JPH10302263A - 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 - Google Patents

光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置

Info

Publication number
JPH10302263A
JPH10302263A JP11055197A JP11055197A JPH10302263A JP H10302263 A JPH10302263 A JP H10302263A JP 11055197 A JP11055197 A JP 11055197A JP 11055197 A JP11055197 A JP 11055197A JP H10302263 A JPH10302263 A JP H10302263A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
track
divided
light
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11055197A
Other languages
English (en)
Inventor
Kensuke Fujimoto
健介 藤本
Masahiro Shigenobu
正大 重信
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP11055197A priority Critical patent/JPH10302263A/ja
Publication of JPH10302263A publication Critical patent/JPH10302263A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 同心円状またはスパイラル状のランドとグル
ーブとが、光ディスクの半径方向に交互に配置され、ラ
ンドがトラックとされると共に、グルーブの一つおきの
ものに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで
共通して用いられる光ディスク上のアドレス情報がウォ
ブリングにより記録されている場合において、現在走査
トラックが、2つのトラックのいずれであるかをノイズ
分の影響を軽減して安定に判別するトラック判別方法を
提供する。 【解決手段】 フォトディテクタ7として、1スポット
BSからの受光出力A〜Fを得る6分割ディテクタを用
いる。トラック判別は、{(A+D)−α1・F}−
{(B+C)−α2・E}として行う。トラッキングエ
ラーTEは、TE=(A+D+F)−(B+C+E)と
して、フォーカスエラーはFE=(A+C)−(B+
D)として、それぞれ得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、円盤状の光ディ
スクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグルー
ブとが、光ディスクの半径方向に交互に配置され、ラン
ドがトラックとされると共に、グルーブの一つおきのも
のに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで共
通して用いられる光ディスク上の絶対アドレス情報が、
グルーブを絶対アドレス情報に応じてウォブリングする
ことにより記録されている場合において、光ピックアッ
プの現在走査トラックが、絶対アドレス情報が記録され
ているグルーブを挟む2つのトラックのいずれであるか
を判別するトラック判別方法およびこの方法が適用され
る光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスクは、ランダムアクセスが可能
であり、記録密度も高いので、いわゆるマルチメディア
のデータをデジタル記録(データの書き込み)または再
生(データの読み出し)する記録媒体として多用されて
いる。この光ディスクのうちの光磁気ディスクは、書き
換えが可能であり、その使用用途は大きい。
【0003】この光磁気ディスクの多くは、情報記録層
にグルーブとランドと呼ばれる凹凸を有しており、グル
ーブにディスク上の絶対アドレスを示すアドレス情報が
記録されている。図11は、光磁気ディスクの断面を示
すもので、例えばポリカーボネートからなる基板1の上
に、記録層2が形成され、この記録層2の上に保護層3
が形成されて、ディスクは構成されている。
【0004】なお、この明細書では、レーザ光が入射さ
れる方向の面(記録/読み取り面)とは反対側の面側か
ら見て、記録層2が凹んでいる溝状の部分をグルーブと
称し、グルーブとグルーブの間の平坦部をランドと称す
るものである。
【0005】グルーブの絶対アドレス情報は、ディスク
上の絶対アドレスを示すトラック番号、クラスタ番号、
セクタ番号などによって、所定の周波数のキャリアを変
調(FM変調)し、その変調された信号に対応してグル
ーブをウォブリング(蛇行)させることにより記録され
る。すなわち、グルーブのウォブリング形状として、絶
対アドレス情報が記録される。
【0006】図12は、このようなウォブリングさせた
グルーブを有する従来の光ディスクの一例の情報記録層
の状況を示す図である。この光ディスクでは、グルーブ
がトラックとされてデータが記録されると共に、このグ
ルーブの両側のウォブリングされたエッジに、そのグル
ーブのアドレス情報が記録されている。
【0007】したがって、この光ディスクに対してデー
タの記録または再生を行う際には、図12に示すよう
に、レーザ光をグルーブに照射してデータの記録または
再生を行うと共に、図12においてディスク上のレーザ
光スポットLS内の領域A,B,C,Dからの反射光
を、それぞれ独立に受光して、トラックのディスク半径
方向の一方の側の領域Aの光量と領域Dの光量の和(A
+D)と、トラックのディスク半径方向の他方の側の領
域Bの光量と領域Cの光量の和(B+C)との差((A
+D)−(B+C))を算出し、この差分(プッシュプ
ル成分)からウォブリング形状を検出し、アドレス情報
をデコードするようにしている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な光磁気ディスクを含む光ディスク記録媒体について
は、より大容量化への要請は大きく、このため、トラッ
クピッチをより狭くしたり、記録データのトラック方向
の線密度記録を小さくしたりすることにより、さらに大
容量のデータを記録可能にするための工夫が行われてい
る。
【0009】しかしながら、上述のようにグルーブやラ
ンドをウォブリングさせて絶対アドレス情報をディスク
に予め記録しておき、その絶対アドレス情報をディスク
から読み出して記録再生に利用する場合、記録密度を上
げるためにトラックピッチを狭くすると、目的とするグ
ルーブからの絶対アドレス情報中に、隣接するグルーブ
からの絶対アドレス情報のクロストーク成分が含まれて
しまい、目的とするアドレス情報の読み取りが困難にな
るという問題がある。
【0010】すなわち、図12において、レーザビーム
スポットに比べて、トラックピッチが狭くなると、トラ
ックT1のアドレス情報を読み出すときに、レーザビー
ムの照射スポットLSは、同図のような状況になり、ト
ラックT1の両側のエッジ(トラックT1となるグルー
ブのウォブリングエッジ;トラックT1のアドレス情報
を有する)だけでなく、ディスク内周側のトラックT0
のウォブリングエッジ(トラックT0のアドレス情報を
有する)や、外周側のトラックT2のウォブリングエッ
ジ(トラックT2のアドレス情報を有する)部分を含む
領域に渡るものとなってしまう。
【0011】このため、ディスクから抽出したアドレス
情報中には、目的とするトラックT1のアドレス情報に
加えて、トラックT0やトラックT2のアドレス情報が
クロストークとして混入し、信号にはビートが現れてし
まい、目的のトラックT1のアドレス情報を確実に読み
取ることが困難になる。このことは、記録密度を上げる
ように、トラックピッチを小さくするときの限界を狭め
ることになる。
【0012】このようなウォブリングにより記録される
アドレス情報の読み取りの問題点を解決するアドレス記
録方法を、本出願人は、先に、提案している(提出日平
