JPH10291485A - 作業機のキャビン - Google Patents

作業機のキャビン

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Publication number
JPH10291485A
JPH10291485A JP10358597A JP10358597A JPH10291485A JP H10291485 A JPH10291485 A JP H10291485A JP 10358597 A JP10358597 A JP 10358597A JP 10358597 A JP10358597 A JP 10358597A JP H10291485 A JPH10291485 A JP H10291485A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof
ceiling frame
frame
ceiling
cabin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP10358597A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuzuru Tsukahara
譲 塚原
Shoji Masuda
昭治 増田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd filed Critical Mitsubishi Agricultural Machinery Co Ltd
Priority to JP10358597A priority Critical patent/JPH10291485A/ja
Publication of JPH10291485A publication Critical patent/JPH10291485A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 天井枠とルーフとの間からの雨水の浸入を防
止するとともに、支柱に対してガラスの取り付けが簡単
となるようにする。 【解決手段】 支柱6の上端に取り付けられる天井枠7
を、中央が直角に括れた断面瓢箪形状の大径部7aを上
側に配設し、この大径部7aに壁面が連通する小径部7
bを下側に配設する。そして、天井枠7の外側凹部7c
の形状に嵌合するようにルーフ8の周縁8aを形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、作業機のキャビ
ンに係り、詳しくはトラクタやコンバインなどの操縦室
として使用される作業機のキャビンに関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のトラクタ、コンバインなどの作業
機のキャビンである操縦室は、寒暑や風雨から操縦者を
保護するために設けられたものであり、図4ないし図7
に示すようにトラクタ車体40における操縦室41の前
面部41aと後面部41bとの左右両側および側面部4
1cに断面瓢箪形状の異形パイプの支柱42を立設さ
せ、四隅の支柱42の上端に天井枠43の各角部を合わ
せて取り付けるとともに、支柱42をフェンダー52に
沿って配設された固定部材44および支持フレーム45
を介して車軸46に取り付け、さらに天井枠43に天板
としてのルーフ47を被せた構成である。
【0003】すなわち、支柱42は、断面瓢箪形状の異
形パイプによって形成され、前面部41aの左右の支柱
42間、後面部41bの左右の支柱42間および前面部
41aと後面部41bの支柱42間のそれぞれの段部4
2aに、操縦室41の前面、後面および側面を塞ぐため
にガラス49を両面テープ付きクッションゴム48を介
して止着するとともに、支柱42とガラス49との隙間
および支柱42とクッションゴム48との隙間にシーラ
50を充填して形成されている。そして、このシーラ5
0をモール51によって覆っている。また、固定部材4
4および支持フレーム45はフェンダー52に溶接され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
作業機のキャビンは、天井枠43とルーフ47との隙間
にエチレンプロピレンゴムスポンジを配設してシールを
施し、ボルトおよびナットの止具によって、天井枠43
とルーフ47とを取り付ける構成であるため、天井枠4
3とルーフ47との間にエチレンプロピレンゴムスポン
ジを介在させて両者を接着させる際の接着不良およびル
ーフ47の周縁の形状を天井枠43に合わせて形成させ
る賦形製の難しさなどから操縦室41内への漏水が問題
となっている。
【0005】また、支柱42とガラス49との隙間およ
び支柱42とクッションゴム48との隙間にシーラ50
を充填させる作業は非常に難しく、熟練を要するととも
に、ガラス49の取付コストが高くなるという問題があ
った。
【0006】さらに、固定部材44および支持フレーム
45をフェンダー52に溶接しているために、固定部材
44にガラス49やドアを嵌める際に、溶接歪みが生じ
てしまい、各部を寸法どおりに設計することが困難であ
り、ガラス49やドアを嵌める際に、合わせ加工が必要
となるために、時間が掛るという問題があった。
