JPH10291700A - ウエッブロール収納カセット - Google Patents

ウエッブロール収納カセット

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JPH10291700A
JPH10291700A JP9696197A JP9696197A JPH10291700A JP H10291700 A JPH10291700 A JP H10291700A JP 9696197 A JP9696197 A JP 9696197A JP 9696197 A JP9696197 A JP 9696197A JP H10291700 A JPH10291700 A JP H10291700A
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case
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康弘 柴田
Takashi Azuma
孝志 東
Koushirou Yamaguchi
晃志郎 山口
Atsushi Sugimoto
淳 杉本
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウエッブロール収納カセット11に収納した
ウエッブロール20からの被記録媒体D2の引き出し経
路を正しく且つ容易にセットできるようにする。 【解決手段】 ウエッブロール20の左右両側を保持す
るホルダ体62,63の一側にウエッブロール20の幅
方向に適宜長さで突出する規制片74,75を設け、上
ケース11bと下ケース11aとを枢軸28を中心に開
閉可能としたウエッブロール収納カセット11の収納空
間部27に、規制片74,75が枢軸28と反対側にな
るようにウエッブロール20をセットし、このウエッブ
ロール20の下周面側から被記録媒体D2を引き出し、
プラテン21方向に延伸させると正規の引き出し経路と
なり、上下ケース11b,11aを閉じても、被記録媒
体D2の先端が後退しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、サーマルヘッド等
によるプリンティングのための記録装置に着脱自在に装
着するロール紙等の被記録媒体を収納したウエッブロー
ル収納カセットの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願人は、記録装置の一例として、テ
ープ状ラベル作成装置を提案し、実用化しているが、こ
の装置は、特開平5−84994号公報や特開平8−2
33675号公報に記載のように、キーボード、ディス
プレイ、サーマル記録方式の記録機構を備えた記録装置
本体と、記録テープとインクリボンとを収納したラベル
カセットとからなり、記録装置本体のカセット収納部に
ラベルカセットを取り替え交換可能に装着できるように
構成し、キーボード等にて入力したテキストのキャラク
タやマークに基づいて、サーマルヘッドがインクリボン
を介して記録テープに印字記録し、ファイルの背表紙等
に貼着するのに適したラベルを作成することができるも
のである。
【0003】前記記録テープは、従来では6mm〜24mm
程度の細巾のものを使用していたが、近年ではさらに広
幅の記録テープに記録し、例えば案内板とかプライスカ
ードのごときものに使用することが所望されるようにな
った。そのため、本出願人は、先に、特願平8−294
710号において、前記記録装置の本体ケース内に、広
幅の被記録媒体をロール状に巻回したもの(以下、ウエ
ッブロールという)をセットし、サーマルヘッドを被記
録媒体の搬送方向と直交する方向に往復移動させながら
印字・記録する構成を提案した。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウエッ
ブロールを直接セットするためには、記録装置の本体ケ
ースを開いた状態で、本体ケース内のプラテンとサーマ
ルヘッドとの印字部の箇所まで前記被記録媒体の先端を
引き出す作業が必要となり、前記印字部の近傍には、被
記録媒体を搬送するための搬送機構等が配置され、構造
が複雑な箇所であるため、被記録媒体のセット作業が困
難となり手間が掛かるという問題があった。
【0005】この不便さを解消するため、ウエッブロー
ル収納カセット内にウエッブロールを着脱自在に装着
し、このウエッブロール収納カセットを本体ケースの装
着部に挿入する構成が考えられるが、この場合、被記録
媒体の残量に応じてウエッブロールの径が変わり、その
径の大小に応じて被記録媒体の走行経路が変わってしま
い、ウエッブロール収納カセット内にウエッブロールを
正しくセットすることが難しかった。
【0006】本発明は、この問題を解決すべくなされた
ものであって、ロール状の被記録媒体(ウエッブロー
ル)のセット作業を簡単に実行でき、且つ装着(セッ
ト)に誤りがある場合には、被記録媒体の引き出しが困
難になるように規制できるようにしたウエッブロール収
納カセットを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明のウエッブロール収納カセッ
