JPH10280463A - フロントローダのブームシリンダ保持構造 - Google Patents

フロントローダのブームシリンダ保持構造

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JPH10280463A
JPH10280463A JP8822197A JP8822197A JPH10280463A JP H10280463 A JPH10280463 A JP H10280463A JP 8822197 A JP8822197 A JP 8822197A JP 8822197 A JP8822197 A JP 8822197A JP H10280463 A JPH10280463 A JP H10280463A
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holding
boom cylinder
holding member
cylinder
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JP8822197A
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English (en)
Inventor
Naotoshi Miyata
尚稔 宮田
Masayuki Nakano
正之 中野
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マストに対してブームとブームシリンダとを
離脱した際に、離脱したブームシリンダの連結端部をブ
ームに簡単かつ安定的に保持し、まとまりを良好にでき
るようにする。 【解決手段】 トラクタ車体に装着したマストの上部
に、先端に作業具4を有するブーム5の基部を枢支し、
マストとブーム5との間にブームシリンダ6を設け、前
記ブーム5に、マストに対してブーム5とブームシリン
ダ6とを離脱した際に、ブームシリンダ6の連結端6b
をブーム5に対して保持しておく保持手段7を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トラクタ・ローダ
・バックホー、フロントローダ作業車等におけるフロン
トローダのブームシリンダ保持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、特開平9−20265号公報等
に開示されているトラクタ・フロントローダ・バックホ
ー(TLB)においては、トラクタ車体に補強枠を設け
て、この補強枠を介して前部にフロントローダを、後部
にバックホーを装着しており、海上又は陸上輸送時に
は、トラクタからフロントローダとバックホーとを分離
することがあり、また、トラクタをTLBとしての利用
以外に他の作業機を装着して使用することがある。
【0003】バックホーはアウトリガーを有するので、
補強枠との連結を解除するだけで簡単に分離して安定載
置しておくことができ、フロントローダもスタンドを有
するので分離後の安定載置は可能であるが、補強枠との
連結解除はマストを離脱することにより行うか又はマス
トに対してブームを離脱することにより行うか2通りあ
る。
【0004】前記マストを離脱する場合は、フロントロ
ーダ側をまとまりよくすることができるが、マストに連
結されたブレイスとトラクタ車体との着脱が極めて困難
になっており、一方、ブームを離脱する場合は、マスト
に対してブームとブームシリンダの離脱だけでよいので
その着脱は容易であるが、ブームシリンダの連結端部が
フリーとなり、まとまりの悪いものになる。
【0005】そして、従来技術では、着脱作業が楽な後
者が採用されており、ブームシリンダの連結端部をワイ
ヤや紐等でブームに括り付けている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記従来技術では、ブ
ームシリンダの連結端部をワイヤや紐等でブームに括り
付けているが、括り付けは作業がやり難く、安定した固
定が困難になることがあり、ワイヤや紐等を紛失する可