【0007】この発明は、上記のような問題点を解決す
るためになされたもので、天井枠とルーフとの接合部分
からの雨水の浸入を防止するようにした作業機のキャビ
ンを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで、上記目的を達成
するため、請求項1記載の発明に係る作業機のキャビ
は、内部に空間を構成するように立体的に組み合わされ
た枠体(5,6,7)と、該枠体(5,6,7)の上面
に配設された天板(8)と、前記枠体(5,6,7)の
側面に取り付けられたガラス(11)とを有するもので
あって、前記枠体は、支柱(6)と、該支柱(6)の上
端に固定されて前記空間を囲むように配設された天井枠
(7)と、を有し、前記天板(8)は、縁部(8a)外
周が前記天井枠(7)に嵌合するように内側に湾曲して
形成されていることを特徴とする。
【0009】[作用]以上の構成に基づき、支柱(6)
の上端に空間を囲むように配設された天井枠(7)の外
側括れ部(7c)の形状に沿ってルーフ(8)の縁部
(8a)を嵌合させるようにする。
【0010】なお、上述の括弧内の符号は、図面を対照
するためのものであって、この発明の構成を何ら限定す
るものではない。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0012】図1(a)、(b)は、この発明の第1の
実施の形態に係る作業機を示す側面図および要部を抽出
して示す背面図、図2は、天井枠とルーフとの接合状態
を示す断面図、図3は、支柱とガラスとの取り付け状態
を示す断面図である。
【0013】図1において、操縦室であるキャビン1
は、後述する枠体によって構成されている。すなわち、
枠体は、フェンダー4の外周に沿って配設される支持フ
レーム5の所定位置から立設されている支柱6の上端に
天井枠7を取り付けて構成されている。
【0014】そして、支持フレーム5は、その一端が車
軸2から上方に延出している固定部材3の上端に取り付
けるとともに、他端がフェンダー4の下端側に取り付け
られ、支持フレーム5とフェンダー4との隙間にシーラ
10が充填されている。また、固定部材3は止板9によ
ってフェンダー4に固着されている。天井枠7には、可
撓製を有するFRP製のルーフ(天板)8の縁部8a外
周が嵌合されている。
【0015】支柱6は、図3に示すように中央が直角に
括れた断面瓢箪形状の異形パイプで形成され、直角に括
れた括れ部6aの一方面に緩衝材としてのクッションゴ
ム12を介してガラス11が止着されている。
【0016】すなわち、ガラス11の縁部には、螺子貫
通孔11aが複数穿設されており、この螺子貫通孔11
aにタッピンネジなどの螺子13を貫通させ、支柱6と
ガラス11とをクッションゴム12を介して螺子止めし
ている。このようにしてガラス11はキャビン1の前面
部の左右の支柱6,6、後面部の左右の支柱6,6およ
び前面部と後面部との支柱6の間に支持されている。
【0017】天井枠7は、図2に示すように中央が直角
に括れた断面瓢箪形状の異形パイプで形成され、上側の
大径部7aと、この大径部7aよりも下側で、かつ壁面
を大径部7aに連通させた小径部7bとを備え、外側括
れ部7cの壁面にルーフ8の縁部8a外周が嵌合できる
ように形成されている。また、天井枠7の内側括れ部7
dの壁面に止め金具14の一端が止着されている。そし
て、止め金具14の他端はボルトによってルーフ8に止
着され、これによってルーフ8の天板部分が振動しない
ように天井枠7に止着される。
【0018】また、ルーフ8の縁部8a外周は、アクリ
ル、ポリウレタンフォームなどのコア材15を内蔵させ
て湾曲形成され、その形状は、天井枠7の外側括れ部7
cの形状に嵌合するように形成されている。なお、図1
(a)(b)において、16はドア17を開閉自在に支
持するドア取り付け枠である。
【0019】次に、作用について説明する。
【0020】車軸2から上方に延出している固定部材3
を止板9によってフェンダー4に止着し、固定部材3の
上端に支持フレーム5を止着し、さらに支持フレーム5
の所定位置に支柱6を立設させているため、フェンダー
4が歪むことがない。
【0021】また、支柱6の括れ部6aにガラス11の
縁部をクッションゴム12を介して螺子止めさせるよう
にしたので、ガラス11の取付作業時間を短縮でき、し
かもコストを安くできる。また、ガラス11の取り付
け、取り外しが熟練を要せず、容易にでき、シーラを使
用しないために、従来必要としていたシーラをふき取る
ガソリンやシンナーなどの薬品を必要とせず、出来上が
りがきれいとなる。
【0022】また、支柱6の上端には天井枠7が取り付
けられ、この天井枠7の外側括れ部7cにコア材15を
内蔵して巻回しているルーフ8の縁部8a外周を嵌合さ
せている。これによりルーフ8の縁部8a外周が天井枠
7の外側括れ部7cに密接して嵌合することになり、雨
水がルーフ8と天井枠7との接合部分から浸入するよう
なことがなくなる。
【0023】なお、上記実施の形態において、天井枠の
外側括れ部7cとルーフ8の周縁との接合部分にシーラ
ントを施すことによりさらに密閉性が良くなる。
【0024】また、上記実施の形態では、コア材15と
してアクリル、ポリウレタンフォームなどをインサート
