JPH10277257A - ホッパー装置 - Google Patents

ホッパー装置

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Publication number
JPH10277257A
JPH10277257A JP9088004A JP8800497A JPH10277257A JP H10277257 A JPH10277257 A JP H10277257A JP 9088004 A JP9088004 A JP 9088004A JP 8800497 A JP8800497 A JP 8800497A JP H10277257 A JPH10277257 A JP H10277257A
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JP
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coin
hopper
count
rotor
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JP9088004A
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Katsura Takakusaki
桂 高草木
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HOKUTO Manufacturing
Hokuto KK
Original Assignee
HOKUTO Manufacturing
Hokuto KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コインと共にペレットが混入しても運転可能
な構造の簡単なホッパー装置を提供する。 【解決手段】 ホッパー本体のホッパーガイド板22
と、上面側に回転自在に位置し、複数のコインを収納す
るコイン収納孔411を有するロータと、該ロータを回
転駆動するモータとを有して形成されたホッパー装置
で、ホッパーガイド板22に形成した払出位置には、棒
バネ61よりなる接触誘導部6を設けると共に、該接触
誘導部6とほゞコインの直径分の間隔を隔ててカウント
レバー51を揺動自在に軸着し、カウントレバー51に
はコインに接触するカウントローラ511を設けると共
に、棒バネ61とコインとが接する点とカウントローラ
511とコインとが接する点との間隔を縮める方向に付
勢する付勢バネ53を設け、ロータ4の回転により搬送
されるコインを棒バネ61とカウントローラ511とで
挟み込み、押圧力を付勢バネ53に蓄積すると共に、接
点間隔がコインの直径を越えて縮幅するとき、戻り回動
してコインを放出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、コインゲーム機
等におけるコイン類のホッパー装置に関し、詳しくは、
研磨用のペレットや付着したゴミの影響を受け難いコイ
ン類のホッパー装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】スロットマシン等のコイン(或いはメダ
ル)ゲーム機は、コインを遊技媒体としており、コイン
を賞として計数しながら払い出すためのホッパー装置が
設けてある。従来のホッパー装置は、例えば特開平4−
354088号公報等に記載されるように、コインを送
り出すためのホッパー本体と、その上部に取り付けられ
たホッパータンクとからなる。
【0003】即ち、従来のホッパー本体は、箱枠状のブ
ラケット及び上部に固定されるベースプレートと、該ブ
ラケットの内部に収設された駆動用のモータとを基本部
材として備える。そして、上記ベースプレートに開設し
た貫通孔を通してモータの出力軸が上方へ突出する。ま
た、上記ベースプレートは、平板部の中央に下方へ向っ
て凹設した収納凹部を有し、前方にはコインを送り出す
ための欠截部を有している。一方、上記収納凹部の外側
には、ホッパータンクを固定するためのタンク固定部を
有している。そして、ベースプレートには、2枚のリン
グ状の上固定ディスク及び下固定ディスク、並びにこれ
らの固定ディスクの外側に位置し、前記送り出し欠截部
に対応して切り欠いたスペーサリング、送り出し欠截部
の上部を覆うカウントプレート、送り出されるコインの
枚数を計数するためのコインセンサ、コインを送り出す
際に付勢するカウントローラ等を設けると共に、モータ
の出力軸に固定される回転ディスクを設けている。回転
