JPH10275793A - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JPH10275793A
JPH10275793A JP9081559A JP8155997A JPH10275793A JP H10275793 A JPH10275793 A JP H10275793A JP 9081559 A JP9081559 A JP 9081559A JP 8155997 A JP8155997 A JP 8155997A JP H10275793 A JPH10275793 A JP H10275793A
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shielding
wafer
chamber
substrate
container
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Hideki Hayashi
秀樹 林
Toshiro Hiroe
敏朗 廣江
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】外気が侵入してきても、当該外気が基板に直接
当たるのを防止することができる基板処理装置を提供す
る。 【解決手段】チャンバ20内の上部には、減圧乾燥処理時
にウエハWが収容される遮蔽部100 が配置されている。
遮蔽部100 の上端と閉塞状態のカバー120 との間は、ラ
ビリンス機構301 によってシールされている。減圧乾燥
処理が開始されると、チャンバ20内には上方から下方に
向く気流が生じる。このとき、チャンバ20とカバー120
との間をシールするリップパッキン123 の隙間から外気
がチャンバ20内に吸い込まれると、当該外気はラビリン
ス機構301 によって遮蔽部100 内に侵入するのを阻止さ
れ、上記気流に導かれて遮蔽部100 の外側を通って下方
にある減圧ポンプ31に吸い込まれる。そのため、遮蔽部
100 内に収容されているウエハWに外気が当たることは
ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体ウエハや液
晶表示装置用ガラス基板のような各種の被処理基板に対
して処理を施すための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造工程では、複数枚の半
導体ウエハ(以下単に「ウエハ」という。 )を一括して
処理するバッチ式のウエハ処理装置が用いられる場合が
ある。この種のウエハ処理装置は、複数枚のウエハを一
括して薬液などに浸漬させ、これによりウエハ表面を洗
浄したりウエハ表面に形成された薄膜を除去したりする
ために用いられ、たとえばこのような薬液処理を行うた
めの複数の薬液処理部と、薬液処理後のウエハを水洗い
し、さらに減圧乾燥させる減圧乾燥部とを備えている。
【0003】図10は、減圧乾燥部の概略断面図であ
る。減圧乾燥部は、純水によってウエハWを水洗いする
とともに、IPA(イソプロピルアルコール)ベーパを
利用してウエハWを乾燥させるもので、チャンバ700
と、チャンバ700の上面に開閉可能に装着されたカバ
ー701と、カバー701が閉塞されている場合に、チ
ャンバ700内に外気が侵入しないようにするために、
チャンバ700とカバー701との間をシールするOリ
ング702と、チャンバ700内に設けられた昇降可能
なウエハガイド703と、チャンバ700内の下方に配
置され、純水が貯留される貯留槽704と、チャンバ7
00内の上方に配置され、IPAベーパが吐出されるノ
ズル705と、チャンバ700内を減圧するための減圧
ポンプ706が接続された排気管707とを備えてい
る。
【0004】図示しないウエハ搬送ロボットによってウ
エハWが搬送されてくると、カバー701が開けられ、
この状態においてウエハ搬送ロボットからウエハガイド
703にウエハWが渡される。ウエハガイド703で
は、当該ウエハWが鉛直に一括して整列保持される。そ
の後、ウエハガイド703が下降させられ、二点鎖線で
示すように、純水が貯留されている貯留槽704に収容
され、この貯留槽704にて水洗いされる。その後、I
PAベーパがノズル705からチャンバ700内に供給
されるとともに、ウエハガイド703が実線で示す位置
まで上昇させられる。この上昇過程において、ウエハW
に付着している水滴がIPAベーパと置換され、水滴が
ウエハWから除去されるとともにウエハWの表面がIP
Aベーパによって覆われる。さらに、この状態において
