JPH10295010A - ガス絶縁開閉装置 - Google Patents

ガス絶縁開閉装置

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JPH10295010A
JPH10295010A JP9100226A JP10022697A JPH10295010A JP H10295010 A JPH10295010 A JP H10295010A JP 9100226 A JP9100226 A JP 9100226A JP 10022697 A JP10022697 A JP 10022697A JP H10295010 A JPH10295010 A JP H10295010A
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JP
Japan
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unit
container
cable head
instrument transformer
lightning arrester
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JP9100226A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kikko
義彰 橘高
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Nissin Electric Co Ltd
Original Assignee
Nissin Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡易断路部を備えた避雷器・計器用変圧ユニッ
トとケーブルヘッドユニットとを設ける場合に、ケーブ
ルヘッドユニットをユニットの並設方向の最端部に配置
することができるようにすること。 【解決手段】上下に並べて配置した線路用計器用変圧器
エレメントE13及び避雷器エレメントE11の間を簡易断
路部エレメントE12により接続して避雷器・計器用変圧
器ユニットU1 を構成する。ユニット並設方向の最端部
にケーブルヘッドユニットU2 を配置し、ケーブルヘッ
ドユニットU2 と他のユニットU3 との間に避雷器・計
器用変圧器ユニットU1 を配置する。簡易断路部dsを
操作する操作軸75、97をユニットの並設方向と直角
な方向に導出して、ケーブルヘッドユニットU2 に妨げ
られることなく、簡易断路部dsを操作し得るようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、変電所などの電気
所に設置されるガス絶縁開閉装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ガス絶縁開閉装置においては、遮断器や
断路機等の開閉回路の構成要素を絶縁ガスが封入された
容器内に収納して構成したユニットを複数個並べて配置
して、隣り合うユニット間を絶縁スペーサを介して相互
に接続することにより所定の開閉回路を構成することが
多い。
【0003】ガス絶縁開閉装置では、線路ケーブルを引
き込むための開閉回路を構成する部分にケーブルの端末
部を接続するケーブルヘッドを必要とし、線路を通して
侵入する雷サージを吸収するために避雷器を必要とす
る。またケーブルの引き込み部には、線路電圧を計測す
る線路用計器用変圧器を設ける必要がある。
【0004】このように避雷器と計器用変圧器とを設け
る場合には、現地でガス絶縁開閉装置の耐電圧試験を行
う際に、試験電圧が避雷器及び計器用変圧器に印加され
るのを防止するために、避雷器及び計器用変圧器を回路
から切り離すことができるようにしておく必要がある。
そのため、この種のガス絶縁開閉装置では、避雷器と計
器用変圧器とを外部から操作可能な簡易断路部を介して
主回路に接続する構成をとることが行われている。
【0005】上記のように、避雷器と計器用変圧器とを
簡易断路部を介して主回路に接続する構成をとる場合に
は、線路用計器用変圧器を容器内に収納して構成した計
器用変圧器エレメントと、避雷器を容器内に収納して構
成した避雷器エレメントとを垂直方向に間隔を隔てて配
置して、両エレメントの間を簡易断路部エレメントを介
して接続することにより避雷器・計器用変圧器ユニット
を構成し、このユニットを、ケーブルヘッドユニットを
