JPH10283844A - 鋼心アルミ撚線 - Google Patents

鋼心アルミ撚線

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JPH10283844A
JPH10283844A JP10098197A JP10098197A JPH10283844A JP H10283844 A JPH10283844 A JP H10283844A JP 10098197 A JP10098197 A JP 10098197A JP 10098197 A JP10098197 A JP 10098197A JP H10283844 A JPH10283844 A JP H10283844A
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JP
Japan
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steel
wire
aluminum
strand
element wires
Prior art date
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Pending
Application number
JP10098197A
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English (en)
Inventor
Kazuo Yokoyama
一雄 横山
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Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 鋼心アルミ撚線における最内層アルミ素線の
ニッキング(圧潰)を減少させる。 【解決手段】 鋼撚線12の最外層素線として成形鋼素
線11を用いて,鋼撚線12の外周面を平滑にする。こ
の鋼撚線12の外周にアルミ素線13(円形または成形
アルミ素線)を撚り合わせて,鋼心アルミ撚線14を構
成する。この鋼心アルミ撚線14を架設する際の延線作
業において,金車通過時に最内層アルミ素線13aと硬
度の高い鋼撚線12との間に押圧力が作用するが,鋼撚
線12の外周面が平滑であり,最内層アルミ素線13a
と鋼撚線12とが,円形素線と円形素線との接触の場合
の点接触ではなく,線接触状態となるので,最内層アル
ミ素線13aへの圧力集中が軽減され,ニッキングが軽
減される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は,架空送電線に用
いられる鋼心アルミ撚線に関し,特に,アルミ素線のニ
ッキング(圧潰)が少なく長距離延線用の架空送電線と
して用いて好適な鋼心アルミ撚線に関する。
【0002】
【従来の技術】図9に示すように,亜鉛メッキ鋼線など
の鋼素線1を撚り合わせた鋼撚線2をテンションメンバ
として中心に配置し,その周囲にアルミ素線3(最内層
アルミ素線を3aで示す)を撚り合わせてなる鋼心アル
ミ撚線4は,軽量かつ高張力という特性を容易に実現で
きるので,架空送電線として広く用いられている。この
種の従来の鋼心アルミ撚線4では,鋼撚線2を構成する
鋼素線1として図示の通りすべて円形素線(丸素線)を
用いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで,送電線路へ
の電線の架設工事における延線作業として,一般に,1
延線区間内の各鉄塔の腕金に設置した金車に,電線を引
くためのワイヤロープを手延線で展開した後,その端末
に電線を接続の上,ワイヤロープの先端をウインチで引
き抜くことにより,ワイヤロープを電線に置き換える工
法が行われている。この場合,延線車により電線に与え
るべきバックテンションの他,各鉄塔に設置した金車に
おける抵抗(金車抵抗)があり,また地形その他の線路
条件等によっては,延線張力が4000kgf〜500
0kgf等とかなり大きくなる。電線がこのような大き
な張力で金車上を引かれると,電線は金車から大きな押
圧力を受けることになる。延線する電線が鋼心アルミ撚
線4である場合,各金車でこのような押圧力を受ける延
線履歴を経た鋼心アルミ撚線4には,そのアルミ素線3
にニッキング(圧潰)と呼ばれる永久変形が生じる。
【0004】このニッキングはアルミ素線同志の接触に
よっても生じるが,アルミニウムと鋼とでは硬度に大き
な差があるので,特に,硬い鋼素線1に接触するアルミ
素線3すなわち最内層アルミ素線3aにおいて最も大き
なニッキングが発生することになる。従来の鋼撚線2は
すべて円形鋼素線1からなるので,鋼撚線2の最外層と
最内層アルミ素線3aとの接触は点接触の状態となり,
金車通過時には金車上で最内層アルミ素線3aが点接触