減圧ポンプ706が駆動され、チャンバ700内が減圧
される。その結果、ウエハWの表面を覆っていたIPA
ベーパが蒸発する。これにより、ウエハWが乾燥され
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】チャンバ700内が減
圧されている場合、チャンバ700内では、チャンバ7
00の上方から排気管707が接続されている下方に向
く気流が発生する。Oリング702によってチャンバ7
00とカバー701との間が確実にシールされている場
合には特に問題はないが、Oリング702のシール面7
02aが経年変化等によって劣化すると、Oリング70
2とカバー701との間に隙間ができ、この隙間から外
気がチャンバ700内に吸い込まれる。その結果、白抜
き矢印で示すように、パーティクルを含む外気が乾燥処
理中のウエハWに直接当たる。その結果、半導体装置の
歩留まりの低下を招くという不具合が生じていた。
【0006】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、パーティクルを含む外気が侵入してきて
も、当該外気が基板に直接当たるのを防止することがで
きる基板処理装置を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段および発明の効果】上記目
的を達成するための請求項1記載の発明は、減圧手段に
より内部を減圧され、基板を収容して処理を施すための
減圧処理容器と、この減圧処理容器を開閉可能な蓋体
と、上記減圧処理容器が上記蓋体で閉塞された場合に、
上記減圧処理容器と上記蓋体との間をシール面にてシー
ルするためのシール部材と、上記シール面の隙間から上
記減圧処理容器内に流入する気流が上記減圧処理容器に
収容されている基板に直接当たるのを防止するために、
上記シール部材と上記基板との間に設けられた遮蔽手段
とを含むことを特徴とする基板処理装置である。
【0008】本発明によれば、シール部材と基板との間
に遮蔽手段が設けられているから、たとえシール部材の
シール面が劣化して外気が減圧処理容器内に吸い込まれ
てきたとしても、当該外気が基板に直接当たるのを防止
できる。したがって、基板にパーティクルが付着するの
を防止できるから、処理を良好に行うことができる。そ
のため、高品質な基板を提供できるから、基板処理の歩
留まりの低下を抑えることができる。
【0009】請求項2記載の発明は、上記遮蔽手段は、
上記減圧処理容器の内部に上記基板を収容可能に設けら
れ、上記蓋体に対向する開口を有する遮蔽容器であり、
上記減圧手段は、上記減圧処理容器と上記遮蔽容器との
間に形成される遮蔽空間を減圧するものであることを特
徴とする請求項1または請求項2に記載の基板処理装置
である。
【0010】本発明では、たとえば基板を遮蔽容器の内
部に収容した状態において減圧手段によって遮蔽空間を
減圧し、処理を行うことができる。したがって、遮蔽容
器の内部空間と遮蔽空間とが連通していれば、遮蔽容器
の内部空間から遮蔽空間に向く気流が生じる。そのた
め、シール部材のシール面の隙間から外気が減圧処理容
器内に吸い込まれても、当該外気は上記気流によって遮
蔽容器の内部に導かれるのを阻止される。よって、外気
が遮蔽容器内の基板に直接当たることがない。そのた
め、上記請求項1記載の発明と同様の作用効果を奏す
る。
【0011】請求項3記載の発明は、上記遮蔽容器と蓋
体との間の隙間をシールするためのシール手段をさらに
含み、上記遮蔽容器の上記基板が収容される位置よりも
下方には、上記遮蔽容器の内部空間と上記遮蔽空間とを
連通する連通口が形成されていることを特徴とする請求
項2記載の基板処理装置である。本発明では、遮蔽容器
と蓋体との間の隙間がシールされる一方、遮蔽容器の基
板収容位置よりも下方に遮蔽容器の内部空間と遮蔽空間
とを連通する連通口が形成されているから、遮蔽容器の
内部から上記連通口を介して遮蔽空間に向く気流を生じ
させることができる。したがって、シール部材のシール
面から外気が減圧処理容器内に吸い込まれても、当該外
気は上記気流によって連通口から遮蔽容器の内部に導か
れるのを阻止される。また、遮蔽容器と蓋体との間の隙
間もシールされているから、当該隙間から遮蔽容器の内
部に導かれるのも阻止される。そのため、外気が遮蔽容
器内の基板に直接当たることがない。よって、上記請求
項2記載の発明と同様の作用効果を奏する。
【0012】しかも、遮蔽容器の内部空間から空気が流
出されるのは、遮蔽容器と蓋体との間の隙間ではなく連
通口であるから、上記請求項2記載の発明に比べて多量
