JPH10290923A - 空気清浄機 - Google Patents

空気清浄機

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JPH10290923A
JPH10290923A JP9102967A JP10296797A JPH10290923A JP H10290923 A JPH10290923 A JP H10290923A JP 9102967 A JP9102967 A JP 9102967A JP 10296797 A JP10296797 A JP 10296797A JP H10290923 A JPH10290923 A JP H10290923A
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JP
Japan
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filter
air
sealing
catalyst
gas
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Application number
JP9102967A
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English (en)
Inventor
Yu Fukuda
祐 福田
Katsuhiko Uno
克彦 宇野
Kunihiro Suga
邦弘 菅
Hiroaki Fujii
宏明 藤井
Kunio Ogita
邦男 荻田
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
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  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は空気清浄機に関するものであり、空
気中の塵埃、黴の汚染粒子や揮発性有機化合物などの汚
染ガスを加熱によって分解除去するものでフィルタ交換
などのメンテナンスが不要で夏場でも使用を可能とした
ものである。 【解決手段】 空気清浄機の通風路に汚染粒子と汚染ガ
スを捕捉・吸着するフィルタ11と、フィルタ11を加
熱する加熱手段14を設けた構成であり、フィルタ11
で捕捉、吸着した汚染粒子、汚染ガスを加熱手段14に
よって焼却、分解する。フィルタ11は元の状態に再生
されるのでメンテナンスが不要となるともに、加熱手段
14はフィルタ11を加熱する時のみ使用するので、消
費電力を小さくすることができるとともに室温の温度上
昇を抑制でき、夏場でも使用可能である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気中に浮遊する塵
埃、黴、ダニ、花粉、煙草の煙などの汚染粒子、煙草の
臭気や建材、壁、家具から発生するアルデヒドなどの揮
発性有機化合物、燃焼機などから発生する一酸化炭素な
どの無機ガスで代表される汚染ガスを焼却、分解して除
去する空気清浄機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりこの種の機能を有する空気清浄
機としては、塵埃などの空気中に浮遊する粒子を帯電さ
せて集塵板に吸着捕捉する方式(電気集塵式)、繊維状
のフィルタでろ過して捕捉する方式(機械集塵式)、ま
たはこれらを複合した方式のものが用いられている。ま
た活性炭や触媒などによって空気中の臭い成分を除去す
るもの、健康上の配慮からフィルタに特殊な抗菌処理を
施したものもある。
【0003】さらに、ヒータを用いた空気清浄機能付き
電気暖房機としては、特開平4−309751号公報に
記載されているようなものがある。この装置は図8に示
すように平板状のヒータ1を備え、通路2にある空気中
の汚染ガスおよび塵埃などの粒子をヒータ1近傍に捕捉
するための放電極5と集塵極6から構成される放電装置
と、捕捉された臭気および微粒のヒータ1による酸化分
解を促進する酸化触媒3を絶縁体4に添着して構成され
ており、ヒータ1の加熱によって暖房を行うと同時に、
放電装置の放電極5から放電される陽イオンによって粒
子や臭気、ガスが帯電し、集塵極6に引き寄せられて絶
縁体4に付着し、ヒータ1の熱と酸化触媒3によって分
解除去されるというものであった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の空気清浄機では長期間使用すると、塵埃などの粒子
によるフィルタの目詰まりや集塵板への帯電粒子の吸着
能力が低下し、集塵機能が低下することや、煙草などの
汚染ガスはフィルタや集塵板に多量に吸着すると室温の
上昇や送風ファンの風力によって吸着したガスの一部が
再放出されるなどの課題があり、所定の空気清浄機能を
得るためにはフィルタや集塵板の交換や清掃などのメン
テナンスが必要であった。また従来の空気清浄機に用い
られているフィルタは、有機化合物の繊維もしくは耐熱
性の低いガラスの繊維から構成されているので、集塵し
た粒子、吸着したガスを焼却、分解することができず、
アレルゲンの素となる粒子やガスを消滅させることはで
きなかった。
【0005】またフィルタに抗菌処理したものは、静菌
などの不活性化のレベルであり、殺菌するまでには至ら
ず、完全に死滅させ、かつ焼却するというものではなか
った。
【0006】また図8の構成のものは、平板状のヒータ
1によって絶縁体4の表面に付着した臭気ガスや塵埃な
どの粒子を焼却しようとするものであるが、絶縁体4の
面積が大きいため全体を均一に加熱することが困難であ
り、捕捉した塵埃などを完全に焼却できないか、あるい
は完全に焼却するにはヒータ1の消費電力が大きくなる
という課題があった。またヒータ1よって室内に輻射熱
を放出するため、夏場は室温が上昇し、空気清浄機能が
使用できないという課題があった。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、繊維を主成分とするセラミックからなる平
板シートと前記シートを波形に加工した波形シートを接
着してなる複合体からなる汚染粒子を捕捉及び汚染ガス
を吸着するフィルタと前記フィルタを加熱する少なくと
も一つの加熱手段通風路を有する筐体に配置し、送風手
段によって前記フィルタに汚染粒子と汚染ガスを含む空
気を送風する構成としたものである。
