディスプレイの画面上に表示される。
また、画面上にて、画像を押圧して指定することによ
り、撮影された動画像が再生される。したがって、利用
者は、簡単な操作で所望の場所にて、周辺の風景を撮影
することができ、かつ、撮影した画像を、所望のように
再生することが可能となる。
【0113】また、本実施の形態において、地図再生装
置が、地図モードおよび撮影モードの二つのモードの下
で撮影され、かつ、各モードにおいて、状態および状態
の遷移を規定しているため、効率良く処理を実行するこ
とが可能となる。
【0114】次に、本発明の第2の実施の形態にかかる
地図表示装置につき説明を加える。第2の実施の形態に
おいては、地図表示装置は、さらに、検索により撮影地
点を特定でき、かつ、特定された撮影地点を表示する際
に、当該撮影地点を、画面の中央に表示できるようにな
っている。
【0115】第2の実施の形態にかかる地図表示装置の
構成は、インタフェース装置4のGUI処理部30およ
び制御装置5の制御処理部20などにて実行される処
理、および、撮影情報記憶部24に記憶されるデータを
除き、図1に示す第1の実施の形態のものと同様であ
る。
【0116】この実施の形態にかかる地図表示装置にお
いては、図2(b)に示すもののほか、画像を検索する
ための第1および第2の「RetrieveMovi
e」命令が設けられ、これに対応して、他のボタンに加
えて、この命令に対応したボタン(「検索」ボタン)
が、液晶ディスプレイ33の画面上に表示される。この
「RetrieveMovie」命令が加えられたこと
により、第2の実施の形態にかかる地図表示装置の状態
遷移は、図18に示すようなものとなる。すなわち、地
図モードの再生要求待ち状態において、「PlayBa
ckMovie」命令、「StandByRcd」命令
或いは「RetrieveMovie」命令が入力可能
である。図19は、この地図表示装置のインタフェース
装置4内のGUI処理部30により実行される処理を示
すフローチャートである。図19において、ステップ1
901ないしステップ1914は、図5に示す第1の実
施の形態にかかるGUI処理部30の処理中のステップ
501ないし514に対応する。したがって、図5の処
理と異なる部分についてのみ、以下に説明する。
【0117】ステップ1905において、PlayFl
agがオフであった場合には、押圧されたボタンが、
「再生」ボタンであったか或いは「検索」ボタンであっ
たかが判断される(ステップ1950)。このステップ
1950において、「再生」ボタンであると判断された
場合には、ステップ1907に進み、「PlayBac
kMovie」命令が制御装置5に発行される。その一
方、ステップ1950において、「検索」ボタンである
と判断された場合には、ステップ1951に進み、第1
の「RetrieveMovie」命令が制御装置5に
発行される。
【0118】より詳細には、このステップ1951にお
いては、描画メモリ31内に、新たなボタンを表示する
ための領域を確保し、撮影地点の座標を示す「座標」ボ
タン、撮影された日時を示す「日時」ボタン、および、
撮影された画像を示す「画像」ボタンを、液晶ディスプ
レイ33の画面上に選択して、これらボタンの何れかが
選択されるのを待つ。次いで、何れかのボタンが押圧さ
れると、押圧されたボタンの種別を引き数として、第1
の「RetrieveMovie」命令を発行する。
【0119】図20(a)は、第1の「Retriev
eMovie」命令を受け入れた場合に、制御装置5に
て実行される処理を示すフローチャートである。図20
(a)に示すように、制御装置5においては、まず、引
き数として受け入れたボタンの種別を判断する(ステッ
プ2001)。ボタン種別が「座標」である場合には、
撮影情報記憶部24中の撮影ファイルIDの各々に対応
した撮影地点表示座標を示すデータを読み出し(ステッ
プ2002)、ボタン種別が「日時」である場合には、
撮影ファイルIDの各々に対応した撮影日時を示すデー
タを読み出す(ステップ2003)。或いは、ボタン種
別が「画像」である場合には、画像データ記憶部21か
ら、撮影ファイルIDの各々に対応した画像(サムネー
ル)のデータを読み出す(ステップ2004)。
【0120】次いで、読み出されたデータを、液晶ディ
スプレイ33の画面上に表示するために、描画メモリ3
1中の所定の領域を確保し(ステップ2005)、確保
された領域に向けて、読み出されたデータを出力する
(ステップ2006)。このようにして、液晶ディスプ
レイ33の画面上には、撮影場所を示す座標のリスト、
撮影日時のリスト、或いは、サムネール画像のリストが
表示される(図21(a)ないし(c)参照)。
【0121】利用者が、リストを参照して、所望のボタ
ンに対応する部分を押圧すると、図19のステップ19
52においてイエス(YES)と判断され、押圧された
部分に対応する座標を引き数として、第2の「Retr
