JPH10289231A - 文書編集表示印刷装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】文書編集表示印刷装置で、編集文字列方向が縦
書き時に、横並び文字指定された複数の文字を横並びに
表示、もしくは印刷する。また、横並び指定可能な文字
数を制御したり、横並び指定の文字の範囲に従って一行
内の文字サイズ等を制御する。 【解決手段】入力手段と、出力手段と、表示手段と、制
御手段とを備えた文書編集表示印刷装置で、編集文字列
方向が縦書き時に、編集校正手段で文字データに横並び
文字属性を付加させる。また、文字の横並びを有効とす
る範囲を指定する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は文書編集表示印刷装
置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来、編集文字列方向が縦書きのとき、
半角２文字分を横並びにして表示，印刷する手段を有す
る装置がある。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の文書編
集表示印刷装置では、以下のような問題点がある。

【０００４】編集文字列方向が縦書きの時、文字を横並
びで表示，印刷を行う場合で、二文字分しか横並びにす
ることができず、住所，西暦等の入力で三，四文字分を
横並びにすることができないという問題点があった。

【０００５】本発明の第１の目的は、編集文字列方向が
縦書き時に、横並び文字指定された複数の文字を横並び
に表示、もしくは印刷する、文書編集表示印刷装置を提
供することにある。

【０００６】本発明の第２の目的は、文字の横並びを有
効とする範囲を指定することで、横並び指定可能な文字
数を制御したり、横並び指定の文字の範囲に従って一行
内の文字サイズ等を制御する、文書編集表示印刷装置を
提供することにある。

【０００７】

【課題を解決するための手段】本発明は文書編集表示印
刷装置で、編集文字列方向が縦書き時に、横並びする範
囲を指定する手段と、横並び文字属性を付加する手段を
設けることにより、横並びする範囲の横並び文字属性が
付加された文字を横並びに表示、もしくは印刷するよう
にした。

【０００８】また、文字の横並びを有効とする範囲を指
定する手段を設けることにより、横並び指定可能な文字
数を制御したり、横並び指定の文字の範囲に従って一行
内の文字サイズ，文字間隔、または横並び属性が付加さ
れた文字の文字サイズ，文字間隔を制御するようにし
た。

【０００９】編集文字列方向が縦書き時に、複数文字を
横並びに表示，印刷され、用途に応じたバランスの良い
文章が作成できる。

【００１０】また、文字の横並びを有効とする範囲を指
定することで、横並び指定可能な文字数、横並び指定の
文字の範囲に従って一行内の文字サイズ等が自動制御さ
れ、文書のレイアウト再調整を必要とせず、作業の低減
にもなる。

【００１１】

【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例について日
本語ワードプロセッサに適用した場合の例を元に詳細に
説明する。

【００１２】図１は本発明の文書編集表示印刷装置のブ
ロック図であり、図２、及び図３は本発明の処理手順を
示すフローチャートである。

【００１３】図１で、１００は中央処理装置であり、文
書編集表示印刷装置全体の制御を司る。１０１は入力装
置であるキーボードであり、文字や数字を入力するため
のキー，画面制御を行うためのキー，処理指令のための
キー等を持つ。１０２はキーボードコントローラであ
り、キーボードを制御する。１０３は表示装置であるデ
ィスプレイあり、文字データ，データエリア１０８に格
納された表示イメージデータや処理指令項目等を表示す
る。１０４はディスプレイコントローラであり、ディス
プレイを制御する。１０５はプリンタであり、データエ
リア１０８に格納された印刷イメージデータを印刷す
る。１０６はプリンタコントローラであり、プリンタを
制御する。１０７はプログラムエリアであり、文書編集
表示印刷装置の制御プログラム，編集プログラム等を保
持する。１０８はデータエリアであり、印刷イメージデ
ータ等を格納する。