成形するように説明したが、成形後加熱溶融可能な低融
点合金を中子あるいは置子として使用しても良い。
【0025】
【発明の効果】以上の説明から明らかなようにこの発明
によれば、天井枠の外側括れ部の形状に嵌合するように
ルーフの縁部外周を形成したので、天井枠とルーフとが
密接して接合することになり、雨水などの浸入をなくす
ことができる。
【0026】さらに、フェンダーに止板を介して支柱を
止着するとともに、固定部材を介して車軸に取り付け、
かつ前記支柱とガラスとを緩衝材を介して止め金具によ
って止着させるようにしたので、支柱にガラスを取り付
ける際に、シーラが不要となるとともに、取り付け作業
を容易に行うことができ、コストの低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施の形態に係る作業機のキ
ャビンを示し、(a)は側面図、(b)は要部を抽出し
て示す背面図である。
【図2】この発明の実施の形態に係る天井枠とルーフと
の接合状態を示す断面図である。
【図3】同上の支柱とガラスとの取り付け状態を示す断
面図である。
【図4】一般的なキャビンを有する作業機を示す側面図
である。
【図5】従来のキャビンのフレーム部分を示す分解斜視
図である。
【図6】従来の支柱とガラスとの取り付け状態を示す断
面図である。
【図7】従来の作業機のキャビンを示し、(a)は側面
図、(b)は要部を抽出して示す背面図である。
【符号の説明】
1 キャビン 2 車軸 5 枠体(支持フレーム) 6 枠体(支柱) 7 枠体(天井枠) 8 天板(ルーフ)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に空間を構成するように立体的に組
    み合わされた枠体と、該枠体の上面に配設された天板
    と、前記枠体の側面に取り付けられたガラスとを有する
    作業機のキャビンにおいて、 前記枠体は、支柱と、該支柱の上端に固定されて前記空
    間を囲むように配設された天井枠と、を有し、 前記天板は、縁部外周が前記天井枠に嵌合するように内
    側に湾曲して形成されている、 ことを特徴とする作業機のキャビン。
JP10358597A 1997-04-21 1997-04-21 作業機のキャビン Pending JPH10291485A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10358597A JPH10291485A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 作業機のキャビン

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JP10358597A JPH10291485A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 作業機のキャビン

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Publication Number Publication Date
JPH10291485A true JPH10291485A (ja) 1998-11-04

Family

ID=14357861

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JP10358597A Pending JPH10291485A (ja) 1997-04-21 1997-04-21 作業機のキャビン

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JP (1) JPH10291485A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1394019A1 (en) * 2002-08-30 2004-03-03 Komatsu Ltd. Cab structure for work vehicle
EP2402189A3 (de) * 2010-06-30 2015-08-12 STILL GmbH Klemmvorrichtung zur Befestigung eines Anbauteils an einem Profilrohr eines Fahrerschutzdaches
JP2021187601A (ja) * 2020-05-28 2021-12-13 三菱ロジスネクスト株式会社 フォークリフト用ルーフ

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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EP2402189A3 (de) * 2010-06-30 2015-08-12 STILL GmbH Klemmvorrichtung zur Befestigung eines Anbauteils an einem Profilrohr eines Fahrerschutzdaches
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