トは、開閉可能な下ケースと上ケースとからなり、該両
上下ケースの間にロール状の被記録媒体が収納される収
納空間部を備えたウエッブロール収納カセットであっ
て、被記録媒体を引き出す通路を備えた先端放出部と、
先端放出部と前記収納空間部と間の側ガイド板とを備え
る一方、前記収納空間部内に配置した支持部に、ロール
状の被記録媒体の両側部を回転可能に支持するホルダ体
を着脱自在に装着可能となるように構成し、前記ホルダ
体には、ロール状部分から引き出される被記録媒体の引
き出し位置を規制する規制手段を備えたものである。
【0008】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のウエッブロール収納カセットにおいて、前記ホ
ルダ体は、ケースに対して回動不能であり、前記規制手
段は、前記側ガイド板に沿う正規の位置に被記録媒体を
引き出し、被記録媒体が不正規の位置から引き出された
ときに、当該被記録媒体に干渉するように構成したもの
である。
【0009】さらに、請求項3に記載の発明は、請求項
1または請求項2のいずれかに記載のウエッブロール収
納カセットにおいて、前記ホルダ体はケースに対して回
動不能であり、規制手段は、不正規の位置から引き出さ
れた被記録媒体と、上下両ケースを閉じたときに干渉
し、引き出された被記録媒体の先端部を前記先端放出部
から後退させるように構成したものである。
【0010】そして、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のウエッブロール収納
カセットにおいて、前記規制手段は、前記各ホルダ体か
ら被記録媒体の幅方向中央部に向かって適宜長さだけ突
出するように構成されているものである。請求項5に記
載の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の
ウエッブロール収納カセットにおいて、前記ロール状の
被記録媒体の収納部側を中心にして上ケースと下ケース
とを開閉回動可能に構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明を具体化した実施形
態について説明する。本実施の形態の記録装置は、図1
及び図2に示されているように、ひらがな、漢字、記号
等の多数のキャラクタもしくはマーク等を、広幅もしく
は細幅の被記録媒体(記録テープ)に印字するテープ印
字装置1であって、このテープ印字装置1の本体ケース
2内には、第1の被記録媒体としての細幅の被記録媒体
D1に印字・記録するテープステーションTSと第2の
被記録媒体としての広幅の被記録媒体D2に印字・記録
するワイドステーションWTとの2箇所のステーション
を有する。
【0012】キーボード3には、改行キー、ひらがな等
のキャラクタ、記号等の文字キー、実行キーなどのファ
クションキー等が配置されている。キーボード3とテー
プ印字装置1とをケーブル4にて接続し、各種データや
指令信号をテープ印字装置1内の制御部(図示せず)に
伝送する。図1に示す本体ケースの右部位には液晶表示
部等のディスプレイ5が設けられ、前記キーボード3か
ら入力されたキャラクタ等が表示されると共に、各種指
示も表示することができる。
【0013】本体ケース2の左部位に設けられた開閉可
能なカバー体6を開いて、前記細幅の被記録媒体D1と
インクリボンとを収納したテープカセット7を、テープ
ステーションTSに位置させたキャリッジ8にセット
し、キャリッジ8に設けられた印字部としてのサーマル
ヘッド10と、サーマルヘッド10に対して接離可能に
構成されたプラテンローラ(図示せず)との間に被記録
媒体D1とインクリボンとを搬送して印字し、インクリ
ボンはテープカセット7内に巻き込み、被記録媒体D1
を本体ケース2の左端の排出口9から放出する。このと
き、排出口9近傍に配置されたカッター手段により被記
録媒体D1を適宜長さに切断することができる。
【0014】本体ケース2内の右部位に位置するワイド
ステーションWTにて前記被記録媒体D2に印字・記録
する場合、後述するように、広幅の被記録媒体D2をロ
ール状に巻回したもの(以下、ウエッブロール20とい
う)が収納されたウエッブロール収納カセット11を、
本体ケース2の後部の装着部としての挿入口12から着
脱自在に装着することができる。ワイドステーションW
Tにおいて、前記被記録媒体D2に対してシリアル記録
モードにて印字・記録するため、ウエッブロール収納カ
セット11の先端から本体ケース2の前面の排紙口13
に向かってX方向に搬送される被記録媒体D2に対して
直交する方向(Y方向)にサーマルヘッド10が移動し
ながら印字動作を実行する。そのため、前記カバー体6
を開いて、単色もしくはカラーのインクリボンを収納し
たリボンカセット14をキャリッジ8に取り替え自在に
装着できるように構成されている。なお、被記録媒体D
2が感熱紙である場合には、リボンカセット14は不要
であり、サーマルヘッド10により直接的に印字・記録
可能である。また、本体ケース2内の排紙口13近傍に
は、被記録媒体D2を前記Y方向に沿って切断するため
のロータリ式カッター手段81が配置されている(図1
3(a)参照)。
