JPS5920796B2 - 可塑物補強用スチ−ルコ−ドおよびその製造法 - Google Patents

可塑物補強用スチ−ルコ−ドおよびその製造法

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JPS5920796B2
JPS5920796B2 JP50110357A JP11035775A JPS5920796B2 JP S5920796 B2 JPS5920796 B2 JP S5920796B2 JP 50110357 A JP50110357 A JP 50110357A JP 11035775 A JP11035775 A JP 11035775A JP S5920796 B2 JPS5920796 B2 JP S5920796B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はウオリントン撚りの心ストランドの心素線と側
素線の飛び出しを防止した可塑物補強用スチールコード
の製造法に関するものである。
一般に、コンベアベルトaは第8図に示す如く、カバー
ゴムeに補強用スチールコードbが埋設され、エンドレ
スベルトに接合するために継目Cにおいてはスチールコ
ードの両端部を互に隙間dを設けて重複して配設しカバ
ーゴムeでカバーしている(第8図は使用後のエンドレ
スコンベアベルトの継目部Cのカバーゴムeを切除した
状態を表ワシテいる。
)。しかるに、従来のコンベアベルトaに埋設されたス
チールコードbにおいては、一定時間使用するとスチー
ルコードbの端部に心素線または心素線と側素線の一部
が突出した飛び出し部fができる。
この飛び出し部fはやがてカバーゴムeを突き破ってコ
ンベアベルトを使用不能にする欠点があった。
しかしながら、従来は、この飛び出し現象に対しては、
適切な対策がなされていなかった。
次に、このようなコンベアベルト等の可塑物補強用に従
来使用されているスチールコードとして、第6図Aに断
面で示すような、平行撚りの一種であるウオリントン撚
りの心ストランドScの回りにウオリントン撚りの側ス
トランドSaが撚られているものがある。
第6図Bはウオリントン撚りの心ストランドScの側面
を示し、第6図Cは心ストランドScの断面を示してい
る。
ここで、Wdま心素線、Wlは第1側素線、W2は第2
側素線、W3は第3側素線である。
このウオリントン撚りストランドScでは第1側素線W
1の撚りピッチP1と第2および3側素線W2.W3の
撚りピッチP2とは同じになっている。
しかして、このウオリントン撚りのスチールコードは、
同一径の普通撚りのスチールコードよりも破断強力が高
く、かつ線接触による機械的疲労も少ないという利点が
ある。
しかしながら、コンベアベルト等の可塑物補強材として
ウオリントン撚りスチールコードを使用した場合には、
例えばコンベアベルト運転中に発生する屈曲応力によっ
て、前記のようにスチールコードの芯ストランドの一部
がコードの末端部より突出した飛び出し部分子が生ずる
という欠点がある(第5図参照)。
この飛び出し現象は、実際にコンベアベルトの継目部を
撮影したレントゲン写真の一部を模写した第9図におい
て、カバーゴムeの中に並列に埋設されたスチールコー
ドのうち、1つのスチールコードbの端部より飛び出し
部分子が飛び出していることによりわかる。
従来、可塑物補強用に用いられていたウオリントン撚り
タイプのスチールコードの断面形状は、第1図A、B、
Cに示されている。
これらのスチールコードにおいて、心ストランドScと
しては、第3図Aに示す通常のつ71Jントン撚りのも
の、あるいは第3図Bに示すセミウオリントン撚りのも
の(ウオリントン撚りの心素線0の代わりに3本撚りス
トランドを用いている)を用い、心ストランドScの回
りに撚られる側ストランドSaとしては、第1図A、H
に示すようにウオリントン撚りのものを6コ配設したも
の、あるいは第1図Cに示すように7本撚りのもの6コ
配設したものがある。
このようなストランドは、周知の設備で撚られ、その心
ストランドScは心素線0の回りに第1側素線1が6本
、各第1側素線の外周に第2側素線2が6本、第2側素
線2の間に介在して第3側素線3が6本で撚られてなる
側ストランドSaも各素線の符号に′をつけて表わした
ように同様である。
第2側素線2は特に細い線を用いてストランドの直径が
大きくならないように形成されている。
次に第3図に示す心ストランドScについて説明すると
、心素線と側素線との絡みつき(接触)を良好にするた
め、心素線0には側素線1の直径に対して1.05乃至
1.1倍に増径したワイヤが使用され、各側素線間には
隙間g12g2は殆どない。
コンベアベルトの製造時にゴムにスチールコードRwを
埋設して加硫反応させる際に前記隙間g1゜g2が殆ど
ないことによって生のクッションゴムは外層の第2およ