【0008】上記発明によれば、汚染粒子と汚染ガスを
含む空気が送風手段の送風によって筐体内に導かれ、汚
染粒子と汚染ガスはフィルタに捕捉、吸着される。フィ
ルタに所定量の汚染粒子や汚染ガスが捕捉、吸着する
と、フィルタの近傍に配置した加熱手段を発熱させ、フ
ィルタを高温に加熱する。この加熱処理によって汚染粒
子や汚染ガスは無害な物質に焼却、分解されるので、ア
レルゲンとなる物質を消滅させることができる。また、
フィルタは加熱処理によって元の状態に再生されるので
フィルタの交換や清掃などのメンテナンスが不要とな
る。また、フィルタは捕捉粒子や吸着ガスを焼却、分解
する時のみ加熱処理されるので、トータルとしての電力
消費量を少なくすることができることともに、室内の温
度上昇が抑制され、春、秋はもちろん夏場においても空
気清浄機として使用することができる。また、冬場は加
熱手段を常時使用することにより、暖房としても利用で
きる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明は、通風路を有する筐体
と、前記筐体の通風路に配置した空気中に浮遊する汚染
粒子を捕捉及び汚染ガスを吸着するフィルタと、前記フ
ィルタを加熱する少なくとも一つの加熱手段と、前記フ
ィルタに空気を送風する送風手段を備え、前記フィルタ
は繊維を主成分とするセラミックからなる平板シートと
前記シートを波形に加工した波形シートを接着してなる
複合体で構成したものである。
【0010】そして、汚染粒子と汚染ガスを含む空気は
送風手段によって筐体内に導かれ、フィルタに汚染粒
子、汚染ガスを捕捉・吸着させることにより浄化され
る。一方、フィルタに所定量の汚染粒子と汚染ガスが捕
捉・吸着すると、フィルタはフィルタの近傍に配置した
加熱手段によって高温に加熱される。この加熱処理によ
って汚染粒子や汚染ガスは無害な物質に焼却、分解され
るので、アレルゲンとなる物質を消滅させることができ
る。また、フィルタは加熱処理によって元の状態に再生
されるので、再び汚染粒子や汚染ガスの捕捉、吸着が可
能となり、フィルタの交換や清掃などのメンテナンスが
不要となる。また、フィルタの加熱は捕捉粒子や吸着ガ
スを焼却、分解する時のみ行われるので、トータルとし
ての電力消費量を少なくすることができるともに、室内
の温度上昇が抑制され、春、秋はもちろん夏場において
も空気清浄機として使用することができる。
【0011】また、通風路を有する筐体と、前記筐体の
通風路に配置した空気中に浮遊する汚染粒子を捕捉する
フィルタと、前記フィルタの空気流の流入側もしくは流
出側の少なくとも一方に配置した空気中に浮遊する汚染
ガスを吸着・分解する吸着触媒体と、前記フィルタと前
記吸着触媒体を加熱する少なくとも1つの加熱手段と、
前記フィルタと前記吸着触媒体に空気を送風する送風手
段を備え、前記フィルタは繊維を主成分とするセラミッ
クからなる平板シートと前記シートを波形に加工した波
形シートを接着してなる複合体で構成したものである。
【0012】そして、フィルタに汚染粒子を捕捉させ、
吸着触媒体に汚染ガスを吸着させた後、加熱手段を発熱
させてフィルタと吸着触媒体を高温にすることにより、
汚染粒子や汚染ガスは無害な物質に変換されるので、ア
レルゲンとなる物質を消滅させることができる。また、
フィルタと吸着触媒体は加熱処理によって元の状態に再
生されるので、交換や清掃などのメンテナンスが不要と
なる。また、吸着触媒体を設けることによって、フィル
タに捕捉された汚染粒子を焼却する際に発生するガスを
無害な物質に変換することができるので、優れた空気の
浄化性能を実現することができる。
【0013】また、フィルタは前記複合体を前記複合体
の開口部が同方向となるように積層した構造体と、前記
構造体の一端の開口部に前記複合体毎に交互に設けた空
気の流れを制御する第1の封止手段と、前記第1の封止
手段の無い前記構造体の他端の開口部に設けた空気の流
れを制御する第2の封止手段とから構成したものであ
る。
【0014】そして、空気はフィルタを構成している繊
維を主成分とするセラミックの平板シートを通過して流
れるので、汚染粒子や汚染ガスはその壁に捕捉・吸着さ
れ、優れた浄化性能を実現することができる。また、第
1と第2の封止手段を複合体毎の開口部全体に設けるこ
とにより、平板シート全体がろ過面として利用できるの
で、フィルタの小型化が可能となり、コンパクトな空気
清浄機を実現することができる。また、第1と第2の封
止手段は容易に形成することができるので、生産性に優
れたフィルタを提供することができる。
【0015】また、フィルタは前記複合体を前記複合体
の開口部が直交するように積層した構造体と、前記構造
体の一端の開口部に設けた空気の流れを制御する第1の
封止手段と、前記第1の封止手段と直交した前記構造体
の一端の開口部に設けた空気の流れを制御する第2の封
止手段とから構成したものである。
【0016】そして、第1の封止手段と第2の封止手段
を構造体の開口部全体に設けた構成としているので、そ
れぞれの封止手段を容易に形成することができ、生産性
に優れたフィルタを提供することができる。また、フィ
ルタ自身が空気の流入と流出する方向を90度変化させ
ることができるので、空気の吸引口と吹き出し口の位置
が直交した構造の空気清浄機では風路構成をフィルタが
兼ねることができ、機器の構造を簡単にすることができ
る。
【0017】また、フィルタは前記複合体を前記複合体
の開口部が直交するように積層した構造体と、前記構造
体の一端の開口部に設けた空気の流れを制御する封止手
段とから構成したものである。
【0018】そして、封止手段を構造体の4面の開口部
のうち1面だけに設けた構成としているので、封止手段
の形成を容易に行うことができ、生産性に優れたフィル
タを提供することができる。また、フィルタはそれ自身
が流入と流出する空気の流れの方向を90度変化させ、
空気の流入または流出のいずれか一方を両側から行うこ
とができるので、空気の流入口と排出口の位置が直交
し、かつ空気の流入または流出のいずれか一方を両側か
ら行う構造の空気清浄機の場合は風路構成をフィルタ自
身で実現できるため、機器の構造を簡単にすることがで
きる。また、フィルタは空気の流入または流出のいずれ
か一方を両側から行うことができるので、フィルタの圧
力損失を低減することができる。
【0019】また、第1の封止栓手段または第2の封止
手段または封止手段はセラミックを主成分とする充填材