【0015】前記サーマルヘッド10及び必要に応じて
リボンカセット14を搭載したキャリッジ8はY方向に
長いガイド軸15に沿って移動可能に支持され、ステッ
プモータ16により駆動する駆動プーリ18aと従動プ
ーリ18bとに巻掛けられたタイミングベルト17の一
箇所に連結されたキャリッジ8は、前記Y方向に沿って
往復移動可能に構成されている。
【0016】キャリッジ8に搭載されたサーマルヘッド
10は、ウエッブロール収納カセット11の先端寄り部
位(放出部近傍)の上面に露出させた平板状のプラテン
21と対面するように配置されている。また、ウエッブ
ロール収納カセット11の先端部位の下方側には用紙搬
送主ローラとしての駆動ローラ22が後述する回動手段
24bを介して設けられ、上方側にはピンチローラ23
が位置固定的に配置され、駆動モータ及びギヤ等の搬送
駆動機構24aにより前記駆動ローラ22が回転駆動さ
れる。
【0017】次に、図3〜図11を参照しながら、ウエ
ッブロール収納カセット11の構成について説明する。
ウエッブロール収納カセット11は、ウエッブロール2
0の左右両側を着脱自在に支持する支持部25,26付
の下ケース11aとウエッブロール20の上方を覆うこ
とができる収納空間部27を有する上ケース11bとか
らなり、両ケース11a,11bは合成樹脂材による射
出成形により成形されている。
【0018】そして、下ケース11aには、図8に示す
ように、前記左右両側の支持部25,26に装着された
ウエッブロール20から引き出された部分の左右両側縁
を案内するための側ガイド板29,30及び葉書等の単
票の下面を案内するトレイ31とプラテン21とが配置
されるノーズ部32が備えられている。他方、上ケース
11bの前記収納空間部27から延びる平坦部33は前
記側ガイド板29,30及びトレイ31の上方を覆うよ
うに形成され、且つ前記プラテン21の上方を露出する
平面視ほぼ矩形状の開口部34が形成されている。さら
に、ノーズ部32の先端寄り部位には、前記駆動ローラ
22が下面側から臨むことができる平面視矩形状の横長
の貫通孔35が上下方向に貫通するように形成され、平
坦部33にも、前記貫通孔35の上側にて貫通孔36が
上下方向に貫通するように形成され、貫通孔36の上方
からピンチローラ23が臨むことができるように構成さ
れている(図5参照)。
【0019】ウエッブロール収納カセット11は、前記
収納空間部27に近い側において、枢軸28を中心にし
て下ケース11aに対して上ケース11bが開閉可能に
枢着され(図6参照)、ノーズ部32と平坦部33とが
合わさった状態にて前記本体ケース2における挿入口1
2から挿入するものとする。また、図5に示すように、
前記ノーズ部32と平坦部33とが合わさった状態にて
その両者の間に前記被記録媒体D2が挿通して前記両者
の先端放出部から被記録媒体D2が放出される通路80
が形成されている。
【0020】図6及び図7に示すように、下ケース11
aのノーズ部32の左右両側には、係止爪体37が各々
外向き回動可能に枢支され、上ケース11bの平坦部3
3における左右両側下面に穿設される等した係止部38
に対して係止爪体37の上部を左右中央方向に回動させ
るとき(図7の実線状態参照)、当該係止爪体37の爪
部37aが係合し、係止爪体37の上部を左右外側に回
動するとき(図7の二点鎖線状態参照)、前記爪部37
aが係止部38から外れるように構成されている。ま
た、図3、図4、図6及び図7に示すように、下ケース
11aの左右両側には、ウエッブロール収納カセット1
1の挿入方向前端側が開放された略直線状で断面外向き
コ字状の案内溝39が前記ノーズ部32に沿って形成さ
れ、該各案内溝39の長手方向中途部には、下側に開放
された切欠き部40を有し、ウエッブロール収納カセッ
ト11の挿入方向の後端側には、行き止まりのストッパ
ー部41を備え、このストッパー部41には後述する横
向き円柱状の後ガイド突起46を着脱自在に係合する位
置保持手段としての係止バネ板42の基端がねじ43等
にて固定されている。
【0021】前記本体ケース2における挿入口12の左
右両側には、図3及び図4に示すように、ウエッブロー
ル収納カセット11の挿入方向に沿って長手のガイド枠
44が、ウエッブロール収納カセット11の左右両側面
とほぼ摺接するようにして配置固定されている。各ガイ
ド枠44には、ウエッブロール収納カセット11におけ
る前記左右両側の案内溝39に摺動自在に嵌挿できる前
後一対のガイド突起手段として、ウエッブロール収納カ
セット11の挿入方向の前部寄り部位に前ガイド突起4
5と、これから後方向に適宜隔てた位置に後ガイド突起
46とを、当該後ガイド突起46の設置高さ位置が前ガ
イド突起45の設置高さ位置よりも高い位置となるよう
にして突設する(図4参照)。また、前ガイド突起45
と後ガイド突起46との間隔は、前記後ガイド突起46
が前記ストッパー部41にセットされた位置にて前ガイ
ド突起45が前記切欠き部40の位置に臨むように設定
する(図3及び図4参照)。さらに、少なくとも一方の
ガイド枠44に設けた板ばね47を前記ウエッブロール
収納カセット11の側面、好ましくは案内溝39に摺接