ディスクは、コインの外径よりも若干大きなコイン落し
穴を複数有する上円盤と、この上円盤より小径な下円盤
とからなる。下円盤は、中央に位置する中央円部と、該
中央円部の外側に位置する外円部と、前記上円盤のコイ
ン落し穴に対応する送り出し突条とを有し、この送り出
し突条によって前記中央円部と外円部との間が空間とな
るように連結されている。また、外円部には上下面を貫
通するゴミ落し穴が開設してある。そして、コイン落し
穴の下方であって、中央円部と外円部と送り出し突条に
囲まれた部分は、コイン収納部を形成している。
【0004】ベースプレートに装着された上記回転ディ
スクは、下円盤の下面をベースプレートの収納凹部の上
面に接して回転する。カウントローラは、回転する回転
ディスクの下円盤の外円部の外縁に沿わせる回転補助部
材と、コインの送り出しを実際に行う送り出し部材とを
有して形成され、送り出し付勢バネによって互に回動可
能に連結される。回転補助部材は、補助ローラ支持板に
回転可能に軸支された二つの補助ローラにより形成され
る。送り出し部材は、送り出しローラ支持板に回転可能
に軸支された送り出しローラによって形成される。そし
て、上記のようなホッパー本体の上部にはホッパータン
クが固定され、このホッパータンクに供給されたコイン
が、前記回転ディスクの上に位置することになる。
【0005】そこで、モータの出力軸が回転すると、回
転ディスクも回転する。回転ディスクの下円盤は、送り
出し突条によって送り出し欠截部に最も近付いたコイン
をカウントローラの送り出しローラに向わせる。更にデ
ィスクが回転すると、送り出し突条によって押されたコ
インが送り出し部材を、送り出し付勢バネに抗しながら
も後退させる。このとき付勢バネが弾発力を蓄える。更
に回転ディスクが回転すると、送り出し突条がコインに
接している点と送り出しローラがコインに接している点
との距離がコインの直径を越える瞬間をむかえる。その
瞬間、送り出し付勢バネが蓄えた弾発力が一気に開放さ
れ、送り出しローラがコインを押圧し、コインが送り出
し欠截部からホッパー本体の外に向って飛び出す。そし
て、飛び出したコインが遊技者に賞として払い出され
る。
【0006】一方、コインに付いた手あか等の汚れは、
ペレットと呼ばれるプラスチックの細粒と混合攪拌する
ことにより研磨して除去される。このペレットは、すの
こ或いはメッシュ等によってコインと分離されるように
構成してある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペレッ
トとコインとを完全に分離することは難しく、一部のペ
レットがコインと一緒にホッパー装置に混入することが
避けられない。そこで、ホッパー装置に混入したペレッ
トが、コイン落し穴に挟まったり、回転ディスクと収納
凹部との間、或いは各ローラの間に詰まって運転不能に
陥る事故が屡々発生していた。また、従来のホッパー装
置は、例えば上円盤や下円盤や送り出し突条、カウント
ローラ等、多数の部材を備えているため、構造が極めて
複雑であった。更に、コインの送り出しに関してカム機
構を備えた従来のホッパー装置では、カム機構にペレッ
トが挟まるとタイミングが狂ってコインが正しく払い出
されないことがあった。本発明は上記に鑑み提案された
もので、コインと共にペレットが混入しても運転可能な
構造の簡単なホッパー装置を提供することを目的とす
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、ホッパー本体の基板部を形成するホッパーガ
イド板と、このホッパーガイド板の上面側に回転自在に
位置し、複数のコインを収納するコイン収納部を有する
ロータと、該ロータを回転駆動するモータとを有して形
成されたホッパー装置において、ホッパーガイド板に形
成した払出位置には、バネ材よりなる接触誘導部を設け
ると共に、該接触誘導部とほゞコインの直径分の間隔を
隔ててカウントレバーを揺動自在に軸着し、カウントレ
バーには、コインに接触するカウントローラを設けると
共に、接触誘導部とコインとが接する点と、カウントロ
ーラとコインとが接する点との間隔を縮める方向に付勢
する付勢手段を設け、ロータの回転により搬送されて押
圧されるコインを接触誘導部とカウントローラとで挟み
込み、押圧力を付勢手段に蓄積すると共に、接点間隔が
コインの直径を越えて縮幅するとき、上記カウントレバ
ーが戻り回動してコインを放出するようにした。従っ
て、ペレットが混入しても、ペレットを容易に排出可能
であると共に、カム機構を設けることなく、コインの払