【００１４】次に図２及び図３のフローチャートに基づ
いて、図１の各部の動作を説明する。

【００１５】先ず、図２で、キーボード１０１の文書編
集機能を起動するためのキーが入力されると、文書の書
式設定画面（図４）がディスプレイ１０３に表示される
（ステップ２０１）。ステップ２０１で、用紙サイズ，
編集文字列方向，横並び指定条件等を設定する。設定さ
れた書式データを、文書全体を管理する書式管理データ
と、一行単位のデータとして管理する行管理データに分
割して、それぞれのデータをデータエリア１０８に格納
し、文書編集画面（図５）を表示する（ステップ２０
２）。

【００１６】ステップ２０３で、文書の文字列を入力す
る。また、ステップ２０４で、入力された文字列に対し
て、文字単位に倍率，サイズ，網かけやアンダーライン
等の属性を指定する。編集された文字列をディスプレイ
１０３に表示された文章編集画面（図６）上に表示し、
文字列データをデータエリア１０８に格納する。

【００１７】次に、データエリア１０８に格納された書
式管理データの編集文字列方向に縦書きが設定されてい
ると（ステップ２０５）、複数の文字を横並びにするた
めの横並び文字指定が可能となる。ステップ２０６にお
ける、横並び文字指定方法を図３のフローチャートに基
づいて説明する。

【００１８】図３で、ディスプレイ１０３に表示された
文書編集画面（図６）の文字列に対し、横並び文字を指
定する先頭文字に、キーボード１０１の横並び文字指定
を行うためのキーが入力されると、指定文字を横並び文
字指定情報の横並び文字先頭文字として、データエリア
１０８に格納する(ステップ３０１)。ステップ３０２
で、データエリア１０８に格納された行管理データ，横
並び文字指定情報より、横並び文字の先頭文字が指定さ
れた行の行ピッチを横並び文字指定情報の横並び文字有
効ピッチとして、データエリア１０８に格納する。

【００１９】ステップ３０３で、横並び文字を指定する
最終文字に、キーボード１０１の横並び文字指定を行う
ためのキーが入力されると、指定文字を横並び文字指定
情報の横並び文字最終文字として、データエリア１０８
に格納する(ステップ３０３)。データエリア１０８に格
納された文字列データ，横並び文字指定情報より、横並
び文字を指定した範囲の文字ピッチの総和を算出し、横
並び文字指定情報の文字ピッチとして、データエリア１
０８に格納する（ステップ３０４）。

【００２０】ステップ３０５で、データエリア１０８に
格納された書式データの横並び指定条件により、横並び
文字ピッチ基準が選択されており、データエリア１０８
に格納された横並び文字情報の文字ピッチより横並び文
字有効ピッチが大きいとき（ステップ３０６）、また
は、行ピッチ基準が選択されているとき、データエリア
１０８に格納された横並び文字情報の横並び文字有効ピ
ッチより文字ピッチが大きいときは（ステップ３０
７）、対象としたピッチが、基準としたピッチをはみ出
すことになり、はみ出し警告メッセージ(図６)を表示す
る(ステップ３０８)。この条件に当てはまらない場合
は、横並び文字の指定を有効として、データエリアに格
納された文字列データ，行管理データ，横並び文字指定
情報より、各文字の文字基点を算出して、文字列データ
の文字基点位置情報として、データエリア１０８に格納
する（ステップ３１１）。

【００２１】ステップ３０９で、ステップ３０８で選択
された条件が、「文字サイズを変更して、横並び文字設
定を有効とする。」の場合、データエリア１０８に格納
された書式データの横並び指定条件が、横並び文字ピッ
チ基準のときは、横並び文字が指定された行内で、デー
タエリア１０８に格納された横並び文字情報の文字ピッ
チよりもピッチが大きくなる文字の文字サイズを文字情
報の文字ピッチに収まるように変更して、文字列データ
の文字サイズ情報として、データエリア１０８に格納す
る（ステップ３１０）。また、データエリア１０８に格
納された書式データの横並び指定条件が、行ピッチ基準
のときは、データエリア１０８に格納された横並び文字
情報の横並び文字有効ピッチに収まるように横並び文字
が指定された範囲の文字の文字サイズを変更して、文字
列データの文字サイズ情報として、データエリア１０８
に格納する（ステップ３１０）。ステップ３１１で、デ
ータエリアに格納された文字列データ，行管理データ，
横並び文字指定情報より、各文字の文字基点を算出し
て、文字列データの文字基点位置情報として、データエ
リア１０８に格納する。