させて、当該ウエッブロール収納カセット11が左右方
向に振れないように拘束させるものである(図3参
照)。
【0022】次に、ウエッブロール収納カセット11の
先端放出部側を前記ガイド突起手段に沿う挿入位置と、
被記録媒体D2の搬送経路に沿う上昇位置とに選択的に
回動させるための回動手段24bの構成について説明す
る。図4に示すように、本体ケース2内には、搬送経路
59を挟んで上側に配置されたブラケット48に、複数
のピンチローラ23の両端を回転自在に支持する支枠5
0を上下動可能に装着させ、該支枠50をばね49にて
下向き付勢する。前記搬送経路59の下方には、枢軸5
1に回転可能に枢支された支持アーム52に、前記複数
のピンチローラ23と対峙する用紙搬送主ローラとして
の長手の駆動ローラ22を支持させる一方、前記支持ア
ーム52の背面に当接する押圧コロ53を備えた作動ア
ーム54の基端を軸55を中心に回動するようにレバー
56を備える。
【0023】また、図4に示すように、支持アーム52
には、駆動ローラ22の支持位置から下方に延び、支持
アーム52の時計方向への回動時に、ウエッブロール収
納カセット11のノーズ部32の先端部位下面に係合し
て、ウエッブロール収納カセット11の先端部分を上方
へ持ち上げる第1係合部52aと、枢軸51近傍から上
ケース11bの先端部位上方へ延び、支持アーム52の
反時計方向への回動時に、上ケース11bの先端部位上
面に係合し、ウエッブロール収納カセット11の先端部
分を下方に押し下げる第2係合部52bとが一体形成さ
れている。
【0024】次に、前記ウエッブロール収納カセット1
1に対するウエッブロール20の着脱自在な装着構造に
ついて説明する。図9に示すように、幅寸法H1のウエ
ッブロール20はコア体としての紙管61に巻回されて
あり、左右一対のホルダ体62、63に対してウエッブ
ロール20を回転可能に装着するにあたり、一方のホル
ダ体62の内径ボス部62aに弾性的に設けられた複数
の係合爪64は、紙管61の内径部に嵌合する所定長さ
の連結管65の一側部に穿設された複数の係合孔66に
係脱できる。また、前記連結管65の他側部に弾性的に
設けられた複数の係合爪67は、他方のホルダ体63の
内径ボス部63aに穿設された複数の係合孔68に係脱
できるように構成されている。
【0025】連結管65を介してウエッブロール20の
左右両側に配置されたホルダ体62,63は当該ウエッ
ブロール20の左右両側縁に近接し、この側縁を保護す
るものである。従って、ウエッブロール20の幅寸法に
応じて対応する長さの連結管65を用意しておけば良
い。また、ウエッブロール20の幅寸法が最も短い場合
には、一方のホルダ体62における係合爪64が他方の
ホルダ体63における係合孔68に対して前記紙管61
の内径部で係脱させれば良い。
【0026】一方のホルダ体62の中心部から外向きに
突出した支持ボス部62bは、前記一方の支持部26の
上向き開放状の支持溝(図示せず)に上方から嵌合可能
であり、他方のホルダ体63の中心部から外向きに突出
した支持ボス部63bは、前記他方の支持部25の上向
き開放状の支持溝(図示せず)に上方から嵌合可能に構
成され、そして、左右両側のホルダ体62,63ごとウ
エッブロール20を交換できるようにされている。前記
一方の支持部26と側ガイド板30とは一体的に形成さ
れており、ウエッブロール20の幅寸法H1に応じて前
記他方の支持部25に対して遠近可能に横移動できるよ
うに構成され、その場合、側ガイド板30の上端の突起
ガイド(図示せず)が図8に示されたような上ケース1
1bにおける平坦部33の下面に形成されたガイド溝6
9に沿って平行移動するように構成されている。
【0027】なお、図9及び図10に示すように、前記
ホルダ体63の内径ボス部63aに回転自在に被嵌する
大径のスリーブ79から一体的に突出する係合爪部79
aを前記ウエッブロール20の内径の紙管61の一側に
切欠き形成された複数の凹所61aに嵌合させる一方、
他方の支持部26の近傍において、下ケース11aに基
端をねじ70にて固定した板ばね状のブレーキ体71を
前記スリーブ79の外周面に摺接させることにより(図
5参照)、ウエッブロール20が不用意に回転しないよ
うに拘束される。
【0028】左右両ホルダ体62,63が回転不能に装
着される構成として、ホルダ体63の一側に半径外向き
に突設したロール幅検出用センサ部63cを下ケース1
1aの所定箇所に形成されている開口に嵌合させる。こ
れにより、ロール幅検出用センサ部63cはウエッブロ
ール収納カセット11の外へ露出する。他の実施形態と
して、支持ボス部62b、63bの外周面を異径に形成
し、支持部25,26に対して各々回転不能に支持され
るように構成しても良い。
【0029】また、上ケース11bにおける収納空間部
27には、ウエッブロール20の最外周面に対して捩じ
りばね73の付勢力により摺接押圧する被記録媒体D2
の緩み止め体72が複数配置されている(図5参照)。
前記ブレーキ体71及び緩み止め体72は、ウエッブロ
ール20が不用意に回転しないように拘束したり、被記
録媒体D2が緩まないように作用するだけではなく、そ
れらの付勢力が、被記録媒体D2の搬送時には、搬送方