出とロータの回転との同期を取ることができ、正しいタ
イミングでコインの排出が可能である。また、コインの
払出方向が接触誘導部の延長方向になって安定する。
【0009】
【発明の実施の形態】屈曲させたステンレスの棒バネ
を、固定リングに開設した長孔から臨ませて接触誘導部
を設け、この棒バネの長手方向にコインを誘導するよう
にした。このような実施の形態によれば、コインの飛び
出し方向が棒バネの延長方向になるので、安定した払い
出しが可能である。
【0010】また、屈曲させたステンレスの棒バネから
なる接触誘導部の一端に形成した止着部を固定リングに
止着すると共に、他端に形成した係止部を固定リングに
開設した長孔から上方に臨ませて、当該係止部にコイン
が乗り上げたときに、弾性変形可能にした。このような
実施の形態によるときには、係止部に乗り上げたコイン
が通過する際に、係止部の一部が固定リングの上方に突
出する状態に直ちに復帰するので、この突出した係止部
に次のコインが係止し、次のコインを確実に排出する。
【0011】
【実施例】以下、本発明を図面の実施例について説明す
る。図1は、本発明に係るホッパー装置1の要部の組立
斜視図、図2はホッパー本体2にホッパータンク11を
固定した状態の一部を欠截した正面図、図3(A)はホ
ッパー本体2の平面図、(B)はホッパー本体2の要部
の断面図である。
【0012】ホッパー装置1は、ホッパー本体2と、こ
のホッパー本体2の上部に固定されてホッパー本体2に
コインを供給するホッパータンク11とからなる。
【0013】ホッパー本体2は、金属板を板金加工した
箱枠状のフレーム21と、そのフレーム21の上部に固
定されて基板部を形成するホッパーガイド板22と、フ
レーム21の内部に固定される駆動源としてのモータ3
と、このモータ3に装着されるロータ4を、主な構成部
材とする。
【0014】ホッパーガイド板22は、平面形状がほゞ
方形をなす部材であって、ほゞ中央部に円形の開口部2
21を有する平板状の平板部222と、開口部221の
内周縁から下方に向かって延出する周壁部223によっ
て形成される収納凹部22aとを有している。一方、平
板部222の外縁からは下向きに曲折した外縁片224
が延出して前記フレーム21に組付可能になっている。
また、ホッパーガイド板22の一側、即ち周壁部223
の一部及び外縁片224の一部には、送り出し欠截部2
25が開設してあり、この欠截部225を通してコイン
が排出される。尚、このホッパーガイド板22も、前記
フレーム21と同様に金属板を板金加工して形成され
る。そして、このホッパーガイド板22と前記フレーム
21とを組み立てることにより、ホッパー本体2を形成
する。
【0015】ホッパーガイド板22の下面側にはモータ
取付板23を設ける。このモータ取付板23には貫通孔
231を開設し、この貫通孔231を通してモータ3の
出力軸31が後述する収納凹部22aへ突出するように
モータ3を固定する。尚、モータ3は、減速機付きモー
タを用いるとよい。また、収納凹部22aへ突出する出
力軸31の上端部分には、後述するロータ4を装着する
ときに利用する横棒32が設けてある。また、モータ取
付板23にはモータ3を取り付けるばかりではなく、後
述するカウント機構5を取り付ける。
【0016】一方、モータ取付板23の上面側には、固
定リング24を設ける。この固定リング24は、コイン
の支えとなるものであって、リング状の支持面部241
を備えると共に、該支持面部241の適宜位置から下方
へ延出する脚部242を備える。そして、この脚部24
2を介して上記モータ取付板23の上面に止着される。
【0017】固定リング24の支持面部241には、適
宜な間隔でペレット排出口243を開設する。また、支
持面部241の所定の位置、コインを払い出すための欠
截部225に対応して、後述する棒バネ61を挿通する
直線状の長孔245を開設する。
【0018】一方、上記固定リング24の上方には、モ
ータ3によって回転するロータ4を設ける。このロータ
4は、円盤形の第1ロータ41と、この第1ロータ41
に重合されるリング状の第2ロータ42とからなる。
【0019】第1ロータ41は、コインを1枚づつ収納
可能なコイン収納孔411を放射状に備えると共に、各
コイン収納孔411の間に、上方へ向けて突出するビー
ド部412を有している。また、各コイン収納孔411
の回転方向の後方には、爪状に切り起こしたコイン押圧
片413が設けてある。また、第1ロータ41の中央部
分には、後述するロータ軸43の固定部431に対応し
て、ほゞ小判形の取付孔414が開設してある。
