JPH10297661A - 液体定量計量キャップ - Google Patents

液体定量計量キャップ

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JPH10297661A
JPH10297661A JP9121790A JP12179097A JPH10297661A JP H10297661 A JPH10297661 A JP H10297661A JP 9121790 A JP9121790 A JP 9121790A JP 12179097 A JP12179097 A JP 12179097A JP H10297661 A JPH10297661 A JP H10297661A
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JP
Japan
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measuring chamber
liquid
piston
chamber cylinder
cylinder
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Application number
JP9121790A
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English (en)
Inventor
Tetsuya Honda
哲也 本田
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Toyo Seikan Group Holdings Ltd
Original Assignee
Toyo Seikan Kaisha Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】液体内容物の計量注出を確実に行うことがで
き、かつそのための操作が簡単であり、さらに構成部品
数が少なく、かつ製造が容易である計量液体注出機構を
得ること 【解決手段】 中心軸方向のボトル内側寄りに液体流入
口11を有しボトル外側寄りに液体流出開口部12を有
していてボトルノズルに固定して配設されている計量室
筒3と、中心軸方向に間隔をおいて2枚のピストン板2
3、24を有し計量室筒3に係合して前記計量室筒3と
協働して計量室9を構成し、計量室9に対して液体流入
口11が開きかつ液体流出開口部12が閉じる下限位置
と液体流入口11が閉じかつ液体流出開口部12が開く
上限位置との間に摺動可能なピストン10と、ピストン
10に当接してピストン10を下限位置に押し下げるノ
ックピン31とで構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液体洗剤などの
液体内容物をボトルから一定量だけ注出する場合に使用
する液体定量計量キャップに関するものである。
【0002】
【従来の技術】食器や衣類を洗浄したり洗濯をしたりす
る場合には、洗浄水に対して最適量の洗剤を使用する必
要があるところから、液体洗剤を入れているボトルから
一定量だけ取り出す必要がある。このため従来はボトル
に計量カップや計量スプーンを付属させておいて、ボト
ルからまず中身の液体洗剤を計量カップや計量スプーン
に注入して計量し、しかる後にその計量カップや計量ス
プーンから液体洗剤を洗浄水に注入するようになってい
たが、計量カップや計量スプーンによる計量は手間が煩
雑であり、また計量カップや計量スプーンがかさ張るた
めにボトルに付属させるのが不便であるところから、さ
らに計量機構をボトルに組み込んだ計量液体注出容器が
開発されている(実開平4−10052号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかるにこの従来の計
量液体注出容器は長尺のパイプが必要であり、またばね
を組み込んだバルブ機構が必要であるなど、構成部品数
が多く、かつ製造工数が多いものであった。このような
ことから液体内容物の計量注出を確実に行うことがで
き、かつそのための操作が簡単であり、さらに構成部品
数が少なく、かつ製造が容易である計量液体注出機構の
開発が望まれている。この発明は上記のごとき事情に鑑
みてなされたものであって、液体内容物の計量注出を確
実に行うことができ、かつそのための操作が簡単であ
り、さらに構成部品数が少なく、かつ製造が容易である
計量液体注出機構を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的に対応して、こ