からなる封止栓で構成したものである。
【0020】また、第1の封止栓手段または第2の封止
手段または封止手段はセラミックまたは金属の少なくと
も1種の封止板で構成したものである。
【0021】そして、前述の複合体(または構造体)の
それぞれの開口部または開口面全体を塞ぐように封止栓
または封止板を設けているので、フィルタに流入した空
気は繊維を主成分とするセラミックのシートを通過して
流出させることができ、効率よく汚染粒子の捕捉や汚染
ガスの吸着を行うことができる。また、特に封止板によ
る封止手段は開口面全体を塞ぐことができるので、生産
性に優れたフィルタを提供することができる。
【0022】また、封止栓または封止板はフィルタの熱
膨脹係数に合わせた材料で構成したものである。
【0023】また、封止栓または封止板はアルミナ、シ
リカ、ステンレスの少なくとも1種で構成したものであ
る。
【0024】そして、封止栓または封止板の材料はフィ
ルタの熱膨脹係数に合わせているので、加熱手段によっ
て加熱、冷却の熱衝撃が生じてもフィルタのクラック発
生や脱落が防止され、フィルタとしての機能を維持する
ことができる。また、封止栓または封止板の材料として
アルミナ、シリカのセラミックまたはステンレスを用い
ることにより高い耐熱性を実現できるので、封止栓また
は封止板の溶損による劣化が防止され、フィルタとして
の機能を維持することができる。
【0025】また、フィルタは触媒を備えたものであ
る。また、吸着触媒体は繊維を主成分とするセラミック
のハニカム構造体と、前記ハニカム構造体に担持した触
媒で構成されたものである。
【0026】さらに、触媒はCu、Mn、Co、Fe、N
i、Si、Alの酸化物もしくはPt、Pd、Rh、Au、Ag
の金属の少なくとも1種で構成したものである。
【0027】そして、触媒は吸着している汚染ガスの分
解力を高めるとともに分解温度を下げることができるの
で、汚染ガスの分解除去性能を向上させることができる
とともに、吸着している汚染ガスの室内への再放出を抑
制することができる。また、吸着触媒体を設けることに
よって汚染ガスの吸着性能を高めることができるので、
汚染ガスの除去性能をより向上させることができる。さ
らに、吸着触媒体は高いガス分解力を有するので、吸着
触媒体からの汚染ガスの再放出を防止することができる
とともに、汚染粒子の加熱処理時にフィルタから有害な
分解ガスが発生しても無害なガスに変換することができ
る。特に、触媒としてCu、Mn、Co、Fe、Ni、Si、
Alの酸化物もしくはPt、Pd、Rh、Au、Agの金属の
少なくとも1種を用いることにより、優れた汚染ガスの
吸着性能と分解性能を実現することができる。
【0028】また、繊維を主成分とするセラミックはア
ルミナ、シリカの少なくとも1種を主成分から構成した
ものである。
【0029】そして、繊維を主成分とするセラミックは
耐熱性の高いアルミナ、シリカで構成されているので熱
による損傷を防止することができる。また、軽量である
ので加熱温度に短時間で昇温させることができ、加熱に
必要なエネルギーを小さくすることができる。
【0030】以下本発明の実施例について図面を用いて
説明する。 (実施例1)図1は本発明の実施例1の空気清浄機の断
面図である。
【0031】図において、11は空気中に浮遊する塵
埃、黴、ダニ、花粉、煙草の煙などの汚染粒子を捕捉
し、煙草の臭気や建材、壁、家具から発生するアルデヒ
ドなどの揮発性有機化合物や燃焼機から発生する無機ガ
スなどの汚染ガスを吸着するフィルタであり、筐体12
の通風路に断熱材13を介して配置されている。14は
加熱手段であり、フィルタ11を挟んでその近傍に配置
されている。15は室内の空気を循環させる送風手段で
あり、この送風手段15によって室内の汚染空気は吸引
口16からプレフィルタ17を通過し、送風ガイド18
で汚染空気の流れが90度変えられフィルタ11に導か
れる。フィルタ11で汚染粒子、汚染ガスが捕捉、吸着
され、浄化された空気が吹き出し口19より室内へ戻さ
れる。通常、加熱手段14は電熱線によるヒータ、送風
手段15はファンが適用される。空気清浄機の全体の制
御は運転制御装置20によって行われる。
【0032】また、図2(a)は本発明の空気清浄機に
適用されるフィルタ11の斜視図、同図(b)は同図
(a)のA−A´断面図、同図(c)は、同図(b)の
B部断面図である。
【0033】フィルタ11は同図(a)、(b)で示す
ように、繊維を主成分とするセラミック(以下セラミッ
ク繊維と記す)からなる平板シート21と平板シート2
1を波形に加工した波形シート22を接着してなる複合
体23を開口部24が同方向となるように積層した構造
体からなり、前記構造体の開口部24の一端には複合体
23毎に交互に空気の流れを制御(開口部24への空気
の流入を抑制)する第1の封止手段25、また第1の封
止手段25の無い構造体の他端の開口部24には空気の
流れを制御する第2の封止手段26が設けられた構成と
なっている。また、同図(b)の矢印で示すように、前
記構造体の開口部24から流入した汚染粒子や汚染ガス
を含む空気は、平板シート21の隔壁を通過する。隔壁
を通過する際、汚染粒子は平板シート21のセラミック
繊維27の隙間に捕捉され、汚染ガスは平板シート2
1、波状シート22のセラミック繊維27と触媒28の
表面に吸着する。平板シート21の隔壁を通過した空気
は開口部24から流出する。第1の封止手段25、第2
の封止手段26はセラミックを主成分とする充填材から
なる封止栓やセラミックまたは金属の少なくとも1種の
封止板で構成され、その材料としてはフィルタ11の熱
膨脹係数と同程度の特性を有するものが適用される。特
にアルミナ、シリカ、ステンレスの少なくとも1種が好
ましい。また、同図(c)で示すように、複合体23を
構成する平板シート21および波状シート22はバイン
ダー(図示せず)で接着された多孔質のセラミック繊維
27とセラミック繊維27の表面に触媒28が担持され
た構成であり、空気中の汚染粒子はセラミック繊維27
の隙間に捕捉され、汚染ガスはセラミック繊維27と触
媒28の表面に吸着される。触媒28は汚染ガスの吸着
と分解を目的に用いられるものであり、Cu、Mn、C
o、Fe、Ni、Si、Alの酸化物もしくはPt、Pd、R
h、Au、Agの金属の少なくとも1種が適用されるが、
特に耐熱性と触媒活性に優れたPt、Pd、Rh、Au、A
gの微粒子が好ましい。フィルタ11を構成する繊維を
