JPH10306851A - 可変速度型ダンパ - Google Patents
可変速度型ダンパInfo
- Publication number
- JPH10306851A JPH10306851A JP13043297A JP13043297A JPH10306851A JP H10306851 A JPH10306851 A JP H10306851A JP 13043297 A JP13043297 A JP 13043297A JP 13043297 A JP13043297 A JP 13043297A JP H10306851 A JPH10306851 A JP H10306851A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- flywheel
- damper
- concave portion
- recessed parts
- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 回転軸に連結される可変速度型ダンパにおい
て、部品点数及び組み付け工数の低減を図る。 【解決手段】 エンジン出力軸に連結されたフライホイ
ール１の側面に、周方向へ等間隔に複数の円形凹部２が
形成されて、各凹部２内にそれぞれ比重の大きい液体３
が封入されると共に、空間４が形成されている。
て、部品点数及び組み付け工数の低減を図る。 【解決手段】 エンジン出力軸に連結されたフライホイ
ール１の側面に、周方向へ等間隔に複数の円形凹部２が
形成されて、各凹部２内にそれぞれ比重の大きい液体３
が封入されると共に、空間４が形成されている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン出力軸等
のトルク変動を低減させるためフライホイール等に設け
られる定次数ダイナミックダンパ、すなわち、可変速度
型ダンパに関する。
のトルク変動を低減させるためフライホイール等に設け
られる定次数ダイナミックダンパ、すなわち、可変速度
型ダンパに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の可変速度型ダンパは、実公昭６３
−１１４０５号公報に示されているように、内燃機関の
フライホイール本体にその軸心と平行な中心線をもつ有
底丸穴を形成し、くりぬき空洞部の形成により偏心した
平たい円柱状のダンパウエイトを上記丸穴に挿入して、
ダンパウエイトの外周面と有底丸穴の内周面との間の環
状空間にローラベアリングを介装し、ローラベアリング
によりダンパウエイトを有底丸穴内で回動自在に保持さ
せると共に、有底丸穴内に封入されたオイルによりロー
ラベアリングを潤滑するように構成して、ダンパウエイ
トの低騒音化を図っているが、この場合には、ダンパウ
エイトの外周面と有底丸穴の内周面との間の環状空間に
多数のローラベアリングを精度良く組み込む必要があ
り、そのためには、多大な組み付け工数を要すると同時
に、高い精度を確保することが極めて困難であるという
根本的な不具合があった。
−１１４０５号公報に示されているように、内燃機関の
フライホイール本体にその軸心と平行な中心線をもつ有
底丸穴を形成し、くりぬき空洞部の形成により偏心した
平たい円柱状のダンパウエイトを上記丸穴に挿入して、
ダンパウエイトの外周面と有底丸穴の内周面との間の環
状空間にローラベアリングを介装し、ローラベアリング
によりダンパウエイトを有底丸穴内で回動自在に保持さ
せると共に、有底丸穴内に封入されたオイルによりロー
ラベアリングを潤滑するように構成して、ダンパウエイ
トの低騒音化を図っているが、この場合には、ダンパウ
エイトの外周面と有底丸穴の内周面との間の環状空間に
多数のローラベアリングを精度良く組み込む必要があ
り、そのためには、多大な組み付け工数を要すると同時
に、高い精度を確保することが極めて困難であるという
根本的な不具合があった。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、回転軸に連
結される可変速度型ダンパにおいて、部品点数及び組み
付け工数の低減を容易に実現させようとするものであ
る。
結される可変速度型ダンパにおいて、部品点数及び組み
付け工数の低減を容易に実現させようとするものであ
る。
【０００４】