成8年3月25日、整理番号S96009691)。
【0013】この先に提案した発明においては、半径方
向に交互になるように、スパイラル状あるいは同心円状
のグルーブとランドとが形成された光ディスクの、一つ
おきのグルーブまたはランドのみにアドレス情報を記録
するようにする。
【0014】例えば、図13の例は、グルーブは幅が狭
いものとして、一つおきのグルーブを、絶対アドレス情
報のFM変調信号に応じてウォブリングするようにし、
ランドを記録、再生用(書き込み、読み出し用)トラッ
クとした場合の例を示すものである。以下の説明におい
ては、ウォブリングされてアドレス情報が記録されてい
るグルーブGRwをウォブリンググルーブと呼び、ウォ
ブリングされておらずアドレス情報が記録されていない
グルーブGRoをDCグルーブと呼ぶこととする。
【0015】なお、図13(B)は、グルーブGRwお
よびGRoが形成された基板1の斜視図である。光ディ
スクは、この基板1の上に記録層および保護層が図11
に示すように形成されるものである。
【0016】この図13に示したようなパターン形状に
なるディスクの生成方法は、種々考えられるが、その一
つして、図14に示すようなダブルスパイラル方式が有
益である。すなわち、この場合、図14に示すように、
ディスクの記録層に対して、2本のグルーブをそれぞれ
スパイラル状に形成する。そして、その2本のグルーブ
の一方をアドレス情報に応じてウォブリングすることに
より、この一方のグルーブにのみアドレス情報を記録す
るようにする。図14で、太線のグルーブがウォブリン
ググルーブGRwであり、細線のグルーブは、DCグル
ーブGRoである。
【0017】このように構成した光ディスクの場合、ウ
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラックTaお
よびTbは、それぞれ別個独立のトラックとして扱うこ
とができる。そして、この場合、隣接するウォブリング
グルーブGRwは、2トラック分離れた位置になるの
で、レーザビームスポットLSは、図13(A)に示す
ように、ランドを走査して、記録再生する際に、隣接す
るグルーブに跨がっていても、その一方はウォブリング
グルーブGRwであるが、他方はDCグルーブGRoと
なり、隣接するウォブリンググルーブGRwからのクロ
ストークはほとんど考慮する必要がなくなる。
【0018】したがって、すべてのグルーブをウォブリ
ンググルーブにする従来の光磁気ディスクのようなアド
レス情報についてのクロストークの問題を回避でき、ト
ラックピッチを狭くして、記録容量を大容量にすること
ができるようになる。
【0019】ところで、このように一つおきのグルーブ
をウォブリンググルーブGRwとする場合には、このウ
ォブリンググルーブGRwを挟む2本のトラック(ラン
ド)Ta,Tbにおける記録、再生にあたっては、当該
挟まれているウォブリンググルーブGRwのアドレス情
報が共通に使われることになる。したがって、その2本
のトラックTa,Tbを別個独立の情報トラックとして
使用する場合に、現在走査トラックが、ウォブリンググ
ルーブGRwをディスクの内周側に持つトラックTaで
あるのか、ウォブリンググルーブGRwをディスクの外
周側に持つトラックTbであるのかを判別する必要があ
る。
【0020】このトラック判別の方法は、光ディスク装
置において、トラッキングサーボのために、3スポット
を用いた差動プッシュプル法を用いるものの場合、次の
ようにして実現することができる。
【0021】この場合、3スポットは、1本のメインビ
ームと、2本のサイドビームとにより形成されるが、光
ディスク上では、図15に示すように、2本のサイドビ
ームによるサイドスポットSS1およびSS2の位置
が、メインビームによるメインスポットMSの位置より
も、それぞれディスクの半径方向に左右に、つまり内周
側および外周側にずれたものとなるようにされている。
この場合、メインスポットMSの位置に対するサイドス
ポットSS1,SS2の位置のずれ量は、図15の例で
は、1/2トラックピッチ分とされている。なお、前記
3ビームは、1個のレーザ光源からの光ビームを回折格
子により3ビームにして得る場合であっても、また、そ
れぞれのビーム用の3個のレーザ光源を用いて得る場合
のいずれであってもよい。
【0022】図16は、光ディスクからの反射光を受光
する受光部側において、図15に示した前記3スポット
を投影した状態を示す図である。この場合、受光部とし
て、メインスポットMSに対しては、4分割フォトディ
テクタ4が設けられ、2個のサイドスポットSS1,S
S2のそれぞれに対して、2分割フォトディテクタ5お
よび6が設けられる。
【0023】4分割フォトディテクタ4は、分割受光部
A,B,C,Dを備える。そして、図16に示されるよ
うに、分割受光部AとB、また、分割受光部DとCと
は、互いにディスクの半径方向に異なる領域からの反射
光を受光し、分割受光部AとD、また、分割受光部Bと
Cとは、互いにトラック方向に異なる領域からの反射光
を受光するように配置されている。したがって、図16
のように、メインスポットの中心が、例えばトラックT
aの中央に一致するような位置にある場合、分割受光部
A,Dは、当該トラックTaの幅方向の内周側の半分の
領域からの反射光を受光し、分割受光部B,Cは、当該
トラックTaの幅方向の外周側の半分の領域からの反射
光を受光するものとなる。
【0024】また、2分割フォトディテクタ5および6
は、それぞれ分割受光部E,FおよびG,Hを備える。
そして、分割受光部EとF、また、分割受光部GとHと
は、トラックの延長方向に平行な線により仕切られた状
態の、ディスク半径方向に異なる領域からの反射光を、
それぞれ受光するように配置されている。
【0025】この3スポットを用いるトラック判別の原
理は、次の通りである。すなわち、図16に示すよう
に、メインスポットMSがトラックTa上にあるときに
は、サイドスポットSS1はウォブリンググルーブGR
w上にあるが、サイドスポットSS2はDCグルーブG
Ro上にある。したがって、分割受光部EおよびFの受
光出力信号には、ウォブリングの信号が含まれるが、分
割受光部GおよびHの受光出力信号には、ウォブリング
成分は含まれない。
【0026】また、メインスポットMSがトラックTb
上にあるときには、サイドスポットSS1はDCグルー
ブGRo上にあるが、サイドスポットSS2はウォブリ
ンググルーブGRw上にある。したがって、上記の場合
とは逆に、分割受光部GおよびHの受光出力信号には、
ウォブリングの信号が含まれるが、分割受光部Eおよび
Fの受光出力信号には、ウォブリング成分は含まれな
い。
【0027】以上のことから、分割受光部EとFの受光
出力の差(E−F)と、分割受光部GとHの受光出力の
差(G−H)との、いずれにウォブリング成分が現れる
かを判別することにより、メインスポットMSは、現
在、トラックTa上にあるのか、あるいはトラックTb
上にあるのかを判別することができる。すなわち、現在
走査位置がトラックTa上であるのか、あるいはトラッ
クTb上であるのかを判別することができる。
【0028】この原理によるトラック判別回路の例を、
図17に示す。以下の説明では、分割受光部E,F,
G,Hからの受光出力を、説明の簡単のため、同じ記号
E,F,G,Hで表すものとする。以下、この明細書で
は、同様に、分割受光部A〜Hの受光出力は同じ記号A
〜Hで表すものとする。
【0029】すなわち、分割受光部EおよびFの受光出
力は、互いに減算器11に供給されて減算され、これよ
り減算出力(E−F)が得られる。この減算出力(E−
F)は、ウォブリング成分を抽出するためのバンドパス
フィルタ12に供給されて、ウォブリング成分が抽出さ
れる。このバンドパスフィルタ12は、ウォブリングの
FM変調信号のキャリア周波数、例えば84kHzを中
心に、変調分を含む帯域(84kHz±変調分)のみを
通過周波数帯域とするもので、ウォブリング成分以外を
ノイズとして除去するためのものである。
【0030】このバンドパスフィルタ12の出力は、バ
ッファアンプ13を通じて、エンベロープ検波器14に
供給されてエンベロープ検波され、これよりは、ウォブ
リング成分の大きさに応じたほぼ直流電圧Eefが得られ
る。
【0031】また、分割受光部GおよびHの受光出力