の状態でしごかれることになる。このため,前述のよう
に大きなニッキングが発生する。なお,ニッキングの程
度については,鋼心アルミ撚線の平均ニッキング率を求
める式(詳細は省略)が実験式として提唱されている
が,これは試験場内における模擬試験結果から算出され
たもので,実際の送電線路においては,地形その他の線
路条件等によりニッキング率は大幅に増大するのが一般
である。
【0005】前述のニッキングはアルミ素線に発生する
永久変形であり,これによりアルミ素線の断面積が減少
することから,アルミ素線の引っ張り強さの低下,疲労
限応力の低下等を招くことになる。このニッキングは,
延線作業時の電線張力,金車接触角,金車径および金車
通過回数に大きく左右されるが,特に,電線張力および
金車通過回数が大きく影響するので,延線区間が長大化
することに比例してニッキングが増大する。山岳地では
通常1つの延線区間の長い長距離延線とし,また,その
他の事情で長距離延線が必要となる場合があるが,その
ような場合,上記の通り延線距離に比例してニッキング
が増大するので,電線の引っ張り強度の低下および振動
疲労限の低下等を招くことになり,長距離延線に対する
制約となる場合もあった。
【0006】本発明は上記従来の欠点を解消するために
なされたもので,延線作業時のアルミ素線のニッキング
を減少させることができ,長距離延線を可能にする鋼心
アルミ撚線を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明は,テンションメンバとして中心に配置した鋼撚線の
外周に導電路としてのアルミ素線を撚り合わせてなる鋼
心アルミ撚線において,前記鋼撚線の少なくとも最外層
素線を成形素線で構成して,鋼撚線の外周面を平滑にし
たことを特徴とする。
【0008】
【発明の実施の形態】以下,本発明の実施の形態を図1
〜図8に示した実施例を参照して説明する。図1は本発
明の鋼心アルミ撚線における一実施例の鋼撚線12を示
すもので,この鋼撚線12は,中心の円形亜鉛メッキ鋼
素線10の周囲に成形亜鉛メッキ鋼素線11を1層に撚
り合わせて,外周面を平滑にしたものである。そして,
例えば図2に示すように,この鋼撚線12をテンション
メンバとして中心に配置し,その周囲に円形アルミ素線
13を例えば2層に撚り合わせて,鋼心アルミ撚線14
を構成する。最内層アルミ素線を13aで示す。また,
図3に示すように,前記鋼撚線12の周囲に成形アルミ
素線23(最内層アルミ素線を23aで示す)を例えば
2層に撚り合わせて,鋼心アルミ撚線24を構成するこ
ともできる。また,図4に示すように,前記鋼撚線12
の周囲に成形アルミ素線33(最内層アルミ素線を33
aで示す)を例えば2層に撚り合わせ,最外層に円形ア
ルミ素線33’を撚り合わせて,鋼心アルミ撚線34を
構成することもできる。
【0009】上記鋼心アルミ撚線14,24,34にお
いては,テンションメンバである中心の鋼撚線12の最
外層の亜鉛メッキ鋼素線11が成形素線であり鋼撚線1
2の外周が平滑化されているので,その外周に撚り合わ
せされる最内層のアルミ素線13a,23a,33aと
鋼撚線12との接触が線接触(図2の場合)または面接
触(図3,図4の場合)となる。したがって,最内層の
アルミ素線13a,23a,33aに鋼撚線12側から
作用する圧力が軽減され,最内層のアルミ素線13a,
23a,33aのニッキングは減少する。これにより,
長距離延線に対する制約が軽減され,従来よりさらに長
い長距離延線を行うことが可能となる。
【0010】前記の鋼撚線12は1層撚りの場合である
が,多層撚りの鋼撚線を用いる場合は,図5に示すよう
に,中心の鋼素線40および内層の鋼素線40は円形亜
鉛メッキ鋼素線とし,最外層の亜鉛メッキ鋼素線41と
して成形素線を用いて,鋼撚線42を構成することもで
きる。そして,例えば図6に示すように,前記鋼撚線4
2の外周に例えば図4と同様に成形アルミ素線43(最
内層アルミ素線である)および円形アルミ素線43’を
撚り合わせて,鋼心アルミ撚線44を構成することがで
きる。
【0011】また,図7あるいは図8に示した鋼心アル
ミ撚線54または64のように,テンションメンバの鋼
撚線52または62における成形鋼素線51または61
として,成形アルミ覆鋼線を用いることもできる。図7
における成形鋼素線51は,成形鋼線51aの周囲にア
ルミ被覆51bを形成した成形アルミ覆鋼線である。図
8における成形鋼素線61は,円形鋼線61aにアルミ
被覆61bを施した後,伸線により扇形に加工した成形
アルミ覆鋼線である。また,図示例では,テンションメ
ンバの鋼撚線52または62の外周に円形アルミ素線5
3または63(最内層アルミ素線を53aまたは63a
で示す)を例えば2層に撚り合わせている。
【0012】なお,鋼撚線の鋼素線として,上述の亜鉛