【課題を解決するための手段】このため、本発明にかか
る可変速度型ダンパは、回転軸と同軸的に連結された円
板状ダンパ本体に、少なくとも上記ダンパ本体外周側の
内周面が断面円弧状でその中心線が上記ダンパ本体の回
転軸心と平行な凹部が形成され、上記凹部内に空間を残
して比重の大きい液体もしくは粒状体が封入されてい
る。
る可変速度型ダンパは、回転軸と同軸的に連結された円
板状ダンパ本体に、少なくとも上記ダンパ本体外周側の
内周面が断面円弧状でその中心線が上記ダンパ本体の回
転軸心と平行な凹部が形成され、上記凹部内に空間を残
して比重の大きい液体もしくは粒状体が封入されてい
る。
【０００５】すなわち、ダンパ本体外周側の内周面が断
面円弧状でその中心線がダンパ本体の回転軸心と平行な
凹部内に、空間を残して比重の大きい液体もしくは粒状
体が封入されているため、回転軸心を中心としてダンパ
本体が回動したとき、遠心力を受けた液体もしくは粒状
体は凹部内におけるダンパ本体外周側の円弧状内周面に
沿って配置され、従って、凹部内で液体もしくは粒状体
が偏奇した状態に保持されることとなるが、この場合に
回転軸からダンパ本体へトルク変動が伝達されると、全
体として重量物を構成する液体もしくは粒状体が凹部の
上記内周面に沿い揺動してダンパウエイトの機能を果た
し、上記トルク変動を吸収することができる。
面円弧状でその中心線がダンパ本体の回転軸心と平行な
凹部内に、空間を残して比重の大きい液体もしくは粒状
体が封入されているため、回転軸心を中心としてダンパ
本体が回動したとき、遠心力を受けた液体もしくは粒状
体は凹部内におけるダンパ本体外周側の円弧状内周面に
沿って配置され、従って、凹部内で液体もしくは粒状体
が偏奇した状態に保持されることとなるが、この場合に
回転軸からダンパ本体へトルク変動が伝達されると、全
体として重量物を構成する液体もしくは粒状体が凹部の
上記内周面に沿い揺動してダンパウエイトの機能を果た
し、上記トルク変動を吸収することができる。
【０００６】
【発明の実施の形態】以下、図面に示す本発明の実施形
態例について、各実施形態例の同等部分にはそれぞれ同
一符号を付けて説明する。図１及び図２において、ディ
ーゼルエンジンの出力軸と同軸的に連結された円板状フ
ライホイール１の側面には、複数の、例えば６個の有底
凹部２が周方向へ等間隔に形成され、各凹部２はフライ
ホイール１の回転軸心Ｏ1 と直角な断面が円形で、その
中心線Ｏ2 がそれぞれ回転軸心Ｏ1 に平行となってお
り、各凹部２内には、比較的重量の大きい液体３、たと
えば、水銀が空間４を残して入れられ、凹部２の開口が
蓋部材５により密閉されることにより、液体３が凹部２
内に封入されている。
態例について、各実施形態例の同等部分にはそれぞれ同
一符号を付けて説明する。図１及び図２において、ディ
ーゼルエンジンの出力軸と同軸的に連結された円板状フ
ライホイール１の側面には、複数の、例えば６個の有底
凹部２が周方向へ等間隔に形成され、各凹部２はフライ
ホイール１の回転軸心Ｏ1 と直角な断面が円形で、その
中心線Ｏ2 がそれぞれ回転軸心Ｏ1 に平行となってお
り、各凹部２内には、比較的重量の大きい液体３、たと
えば、水銀が空間４を残して入れられ、凹部２の開口が
蓋部材５により密閉されることにより、液体３が凹部２
内に封入されている。
【０００７】従って、エンジンの出力軸により駆動され
てフライホイール１が回転軸心Ｏ1を中心として回動す
ると、各凹部２内の液体３に遠心力が作用する結果、液
体３は、下端凹部２内の液体３を除き図１の２点鎖線で
示されているように、フライホイール１外周側の凹部２
内周面に沿って配置され、中心線Ｏ2 から液体３が偏奇
した状態に保持されることとなるが、この状態において
エンジンの出力軸からフライホイール１へトルク変動が
伝達されると、各凹部２内の液体３がフライホイール１
外周側の凹部２内周面に沿って一体的に揺動するので、
全体として重量物を構成する液体３の揺動がダンパウエ
イトとしての機能を果たし、上記トルク変動を容易に吸
収することができる。
てフライホイール１が回転軸心Ｏ1を中心として回動す
ると、各凹部２内の液体３に遠心力が作用する結果、液
体３は、下端凹部２内の液体３を除き図１の２点鎖線で
示されているように、フライホイール１外周側の凹部２
内周面に沿って配置され、中心線Ｏ2 から液体３が偏奇