は、互いに減算器16に供給されて減算され、これより
減算出力(G−H)が得られる。この減算出力(G−
H)は、バンドパスフィルタ12と同特性のバンドパス
フィルタ17に供給されて、ウォブリング成分以外のノ
イズ成分が除去される。そして、このバンドパスフィル
タ17の出力は、バッファアンプ18を通じて、エンベ
ロープ検波器19に供給されてエンベロープ検波され、
これよりは、ウォブリング成分の大きさに応じたほぼ直
流電圧Eghが得られる。
【0032】そして、エンベロープ検波器14および1
9の出力EefおよびEghは、この例の判定回路を構成す
る比較器15の一方および他方の入力端に供給されて、
両者の大小関係が判定される。
【0033】前述したように、理想的には、エンベロー
プ検波器14と19の一方にしか、ウォブリング成分に
よる直流電圧は発生しない。したがって、減算出力(E
−F)にウォブリング成分が含まれていたときには、比
較器15の出力は正になり、減算出力(G−H)にウォ
ブリング成分が含まれていたときには、比較器15の出
力は負になる。
【0034】このため、比較器15の出力の正、負によ
り、減算出力(E−F)と、減算出力(G−H)のどち
らにウォブリング成分が含まれていたかが判定される。
そして、この判定結果により、現在のメインスポットM
Sは、トラックTa上にあるのか、トラックTb上にあ
るのかが判別できる。
【0035】しかしながら、上述の例は、3スポットを
用いるものであるため、フォトディテクタの構成が複雑
になり、また、光ピックアップが大型になると共に、コ
スト的にも高価なものとなってしまうという問題があ
る。
【0036】また、3スポットを用いる場合、分割受光
部A〜Hにおけるトラック方向(ディスク上での接線方
向)の分割線は、ディスク上のどの半径位置において
も、正しく接線方向となっていることが好ましいが、光
ピックアップの取り付け位置の関係上、ディスク上の半
径位置によっては、サイドスポットが見掛上、回転した
ような状態となることがある。このようになった場合に
は、光ディスクでの反射率変化などの影響が大きく作用
し、トラック判別が不安定になることがある。
【0037】この発明は、以上の点にかんがみ、一つお
きのグルーブにのみアドレス情報が記録されており、当
該アドレス情報が記録されているグルーブを挟む2本の
トラックに対してアクセス可能な光ディスクを用いる場
合において、1スポットのみを用いて、記録再生ができ
るとともに、安定にトラック判別ができるようにするこ
とを目的とする。
【0038】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、この発明によるトラック判別方法は、円盤状の光デ
ィスクに、同心円状またはスパイラル状のランドとグル
ーブとが、前記光ディスクの半径方向に交互に配置さ
れ、前記ランドがトラックとされると共に、前記グルー
ブの一つおきのものには、当該グルーブを挟む2つのト
ラックで共通して用いられる前記光ディスク上のアドレ
ス情報が、当該グルーブが前記アドレス情報に対応して
ウォブリングされることにより記録されている場合にお
いて、現在走査トラックが、前記2つのトラックのいず
れであるかを判別するトラック判別方法であって、前記
光ディスクの目的トラック上を走査する光スポット領域
内を前記光ディスクの半径方向に2等分した第1および
第2の領域のそれぞれを、それぞれ同様の面積比で前記
光ディスクの半径方向に再分割して第3および第4の領
域並びに第5および第6の領域としたとき、前記第1の
領域を2分割した前記第3および第4の領域からの反射
光の受光出力に関して、前記第3の領域と第4の領域の
面積比に応じて、前記第3の領域からの反射光の受光出
力と前記第4の領域からの反射光の受光出力との差分を
求めると共に、前記第2の領域を2分割した前記第5お
よび第6の領域からの反射光の受光出力に関して、前記
第5の領域と第6の領域の面積比に応じて、前記第5の
領域からの反射光の受光出力と前記第6の領域からの反
射光の受光出力との差分を求め、前記求めた2つの差分
に含まれる前記アドレス情報の成分のレベルをそれぞれ
検出し、検出した前記アドレス情報の成分の2つのレベ
ルの大小関係から現在走査トラックが、前記2つのトラ
ックのいずれであるかを判別することを特徴とする。
【0039】このような構成のこの発明によるトラック
判別方法によれば、1スポットのみからの反射光の受光
出力を用いて、光ディスクでの反射率変化などの影響に
より受光出力にノイズがあっても、安定にトラック判別
が行われる。
【0040】
【発明の実施の形態】以下、この発明によるトラック判
別方法および光ディスク装置の実施の形態について説明
する。
【0041】[光ディスク装置の全体のブロック図につ
いて]まず、この発明の実施の形態の光ディスク装置に
ついて説明する。この実施の形態の光ディスク装置は、
画像データなどのデジタルデータを記録し、再生する記
録再生装置である。図2は、この実施の形態の記録再生
装置の構成例を示すブロック図である。
【0042】図2に示すように、この実施の形態に用い
る光ディスクは、光磁気ディスクである。この例の光磁
気ディスク21は、直径64mmの小型ディスクであ
り、図示しないが、防塵及び傷付着防止のためカートリ
ッジ内に収納されて構成されている。そして、この光磁
気ディスク21は、図13および図14に示したものと
される。したがって、図13および図14を用いて説明
した光ディスクに関する説明事項は、この実施の形態に
おいても全く同様に有効である。
【0043】この光磁気ディスク21には、前述の図1
4に示したように、予め、2本のグルーブGRwおよび
GRoがダブルスパイラルとして形成されている。そし
て、2本のグルーブの一方のグルーブGRwは、絶対ア
ドレスデータにより、例えば84kHzのキャリアがF
M変調されたFM変調信号に応じてウォブリングされて
いる。すなわち、図13に示したように、光磁気ディス
ク21の半径方向の1本おきのグルーブGRwはウォブ
リングされ、絶対アドレス情報が記録されている。
【0044】光磁気ディスク21は、スピンドルモータ
22により回転される。スピンドルモータ22の回転
は、サーボ回路23により制御され、光磁気ディスク2
1が線速度一定の状態で回転するように制御される。前
述したように、この線速度一定の制御は、光磁気ディス
ク21のグルーブGRwのウォブリング情報中に含まれ
るFMキャリアに基づいて行われる。
【0045】光磁気ディスク21のディスクカートリッ
ジにはシャッターが設けられており、ディスクカートリ
ッジがディスク装着トレイ上に載置されて、装置に装填
されると、シャッターが開かれる。そして、光磁気ディ
スク21のシャッター開口部の上部には記録用の磁界ヘ
ッド24が対向して配置される。また、光磁気ディスク
21のシャッター開口部の下部には光ピックアップを含
む光学系25が対向して配置される。
【0046】光学系25は、例えば、レーザダイオード
等のレーザ光源、コリメータレンズ、対物レンズ、偏光
ビームスプリッタ、シリンドリカルレンズ等の光学部品
及びフォトディテクタ等から構成されている。この実施
の形態の場合、光磁気ディスク21に照射される光ビー
ムスポットBSは一つであり、フォトディテクタは、こ
の一つの光スポットBSによる光磁気ディスク21から
の反射光を複数個の分割受光部で受光するものである。
【0047】図3は、この実施の形態のフォトディテク
タ7の構成を説明するための図で、前述した図16の場
合と同様に、光磁気ディスク21からの反射光を受光す
る受光部側において、前記光磁気ディスク上に照射され
た光スポットBSを投影した状態を示す図である。
【0048】この実施の形態のフォトディテクタ7は、
図示のように、6個の分割受光部A〜Fからなる6分割
フォトディテクタの構成されている。この場合、光スポ
ットBSの大きさは、トラックとしてのランドを中心と
して、ウォブリンググルーブGRwとDCグルーブGR
oの両方に跨がる程度の大きさとなり、フォトディテク
タ7は、図示のように、この光スポットBSのすべてを
投影できるものとされている。
【0049】そして、この光スポットBSが投影された
フォトディテクタ7において、光スポットBSをディス
ク21の半径方向に2等分に分割したときの一方の領域
AR1(例えば請求項1の第1の領域が対応)からの反