の発明の液体定量計量キャップは、中心軸方向のボトル
内側寄りに液体流入口を有しボトル外側寄りに液体流出
開口部を有していて前記ボトルのノズルに固定配設され
ている計量室筒と、中心軸方向に間隔をおいて2枚のピ
ストン板を有し前記計量室筒に係合して前記計量室筒と
前記2枚のピストン板とで囲まれた領域に計量室を構成
し、前記計量室に対して前記液体流入口が開きかつ前記
液体流出開口部が閉じる下限位置と前記計量室に対して
前記液体流入口が閉じかつ前記液体流出開口部が開く上
限位置との間に摺動可能なピストンと、前記ピストンと
係合して前記上限位置と前記下限位置を位置決めするピ
ストン支持部材と、および前記ピストンに当接して前記
ピストンを前記下限位置に押し下げるノックピンとを有
することを特徴としている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下、この発明の詳細を一実施の
形態を示す図面について説明する。図1において、1は
液体定量計量キャップである。液体定量計量キャップ1
は本体キャップ2とピストン10を有する。本体キャッ
プ2は中心部に計量室筒3を有する。計量室筒3は肩部
4を境にしてそれぞれ筒状の大径筒5及び小径筒6が中
心軸方向に連続している。
【0006】計量室筒3は可撓性のボトル7のノズル8
の内に位置するように配設されている。大径筒5の中心
軸方向のボトル内側寄りの端部つまり図1における大径
筒5の下端に液体流入口11が切り欠き形成され、また
小径部6のボトル外側寄りの端部つまり小径部6の上端
部に液体流出開口部12が切り欠き形成されている。ま
た小径筒6の上面には小径筒6の内外を貫通する状態で
筒状のピストン支持筒13が設けられている。ピストン
支持筒13の下端内面には係合用の環状突起14が形成
されている。肩部4からは案内筒15が立ち上がってい
る。この案内筒15は後述する小キャップ16の中心軸
方向の摺動を案内するものである。一方、肩部4の上面
の縁部からは内筒17が立ち上がっており、内筒17の
上端部からは外筒18が立ち下がっている。外筒18の
内面にはねじ21が形成されていて、このねじ21がボ
トル7のノズル8の外面のねじ22に螺合することによ
って、計量室筒3はノズル8に固定する。
【0007】ピストン10は中心軸方向に間隔をおいて
2枚のピストン板すなわち大径ピストン板23と小径ピ
ストン板24とを中心軸方向に間隔をおいて軸棒25で
一体的に連結したもので計量室筒3内に摺動可能に組み
込まれている。このとき、大径ピストン板23は大径筒
5内に摺動可能に係合し、小径ピストン板24は小径筒
6内に摺動可能に係合する。大径ピストン板23の内面
と小径ピストン板24の内面と軸棒25の外表面と及び
計量室筒3の内面とで区画される空間が一定容積の計量
室9を構成する。小径ピストン板24の上面からはピス
トン支持部26がほぼ中心軸方向に延出している。ピス
トン支持部26は間隙を隔てて周方向に配列された3本
または4本の棒状部材27を有し、それぞれの棒状部材
27は先端に行くほど外側に広がって板ばね状をなして
おり、先端の外側に係止用突起28が形成されている。
またピストン支持部26の基端部の中央部に当接部29
を有する。ピストン支持部26はピストン10の移動に
よってピストン支持筒13の内面に沿って摺動可能であ
る。ピストン支持部26には後述するノックピン31が
差し込まれており、ピストン支持部26の上昇最上位置
はノックピン31の位置によって決定され、またピスト
ン支持部26の下降最下位置はピストン支持筒13の環
状突起14にピストン支持部26の係止用突起28が係
止されることによって決定される。
【0008】計量室筒3の案内筒15に小キャップ16
が摺動可能に嵌合している。小キャップ16は下端開放
の環状の隙間31を形成する内側筒32と外側筒33と
を有しかつ上端に注出口34を有する。この小キャップ
16は内側筒32の下端が計量室筒3の肩部4の上面に
突き当たる下降最下位置から内側筒32の外面に形成さ
れた環状の係止用突起35と案内筒15の内面に形成さ
れた環状の係合用突起36とが当接する上昇最上位置ま
での間で中心軸方向に摺動することができる。小キャッ
プ16が計量室筒3に嵌合した状態において計量室筒3
の液体流出開口部12と小キャップ16の抽出口34と
は連通している。小キャップ16からは下方に向かって
ノックピン31が延出して、ピストン支持部26に差し
込まれており、小キャップ16が上昇最上位置にある時
にはピストン10の上限位置までの移動を許容し、また
小キャップ16が下降最下位置にある時はピストンを下
限位置に押し下げる。