の空気を短時間に流出させることができる。よって、減
圧速度が速くなるから、効率的な処理を行うことができ
る。請求項4記載の発明は、上記シール手段は、遮蔽容
器と蓋体との間の隙間をシールするためのOリングであ
ることを特徴とする請求項3記載の基板処理装置であ
る。
【0013】本発明によれば、Oリングによって遮蔽容
器と蓋体との間の隙間がシールされるから、上記隙間を
確実にシールすることができる。そのため、外気の遮蔽
容器の内部への侵入を確実に阻止できるから、基板への
パーティクルの付着を一層確実に防止できる。よって、
上記請求項1ないし3に記載の発明に比べて一層高品質
な基板を提供することができる。
【0014】請求項5記載の発明は、上記シール手段
は、遮蔽容器と蓋体との間の隙間を非接触にてシールす
るためのラビリンス機構であることを特徴とする請求項
3記載の基板処理装置である。本発明によれば、遮蔽容
器と蓋体との間の隙間が非接触にてシールされるから、
シール部分におけるパーティクルの発生がない。したが
って、シール面にてシールする上記請求項4記載の発明
に比べて基板へのパーティクルを一層確実に防止でき
る。よって、上記請求項4記載の発明に比べて一層高品
質な基板を提供することができる。
【0015】請求項6記載の発明は、上記シール部材
は、リップパッキンであることを特徴とする請求項1な
いし請求項5のいずれかに記載の基板処理装置である。
本発明によれば、減圧処理容器と蓋体との間の隙間を良
好にシールすることができるから、外気の減圧処理容器
への侵入を最小限に抑えることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発
明の第1実施形態の基板処理装置である減圧乾燥部が適
用されるウエットステーションの全体構成を示す斜視図
である。このウエットステーション1は、カセットCに
収納されている複数枚(たとえば26枚)のウエハWに
対して薬液処理を施すためのものである。
【0017】ウエットステーション1は、2カセット分
の枚数(たとえば52枚)のウエハWの向きを整えるた
めの整列部2と、向きが整えられた後のウエハWをカセ
ットCから一括して取り出すための取出部3と、取出部
3によってカセットから取り出されたウエハWに対して
薬液処理を施すための複数の薬液処理部4、5、6、
7、8および9と、薬液処理後の複数枚のウエハWを一
括して水洗いし、かつ減圧乾燥させる減圧乾燥部10と
を備えている。整列部2、取出部3、薬液処理部4〜9
および減圧乾燥部10は、所定の処理部配列方向aに沿
って直線状に配置されている。
【0018】薬液処理部4〜9は、複数枚のウエハWを
一括して所定の薬液に浸漬させることによってウエハW
を処理するものである。すなわち、各薬液処理部4〜9
の内部には、たとえばアンモニア、フッ酸、硫酸などの
薬液を貯留できる貯留槽(図示せず)が配置されてお
り、薬液が貯留されている貯留槽内にウエハWを浸漬さ
せることによって、ウエハWの表面が洗浄されたりウエ
ハWの表面に形成されている薄膜が除去されたりするよ
うになっている。
【0019】また、このウエットステーション1は、取
出部3から減圧乾燥部10までの間において、複数枚の
ウエハWを一括して搬送するためのウエハ搬送ロボット
11を備えている。ウエハ搬送ロボット11は、処理部
配列方向aに沿って移動可能なもので、処理部配列方向
aに関して開閉可能なウエハ保持チャック12を有して
いる。ウエハ保持チャック12は、ウエハ搬送ロボット
11に対して昇降自在に取り付けられている。この構成
により、薬液処理部4〜9および減圧乾燥部10の内部
にまで下降してウエハWの受け渡しを行うことができる
ようになっている。
【0020】図2は、ウエハ保持チャック12の構成を
示す正面図である。ウエハ保持チャック12は、処理部
配列方向aに関して互いに対向するように配置された一
対のチャック部13を有している。各チャック部13
は、それぞれ、処理部配列方向aにほぼ直交するウエハ
配列方向bに関して所定間隔離れて配置された一対のア
ーム部14(一方側のみ図示)と、ウエハ配列方向bに
沿って延び、アーム部14の下端部においてアーム部同
士をつなぐ上下一対の保持部15とを有している。各チ
ャック部13の保持部15には、V字状の保持溝16が
多数形成されている。
【0021】ウエハWを保持する際には、一対のチャッ
ク部13が互いに近づけられる。その結果、一対のチャ
ック部13の各保持溝16にウエハWの周縁部が係合す
る。これにより、ウエハWは、ウエハ保持チャック12
に鉛直に保持される。そのため、複数枚のウエハWは、