向に対する負荷として作用する。従って、前記被記録媒
体D2は、適度に張った状態で搬送されることとなり、
精度良く搬送されることになる。
【0030】さらに、前記左右両側のホルダ体62,6
3には、ウエッブロール20から引き出された被記録媒
体D2を、その左右両側縁が側ガイド板29,30に沿
うように装着することが容易に行えるように、被記録媒
体D2のウエッブロール20からの引き出し位置をホル
ダ体62,63の下方に規制する規制手段が設けられて
いる。そして、この規制手段は、被記録媒体D2が不正
規の経路で引き出されると干渉し、且つ上ケース11b
を閉じたときには、引き出された被記録媒体D2の先端
部を前記先端放出部から後退させるように構成したもの
である。
【0031】この規制手段の一例として、図9〜図11
に示すように、両ホルダ体62,63の外周面一側から
平面視L字状の規制片74,75をウエッブロール収納
カセット11の幅中央方向に適宜長さだけ突設させる。
この構成により、ウエッブロール20から巻き解かれる
被記録媒体D2が両ホルダ体62,63の下方を通過す
るように引き出して、ウエッブロール20を下ケース1
1aにセットすると、被記録媒体D2は、その残量の大
小に拘らず常に両ホルダ体62,63の下方位置からそ
の左右両側縁が側ガイド板29,30に沿うように引き
出されることとなるので、容易に被記録媒体D2を側ガ
イド板29,30間にセットすることができる。また、
被記録媒体D2がウエッブロール20の上周面側から引
き出されるとき、もしくはウエッブロール20の下周面
側から両規制片74,75の上を越えるように引き出さ
れるときには両規制片74,75の存在にて被記録媒体
D2が大きく屈曲させられる等の干渉を受けるように規
制される。引き出される被記録媒体D2は、上ケース1
1bの下面に設けた案内回転軸76の下面に摺接しなが
ら開口部34の箇所でプラテン21の上面を通過し、ウ
エッブロール収納ケース11の先端放出部から搬送経路
59に排出されるものである。
【0032】次に、図6、図8、図12及び図13を参
照しながら、ウエッブロール収納カセット11内に収納
されたウエッブロール20から被記録媒体D2を引き出
してセットする構成について説明する。ウエッブロール
収納カセット11の先端放出部における前記通路80を
開閉するためのシャッター82は、縦片82aと底横片
82bとの間に横長の挿通開口83を備えた断面L字状
に形成されており、シャッター82の左右両側片82c
は前記縦片82a及び底横片82bの左右両側端を連設
するものであり、該左右両側片82cに穿設された軸孔
84は、下ケース11aの左右両側の支軸85a,85
bに回動自在に枢支され、一方の支軸85aに巻回した
捩じりばね86により常時は挿通開口83が前記通路8
0と一致せず、縦片82aて通路80の前方が塞がれる
ように付勢されている(図12(a)及び図13(b)
の状態参照)。
【0033】そして、図示しない略水平状の当接片を前
記縦片82a等に連設して設け、前記回動手段24bに
てウエッブロール収納カセット11の先端放出部側を搬
送経路59と一致するように上向き回動させるとき、本
体ケース2内に下向きに突設した押当て体87が前記当
接片の上側を押して、図12(b)及び図13(a)に
示すように、縦片82aと底横片82bと間の挿通開口
83が前記通路80及び搬送経路59と一致するように
シャッター82を回動させるものである。
【0034】次に、前記構成による、ウエッブロール収
納カセット11へのウエッブロール20の装着、位置決
めセット作業、並びに記録装置1へのウエッブロール収
納カセット11の着脱操作について説明する。まず、本
体ケース2から取り外したウエッブロール収納カセット
11の上ケース11bを下ケース11aに対して、図6
の二点鎖線で示すように収納空間部27寄りの枢軸28
を中心にして開く。次いで、左右両ホルダ体62,63
付のウエッブロール20を下ケース11aの左右両支持
部25,26に載置する。このとき、図5に示すよう
に、被記録媒体D2がウエッブロール20の下周面から
引き出されるようにセットすると、左右両ホルダ体6
2,63における規制片74,75の下端側を前記引き
出された被記録媒体D2が通過することになる。そし
て、下ケース11aと上ケース11bとの前記先端放出
部側は大きく開放されているので、前記引き出された被
記録媒体D2の先端を前記シャッター82の縦片82a
に当接するまで延伸させた状態で、下ケース11aに対
して上ケース11bを閉じると、上ケース11bの下面
の案内回転軸76にて被記録媒体D2の広幅面を若干押
すことになるが、被記録媒体D2の先端が前記シャッタ
ー82における縦片82aから離れても、前記通路80
中において貫通孔35よりも搬送上流側に大きく後退す
ることはなく、後述するように装着部にセットしたとき
にピンチローラ23と駆動ローラ22とによる挟持搬送
が不能になることはない。さらに、図13(b)に図示
するリミットスイッチ78により被記録媒体D2の始端
側を検出することができる。
【0035】これに対して、例えば、図5の経路K1で
示すように、ウエッブロール20の上周面側から被記録