含む他のユニットとともに横方向に並設するようにして
いる。
【0006】図5は従来のこの種のガス絶縁開閉装置G
ISの構成を示したもので、その単線結線図は図6に示
す通りである。このガス絶縁開閉装置は、線路ケーブル
Cを2つの母線BUS1 及びBUS2 に接続するための
開閉回路を構成するもので、図6において、CHdはケ
ーブルヘッド、DS1 は一端がケーブルヘッドCHdに
接続された線路側断路器、GCBは線路側断路器DS1
の他端に一端が接続されたガス遮断器、DS21及びDS
22はガス遮断器GCBの他端に一端が接続され、他端が
母線BUS1 及びBUS2 にそれぞれ接続された母線断
路器、ES1 は断路器DS1 とケーブルヘッドCHdと
の間を接続する主回路を接地する接地開閉器、ES21及
びES22は遮断器CBの一端及び他端につながる主回路
をそれぞれ接地する遮断器点検用接地開閉器、CTは遮
断器CBの一端側につながる回路に取り付けられた変流
器である。またLPTはケーブルヘッドCHdにつなが
る主回路に簡易断路部dsを介して接続された線路用計
器用変圧器、LAは同じく簡易断路部dsを介してケー
ブルヘッドにつながる主回路に接続された避雷器であ
る。
【0007】図5において、U1 は図6に示した回路の
内、避雷器LAと線路用計器用変圧器LPTと簡易断路
部とを含む部分をSF6 ガスが封入された容器内に収納
してユニット化した避雷器・計器用変圧器ユニット、U
2 はケーブルヘッドCHdと該ケーブルヘッドにつなが
る接続導体とを含む部分をSF6 ガスが封入された容器
内に収納してユニット化したケーブルヘッドユニット、
U3 は線路側断路器DS1 と接地開閉器ES1 とを含む
部分をユニット化した線路側断路器ユニット、U4 は変
流器CTと接地開閉器ES21とを含む部分をユニット化
した変流器ユニット、U5 は遮断器GCBと母線BUS
1 及びBUS2 と母線断路器DS21及びDS22とを含む
部分をユニット化した遮断器・母線・断路器ユニットで
ある。
【0008】避雷器・計器用変圧器ユニットU1 は、図
5に示すように設置ベース1の上に架台2を介して支持
された円筒状の避雷器容器3内に避雷器(LA)を収納
して構成した避雷器エレメントE11と、避雷器容器3の
上部に絶縁スペーサ4を介して接続された簡易断路部容
器5内に簡易断路部dsを収納して構成した簡易断路部
エレメントE12と、簡易断路部容器5の上部に接続され
た計器用変圧器容器7内に線路用計器用変圧器(LP
T)を収納して構成した計器用変圧器エレメントE13と
により構成されている。
【0009】ケーブルヘッドユニットU2 は、設置ベー
ス1上に架台8を介して支持されたケーブルヘッド容器
9内にケーブルヘッドCHdと接続導体10とを収納し
たものからなっていて、容器9は絶縁スペーサ11を介
して簡易断路部容器5に接続されている。
【0010】図示の線路用断路器ユニットU3 は設置ベ
ース1上に架台12を介して支持された断路器容器13
内に線路用断路器DS1 を収納するとともに、断路器容
器13の下部に接続した接地開閉器容器14内に接地開
閉器ES1 を収納したものからなり、断路器容器13は
絶縁スペーサ15を介してケーブルヘッド容器9に接続
されている。
【0011】変流器エレメントU4 は設置ベース1上に
架台16を介して支持された円筒状の変流器容器17内
に、断路器DS1 とガス遮断器GCBとの間を接続する
主回路導体と、該主回路導体に装着された変流器CT
と、該主回路導体を接地する接地開閉器ES21とを収納
したものからなっていて、容器17が絶縁スペーサ18
を介して断路器容器13に接続されている。
【0012】また遮断器・母線・断路器ユニットU5
は、設置ベース上に固定された操作器箱19の上に支持
された円筒状の遮断器容器20と、容器20内に収納さ
れたガス遮断器GCB及び接地開閉器ES2 と、容器2
0の側面に絶縁スペーサ21及び22を介して接続され
た母線容器23及び24と、母線容器23及び24内に
それぞれ母線BUS1 及びBUS2 を構成する導体と母
線断路器DS21及びDS22とを収納したもので、遮断部
容器20の下部が絶縁スペーサ25を介して変流器容器
17の下部に接続されている。
【0013】簡易断路部容器5内に設けられた簡易断路
部dsは、計器用変圧器LPTと避雷器LAとの間を接
続する接続導体25の中間部に設けられた集電コンタク