メッキ鋼線やアルミ覆鋼線に限らず,亜鉛メッキインバ
線,アルミ覆インバ線等の種々の鋼素線を用いることが
できる。また,鋼撚線の外周のアルミ素線として,硬ア
ルミ素線,アルミ合金素線等のアルミ素線を用いること
もできる。
【0013】また,上述の各実施例では,鋼撚線の最外
層素線に扇形断面の成形鋼素線を用いて,平滑な外周面
の鋼撚線を得たが,必ずしも鋼撚線の外周面の全面が平
滑でなくてもある程度のニッキング防止効果が得られる
ので,円形鋼素線のみを撚り合わせてなる通常の鋼撚線
を円形の孔型に通し圧縮成形して,最外層の円形の鋼素
線を部分的に潰す形で,部分的な平滑面を得ることこと
も考えられる。
【0014】
【発明の効果】本発明の鋼心アルミ撚線によれば,テン
ションメンバとする鋼撚線の最外層素線を成形素線で構
成して,鋼撚線の外周面を平滑にしたので,その外周に
撚り合わせされる最内層アルミ素線と鋼撚線との接触が
線または面接触となり,最内層アルミ素線に鋼撚線側か
ら作用する圧力が軽減され,これにより最内層アルミ素
線のニッキングを減少させることができた。これによ
り,長距離延線に対する制約が軽減され,従来より長い
長距離延線を行うことが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の鋼心アルミ撚線における鋼
撚線の断面図である。
【図2】図1の鋼撚線を用いた本発明の一実施例の鋼心
アルミ撚線の断面図である。
【図3】図1の鋼撚線を用いた本発明の他の実施例の鋼
心アルミ撚線の断面図である。
【図4】図1の鋼撚線を用いた本発明のさらに他の実施
例の鋼心アルミ撚線の断面図である。
【図5】本発明における鋼撚線の他の実施例を示す断面
図である。
【図6】図5の鋼撚線を用いた本発明の一実施例の鋼心
アルミ撚線の断面図である。
【図7】本発明のさらに他の実施例を示す鋼心アルミ撚
線の断面図である。
【図8】本発明のさらに他の実施例を示す鋼心アルミ撚
線の断面図である。
【図9】従来の鋼心アルミ撚線の断面図である。
【符号の説明】
11,41,51,61 成形鋼素線(鋼撚線の最外
層素線) 12,42,52,62 鋼撚線 13,23,33(33’),43,53,63 ア
ルミ素線 13a,23a,33a,43a,53a,63a
最内層アルミ素線 14,24,34,44,54,64 鋼心アルミ撚

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テンションメンバとして中心に配置した
    鋼撚線の外周に導電路としてのアルミ素線を撚り合わせ
    てなる鋼心アルミ撚線において,前記鋼撚線の少なくと
    も最外層素線を成形素線で構成して,鋼撚線の外周面を
    平滑にしたことを特徴とする鋼心アルミ撚線。
JP10098197A 1997-04-03 1997-04-03 鋼心アルミ撚線 Pending JPH10283844A (ja)

Priority Applications (1)

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JP10098197A JPH10283844A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 鋼心アルミ撚線

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10098197A JPH10283844A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 鋼心アルミ撚線

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JPH10283844A true JPH10283844A (ja) 1998-10-23

Family

ID=14288524

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JP10098197A Pending JPH10283844A (ja) 1997-04-03 1997-04-03 鋼心アルミ撚線

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JP (1) JPH10283844A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015122172A (ja) * 2013-12-20 2015-07-02 株式会社ジェイ・パワーシステムズ 送電線

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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