射光を受光する位置に分割受光部AとDとFとが配置さ
れ、他方の領域AR2(例えば請求項1の第2の領域が
対応)からの反射光を受光する位置に分割受光部BとC
とEとが配置される。
【0050】そして、分割受光部Fは、前記領域AR1
がさらにディスク半径方向に分割された領域AR3(例
えば請求項1の第3の領域(あるいは第4の領域)が対
応)からの反射光を受光する位置に配置される。そし
て、分割された領域AR1の残りの領域AR4(例えば
請求項1の第4の領域(あるいは第3の領域)が対応)
からの反射光は分割受光部AとDとにより受光するよう
にされている。そして、この例においては、前記領域A
R4をトラック方向に2等分した領域(例えば請求項4
の第7および第8の領域が対応)からの反射光を、それ
ぞれ分割受光部Aと、分割受光部Dとが独立に受光する
ように配置されている。
【0051】また、分割受光部Eは、前記領域AR2
が、領域AR1と同様の面積比率で、さらにディスク半
径方向に分割された領域AR5(例えば請求項1の第5
の領域(あるいは第6の領域)が対応)からの反射光を
受光する位置に配置される。そして、分割された領域A
R2の残りの領域AR6(例えば請求項1の第6の領域
(あるいは第5の領域)が対応)からの反射光は分割受
光部BとCとにより受光するようにされている。そし
て、この例においては、前記領域AR6をトラック方向
に2等分した領域(例えば請求項4の第9および第10
の領域が対応)からの反射光を、それぞれ分割受光部B
と、分割受光部Cとが独立に受光するように配置されて
いる。
【0052】また、磁界ヘッド24と光学系25とは、
共に同期して光磁気ディスク21の半径方向に沿って移
動できるように構成されている。このトラッキング制御
および前記フォーカス制御のためには、2軸アクチエー
タ(2軸デバイス)が用いられている。
【0053】光学系25のフォトディテクタの分割受光
部A〜Fから得られる受光出力は、RF回路26に供給
される。このRF回路26においては、後述するよう
に、フォトディテクタの6個の分割受光部A〜Fからの
受光出力を用いて、トラッキングエラー信号TEおよび
フォーカスエラー信号FEを生成し、サーボ回路23に
供給する。この実施の形態の場合、トラッキングエラー
信号TEは、いわゆる1スポットのプッシュプル法によ
り形成し、フォーカスエラー信号FEは、いわゆる非点
収差法により形成する。
【0054】また、RF回路26は、受光出力からウォ
ブリング信号を抽出し、アドレスデコード部27に送る
と共に、ウォブリングのキャリア成分はスピンドルモー
タの線速度一定サーボのためにサーボ回路23に送る。
アドレスデコード部27は、ウォブリング信号から光磁
気ディスク21の現在走査位置の絶対アドレス情報をデ
コードし、システムコントロール部100に送る。
【0055】また、RF回路26は、後述するように、
トラック判別部を備え、現在のメインスポット位置がト
ラックTa上またはトラックTb上のどちらであるかを
判別し、その判別出力をシステムコントロール部100
に供給する。さらに、RF回路26は、再生時には、6
個の分割受光部A〜Fからの受光出力により、データ成
分を抽出し、復調部41に供給する。RF回路26およ
びトラック判別部の詳細については後述する。
【0056】サーボ回路23は、前記トラッキングエラ
ー信号TEに基づき光学系25のディスク半径方向の微
細位置を2軸アクチュエータをドライブして制御してト
ラッキング制御を行うと共に、フォーカスエラー信号F
Eに基づきレンズ位置などを2軸アクチュエータをドラ
イブして制御してフォーカス制御を行う。さらに、シス
テムコントロール部100からの走査位置指示信号に応
じて、光学系25を磁界ヘッド24と共に、図示しない
送りモータにより、光磁気ディスク21の半径方向に移
動制御して、光ピックアップおよび磁界ヘッド24の走
査位置制御を行う。
【0057】この実施の形態の場合の、光磁気ディスク
21のフォーマットの例を挙げると、トラックピッチは
0.9μm、また、光学系25のレーザ光源からのレー
ザ光の波長は、650nmで、開口数NAは、0.52
とされている。そして、光磁気ディスク21は、線速=
2.05m/sで回転するように制御されて、ビット長
は、0.35μm/bitとされる。これにより、光磁
気ディスク21は、640Mバイトのユーザ記録容量を
備えるものとされる。
【0058】システムコントロール部100は、マイク
ロコンピュータを搭載して構成されており、外部ブロッ
クとの通信を、図示しない通信インターフェースを介し
て行い、記録再生装置全体の動作を管理している。記録
時と再生時とでは、システムコントロール部100から
のモード切換信号により、各部がモード切り換えされる
ようにされている。
【0059】入力された記録すべきデータは、データ入
力部31を通じてID,EDCエンコード部32に供給
され、識別データIDのエンコードが行われると共に、
エラー検出コードを生成し付加するEDCエンコードが
行われる。このID,EDCエンコード部32からのデ
ータは、ECCエンコード部33に供給されて、セクタ
構造のデータとされると共に、エラー訂正エンコードが
行われる。この実施の形態では、セクタサイズは、例え
ば2Kバイトとされ、エラー訂正符号としては、積符号
などのブロック完結型の符号が用いられる。
【0060】ECCエンコード部33からのECCエン
コードされたデータは、バッファメモリ34に一度蓄え
られる。そして、システムコントロール部100の制御
に応じて変調部35に転送される。
【0061】なお、この場合、例えば16セクタ分から
なる32Kバイトが書き換えデータ単位とされ、この書
き換えデータ単位のデータを間欠的に光ディスク21に
記録し、また、再生することができるようにされてい
る。
【0062】変調部35では、記録に適した変調処理を
施す。一例として、変調方式は、RLL(1,7)が用
いられる。そして、この変調部35からの記録データが
磁界変調ドライバ36を通じて磁界ヘッド24に供給さ
れる。これにより、記録データで変調された磁界が光磁
気ディスク21に印加される。また、このとき、光学系
25の光ピックアップからのレーザービームが光磁気デ
ィスク21に照射される。
【0063】光学系25は、この記録時は、記録トラッ
クには、再生時より大きな一定のパワーのレーザ光を照
射する。この光照射と、磁界ヘッド24による変調磁界
とにより、光磁気ディスク21には、カー(Kerr)
効果を利用した光磁気記録によってデータが記録され
る。
【0064】この記録時において、光学系25からの受
光出力のウォブリング成分がRF回路26を介してアド
レスデコード部27に供給されて、トラックTaおよび
トラックTbの間のグルーブGRwに記録されている絶
対アドレスデータが抽出され、デコードされ、システム
コントロール部100に供給される。また、RF回路2
6からのトラック判別信号JDがシステムコントロール
部100に供給される。システムコントロール部100
は、これらトラック判別信号JDと、絶対アドレスデー
タとを、記録位置の認識及び位置制御のために用いる。
【0065】また、RF回路26からのトラッキングエ
ラー信号TEおよびフォーカスエラー信号FE、さらに
は、ウォブリングのキャリアがサーボ回路23に供給さ
れ、光磁気ディスク21上でのトラッキング制御および
フォーカス制御、さらには、スピンドルモータ22の線
速度一定制御がなされる。
【0066】次に、再生時について説明する。光学系2
5は、目的トラックに照射したレーザ光の反射光を検出
する。光学系25の出力は、RF回路26に供給され
る。RF回路26では、前述したように、非点収差法に
よりフォーカスエラーを検出し、また、プッシュプル法
によりトラッキングエラーを検出すると共に、目的トラ
ックからの反射光の偏光角(カー回転角)の違いを検出
して、再生RF信号を出力する。
【0067】RF回路26は、生成したフォーカスエラ
ー信号FEやトラッキングエラー信号TEをサーボ回路
23に供給すると共に、再生RF信号を復調部41に供
給する。また、この再生時には、記録時と同様にして、
RF回路26からのウォブリングキャリアに基づいて、
サーボ回路23により、スピンドルモータ22が記録時
と同じ線速度一定の回転速度制御される。