ト26と、集電コンタクト26にスライド自在に接触さ
せられた可動コンタクト27と、可動コンタクト27が
接離する固定コンタクト28と、可動コンタクト27を
操作する操作機構29とからなっており、固定コンタク
ト28は絶縁スペーサ11を貫通した導体に接続されて
いる。操作機構29の操作軸29aは、簡易断路部容器
5の端面に導出され、該操作軸29aに図示しない操作
ハンドルを取り付けて該操作軸29aを回転させること
により可動コンタクト27を操作するようになってい
る。
【0014】ケーブルヘッドCHdはその軸線を垂直方
向に向けた状態で設けられていて、該ケーブルヘッドに
は、ケーブルピットから立ち上げられたケーブルCの端
末部30が接続されている。ケーブルヘッドCHdの端
子に水平方向に伸びる主回路導体10が接続され、該主
回路導体10の一端及び他端はそれぞれ絶縁スペーサ1
1及び15を貫通した導体を介して簡易断路部dsの固
定コンタクト28及び線路側断路器DS1 の一端に接続
されている。
【0015】図5に示したガス絶縁開閉装置GISにお
いては、避雷器・計器用変圧器ユニットの簡易断路部d
sを操作する操作軸29aがユニットの並設方向に導出
されていたため、簡易断路部の操作を可能にするために
避雷器・計器用変圧器ユニットU1 をユニット並設方向
の最端部に配置せざるを得ず、ケーブルヘッドユニット
U2 は、避雷器・計器用変圧器ユニットU1 と線路側断
路器ユニットU3 との間に配置せざるを得なかった。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】現地でガス絶縁開閉装
置のケーブルヘッドCHdにケーブルCを接続する際に
は、ガス絶縁開閉装置を据え付けた後、ケーブルヘッド
容器9内のガスを回収し、ケーブルヘッドユニットU2
を分解して、ケーブルの端末処理を行う必要がある。と
ころが従来のガス絶縁開閉装置では、ユニットの並設方
向の最端部に避雷器・計器用変圧器ユニットが配置され
ていたため、ケーブルヘッドユニットを分解する際に
は、避雷器・計器用変圧器ユニットをも分解する必要が
あり、面倒であった。またガス絶縁開閉装置は、クリー
ンな工場内で組み立てられるものであり、その品質を維
持し、信頼性を確保するためには現地でのユニットの分
解を極力避ける必要があるので、上記のように、本来で
あれば分解の必要がないユニットの分解を行うことは装
置の信頼性を維持する上で好ましいとはいえなかった。
さらに、ガス絶縁開閉装置の基礎を構築する場合、基礎
の構造上ケーブルを通すためのケーブルピットは最端部
に設けることが望ましいが、図5のように、ケーブルヘ
ッドユニットU2 を避雷器・計器用変圧器ユニットU1
の隣に配置した場合には、ケーブルピットを最端部に設
けることができなかった。
【0017】本発明の目的は、避雷器・計器用変圧器ユ
ニットを分解することなく、ケーブルヘッドユニットを
簡単に分解してケーブルの端末処理を行うことができる
ようにしたガス絶縁開閉装置を提供することにある。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明は、線路用計器用
変圧器を容器内に収納して構成した計器用変圧器エレメ
ントと、避雷器を容器内に収納して構成した避雷器エレ
メントとを垂直方向に間隔を隔てて配置して該計器用変
圧器エレメントと避雷器エレメントとの間を簡易断路部
エレメントを介して接続した構造を有する避雷器・計器
用変圧器ユニットと、ケーブルヘッドを容器内に収納し
た構造を有するケーブルヘッドユニットとを、開閉装置
を構成する他のユニットとともに横方向に並設してなる
ガス絶縁開閉装置に係わるものである。
【0019】本発明においては、ケーブルヘッドユニッ
トを、ユニットの並設方向の最端部に配置し、避雷器・
計器用変圧器ユニットをケーブルヘッドユニットと他の
ユニットとの間に配置する。
【0020】上記避雷器・計器用変圧器ユニットの簡易
断路部エレメントは、他のユニットとケーブルヘッドユ
ニットとの間を接続するように設けられた主回路導体
と、避雷器と主回路導体との間を開閉する第1の断路部
と、計器用変圧器と主回路導体との間を開閉する第2の
断路部とを簡易断路部容器内に収納することにより構成
する。
【0021】第1の断路部及び第2の断路部をそれぞれ
操作する操作軸は、ユニットの並設方向と直角な方向に
向いた簡易断路部容器の側面から外部に導出する。
【0022】上記のように構成すると、ケーブルヘッド
