JPH10303037A - 薄膜積層型磁気誘導素子およびその製造方法 - Google Patents

薄膜積層型磁気誘導素子およびその製造方法

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JPH10303037A
JPH10303037A JP10557297A JP10557297A JPH10303037A JP H10303037 A JPH10303037 A JP H10303037A JP 10557297 A JP10557297 A JP 10557297A JP 10557297 A JP10557297 A JP 10557297A JP H10303037 A JPH10303037 A JP H10303037A
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thin film
film
conductor
thin
coil
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JP10557297A
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Yoshitomo Hayashi
善智 林
Kazuo Matsuzaki
一夫 松崎
Yoshihiko Nagayasu
芳彦 長安
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Fuji Electric Co Ltd
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  • Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
  • Coils Or Transformers For Communication (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【課題】集積回路等の半導体基板のチップ上に直接かつ
容易に作り込むに適した薄膜積層構造をもち、かつ高周
波領域内でもQ値を高く維持することができる磁気誘導
素子およびその製造方法を提供する。 【解決手段】半導体ウェハ上に分離絶縁膜を介して下側
磁性薄膜を積層し更に下側絶縁膜で覆った基板10上
に、減圧CVD法により中間絶縁膜16となる厚さ2μ
mの酸化シリコン膜を堆積し、リアクティブイオンエッ
チング法により幅1μmの溝24を形成し、リフロース
パッタ法により薄膜導体15となる厚さ2μmのAl膜
を成膜して前記溝24に充填し、CMP法によりシリコ
ン酸化膜16a上のAl膜15aを除去して平坦化する
他に、MOCVD法により薄膜導体を成膜してもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スイッチング電源
のワンチップ化等のため、半導体製造技術を利用して集
積回路装置のチップに搭載するに適する薄膜積層形磁気
誘導素子に関する。
【0002】
【従来の技術】チョッパ装置やスイッチング電源等の小
形の電子装置は、従来からインダクタや変圧器等の受動
素子と、個別半導体素子や集積回路等の能動素子とを、
組み合わせて構成されてきたが、能動素子側の半導体技
術の急速な進歩に比べて、受動素子側の技術進歩は立ち
遅れ気味である。特にインダクタや変圧器等の磁気誘導
素子は、集積回路装置と比べると体格が非常に大きいた
めに、電子装置の小形化を図る上で最大の隘路になって
いる。このため、電子装置のチョッピングやスイッチン
グの動作周波数を、1MHz以上に高めて、小形化をい
わば側面から容易にするとともに、磁気誘導素子自体の
構造面でも種々の試みがなされている。
【0003】例えば、特開昭61−219114号公報
に開示された技術では、磁性繊維を縦糸に、極細銅線を
横糸にして編んだ織物構造でインダクタが構成される。
特開平1−151211号公報の技術では、磁気誘導素
子がセラミックの積層構造体から構成される。また、特
開平2−275606号公報には、可撓性フィルムにコ