媒体D2が引き出されるようにセットすると、当該被記
録媒体D2の表面が規制片74、75の下端縁にて大き
く屈曲されたのち、上ケース11bを閉じたとき案内回
転軸76の箇所でさらに屈曲されるから、最初に被記録
媒体D2の先端をシャッター82の箇所にまで届くよう
に延伸させていても、上ケース11bを閉じると、前記
屈曲作用により被記録媒体D2の先端が大きく後退し、
前記リミットスイッチ78による被記録媒体D2の感知
ができなくるので、セットエラーを検出できるのであ
る。図5の経路K2や経路K3の場合は被記録媒体D2
の表面が規制片74、75の上端縁にて屈曲されたの
ち、上ケース11bを閉じたとき案内回転軸76の箇所
でさらに大きく屈曲されるから、前記経路K1のときと
同様にセットエラーを検出できるのである。このような
誤ったセットの場合、前記リミットスイッチ78による
検出がなくても、ピンチローラ23と駆動ローラ22に
よる被記録媒体D2の引き出し抵抗力が大幅に増大し
て、被記録媒体D2が円滑に搬送できなくなる搬送エラ
ーが発生し、前記セットエラーを認識することができ
る。
【0036】前述の正規の経路にてセットした被記録媒
体D2をウエッブロール収納カセット11の先端放出部
側まで引き出しておき、前記先端放出部側を図3に示す
ように、本体ケース2における挿入口12から左右両側
のガイド枠44,44の間に差し込むにあたり、図4に
示すように、ウエッブロール収納カセット11の先端放
出部側を若干下向きに傾斜させて押し込むと、両ガイド
枠44,44の内面に突設した前後一対のガイド突起手
段としての後ガイド突起46及び前ガイド突起45が順
次案内溝39の前端開放側から入り込む。そして、後ガ
イド突起46が案内溝39の後端におけるストッパー部
41に当接すると、後ガイド突起46の上面が係止バネ
板42にて弾性的に係止される。前記後ガイド突起46
が前記ストッパー部41にセットされた位置にて前ガイ
ド突起45が前記切欠き部40の位置に臨み、ウエッブ
ロール収納カセット11の先端放出部は駆動ローラ22
の上方位置に臨むことになる。
【0037】次いで、レバー56を図4の反時計回りに
回動させると、作動アーム54に取りつけられた押圧コ
ロ53を介して支持アーム52を時計回りに回動させ、
これにより支持アーム52の第1係合部52aが前記ウ
エッブロール収納カセット11の先端放出部を押し上げ
る。このとき、円柱状の後ガイド突起46を箇所を中心
にして反時計回りに回動し、前ガイド突起45は案内溝
39の中途部下側の切欠き部40に嵌まり込んで、ウエ
ッブロール収納カセット11は前後移動不能となる。前
記レバー56は、図示しない係止手段により、上位置に
て固定される。
【0038】そして、ウエッブロール収納カセット11
の先端放出部が搬送経路59に一致すると、本体ケース
2側の押当て体87にてシャッター82を回動させ、当
該シャッター82における挿通開口83が搬送経路59
と一致する(図12(b)及び図13(a)参照)。ま
た、ウエッブロール収納カセット11を本体ケース2に
装着した状態において、下ケース11aの所定箇所に形
成されている開口から露出しているロール幅検出用セン
サ部63cと対向する本体ケース2の所定箇所には、図
4に示すように、カセット検出用スイッチ79が配置さ
れており、ウエッブロール収納カセット11の先端放出
部が持ち上げられ、ウエッブロール収納カセット11が
前後移動不能となるセット状態に至ると、ロール幅検出
用センサ部63cがカセット検出用スイッチ60を押下
し、該カセット検出用スイッチ60を作動させる。この
カセット検出用スイッチ60の作動により、ウエッブロ
ール収納カセット11のセット状態及びウエッブロール
20の幅や種類が検出される。他方、ブラケット48に
設けられた図示しないセンサ手段により、駆動ローラ2
2のセット状態を感知する。また、リミットスイッチ7
8により被記録媒体D2の先端が検出される。この状態
では、図4の二点鎖線で示すように、ウエッブロール収
納カセット11における被記録媒体D2が搭載されたプ
ラテン21は、印字部であるサーマルヘッド10に対峙
して近接することになり、且つウエッブロール収納カセ
ット11の先端放出部に位置する被記録媒体D2の上下
面はピンチローラ23と駆動ローラ22とで挟持されて
いるので、被記録媒体の搬送不良は発生せず、印字動作
を開始すると、サーマルヘッド10は、X方向に搬送さ
れる広幅の被記録媒体D2に対して直交するY方向に往
復移動しながら印字動作を実行することができる(図2
参照)。
【0039】紙ジャムが発生した場合には、前記レバー
56を図4の時計回りに回動させて、ピンチローラ23
及び駆動ローラ22による被記録媒体D2の拘束を解除
すると共に、支持アーム52を反時計回りに回動させ
て、第2係合部52bによりウエッブロール収納カセッ
ト11の先端放出部を押し下げる。先端放出部が下向き
に姿勢変更されたウエッブロール収納カセット11を挿
入部12から引き出せば、詰まった被記録媒体D2を簡
単に除去することができる。この場合、前記前ガイド突
起45は切欠き部40から案内溝39内に入るように復
帰する。
【0040】このように、ウエッブロール収納カセット