ユニットがユニット並設方向の最端部に配置されるた
め、現地でケーブルの端末処理を行う際に、避雷器・計
器用変圧器ユニットを分解することなく、ケーブルヘッ
ドユニットのみを分解して作業を進めることができる。
従って、据え付け現地でのケーブルの端末処理作業を容
易に行うことができ、また避雷器・計器用変圧器ユニッ
トを分解する必要がないので、ケーブルの端末処理作業
により装置の信頼性が損なわれるおそれをなくすことが
できる。
【0023】
【発明の実施の形態】図1ないし図4は本発明に係わる
ガス絶縁開閉装置の構成例を示したもので、図1はその
全体的な構成を示した側面図、図2及び図3はそれぞれ
同ガス絶縁開閉装置で用いる避雷器・計器用変圧器ユニ
ットの側面図及び正面図、図4は簡易断路部の要部の構
成を示した拡大断面図である。このガス絶縁開閉装置の
電気的な構成は図5に示した従来の装置と同様であり、
その単線結線図は図6に示したものと同様である。図1
ないし図4に示したガス絶縁開閉装置の各部の内、図5
に示した従来のガス絶縁開閉装置の各部と同等の部分に
は図5と同じ符号を付してある。
【0024】図1においてU1 は避雷器LAと線路用計
器用変圧器LPTと簡易断路部dsとを含む部分をユニ
ット化した避雷器・計器用変圧器ユニット、U2 はケー
ブルヘッドCHdと該ケーブルヘッドにつながる接続導
体とを含む部分をユニット化したケーブルヘッドユニッ
ト、U3 は線路側断路器DS1 と接地開閉器ES1 とを
含む部分をユニット化した線路側断路器ユニット、U4
は変流器CTと接地開閉器ES21とを含む部分をユニッ
ト化した変流器ユニット、U5 は遮断器CBと母線BU
S1 及びBUS2 と母線断路器DS21及びDS22とを含
む部分をユニット化した遮断器・母線・断路器ユニット
である。
【0025】本発明においては、ケーブルヘッドユニッ
トU2 がユニット並設方向の最端部に配置され、該ケー
ブルヘッドユニットU2 と線路側断路器ユニットU3 と
の間に避雷器・計器用変圧器ユニットU1 が配置されて
いる。他のユニットの配列及び構成は図5に示した従来
の装置と同様である。
【0026】ケーブルヘッドユニットU2 は、設置ベー
ス1の上に架台8を介して支持されたケーブルヘッド容
器9と、該ケーブルヘッド容器9内に収納された3相の
ケーブルヘッドCHdとを備えている。ケーブルヘッド
容器9は、軸線を垂直方向に向けた状態で配置された円
筒状の容器本体901の側面にユニット並設方向の両側
に突出した第1及び第2の分岐管部902及び903を
設けたもので、容器本体901の下端を気密に閉じる底
板904に3相のケーブルヘッドCHdがそれぞれの軸
線を垂直方向に向けた状態で取り付けられている。架台
8の下方にはケーブルピットが設けられ、該ケーブルピ
ットから立ち上げられたケーブルCの端末部30がケー
ブルヘッドCHdに接続されている。
【0027】避雷器・計器用変圧器ユニットU1 は、図
2及び図3にも示したように、設置ベース1の上に軸線
を垂直方向に向けた状態で支持された円筒状の避雷器容
器3内に避雷器(LA)を収納して構成した避雷器エレ
メントE11と、避雷器容器3の上部に絶縁スペーサ4を
介して接続された簡易断路部容器5内に簡易断路部ds
を収納して構成した簡易断路部エレメントE12と、簡易
断路部容器5の上部に接続された計器用変圧器容器7内
に線路用計器用変圧器(LPT)を収納して構成した計
器用変圧器エレメントE13とにより構成されている。
【0028】簡易断路部容器5は、軸線を垂直方向に向
けて配置された円筒状の容器本体501と、容器本体5
01の中間部からユニットの並設方向(図1及び図2の
X方向)の両側に突出した第1及び第2の分岐管部50
2及び503と、容器本体501の下部からユニットの
並設方向と直角な方向に突出した第3の分岐管部504
と、容器本体501の上部から第3の分岐管部504と
同方向に突出した小径の第4の分岐管部505とを有
し、容器本体501の下端が絶縁スペーサ4を介して避
雷器容器3の上端に設けられた開口部に気密に接続され
ている。絶縁スペーサ4により簡易断路部容器5と避雷
器容器3との間がガス区分されている。
【0029】線路用計器用変圧器LPTを収納した計器
用変圧器容器7は軸線を垂直方向に向けて配置された円
筒状の容器からなっていて、その下端が簡易断路部容器
5の容器本体501の上端のフランジに気密に接続され