び第3側素線2,3により遮断され、第1側素線1の外
周面にまで浸透しないままに固定される。
一方、飛び出し現象に関係する別の問題とじて心素線0
に対する第1側素線1の絡みつき性(接触性)がある。
一般にスチールロープの撚り加工においては、撚りかけ
を円滑にし、かつ不反発性をもたせて分離しないように
するために90乃至95%の型付は加工を行った素線が
使用されている。
この型付は率といわれるのは、ストランドの、撚り加工
時に、前もって側素線となるワイヤに型付けするウェー
ブと、そのストランド中におけるその側素線の軌跡の直
径との比である。
型付は率が太きいと第1側素線1は心素線0に対して絡
みつき性(接触性)が悪く、反対に型付は率が小さいと
第1側素線1は反発性のために分離し易いものである。
以上述べたことを要約すると、従来のスチールコードに
おいては、各素線は隙間を少くして外径に対する有効断
面積を大きくし耐破断性が向上するように、その側素線
相互間に最小限の隙間しか生じないように線径が設定さ
れ撚り合わされていることにより中心部にゴム等可塑物
が浸透せず、接着力が弱いま5接着固定されることにな
ると同時に、心ストランドは側ストランドに対して直線
状であり、しかも、この心ストランドにおいても中心部
の心素線と第1側素線は特に直線状であり、更に、側素
線は大きく型付けされていて中心部は外周部からの締付
力も小さいために、可塑物に埋設して補強した場合に、
繰り返し曲げ応力が作用すると、前述のように、心スト
ランドの中心部の心素線および第1側素線が、可塑物の
浸透不足と締付力の不足が相俟って直線状であることに
より屈曲のたびに少しずつずれてベルト接合部の切断端
面から押し出され、更に、ストランドの中心部において
は可塑物の浸透不足により素線と素線が直接接触して摩
耗するために、素線切れが発生し易く、耐屈曲性、耐破
断性等の強度劣化が生起するという欠点がある。
本発明は従来のスチールコードの飛び出し現象を防止す
るため、ウオリントン撚りあるいはセミウオリントン撚
りのスチールコードの各側素線の間に適当な隙間をもた
せることによって、スチールコードの各側素線の間に、
さらに心素線付近にまでゴムなどの可塑性物の浸透を容
易にすることを目的とするものであり、更に、スチール
コードの撚り加工の際に、心ストランドの第1側素線の
型付率を適当な値で行うことによって、側素線の心素線
に対する絡みつきを良くして飛び出し現象を防止する製
造方法を提供することを目的とするものである。
本発明製造法は、第1側素線の直径の1.15乃至1.
5倍の直径を有する心素線又は3本撚りストランドを牽
引しつつ、該心素線又は3本撚りストランドの回りに、
型付率65乃至90%のウェーブ加工が施された第1側
素線をウオリントン撚り加工して心ストランドを形成し
、次いで該心ストランドを牽引しつつ、該心ストランド
の回りに他の側ストランドを撚り合わせるものである。
先ず、本発明製造方法により製造されるスチールコード
の構成を、実施例について、図面に沿って説明する。
実施例 1 本例はウオリントン撚りスチールコードの心素線が単線
の場合であって、その構造は第2図Aに示し、各素線の
構成は前に説明した第1図Aと同様であって、本発明の
ものと従来のものとを比較して説明する。
A 従来のスチールコードRwの場合 (I) スチールコードRwの直径8.8 mm(I
I) 各ストランドSc、Saの各素線の直径Sc
Sa 素線0−0.765mm 素線0’−0,640m
m1・・・0.725 1’・・・0.600
2・・・0.580 2’・・・0.4853
・・・0.765 3’・・・0.640上記
第1側素線1の直径(0,725mm)に対し心素線0
の増径率は次の通りになる。
心ストランドScの各素線間の隙間g12g2は第3図
に見られるように殆どない(gl:0.02mm、
g2=0.04mm程度である)。
よって第2側素線2と第3側素線3との間、すなわち第
1側素線1の外周面までへのゴムの浸透は全くなく、ま
たこの部分子をコードから引き抜く値はICrIL長さ
当り10kgと非常に低い。
また、このスチールコードRwを使用したベルトを走行
試験機に装着して屈曲走行させると約10時間で素線の
飛び出しが認められた。
シーブ直径 500mm ベルト速度 250m/min 本発明のスチールコード5の場合 心ストランドScの心素線0のみ1.05mmとし他は
上記従来のスチールコードRwと全く同じにすると第1
側素線1に対する心素線0の増径率は次の通りになる。
この場合に心ストランドScの各素線間の隙間g11g
2は第4図に拡大して示すように、従来例を示す第3図
の心ストランドに比べて大きいことが理解されるであろ
う(g1=o、x 7mm、 g2#0.11mm程
度である)。
したがって、この場合はゴムの浸透も良く、心素線0お
よび第1側素線1の外周面にはゴムが充分に耐着し、こ