イルを担持させて、それらを両側から磁性シートで挟み
込んだ構造の平面形のインダクタが開示されている。
【0004】これらの従来技術からもわかるように、磁
気誘導素子の小形化には個別素子をそれに適した構造に
する方向と、能動素子用の半導体チップ上に直接搭載な
いし作り付ける方向とがあるが、電子装置の全体構造を
小形化し、かつ面実装等の組み立ての手間を極力省いて
合理化できる点では、後者の方向が明らかに有利であ
り、前述の特開昭61−219114号公報および特開
平1−151211号公報の技術は、個別素子を小形化
する方向なので余り有利でない。
【0005】コイル導体を平面上でスパイラル状に形成
した平面インダクタンスと称する特開平2−27560
6号公報の技術は本質は個別素子であるが、チップへの
搭載に適すると考えられる。しかし、これはポリイミド
フィルムの両面に銅のコイルを形成したものであって、
しかも、銅コイルの断面積は、35μm×250μm、
コイルのピッチ500μmというような、数〜10mm
角の小形チップに搭載できる程度までの小形化は、実際
にはかならずしも容易でなく、かつ個別素子である以上
は、チップと接合するための実装作業が不可欠になる。
【0006】かかる問題に加えて、高周波領域内で磁気
誘導素子に高いQ(=ω・L/R)値を持たせるのが困
難な問題である。ここでωは角周波数、Lはインダクタ
ンス、Rは抵抗である。すなわち、従来から磁気誘導素
子を小形化するには、先ず電子装置の動作周波数を上げ
て、小さなインダクタンス値でも所定のリアクタンス値
が得られるようにしているが、1MHz以上の周波数領
域では、磁気回路やコイル内の高周波損失のために磁気
誘導素子のインダクタンス値が飽和し、抵抗値が増加す
るので、動作周波数を上げると、Q値が飽和ないし逆に
減少してくる。このため、動作周波数を上げてもQ値を
所定レベルに維持するために磁気誘導素子の体格を小さ
くできなくなってくる。特開平2−275606号公報
の平面インダクタンスにおいて、銅コイルを大きくした
理由の一つは、Q値を高くするためであった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】近年、磁気誘導素子の
小形化の要求に応えて、半導体技術の適用により、半導
体基板上に磁気誘導素子を搭載した例も報告されてい
る。発明者の同僚も特願平8−149626において、
そのような薄膜磁気誘導素子を提案した。図3(a)な
いし(d)は、その提案に記載された例のコイルの主な
製造工程を工程順に示した部分断面図である。半導体ウ
ェハ上に絶縁膜を介して下側磁性薄膜を積層し、更に下
側絶縁膜で覆ったものを基板1としている。基板1上に
中間絶縁膜となるポリイミド薄膜2を、コイル導体の高
さであるtc の厚さに形成する[図3(a)]。
【0008】フォトレジスト3を塗布し、フォトマスク
を使用して露光、現像をおこなう。ポリイミド薄膜2
は、現像時にフォトレジスト3と同時にウェットエッチ
ングされ、ポリイミド薄膜2に幅d、間隔sの溝4が形
成される[同図(b)]。フォトレジスト3を除去する
[同図(c)]。ポリイミド薄膜2の焼結乾燥後、溝4
内にメッキにより薄膜導体5となる銅を充填する[同2
(d)]。
【0009】この後、薄膜導体5および中間絶縁膜6の
上に上側絶縁膜を介して上側磁性薄膜を堆積して、断面
がtc ×d、間隔がsのコイルが形成される。先に記し
た式に従ってQ値を高くするためには、角周波数ωを高
くすることは、勿論であるが、L値をなるべく大きく、
R値をなるべく小さくする必要がある。図3に示すよう
な薄膜インダクタの場合、R値を小さくするには、導体
の長さおよび巻き数を変えずに、導体の断面積tc ×d
を大きくすればよい。
【0010】しかし、通常ウェットエッチングで形成で
きる溝は、アスペクト比(=tc /d)1が最大であ
り、アスペクト比の大きなコイル導体を形成するのは、
非常に困難であった。例えば、厚さtc =3μmとする
と、幅dは3μm以上となり、コイルを小型化する上で
制限が生じ、また、コイルの効率化も困難となる。ま
た、コイルの薄膜導体幅dを増加させた場合、近接効果
や表皮効果等による銅損により、却って交流抵抗を増大
