JPH10283006A - プログラマブル表示装置 - Google Patents

プログラマブル表示装置

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JPH10283006A
JPH10283006A JP9094297A JP9094297A JPH10283006A JP H10283006 A JPH10283006 A JP H10283006A JP 9094297 A JP9094297 A JP 9094297A JP 9094297 A JP9094297 A JP 9094297A JP H10283006 A JPH10283006 A JP H10283006A
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programmable display
programmable
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Hiroichi Ishikawa
博一 石川
Yuuji Atomichi
祐二 跡路
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御対象28の動作状態をディスプレイ18に表
示すると共に、タッチパネル15の操作によって制御対象
28の動作を制御することが可能なプログラマブル表示装
置において、PLC2の制御プログラムを容易に作成す
る。 【解決手段】 プログラマブル表示装置1は、ディスプ
レイ18の画面に、所望のラダー図を手書きで描画するた
めの格子画面を表示する。そこでオペレータは、タッチ
パネル15の操作によって、格子画面の各格子領域を対象
としてラダー記号を手書きで描画する。プログラマブル
表示装置1は、手書きのラダー記号を画像認識処理によ
って認識し、その結果に基づいて、ラダー図を対応する
制御プログラムに変換する。変換された制御プログラム
はPLCに設定される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、化学工場のプラン
トや機械工場の生産ライン等を構成する各機器を制御対
象として、制御対象の動作状態等を表示する表示機能を
具えると共に、オペレータの指令に応じて制御対象の動
作を制御する制御機能を具えたプログラマブル表示装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、制御対象の動作状態を表示す
ると共に制御対象を制御するためのシステムとして、図
11に示す如く、主として表示機能を具えたプログラマ
ブル表示装置(5)と、主として制御機能を具えたプログ
ラマブル制御装置(6)とを通信ケーブル(50)によって互
いに接続してなるシステムが知られている。プログラマ
ブル表示装置(5)は、液晶ディスプレイ等から構成され
る表示器(51)と、表示器(51)の画面に貼り着けられたデ
ータ入力用のタッチパネル(52)と、マイクロコンピュー
タ等から構成される制御回路(53)と、表示制御用のメモ
リ(54)とを具えている。一方、プログラマブル制御装置
(6)は、一般にプログラマブルロジックコントローラ
(PLC)或いはシーケンサと称され、マイクロコンピュ
ータ等から構成されて前記プログラマブル表示装置(5)
と通信ケーブル(50)を介して接続される制御回路(61)
と、入出力制御用のメモリ(62)と、入出力端子を具えた
I/Oユニット(63)とを具えており、I/Oユニット(6
3)の入出力端子に制御対象(28)が接続される。プログラ
マブル制御装置(以下、PLCという)(6)の制御回路(6
1)は、例えばラダー言語を用いて予め作成された制御プ
ログラムに従って動作し、所定の制御機能を発揮する。
【0003】上記プログラマブル表示装置(5)のタッチ
パネル(52)の操作によって入力されたデータは、通信ケ
ーブル(50)を経てPLC(6)へ供給され、これに応じて
PLC(6)の制御回路(61)が制御データを作成し、該制
御データは、I/Oユニット(63)を経て制御対象(28)へ
出力される。これによって、制御対象(28)の動作が制御
されることになる。又、制御対象(28)から得られる状態