主成分とするセラミックは、耐熱性の高いアルミナ、シ
リカの少なくとも1種を主成分としたものが好ましい。
【0034】次に動作、作用について説明する。電源
(図示せず)を入れると送風手段15であるファンが作
動し、室内の汚染空気は強制的に吸引口16から吸引さ
れ、綿挨などの大きな粒子はプレフィルタ17に捕捉さ
れる。プレフィルタ17を通過し、フィルタ11を構成
する構造体の開口部24から流入した微粒子の汚染粒子
と汚染ガスを含む空気は、第2の封止手段26によって
反対側の開口部24が塞がれているので平板シート21
の隔壁を通過する。隔壁を通過する際、汚染粒子は平板
シート21のセラミック繊維27の隙間に捕捉され、汚
染ガスは平板シート21、波状シート22のセラミック
繊維27と触媒28の表面に吸着する。平板シート21
の隔壁を通過した空気は第1の封止手段25の無い側の
開口部24から流出し、吹き出し口19より室内に戻さ
れる。この空気の循環を繰り返すことにより、空気に含
まれる汚染粒子や汚染ガスが除去され、室内が浄化され
る。
【0035】所定の時間運転すると、運転制御装置20
が作動し、送風手段15であるファンが停止し、フィル
タ11を挟んで配置している2つの加熱手段14が発熱
を開始する。フィルタ11が加熱手段14によって加熱
され、フィルタ11のセラミック繊維27に担持されて
いる触媒28が触媒として機能する温度に昇温すると、
セラミック繊維27と触媒28に吸着している汚染ガス
は触媒28の酸化分解作用により水蒸気と炭酸ガスの無
害な物質に変換され、フィルタ11から除去される。一
方、フィルタ11のセラミック繊維27の隙間に捕捉さ
れている汚染粒子もフィルタ11の昇温とともに熱分解
を開始し、そのほとんどは水蒸気と炭酸ガスの無害な物
質に変換され、フィルタ11から焼却除去される。一部
無機物がフィルタ11に残留するが、高温で焼却殺菌さ
れているのでアレルゲンとなる物質は消滅する。また、
フィルタ11の昇温速度が遅い場合などのように、触媒
28が触媒として機能温度に昇温するまでに発生した汚
染粒子からのガス(臭気を含む)や脱離した汚染ガス
は、フィルタ11の流出側に配置している加熱手段14
の熱によって無害な物質に分解される。
【0036】所定の加熱時間が経過すると、運転制御装
置20によって送風手段15であるファンが作動し、再
び室内空気を循環させることにより、室内空気を浄化す
る。
【0037】捕捉、吸着した汚染粒子、汚染ガスは加熱
処理によって焼却、分解し、フィルタ11から除去する
ことができるので、送風手段15が再び作動した際に汚
染粒子や汚染ガスの再放出による室内の汚染を防止する
ことができるとともに、アレルゲンの素となる汚染粒子
や汚染ガスを消滅させ、安全性の高い空気清浄機を提供
することができる。
【0038】また、フィルタ11は捕捉、吸着した汚染
粒子、汚染ガスを焼却、分解することによって元の状態
に再生されるので、再び汚染粒子や汚染ガスの捕捉、吸
着が可能となり、フィルタ11の交換や洗浄などのメン
テナンスを不要とすることができる。
【0039】また、フィルタ11の加熱は捕捉粒子、吸
着粒子を焼却、分解するときのみ行われるので、トータ
ルとしての電力消費量を少なくすることができるととも
に、室内の温度上昇がほとんどなく、オールシーズンに
渡り空気清浄機として使用することができる。
【0040】また、第1の封止手段25と第2の封止手
段26を複合体23毎の開口部24に設けることによ
り、平板シート21全体がろ過面として利用できるの
で、ろ過面を立体とした小型のフィルタ11を作製する
ことができ、コンパクトな空気清浄機を実現することが
できる。さらに、第1の封止手段25と第2の封止手段
26として封止板を適用した場合は形成が容易に行え、
生産性に優れたフィルタを提供することができる。
【0041】第1の封止手段25、第2の封止手段26
である封止栓または封止板の材料はフィルタの熱膨脹係
数に合わせているので、加熱手段によって加熱、冷却の
熱衝撃が生じてもフィルタのクラック発生や脱落が防止
され、フィルタとしての機能を維持することができる。
また、封止栓または封止板は材料として耐熱性の高いア
ルミナ、シリカのセラミックまたはステンレスを用いて
いるので、溶損による劣化や破損が防止され、フィルタ
としての機能を維持することができる。
【0042】また、フィルタ11に担持されたCu、M
n、Co、Fe、Niの酸化物もしくはPt、Pd、Rh、A
u、Agの金属の少なくとも1種からなる触媒28は汚染
ガスの分解温度を下げることができるので、吸着してい
る汚染ガスの脱離が抑制され、加熱による汚染ガスの再
放出を防止することができる。
【0043】また、触媒28はフィルタ11に捕捉され
た汚染粒子を加熱焼却する際に発生するガスをも分解す
ることができる。
【0044】また、触媒28が触媒として機能温度に昇
温するまでに発生した汚染粒子の分解ガス(臭気を含
む)や脱離した汚染ガスにおいても、フィルタ11の流
出側に配置している加熱手段14の熱によって無害な物
質に分解されるので、室内への汚染ガスの放出を防止す
ることができる。
【0045】フィルタ11を構成するセラミック繊維2
7(繊維を主成分とするセラミック)は耐熱性が高く、
軽量のアルミナ、シリカの少なくとも1種を用いている
ので、熱によるフィルタ11の損傷を防止することがで
きるとともに、フィルタ11を加熱温度に短時間で昇温
させることができ、加熱に必要なエネルギーを小さくす
ることができる。
【0046】なお、加熱手段14は前述の電熱線からな
るヒータに限定されるものでなく、面状の発熱体やフィ
ルタ11自身あるいはその近傍に磁性体材料を配置して
誘導加熱する方法も適用可能である。
【0047】また、加熱手段14はフィルタ11を挟ん
で2つ用いる必要はなく、フィルタ11に捕捉、吸着さ
れた粒子、ガスを焼却、分解できる温度に加熱できる能
力があればフィルタ11のどちらか一方だけに配置して
もよい。
【0048】また、触媒28は必要とするものではな
く、フィルタ11の熱容量を小さくしたり、加熱手段1
4の能力を高くするなどの手段でも短時間で汚染ガスを
分解できる温度に昇温させることができ、吸着している
汚染ガスの脱離による再放出の抑制効果を実現すること
ができる。
【0049】また、プレフィルタ17は室内の汚染空気
のレベルや空気清浄機としての能力など必要に応じて取
り付けられるものであり、必要とするものではない。