させてしまうという問題をも生じる。
【0011】このような現状に立脚して、本発明は集積
回路等の半導体装置のチップ上に直接かつ容易に作り込
むに適した薄膜積層構造をもち、かつ高周波領域内でも
Q値を高く維持することができる磁気誘導素子およびそ
の製造方法を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記の課題解決のため本
発明は、シリコン基板上に形成された、コイル状に成形
された薄膜導体が一対の絶縁膜の相互間に挟み込まれた
構造を有する磁気誘導素子において、薄膜導体の断面の
幅dと厚さtc との関係が tc >dであるものとす
る。
【0013】そのようにすれば、幅dを変えずに抵抗R
を低減できる。逆に一定の抵抗Rとした場合、幅dを小
さくでき、小形化に適する。特に、一対の絶縁膜の外側
に一対の磁性層を有するものとする。そのようにすれ
ば、薄膜積層型磁気誘導素子のインダクタンスを増大で
きる。本発明の薄膜積層型磁気誘導素子の製造方法とし
ては、下層側磁性薄膜を下層側絶縁膜で被覆し、下層側
絶縁膜上に中間絶縁膜を付け、その中間絶縁膜にコイル
のパターンに対応する溝幅より深さが深い溝を設け、そ
の溝に薄膜導体を充填し、薄膜導体の中間絶縁膜上に堆
積された部分を除去し、薄膜導体と中間絶縁膜とを上層
絶縁膜で被覆し、その上に上層側磁性薄膜を配設するも
のとする。
【0014】そのようにすれば、幅dより厚さtc の厚
い薄膜導体をもつ薄膜積層型磁気誘導素子が形成され
る。特に、中間絶縁膜の溝をリアクティブイオンエッチ
ング法によりおこなうものとすれば、異方性エッチング
が可能であり、アスペクト比の大きい溝を形成できる。
【0015】そして、薄膜導体の充填をリフロースパッ
タ法によりおこなうものとすれば、アスペクト比の大き
い溝への充填が可能である。また、薄膜導体の充填をM
OCVD法によりおこなうものとすれば、アスペクト比
の一層大きい溝への充填が可能である。更に、薄膜導体
の中間絶縁膜上に堆積された部分の除去を、化学機械的
研磨法(以下CMP法と記す)によりおこなうものとす
れば、中間絶縁膜をストッパにするので、充填された薄
膜導体の厚さを殆ど損なわずにできる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、実施例を参照しながら本発
明の実施の形態を詳細に説明する。 [実施例1]図1は、本発明第一の実施例(以下実施例
1と記す)のコイルの断面図である。
【0017】図1において、11はシリコンウェハであ
り、図示されない右方には、半導体素子が作製されてい
る。シリコンウェハ11上にポリイミドからなる分離絶
縁膜12を介して、パーマロイの下側磁性薄膜13が積
層されており、その下側磁性薄膜13を覆うポリイミド
からなる下側絶縁膜14の上に、コイルが形成されてい
る。図では、コイルの断面のアルミニウムからなる薄膜
導体15と、その間の酸化シリコン膜の中間絶縁膜16
とが示されている。薄膜導体15と中間絶縁膜16との
上には、ポリイミドの上側絶縁膜17を介してパーマロ
イの上側磁性薄膜18が積層され、更にその上をポリイ
ミドの保護絶縁膜19が覆っている。20は、図示しな
い断面で薄膜導体15の一端と接続しているコンタクト
である。
【0018】この実施例1のコイルにおいて、特徴的な
点は、薄膜導体15の高さtc が、その幅dより約二倍
と大きいことである。図2(a)ないし(d)は、実施
例1のコイルの製造方法を説明するための製造工程順の
部分断面図である。半導体ウェハ上に分離絶縁膜を介し
て下側磁性薄膜を積層し、更に下側絶縁膜で覆ったもの
を基板10としている。なお、ポリイミド膜は、塗布と
焼成により、パーマロイ膜はスパッタ法により成膜でき
る。
【0019】基板10上にコイル導体の所定の厚さtc
に等しい厚さ(本実施例では2μm)の中間絶縁膜16
となるシリコン酸化膜16aを形成する。後にコイル間
の絶縁となるこの酸化シリコン膜16aの形成方法は色
々あるが、基板10の図示されない部分に既に半導体素
子が形成されていることから、350℃程度の低温下
で、モノシラン(SiH4 )と酸素(O2 )との混合ガ