した状態に保持されることとなるが、この状態において
エンジンの出力軸からフライホイール１へトルク変動が
伝達されると、各凹部２内の液体３がフライホイール１
外周側の凹部２内周面に沿って一体的に揺動するので、
全体として重量物を構成する液体３の揺動がダンパウエ
イトとしての機能を果たし、上記トルク変動を容易に吸
収することができる。
【０００８】また、上記装置は各凹部２内に液体３を封
入するだけの非常に簡単な構造であって、部品点数が少
なく、かつ、その組み立ても極めて容易であるため、前
記従来装置と比較して装置としての組み付け工数が少な
くてすみ、かつ、ダンパウエイトの揺動に対する潤滑の
必要性も全くない優れた特色がある。
入するだけの非常に簡単な構造であって、部品点数が少
なく、かつ、その組み立ても極めて容易であるため、前
記従来装置と比較して装置としての組み付け工数が少な
くてすみ、かつ、ダンパウエイトの揺動に対する潤滑の
必要性も全くない優れた特色がある。
【０００９】なお、上記第１実施形態例では、液体３が
封入される凹部２の断面が円形となっているが、図３に
示す第２実施形態例のように、フライホイール１の回転
軸心側に突起部１０を設けて凹部２の断面を上記円形よ
りも狭め、すなわち、液体３から残された空間４の容積
を液体３の揺動を阻止しない程度に狭め、フライホイー
ル１外周側における凹部２の内面を断面円弧状に保つよ
うにして、他の構成は第１実施形態例と同等にすれば、
第１実施形態例と同等の作用効果を奏することができる
と共に、突起部１０の形成によりフライホイール１の慣
性質量をそれだけ増大させることが可能となるので、フ
ライホイール１の厚みを減少させるうる長所がある。
封入される凹部２の断面が円形となっているが、図３に
示す第２実施形態例のように、フライホイール１の回転
軸心側に突起部１０を設けて凹部２の断面を上記円形よ
りも狭め、すなわち、液体３から残された空間４の容積
を液体３の揺動を阻止しない程度に狭め、フライホイー
ル１外周側における凹部２の内面を断面円弧状に保つよ
うにして、他の構成は第１実施形態例と同等にすれば、
第１実施形態例と同等の作用効果を奏することができる
と共に、突起部１０の形成によりフライホイール１の慣
性質量をそれだけ増大させることが可能となるので、フ
ライホイール１の厚みを減少させるうる長所がある。
【００１０】次に、図４に示す第３実施形態例は、第１
実施形態例の場合と同様に、フライホイール１の側面に
周方向へ等間隔に複数の有底凹部２が形成され、各凹部
２がフライホイール１の回転軸心と直角な断面が円形
で、その中心線Ｏ2 がそれぞれ上記回転軸心に平行とな
っており、各凹部２内には、比較的比重の大きい多数の
粒状体２０、たとえば、鉄材、銅合金材等の粒状体が空
間４を残して入れられ、凹部２の開口が図示しない蓋部
材により密閉されて、粒状体２０が凹部２内に封入され
ている。
実施形態例の場合と同様に、フライホイール１の側面に
周方向へ等間隔に複数の有底凹部２が形成され、各凹部
２がフライホイール１の回転軸心と直角な断面が円形
で、その中心線Ｏ2 がそれぞれ上記回転軸心に平行とな
っており、各凹部２内には、比較的比重の大きい多数の
粒状体２０、たとえば、鉄材、銅合金材等の粒状体が空
間４を残して入れられ、凹部２の開口が図示しない蓋部
材により密閉されて、粒状体２０が凹部２内に封入され
ている。
【００１１】従って、エンジンの出力軸により駆動され
てフライホイール１がその回転軸心を中心として回動す
ると、各凹部２内の粒状体２０に遠心力が作用する結
果、粒状体２０は、フライホイール１外周側の凹部２内
周面に沿って配置され、中心線Ｏ2 から粒状体２０が偏
奇した状態に保持されることとなるが、この状態におい
てエンジンの出力軸からフライホイール１へトルク変動
が伝達されると、各凹部２内の粒状体２０がフライホイ
ール１外周側の凹部２内周面に沿って一体的に揺動し、
全体として重量物を構成する粒状体２０の揺動がダンパ
ウエイトとしての機能を果たし、上記トルク変動を容易
に吸収することができて、第１実施形態例と同様の作用
効果を奏することができる。
てフライホイール１がその回転軸心を中心として回動す
ると、各凹部２内の粒状体２０に遠心力が作用する結
果、粒状体２０は、フライホイール１外周側の凹部２内
周面に沿って配置され、中心線Ｏ2 から粒状体２０が偏