【0050】また、フィルタ11を加熱処理する際、送
風手段15を停止させているが、焼却に必要な空気を十
分に供給するため、送風手段15であるファンの回転数
を制御して微風の送風を行ってもよい。
【0051】(実施例2)図3は本発明の実施例2の空
気清浄機の断面図、図4(a)は本発明の空気清浄機に
適用されるフィルタ31の斜視図、同図(b)は同図
(a)のC部斜視図である。
【0052】図3、図4において、実施例1と異なる点
は流入した汚染粒子、汚染ガスを含む空気の流れを90
度変換して流出させる機能を有するフィルタ31を用い
たことである。図3に示すように、フィルタ31は吸引
口16に対向する位置に取り付けられており、送風され
た空気はフィルタ31の前面から導入され、上面から排
出される。フィルタ31の上部と筐体12には空気遮断
板32が設けられており、汚染空気がそのまま吹き出し
口19から室内へ戻されないようにしている。図4
(d)に示すように、フィルタ31はセラミック繊維か
らなる平板シート21と波形シート22が接着された複
合体23を開口部24が複合体23毎に直交するように
積層した構造体から構成され、前記構造体の一端の開口
部24(実施例2ではフィルタ31の下面)には空気の
流れを制御する第1の封止手段33、第1の封止手段3
3と直交した構造体の一端の開口部24(実施例2では
フィルタ31の後面)には空気の流れを制御する第2の
封止手段34が設けられている。加熱手段14はフィル
タ31の前面と上面にそれぞれ対向するように配置され
ている。
【0053】なお、実施例2において、実施例1と同一
符号のものは同一の構造、構成及び機能を有するもので
あり、説明は省略する。また、平板シート21及び波状
シート22は実施例1と同様にセラミック繊維27と触
媒28からなり、その機能も実施例1と同一であるので
説明を省略する。また、フィルタ31以外の動作、作用
は実施例1と同様であるので、フィルタ31を中心に作
用を説明する。
【0054】図4(b)の矢印で示すように、フィルタ
31を構成する構造体の一端の開口部24から流入した
汚染粒子や汚染ガスを含む空気は、第2の封止手段34
によって反対側の開口部24が塞がれているので平板シ
ート21の隔壁を通過する。隔壁を通過する際、汚染粒
子は平板シート21のセラミック繊維27の隙間に捕捉
され、汚染ガスは平板シート21、波状シート22のセ
ラミック繊維27と触媒28の表面に吸着する。平板シ
ート21の隔壁を通過し、浄化された空気は直交して配
置されているそれぞれの複合体23に入り、第1の封止
手段33の無い側の開口部24から流出する。このと
き、空気が流入する開口部24と流出する開口部24は
直交しているので、フィルタ31を通過した空気の流れ
の方向は90度変換される。
【0055】フィルタ31はそれ自身が風向を変化させ
る機能を有しているので、空気の吸引口と吹き出し口の
位置が直交した構造の空気清浄機ではフィルタ31が風
路構成を兼ねることが可能となり、実施例1の送風ガイ
ド18を設ける必要がなく、機器の構造を簡単にするこ
とができる。
【0056】また、フィルタ31は複合体23毎に直交
させて積層した構成としているので空気の流れの方向変
換が1回(実施例1は2回変換)となり、その結果圧力
損失が小さくなるのでフィルタ31を小型化することが
できる。
【0057】また、フィルタ31は第1の封止手段33
と第2の封止手段34を構造体の開口部24の全体に設
けた構成としているので、それぞれの封止手段を容易に
形成することができ、生産性に優れたフィルタを提供す
ることができる。
【0058】なお、実施例2では第1の封止手段33と
第2の封止手段34をフィルタ31に直接形成している
が、空気清浄機の筐体12や断熱材13の面にフィルタ
31を密着させることによっても封止手段としての機能
を実現することができる。この場合、第1の封止手段3
3と第2の封止手段34は筐体12あるいは断熱剤13
が兼ねることになる。
【0059】また、実施例2では汚染空気をフィルタ3
1の前面から流入させ、浄化された空気を上面から流出
させる構成としているが、フィルタ31の下面から流入
させ、前面から流出させても同様な効果を得ることがで
きる。
【0060】また、加熱手段14の一つをフィルタ31
の前面に対向するように配置されているが、フィルタ3
1の下面に配置しても良く、空気清浄機の構造によって
選択されるものである。
【0061】(実施例3)図5(a)は本発明の実施例
3の空気清浄機に適用されるフィルタ41の斜視図、同
図(b)は同図(a)のD部斜視図である。
【0062】図5において、実施例1及び実施例2と異
なる点はフィルタ11及びフィルタ31の代わりに、汚
染粒子、汚染ガスを含む空気を両側から流入させ、さら
に流れの方向を90度変換して流出させる機能を有する
フィルタ41を用いたことである。図5(a)に示すよ
うに、フィルタ41はセラミック繊維からなる平板シー
ト21と波形シート22が接着された複合体23を開口
部24が複合体23毎に直交するように積層した構造体
から構成され、前記構造体の一端の開口部24(実施例
3ではフィルタ41の下面)に空気の流れを制御する封
止手段42が設けられている。フィルタ41は実施例1
及び実施例2で述べた空気清浄機に適用され、汚染空気
がフィルタ41の両側から流入し、フィルタ41の上面
の開口部24から流出するように空気清浄機の筐体に配
置される(図示せず)。また、図1、図3に示す加熱手
段14、送風手段15も同様に配置されるが、フィルタ
41を用いた場合は汚染空気の吸引口16が空気清浄機
の両側に設けられた構成となる。
【0063】なお、実施例3において、実施例1及び実
施例2と同一符号のものは同一の構造、構成及び機能を
有するものであり、説明は省略する。また、平板シート
21及び波状シート22は実施例1と同様にセラミック
繊維27と触媒28からなりその機能も実施例1と同一
であるので説明を省略する。
【0064】次にフィルタ41の作用を説明する。図5
(b)の矢印で示すように、フィルタ41を構成する構
造体の両側の開口部24から流入した汚染粒子や汚染ガ
スを含む空気は平板シート21の隔壁を通過する。隔壁
を通過する際、汚染粒子は平板シート21のセラミック
繊維27の隙間に捕捉され、汚染ガスは平板シート2
1、波状シート22のセラミック繊維27と触媒28の
表面に吸着する。平板シート21の隔壁を通過し、浄化