データは、PLC(6)を経てプログラマブル表示装置
(5)の制御回路(53)へ入力され、これに応じて制御回路
(53)は表示制御データを作成し、該表示制御データは表
示器(51)へ供給される。これによって、表示器(51)には
制御対象(28)の動作状態が表示されることになる。
【0004】ところで、PLC(6)に設定すべき制御プ
ログラムの作成は、図11に鎖線で示す様に、プログラ
ミングコンソール或いはラダーエディターツール等のプ
ログラミング装置(7)を接続して、該プログラミング装
置(7)をキー入力操作することによって行なわれてい
た。即ち、プログラミング装置(7)のキー入力操作によ
って、所望の制御動作を実現するためのシーケンス制御
を表わすラダー図を描画した後、描画終了操作を行なう
と、該ラダー図が機械語の制御プログラムに変換された
上で、PLC(6)にダウンロードされ、装置内のROM
に登録されるのである。
【0005】図6は、複数のラダー記号(71a)(71b)(71
c)から構成されるラダー図(72)の一例を表わしており、
この様なラダー図を作成する際には、図5に示す如く予
め設定されている複数のラダー記号(71)の中から1つの
ラダー記号を選択すると共に、その位置を指定するキー
操作を繰り返す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プログラミング装置(7)を用いたラダー図の作成におい
ては、プログラミング装置(7)の接続が必要であるばか
りでなく、所定のルールに従ったキー操作を行なう必要
があり、慣れないオペレータには操作が困難である問題
があった。本発明の目的は、特別なプログラミング装置
の接続が不要であり、然もラダー図の作成を容易に行な
うことが出来るプログラマブル表示装置を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決する為の手段】本発明に係るプログラマブ
ル表示装置は、出力手段の画面に所望のラダー図を手書
きで描画するための格子画面を表示する表示手段と、入
力手段の操作によって、格子画面の特定の格子領域を対
象としてラダー記号を手書きで描画するための描画手段
と、格子画面の任意の格子領域を選択する選択手段と、
選択された格子領域を対象として描画された手書きのラ
ダー記号について、所定の画像認識処理を施して、該ラ
ダー記号を識別する識別手段と、格子画面に描画された
複数のラダー記号からなるラダー図を前記ラダー記号の
識別結果に基づいて、対応する制御プログラムに変換す
る変換手段と、変換された制御プログラムをPLCへ供
給して、該PLC内のメモリに設定するための設定手段
とを具えている。
【0008】ここで、識別手段は例えば、所定の複数の
ラダー記号が画像データとして格納されたラダー記号格
納手段と、手書きで描画されたラダー記号とラダー記号
格納手段に格納されている各ラダー記号の間の一致/不
一致をパターンマッチングによって判定する判定手段と
を具えている。
【0009】又、PLCは、外部入出力端子に通信ケー
ブルを介して外部機器として接続されるもの(外部PL
C)、或いは、制御対象との間のデータの入出力を制御
する入出力制御手段を装置内に設けると共に、該入出力
制御手段に、制御対象との間のデータの入出力を行なう
データ入出力手段を接続して構成されるもの(内部PL
C)である。
【0010】上記プログラマブル表示装置において、P
LCの制御プログラムに編集を施さんとするとき、プロ
グラマブル表示装置の動作モードは、例えば入力手段の
操作によって、通常の運転制御モードから編集モードに
切り換えられる。尚、運転制御モードにおいて、本発明
のプログラマブル表示装置は、従来のプログラマブル表
示装置と同様、PLCを介して制御対象と接続された状
態で、所定の制御プログラムに従って動作し、該制御対
象の動作状態を出力手段に画像表示すると共に、入力手
段の操作に応じて該制御対象の動作を制御する。
【0011】これに対し、編集モードにおいては、出力
手段の画面に格子画面が表示される。そこでオペレータ
は、格子画面上に所望のラダー図を描画すべく、格子画
面中の1つの格子領域を選択し、該格子領域を対象とし
て、入力手段の操作によって1つのラダー記号を手書き