ieveMovie」命令が発行される。
【0122】ここに、図20(b)は、第2の「Ret
rieveMovie」命令を受け入れた場合に、制御
装置5にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。図20(b)に示すように、制御装置5は、第2の
「RetrieveMovie」命令に応答して、得ら
れた座標に表示されている「座標」、「日時」或いは
「画像」の撮影ファイルIDを取得し(ステップ201
0)、撮影情報記憶部24内のデータを参照して、撮影
ファイルIDに対応する座標を得て、これに基づき、必
要なメッシュコードなどを獲得する(ステップ201
1)。次いで、描画メモリ31中に、地図画像の表示領
域を確保し(ステップ2012)、その後に、サムネー
ル画像を表示するための描画メモリ31中の領域を確保
する(ステップ2013)。ステップ2012,201
3においては、サムネール画像が、液晶ディスプレイ3
3の画面の中央に表示されるように、領域が確保され
る。
【0123】このような処理が終了すると、地図画像生
成装置2に対して、地図の領域および描画メモリ31中
のアドレスを与えることにより、地図描画命令を発行す
るとともに、サムネール画像の画像データを、描画メモ
リ31に出力する(ステップ2014)。これにより、
液晶ディスプレイ33の画面上には、サムネール画像が
中心に表示され、かつ、その周辺の地図が表示されたよ
うな画像を得ることが可能となる。
【0124】この実施の形態において、さらに、液晶デ
ィスプレイの画面上に、撮影地点シンボルおよび撮影範
囲を表示できるように構成してもよい。この場合には、
RecordStr、RecordStp処理、Res
istMap処理およびPlayBackMovie処
理が、それぞれ、図10、図11、図12および図13
に示すものと若干異なり、また、撮影情報記憶部24に
て記憶されるデータの形式が、図7に示すものと異な
る。
【0125】たとえば、RecordStr処理におい
ては、撮影開始命令(ステップ1004)が発行される
と、ファイルハンドラ13が、タイマ15から送られる
タイミングにしたがって、音声データおよび画像データ
を、録画ファイルに記録するが、制御装置5において
も、時計22により送られる、タイマ15でのタイミン
グと同期したタイミングにしたがって、位置検出装置3
のバッファメモリ18bに記憶された現在位置データを
読みだし、これを、逐次、レジスタ20aに記憶して、
所定のタイミングごとの現在位置データを蓄積する。こ
れにより、ファイルハンドラ13にて記録される音声デ
ータおよび画像データに対応する現在位置データが、レ
ジスタ20aに蓄積される。その一方、RecordS
tp処理においては、録画停止命令を発行した後に、現
在位置データの取得およびレジスタ20aへの記憶を停
止する。
【0126】また、RegistMap処理では、撮影
情報を記録するステップにおいて、録画ファイルID、
撮影日時などの他、所定のタイミングごとに得た現在位
置を示すデータを、撮影情報記憶部24に記憶する。
【0127】さらに、PlayBackMovie処理
において、再生出力領域を作成し、再生開始命令を発行
する際(図13のステップ1305,1306)に、撮
影情報記憶部24に記憶された現在位置のデータに対応
して、液晶ディスプレイ33の画面上の地図に、現在位
置を示す線分が重ね合わせられるように、再生開始命令
を発行する。これにより、液晶ディスプレイ33の画面
上には、撮影範囲が線によって地図上に重ね合わされた
画像が、再生画像とともに得られる。
【0128】本実施の形態によれば、画像の検索および
/または撮影範囲の表示が可能であるため、利用者は、
所望の画像をより容易に得ることができ、或いは、撮影
された場所などに関する情報をより容易に取得すること
が可能となる。
【0129】本発明は、以上の実施の形態に限定される
ことなく、特許請求の範囲に記憶された発明の範囲内
で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内
に包含されるものであることは言うまでもない。
【0130】また、本明細書において、手段とは、必ず
しも物理的手段を意味するものではなく、各手段の機能
が、ソフトウェアによって実現される場合も包含する。
また、一つの手段の機能が二以上の物理的手段により実
現されても、二以上の手段の機能が一つの物理的手段に
より実現されてもよい。
【0131】
【発明の効果】本発明にかかる地図表示装置は、マイク
やカメラにて捉えられた音声や画像情報を利用者の要求
にしたがって記録することができ、地図上に撮影地点を
録画した内容と対応づけて表示することができる。ま
た、地図上の撮影地点の指定により、対応する録画画像
を再生することができる。この結果、利用者は地図を利