された空気は直交して配置されているそれぞれの複合体
23に入り、封止手段42の無い側の開口部24から流
出する。このとき、空気が流入する開口部24と流出す
る開口部24は直交しているので、フィルタ41を通過
した空気の流れの方向が90度変換される。
【0065】フィルタ41は汚染空気の流入を両側から
行うことができるとともに、フィルタ41が流入と流出
する空気の流れの方向を90度変換することができるの
で、空気の流入を両側から行い、空気の吸引口と吹き出
し口の位置が直交した構造の空気清浄機の場合は風路構
成をフィルタ自身で実現できるため、実施例1の送風ガ
イド18を設ける必要がなく、機器の構造を簡単にする
ことができる。
【0066】また、フィルタ41は複合体23毎に直交
させて積層した構成としているので空気の流れの方向変
換を1回(実施例1は2回変換)とすることができると
ともに、フィルタ41への空気の流入を両側から行うこ
とができるので、圧力損失を小さくすることができ、実
施例2のフィルタ31よりも小型化することができる。
【0067】フィルタ41は封止手段42を構造体の4
面の開口部のうち1面だけに設けた構成としているの
で、封止手段42の形成を容易に行うことができ、生産
性に優れたフィルタを提供することができる。
【0068】なお、実施例3では汚染空気をフィルタ4
1の両側から流入させ、浄化された空気を上面から流出
させる構成としているが、フィルタ41を上下逆に配置
し、フィルタ41の下面から流入させ、両側から流出さ
せても同様な効果を得ることができる。
【0069】(実施例4)図6は本発明の実施例4の空
気清浄機の断面図、図7(a)は本発明の空気清浄機に
適用される吸着触媒体51の斜視図、同図(b)は同図
(a)のE部断面図である。
【0070】図6、図7において、実施例1と異なる点
は実施例1の構成に加えて空気中の汚染ガスとフィルタ
11で捕捉された汚染粒子を焼却する際に発生するガス
を吸着、分解する吸着触媒体51を配置したところであ
る。図6に示すように、フィルタ11と吸着触媒体51
は吸着触媒体51がフィルタ11の空気の流出側になる
ように筐体12の通風路に配置されており、加熱手段1
4がフィルタ11と吸着触媒体51を挟んでその近傍に
配置されている。室内の汚染空気は送風手段15の送風
によって吸引口16からプレフィルタ17を通過してフ
ィルタ11と吸着触媒体51に導かれる。フィルタ11
と吸着触媒体51によって浄化された空気は吹き出し口
19より室内へ戻される。吸着触媒体51は図7
(a)、(b)に示すように、平板シート52と波形シ
ート53が接着され、それらが積層された開口部54を
有するハニカム構造体55から構成され、平板シート5
2と波形シート53はバインダー(図示せず)で接着さ
れた多孔質のセラミック繊維56とセラミック繊維56
の表面に触媒57が担持された構成としている。空気が
ハニカム構造体55の開口部54を通過する際、空気に
含まれる汚染ガスやフィルタ11からの発生ガスは平板
シート52と波形シート53を構成するセラミック繊維
56と触媒57の表面に吸着される。触媒57はフィル
タ11の触媒28と同様に汚染ガスの吸着と分解を目的
に用いられるものであり、Cu、Mn、Co、Fe、Ni、
Si、Alの酸化物もしくはPt、Pd、Rh、Au、Agの
金属の少なくとも1種が適用されるが、特に耐熱性と触
媒活性に優れたPt、Pd、Rh、Au、Agの微粒子が好
ましい。また平板シート52と波形シート53を構成す
るセラミック繊維56は、フィルタ11のセラミック繊
維27と同様に耐熱性の高いアルミナ、シリカの少なく
とも1種を主成分としたものが適用される。
【0071】なお、実施例4において、実施例1と同一
符号のものは同一の構造、構成及び機能を有するもので
あり、説明は省略する。
【0072】次に動作、作用について説明する。電源
(図示せず)を入れると送風手段15であるファンが作
動し、室内の汚染空気は強制的に吸引口16から吸引さ
れ、綿挨などの大きな粒子はプレフィルタ17に捕捉さ
れる。プレフィルタ17を通過した微粒子の汚染粒子と
汚染ガスを含む空気はフィルタ11に流入し、汚染粒子
は平板シート21のセラミック繊維27の隙間に捕捉さ
れ、汚染ガスは平板シート21、波状シート22のセラ
ミック繊維27と触媒28の表面に吸着する。さらに、
平板シート21の隔壁を通過してフィルタ11から流出
した空気は吸着触媒体51の開口部54に流入し、フィ
ルタ11で吸着されなかった残りの汚染ガスが平板シー
ト52と波状シート53を構成するセラミック繊維56
と触媒57の表面に吸着される。吸着触媒体51で浄化
された空気は開口部54から流出し、吹き出し口19よ
り室内に戻される。この空気の循環を繰り返すことによ
り、空気に含まれる汚染粒子や汚染ガスが除去され、室
内が浄化される。
【0073】所定の時間運転すると、運転制御装置20
が作動し、送風手段15であるファンが停止し、2つの
加熱手段14が発熱を開始する。フィルタ11と吸着触
媒体51が加熱手段14によって加熱されると、フィル
タ11と吸着触媒体51に吸着している汚染ガスは触媒
の酸化分解作用により水蒸気と炭酸ガスの無害な物質に
変換される。一方、フィルタ11に捕捉されている汚染
粒子もフィルタ11の昇温とともに熱分解を開始し、そ
のほとんどは水蒸気と炭酸ガスの無害な物質に変換さ
れ、フィルタ11から焼却除去され、アレルゲンとなる
物質は消滅する。また、フィルタ11の昇温速度が遅い
場合などのように、分解、焼却温度に昇温するまでに発
生した汚染粒子からのガス(臭気を含む)や脱離した汚
染ガスは、フィルタ11の流出側に配置している吸着触
媒体51に吸着され、触媒57の参加分解作用によって
無害な物質に分解される。
【0074】所定の加熱時間が経過すると、運転制御装
置20によって送風手段15であるファンが作動し、再
び室内空気を循環させることにより、室内空気を浄化す
る。
【0075】捕捉、吸着した汚染粒子、汚染ガスは加熱
処理によって焼却、分解し、フィルタ11と吸着触媒体
51から除去することができるので、送風手段15が再
び作動した際に汚染粒子や汚染ガスの再放出による室内
の汚染を防止することができるとともに、アレルゲンの
素となる汚染粒子や汚染ガスを消滅させ、安全性の高い
空気清浄機を提供することができる。
【0076】また、フィルタ11と吸着触媒体51は捕
捉、吸着した汚染粒子、汚染ガスを焼却、分解すること