11はその先端放出部側が挿入口12の箇所において、
下向きの傾斜姿勢であるときのみ、当該ウエッブロール
収納カセット11の着脱作業が可能となるので、ユーザ
ーはウエッブロール収納カセット11のセット位置(セ
ット姿勢)を誤って操作することがない。ウエッブロー
ル収納カセット11の姿勢変更のための回動手段に駆動
ローラ22を設けることにより、被記録媒体D2の挟持
搬送や挟持開放作業と、前記姿勢変更作業とが同時に実
行でき、構造も簡単になるという効果を奏する。
【0041】そして、姿勢変更するウエッブロール収納
カセット11側にプラテン21を設けることにより、被
記録媒体D2を搬送するときに同時にプラテン21が印
字部に接近し、逆にウエッブロール収納カセット11を
着脱するときには、プラテン21が印字部から離れてい
るので、当該印字部での被記録媒体D2のジャム処理も
簡単となると共にプラテン21と印字部との接離機構を
別途必要とせず、記録装置の構成が簡単になるという効
果も奏する。
【0042】なお、前記の実施形態の変形例として、搬
送経路59を挟んで上方側には用紙搬送主ローラとして
の駆動ローラ22が回動手段24bを介して設けられ、
下方側にピンチローラ23が位置固定的に配置されてい
る場合には、ウエッブロール収納カセット11の先端放
出部側が上向き傾斜姿勢であるときのみ、ウエッブロー
ル収納カセット11の着脱作業が可能となるように、切
欠き部40を案内溝39の上面側に形成すれば良い。ま
た、上ケース11bと下ケース11aとは分離され、略
平行状に上下ケース11b,11aを合わせて係合する
ように構成しても良い。
【0043】本発明において、印字部はサーマルヘッド
に限らず、インクジェット式の印字ヘッド部であっても
良い。
【0044】
【発明の効果】以上に詳述したように、請求項1に記載
の発明のウエッブロール収納カセットは、開閉可能な下
ケースと上ケースとからなり、該両上下ケースの間にロ
ール状の被記録媒体が収納される収納空間部を備えたウ
エッブロール収納カセットであって、被記録媒体を引き
出す通路を備えた先端放出部と、先端放出部と前記収納
空間部と間の側ガイド板とを備える一方、前記収納空間
部内に配置した支持部に、ロール状の被記録媒体の両側
部を回転可能に支持するホルダ体を着脱自在に装着可能
となるように構成し、前記ホルダ体には、ロール状部分
から引き出される被記録媒体の引き出し位置を規制する
規制手段を備えたものである。
【0045】このように構成すると、ロール状に巻いた
被記録媒体の左右両側縁が一対のホルダ体にて囲まれて
保護されているから、ロール状に巻いた被記録媒体のみ
を運搬したり、ウエッブロール収納カセットの収納部に
セットする場合に比べて、ロールの左右両側縁を他の部
品に衝突させるなどのおそれがなく、被記録媒体の不良
発生を確実に防止することができるという効果を奏す
る。そして、被記録媒体は、規制手段により引き出され
る位置が規制されるので、被記録媒体を収納空間部から
側ガイド板に沿うように引き出すことができ、ロール状
の被記録媒体を容易に装着することができる。
【0046】また、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載のウエッブロール収納カセットにおいて、前記ホ
ルダ体は、ケースに対して回動不能であり、前記規制手
段は、前記側ガイド板に沿う正規の位置に被記録媒体を
引き出し、被記録媒体が不正規の位置から引き出された
ときに、当該被記録媒体に干渉するように構成したもの
である。
【0047】このように構成すると、被記録媒体を不正
規の位置から引き出すと、当該被記録媒体と規制手段と
が互いに干渉し合い、被記録媒体の搬送が円滑にできな
くなるので、ユーザーは誤った装着であることが容易に
確認できるという効果を奏する。また、請求項3に記載
の発明は、請求項1または請求項2のいずれかに記載の
ウエッブロール収納カセットにおいて、前記ホルダ体は
ケースに対して回動不能であり、規制手段は、不正規の
位置から引き出された被記録媒体と上下両ケースを閉じ
たとき干渉し、引き出された被記録媒体の先端部を前記
先端放出部から後退させるように構成したものである。
【0048】このように構成すれば、規制手段は被記録
媒体を不正規の位置から引き出すと、当該被記録媒体と
上下両ケースを閉じたとき干渉し、引き出された被記録
媒体の先端部を前記先端放出部から後退させられるか
ら、その状態の変化を確認したり検出することが至極容
易となり、セットエラーを一層容易に認識できるという
効果を奏するのである。
【0049】さらに、請求項4に記載の発明は、請求項
1乃至請求項3のいずれかに記載のウエッブロール収納
カセットにおいて、前記規制手段は、前記各ホルダ体か
ら被記録媒体の幅方向中央部に向かって適宜長さだけ突
出するように構成されているものである。このように構
成すれば、ロール幅の異なる場合にも、左右両ホルダ体
を共通にして使用することができ、且つロール幅が狭い
ものに適用するときも左右両側の規制手段同士が互いに
干渉し合うという不都合もないという効果を奏する。
【0050】そして、請求項5に記載の発明は、請求項