で描画する。そして、必要な全ての格子領域に対して順
次、選択、描画処理を進めることによって、一連の制御
プログラムを表わすラダー図を描画することが出来る。
【0012】各格子領域について手書きで描画されたラ
ダー記号は、例えばパターンマッチングなどの周知の手
法によって、回路記号として識別される。そして、該識
別結果に基づいて、格子画面に描画された複数のラダー
記号からなるラダー図が制御プログラムに変換される。
この変換は、所定の手続きによって自動的に行なうこと
が出来る。最後に、変換された制御プログラムはPLC
へ供給され、該PLC内のメモリに設定される。
【0013】具体的構成においては、更に、1つの格子
領域を対象として描画された手書きのラダー記号につい
ての識別結果に基づいて、該格子領域に対し、予め登録
されているパターンに従ってラダー記号を再描画する再
描画手段を具えている。該具体的構成によれば、手書き
で描画されたラダー記号が、予め登録されている所定の
パターンに従って、正確な形状に再描画されるので、最
終的に得られるラダー図は見やすいものとなる。
【0014】又、他の具体的構成において、表示手段
は、出力手段の画面に、ラダー記号を手書きで描画する
ためのウインドウを表示する。該具体的構成によれば、
手書きでラダー記号を描画するのに適切な大きさのウイ
ンドウを表示することによって、描画作業が容易とな
り、その後、格子画面の1つの格子領域にラダー記号を
再描画する際は、適当な大きさに縮小することによっ
て、ラダー図の全領域、或いは、より広い領域を1画面
に表示することが可能となる。
【0015】
【発明の効果】本発明に係るプログラマブル表示装置に
よれば、ラダー図の描画に入力手段を用いると共に、ラ
ダー図の表示に出力手段を用いることが出来、特別なプ
ログラミング装置の接続は不要である。又、ラダー図の
作成、編集は手書きで行なうことが出来るので、慣れな
いオペレータにとっても操作が容易である。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につ
き、図面に沿って具体的に説明する。本発明に係るプロ
グラマブル表示装置は、図7にその外観を示す様に、C
RT、EL、プラズマ或いは液晶等の各種のディスプレ
イ(18)を具え、該ディスプレイ(18)の画面には、データ
入力用のタッチパネル(15)が貼り付けられている。又、
プログラマブル表示装置(1)本体の背面側には、後述の
入出力ユニット(21)が一体に取り付けられている。
【0017】プログラマブル表示装置(1)は、図1に示
す如く、バスラインを介して、CPU(11)、ROM(1
2)、RAM(13)、タッチパネルコントローラ(14)、グラ
フィックコントローラ(16)及び通信コントローラ(19)が
接続され、タッチパネルコントローラ(14)にはタッチパ
ネル(15)が、グラフィックコントローラ(16)にはビデオ
RAM(17)及びディスプレイ(18)が接続される。ROM
(12)には、従来のプログラマブル表示装置と同様の画像
表示及び機器制御のためのメインプログラムや、後述す
る変換プログラム、ディスプレイ(18)に表示すべきベー
ス画面のグラフィックデータ等が格納されている。CP
U(11)は、ROM(12)内のメインプログラムに従って演
算処理を実行する。その演算結果は一旦、RAM(13)に
格納された後、グラフィックコントローラ(16)によって
ビデオRAM(17)上に展開され、該ビデオRAM(17)内
のデータに応じてディスプレイ(18)に画像が表示され
る。
【0018】又、CPU(11)には、従来のPLCが有し
ていた入出力制御機能を発揮するラダーコントローラ(2
0)を介して、従来のPLCが有していたデータ入出力機
能を発揮する入出力ユニット(21)が接続されている。該
入出力ユニット(21)には、制御対象(27)が接続される。
これによって、制御対象(27)の状態がRAM(13)内の所
定の入力データ格納エリアに取り込まれた後、該入力デ
ータに所定の演算処理を施して得られる出力データが、
RAM(13)内の所定の出力データ格納エリアに格納され
る。従って、プログラマブル表示装置(1)は、入出力ユ
ニット(21)に接続された制御対象(27)については、RA