ている。計器用変圧器容器7の下端は絶縁部材により気
密に閉じられていて、該絶縁部材を貫通して、計器用変
圧器LPTの端子50が簡易断路部容器5内に導出され
ている。
【0030】簡易断路部容器5の第1の分岐管部502
は絶縁スペーサ51を介して線路側断路器ユニットU3
の断路器容器13に接続され、第2の分岐管部503は
絶縁スペーサ52を介してケーブルヘッドユニットU2
に接続されている。
【0031】簡易断路部容器5内には、第1及び第2の
分岐管部502及び503の中心軸線と平行に伸びる3
相の主回路導体55u〜55wが収納されている。これ
らの主回路導体55u〜55wの一端は、絶縁スペーサ
51に設けられた3相の埋め込み導体を介して線路側断
路器ユニットU3 内の回路に接続され、主回路導体55
u〜55wの他端は、絶縁スペーサ52に設けられた埋
め込み導体とケーブルヘッド容器9内に設けられた接続
導体56u〜56w(56wは図示せず。)とを介して
U,V,W3相のケーブルヘッドCHdの端子に接続さ
れている。
【0032】3相の主回路導体55u〜55wの中間部
には下方に突出した分岐部55u1〜55w1が設けられ、
図3に示したように、これらの分岐部55u1〜55w1の
下端にそれぞれ3相の固定コンタクト57u〜57w
(57wは図示せず。)が接続されている。
【0033】また簡易断路部容器5と避雷器容器3との
間をガス区分する絶縁スペーサ4に設けられた3相の埋
め込み導体に接続導体58u〜58wの下端が接続さ
れ、これらの接続導体の上端に3相の集電コンタクト5
9u〜59wが接続されている。図3に見られるよう
に、3相の固定コンタクト57u〜57wはそれぞれ集
電コンタクト59u〜59wと軸線を共有した状態でユ
ニットの並設方向と直角な方向(図3のY方向)に対向
するように設けられていて、これらの集電コンタクト5
9u〜59wを摺動自在に貫通した状態で可動コンタク
ト60u〜60w(60wは図示せず。)が設けられて
いる。可動コンタクト60u〜60wは、固定コンタク
ト57u〜57wに接触した状態になる閉路位置と該固
定コンタクト57u〜57wから離れた状態になる開路
位置との間を直線変位し得るように設けられていて、こ
れらの可動コンタクト60u〜60wの固定コンタクト
と反対側の端部にはそれぞれ絶縁操作棒61u〜61w
(61wは図示せず。)の一端が接続されている。絶縁
操作棒61u〜61wの他端は連結板62により連結さ
れ、連結板62を絶縁操作棒61u〜61wの軸線方向
に移動させることにより3相の可動コンタクト60u〜
60wを一括して開閉操作することができるようになっ
ている。
【0034】図4に示したように、連結板62の中央に
は駆動部材70が取り付けられている。簡易断路部容器
5の第3の分岐管部504の先端の開口部を気密に閉じ
るように取り付けられた蓋板63の駆動部材70に対向
する部分にガイド棒71の一端が固定され、このガイド
棒71が駆動部材70に設けられた孔に嵌合されて、駆
動部材70がスライド自在にガイドされている。ガイド
棒71の蓋板63寄りの部分には、ネジが設けられてい
て、該ネジに、駆動部材70の移動範囲を規制するスト
ッパとして機能するナット72が螺合されている。
【0035】蓋板63の内側にはまたフレーム73が固
定され、このフレームに、軸受74を介して第1の操作
軸75の一端が回転自在に支持されている。第1の操作
軸75の他端は蓋板63に軸受76を介して回転自在に
支持されるとともに、回転気密部77を通して外部に導
出されている。第1の操作軸75の外部に導出された端
部には角軸部(断面が正方形状を呈する軸部)75aが
形成されていて、該角軸部75aに図示しない操作ハン
ドルを取り付けることにより、操作軸75を回転させる
ことができるようになっている。
【0036】フレーム73にはまた操作軸75と直角な
方向に伸びる軸78が回転自在に支持され、該軸78に
第1及び第2のレバー79及び80が固定されている。
操作軸75の中間部に固定された駆動板81にピン82
を介してリンク83の一端が連結され、該リンク83の
他端は第1のレバー79の先端にピン84を介して連結
されている。第2のレバー80の先端にはローラ85が
回転自在に支持され、このローラは駆動部材70に形成
された長孔86に遊嵌されている。
【0037】上記固定コンタクト57u〜57wと、摺
動コンタクト59u〜59wと、可動コンタクト60u
〜60wとにより、避雷器LAと主回路導体55u〜5