能性もある。本発明は、マストに対してブームとブーム
シリンダとを離脱した際に、ブームシリンダの連結端を
ブームに対して保持しておく保持手段をブームに設ける
ことにより、離脱したブームシリンダの連結端部をブー
ムに簡単かつ安定的に保持し、まとまりを良好にできる
ようにしたフロントローダのブームシリンダ保持構造を
提供することを目的とする。
【0007】また、前記保持手段を、ロッド、伸縮可能
な弾性材料、係合部材付き紐又は係合部材付き鎖等で、
簡単かつ安価に構成できるようにしたフロントローダの
ブームシリンダ保持構造を提供することを目的とする。
更に、前記保持手段を、ブームシリンダをブームに略沿
わせた状態でブラケットと連結穴にピンを貫通するだけ
で保持できるようにし、簡単かつ安価に構成できるよう
にしたフロントローダのブームシリンダ保持構造を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明における課題解決
のための第1の具体的手段は、トラクタ車体2に装着し
たマスト3の上部に、先端に作業具4を有するブーム5
の基部を枢支し、マスト3とブーム5との間にブームシ
リンダ6を設けたフロントローダにおいて、前記ブーム
5に、マスト3に対してブーム5とブームシリンダ6と
を離脱した際に、ブームシリンダ6の連結端をブーム5
に対して保持しておく保持手段7を設けていることであ
る。
【0009】これによって、マスト3から離脱したブー
ムシリンダ6の連結端部を、ブーム5に保持手段7で簡
単かつ安定的に保持しておくことができ、まとまりが良
好になる。本発明における課題解決のための第2の具体
的手段は、第1の具体的手段に加えて、前記保持手段7
は、一端がブーム5の基部に枢支されかつ他端がブーム
シリンダ6の連結端6bに係脱自在に係合されるロッド
製保持部材8Aと、ブームシリンダ6から離脱した保持
部材8Aをブーム5に略沿わせた状態でその他端をブー
ム5に退避保持する保留部材9とを有することである。
【0010】これによって、保持手段7はロッドで簡単
かつ安価に構成でき、かつ保留部材9でブーム5に略沿
わせて退避保持できる。本発明における課題解決のため
の第3の具体的手段は、第1の具体的手段に加えて、前
記保持手段7は、一端がブーム5の基部に連結されかつ
他端がブームシリンダ6に嵌脱自在に嵌合される伸縮可
能な弾性材料製保持部材8Bと、ブームシリンダ6から
離脱した保持部材8Bをブーム5に略沿わせた状態でそ
の他端をブーム5に退避保持する保留部材9とを有する
ことである。
【0011】これによって、保持手段7は伸縮可能な弾
性材料で簡単かつ安価に構成でき、かつ保留部材9でブ
ーム5に略沿わせて退避保持できる。本発明における課
題解決のための第4の具体的手段は、第1の具体的手段
に加えて、前記保持手段7は、ブーム5の基部に連結さ
れた紐部材11の先端にブームシリンダ6の連結端6b
に係脱自在に係合される係合部材12を設けた紐製保持
部材8Cと、ブームシリンダ6から離脱した保持部材8
Cをブーム5に略沿わせた状態でその係合部材12をブ
ーム5に退避保持する保留部材9とを有することであ
る。
【0012】これによって、保持手段7は紐と係合部材
12で簡単かつ安価に構成でき、かつ保留部材9でブー
ム5に略沿わせて退避保持できる。本発明における課題
解決のための第5の具体的手段は、第1の具体的手段に
加えて、前記保持手段7は、ブーム5の基部に連結され
た鎖部材13の先端にブームシリンダ6の連結端6bに
係脱自在に係合される係合部材12を設けた鎖製保持部
材8Dと、ブームシリンダ6から離脱した保持部材8D
をブーム5に略沿わせた状態でその係合部材12をブー
ム5に退避保持する保留部材9とを有することである。
【0013】これによって、保持手段7は鎖と係合部材
12で簡単かつ安価に構成でき、かつ保留部材9でブー
ム5に略沿わせて退避保持できる。本発明における課題
解決のための第6の具体的手段は、第1の具体的手段に
加えて、前記保持手段7は、ブーム5の基部側に設けた
ブラケット14と、ブーム5に略沿わせた状態のブーム
シリンダ6の連結端6bと前記ブラケット14とに貫通