M(13)をアクセスすることによって、その動作状態を把
握し、或いはその動作を制御することが出来る。
【0019】一方、PLC(2)は周知の如く、CPUユ
ニット(22)、メモリユニット(23)、計算機リンクユニッ
ト(24)、出力ユニット(25)及び入力ユニット(26)から構
成され、計算機リンクユニット(24)に前記プログラマブ
ル表示装置(1)の通信コントローラ(19)が接続される。
又、出力ユニット(25)及び入力ユニット(26)に制御対象
(28)が接続される。
【0020】ところで、プログラマブル表示装置(1)の
ROM(12)に格納されているメインプログラムは、出願
人の開発による“タグ機能”を用いたものであって、画
面上に描画された図形や数値の画像毎に付与された“タ
グ”に基づき、入力データに応じた画像表示変更動作を
実行するものである(例えば特公平3−68395号、
特開平5−303477号、特開平6−214535
号、特開平6−162155号等参照)。
【0021】即ち、プログラマブル表示装置(1)におい
ては、図10(a)に示す如き表示内容に変更の必要がな
い複数のベース画面(40)と、同図(b)に示す如きスイッ
チやランプ等の表示変更の必要がある複数の画像ブロッ
ク(41)(42)とをグラフィックデータとして、夫々ファイ
ル番号と共に予めメモり内に登録しておく。又、プログ
ラマブル表示装置(1)には、各ベース画面(40)上で実行
されるべき事象数に応じた数の処理指示語WがROM(1
2)内に格納される。処理指示語Wの基本的な構成は、図
8に示す如く、表示制御動作を実行すべきベース画面(4
0)のファイル番号Fと、該ベース画面上で実行すべき動
作内容を特定する事象名Tと、各実行事象毎に参照され
る1或いは複数のデータからなる参照情報Iとを一組と
して具えたものである。
【0022】一方、PLC(2)内のメモリユニット(23)
には、入出力されるデータが数値の如きワードデータに
対してはワードデバイスが、オンオフ状態の如きビット
データに対してはビットデバイスが、アドレス指定によ
り格納場所を特定可能に設定されている。これによっ
て、PLC(2)内の任意のワードデバイス或いはビット
デバイスをアクセスするだけで、制御対象の対応機器を
制御し、或いはその動作状態に関する情報を個別に取り
出すことが出来る。
【0023】PLC(2)内のメモリユニット(23)に構成
されたビットデバイス或いはワードデバイスが示す状態
情報の内、必要なものを適時にプログラマブル表示装置
(1)側のメモリに読み込む一方、プログラマブル表示装
置(1)内のROM(12)に格納されている処理指示語Wを
繰返し読み出し、各処理指示語Wの事象名Tで特定され
る内容の動作を、PLC(2)側の状態情報を参照しなが
ら実行することにより、PLC(2)側のビットデバイス
或いはワードデバイスの内容変化に応じて変化する表示
動作が行なわれる。
【0024】例えば図10に示す例では、予めファイル
番号Fと共に格納しておいた同図(a)のベース画面(40)
上に、ファイル番号Fとして格納されている同図(b)の
如きスイッチの画像ブロック(41)やランプの画像ブロッ
ク(42)が、同図(c)の如く合成されて表示されると共
に、合成画面(43)上の各画像ブロックの表示色がPLC
(12)側のビットデバイスの値に応じて夫々変更されるこ
とになる。
【0025】具体的には、表示変更動作のための処理指
示語は、ベース画面のファイル番号、画像ブロックの呼
び出しを特定する事象名、呼び出す画像ブロックを特定
するファイル番号、画像ブロックの表示時に参照するP
LC(2)側のビットデバイスのアドレス、ビットデバイ
スが「1」又は「0」のときの表示色を特定する情報、
画像ブロックを表示する画面上の座標データ等から構成
される。
【0026】これに対し、制御対象を制御するための処
理指示語は、タッチパネル(15)に対する押圧操作と連動
して、PLC(2)側に制御データを出力して、PLC
(2)に接続された制御対象(28)の制御を可能とするもの
であって、ベース画面のファイル番号、タッチパネル(1
5)の操作を特定する事象名、タッチパネル(15)からの入
力操作を有効とするディスプレイ(18)上の入力座標範
囲、タッチパネル(15)の操作と連動してデータを書き込