【0009】このように構成された液体定量計量キャッ
プ1におけるボトル7からの液体内容物の注出操作は次
の通りである。図1に示すように小キャップ16が下降
最下位置にある時、ピストン10はノックピン31に押
し下げられて下限位置にあり、この時、計量室9は液体
流入口11を通してボトル7の内部と連通しており、か
つ計量室9と開口12との連通は小径ピストン板24に
よって遮断されている。
【0010】次に、図4に示すように、小キャップ16
を上方に引き上げる。小キャップ16は内側筒32の外
面の係止用突起35が案内筒15の係合用突起36に当
接する上昇最上位置まで摺動して停止する。これにより
ノックピン31も上昇し、ピストン10は下限位置にあ
って上限位置まで上昇可能になっている(図4a)。こ
の状態で、ボトル7をさかさまに傾けて倒立させる。ボ
トル7内の液体内容物が液体流入口11を通って計量室
9に流入し、計量室9を充満する。計量室9の容積は一
定なので、ここに一定量の液体内容物が計量されたこと
になる(図4b)。
【0011】次にさらに可撓性のボトル7を手で押圧す
る(図4c)。この押圧により、ボトル7の内圧は上昇
し、この内圧に押されてピストン10は上昇(図4cに
示す倒立状態では下降)し、液体流入口11は大径ピス
トン板23によって閉じられ、開口12はまだ開いてい
ないので、計量室9内に計量された液体内容物はピスト
ン10と一緒に上昇する。
【0012】次にさらにピストン10が上昇すると、つ
いに小径ピストン板24が液体流出開口部12の位置に
達し、液体流出開口部12が開き、計量室9内に計量さ
れた液体内容物は液体流出開口部12から小キャップ1
6の内部空間37aに流入し、さらに小キャップ16の
抽出口34から流出する。これによって計量された液体
内容物の注出は完了する(図4d)。
【0013】計量された液体内容物の注出が完了した後
に、ボトル7を正立に戻し(図4e)、小キャップ16
を押し下げることによって小キャップ16より垂設され
たノックピン31がピストン支持部26の当接部29に
当接してピストン10を下降最下位置まで押し下げ、元
の状態に戻る(図4f)。
【0014】図5から図7に示すものはこの発明の他の
実施例に関わる液体定量計量キャップ1bであって、こ
れは計量室筒9と一体または別体に形成されかつ計量室
筒9の開口に嵌合可能な天蓋を有し、ノックピンは天蓋
から突出しているものである。すなわち、図5から図7
において、1bは液体定量計量キャップである。液体定
量計量キャップ1bは本体キャップ2とピストン10を
有する。本体キャップ2は中心部に計量室筒3を有す
る。計量室筒3の中心軸方向のボトル内側寄りの端部に
液体流入口11が切り欠き形成され、またボトル外側寄
りの端部に液体流出開口部12が形成され、さらに上端
に注出口34が形成されている。また計量室筒3の下面
には計量室筒3の内外を貫通する状態で筒状のピストン
支持筒13が設けられている。ピストン支持筒13の上
端内面には係合用の環状突起14が形成されている。
【0015】計量室筒3の上端部からは外筒18が立ち
下がっている。外筒18の内面にはねじ21が形成され
ていて、このねじ21がボトル7のノズル8の外面のね
じ22に螺合することによって、計量室筒3はノズル8
に固定する。ピストン10は中心軸方向に間隔をおいて
2枚のピストン板すなわち上ピストン板23と下ピスト
ン板24とを中心軸方向に間隔をおいて軸棒25で一体
的に連結したもので計量室筒3内に摺動可能に組み込ま
れている。
【0016】上ピストン板23の内面と下ピストン板2
4の内面と軸棒25の外表面と及び計量室筒3の内面と
で区画される空間が一定容積の計量室9を構成する。下
ピストン板24の下面からはピストン支持部26がほぼ
中心軸方向に延出している。ピストン支持部26はスリ
ット状に形成された間隙を隔てて周方向に配列された3
本または4本の棒状部材27を有し、それぞれの棒状部
材27は先端に行くほど外側に広がって板ばね状をなし
ており、先端の外側に係止用突起28が形成されてい
る。ピストン支持部26はピストン10の移動によって
ピストン支持筒13の内面に沿って摺動可能である。ピ
ストン10の上限置はピストン支持筒13の環状突起1
4にピストン支持部26の係止用突起28が係止される
ことによって決定され、またピストン10の下限は下ピ
ストン板24が計量室筒3内の下面に当接することによ
って決定される。
【0017】外筒18の上端部の外面にヒンジ40を介
して天蓋41が連設されている。天蓋41内面からはノ
ックピン31が下方に向かって延出している。天蓋41
は注出口34を覆う状態で計量室筒3に嵌合可能であ