奇した状態に保持されることとなるが、この状態におい
てエンジンの出力軸からフライホイール１へトルク変動
が伝達されると、各凹部２内の粒状体２０がフライホイ
ール１外周側の凹部２内周面に沿って一体的に揺動し、
全体として重量物を構成する粒状体２０の揺動がダンパ
ウエイトとしての機能を果たし、上記トルク変動を容易
に吸収することができて、第１実施形態例と同様の作用
効果を奏することができる。
【００１２】なお、第３実施形態例における各凹部２内
の空間４と粒状体２０相互間の隙間とに、粒状体２０と
比較して比重の小さい液体、たとえば、潤滑油、シリコ
ン油等を充満させるように構成すれば、第３実施形態例
の作用効果の外に、フライホイール１の回動に伴い粒状
体２０が相互に接触して騒音を出すことを抑制できると
共に、エンジンの起動時やエンジンの停止時に、粒状体
２０が自重で凹部２の内周面上へ落下して衝突すること
も抑制して、騒音の発生を確実に防止することができる
ようになる。
の空間４と粒状体２０相互間の隙間とに、粒状体２０と
比較して比重の小さい液体、たとえば、潤滑油、シリコ
ン油等を充満させるように構成すれば、第３実施形態例
の作用効果の外に、フライホイール１の回動に伴い粒状
体２０が相互に接触して騒音を出すことを抑制できると
共に、エンジンの起動時やエンジンの停止時に、粒状体
２０が自重で凹部２の内周面上へ落下して衝突すること
も抑制して、騒音の発生を確実に防止することができる
ようになる。
【００１３】また、第３実施形態例における各凹部２内
の略半月状空間４に略同形状のスポンジ、プラスチック
材等の軽質スペーサをゆるく挿入し、または、略同形状
の含油アセタール樹脂、含油ポリオレフィン樹脂、含油
ポリアミド樹脂、含油ポリエステル樹脂等の比較的軽量
な含油軸受材、もしくは、四ふっ化エチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、フェノール樹脂等の比較的軽量な乾燥摩擦
軸受材である固体潤滑材からなる軽質スペーサを挿入
し、または、粉末焼結含油材、成長鋳鉄含油材等の含油
軸受材、あるいは、剪断抵抗がきわめて小さい黒鉛、二
硫化モリブデン、金属石けん、軟質金属等の固体潤滑剤
による固体潤滑を基本とした黒鉛系耐熱材、黄銅系もし
くは青銅系固体潤滑剤埋込材、鋳鉄系固体潤滑剤埋込
材、アルミ青銅系固体潤滑剤埋込材、固体潤滑剤分散型
焼結材、耐摩耗銅合金、金属系表面処理材等の乾燥摩擦
軸受材である固体潤滑材の層が、比較的軽量なプラスチ
ック材の外周面及び両側面に取り付けられることによ
り、全体として比較的軽量に形成されたスペーサを挿入
し、それぞれ凹部２内で揺動自在となるようにして、粒
状体２０を全体として一体的に集合させるように構成す
れば、やはり、第３実施形態例の作用効果の外に、エン
ジンの起動時やエンジンの停止時に、粒状体２０が自重
で凹部２の内周面上へ落下して衝突することを抑制し
て、騒音の発生を確実に防止することができるようにな
る。
の略半月状空間４に略同形状のスポンジ、プラスチック
材等の軽質スペーサをゆるく挿入し、または、略同形状
の含油アセタール樹脂、含油ポリオレフィン樹脂、含油
ポリアミド樹脂、含油ポリエステル樹脂等の比較的軽量
な含油軸受材、もしくは、四ふっ化エチレン樹脂、ポリ
アミド樹脂、フェノール樹脂等の比較的軽量な乾燥摩擦
軸受材である固体潤滑材からなる軽質スペーサを挿入
し、または、粉末焼結含油材、成長鋳鉄含油材等の含油
軸受材、あるいは、剪断抵抗がきわめて小さい黒鉛、二
硫化モリブデン、金属石けん、軟質金属等の固体潤滑剤
による固体潤滑を基本とした黒鉛系耐熱材、黄銅系もし
くは青銅系固体潤滑剤埋込材、鋳鉄系固体潤滑剤埋込
材、アルミ青銅系固体潤滑剤埋込材、固体潤滑剤分散型
焼結材、耐摩耗銅合金、金属系表面処理材等の乾燥摩擦
軸受材である固体潤滑材の層が、比較的軽量なプラスチ
ック材の外周面及び両側面に取り付けられることによ
り、全体として比較的軽量に形成されたスペーサを挿入
し、それぞれ凹部２内で揺動自在となるようにして、粒
状体２０を全体として一体的に集合させるように構成す
れば、やはり、第３実施形態例の作用効果の外に、エン
ジンの起動時やエンジンの停止時に、粒状体２０が自重
で凹部２の内周面上へ落下して衝突することを抑制し
て、騒音の発生を確実に防止することができるようにな