用して、以前録画した映像情報を容易に探す事ができ、
また地図上に登録された撮影地点を指定することでその
場所で撮影した映像を再生して見る事ができる。すなわ
ち、撮影における、場所、日時、内容を融合した属性情
報に基づく検索および再生画像の指定が可能となり、検
索効率および操作効率が向上される。
【0132】また、本発明によれば、煩雑な操作なし
に、かつ、整理された処理手順にて、ユーザの所望の音
声および画像情報を、撮影地点と関連付けて記録し、か
つ、利用者の所望の音声および画像情報を検索可能な地
図表示装置を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は、本発明の第1の実施の形態にかかる
地図表示装置の構成を示すブロックダイヤグラムであ
る。
【図2】 図2は、音声画像処理装置により受理される
命令を示す図、および、インタフェース装置にて認識さ
れる命令を示す図である。
【図3】 図3は、第1の実施の形態にかかる地図表示
装置の動作状態を説明するための図である。
【図4】 図4は、第1の実施の形態にかかる表示座標
データを示す図である。
【図5】 図5は、第1の実施の形態にかかるGUI処
理部にて実行される処理を説明するフローチャートであ
る。
【図6】 図6は、第1の実施の形態にかかるGUI処
理部にて実行される処理を説明するフローチャートであ
る。
【図7】 図7は、撮影情報記録部に記憶されたデータ
を示す図である。
【図8】 図8は、第1の実施の形態にかかる制御処理
部にて実行される処理を説明するフローチャートであ
る。
【図9】 図9は、第1の実施の形態にかかる制御処理
部にて実行される処理を示すフローチャートである。
【図10】 図10は、第1の実施の形態にかかる制御
処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図11】 図11は、第1の実施の形態にかかる制御
処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図12】 図12は、第1の実施の形態にかかる制御
処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図13】 図13は、第1の実施の形態にかかる制御
処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図14】 図14は、第1の実施の形態にかかる制御
処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図15】 図15は、液晶ディスプレイの画面上に表
示される画像の一例を示す図である。
【図16】 図16は、液晶ディスプレイの画面上に表
示される画像の一例を示す図である。
【図17】 図17は、液晶ディスプレイの画面上に表
示される画像の一例を示す図である。
【図18】 図18は、第2の実施の形態にかかる地図
表示装置の動作状態を説明するための図である。
【図19】 図19は、第2の実施の形態にかかるGU
I処理部にて実行される処理を示すフローチャートであ
る。
【図20】 図20は、第1および第2の「Retri
eveMovie」命令に応答して、制御装置にて実行
される処理を示すフローチャートである。
【図21】 図21は、第2の実施の形態にかかる液晶
ディスプレイの画面上に表示される画像の例を示す図で
ある。
【符号の説明】
1 音声画像処理装置 2 地図画像作成装置 3 位置検出装置 4 インタフェース装置 5 制御装置 10 カメラ 11 マイク 13 ファイルハンドラ 14 映像記憶部 15 タイマ 20 制御処理部 21 画像データ記憶部 24 撮影情報記憶部 30 GUI処理部 32 スピーカ 33 液晶ディスプレイ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 現在位置を検出する位置検出装置と、地
    図情報を記憶した地図情報記憶媒体から、該地図情報を
    読み出す地図情報読みだし装置と、画像を撮影するカメ
    ラおよびカメラにより撮影された動画像を記憶する映像
    記憶装置を有する画像処理装置と、前記地図情報に基づ
    き得た地図画像および撮影された画像を表示する表示装
    置とを備えた地図表示装置であって、 前記表示装置に、利用者により選択される、操作要求を
    示すボタンを表示するための処理を実行するボタン画像
    生成手段、および、利用者が前記ボタンのうちの何れか
    を選択するための入力手段を備え、選択されたボタンに
    対応した操作要求を出力するインタフェースと、 前記操作要求を受け入れて、これに応答して処理を実行
    する制御処理手段、カメラにより撮影された動画像のう
    ち、所定の静止画像を記憶する静止画像記憶手段、およ
    び、少なくとも動画像が撮影された現在位置を示す撮影