り、天蓋41が計量室筒3に嵌合した状態においては、
ノックピン31が上ピストン板23の上面に当接してピ
ストン10を下限位置に押し下げる。ただしこの天蓋4
1は計量室筒3とは別体のものであっても良い。
【0018】このように構成された液体定量計量キャッ
プ1bにおけるボトル7からの液体内容物の注出操作は
次の通りである。図5に示すように、天蓋41が計量室
筒3に嵌合した状態において、ノックピン31がピスト
ン10を下限位置に押し下げた状態から、天蓋41を開
くとノックピン31が上ピストン板23から離れ、ピス
トン10は可動の状態となる。
【0019】次にこの状態で、ボトル7をさかさまに傾
けて倒立させる。ボトル7内の液体内容物が液体流入口
11を通って計量室9に流入し、計量室9を充満する。
計量室9の容積は一定なので、ここに一定量の液体内容
物が計量されたことになる(図8a)。次にさらに可撓
性のボトル7を手で押圧する(図8b)。この押圧によ
り、ボトル7の内圧は上昇し、この内圧に押されてピス
トン10は上昇(図8bに示す倒立状態では下降)し、
液体流入口11は下ピストン板23によって閉じられ、
液体流出開口部12はまだ開いていないので、計量室9
内に計量された液体内容物はピストン10と一緒に上昇
する(図8b)。
【0020】次にさらにピストン10が上昇すると、つ
いに上ピストン板23が液体流出開口部12の位置に達
し、液体流出開口部12が開き、計量室9内に計量され
た液体内容物は開口12からさらに注出口34から流出
する。これによって計量された液体内容物の注出は完了
する(図8c)。
【0021】計量された液体内容物の注出が完了した後
に、ボトル7を正立に戻し(図8d)、天蓋41を計量
室筒3に被せ(図8e)、ノックピン31でピストン1
0を下限位置に押し下げて、初めの状態に戻る(図8
f)。
【0022】図9から図11に示すものはこの発明のさ
らに他の実施例に関わる液体定量計量キャップ1cであ
って、これは計量室筒3が計量室筒本体46と前記計量
室筒本体46の中心軸方向の端部に嵌着している注出具
47とを有し、注出具47は液体流出開口部12と前記
液体流出開口部12に連通する注出口34を有し、その
注出具と一体または別体に形成されかつ注出口34に嵌
合可能な天蓋41を有し、ノックピン31は天蓋41の
内面から突出しているものである。なお、注出具47は
計量室筒本体46と一体に成型してもよい。
【0023】すなわち、図9から図11において、1c
は液体定量計量キャップである。液体定量計量キャップ
1cは本体キャップ2とピストン10を有する。本体キ
ャップ2は中心部に計量室筒3を有し、計量室筒3は計
量室筒本体46と計量室筒本体46の中心軸方向の端部
に嵌着している注出具47とを有する。計量室筒本体4
6の中心軸方向のボトル内側寄りの摺動用筒48の端部
に液体流入口11が切り欠き形成され、またボトル外側
寄りの端部に位置する注出具47に液体流出開口部12
が形成され、さらに上端に注出口34が形成されてい
る。注出具47の液体流出開口部12はピストン10が
摺動する注出具47の内筒49の壁面の中心軸方向の上
端部の周方向の一部分49aが他の部分49bより低く
構成されて形成されたものである。また計量室筒本体4
6の下面には計量室筒本体46の内外を貫通する状態で
筒状のピストン支持筒13が設けられている。ピストン
支持筒13の上端内面には係合用の環状突起14が形成
されている。
【0024】計量室筒本体46の下端部からは外筒18
が立ち下がっている。外筒18の内面にはねじ21が形
成されていて、このねじ21がボトル7のノズル8の外
面のねじ22に螺合することによって、計量室筒本体4
6はノズル8に固定する。
【0025】注出具47は内筒49、液体案内筒51お
よび外筒52とを連続して同心状に形成して備えてお
り、内筒49と液体案内筒51との間の環状間隙53は
上方に向かって開いており、液体案内筒51と外筒52
との間の環状間隙54は下方に向かって開いており、注
出具47は環状間隙54内に計量室筒本体46の上端部
を挟み込む状態で計量室筒本体46に嵌着している。
【0026】ピストン10は中心軸方向に間隔をおいて
2枚のピストン板すなわち上ピストン板23と下ピスト
ン板24とを中心軸方向に間隔をおいて軸棒25で一体
的に連結したもので上ピストン板23が抽出具47の内
筒49の内面に摺動可能に係合し、下ピストン板24が
摺動用筒48の内面に摺動可能に係合する状態で計量室
筒3内に組み込まれている。上ピストン板23の内面と
下ピストン板24の内面と軸棒25の外表面と及び計量