る。
【００１４】さらに、第３実施形態例の場合及び第３実
施形態例に対して上記のように液体を充満させる場合に
は、第２実施形態例と同様に、凹部２における空間４の
容積を狭めるように構成すれば、それぞれ第２実施形態
例と同様にフライホイール１の慣性質量を増大させうる
効果があることはいうまでもない。
施形態例に対して上記のように液体を充満させる場合に
は、第２実施形態例と同様に、凹部２における空間４の
容積を狭めるように構成すれば、それぞれ第２実施形態
例と同様にフライホイール１の慣性質量を増大させうる
効果があることはいうまでもない。
【００１５】
【発明の効果】本発明にかかる可変速度型ダンパは、ダ
ンパ本体の凹部内に、空間を残して比重の大きい液体も
しくは粒状体が封入された非常に簡単な構成であるた
め、部品点数が少なくて、その組み立ても極めて容易と
なり、従って、従来装置と比較して装置としての組み付
け工数が少なくてすむ特色がある。
ンパ本体の凹部内に、空間を残して比重の大きい液体も
しくは粒状体が封入された非常に簡単な構成であるた
め、部品点数が少なくて、その組み立ても極めて容易と
なり、従って、従来装置と比較して装置としての組み付
け工数が少なくてすむ特色がある。
【図１】本発明の第１実施形態例における要部側面図。
【図２】図１のII−II縦断面拡大図。
【図３】本発明の第２実施形態例における要部側面図。
【図４】本発明の第３実施形態例における要部側面図。
１ フライホイール ２ 凹部 ３ 液体 ４ 空間 ５ 蓋部材 １０ 突起部 ２０ 粒状体
Claims (3)
- 【請求項１】 回転軸と同軸的に連結された円板状ダン
パ本体に、少なくとも上記ダンパ本体外周側の内周面が
断面円弧状でその中心線が上記ダンパ本体の回転軸心と
平行な凹部が形成され、上記凹部内に空間を残して比重
の大きい液体もしくは粒状体が封入された可変速度型ダ
ンパ。 - 【請求項２】 請求項１において、上記凹部内における
上記液体もしくは粒状体の揺動範囲外で、上記回転軸心
側から上記ダンパ本体が上記凹部に突出して上記空間が
狭められた可変速度型ダンパ。 - 【請求項３】 回転軸と同軸的に連結された円板状ダン
パ本体に、少なくとも上記ダンパ本体外周側の周面が断
面円弧状でその中心線が上記ダンパ本体の回転軸心と平
行な凹部が形成され、上記凹部内に空間を残して比重の
大きい粒状体が封入されると共に、上記空間をほぼ埋め
るスペーサが設けられた可変速度型ダンパ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13043297A JPH10306851A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 可変速度型ダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13043297A JPH10306851A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 可変速度型ダンパ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10306851A true JPH10306851A (ja) | 1998-11-17 |
Family
ID=15034105
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13043297A Pending JPH10306851A (ja) | 1997-05-02 | 1997-05-02 | 可変速度型ダンパ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH10306851A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2791109A1 (fr) * | 1999-03-16 | 2000-09-22 | Mannesmann Sachs Ag | Dispositif amortisseur d'oscillations notamment de systemes d'entrainement de vehicules automobiles |