スの雰囲気内の減圧CVD法により成膜するのがよい。
成膜時の圧力は170Paである。次いで、フォトレジ
スト23を塗布し、フォトマスクを使用して露光、現像
をおこない、所望の薄膜導体幅d(この例の場合1μ
m、間隔s=3μm)となるように、パターニングする
[図1(a)]。
【0020】次いで、このフォトレジスト23のパター
ンをマスクとして酸化シリコン膜16aをエッチング
し、溝24を形成する。溝24の側面を図のように垂直
にして狭い幅sを狙いどおり正確にするため、リアクテ
ィブイオンエッチング法を利用するのが有利である。こ
の際、異方性エッチング条件とするため、エッチングガ
スとして六ふっ化エタン(C2 6 )と三ふっ化メタン
(CHF3 )の混合ガスを用い、その雰囲気圧力は15
0Pa、電力密度は、0.2W/cm2 程度とするのが
良い[図1(b)]。
【0021】以上のように加工された基板10の全面上
に、この実施例ではコイルの薄膜導体15となるアルミ
ニウム(Al)をリフロースパッタ法によって2μmの
膜厚に成膜する[図1(c)]。条件は、基板温度50
0℃、アルゴンガス圧力1Pa、スパッタ電力3kWで
ある。リフローのため下地として薄い多結晶シリコン層
を形成しておくとよい。またこの際、図では、15aで
示すようにシリコン酸化膜16aの上側にも薄膜導体が
被着する。リフロースパッタ法では、アスペクト比が1
以上、2程度までのコイル導体の形成が可能であり、本
実施例の幅1μm深さ2μmの溝に充填することができ
る。
【0022】その後、CMP(化学機械研磨)法によ
り、表面を研磨してシリコン酸化膜16aの上側のAl
膜15aを除去し、平坦化する[図1(d)]。CMP
法により平坦化をおこなうと、中間絶縁膜16をストッ
パにするので、充填された薄膜導体15の厚さを殆ど損
なわずにできる。しかも、中間絶縁膜15と薄膜導体1
5との上面が平坦化されるので、例えば、コイルを積層
する場合等、その後のプロセスを容易にする。
【0023】更に、半導体基板1を水洗してエッチング
液を完全に除去した後、前述と同様にポリイミド膜を基
板10の全面に成膜して、上側絶縁膜17とする。また
は、低温の減圧CVD法により酸化シリコン膜を形成し
て薄膜導体15間の中間絶縁膜16と連続した上側絶縁
膜17としてもよい。これ以降は図1のように上側磁性
薄膜18を配設し、ポリイミド等の保護絶縁膜19によ
りそれを被覆し、コンタクト20を設けて薄膜積層型磁
気誘導素子の完成状態とすることでよい。
【0024】以上説明した薄膜積層型磁気誘導素子の製
造方法によれば、アスペクト比が1より大きい溝22を
充填することができた。すなわち、高さtc が幅dより
大きい薄膜導体15のコイルを形成できた。これによ
り、薄膜導体15の抵抗Rの値を低減して電流容量を増
加させ、かつそのQ値を高めることができる。また、抵
抗Rを一定とすれば、幅dを小さくでき、コイルを小型
化する上で有利で、コイルの効率化もできる。更に、近
接効果や表皮効果等による銅損を低減できる効果もあ
る。
【0025】また、膜厚tc が幅dより大きい薄膜導体
15のコイルとすることによって、上下の磁性薄膜1
3、18間に漏れるわたり磁束を低減でき、わたり磁束
による抵抗Rの増大を抑制できるという効果も得られ
る。なお、以上の実施例では、磁気誘導素子が単一のコ
イルをもつインダクタとして説明したが、薄膜導体から
形成する可能であればつづら折れ状等の種々な形状を採
用できる。さらに、実施例にしめされた具体的な寸法、
形状、構造、配置等はあくまで例示であって、本発明の
要旨内で適宜な変更ないし変形が可能である。
【0026】[実施例2]実施例1と同様であるが、図
1(c)において、コイルの薄膜導体15となるAlの
堆積方法として、MOCVD法を用いる。成膜条件は、
基板温度300℃、供給ガスは、ジメチルアルミニウム
ハイドライド(AlH(CH3 2 )と水素(H2 )と
の混合ガスである。その他の加工方法は、実施例1と同
じである。この方法により、アスペクト比が4程度まで
のコイル導体の形成が可能となった。
【0027】これにより、薄膜導体15の抵抗Rの値を