の部分子をコードから引抜く引抜力も1crfL長さ当
たり28k19と大きく、従来のものの約3倍となる、
すなわち引抜抵抗が約3倍になる。
なお、図面においては、第1側素線1と第2側素線2と
の細隙は、隙間g12g2に比べて小さいため、両側素
線1,2は接するように表示されている。
したがって、隙間g1を通じて容易に第1側素線1の外
周面にまで達したゴム等の可塑物は、前記細隙を通じて
、第1側素線1,1間の隙間g2に、場合によっては心
素線0付近にまで浸透する。
また、このスチールコード5を埋設して製作したベルト
について前記同様の走行試験を同一条件で行ったところ
、480時間経過後も素線の飛び出し現象は全く認めら
れなかった。
実施例 2 本例はウオリントン撚りスチールコードで心素線が3本
撚りの場合であって、その構造は第2図Bに示し、各素
線の構成は前の第1図Bの説明におけると同じである。
A 従来のスチールコードR3Wの場合 (I) スチールコードの直径8.8 mm(n)
各ストランドSc、Saの各素線の直径は実施例1に
対して心素線0が3本撚りで各単線0の直径が0.35
5mmであることにより実施例1の心素線0と同直径(
0,765mm)となり、その他の素線の直径は同じで
ある。
この場合にもゴム浸透度、引抜力および素線飛び出し状
態は実施例1(従来例)の場合とほとんど同じ結果を示
した。
B 本発明スチールコード6の場合 心素線0を0.488mmの素線を3本撚りにし、この
合せた撚り線の直径を1.05mmにした。
この場合の第1側素線1に対する増径率も以下のように
なる。
心素線0・・・1.45倍 この場合にもゴム浸透度は充分あり引抜力28kg/m
と高くまた前記と同条件での走行試験に於ても480時
間で全く異常は認められなかった。
実施例 3 本例は第2図Cに示す構造で、各素線の構成は第1図C
に示す従来のものと同様であり、両者を比較して説明す
ると、 A 従来のスチールコードの場合 (I) スチールコードR7Sの直径6゛、0朋(I
I) 各ストランドSc、Saの各素線の直径は以下
のようである。
Sc Sa 素線Q −0,52mn Q’−0,66mmSc
Sa 1・・・0.49 ’l’・・・0.62・・
・0.39 3・・・0.52 上記第1側素線1の直径(0,49mm)に対し、心素
線0の増径率は次の通りとなる。
心素線0・・・1.06倍 この場合にも実施例1,2で述べたようにゴム浸透なく
引抜力も低く、また走行試験で素線の飛び出しが認めら
れた。
B 本発明スチールコード7の場合 上ストランドScの心素線0のみ0.71mm(増径率
・・・1.45)とし、他の素線は従来と同じにした。
この場合には実施例1および2の本発明の項でも記した
と同様にゴムの浸透性もよく、引抜力も高く、また、走
行試験でも素線の飛び出しは認められなかった。
上記実施例における増径率の変化によるゴムとの接着力
およびゴムの浸透度の試験を行った結果をまとめて示す
と次の通りであった。
この第1表より、素線の飛び出しが生じない場合は、第
2側素線2と第3側素線3との間の隙間g1が、第1側
素線1の直径dの0.12乃至0.24倍であればよい
ことがわかる。
すなわち、である。
次に心素線0を増径した場合の耐屈曲疲労試験を行った
結果は次の第2表の通りであった。
試験はJIS3535(1965)に示されている耐久
試験機を用いた。
シープ直径 76.0mm スチールコード直径 8.0 荷 重 60.0kg以上のように
、〈実施例1〉、〈実施例2〉および〈実施例3〉は、
要するに、ウオリントン撚り又はセミウオリントン撚り
の心ストランドを有するスチールコードにおいて、該心
ストランドの心素線(ウオリントン撚りの場合)又は3
本撚りストランド(セミウオリントン撚りの場合)の直
径を、第1側素線の直径に対して1.15乃至1.5倍
に増径することにより、各第1側素線の間に比較的大き
な隙間g2を形成し、それによって第2側素線と第3側
素線との間にも比較的大きな隙間g、を形成したもので
、ゴム等の可塑物内に埋設すると第1側素線の外周面、
さらに第1側素線間の隙間および心素線の外周面にまで
ゴム等の可塑物の浸透を可能ならしめ、その可塑物の接
着力により心素線および第1側素線の飛び出しを防止す
るものである。
なお、各側ストランドSaの間にも隙間g3が形成され
ることは言うまでもない。
続いて、本発明に係るスチールコードの製造方法につい
て説明する。
スチールコードの撚り加工に用いた撚線機は第9図およ
び第10図に示すような従来の装置であるが、心ストラ
ンドScの第1側素線1の型付けは型付は率を変化させ
た。
第9図は心ストランドScを撚り加工する状態を示し、
心素線0は直線状に牽引され、その周囲に各側素線1,
2.3の合計18本が配置され、撚り口10に各素線が
集合され、・6素線0は牽引されつつ各側素線1,2.