するピン製保持部材8とを有することである。
【0014】これによって、保持手段7はブラケット1
4とピンで簡単かつ安価に構成できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1、2において、1はトラクタ
・フロントローダ・バックホーで、トラクタ車体2の前
部にフロントローダ17を、後部に後部作業機としてバ
ックホー18を連結している。
【0016】トラクタ車体2はエンジン19、フライホ
ィールハウジング、クラッチハウジング及びミッション
ケース等を前後方向に直結して構成され、エンジン19
の側面から前方へ前車軸フレーム20が突設されてい
る。21は前輪、22は後車軸23に設けた後輪をそれ
ぞれ示している。トラクタ車体5の後部は、ミッション
ケースの左右から後車軸を支持する後車軸ケース23が
突出され、この後車軸ケース23に左右後輪フェンダ2
4が取り付けられ、左右後輪フェンダ24間のトラクタ
車体2上には運転席25が配置されている。
【0017】前記バックホー18は基台28、その前部
の取り付け体29、その上部の操縦部30、基台28の
後部に枢支された旋回台31、旋回台31に横軸を介し
て枢支されたブーム32、バケット33及びアウトリガ
ー34等が図示され、36は4柱式の日除け装置を示し
ている。前記トラクタ車体2にはフロントローダ17と
バックホー18とをそれぞれ装着し、かつ日除け装置3
6を取り付けための補強枠37が設けられている。この
補強枠37は、大別して、前横枠材38と、左右側枠材
39と、後横枠材40とを備えている。
【0018】前記前横枠材38は、円形パイプ材で形成
された横材から左右一対の前取り付け部材38aを突出
してトラクタ車体2に固定されでおり、横材の左右両端
にフロントローダ17のマスト3が嵌合固定されてい
る。左右側枠材39はトラクタ車体2の左右側面に沿っ
て配置されており、各側枠材39の後部には側面視略三
角形の三角フレームが固着され、後横枠材40で連結さ
れると共に後車軸ケース23に下から嵌合しながら取り
付けられており、この三角フレームの後部の上下係合部
でバックホー19を係脱自在に係合連結している。
【0019】前記フロントローダ17は、トラクタ車体
2に固定の補強枠37の左右前部に装着した一対のマス
ト3の上部にブーム5の基部を枢支し、左右ブーム5を
互いに連結すると共にその先端に作業具4としてのバケ
ットを枢支し、マスト3の上下中途部とブーム5の前後
中途部とをブームシリンダ6で連結し、ブーム5の前後
中途部と作業具4とをバケットシリンダ42で連結し、
左右マスト3の上部又は中途部と前車軸フレーム20の
前部とをブレイス43で連結している。
【0020】このフロントローダ17は、マスト3に対
してブーム5とブームシリンダ6とを着脱する構成にな
っており、ブーム5の前部には、スタンド装置44が設
けられていて、離脱したフロントローダ17を作業具4
とスタンド装置44とを接地した状態で、立ち姿勢で安
置できる。前記スタンド装置44は、スタンド部材46
の基部に三角板45を有し、左右各ブーム5の背面に設
けたブラケット47にピン48を介してスタンド部材4
6を枢支しており、前記三角板45の1辺をブーム5の
背面に当接させることにより、スタンド部材46を接地
してスタンド作用状態にさせることができる。スタンド
部材46はピン48に対して左右方向移動可能になって
いて、移動して三角板45をブーム5の背面から外すこ
とにより、図1に2点鎖線で示す収納状態まで回動可能
であり、収納状態で止め具49によって保持される。
【0021】図1〜3に示す第1の実施の形態におい
て、マスト3に対して、ブーム5は枢支ピン51を介し
て基部が枢支連結され、ブームシリンダ6はシリンダロ
ッド先端の連結端6bが枢支ピン52を介して枢支連結
されており、それぞれ枢支ピン51、52を抜くことに
より、マスト3から離脱させることができる。ブーム5
の基部の下面に固定のブラケット53に、マスト3に対
してブーム5とブームシリンダ6とを離脱した際に、ブ
ームシリンダ6の連結端6bをブーム5に対して保持し
ておく保持手段7Aが設けられている。