むべきPLC(2)側のデバイスのアドレス等から構成さ
れる。
【0027】図9は、タッチパネルの操作によって制御
対象を制御する際のプログラマブル表示装置(1)の動作
を表わしている。先ずステップS20にて、入出力ユニ
ット側との間でデータ通信が行なわれて制御対象が制御
されるオンライン状態か、プログラマブル表示装置のみ
を動作させて各種の設定処理、診断処理等を行なうオフ
ライン状態かの選択が行なわれ、オフラインの場合はス
テップS21にて所定の各種処理が実行される。
【0028】オンラインの場合は、ステップS22に移
行して、タッチパネルの操作が有ったか否かが判断さ
れ、NOの場合は、ステップS24にてデータ通信処理
が実行される。即ち、プログラマブル表示装置のメモリ
内に設定されている処理指示語で引用されているPLC
側の状態情報をプログラマブル表示装置側に取り出すも
のであって、メモリに格納されている処理指示語中、現
在表示されているベース画面に関係する処理指示語に含
まれる情報から、PLCのワードデバイス及びビットデ
バイスのアドレスを抽出し、PLCのメモリへ直接にア
クセスして、アドレス指定された状態情報データをメモ
り内に展開するのである。
【0029】ステップS22にてイエスと判断されたと
きは、ステップS23に移行し、タッチパネルによって
入力されたデータに基づいて所定の演算処理を実行した
後、ステップS24のデータ通信処理が実行される。そ
の後、ステップS25では、各事象の表示処理が実行さ
れ、メモリに格納されている処理指示語中、通信処理に
よって抽出された状態情報に基づく表示動作が行なわれ
る。尚、図1に示す入出力ユニット(21)に接続された制
御対象(28)を制御する際のプログラマブル表示装置(1)
の動作も基本的には同様であって、入出力ユニット(21)
及びラダーコントローラ(20)によって、上述のPLC
(2)と同様の動作が実行される。
【0030】本発明のプログラマブル表示装置(1)にお
いては、上述の“タグ機能”に基づく制御動作モードに
加えて、PLC(2)或いはラダーコントローラ(20)が実
行すべき制御プログラムを手書きのラダー図に基づいて
自動的に作成することが可能な編集モードの設定が可能
である。ここで、プログラマブル表示装置(1)のROM
(12)には、オペレータが作成したラダー図を、PLC
(2)やラダーコントローラ(20)が実行可能な機械語によ
る制御プログラムに変換する変換プログラムが格納され
ている。
【0031】図2及び図3は、本発明に係るプログラマ
ブル表示装置(1)の動作を表わしたものである。先ず図
2のステップS1では、プログラマブル表示装置(1)に
直接に接続された制御対象(27)、或いはPLC(2)を介
して接続された制御対象(28)の制御を行なう通常のオン
ライン処理を実行し、その後、ステップS2にて、オフ
ライン操作が為されたか否かが判断される。
【0032】ステップS2にてオフライン操作が判断さ
れたときは、ステップS3に移行して、ラダー図の編集
やデバイスの値を変更するためのラダーモードが指定さ
れたか否かが判断される。ここでノーと判断されたとき
は、ステップS13に移行して、通常のオフライン処理
を実行する。一方、ステップS3にてイエスと判断され
たときは、ラダー図の編集を行なうべき対象PLCに格
納されている制御プログラムを読み出して、これをラダ
ー図に変換した上で、該ラダー図をディスプレイに表示
する。尚、ラダー図の新規作成を行なう場合は、ラダー
図の表示手続きは省略される。その後、ステップS5に
て編集モードが指定されたか否かが判断され、イエスと
判断されたときは、ステップS6にて手書きラダー記号
の入力に待機し、その入力があったとき、ステップS7
のラダー図の編集及び変換処理に移行する。
【0033】ラダー図の編集及び変換処理においては、
図3に示す様に、先ずステップS71にてディスプレイ
の画面に格子画面を表示する。ここで、ラダー図の編集
を行なう場合は既に表示されているラダー図に重ねて格
子画像が表示され、ラダー図の新規作成を行なう場合は
図4(a)の如く格子画像のみからなる格子画面(3)が表
示されることになる。次にステップS72にて1つの格
子領域がタッチされたか否かが判断される。ここで、1