【００２２】また、ステップ３０９で、ステップ３０８
で選択された条件が、「横並び文字の最終文字を再設定
する。」の場合、ステップ３０３に戻る。

【００２３】次に、ディスプレイ１０３に表示された文
章編集画面（図５）で、編集した文章全体を表示するた
めのレイアウトキーが入力されると（ステップ２０
７）、また編集した文章を印刷するために印刷キーが入
力されると（ステップ２０８）、データエリア１０８に
格納された書式管理データ，行管理データ，文字列デー
タ，横並び文字指定情報に従い、表示／印刷用のイメー
ジデータを作成する（ステップ２０９）。

【００２４】ステップ２１０で、データエリア１０８に
格納された表示／印刷イメージデータを、ステップ２０
７でレイアウトキーが入力された場合はディスプレイ１
０３に表示し、ステップ２０８で印刷キーが入力された
場合はプリンタ１０５に出力する。

【００２５】図７に、横並び文字列の表示，印刷例を示
す。図７で、横並び文字ピッチを基準とした場合は
（ａ）に、行ピッチを基準とした場合は（ｂ）に示す。

【００２６】図７の「ｐ」は文字サイズの単位であるポ
イントを意味する。また、編集画面の数字で入力されて
いる文字は、半角で編集されていることを示し、９０°
回転して表示されている。

【００２７】

【発明の効果】本発明によれば、編集文字列方向が縦書
き時に、複数文字を横並びに表示，印刷され、用途に応
じたバランスの良い文章が作成できる。

【００２８】また、文字の横並びを有効とする範囲を指
定することで、横並び指定可能な文字数，横並び指定の
文字の範囲に従って一行内の文字サイズ等が自動制御さ
れ、文書のレイアウト再調整を必要とせず、作業の低減
にもなる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の文書編集印刷装置のブロック図。

【図２】本発明の一実施例の処理手順を示すフローチャ
ート。

【図３】本発明の一実施例の横並び文字指定手順を示す
フローチャート。

【図４】文書の書式を設定する画面を示す説明図。

【図５】文書を編集する画面を示す説明図。

【図６】はみ出し警告メッセージを示す説明図。

【図７】横並び文字の表示，印刷例の説明図。

【符号の説明】

１００…中央処理装置、１０１…キーボード、１０２…
キーボードコントローラ、１０３…ディスプレイ、１０
４…ディスプレイコントローラ、１０５…プリンタ、１
０６…プリンタコントローラ、１０７…プログラムエリ
ア、１０８…データエリア。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】文字データの入力手段，書式データ，文字
   データの編集校正手段，上記文字データの入力・編集状
   態を表示する表示手段，作成した文書を格納する記憶手
   段，作成した文書を印刷する印刷手段を備えた文書編集
   表示印刷装置において、 上記編集校正手段で入力された上記文字データに、横並
   びする範囲を指定する手段と、横並び文字属性を付加す
   る手段を有し、上記編集校正手段で入力された上記書式
   データの編集文字列方向が縦書きの時に、上記手段によ
   って指定された横並びする範囲の横並び文字属性が付加
   された複数の文字を横並びに表示、または印刷すること
   を特徴とする文書編集表示印刷装置。
2. 【請求項２】文字データの入力手段，書式データ，文字
   データの編集校正手段，上記文字データの入力・編集状
   態を表示する表示手段，作成した文書を格納する記憶手
   段，作成した文書を印刷する印刷手段を備えた文書編集
   表示印刷装置において、 上記編集校正手段で入力された上記文字データに、上記
   編集校正手段で入力された文字データに横並び文字属性
   を付加するために有効とする範囲の条件を付加する手段
   を有し、横並び文字有効範囲条件に従って、横並び文字
   属性の付加を可能とする範囲を制御し、また、横並び文
   字属性が付加された範囲に従って一行内の文字データの
   文字サイズ等を制御することを特徴とする文書編集表示
   印刷装置。