低減して電流容量を増加させ、かつそのQ値を高める効
果、および、上下の磁性薄膜13、18間に漏れるわた
り磁束による抵抗Rの増大を抑制できるという効果が一
層大きなものとなる。 [実施例3]実施例2と同様であるが、コイルの薄膜導
体の堆積方法として、銅のMOCVD法を用いる。成膜
条件は、基板温度300℃、供給ガスは、ヘキサフロロ
アセチルアセトン銅(Cu(hfac)2 )と水素(H
2 )との混合ガスである。その他の加工方法は、実施例
2と同じである。この方法ても、アスペクト比が4程度
までのコイル導体の形成が可能となる。効果は実施例2
とほぼ同じである。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、コ
イルの薄膜導体断面を幅より高さの高いものとすること
によって、おなじ幅であれば、抵抗を低減し、電流容量
を増加させ、かつQ値の高いすなわち高効率の薄膜積層
型磁気誘導素子が得られる。また、わたり磁束による抵
抗の増大を抑制できるという効果も得られる。
【0029】逆に、抵抗Rを一定とすれば、幅を小さく
できて、薄膜積層型磁気誘導素子を小型化する上で有利
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第一の実施例のコイルの断面図
【図2】(a)ないし(d)は実施例1のコイルの製造
方法を示す工程順の断面図
【図3】(a)ないし(d)は従来のコイルの製造方法
による工程順の断面図
【符号の説明】
1、10 基板 2 ポリイミド膜 3、23 フォトレジスト 4、24 溝 5、15 薄膜導体 11 シリコンウェハ 12 分離絶縁膜 13 下側磁性薄膜 14 下側絶縁膜 15a 酸化シリコン膜上のAl膜 16 中間絶縁膜 16a 酸化シリコン膜 17 上側絶縁膜 18 下側磁性薄膜 19 保護絶縁膜 20 コンタクト

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シリコン基板上に形成された、コイル状に
    成形された薄膜導体が一対の絶縁膜の相互間に挟み込ま
    れた構造を有する磁気誘導素子において、薄膜導体の断
    面の幅dと厚さtc との関係が tc >dであることを
    特徴とする薄膜積層型磁気誘導素子。
  2. 【請求項2】一対の絶縁膜の外側に一対の磁性層を有す
    ることを特徴とする請求項1記載の薄膜積層型磁気誘導
    素子。
  3. 【請求項3】コイル状に成形された薄膜導体を一対の磁
    性薄膜の相互間に挟み込んだ構造の磁気誘導素子の製造
    方法であって、下層側磁性薄膜を下層側絶縁膜で被覆
    し、下層側絶縁膜上に中間絶縁膜を付け、その中間絶縁
    膜にコイルのパターンに対応する溝幅より深さが深い溝
    を設け、その溝に薄膜導体を充填し、薄膜導体の中間絶
    縁膜上に堆積された部分を除去し、薄膜導体と中間絶縁
    膜とを上層絶縁膜で被覆し、その上に上層側磁性薄膜を
    配設するようにしたことを特徴とする薄膜積層形磁気誘
    導素子の製造方法。
  4. 【請求項4】中間絶縁膜の溝をリアクティブイオンエッ
    チング法によりおこなうことを特徴とする請求項3記載
    の薄膜積層型磁気誘導素子の製造方法。
  5. 【請求項5】薄膜導体の充填をリフロースパッタ法によ
    りおこなうことを特徴とする請求項3または4に記載の
    薄膜積層型磁気誘導素子の製造方法。
  6. 【請求項6】薄膜導体の充填をMOCVD法によりおこ
    なうことを特徴とする請求項3または4に記載の薄膜積
    層型磁気誘導素子の製造方法。
  7. 【請求項7】薄膜導体の中間絶縁膜上に堆積された部分
    を除去を化学機械的研磨法によりおこなうことを特徴と
    する請求項5または6に記載の薄膜積層型磁気誘導素子
    の製造方法。
JP10557297A 1997-04-23 1997-04-23 薄膜積層型磁気誘導素子およびその製造方法 Pending JPH10303037A (ja)

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