つのラダー記号を割り当てるべき1つの格子領域がタッ
チ操作されると、ステップS73にて、図4(b)の如く
格子画面(3)上のタッチされた格子領域が他の格子領域
と区別可能な表示に切り替わると共に、ラダー記号を手
書きで描画するためのウインドウ(32)が開き、該ウイン
ドウ(32)内には、OKキー(33)が表示されることにな
る。
【0034】そこで、ユーザはタッチパネルをタッチペ
ン等で操作して、図4(c)の如くラダー記号描画ウイン
ドウ(32)内に、所望の1つのラダー記号(34)と、該ラダ
ー記号(34)を割り当てるべきアドレス(35)とを描画す
る。描画された手書きラダー記号(34)及びアドレス(35)
は、図3のステップS74にてRAM(13)内に取り込ま
れる。続いて、ステップS75では、図4(c)に示すO
Kキー(33)のタッチ操作に待機し、OKキー(33)がタッ
チ操作されると、図3のステップS76にて、描画され
た手書きのラダー記号及びアドレス文字を対象とする画
像認識処理を実行して、ラダー記号及びアドレス文字の
識別を行なう。ここで、画像認識の手法としては、例え
ば周知のパターンマッチングを採用することが出来る。
【0035】その後、ステップS77にて、識別された
ラダー記号とアドレス文字に基づいて、図4(a)の如く
前記のタッチ操作された格子領域(31)に、ラダー記号及
びアドレス文字を含む所定パターンの画像ブロック(36)
を表示する。尚、ラダー図の編集においては、元の格子
領域(31)に表示されていたラダー記号及びアドレス文字
を含む画像ブロックが消去された上で、新しい画像ブロ
ック(36)が表示される。そして、図3のステップS78
にて、必要な全ての格子領域について、ラダー記号の手
書き入力、画像認識が終了したかどうかを判断し、ノー
の場合はステップS72に戻って同じ手続きを繰り返
す。一方、ステップS78にてイエスと判断されたとき
は、ステップS79に移行し、所定の変換プログラムを
実行することによって、ラダー図を機械語の制御プログ
ラムに変換し、該制御プログラムを元のPLC或いはラ
ダーコントローラに書き戻す。
【0036】図2のステップS5にてノーと判断された
ときは、ステップS8にて制御対象のデバイスの現在値
を表示し、ステップS9にて、手書き文字入力に待機す
る。ここで文字入力があったときは、ステップS10に
移行して手書き入力文字を数値データに変換する。その
後、ステップS11にて、変換された数値データをデバ
イスの現在値と比較して、デバイスの現在値に変更があ
ったか否かが判断される。デバイスの現在値に変更が無
かったときはステップS9に戻り、変更が有ったときは
ステップS12に移行して、数値データをデバイスに書
き込む。
【0037】そして、最後にステップS14にて、作
成、編集された制御プログラムに基づいてプログラマブ
ル表示装置による制御運転を開始するか否かを判断し、
ノーのときはステップS3に戻り、イエスのときはステ
ップS1に戻って、通常のオンライン処理を実行する。
【0038】上記プログラマブル表示装置によれば、プ
ログラマブル表示装置(1)の構成要素であるタッチパネ
ル(15)とディスプレイ(18)を用いて、PLC(2)の制御
プログラムを新規作成し、或いは編集を施すことが出来
るので、従来の如きプログラミング装置の接続は不要で
あり、簡易な構成によって、制御プログラムのメンテナ
ンスを容易に行なうことが出来る。特に、入出力ユニッ
ト(21)及びラダーコントローラ(20)からなる内部PLC
機能についての制御プログラムの作成、編集は、プログ
ラマブル表示装置(1)内部のバスを介した通信によって
高速に行なうことが出来る。
【0039】尚、本発明の各部構成は上記実施の形態に
限らず、特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で種々の
変形が可能である。例えば、制御プログラムの編集を施
す際は、オペレータにパスワードの入力を義務づけるこ
とによって、特定のオペレータにのみ編集権を与えるこ
とが可能である。又、編集作業が行なわれたときには、
編集者の氏名や編集時刻等のログイン情報をプログラマ
ブル表示装置(1)内のメモリに格納する構成を採用すれ