によって元の状態に再生されるので、再び汚染粒子や汚
染ガスの捕捉、吸着が可能となり、フィルタ11の交換
や洗浄などのメンテナンスを不要とすることができる。
【0077】また、フィルタ11と吸着触媒体51の加
熱は捕捉粒子、吸着粒子を焼却、分解するときのみ行わ
れるので、トータルとしての電力消費量を少なくするこ
とができるとともに、室内の温度上昇がほとんどなく、
オールシーズンに渡り空気清浄機として使用することが
できる。
【0078】また、吸着触媒体51に担持されているC
u、Mn、Co、Fe、Niの酸化物もしくはPt、Pd、R
h、Au、Agの金属の少なくとも1種からなる触媒57
は吸着している汚染ガスの分解温度を下げることができ
るので、吸着触媒体51からの汚染ガスの脱離が抑制さ
れ、加熱による汚染ガスの再放出を防止することができ
る。
【0079】また、フィルタ11で吸着されなかった汚
染ガスやフィルタ11の加熱処理によって発生したガス
(臭気を含む)や脱離した汚染ガスは、フィルタ11の
流出側に配置している吸着触媒体51によって無害な物
質に分解されるので、室内への汚染ガスの放出を防止す
ることができ、優れた空気の浄化性能を実現することが
できる。
【0080】また、実施例4ではフィルタ11にも触媒
28を用いているが、吸着触媒体51の空気中の汚染ガ
ス及びフィルタ11の加熱処理の際に発生するガスの吸
着作用と分解作用を向上させることによって触媒28を
不要とすることができる。
【0081】また、吸着触媒体51を構成するセラミッ
ク繊維56は耐熱性が高く、軽量のアルミナ、シリカの
少なくとも1種を用いているので、熱による損傷を防止
することができるとともに、吸着触媒体51を加熱温度
に短時間で昇温させることができ、加熱に必要なエネル
ギーを小さくすることができる。
【0082】なお、加熱手段14はフィルタ11と吸着
触媒体51を挟んで2つ用いる必要はなく、捕捉、吸着
された粒子、ガスを焼却、分解できる温度に加熱できる
能力があればフィルタ11と吸着触媒体51のどちらか
一方側だけに配置してもよい。
【0083】また、吸着触媒体51のハニカム構造体5
5を平板シート52と波状シート53で構成している
が、これに限定されることはなく、セラミック粒子の押
し出し成形によるハニカム構造体も適用される。
【0084】なお、本発明の実施例1〜5で説明した空
気清浄機は空気清浄機として単独でなく、石油燃焼暖房
機、電気暖房機、エアコンなどに搭載することも可能で
ある。
【0085】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、空気清浄
機の通風路に汚染粒子と汚染ガスを捕捉、吸着するフィ
ルタと、フィルタを加熱する加熱手段を設けることによ
り、空気を浄化することができるとともに、捕捉、吸着
した汚染粒子、汚染ガスを加熱処理によって焼却、分解
し、フィルタから除去することができるので、送風手段
が再び作動した際に汚染粒子や汚染ガスの再放出による
室内の汚染を防止することができるとともに、アレルゲ
ンの素となる汚染粒子や汚染ガスを消滅させ、安全性の
高い空気清浄機を提供することができる。また、フィル
タは加熱処理によって捕捉、吸着した汚染粒子、汚染ガ
スを焼却、分解され、元の状態に再生されるので、再び
汚染粒子や汚染ガスの捕捉、吸着が可能となり、フィル
タの交換や洗浄などのメンテナンスを不要とすることが
できる。また、フィルタの加熱は捕捉粒子、吸着粒子を
焼却、分解するときのみ行われるので、トータルとして
の電力消費量を少なくすることができるとともに、室内
の温度上昇がほとんどなく、オールシーズンに渡り空気
清浄機として使用することができる。
【0086】また、本発明は上記空気清浄機に吸着触媒
体を設けることにより、フィルタで吸着されなかった汚
染ガスやフィルタの加熱処理によって発生したガス(臭
気を含む)や脱離した汚染ガスをフィルタ流出側に配置
している吸着触媒体によって無害な物質に分解すること
ができるので、室内への汚染ガスの放出防止効果を一層
向上させることができ、優れた空気の浄化性能を実現す
ることができる。
【0087】また、本発明のフィルタは開口部が同方向
となるように積層した構造体の一端の開口部に第1の封
止手段と第1の封止手段の無い構造体の他端の開口部に
第2の封止手段を設けた構成としているので、空気に含
まれる汚染粒子や汚染ガスは構造体を構成しているセラ
ミック繊維の壁に捕捉・吸着され、優れた浄化性能を実
現することができる。また、構造体を構成するセラミッ
ク繊維の壁全体がろ過面として利用できるので、フィル
タの小型化が可能となり、コンパクトな空気清浄機を実
現することができる。
【0088】また、本発明のフィルタは開口部が直交す
るように積層した構造体の一端の開口部に第1の封止手
段と第1の封止手段と直交した構造体の一端の開口部に
第2の封止手段を設けた構成としているので、フィルタ
自身が空気の流入と流出する方向を90度変化させるこ
とができる。したがって、空気の吸引口と吹き出し口の
位置が直交した構造の空気清浄機では風路構成をフィル
タが兼ねることができ、機器の構造を簡単にすることが
できる。また、フィルタは第1の封止手段と第2の封止
手段を構造体の開口部の全体に設けた構成としているの
で、それぞれの封止手段を容易に形成することができ、
生産性に優れたフィルタを提供することができる。
【0089】また、本発明のフィルタは開口部が直交す
るように積層した構造体の4面の開口部のうち1面だけ
に封止手段を設けた構成としているので、フィルタはそ
れ自身が流入と流出する空気の流れの方向を90度変化
させ、空気の流入または流出のいずれか一方を両側から
行うことができる。したがって、空気の流入口と排出口
の位置が直交し、かつ空気の流入または流出のいずれか
一方を両側から行う構造の空気清浄機の場合は風路構成
をフィルタ自身で実現できるため、機器の構造を簡単に
することができる。また、封止手段の形成を容易に行う
ことができるので、生産性に優れたフィルタを提供する
ことができる。
【0090】本発明のフィルタのそれぞれの封止手段に
用いる封止栓または封止板の材料はフィルタの熱膨脹係
数に合わせているので、加熱手段によって加熱、冷却の
熱衝撃が生じてもフィルタのクラック発生や脱落が防止
され、フィルタとしての機能を維持することができる。
さらに、封止栓または封止板は材料として耐熱性の高い
アルミナ、シリカのセラミックまたはステンレスを用い