ウエハ保持チャック12にウエハ配列方向bに沿って鉛
直に整列保持される。
【0022】図3は、減圧乾燥部10の内部構成を薬液
処理部9が位置する側から見た断面図、図4は、減圧乾
燥部10の内部構成をウエハ保持ロボット11が位置す
る側から見た断面図である。減圧乾燥部10は、純水を
用いてウエハWに付着している薬液等を洗い流し、かつ
IPA(イソプロピルアルコール)ベーパを利用して洗
浄後のウエハWを乾燥させるためのものである。減圧乾
燥部10は、チャンバ20と、チャンバ20内において
複数枚のウエハWを一括して保持するためのウエハガイ
ド40と、ウエハガイド40を昇降させるためのリフタ
60と、チャンバ20内の下部に配置され、純水が貯留
される貯留槽80と、チャンバ20内の上部に配置され
た遮蔽部100とを備えている。
【0023】チャンバ20は、平面視においてほぼ矩形
のもので、側壁21、22、23および24によって囲
まれている。チャンバ20の上面には、オートカバー1
20が開閉可能に装着されている。オートカバー120
は、ウエハ保持ロボット11が備えられている側と反対
側の支点部121を支点にして、開閉機構122によっ
て自動的に開閉することができる。オートカバー120
は、ウエハ保持チャック13とチャンバ20内のウエハ
ガイド40との間でウエハWの受け渡しが行われる際に
開けられ、純水洗浄処理および乾燥処理時には閉塞され
る。
【0024】チャンバ20の上面には、オートカバー1
20の閉塞状態において、オートカバー120とチャン
バ20との間をシールするためのリップパッキン123
が設けられている。これにより、チャンバ20の外部か
らパーティクルを含む外気がチャンバ20内に侵入する
のが防止されるとともに、IPAベーパがチャンバ20
外に漏れるのが防止される。
【0025】遮蔽部100は、主として、リップパッキ
ン123のシール面が劣化した場合に、チャンバ20内
に侵入するおそれのある外気から基板処理位置に置かれ
ているウエハWを遮蔽するためのもので、チャンバ20
のほぼ上半分の空間内に配置されている。遮蔽部100
は、チャンバ20の側壁21〜24の近傍に当該各側壁
21〜24に沿うように配置された4つの側壁101、
102、103および104を有している。各側壁10
1〜104の上端付近には、チャンバ20の内側に入り
込む段差部101a、102a、103aおよび104
aが形成されている。遮蔽部100の上面は、主とし
て、ウエハ保持チャック12をチャンバ20内に進入さ
せるために、開口している。
【0026】オートカバー120の内壁には、オートカ
バー120の閉じ状態において下方に突出する突出部3
00が取り付けられている。突出部300は、オートカ
バー120の閉塞状態において、遮蔽部100の側壁1
01〜104の上端に形成された段差部101a〜10
4aの外側に位置するように、配置されている。すなわ
ち、突出部300と段差部101a〜104aとによっ
て、遮蔽部100の上面とオートカバー120との間の
隙間を非接触にてシールするラビリンス機構301が構
成されている。
【0027】各側壁101〜104のうちリフタ60が
配置されている側の側壁102には、リフタ60の上下
動を許容するために上下に長い切欠き106が形成され
ている。また、チャンバ20の下面は開口している。こ
の構成により、を収容空間105内の基板処理位置にウ
エハWが達するまでウエハガイド40を上昇させること
ができる。
【0028】このように、チャンバ20の内部空間は、
上端側がラビリンス機構301によってシールされた遮
蔽部100によって、遮蔽部100の内部空間である収
容空間105とその外部空間である遮蔽空間107とに
区画されている。ただし、遮蔽部100の下面が開口し
ていることから、収容空間105と遮蔽空間107とは
この下面の開口(以下「連通口」という。)108によ
って連通されている。
【0029】ウエハガイド40は、ウエハ配列方向bに
沿って長く形成され、このウエハ配列方向bと直交する
処理部配列方向aに関して互いに所定間隔だけ離れてい
る4つのガイド部41、42、43および44と、これ
らガイド部41〜44の先端部を互いに連結するための
連結部45とを備えている。ガイド部41には、当該ガ
イド部41を挟んで対向し、かつウエハ配列方向bに沿
って長い2つの保持板46および47がそれぞれボルト
52および53によって取り付けられている。ガイド部
44には、当該ガイド部44を挟んで対向し、かつウエ
ハ配列方向bに沿って長い2つの保持板48および49
がボルト54および55によって取り付けられている。