【0020】一方、第2ロータ42は、上記第1ロータ
41の周縁部に固定されるリング状の部材であって、中
央に大径のリング孔421を有すると共に周縁にリング
部422を有する。このリング部422には、半円形の
切欠孔423がリング部422に連通して開設してあ
る。また、リング部422には、前記第1ロータ41の
コイン押圧片413に対応して、矩形の取付孔424が
開設してある。
【0021】そして、第1ロータ41と第2ロータ42
とは、コイン押圧片413を取付孔424に挿通すると
共に、該コイン押圧片413の先端をかしめることによ
って、互に一体に固定され、ロータ4を構成する。
【0022】更に、前記第1ロータ41の上面側に円錐
形のロータ軸43を臨ませると共に、下面に固定盤44
を臨ませる。ロータ軸43は、合成樹脂等からなり、下
面側に小判形の固定部431が延出する。円錐形の上面
側の中心から下面側の固定部431に掛けて固定孔43
2を連通させると共に、左右の斜面から小判形の固定部
431の短軸方向の左右に掛けて取付孔433を連通さ
せる。尚、この円錐形のロータ軸43によって、ホッパ
ータンク11内のコインがほゞ整列されることになる。
【0023】一方、固定盤44には、ロータ軸43の固
定部431に対応する小判孔441を開設すると共に、
ロータ軸43の取付孔433に対応する取付用のネジ孔
442を小判孔441の短軸方向の左右に設ける。
【0024】そして、前記のような構成のロータ4をモ
ータ3の出力軸31に固定するには、先ずロータ4にロ
ータ軸43を固定する。即ち、ロータ軸43の小判形の
固定部431を第1ロータ41の取付孔414に挿入す
ると共に、背面に固定盤44を臨ませて、左右の取付孔
415に挿通したネジを固定盤44のネジ孔442に螺
合させて、第1ロータ41と第2ロータ42とからなる
ロータ4をロータ軸43に取り付ける。
【0025】次に、ロータ軸43の固定孔432にモー
タ3の出力軸31を下方から挿入して、当該固定孔43
2に上方から通したネジを出力軸31の先端のネジ孔に
螺合させる。このようにすれば、中央のネジ1本でロー
タ4を着脱可能になる。尚、ロータ軸43の小判形の固
定部431には、モータ3の出力軸31に設けた横棒3
2に対応する横溝434が形成してある。従って、これ
らの横溝434と横棒32とが嵌合して互に位置決めを
なすと共に、モータ3の駆動力を確実にロータ4に伝達
する。
【0026】コインの払出位置には、カウント機構5を
設ける。このカウント機構5は、コインに接するカウン
トローラ511を備える揺動自在なカウントレバー51
と、該カウントレバー51の揺動を検出するセンサ52
と、カウントレバー51を付勢する付勢バネ53とから
なる。
【0027】カウントレバー51は、ほゞ中程をカウン
トレバー軸512により揺動自在にホッパーガイド板2
2に軸着されている。そして、一端にかしめ等の固定手
段によりにカウントローラ軸511aを植設すると共
に、該カウントローラ軸511aにカウントローラ51
1を装着し、Eリング等により抜け止めして、カウント
ローラ511を回転自在に設ける。
【0028】一方、カウントレバー51の他端には検出
部513を設け、この検出部513をセンサ52によっ
て検出することにより、カウントレバー51の揺動回数
を検出する。即ち、コインの払出数を計数する。センサ
52は、例えばコ字状に配置した発光素子と受光素子と
からなる光センサによって形成する。尚、上記センサ5
2はセンサ取付金具521によってモータ取付板23に
取り付けてある。
【0029】また、カウントレバー51のカウントロー
ラ511側の先端には付勢バネ係止部514を設け、付
勢バネ53の一端を係止させると共に、該付勢バネ53
の他端をモータ取付板23に設けたバネ係止片531に
係止させて、カウントレバー51を付勢する。即ち、付
勢バネ53によってカウントローラ511と、後述する
接触誘導部6を形成する棒バネ61との間隔が狭まるよ
うに付勢する。尚、このときの間隔は、ストッパ用座金
を介して取り付けたウレタン質のストッパによって規制
されている。
【0030】前記した固定リング24の長孔245に
は、接触誘導部6を形成する棒バネ61を挿通し、固定
リング24の上面から若干突出させる。この棒バネ61
は、例えば図1に示すように、バネ用ステンレス材を、
ほゞコ字状に屈曲形成したものであって、両端に取付用
の円形部611が形成してある。左右の円形部611か
ら起立部612が立ち上がると共に、該起立部612か
ら屈曲部を介して横バー部613が延出し、この横バー