ているので、溶損による劣化や破損が防止され、フィル
タとしての機能を維持することができる。
【0091】また、本発明のフィルタおよび吸着構造体
はCu、Mn、Co、Fe、Niの酸化物もしくはPt、P
d、Rh、Au、Agの金属の少なくとも1種からなる触媒
が担持されているので、汚染ガスの分解温度を下げるこ
とができ、吸着している汚染ガスの脱離が抑制され、加
熱による汚染ガスの再放出を防止することができる。
【0092】また、本発明のフィルタ及び吸着触媒体を
構成するセラミック繊維として耐熱性が高く、軽量のア
ルミナ、シリカの少なくとも1種を用いているので、熱
による損傷を防止することができるとともに、フィルタ
及び吸着触媒体を加熱温度に短時間で昇温させることが
でき、加熱に必要なエネルギーを小さくすることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の空気清浄機の断面図
【図2】(a)同空気清浄機に適用されるフィルタの斜
視図 (b)同フィルタのA―A´断面図 (c)同フィルタのB部断面図
【図3】本発明の実施例2の空気清浄機の断面図
【図4】(a)同空気清浄機に適用されるフィルタの斜
視図 (b)同フィルタのC部斜視図
【図5】(a)本発明の実施例3の空気清浄機に適用さ
れるフィルタの斜視図 (b)同フィルタのD部斜視図
【図6】本発明の実施例4の空気清浄機の断面図
【図7】(a)同空気清浄機に適用される吸着触媒体の
斜視図 (b)同吸着触媒体のE部断面図
【図8】従来の空気清浄機能付き電気暖房機の断面図
【符号の説明】
11、31、41 フィルタ 12 筐体 14 加熱手段 15 送風手段 21、52 平板シート 22、53 波状シート 23 複合体 24、54 開口部 25、33 第1の封止手段 26、34 第2の封止手段 27、56 セラミック繊維 28、57 触媒 42 封止手段 51 吸着触媒体 55 ハニカム構造体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI F24H 3/04 302 F24H 3/04 302 (72)発明者 藤井 宏明 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 荻田 邦男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】通風路を有する筐体と、前記筐体の通風路
    に配置した空気中に浮遊する汚染粒子を捕捉及び汚染ガ
    スを吸着するフィルタと、前記フィルタを加熱する少な
    くとも一つの加熱手段と、前記フィルタに空気を送風す
    る送風手段を備え、前記フィルタは繊維を主成分とする
    セラミックからなる平板シートと前記シートを波形に加
    工した波形シートを接着してなる複合体で構成した空気
    清浄機。
  2. 【請求項2】通風路を有する筐体と、前記筐体の通風路
    に配置した空気中に浮遊する汚染粒子を捕捉するフィル
    タと、前記フィルタの空気流の流入側もしくは流出側の
    少なくとも一方に配置した空気中に浮遊する汚染ガスを
    吸着・分解する吸着触媒体と、前記フィルタおよび吸着
    触媒体を加熱する少なくとも一つの加熱手段と、前記フ
    ィルタと前記吸着触媒体に空気を送風する送風手段を備
    え、前記フィルタは繊維を主成分とするセラミックから
    なる平板シートと前記シートを波形に加工した波形シー
    トを接着してなる複合体で構成した空気清浄機。
  3. 【請求項3】フィルタは、前記複合体を前記複合体の開
    口部が同方向となるように積層した構造体と、前記構造
    体の一端の開口部に前記複合体毎に交互に設けた空気の
    流れを制御する第1の封止手段と、前記第1の封止手段
    の無い前記構造体の他端の開口部に設けた空気の流れを
    制御する第2の封止手段とから構成した請求項1または
    2記載の空気清浄機。
  4. 【請求項4】フィルタは、前記複合体を前記複合体の開
    口部が直交するように積層した構造体と、前記構造体の
    一端の開口部に設けた空気の流れを制御する第1の封止
    手段と、前記第1の封止手段と直交した前記構造体の一
    端の開口部に設けた空気の流れを制御する第2の封止手
    段とから構成した請求項1または2記載の空気清浄機。
  5. 【請求項5】フィルタは、前記複合体を前記複合体の開
    口部が直交するように積層した構造体と、前記構造体の
    一端の開口部に設けた空気の流れを制御する封止手段と
    から構成した請求項1または2記載の空気清浄機。
  6. 【請求項6】第1の封止栓手段または第2の封止手段ま
    たは封止手段は、セラミックを主成分とする充填材から
    なる封止栓で構成した請求項3ないし5のいずれか1項
    記載の空気清浄機。
  7. 【請求項7】第1の封止栓手段または第2の封止手段ま
    たは封止手段は、セラミックまたは金属の少なくとも1
    種の封止板で構成した請求項3ないし5のいずれか1項
    記載の空気清浄機。
  8. 【請求項8】封止栓または封止板は、フィルタの熱膨脹
    係数に合わせた材料で構成した請求項6または7記載の
    空気清浄機。
  9. 【請求項9】封止栓または封止板は、アルミナ、シリ
    カ、ステンレスの少なくとも1種で構成した請求項6ま
    たは7記載の空気清浄機。
  10. 【請求項10】フィルタは、触媒を備えた請求項1ない
    し5のいずれか1項記載の空気清浄機。
  11. 【請求項11】吸着触媒体は、繊維を主成分とするセラ
    ミックのハニカム構造体と、前記ハニカム構造体に担持
    した触媒で構成した請求項2記載の空気清浄機。
  12. 【請求項12】触媒は、Cu、Mn、Co、Fe、Ni、S
    i、Alの酸化物もしくはPt、Pd、Rh、Au、Agの金
    属の少なくとも1種から構成した請求項10または11
    記載の空気清浄機。
  13. 【請求項13】繊維を主成分とするセラミックは、アル
    ミナ、シリカの少なくとも1種を主成分とした請求項1
    ないし5のいずれか1項または11記載の空気清浄機。
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