また、ガイド部42および43には、それぞれ、当該各
ガイド部42および43の外側の面に、ウエハ配列方向
bに沿って長い1つの保持板50および51がボルト5
6および57によって取り付けられている。
【0030】各保持板46〜51の上辺には、それぞ
れ、ほぼV字状の複数の保持溝58が形成されている。
いずれかの保持板に形成されている1つの保持溝は、他
の保持板の平面視において処理部配列方向aに沿う直線
上に位置する他の5つの保持溝とともに、1つのグルー
プを形成している。この1つのグループに含まれる6つ
の保持溝58はウエハWの周縁部の形状に沿うように配
置されている。1枚のウエハWは、1つのグループに含
まれる保持溝58にその周縁部が係合した状態で鉛直に
保持される。ウエハガイド40には、上述のような6つ
の保持溝58で構成されるグループがウエハ配列方向b
に関して複数形成されており、これによりウエハガイド
40では、複数枚のウエハWを一括してウエハ配列方向
bに沿って整列保持することができる。
【0031】このように、ウエハWは、6つの保持溝5
8によって保持されるから、保持状態が非常に安定す
る。したがって、ウエハWが倒れるなどの不具合の発生
を防止できる。そのため、ウエハWを傷つけることを回
避できるから、高品質なウエハWを提供できる。リフタ
60は、このようなウエハガイド40を予め定める純水
処理位置(実線で示す)と基板処理位置(二点鎖線で示
す)との間で昇降させる。純水処理位置は、貯留槽80
の内部であって、貯留槽80内に純水が貯留されている
場合に、当該純水にウエハWが完全に浸漬されるような
位置に設定されている。基板処理位置は、ウエハガイド
40に保持されているウエハWの下端部が遮蔽部100
の収容空間105内に完全に収まるような位置に設定さ
れている。ウエハガイド40が純水処理位置まで下降さ
れるのは、主として、ウエハWに純水洗浄処理を施す場
合である。また、ウエハガイド40が基板処理位置まで
上昇されるのは、ウエハ保持チャック12からウエハW
を受け取る場合、および純水洗浄処理が終了した後にウ
エハWを乾燥させる場合である。
【0032】リフタ60は、ガイド部41〜44を連結
板45の側壁22側で連結し、支持する支持アーム61
と、支持アーム61の上端に取り付けられた支持部62
と、支持部62の下端に取り付けられ、下方に向けて延
びた支持軸63と、この支持軸63を上下方向に移動さ
せる昇降機構64とを備えている。昇降機構64によっ
て支持軸63が昇降されると、これに伴って支持部62
および支持アーム61も昇降し、その結果ウエハガイド
40が昇降する。
【0033】なお、参照符号78は、ウエハWを乾燥さ
せる際に用いられるIPAベーパから昇降機構64など
を保護したり、昇降機構64で発生するパーティクルが
チャンバ20内に侵入するのを防止するためのベローズ
である。貯留槽80は、平面視においてほぼ矩形のもの
で、側壁81、82、83および84、ならびに底壁8
5を有し、上面が開口している。貯留槽80の底壁85
付近にはノズル86が配置されている。ノズル86に
は、図示しない純水用タンクから純水が導かれる純水供
給路87が連結されている。純水供給路87の途中部に
は、純水供給弁88が介装されている。この構成によ
り、純水供給弁88の開閉を制御することで、貯留槽8
0に純水を供給することができる。
【0034】貯留槽80の側壁81〜84の上辺には、
所定間隔で所定深さのV字状のノッチ90が複数個形成
されている。この構成により、貯留槽80に貯留されて
いる純水をノッチ90を介して貯留槽80の外部にオー
バーフローさせることができる。これにより、元々ウエ
ハWに付着していて純水洗浄処理中に純水中に溶けだし
た薬液やパーティクル等を貯留槽80外に排出すること
ができる。
【0035】チャンバ20の底壁25には、チャンバ2
0外にまで延びたドレン排出路26が連結されている。
これにより、純水洗浄処理中に貯留槽80からオーバー
フローされた薬液やパーティクル等の溶けだした純水を
チャンバ20外に排出することができる。また、貯留槽
80の底壁85には、ドレン弁91が介装されたドレン
排出路92が連結されている。この構成により、ドレン
弁91の開閉を制御することで、貯留槽80に貯留され
ている純水を貯留槽80の外部に排出することができ
る。これにより、純水洗浄処理後において使用済の純水
を排出することができるようになっている。
【0036】収容空間105内の上部には、ウエハ配列
方向bに沿って長く延びた2つのIPA管140が配置
されている。IPA管140には、IPAベーパをチャ