【0068】また、RF回路26で抽出されたウォブリ
ング成分は、アドレスデコーダ27に供給され、このア
ドレスデコーダ27において、グルーブGRwからの絶
対アドレスデータが抽出されて、デコードされ、システ
ムコントロール部100に供給される。また、RF回路
26からのトラック判別信号JDがシステムコントロー
ル部100に供給される。システムコントロール部10
0は、これらトラック判別信号JDと、絶対アドレスデ
ータとを、サーボ回路23による光学系25のディスク
半径方向の再生位置制御のために使用する。また、シス
テム制御回路100は、再生データ中から抽出されるセ
クタ単位のアドレス情報も、光学系25が走査している
記録トラック上の位置を管理するために用いることがで
きる。
【0069】復調部41は、再生RF信号を2値化し
て、バッファメモリ42に一時記憶すると共に、IDデ
コード部43に供給して識別データIDをデコードし、
デコードしたデータIDをバッファメモリ42に蓄え
る。そして、システムコントロール部100の制御に応
じてバッファメモリ42からデータが読み出される。
【0070】バッファメモリ42から読み出されたデー
タは、EDCデコード部44に供給されて、エラー検出
デコードが行われ、エラーが検出されたデータについて
は、エラーフラグが付加されて、ECCデコード部45
に供給される。このECCデコード部45では、エラー
フラグが付加されたエラーデータのうち、訂正可能なエ
ラーが訂正され、データ出力部46に出力される。デー
タ出力部46は、この記録再生装置が接続されるデータ
処理部にデータを出力する。
【0071】[トラック判別等について]次に、この実
施の形態におけるトラック判別、およびトラッキングエ
ラー検出、フォーカスエラー検出に関して説明する。
【0072】この実施の形態においては、RF回路26
は、機能的には図4に示すような構成を有する。すなわ
ち、図4に示すように、この実施の形態のRF回路26
は、データ抽出部261と、ウォブリング信号抽出部2
62と、トラッキングエラー検出部263と、フォーカ
スエラー検出部264と、トラック判別部265とを備
える。
【0073】そして、データ抽出部261は、光学系2
5のフォトディテクタ7の6個の分割受光部のすべての
受光出力A〜F(前述したように、説明の便宜上、分割
受光部A〜Fからの受光出力のそれぞれも受光出力A〜
Fと記載することとする)から再生RF信号を生成し、
復調部41に供給する。また、ウォブリング信号抽出部
262は、受光出力からウォブリング信号成分を抽出
し、アドレスデコード部27に供給すると共に、ウォブ
リングキャリアをサーボ回路23に供給する。
【0074】トラッキングエラー検出部263は、6個
の分割受光部からの受光出力A〜Fを用いて、基本的に
はプッシュプル法によりトラッキングエラー信号TEを
生成する。図5は、このトラッキングエラー検出部26
3の構成例を示すものである。
【0075】すなわち、受光出力Aと受光出力Dとは加
算アンプ71に供給されて加算され、その加算出力が加
算アンプ72に供給される。また、受光出力Fがこの加
算アンプ72に供給される。したがって、この加算アン
プ72からは3つの受光出力A,D,Fの加算出力が得
られる。この加算アンプ72の加算出力は減算アンプ7
5の一方の入力端に供給される。
【0076】また、受光出力Bと受光出力Cとは加算ア
ンプ73に供給されて加算され、その加算出力が加算ア
ンプ74に供給される。また、受光出力Eがこの加算ア
ンプ74に供給され、この加算アンプ74からは、3つ
の受光出力B,C,Eの加算出力が得られる。この加算
アンプ74の加算出力は減算アンプ75の他方の入力端
に供給される。
【0077】そして、この減算アンプ75からは、 TE=(A+D+F)−(B+C+E) なる演算結果の信号として、トラッキングエラー信号T
Eが得られる。
【0078】また、フォーカスエラー検出部264は、
この実施の形態では、6個の受光出力A〜Fのうちのデ
ィスク半径方向の両端部の分割受光部からの受光出力
E,Fを除く4個の受光出力A〜Dから、非点収差法を
用いて、フォーカスエラー信号FEを生成する。図6
は、このフォーカスエラー検出部264の構成例を示す
ものである。
【0079】すなわち、受光出力Aと受光出力Cとが加
算アンプ76に供給されて加算されるとともに、受光出
力Bと受光出力Dとが加算アンプ77に供給されて加算
される。そして、加算アンプ76の出力と、加算アンプ
77の出力とが、減算アンプ78の一方および他方の入
力端に供給され、この減算アンプ78から、 FE=(A+C)−(B+D) なる演算結果の信号として、フォーカスエラー信号FE
が得られる。
【0080】トラック判別部265は、後述するよう
に、基本的には、受光出力A〜Dを用いて、光スポット
BSがトラックTaとトラックTbのどちらの上にある
かを判別する。すなわち、光スポットBSからの反射光
の受光出力のうちの中央部のみを用いる。そして、この
トラック判別に当たって、受光出力EおよびFを用い
て、光磁気ディスク21の反射率の変化やレーザ光源か
らの光の揺らぎなどを原因として受光出力に含まれるノ
イズ成分の除去を行うようにする。
【0081】すなわち、この実施の形態においては、光
スポットBSがトラックTa上にあるか、トラックTb
上にあるかの判別は、基本的には、ディスクの半径方向
の異なる領域からの受光出力に含まれるウォブリング成
分の大きさを直流化して比較することで行う。
【0082】そして、受光出力AおよびDと、受光出力
Fとには、同じノイズ成分が含まれていることを利用し
て、光スポットBS内での(A+D)の領域とFの領域
からの受光出力の平均レベルの比を考慮しつつ、受光出
力A,Dの和から受光出力Fを減算することで前記ノイ
ズ成分の除去を行う。同様に、受光出力BおよびCと、
受光出力Eとには、同じノイズ成分が含まれていること
を利用して、光スポットBS内での(B+C)の領域と
Eの領域からの受光出力の平均レベルの比を考慮しつ
つ、受光出力B,Cの和から受光出力Eを減算すること
で前記ノイズ成分の除去を行う。
【0083】図1は、この実施の形態におけるトラック
判別部265の構成例を示すものである。
【0084】すなわち、受光出力Aと受光出力Dとは加
算アンプ51に供給されて加算され、その加算出力が減
算アンプ52の一方の入力端に供給される。一方、受光
出力Fは、アンプ53に供給されて、前記光スポットB
S内での(A+D)の領域からの受光出力と、Fの領域
からの受光出力のレベルが同等になるように増幅され
る。すなわち、α1倍される。そして、このアンプ53
の出力が減算アンプ52の他方の入力端に供給される。
【0085】したがって、この減算アンプ52からは、 (A+D)−α1・F なる演算結果の出力信号が得られる。
【0086】この減算アンプ52の出力信号は、ウォブ
リング成分を抽出するためのバンドパスフィルタ54に
供給されて、ウォブリング成分が抽出される。このバン
ドパスフィルタ54は、前述もしたように、ウォブリン
グのFM変調信号のキャリア周波数、例えば84kHz
を中心に、変調分を含む帯域(84kHz±変調分)の
みを通過周波数帯域とするもので、ウォブリング成分以
外をノイズとして除去するためのものである。
【0087】このバンドパスフィルタ54の出力は、バ
ッファアンプ55を通じて、エンベロープ検波器56に
供給されてエンベロープ検波され、これよりは、減算ア
ンプ52の出力信号に含まれるウォブリング成分の大き
さに応じたほぼ直流電圧Eadが得られる。
【0088】また、受光出力Bと受光出力Cとは加算ア
ンプ61に供給されて加算され、その加算出力が減算ア
ンプ62の一方の入力端に供給する。一方、受光出力E
は、アンプ63に供給されて、前記光スポットBS内で
の(B+C)の領域からの受光出力と、Eの領域からの
受光出力のレベルが同等になるように増幅される。すな
わち、α2倍される。そして、このアンプ63の出力が
減算アンプ62の他方の入力端に供給される。
【0089】したがって、この減算アンプ62からは、 (B+C)−α2・E なる演算結果の出力信号が得られる。
【0090】この減算アンプ62の出力信号は、ウォブ
リング成分を抽出するためのバンドパスフィルタ64に
供給されて、ウォブリング成分が抽出される。このバン
ドパスフィルタ64は、前述のバンドパスフィルタ54