室筒3の内面とで区画される空間が一定容積の計量室9
を構成する。
【0027】下ピストン板24の下面からはピストン支
持部26がほぼ中心軸方向に延出している。ピストン支
持部26はスリット状に形成された間隙を隔てて周方向
に配列された3本または4本の棒状部材27を有し、そ
れぞれの棒状部材27は先端に行くほど外側に広がって
板ばね状をなしており、先端の外側に係止用突起28が
形成されている。ピストン支持部26はピストン10の
移動によってピストン支持筒13の内面に沿って摺動可
能である。ピストン10の上限位置はピストン支持筒1
3の環状突起14にピストン支持部26の係止用突起2
8が係止されることによって決定され、またピストン1
0の下限位置は下ピストン板24が計量室筒3の下面に
当接することによって決定される。
【0028】注出具47上端部の外面にヒンジ40を介
して天蓋41が連設されている。天蓋41内面からはノ
ックピン31が下方に向かって延出している。天蓋41
は注出口34を覆う状態で計量室筒3に嵌合可能であ
り、天蓋41が計量室筒3に嵌合した状態においては、
ノックピン31が上ピストン板23の上面に当接してピ
ストン10を下限位置に押し下げる。ただしこの天蓋4
1は計量室筒3とは別体のものであっても良い。
【0029】このように構成された液体定量計量キャッ
プ1cにおけるボトル7からの液体内容物の注出操作は
次の通りである。図9に示すように、天蓋41が計量室
筒3に嵌合した状態において、ノックピン31がピスト
ン10を下限位置に押し下げた状態から、天蓋41を開
くとノックピン31が上ピストン板23から離れ、ピス
トン10は可動の状態となる。
【0030】次にこの状態で、ボトル7をさかさまに傾
けて倒立させる。ボトル7内の液体内容物が液体流入口
11を通って計量室9に流入し、計量室9を充満する。
計量室9の容積は一定なので、ここに一定量の液体内容
物が計量されたことになる(図12a)。次にさらに可
撓性のボトル7を手で押圧する(図12b)。この押圧
により、ボトル7の内圧は上昇し、この内圧に押されて
ピストン10は上昇(図12bに示す倒立状態では下
降)し、液体流入口11は下ピストン板24によって閉
じられ、液体流出開口部12はまだ開いていないので、
計量室9内に計量された液体内容物はピストン10と一
緒に上昇する。
【0031】次にさらにピストン10が上昇すると、つ
いに上ピストン板23が内筒49の上端の高さの低い部
分49aを越え、液体流出開口部12が開き、計量室9
内に計量された液体内容物は開口12から流出しさらに
注出口34から流出する。これによって計量された液体
内容物の注出は完了する(図12c)。
【0032】計量された液体内容物の注出が完了した後
に、ボトル7を正立に戻し(図12d)、天蓋41を計
量室筒3に被せ(図12e)、ノックピン31でピスト
ン10を下限位置に押し下げて、初めの状態に戻る(図
12f)。
【0033】
【発明の効果】この発明の液体定量計量キャップでは注
出しようとする液体内容物を一定容積を持つ計量室9に
一旦流し込んで計量した後、液体内容物を注出するので
液体内容物の正確な一定量の抽出が可能である。またこ
の液体定量計量キャップでは構成部品数が少なく、例え
ば液体定量計量キャップ1では小キャップ16、本体キ
ャップ2及びピストン10の3部材、液体定量計量キャ
ップ1bでは本体キャップ2及びピストン10の2部
材、液体定量計量キャップ1cでは注出具47、本体キ
ャップ2及びピストン10の3部材だけで構成されるの
で、構造が簡単になりかつ製造工数が少なくなり、製造
が容易になる。こうしてこの発明では、液体内容物の計
量注出を確実に行うことができ、かつそのための操作が
簡単であり、さらに構成部品数が少なく、かつ製造が容
易である液体定量計量キャップを得ることができる。
【図面の簡単な説明】
図1 液体定量計量キャップの縦断面図 図2 小キャップの平面図 図3 図1におけるA−A部端面図 図4 操作を示す説明図 図5 他の液体定量計量キャップの縦断面図 図6 他の液体定量計量キャップの平面図 図7 他の液体定量計量キャップの底面図 図8 操作を示す説明図 図9 さらに他の液体定量計量キャップの縦断面図 図10 さらに他の液体定量計量キャップの平面図 図11 さらに他の液体定量計量キャップの底面図 図12 操作を示す説明図 1 液体定量計量キャップ 2 本体キャップ 3 計量室筒 4 肩部 5 大径筒 6 小径筒 7 ボトル 8 ノズル 9 計量室 10 ピストン 11 液体流入口 12 液体流出開口部 13 ピストン支持筒 14 環状突起 15 案内筒 16 小キャップ 17 内筒 18 外筒 21 ねじ 22 ねじ 23 大径ピストン板 24 小径ピストン板 25 軸棒 26 ピストン支持部 27 棒状部材 28 係止用突起 29 当接部 31 ノックピン 32 内側筒 33 外側筒 34 注出口 35 係止用突起 36 係合用突起 40 ヒンジ 41 天蓋 46 計量筒本体 47 注出具 48 摺動用筒 49 内筒 51 液体案内筒 52 外筒 53 環状間隙 54 環状間隙