ンバ20内に供給するためのIPA吐出孔141が複数
形成されている。IPA吐出孔141からは、純水洗浄
処理後の乾燥処理時においてIPAベーパが吐出される
ようになっている。一方、純水洗浄処理後においては、
ウエハガイド40が上位置に向けて上昇させられる。こ
の上昇途中において、チャンバ20内に供給されたIP
AベーパとウエハWの表面に付着している水滴とが置換
される。すなわち、ウエハW表面から水滴が除去される
とともに、ウエハW表面がIPAベーパによって覆われ
る。
【0037】排出路26の途中部には、排気管30が連
結されている。また、純水供給路87は、純水排出弁9
5が介装された純水排出路96を介して、排気管30に
接続されている。排気管30には、減圧ポンプ31が接
続されている。減圧ポンプ31は、乾燥処理時に駆動さ
れるようになっている。この場合、チャンバ20内の空
気が排気管30を介して吸引され、チャンバ20内が減
圧される。その結果、ウエハW表面を覆っているIPA
ベーパが蒸発する。これにより、ウエハWを乾燥させる
ことができる。
【0038】また、減圧ポンプ31が駆動されると同時
に、純水排出弁95が開成される。その結果、ノズル8
6から閉成状態にある純水供給弁88に至る純水供給路
87内の純水が純水排出路96を介して吸引される。こ
れにより、純水供給路87内が乾燥されるようになって
いる。図5は、開閉機構122の構成を示すための図で
あって、図4のh方向から見た図である。開閉機構12
2は、オートカバー120をチャンバ20の背面26側
にある支点部121を支点にして自動的に開閉させるた
めのもので、図示しない制御部によってその動作が制御
される。開閉機構122は、オートカバー120の支点
側に取り付けられた可動部250を備えている。可動部
250は、側面視においてほぼ長方形状のもので、オー
トカバー120が取り付けられている取付端において支
点部121に回動自在に取り付けられている。可動部2
50の取付端の反対側である揺動端には、当該可動部2
50を支点部121を中心にして回動させるための第1
シリンダ251の第1ロッド252が連結ピン253を
介して連結されている。
【0039】さらに具体的には、第1シリンダ251
は、可動部250を、当該可動部250がほぼ水平にな
る閉塞位置と揺動端が取付端に対して下方に位置する開
放位置との間で、支点部121を中心にして回動させる
ものである。第1シリンダ251は、チャンバ20の背
面26の上部に向けて斜めに進退するように、チャンバ
20の側壁24の外側に斜めに取り付けられている。可
動部250の揺動端は、第1シリンダ251の第1ロッ
ド252に固定された連結ピン253に回動可能に取り
付けられている。
【0040】この構成により、第1ロッド252が延ば
されると、可動部250が支点部121を中心して回動
し、やがて、実線で示すように、閉塞位置に達する。そ
の結果、オートカバー120は閉塞状態となる。一方、
この状態から第1ロッド252が引っ込むと、可動部2
50は支点部121を中心にして上述とは反対方向に回
動し、やがて、二点鎖線で示すように、開放位置に達す
る。その結果、オートカバー120は開放状態となる。
【0041】また、開閉機構122は、オートカバー1
20が閉じられる際に、オートカバー120を確実に閉
じるための先端閉じ部260を備えている。オートカバ
ー120の先端120aには、閉塞状態において下方に
突出する係合爪270が取り付けられている。係合爪2
70の先端は、オートカバー120の閉塞状態において
水平に突出している。先端閉じ部260は、オートカバ
ー120が閉じられたときに、係合爪270を上方から
押さえつけることによって、オートカバー120を確実
に閉塞させる。
【0042】先端閉じ部260は、側面視において細長
く、かつその先端部が係合爪270に上方から係合する
ようにされた係合爪261を、当該係合爪261が係合
爪270に係合する位置と当該係合が解除される位置と
の間で回動させるための第2シリンダ262を備えてい
る。係合爪261は、側壁24に取り付けられた固定ピ
ン264に回動可能に取り付けられ、かつ先端部の反対
側の端部が第2ロッド263に固定されている取付ピン
265に回動可能に取り付けられている。第2シリンダ
262の第2ロッド263は、上下方向に沿って進退可
能なものである。
【0043】この構成により、第2ロッド263が上方
向に延びると、これに伴って係合爪261が固定ピン2
64を中心にして回動し、やがて、実線で示すように、
係合爪261の先端部が係合爪270に係合する。その