と同特性のものである。
【0091】このバンドパスフィルタ64の出力は、バ
ッファアンプ65を通じて、エンベロープ検波器66に
供給されてエンベロープ検波され、これよりは、減算ア
ンプ62の出力信号に含まれるウォブリング成分の大き
さに応じたほぼ直流電圧Ebcが得られる。
【0092】そして、エンベロープ検波器56の出力E
adおよびエンベロープ検波器66の出力Ebcが、トラッ
ク判定手段としての比較器を構成する減算アンプ57の
一方および他方の入力端に供給される。この減算アンプ
57は、エンベロープ検波器56の出力Eadと、エンベ
ロープ検波器66の出力Ebcとの大小関係を示す、例え
ば正または負の信号を、トラック判別信号JDとして出
力する。
【0093】すなわち、トラック判別は、 {(A+D)−α1・F}−{(B+C)−α2・E} なる演算成分中のウォブリング成分に関する値により行
われる。
【0094】この図1の構成によれば、光磁気ディスク
21での反射率の変化などによるノイズが除去された状
態でトラック判別が行われるので、安定したトラック判
別が行われる。
【0095】また、この実施の形態では、図16に示し
た3スポットを用いる方法ではなく、図16でのメイン
スポットMSに相当する一つの光スポットBSの受光出
力のみを用いている。この光スポットBSは、図15お
よび図16に示したサイドスポットSS1,SS2より
も1/2トラックピッチ分ずれているので、その受光出
力に対する隣接するウォブリンググルーブからのクロス
トークに対するマージンは、光スポットSS1およびS
S2からの受光出力に対する隣接するウォブリンググル
ーブからのクロストークに対するマージンよりも、1/
2トラック分だけ大きくなる。この点でも、トラック判
別を安定、かつ確実に行うことができる。
【0096】そして、この一つの光スポットBSを用い
て、上述のようにして、フォーカスエラー信号FEおよ
びトラッキングエラー信号TEが生成できる。したがっ
て、この実施の形態によれば、光学系25として、1ス
ポットを用いるものを使用することができ、安価に構成
することができる。
【0097】[他の実施の形態]上述の実施の形態の場
合には、フォーカスエラー信号FEの生成には、分割受
光部E,Fの受光出力は、用いられない。そこで、以下
に説明する実施の形態では、フォーカスエラー信号FE
の生成にも、分割受光部E,Fに対応する領域の受光成
分も用いることができるようにする。
【0098】この実施の形態のフォトディテクタ8は、
図7に示すように、図3に示したフォトディテクタ7の
分割受光部EおよびFの部分を、さらに、トラック方向
に2等分に分割して、それぞれ分割受光部E1,E2お
よびF1,F2を形成したものにほぼ等しい。
【0099】この実施の形態の場合のトラッキングエラ
ー検出部263は、図8に示すように、受光出力Fの代
わりに受光出力F1およびF2が入力され、これら受光
出力F1およびF2が加算アンプ81で加算され、その
加算出力が加算アンプ72に供給される。また、受光出
力Eの代わりに受光出力E1およびE2が入力され、こ
れら受光出力E1およびE2が加算アンプ82で加算さ
れ、その加算出力が加算アンプ74に供給される。その
他は、前述の図5と全く同様に構成される。
【0100】したがって、この実施の形態の場合、減算
アンプ75からは、 TE=(A+D+F1+F2)−(B+C+E1+E
2) なる演算結果の信号として、トラッキングエラー信号T
Eが得られる。このトラッキングエラー信号TEは、実
質的に前述の実施の形態の場合と同一である。
【0101】次に、この実施の形態の場合のフォーカス
エラー検出部264の構成例について説明する。
【0102】この実施の形態の場合のフォーカスエラー
検出部264は、図9に示すように、図6に示した前述
の実施の形態の場合のフォーカスエラー検出部の構成に
おいて、加算アンプ76の入力側に加算アンプ83およ
び84を設けるとともに、加算アンプ77の入力側に加
算アンプ85および86を設けた構成とする。
【0103】そして、加算アンプ83には、受光出力A
と受光出力F1とが供給され、その加算出力が加算アン
プ76に供給される。また、加算アンプ84には、受光
出力Cと受光出力E2とが供給され、その加算出力が加
算アンプ76に供給される。また、加算アンプ85に
は、受光出力Bと受光出力E1とが供給され、その加算
出力が加算アンプ77に供給される。また、加算アンプ
86には、受光出力Dと受光出力F2とが供給され、そ
の加算出力が加算アンプ77に供給される。
【0104】したがって、この実施の形態の場合、減算
アンプ78からは、 FE={(A+F1)+(C+E2)}−{(B+E
1)+(D+F2)} なる演算結果の信号として、フォーカスエラー信号FE
が得られる。これは、フォトディテクタ8のすべての分
割受光部からの受光出力を用いたものであり、効率のよ
いフォーカス制御が可能になる。
【0105】そして、この実施の形態の場合のトラック
判別部265は、図10のように構成される。
【0106】すなわち、この実施の形態の場合のトラッ
ク判別部265においては、アンプ53および63の入
力側に加算アンプ91および92を設け、加算アンプ9
1では受光出力F1とF2とを加算し、その加算出力を
アンプ53に供給し、また、加算アンプ92では受光出
力E1とE2とを加算し、その加算出力をアンプ63に
供給する。
【0107】この場合、加算アンプ91および92の出
力は、それぞれ(F1+F2)および(E1+E2)で
あり、前述の実施の形態の分割受光部FおよびEに等し
い。したがって、この図10の回路構成は、実質的に
は、図1に示したものと全く同等である。
【0108】[その他の変形例]上述の実施の形態のト
ラック判別部265は、その一部または全部をソフトウ
エアにより構成することも可能である。全部をソフトウ
エアにより実現する場合には、すべての受光出力をA/
D変換してデジタル信号に変換し、このデジタル信号を
マイクロコンピュータに供給する。
【0109】また、一部をソフトウエアで構成する場合
には、図1または図10のいずれかの部分以降をソフト
ウエアで実現する。例えば、エンベロープ検波出力Ead
およびEbcをA/D変換してデジタル信号に変換し、こ
のデジタル信号をマイクロコンピュータに供給する。
【0110】一方、マイクロコンピュータには、上述の
図1の実施の形態または図10の実施の形態の、対応す
る部分の動作内容と同一の処理をするプログラムを用意
しておく。このようにすれば、マイクロコンピュータの
ソフトウエアにより、容易にトラック判別を行うことが
できる。
【0111】なお、光ディスクは、上述のような光磁気
ディスクに限られるものではなく、また、再生専用の光
ディスクであってもこの発明は適用可能である。
【0112】また、光ディスク装置は、上述のような記
録再生装置ではなく、例えば光ディスクを記録媒体とす
るカメラシステムの場合にも、この発明は適用できるこ
とは言うまでもない。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、光ディスクに、その半径方向の1本おきのグルーブ
にアドレス情報が記録されている場合に、そのグルーブ
を挟む2本のトラックのどちらを現在走査しているか
を、1つの光スポットからの反射光を受光するフォトデ
ィテクタの受光出力を用いて、安定に判別することがで
きる。そして、3スポットを用いて記録再生を行う場合
の問題を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態におけるトラック判別
部の構成例を示す図である。
【図2】この発明による光ディスク装置の一実施の形態
のブロック図である。
【図3】この発明の一実施の形態で用いるフォトディテ
クタの一例を説明するための図である。
【図4】図2の一部回路の構成例を示す図である。
【図5】この発明の一実施の形態におけるトラッキング
エラー検出部の構成例を示す図である。
【図6】この発明の一実施の形態におけるフォーカスエ
ラー検出部の構成例を示す図である。
【図7】この発明の他の実施の形態で用いるフォトディ
テクタの一例を説明するための図である。
【図8】この発明の他の実施の形態におけるトラッキン
グエラー検出部の構成例を示す図である。