【0022】この保持手段7Aは、保持部材8Aと保留
部材9Aとを有し、保持部材8Aは両端がL字状に折曲
されたロッドで形成されていて、その一端がブラケット
53に左右方向移動可能に枢支連結され、他端がブーム
シリンダ6の連結端6bの前記枢支ピン52が貫通して
いた連結穴6aに係脱自在になっており、この他端を連
結穴6aに係合することにより、ブームシリンダ6を図
3のように、ブーム5に対して一定姿勢に保持する。
【0023】前記保留部材9Aはバネ板等の金属板を2
枚対向又は1枚を折り曲げて対向させて形成したもので
あり、ブーム5の下面にボルト固定されていて、ロッド
製保持部材8Aをブーム5に略沿わせた状態でその他端
側を挟み込むことができる。これによって、保持部材8
Aでブームシリンダ6を保持しないときに、保留部材9
Aは保持部材8Aをブーム5に対して退避位置に保持す
ることができる。
【0024】なお、マスト3は枢支ピン52を貫通する
部分を、図2に示すように、前方突出状に形成しておく
と、枢支ピン52を抜いた後にブームシリンダ6を若干
持ち上げるだけで連結端6bを露出させることができ、
その露出した状態で保持部材8Aを係脱するようにすれ
ば、係脱作業がより簡単かつ楽にできる。図4に示す第
2の実施の形態において、保持手段7Bは保持部材8B
と保留部材9Bとを有し、保持手段7Bはゴム等の伸縮
可能な弾性材料で形成されており、両端が環形状になっ
ていて、一端環が略C字に形成したブーム5のブラケッ
ト53に嵌合連結されており、他端環がブームシリンダ
6の連結穴6aを形成しているシリンダロッド先端の連
結部6bに嵌脱自在になっており、この他端環を連結部
6bに嵌合することにより、ブームシリンダ6をブーム
5に対して一定姿勢に保持する。前記保持部材8Bの他
端環は連結部6bにゆるりと嵌合できる大きさであって
も、拡大しながら嵌合できる大きさであってもよい。
【0025】保留部材9Bはフックボルトで形成され、
ブーム5の下面に固定されていて、伸縮可能な弾性材料
製保持部材8Bをブーム5に略沿わせた状態で伸長させ
ながら、その他端環を嵌合することができる。これによ
って、保持部材8Bでブームシリンダ6を保持しないと
きに、保留部材9Bは保持部材8Bをブーム5に対して
退避位置に保持することができる。なお、弾性材料製保
持部材8Bは使用しないとき、ブラケット53から外し
ておいてもよく、その場合は、保留部材9Bを省略でき
る。
【0026】図5に示す第3の実施の形態において、保
持手段7Cは保持部材8Cと保留部材9Cとを有し、保
持手段Cはブーム5のブラケット53に連結された紐部
材11の先端に係合部材12を設けて形成され、係合部
材12は棒材をL字状又はフック状に形成したものであ
り、ブームシリンダ6の連結端6bの連結穴6aに係脱
自在に係合される。この係合部材12をブームシリンダ
6の連結穴6aに係合することにより、ブームシリンダ
6をブーム5に対して一定姿勢に保持する。
【0027】保留部材9Cは先端フック形状の板材で形
成され、ブーム5の下面にボルト固定されていて、紐製
保持部材8Cをブーム5に略沿わせた状態で係合部材1
2を係合させることができる。図6に示す第4の実施の
形態において、保持手段7Dは保持部材8Dと保留部材
9Dとを有し、保持手段Dはブーム5のブラケット53
に連結された鎖部材13の先端に係合部材12を設けて
形成され、係合部材12は棒材をL字状又はフック状に
形成したものであり、ブームシリンダ6の連結穴6aに
係脱自在に係合される。この係合部材12をブームシリ
ンダ6の連結穴6aに係合することにより、ブームシリ
ンダ6をブーム5に対して一定姿勢に保持する。
【0028】前記保留部材9Dは保留部材9Aと同様
に、バネ板等の金属板を2枚対向又は1枚を折り曲げて
対向させて形成したものであり、ブーム5の下面にボル
ト固定されていて、鎖製保持部材8Dをブーム5に略沿
わせた状態で係合部材12を係合させることができる。
図7に示す第5の実施の形態において、保持手段7E
は、ブーム5の基部側下面に設けたブラケット14と、
このブラケット14に対向配置された支持ロッド54