結果、係合爪270が係合爪261によって上方から押
さえつけられる。これにより、オートカバー120が確
実に閉塞される。この状態から第2ロッド263が下方
向に引っ込むと、係合爪261が上記とは反対方向に回
動する。その結果、上記係合状態が解除される。
【0044】図6は、減圧乾燥部10の概略断面図であ
る。上述のように、乾燥処理時においては、オートカバ
ー120は閉塞されている。この場合、チャンバ20の
内外は、リップパッキン123によって遮断されてい
る。このような状態で減圧ポンプ31が駆動されると、
遮蔽空間107内の空気は、チャンバ20の上方から下
方にある排気管30に向かって吸引される。一方、収容
空間105は遮蔽部100の連通口108によって遮蔽
空間107に連通されているから、収容空間105内の
空気は、当該連通口108を通って遮蔽空間107に導
かれ、さらに、排気管30に向かって吸引される。すな
わち、収容空間105から遮蔽部100の下方の遮蔽空
間107に向く気流400が生じる。
【0045】ところで、チャンバ20の内外を遮断して
いるリップパッキン123は、経年変化等によって、そ
のシール面123aが劣化する場合がある。この場合、
オートカバー120とチャンバ20との間に隙間ができ
る。このような状態で乾燥処理が行われると、白抜き矢
印で示すように、外気が上記隙間からチャンバ20内に
吸い込まれる。
【0046】この吸い込まれた外気は、ラビリンス機構
301によって遮蔽部100の上面に導かれるのが阻止
されるために、遮蔽部100の側壁101〜104とチ
ャンバ20の側壁21〜24との間を通って遮蔽部10
0の下方まで導かれる。一方、収容空間105からその
下方の遮蔽空間107に向く気流400が生じている。
したがって、外気は、気流400によって遮蔽部100
の下面の開口に向かうことなく、排気管30に向けて導
かれる。すなわち、外気は、収容空間105の基板処理
位置に位置しているウエハWに当たることなく、排気管
30に吸引されていく。
【0047】以上のように第1実施形態によれば、ウエ
ハWを完全に収容できる遮蔽部100をチャンバ20内
に配置し、かつ遮蔽部100の上面をラビリンス機構3
01によってシールしているから、たとえ乾燥処理時に
外気がチャンバ20内に吸い込まれても、当該外気がウ
エハWに直接当たることはない。したがって、ウエハW
にパーティクルが付着するのが防止されるから、乾燥処
理を良好に行うことができる。よって、高品質なウエハ
Wを提供することができる。
【0048】なお、上記説明では、遮蔽部100の上面
とオートカバー120との間をラビリンス機構301に
よって非接触にシールしている。しかし、たとえば図7
に示すように、遮蔽部100の上面とオートカバー12
0との間を、遮蔽部100の上端に設けられたベース部
410に取り付けられたOリング411によってシール
するようにしてもよい。このようにすれば、リップパッ
キン123周辺と遮蔽部100の上部とをさらに確実に
シールするから、外気がウエハWに直接当たるのをさら
に確実に防止する。
【0049】図8は、本発明の第2実施形態の基板処理
装置である減圧乾燥部の概略断面図である。図8におい
て、図6と同じ機能部分については同一の参照符号を使
用する。上記第1実施形態にかかる遮蔽部100は、チ
ャンバ20のほぼ上半分の空間内に配置され、かつその
下面が開口しているのに対して、この第2実施形態にか
かる遮蔽部100は、チャンバ20の内部空間のほぼ全
体に配置され、かつ下面は開口していないものである。
すなわち、遮蔽部100の底壁109は、チャンバ20
の底壁25の近傍に当該底壁25に沿って配置されてお
り、遮蔽空間107は、遮蔽部100の側壁101〜1
04および底壁109とチャンバ20の側壁21〜24
および底壁25との間の空間となる。
【0050】また、上記第1実施形態では、遮蔽部10
0の上面とオートカバー120との間はラビリンス機構
301やOリング411などのシール手段によってシー
ルされているのに対して、この第2実施形態では、シー
ル手段は備えられていない。すなわち、オートカバー1
20の内壁に取り付けられた突出部300は備えられて
おらず、したがって遮蔽部100の上面とオートカバー
120との間は隙間があいたままとなっている。
【0051】以上のことから、この第2実施形態では、
遮蔽部100によって区画された収容空間105と遮蔽
空間107とは、遮蔽部100の下面において連通され
ているのではなく、遮蔽部100の上面において連通さ
れていると言える。減圧ポンプ31が連結されている排