部613が左右の起立部612を繋いでいる。そして、
この横バー部613が前記固定リング24の長孔245
から突出する。この突出量は、ほゞコインの厚さ程度で
あり、コインが係止可能であると共に、上面を擦り抜け
ることも可能である。尚、上記横バー部613の方向、
換言すると長孔245の方向は、コインの払出方向を考
慮して定められる。
【0031】更に、図示の実施例では、前記カウントロ
ーラ511と対向する位置に補助ローラ54を設けてい
る。この補助ローラ54は補助ローラ軸541を介して
モータ取付板23に設けてあり、ホッパーガイド板22
の平板部222に開設した切欠226を通してロータ4
の周縁に臨んでいる。
【0032】次に、本発明に係るホッパー装置1の動作
説明を行う。ホッパータンク11に供給されたコインC
は、ロータ4の回転に伴って、バラバラの向きのコイン
Cがならされて下方部分では平行になり、各コイン収納
孔411に1枚づつ嵌入する。このとき、ビード部41
2によって重なったコイン間に隙間が生じる。
【0033】一方、コインCと一緒に混入したペレット
は、コインCの隙間を通ってペレット排出口243或い
は半円形の切欠孔423へ運ばれ、これらの排出口24
3或いは切欠孔423からフレーム21内に落下する。
また、固定リング24の外側の隙間からも落下する。更
に、上記コインC間の隙間からも排出口243等へ誘導
されて落下する。
【0034】コイン収納孔411へ嵌入したコインC
は、ロータ4の回転によって進み、接触誘導部6に接す
る。更に進んでカウントローラ511に接し、カウント
レバー51を付勢バネ53に抗して揺動させると共に、
当該付勢バネ53に弾発力を蓄積する。そして、棒バネ
61とコインCの接点と、カウントローラ511とコイ
ンCの接点との距離が、コインCの直径を越えると、カ
ウントレバー51が付勢バネ53の弾発力で急激に戻り
回動すると共に、コインCを飛び出させる。
【0035】このとき、コインCの飛びだし方向が、接
触誘導部6を構成する棒バネ61の延長方向になり、安
定した払い出しが可能である。また、カム機構等がない
ので、構造が極めて簡単になる。尚、図示の実施例によ
れば、補助ローラ54を設けているので、コインCの飛
び出し方向が若干変更される。
【0036】また、洗浄用のペレットが混入していて
も、このペレットを簡単に排出できるので、ペレットに
起因する運転停止等のトラブルが発生しない。
【0037】図10ないし図12は、本発明の他の実施
例を示す。この実施例では接触誘導部6を、棒バネ61
を屈曲させて形成すると共に棒バネ61の一方端のみを
固定リング24に止着して、当該棒バネ61にコインが
乗り上げたときに下方へ弾性変形するように形成したも
のである。
【0038】即ち、接触誘導部6を図10の(A)及び
(B)に示すように、バネ用ステンレス材を折曲成形さ
せて一端に円形の止着部62を形成すると共に、他端側
をほゞコ字状に折曲させて係止部63を形成する。
【0039】そして、上記止着部62を固定リング24
の所定位置に開設した取付孔246にネジ止めすると共
に、係止部63を固定リング24の長孔245から上方
へ臨ませる。この状態で係止部63は固定リング24の
上面へ若干突出して、コインに係止可能である。
【0040】上記のような接触誘導部6を備えるホッパ
ー本体2において、図11に示すようにコインC1が接
触誘導部6に乗り上げてしまっても、バネ材を片持ち状
態にしているので、先端部分が弾性変形してコインC1
を通過させる。そして、このコインC1が通過しきらな
いうちに、次のコインC2が係止部63にさしかかって
も、図12に示すように、この実施例によれば、係止部
63の一部が固定リング24の上方に突出した状態に直
ちに復帰するので、この突出した係止部63に次のコイ
ンC2が係止して常に確実に払い出すことができる。
尚、この実施例において前記した実施例と同じ機能を有
する部材には、前記実施例と同一符号を付して説明を省
略する。
【0041】以上本発明を図面の実施例について説明し
たが、本発明は上記した実施例に限定されるものではな
く、特許請求の範囲に記載した構成を変更しない限り適
宜に実施できる。例えば、図示の実施例では、遊技機の
コインについて説明したが、両替機や自動販売機の硬貨
等にも容易に適用可能である。
【0042】
【発明の効果】以上要するに本発明は、ホッパー本体の
基板部を形成するホッパーガイド板と、このホッパーガ
イド板の上面側に回転自在に位置し、複数のコインを収
納するコイン収納部を有するロータと、該ロータを回転
駆動するモータとを有して形成されたホッパー装置にお