1乃至請求項4のいずれかに記載のウエッブロール収納
カセットにおいて、前記ロール状の被記録媒体の収納部
側を中心にして上ケースと下ケースとを開閉回動可能に
構成したものであるから、収納空間部にロール状の被記
録媒体を収納し、その先端側を引き出してウエッブロー
ル収納カセットの先端放出部の通路に臨ませるとき、当
該先端放出部側が大きく開いていることになり、被記録
媒体の先端部のセット作業がきわめて容易にでき、しか
も、上下両ケースを閉じたときの被記録媒体の先端部の
後退作用を大きくできるという効果を奏するのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の記録装置の一実施形態であるテープ印
字装置及びウエッブロール収納カセットの斜視図であ
る。
【図2】テープ印字装置の概略平面図である。
【図3】ウエッブロール収納カセットの装着部の一部切
欠き平面図である。
【図4】図3のIV−IV線矢視断面図である。
【図5】図3のV−V線矢視側断面図である。
【図6】ウエッブロール収納カセットの側面図である。
【図7】図6のVII −VII 線矢視断面図である。
【図8】上ケースを除いた状態の下ケースの平面図であ
る。
【図9】ウエッブロール、左右両ホルダ体及び連結管の
斜視図である。
【図10】ウエッブロールに左右両ホルダ体を装着した
状態の断面図である。
【図11】図10のXI−XI線矢視一部切欠き断面図であ
る。
【図12】(a)はシャッターを閉じた状態の一部切欠
き斜視図、(b)はシャッターを開いた状態の一部切欠
き斜視図である。
【図13】(a)はシャッターを開いた状態の要部拡大
側断面図、(b)はシャッターを閉じた状態の要部拡大
側断面図である。
【符号の説明】
D2 被記録媒体 2 本体ケース 10 サーマルヘッド 11 ウエッブロール収納カセット 11a 下ケース 11b 上ケース 20 ウエッブロール 21 プラテン 22 駆動ローラ 23 ピンチローラ 24a 搬送機構 24b 回動手段 28 枢軸 35,36 貫通孔 59 搬送経路 62,63 ホルダ体 65 連結管 74,75 規制片 76 案内回転軸 80 通路
フロントページの続き (72)発明者 杉本 淳 名古屋市瑞穂区苗代町15番1号 ブラザー 工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 開閉可能な下ケースと上ケースとからな
    り、該両上下ケースの間にロール状の被記録媒体が収納
    される収納空間部を備えたウエッブロール収納カセット
    であって、 被記録媒体を引き出す通路を備えた先端放出部と、 先端放出部と前記収納空間部と間の側ガイド板とを備え
    る一方、 前記収納空間部内に配置した支持部に、ロール状の被記
    録媒体の両側部を回転可能に支持するホルダ体を着脱自
    在に装着可能となるように構成し、前記ホルダ体には、
    ロール状部分から引き出される被記録媒体の引き出し位
    置を規制する規制手段を備えたことを特徴とするウエッ
    ブロール収納カセット。
  2. 【請求項2】 前記ホルダ体は、ケースに対して回動不
    能であり、前記規制手段は、前記側ガイド板に沿う正規
    の位置に被記録媒体を引き出し、被記録媒体が不正規の
    位置から引き出されたときに、当該被記録媒体に干渉す
    るように構成したことを特徴とする請求項1に記載のウ
    エッブロール収納カセット。
  3. 【請求項3】 前記ホルダ体はケースに対して回動不能
    であり、規制手段は、不正規の位置から引き出された被
    記録媒体と、上下両ケースを閉じたときに干渉し、引き
    出された被記録媒体の先端部を前記先端放出部から後退
    させるように構成したことを特徴とする請求項1乃至請
    求項2のいずれかに記載のウエッブロール収納カセッ
    ト。
  4. 【請求項4】 前記規制手段は、前記各ホルダ体から被
    記録媒体の幅方向中央部に向かって適宜長さだけ突出す
    るように構成されていることを特徴とする請求項1乃至
    請求項3のいずれかに記載のウエッブロール収納カセッ
    ト。
  5. 【請求項5】 前記ロール状の被記録媒体の収納部側を
    中心にして上ケースと下ケースとを開閉回動可能に構成
    したことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか
    に記載のウエッブロール収納カセット。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006137192A (ja) * 2004-11-12 2006-06-01 Oce Technol Bv プリンタ

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JP2004331405A (ja) * 2004-07-27 2004-11-25 Brother Ind Ltd ロールカセット及びテープ印刷装置
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