    情報を記憶する撮影情報記憶手段を備えた制御装置とを
    備え、 前記地図表示装置が、地図画像を表示装置に表示するた
    めの地図モード、および、カメラにて画像を撮影するた
    めの撮影モードの何れか一方にて作動可能であり、前記
    地図モードが、再生待ち状態および再生状態を含み、か
    つ、前記撮影モードが、録画要求待ち状態および録画状
    態を含み、それぞれの状態にて、インタフェースから制
    御処理手段に受け入れ可能な操作要求が限定され、これ
    に対応して、ボタン画像生成手段によりボタンが生成さ
    れて前記表示装置に表示され、かつ、選択されたボタン
    に基づく操作要求により、制御処理手段により所定の処
    理が実行されることを特徴とする地図表示装置。
  2. 【請求項2】 前記再生待ち状態並びに前記再生状態に
    おいては、再生開始およびモード変更、並びに、再生停
    止およびモード変更を示す操作要求が、それぞれ、前記
    制御処理手段に受け入れ可能であり、前記録画要求待ち
    状態並びに録画状態においては、撮影した画像を登録す
    る編集、録画開始およびモード変更、並びに、録画停止
    およびモード変更を示す操作要求が、それぞれ、前記制
    御処理手段に受け入れが可能であることを特徴とする請
    求項1に記載の地図表示装置。
  3. 【請求項3】 前記処理制御手段が、録画開始を示す操
    作要求に応答して、映像記憶装置へのカメラ画像の録画
    を指示し、録画停止を示す操作要求に応答して録画の停
    止を指示し、かつ、編集を示す操作要求に応答して、映
    像記憶装置中の画像のうち所定の静止画像を受け入れて
    静止画像記憶手段に記憶するとともに、位置検出装置に
    より検出された現在位置を、撮影情報記憶手段に記憶す
    るように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の
    地図表示装置。
  4. 【請求項4】 前記地図モードにおいて、前記制御処理
    手段が、前記撮影情報記憶手段に記憶された位置を参照
    して、地図上に、静止画像記憶手段により記憶された静
    止画像を重畳して表示するよう表示装置に指示を与える
    ように構成されたことを特徴とする請求項2または3に
    記載の地図表示装置。
  5. 【請求項5】 前記静止画像を指定することに応答し
    て、前記インタフェースより再生を示す操作要求が制御
    処理手段に与えられ、前記制御処理手段が、これに応答
    して、前記映像記憶装置に記憶された対応する動画像
    を、表示装置に表示するように指示を与えるように構成
    されたことを特徴とする請求項4に記載の地図表示装
    置。
  6. 【請求項6】 前記映像記憶装置が、前記動画像の撮影
    に伴なう音声を収集するマイクを備え、前記映像記憶装
    置が、前記音声を動画像に対応して記憶することを特徴
    とする請求項1ないし5の何れか一項に記載の地図表示
    装置。
  7. 【請求項7】 前記再生要求待ち状態においては、さら
    に、画像の検索を示す操作要求が前記制御処理手段に受
    け入れ可能であり、前記制御処理手段が、これに応答し
    て、静止画像記憶手段および/または撮影情報記憶手段
    に記憶された画像および/または撮影位置に関する情報
    を、表示装置に表示するように指示を与え、かつ、選択
    された画像および撮影位置に関する情報に応答して、前
    記映像記憶装置に記憶された対応する動画像を、表示装
    置に表示するように指示を与えるように構成されたこと
    を特徴とする請求項2ないし6の何れか一項に記載の地
    図表示装置。
  8. 【請求項8】 前記制御処理手段が、前記再生要求待ち
    状態においては、さらに、画像の検索を示す操作要求が
    前記制御処理手段に受け入れ可能であり、前記制御処理
    手段が、これに応答して、静止画像記憶手段および/ま
    たは撮影情報記憶手段に記憶された画像および/または
    撮影位置に関する情報を、表示装置に表示するように指
    示を与え、かつ、選択された画像および撮影位置に関す
    る情報に応答して、前記画像を撮影した地点を含む地図
    を、表示装置に表示するように指示を与えるように構成
    されたことを特徴とする請求項2ないし6の何れか一項
    に記載の地図表示装置。
  9. 【請求項9】 前記画像を撮影した地点を含む地図にお
    いて、前記撮影した地点が、地図の略中央に位置するこ
    とを特徴とする請求項8に記載の地図表示装置。
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