5wとの間を開閉する第1の断路部が構成されている。
また絶縁操作棒61u〜61w、駆動部材70、ガイド
棒71、フレーム73、第1の操作軸75、リンク8
3、レバー79,80及びローラ85により、第1の断
路部を操作する第1の操作機構87が構成されている。
【0038】3相の主回路導体55u〜55wの内、中
相の主回路導体55vに接続導体90の下端が接続さ
れ、中心軸線を簡易断路部容器5の第4の分岐管部50
5の中心軸線に一致させた状態で配置された固定コンタ
クト91が接続導体90の上端に接続されている。また
簡易断路部容器5内に導入された線路用計器用変圧器L
PTの端子50の下端には、ユニットの並設方向と直角
な方向(図3のY方向)から固定コンタクト91に対向
する集電コンタクト92が接続され、該集電コンタクト
92に可動コンタクト93が摺動自在に嵌合されてい
る。可動コンタクト93は、図3に示したように固定コ
ンタクト91に接触した状態になる閉路位置と、該固定
コンタクト91から離れた状態になる開路位置との間を
直線変位することができるように設けられていて、該可
動コンタクト93の固定コンタクト91と反対側の端部
には絶縁操作棒94の一端が接続されている。
【0039】簡易断路部容器5に設けられた小径の第4
の分岐管部505の先端を気密に閉じるように取り付け
られた板に気密摺動部95が設けられ、該気密摺動部を
スライド自在に貫通した操作棒96が絶縁操作棒94の
他端に連結されている。第4の分岐管部505の外側に
は、第2の操作軸97と、該第2の操作軸の回転運動を
直線運動に変換して操作棒96に伝達するネジ機構98
が設けられ、第2の操作軸97に取り付けられた操作ハ
ンドル99を回転させて第2の操作軸97を回転させる
ことにより操作棒96を直線変位させて、可動コンタク
ト93を開路位置と閉路位置との間で往復変位させるこ
とができるようになっている。
【0040】上記固定コンタクト91と、集電コンタク
ト92と、可動コンタクト93と、絶縁操作棒94と、
第2の操作軸96と、操作ハンドル97により操作され
るネジ機構98とにより、計器用変圧器と主回路導体と
の間を開閉する第2の断路部が構成されている。また上
記操作棒96と、第2の操作軸97と、ネジ機構98
と、操作ハンドル99とにより、第2の断路部を開閉操
作する第2の操作機構100が構成されている。
【0041】ガス絶縁開閉装置の運転中に誤って操作ハ
ンドル99が操作されるのを防止するため、第2の操作
機構100を覆うカバー101が第4の分岐管部505
に着脱可能に取り付けられている。
【0042】他の構成は、図5に示した従来のガス絶縁
開閉装置と同様である。
【0043】上記のガス絶縁開閉装置においては、ユニ
ットの並設方向に対して直角な方向に向いた簡易断路部
容器5の側面側から外部に導出された第1の操作軸75
の角軸部75aに操作ハンドルを取り付けて、第1の操
作軸75を回転させることにより、主回路導体55u〜
55wと避雷器LAとの間を開閉することができる。ま
た同じくユニットの並設方向に対して直角な方向に向い
た簡易断路部容器5の側面側から外部に導出された第2
の操作軸97を操作ハンドル99により回転させること
により可動コンタクト93を直線変位させて、主回路導
体55vと線路用計器用変圧器LPTとの間を開閉する
ことができる。
【0044】上記のように、避雷器・計器用変圧器ユニ
ットの簡易断路部を操作する操作軸をユニット並設方向
と直角な方向に導出すると、該避雷器・計器用変圧器ユ
ニットをユニット並設方向の最端部に配置しなくても、
その簡易断路部を操作することができる。従って、ケー
ブルヘッドユニットはユニット並設方向の最端部に配置
することができる。ケーブルヘッドユニットを最端部に
配置すると、ガス絶縁開閉装置を据え付けた後、現地で
ケーブルの端末処理を行う際に、ケーブルヘッドユニッ
トのみを分解すればよいので、現地でのケーブルの端末
処理作業を容易に行うことができる。また避雷器・計器
用変圧器ユニットを分解する必要がないので、ケーブル
の端末処理作業により装置の信頼性が損なわれるおそれ
をなくすことができる。
【0045】上記の例では、ケーブルヘッドユニット及
び避雷器・計器用変圧器ユニット以外の他のユニットと
して、線路側断路器ユニットU3 と、変流器ユニットU
4 と、遮断器・母線・断路器ユニットU5 とが設けられ
ているが、本発明においてこれら他のユニットの構成は