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中心軸方向のボトル内側寄りに液体流入口
    部を有しボトル外側寄りに液体流出開口部を有していて
    前記ボトル内のノズルに固定配設されている計量室筒
    と、中心軸方向に間隔をおいて2枚のピストン板を有し
    前記計量室筒に係合して前記計量室筒と前記2枚のピス
    トン板とで囲まれた領域に計量室を構成し、前記計量室
    に対して前記液体流入口部が開きかつ前記液体流出開口
    部が閉じる下限位置と前記計量室に対して前記液体流入
    口部が閉じかつ前記液体流出開口部が開く上限位置との
    間に摺動可能なピストンと、および前記ピストンに当接
    して前記ピストンを前記下限位置に押し下げるノックピ
    ンとを有することを特徴とする液体定量計量キャップ。
  2. 【請求項2】前記2枚のピストン板のいずれかからほぼ
    前記中心軸方向に延出していて前記計量室筒に固定して
    いるピストン支持筒内に摺動可能であるピストン支持部
    を有し、前記ピストン支持部は間隔を隔てて周方向に配
    列された複数本の棒状部材を有し、前記棒状部材は先端
    に行くほど外側に広がった板ばね状をなし、先端部に係
    止用突起が形成されていることを特徴とする請求項1記
    載の液体定量計量キャップ。
  3. 【請求項3】前記液体流出開口部の周囲において前記液
    体流出開口部と連通する液体注出口を有する小キャップ
    が前記中心軸方向に摺動可能に前記計量室筒に嵌合し、
    前記ノックピンは前記小キャップから突出していること
    を特徴とする請求項1記載の液体定量計量キャップ。
  4. 【請求項4】前記計量室筒と一体に形成されかつ前記液
    体流出開口部を覆う状態で前記計量室筒に嵌合可能な天
    蓋を有し、前記ノックピンは前記天蓋から突出している
    ことを特徴とする請求項1記載の液体定量計量キャッ
    プ。
  5. 【請求項5】前記計量室筒と別体に形成されかつ前記液
    体流出開口部を覆う状態で前記計量室筒に嵌合可能な天
    蓋を有し、前記ノックピンは前記天蓋から突出している
    ことを特徴とする請求項1記載の液体定量計量キャッ
    プ。
  6. 【請求項6】前記計量室筒は計量室筒本体と前記計量室
    筒本体の前記中心軸方向の端部に嵌着していて前記液体
    流出開口部と前記液体流出開口部に連通する注出口を有
    する注出具を有し、前記注出具と一体または別体に形成
    されかつ前記注出口を覆う状態で前記計量室筒に嵌合可
    能な天蓋を有し、前記ノックピンは前記天蓋から突出し
    ていることを特徴とする請求項1記載の液体定量計量キ
    ャップ。
  7. 【請求項7】前記計量室筒は計量室筒本体と前記計量室
    筒本体の前記中心軸方向の端部に一体に形成されていて
    前記液体流出開口部と前記液体流出開口部に連通する注
    出口を有する注出具を有し、前記注出具と一体または別
    体に形成されかつ前記注出口に嵌合可能な天蓋を有し、
    前記ノックピンは前記天蓋から突出していることを特徴
    とする請求項1記載の液体定量計量キャップ。
  8. 【請求項8】前記注出具の前記液体流出開口部は前記ピ
    ストンが摺動する計量室筒の壁面の前記中心軸方向の上
    端部の周方向の一部分が他の部分より低く構成されて形
    成されたものであることを特徴とする請求項7および8
    記載の液体定量計量キャップ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002099364A3 (en) * 2001-06-05 2003-07-24 Procter & Gamble Package and method for controlled metered dose dispensing of a fluid product

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