と、ブーム5に略沿わせた状態のブームシリンダ6の連
結穴6aと前記ブラケット14とに貫通するピン製保持
部材8Eと、この保持部材8Eを支持ロッド54側に付
勢するスプリング55とを有する。
【0029】前記支持ロッド54は下端がL字状に折曲
されていて、連結穴6aと係合してブームシリンダ6の
連結端6bを掛止可能であり、前記保持部材8Eはコ字
状に折曲した棒材にツマミ部8eを設けたものであり、
コ字状棒の上部をブラケット14に移動自在に貫通し、
下部を連結穴6aに挿通可能にしており、保持部材8E
をスプリング55に抗して支持ロッド54から離隔した
状態で、両者間にブームシリンダ6の連結端6bを配置
し、連結穴6aを支持ロッド54の下端に嵌合すると共
に連結穴6aに保持部材8Eの前記下部を挿入すること
により、ブームシリンダ6をブーム5に略沿わせた状態
で保持することができる。
【0030】この第5の実施の形態では、第1〜4の実
施の形態に比べて、ブームシリンダ6をブーム5に略沿
わせる位置まで持ち上げる必要があるが、ブームシリン
ダ6のまとまりは極めて良好となり、保留部材も不要に
なる。なお、保持手段7Eを保持部材8E及びブラケッ
ト14のみで形成し、保持部材8Eの下部の先端を上向
きに屈曲しておき、保持部材8Eを外側に移動した状態
でブームシリンダ6を持ち上げ、保持部材8Eを内側に
移動しながらその下部を連結穴6aに挿入し、下部先端
の上向き部でブームシリンダ6の離脱を防止するように
構成してもよい。
【0031】図8に示す第6の実施の形態において、保
持手段7Fは断面下向きコ字状のブラケット14とピン
で形成されたピン製保持部材8Fとで構成されている。
前記コ字状のブラケット14はブーム5の基部下面にボ
ルト固定されていて、ブームシリンダ6を下方から挿入
可能な形状であり、保持部材8Fはブームシリンダ6を
マスト3に連結するための枢支ピン52を流用してい
る。
【0032】マスト3から分離したブームシリンダ6を
持ち上げて、ブーム5に略沿わせると共に連結部6bを
ブラケット14内に配置し、ブラケット14と連結穴6
aとを貫通するように枢支ピン52を挿入することによ
り、ブームシリンダ6をブーム5に略沿わせた状態で保
持することができる。この第6の実施の形態では、第1
〜4の実施の形態に比べて、ブームシリンダ6をブーム
5に略沿わせる位置まで持ち上げる必要があるが、ブー
ムシリンダ6のまとまりは極めて良好となり、保留部材
も不要になり、第5の実施の形態に比べて、枢支ピン5
2が流用できるので、安価でかつブームシリンダ枢支ピ
ンを紛失するのを防止できる。
【0033】なお、本発明は前記実施の形態に限定され
るものではなく、種々変形することができる。例えば、
トラクタにフロントローダのみを装着したフロントロー
ダ作業車輛のフロントローダにも、TLBと同様に適用
できる。また、第3の実施の形態の保留部材に保留部材
9A、9Dを使用したり、第4の実施の形態の保留部材
に保留部材9A、9Cを使用したりしてもよい。
【0034】
【発明の効果】以上詳述した本発明によれば、ブーム5
に、マスト3に対してブーム5とブームシリンダ6とを
離脱した際に、ブームシリンダ6の連結端をブーム5に
対して保持しておく保持手段7を設けているので、マス
ト3から離脱したブームシリンダ6の連結端6bを、ブ
ーム5に保持手段7で簡単かつ安定的に保持することが
でき、まとまりを良好にしておくことができる。
【0035】また、保持手段7は、ロッド製保持部材8
A、伸縮可能な弾性材料製保持部材8B、係合部材12
付き紐製保持部材8C、又は係合部材12付き鎖製保持
部材8D等であるので、簡単かつ安価に構成でき、かつ
保留部材9を設けているので、ブーム5に略沿わせて退
避保持しておくことができる。さらに、保持手段7は、
ブーム5の基部側に設けたブラケット14と、ブームシ
リンダ6の連結穴6aとブラケット14とに貫通するピ
ン製保持部材8とを有するので、簡単かつ安価に構成で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の態様を示す側面図であ
る。