ば、編集についての責任の所在を明確にすることが出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るプログラマブル表示装置の構成を
表わすブロック図である。
【図2】プログラマブル表示装置におけるラダー図編集
モードの前半の動作を表わすフローチャートである。
【図3】同上の後半の動作を表わすフローチャートであ
る。
【図4】格子画面にラダー記号を手書きで描画する際の
画面表示を表わす図である。
【図5】複数のラダー記号を表わす図である。
【図6】ラダー図の一例を表わす図である。
【図7】プログラマブル表示装置の外観を表わす一部破
断斜視図である。
【図8】処理指示語のデータフォーマットを表わす図で
ある。
【図9】操作パネルの操作に基づく制御手続きを表わす
フローチャートである。
【図10】ベース画面(a)、画像ブロック(b)、合成画
面(c)を表わす図である。
【図11】従来のプログラマブル表示装置及びPLCの
構成を表わすブロック図である。
【符号の説明】
(1) プログラマブル表示装置 (15) タッチパネル (18) ディスプレイ (21) 入出力ユニット (20) ラダーコントローラ (2) PLC (27) 制御対象 (28) 制御対象 (71) ラダー記号 (72) ラダー図

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の制御プログラムに従って動作する
    プログラマブル制御装置を介して制御対象と接続され、
    該制御対象の動作状態を出力手段に画像表示すると共
    に、入力手段の操作によって該制御対象の動作を制御す
    ることが可能なプログラマブル表示装置において、 出力手段の画面に、所望のラダー図を手書きで描画する
    ための格子画面を表示する表示手段と、 入力手段の操作によって、格子画面の特定の格子領域を
    対象としてラダー記号を手書きで描画するための描画手
    段と、 格子画面の任意の格子領域を選択する選択手段と、 選択された格子領域を対象として描画された手書きのラ
    ダー記号について、所定の画像認識処理を施して、該ラ
    ダー記号を識別する識別手段と、 格子画面に描画された複数のラダー記号からなるラダー
    図を、前記ラダー記号の識別結果に基づいて、対応する
    制御プログラムに変換する変換手段と、 変換された制御プログラムをプログラマブル制御装置へ
    供給して、該装置内に設定するための設定手段とを具え
    ているプログラマブル表示装置。
  2. 【請求項2】 更に、1つの格子領域を対象として描画
    された手書きのラダー記号についての識別結果に基づい
    て、該格子領域に対し、予め登録されているパターンに
    従ってラダー記号を再描画する再描画手段を具えている
    請求項1に記載のプログラマブル表示装置。
  3. 【請求項3】 描画手段は、出力手段の画面に、ラダー
    記号を手書きで描画するためのウインドウを表示する請
    求項1又は請求項2に記載のプログラマブル表示装置。
  4. 【請求項4】 識別手段は、複数のラダー記号が画像デ
    ータとして格納されたラダー記号格納手段と、手書きで
    描画されたラダー記号とラダー記号格納手段に格納され
    ている各ラダー記号との間の一致/不一致をパターンマ
    ッチングによって判定する判定手段とを具えている請求
    項1乃至請求項3の何れかに記載のプログラマブル表示
    装置。
  5. 【請求項5】 プログラマブル制御装置は、外部入出力
    端子に通信ケーブルを介して外部機器として接続される
    請求項1乃至請求項4の何れかに記載のプログラマブル
    表示装置。
  6. 【請求項6】 プログラマブル制御装置は、制御対象と
    の間のデータの入出力を制御する入出力制御手段をプロ
    グラマブル表示装置内に設けると共に、該入出力制御手
    段に、制御対象との間のデータの入出力を行なうデータ
    入出力手段を接続して構成される請求項1乃至請求項4
    の何れかに記載のプログラマブル表示装置。
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