| WO2002038982A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-16 | Wladysalw Kopczynski | A way of free shaping quantities of moments of forces with respect to an axis and equipment for free shaping quantities of momentos of forces with regards to an axle |
| WO2010117069A1 (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 制振構造 |
| WO2010117067A1 (ja) * | 2009-04-09 | 2010-10-14 | 株式会社神戸製鋼所 | 制振構造 |
| JP2018115745A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータ |
| GB2579908A (en) * | 2018-11-12 | 2020-07-08 | Heptron International Ltd | A flywheel arrangement |
| US11209069B1 (en) * | 2020-06-03 | 2021-12-28 | National Central University | Dynamic balancing apparatus |
-
1997
- 1997-05-02 JP JP13043297A patent/JPH10306851A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| FR2791109A1 (fr) * | 1999-03-16 | 2000-09-22 | Mannesmann Sachs Ag | Dispositif amortisseur d'oscillations notamment de systemes d'entrainement de vehicules automobiles |
| US6358153B1 (en) * | 1999-03-16 | 2002-03-19 | Mannesmann Sachs Ag | Vibration damping device |
| WO2002038982A1 (en) * | 2000-11-13 | 2002-05-16 | Wladysalw Kopczynski | A way of free shaping quantities of moments of forces with respect to an axis and equipment for free shaping quantities of momentos of forces with regards to an axle |
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| JP2010261585A (ja) * | 2009-04-09 | 2010-11-18 | Kobe Steel Ltd | 制振構造 |
| US9121466B2 (en) | 2009-04-09 | 2015-09-01 | Kobe Steel, Ltd. | Damping structure |
| JP2018115745A (ja) * | 2017-01-20 | 2018-07-26 | 株式会社エクセディ | トルクコンバータ |
| GB2579908A (en) * | 2018-11-12 | 2020-07-08 | Heptron International Ltd | A flywheel arrangement |
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| US11209069B1 (en) * | 2020-06-03 | 2021-12-28 | National Central University | Dynamic balancing apparatus |
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