【図2】トラクタ・ローダ・バックホーに適用した全体
側面図である。
【図3】第1の実施の形態の斜視図である。
【図4】第2の実施の形態の斜視図である。
【図5】第3の実施の形態の斜視図である。
【図6】第4の実施の形態の斜視図である。
【図7】第5の実施の形態の断面背面図である。
【図8】第6の実施の形態の断面背面図である。
【符号の説明】
1 トラクタ・ローダ・バックホー 2 トラクタ車体 3 マスト 4 作業具 5 ブーム 6 ブームシリンダ 6a 連結穴 7 保持手段 8 保持部材 9 保留部材 11 紐部材 12 係合部材 13 鎖部材 14 ブラケット

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トラクタ車体(2)に装着したマスト
    (3)の上部に、先端に作業具(4)を有するブーム
    (5)の基部を枢支し、マスト(3)とブーム(5)と
    の間にブームシリンダ(6)を設けたフロントローダに
    おいて、 前記ブーム(5)に、マスト(3)に対してブーム
    (5)とブームシリンダ(6)とを離脱した際に、ブー
    ムシリンダ(6)の連結端(6b)をブーム(5)に対
    して保持しておく保持手段(7)を設けていることを特
    徴とするフロントローダのブームシリンダ保持構造。
  2. 【請求項2】 前記保持手段(7)は、一端がブーム
    (5)の基部に枢支されかつ他端がブームシリンダ
    (6)の連結端(6b)に係脱自在に係合されるロッド
    製保持部材(8A)と、ブームシリンダ(6)から離脱
    した保持部材(8A)をブーム(5)に略沿わせた状態
    でその他端をブーム(5)に退避保持する保留部材
    (9)とを有することを特徴とする請求項1に記載のフ
    ロントローダのブームシリンダ保持構造。
  3. 【請求項3】 前記保持手段(7)は、一端がブーム
    (5)の基部に連結されかつ他端がブームシリンダ
    (6)に嵌脱自在に嵌合される伸縮可能な弾性材料製保
    持部材(8B)と、ブームシリンダ(6)から離脱した
    保持部材(8B)をブーム(5)に略沿わせた状態でそ
    の他端をブーム(5)に退避保持する保留部材(9)と
    を有することを特徴とする請求項1に記載のフロントロ
    ーダのブームシリンダ保持構造。
  4. 【請求項4】 前記保持手段(7)は、ブーム(5)の
    基部に連結された紐部材(11)の先端にブームシリン
    ダ(6)の連結端(6b)に係脱自在に係合される係合
    部材(12)を設けた紐製保持部材(8C)と、ブーム
    シリンダ(6)から離脱した保持部材(8C)をブーム
    (5)に略沿わせた状態でその係合部材(12)をブー
    ム(5)に退避保持する保留部材(9)とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のフロントローダのブーム
    シリンダ保持構造。
  5. 【請求項5】 前記保持手段(7)は、ブーム(5)の
    基部に連結された鎖部材(13)の先端にブームシリン
    ダ(6)の連結端(6b)に係脱自在に係合される係合
    部材(12)を設けた鎖製保持部材(8D)と、ブーム
    シリンダ(6)から離脱した保持部材(8D)をブーム
    (5)に略沿わせた状態でその係合部材(12)をブー
    ム(5)に退避保持する保留部材(9)とを有すること
    を特徴とする請求項1に記載のフロントローダのブーム
    シリンダ保持構造。
  6. 【請求項6】 前記保持手段(7)は、ブーム(5)の
    基部側に設けたブラケット(14)と、ブーム(5)に
    略沿わせた状態のブームシリンダ(6)の連結端(6
    b)と前記ブラケット(14)とに貫通するピン製保持
    部材(8)とを有することを特徴とする請求項1に記載
    のフロントローダのブームシリンダ保持構造。
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