【図9】この発明の他の実施の形態におけるフォーカス
エラー検出部の構成例を示す図である。
【図10】この発明の他の実施の形態におけるトラック
判別部の構成例を示す図である。
【図11】光ディスク上のランドおよびグルーブを説明
するための図である。
【図12】従来の光ディスクのアドレス情報の記録再生
を説明するための図である。
【図13】この発明の対象となる光ディスクにおけるア
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
【図14】この発明の対象となる光ディスクにおけるア
ドレス情報の記録再生を説明するための図である。
【図15】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
【図16】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
【図17】この発明の対象となる光ディスクにおいて考
えられるトラック判別方法を説明するための図である。
【符号の説明】
7、8…フォトディテクタ、12、17、54、62…
ウォブリング成分を抽出するためのバンドパスフィル
タ、14、19、56、66…エンベロープ検波器、2
1…光磁気ディスク、25…光学系、51、61…加算
アンプ、52、55、62、65…減算アンプ、57…
減算アンプ(比較器)、Ta,Tb…トラック、GRw
…ウォブリンググルーブ、GRo…DCグルーブ、A〜
F…分割受光部またはその受光出力、BS…ビームスポ
ット、MS…メインスポット、SS1,SS2…サイド
スポット、26…RF回路、263…トラッキングエラ
ー検出部、264…フォーカスエラー検出部、265…
トラック判別部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円盤状の光ディスクに、同心円状またはス
    パイラル状のランドとグルーブとが、前記光ディスクの
    半径方向に交互に配置され、前記ランドがトラックとさ
    れると共に、前記グルーブの一つおきのものには、当該
    グルーブを挟む2つのトラックで共通して用いられる前
    記光ディスク上のアドレス情報が、当該グルーブが前記
    アドレス情報に対応してウォブリングされることにより
    記録されている場合において、現在走査トラックが、前
    記2つのトラックのいずれであるかを判別するトラック
    判別方法であって、 前記光ディスクの目的トラック上を走査する光スポット
    領域内を前記光ディスクの半径方向に2等分した第1お
    よび第2の領域のそれぞれを、それぞれ同様の面積比で
    前記光ディスクの半径方向に再分割して第3および第4
    の領域並びに第5および第6の領域としたとき、 前記第1の領域を2分割した前記第3および第4の領域
    からの反射光の受光出力の差分を、前記第3の領域と第
    4の領域からの受光出力のレベル比を考慮して求めると
    共に、 前記第2の領域を2分割した前記第5および第6の領域
    からの反射光の受光出力の差分を、前記第5の領域と第
    6の領域からの受光出力のレベル比を考慮して求め、 前記求めた2つの差分に含まれる前記アドレス情報の成
    分のレベルをそれぞれ検出し、 検出した前記アドレス情報の成分の2つのレベルの大小
    関係から現在走査トラックが、前記2つのトラックのい
    ずれであるかを判別することを特徴とする光ディスクの
    トラック判別方法。
  2. 【請求項2】前記グルーブを挟む2つのトラックは、互
    いに独立なスパイラルトラックとして形成されているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の光ディスクのトラック
    判別方法。
  3. 【請求項3】前記第1の領域からの反射光の受光信号
    と、前記第2の領域からの受光信号との差分により、前
    記目的トラックに対する前記光スポットのトラッキング
    制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の光ディス
    クのトラック判別方法。
  4. 【請求項4】前記第3および第4の領域のうち、第2の
    領域に隣接する方の領域をトラック方向に2等分に分割
    して第7および第8の領域とし、前記第5および第6の
    領域のうち、第1の領域に隣接する方の領域をトラック
    方向に2等分に分割して第9および第10の領域とした
    とき、 前記第7〜第10の領域のうち、互いに隣接しない領域
    の和を求め、求められた和の差分により前記光スポット
    のフォーカス制御を行うことを特徴とする請求項1に記
    載の光ディスクのトラック判別方法。
  5. 【請求項5】前記第1の領域および第2の領域をトラッ
    ク方向にも2等分に分割し、その分割領域の、互いに隣
    接しない領域の和を求め、求められた和の差分により前
    記光スポットのフォーカス制御を行うことを特徴とする
    請求項1に記載の光ディスクのトラック判別方法。
  6. 【請求項6】同心円状またはスパイラル状のランドとグ
    ルーブとが、半径方向に交互に配置され、前記ランドが
    トラックとされると共に、前記グルーブの一つおきのも
    のに対しては、当該グルーブを挟む2つのトラックで共
    通して用いられるアドレス情報が、当該グルーブが前記
    アドレス情報に対応してウォブリングされることにより
    記録されている光ディスクを用いて、データの書き込み
    または読み出しを行う光ディスク装置であって、 前記光ディスクに光ビームを照射する発光源と、前記光
    ディスクからの前記光ビームの反射光を受光する受光素
    子とを備え、前記受光素子が、前記光ディスクの目的ト
    ラック上を走査する前記光ビームによるスポット領域内
    を前記光ディスクの半径方向に2等分した第1および第
    2の領域のそれぞれを、それぞれ同様の面積比で前記光
    ディスクの半径方向に再分割して第3および第4の領域
    並びに第5および第6の領域としたとき、前記第3〜第
    6の領域からの反射光をそれぞれ独立に受光するように
    配置された第1〜第6の分割受光部を有する光学系と、 前記光学系の前記第3〜第6の受光出力を用いて現在走
    査トラックが前記2つのトラックのいずれであるかを判
    別するトラック判別手段と、 を備え、 前記トラック判別手段は、 前記第3および第4の分割受光部からの受光出力の差分
    を、前記第3の領域と前記第4の領域とからの受光出力
    のレベル比を考慮して求める第1の減算手段と、 前記第5および第6の分割受光部からの受光出力の差分
    を、前記第5の領域と前記第6の領域とからの受光出力
    のレベル比を考慮して求める第2の減算手段と、 前記第1の減算手段の出力に含まれる前記アドレス情報
    の成分のレベルをそれぞれ検出する第1のレベル検出手
    段と、 前記第2の減算手段の出力に含まれる前記アドレス情報
    の成分のレベルをそれぞれ検出する第2のレベル検出手
    段と、 前記第1および第2のレベル検出手段の検出出力の大小
    関係に基づいて、現在走査トラックが前記2つのトラッ
    クのいずれであるかを判定する判定手段と、 を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  7. 【請求項7】前記グルーブを挟む2つのトラックは、互
    いに独立なスパイラルトラックとして形成されているこ
    とを特徴とする請求項6に記載の光ディスク装置。
  8. 【請求項8】請求項6において、 前記第3および第4の分割受光部からの受光出力の和
    と、前記第5および第6の分割受光部からの受光出力の
    和との差分により、前記スポットのトラッキングエラー
    信号を検出するトラッキングエラー検出手段を備えるこ
    とを特徴とする光ディスク装置。
  9. 【請求項9】請求項6において、 前記第3および第4の分割受光部の前記第5および第6
    の一方と隣接する方は、トラック方向に2等分に分割さ
    れて第7および第8の分割受光部とされていると共に、