任意であり、電気所の構成に応じて適宜のユニットが設
けられる。
【0046】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、簡易断
路部を備えた避雷器・計器用変圧器ユニットとケーブル
ヘッドユニットとを設ける場合に、避雷器・計器用変圧
器ユニットの簡易断路部の操作軸をユニット並設方向と
直角な方向に導出することにより、隣接のユニットに邪
魔されることなく簡易断路部を操作し得るようにして、
ケーブルヘッドユニットをユニット並設方向の最端部に
配置するようにしたので、ガス絶縁開閉装置を据え付け
た後、現地でケーブルの端末処理を行う際に、ケーブル
ヘッドユニットのみを分解すればよく、現地でのケーブ
ルの端末処理作業を容易にすることができる。また避雷
器・計器用変圧器ユニットを分解する必要がないので、
ケーブルの端末処理作業により装置の信頼性が損なわれ
るおそれをなくすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるガス絶縁開閉装置の全体的構成
を、一部断面して示した側面図である。
【図2】図1のガス絶縁開閉装置で用いる避雷器・計器
用変圧器ユニットの構造を一部断面して示した側面図で
ある。
【図3】図1のガス絶縁開閉装置で用いる避雷器・計器
用変圧器ユニットの構造を一部断面して示した正面図で
ある。
【図4】図1のガス絶縁開閉装置で用いる避雷器・計器
用変圧器ユニットの操作機構部の構造を拡大して示した
要部拡大断面図である。
【図5】従来のガス絶縁開閉装置の構成例を一部断面し
て示した側面図である。
【図6】本発明に係わるガス絶縁開閉装置及び図5に示
した従来のガス絶縁開閉装置の電気的構成を示した単線
結線図である。
【符号の説明】
U1 避雷器・計器用変圧器ユニット U2 ケーブルヘッドユニット U3 線路側断路器ユニット U4 変流器ユニット U5 遮断器・母線・断路器ユニット 5 簡易断路器容器 LA 避雷器 LPT 線路用計器用変圧器 ds 簡易断路部 CHd ケーブルヘッド 75 簡易断路部の第1の操作軸 97 簡易断路部の第2の操作軸 9 ケーブルヘッド容器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 線路用計器用変圧器を容器内に収納して
    構成した計器用変圧器エレメントと、避雷器を容器内に
    収納して構成した避雷器エレメントとを垂直方向に間隔
    を隔てて配置して該計器用変圧器エレメントと避雷器エ
    レメントとの間を簡易断路部エレメントを介して接続し
    た構造を有する避雷器・計器用変圧器ユニットと、ケー
    ブルヘッドを容器内に収納した構造を有するケーブルヘ
    ッドユニットとを、開閉装置を構成する他のユニットと
    ともに横方向に並設してなるガス絶縁開閉装置におい
    て、 前記ケーブルヘッドユニットは前記ユニットの並設方向
    の最端部に配置され、 前記避雷器・計器用変圧器ユニットは前記ケーブルヘッ
    ドユニットと他のユニットとの間に配置され、 前記避雷器・計器用変圧器ユニットの簡易断路部エレメ
    ントは、前記他のユニットとケーブルヘッドユニットと
    の間を接続するように設けられた主回路導体と、前記避
    雷器と前記主回路導体との間を開閉する第1の断路部
    と、前記計器用変圧器と前記主回路導体との間を開閉す
    る第2の断路部とを簡易断路部容器内に収納した構造を
    有し、 前記第1の断路部及び第2の断路部をそれぞれ操作する
    第1及び第2の操作軸が前記ユニットの並設方向と直角
    な方向に向いた前記簡易断路部容器の側面から外部に導
    出されていることを特徴とするガス絶縁開閉装置。
JP9100226A 1997-04-17 1997-04-17 ガス絶縁開閉装置 Pending JPH10295010A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009232506A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009232506A (ja) * 2008-03-19 2009-10-08 Toshiba Corp ガス絶縁開閉装置

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