いて、ホッパーガイド板に形成した払出位置には、バネ
材よりなる接触誘導部を設けると共に、該接触誘導部と
ほゞコインの直径分の間隔を隔ててカウントレバーを揺
動自在に軸着し、カウントレバーには、コインに接触す
るカウントローラを設けると共に、接触誘導部とコイン
とが接する点と、カウントローラとコインとが接する点
との間隔を縮める方向に付勢する付勢手段を設け、ロー
タの回転により搬送されて押圧されるコインを接触誘導
部とカウントローラとで挟み込み、押圧力を付勢手段に
蓄積すると共に、接点間隔がコインの直径を越えて縮幅
するとき、上記カウントレバーが戻り回動してコインを
放出するようにしたので、洗浄用のペレットがコインに
混入していても、このペレットを容易に排除でき、ペレ
ットに起因する運転停止等のトラブルが発生しない。ま
た、カム機構等が不要で構成が簡単で、部品点数が少な
く、安価に提供できると共にメンテナンスが容易であ
る。更に、本発明のホッパー装置は、コインの払出方向
が一定になって安定するため、取り扱いが容易で、実用
的価値が極めて高い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るホッパー装置の要部の分解斜視図
である。
【図2】ホッパー本体にホッパータンクを固定した状態
の一部を欠截した正面図である。
【図3】ホッパー本体を示し、(A)は平面図、(B)
は要部の断面図である。
【図4】ロータを示し、(A)は平面図、(B)は断面
図である。
【図5】ホッパー装置の平面図である。
【図6】ホッパー本体の要部を示す一部断面図である。
【図7】ホッパー装置の動作説明図である。
【図8】ホッパー装置の動作説明図である。
【図9】ホッパー装置の動作説明図である。
【図10】ホッパー装置の他の実施例における接触誘導
部及び固定リング、並びにこれらの組付状態の説明図で
ある。
【図11】ホッパー装置の他の実施例における動作説明
図である。
【図12】ホッパー装置の他の実施例における動作説明
図である。
【符号の説明】
1 ホッパー装置 2 ホッパー本体 3 モータ 4 ロータ 5 カウント機構 6 接触誘導部 22 ホッパーガイド板 51 カウントレバー 53 付勢バネ 61 棒バネ 63 係止部 511 カウントローラ 613 横バー部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ホッパー本体の基板部を形成するホッパ
    ーガイド板と、このホッパーガイド板の上面側に回転自
    在に位置し、複数のコインを収納するコイン収納部を有
    するロータと、該ロータを回転駆動するモータとを有し
    て形成されたホッパー装置において、 ホッパーガイド板に形成した払出位置には、バネ材より
    なる接触誘導部を設けると共に、該接触誘導部とほゞコ
    インの直径分の間隔を隔ててカウントレバーを揺動自在
    に軸着し、 カウントレバーには、コインに接触するカウントローラ
    を設けると共に、接触誘導部とコインとが接する点と、
    カウントローラとコインとが接する点との間隔を縮める
    方向に付勢する付勢手段を設け、 ロータの回転により搬送されて押圧されるコインを接触
    誘導部とカウントローラとで挟み込み、押圧力を付勢手
    段に蓄積すると共に、接点間隔がコインの直径を越えて
    縮幅するとき、上記カウントレバーが戻り回動してコイ
    ンを放出することを特徴とするホッパー装置。
  2. 【請求項2】 接触誘導部を、棒バネを屈曲させて形成
    した横バー部により構成した請求項1に記載したホッパ
    ー装置。
  3. 【請求項3】 接触誘導部を、棒バネを屈曲させて形成
    すると共に、棒バネの一端をホッパーガイド板に止着し
    て、コインが乗り上げたときに変形可能にした請求項1
    または請求項2に記載したホッパー装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003102903A (ja) * 2001-10-01 2003-04-08 Sophia Co Ltd スロットマシン
JP2005032209A (ja) * 2003-06-19 2005-02-03 Aruze Corp ホッパー装置
KR100521727B1 (ko) * 2002-03-13 2005-10-17 서광석 금전수납 및 지급 장치

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