    前記第5および第6の分割受光部の前記一方は、トラッ
    ク方向に2等分に分割されて第9および第10の分割受
    光部とされており、前記第7〜第10の分割受光部のう
    ち、互いに隣接しない分割受光部からの受光出力の和を
    求め、求められた和の差分により、前記スポットのフォ
    ーカスエラー信号を検出するフォーカスエラー検出手段
    を備えることを特徴とする光ディスク装置。
  10. 【請求項10】請求項6において、 前記第3および第4の分割受光部は、ともに、トラック
    方向に2等分に分割されて第7、第8、第11および第
    12の分割受光部とされていると共に、前記第5および
    第6の分割受光部は、ともに、トラック方向に2等分に
    分割されて第9第10、第13および第14の分割受光
    部とされており、 前記第7、第8、第11および第12の分割受光部のう
    ちの前記光ディスクの半径方向に並ぶもの同志の受光出
    力の和と、前記第9第10、第13および第14の分割
    受光部のうちの前記光ディスクの半径方向に並ぶもの同
    志の受光出力の和のうち、互いに隣接しない分割受光部
    からの受光出力の和同志の和をさらに求め、前記受光出
    力の和同志の和の差分により、前記スポットのフォーカ
    スエラー信号を検出するフォーカスエラー検出手段を備
    えることを特徴とする光ディスク装置。
JP11055197A 1997-04-28 1997-04-28 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置 Pending JPH10302263A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055197A JPH10302263A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11055197A JPH10302263A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH10302263A true JPH10302263A (ja) 1998-11-13

Family

ID=14538703

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11055197A Pending JPH10302263A (ja) 1997-04-28 1997-04-28 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH10302263A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1085509A2 (en) * 1999-09-16 2001-03-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Error signal detection apparatus and reproduction signal detection apparatus for optical recording/reproducing system
US7239603B1 (en) 1999-06-09 2007-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Recording medium with judging area for track area identification based on wobbling polarity
US7266074B2 (en) * 2001-06-30 2007-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disc apparatus and method of reproducing a wobble signal

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7239603B1 (en) 1999-06-09 2007-07-03 Sharp Kabushiki Kaisha Recording medium with judging area for track area identification based on wobbling polarity
EP1085509A2 (en) * 1999-09-16 2001-03-21 Samsung Electronics Co., Ltd. Error signal detection apparatus and reproduction signal detection apparatus for optical recording/reproducing system
EP1085509A3 (en) * 1999-09-16 2007-01-31 Samsung Electronics Co., Ltd. Error signal detection apparatus and reproduction signal detection apparatus for optical recording/reproducing system
US7266074B2 (en) * 2001-06-30 2007-09-04 Samsung Electronics Co., Ltd. Optical disc apparatus and method of reproducing a wobble signal

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2860229B2 (ja) 光ディスク記録再生装置
JPH09259441A (ja) 記録媒体、アドレス記録方法および装置、並びに、記録再生装置および方法
US6385158B1 (en) Optical pickup device having compatibility with tracking system, and optical disk recording/reproduction apparatus using the same
EP0536764B1 (en) System consisting of a disc-shaped recording medium and a reproducing apparatus
JP2844638B2 (ja) 記録媒体とその記録装置および再生装置
US6567368B1 (en) Optical recording medium and method and apparatus of reproducing the same
JPH05266484A (ja) 情報再生装置
JPH10302263A (ja) 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置
JP2798245B2 (ja) 光ディスク装置
JP3774944B2 (ja) 記録再生装置および方法、並びに光ディスク再生装置および方法
JPH10302438A (ja) 光ディスクの誤消去防止方法、光ディスク装置および光ディスク収納体
JPH10302338A (ja) 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置
JPH10312543A (ja) 関連情報記録方法および光ディスク
JPH10302286A (ja) 光ディスクのトラック判別方法および光ディスク装置
JP2892325B2 (ja) 光ディスク装置
JP4111208B2 (ja) ディスクドライブ装置
JP2954037B2 (ja) 円盤状記録媒体
JPH07311962A (ja) 円盤状記録媒体用の記録再生装置
JP3985767B2 (ja) 光ディスク装置及び光ディスク再生方法
JP3899495B2 (ja) 光ディスク装置
JP2915855B2 (ja) 光ディスク装置
JP3884180B2 (ja) 光ディスク装置
JPH10308037A (ja) 光ディスクおよび光ディスク装置
KR100752872B1 (ko) 기록재생 장치
JP4059262B2 (ja) ディスクドライブ装置