3はその周囲を回転し心ストランドScが撚られて巻き
枠8に巻き取られる。
第1側素線1の型付は率は、100,90゜80.70
,65,60%と異る率で行った。
次に、第10図に示す如く、上記各心ストランドScと
従来の側ストランドSaを用い前記と同様に心ストラン
ドScを直線状に牽引しつつ側ストランドSaを心スト
ランドScの回りに配置してスチールコード9を撚り合
わせた。
型付は率を異らせた上記スチールコード9についてコン
ベアベルトのゴムに埋設し、心素線0と第1側素線1と
の同時に引抜いた試験の結果を示すと次の通りである。
この第3表より、ウオリントン撚りのスチールコードで
は、心ストランドScの第1側素線の型付は率を65乃
至90%とすることにより、第1側素線と心素線との絡
みつき性(接触性)を改善し、画素線の飛び出しを防止
できることがわかる。
本発明は上記の構成および実験成績によって解るように
、ウオリントン撚りの心ストランドの回りに側ストラン
ドを撚り合わせたスチールコードの心ストランドにおけ
る心素線の直径を第1側素線の直径の1.15乃至1.
5倍にして各第1側素線間に隙間を設けると、ゴム等の
可塑物との接着性が改善され、耐屈曲性が著しく向上し
、例えばコンベアベルト補強用即ち、可塑物補強用スチ
ールコードとして優れた性能を発揮するものが得られる
また心ストランドの第1側素線の型付は率を65〜90
%にしてスチールコードを製造することにより、引抜力
の優れたものが得られかつ、屈曲試験においても素線の
飛び出しは認められなかったという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図A、B、Cは従来のウオリントン撚りスチールコ
ードの断面構成図、第2図A、B、Cは本発明のウオリ
ントン撚りスチールコードの断面構成図、第3図A、B
はそれぞれ従来のウオリントン撚りのスチールコードの
心ストランドの拡大断面構成図、第4図A、Bはそれぞ
れ本発明のスチールコードの一例を示す心ストランドの
拡大断面構成図、第5図は飛び出し部を説明する断面お
よよび側面図、第6図は従来のスチールロープの図で、
Aは断面構成図、BおよびCは心ストランドの側面およ
び断面図、第7図はコンベアベルト接続部の一部のレン
トゲン写真の模写図、第8図はコンベアベルトの接続部
の斜視図、第9図および第10図はスチールコードの製
造法を説明する図である。 0・・・・・・心素線、1・・・・・・第1側素線、2
・・・・・・第2側素線、3・・・・・・第3側素線、
5,6,7・・・・・・スチールコート、8・・・・・
・巻キ枠、9・・・・・・スチールコード、10・・・
・・・撚り口、f・・・・・・飛び出し部、Sc・・・
・・・心ストランド、Sa・・・・・・側ストランド、
Rw・・・・・・ウオリントン撚りスチールコード、R
7s・・・・・・ウオリントン撚りの心ストランドに7
本撚りの心ストランドを配したスチールコード。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 第1側素線の直径の1.15乃至1.5倍の直径を
    有する心素線又は3本撚りストランドを牽引しつつ、該
    心素線又は3本撚りストランドの回りに、型付率が65
    乃至90%のウェーブ加工が施された第1側素線をウオ
    リントン撚り加工して心ストランドを形成し、次いで該
    心ストランドを牽引しつつ、該心ストランドの回りに他
    の側ストランドを撚り合わせることを特徴とする可塑物
    補強用スチールコードの製造方法。
JP50110357A 1975-09-10 1975-09-10 可塑物補強用スチ−ルコ−ドおよびその製造法 Expired JPS5920796B2 (ja)

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