気管30は、遮蔽空間107に直結している。したがっ
て、減圧ポンプ31が駆動されると、遮蔽空間107内
の空気が排気管30に吸引される。これに伴って、収容
空間105内の空気は、遮蔽部100の上面から遮蔽空
間107に吸い込まれ、収容空間105から遮蔽空間1
07に向く気流430が生じる。この気流430は、遮
蔽空間107から収容空間105への空気の流れを阻止
しているから、実質的に、遮蔽部100とオートカバー
120との間の隙間をシールする機能を果たしている。
したがって、リップパッキン123のシール面123a
の隙間から外気がチャンバ20内に吸い込まれても、上
記気流430によって当該外気は収容空間105に導か
れるのを阻止され、そのまま遮蔽空間107を通って排
気管30に吸い込まれる。よって、外気が収容空間10
5内に収容されているウエハWに当たることがない。
【0052】以上のようにこの第2実施形態によって
も、外気がウエハWに直接当たるのを防止できるから、
乾燥処理を良好に行うことができ、したがって高品質な
ウエハWの提供に貢献できる。図9は、本発明の第3実
施形態の基板処理装置である減圧乾燥部の概略断面図で
ある。図9において、図6と同じ機能部分については同
一の参照符号を使用する。
【0053】なお、この第3実施形態では、上記第1実
施形態において説明した遮蔽部100の構成および遮蔽
部100に関連する構成をベースにしているが、上記図
7に示した構成、および上記第2実施形態において説明
した構成をベースにしてもよいのはもちろんである。上
記実施形態では、チャンバ20の底壁25に連結された
排出路26の途中部に排気管30が連結され、チャンバ
20の上方から下方に向く気流を発生させているのに対
して、この第3実施形態では、チャンバ20の側壁24
の上部に排気管30が連結され、チャンバ20の下方か
ら上方に向く気流を発生させている。具体的には、排気
管30は、側壁24の上部であって、かつリップパッキ
ン123が設けられている位置の近傍に配置されてい
る。
【0054】この構成では、減圧ポンプ31が駆動され
ると、チャンバ20の下方から遮蔽部100の側壁10
4とチャンバ20の側壁24との間を通って排気管30
に向く気流440が発生する。また、この気流440に
は、遮蔽部100の下面に向けて下降し、さらに連通口
108から遮蔽部100の側壁104とチャンバ20の
側壁24との間に導かれる収容空間105内の空気も含
まれる。一方、排気管30が連結されている側壁24側
のリップパッキン123のシール面123aの隙間から
チャンバ20内に吸い込まれた外気は、ラビリンス機構
301によって収容空間105内に侵入するのが阻止さ
れるから、遮蔽空間107に導かれ、その後すぐに、排
気管30に吸い込まれる。また、排気管30が連結され
ていない側壁21〜23側から吸い込まれた空気は、遮
蔽部100の側壁101〜103に沿って排気管30に
吸引されていく。
【0055】以上のように第3実施形態によれば、排気
管30をチャンバ20の側壁24の上部であって、かつ
リップパッキン123の近傍に連結しているから、チャ
ンバ20内に吸い込まれた外気をすぐに回収することが
できる。したがって、上記実施形態に比べてウエハWに
外気が当たる可能性をさらに低くすることができるか
ら、乾燥処理を一層良好に行うことができる。よって、
一層高品質なウエハWを提供することができる。
【0056】本発明の実施の形態は以上のとおりである
が、本発明は上述の実施形態に限定されるものではな
い。たとえば、上記実施形態では、オートカバー120
は、チャンバ20の上端に取り付けられた支点部121
を支点にして開閉できるようになっているが、たとえば
上下方向に開閉できるようなものであってもよい。この
場合、遮蔽部100をチャンバ20内に固定するのでは
なく、たとえばオートカバー120に固定するようにし
てもよい。この構成によれば、オートカバー120と遮
蔽部100との間に隙間が形成されることはない。すな
わち、収容空間105内に外気が入り込む可能性のある
経路を1つなくすことができるから、外気がウエハWに
直接当たるのを一層確実に防止することができる。
【0057】また、上記実施形態では、本発明をウエハ
Wに処理を施す装置に適用する場合について説明してい
るが、本発明は、液晶表示装置用ガラス基板やPDP
(プラズマディスプレイパネル)などの各種の被処理基
板に処理を施す装置に対しても広く適用することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の基板処理装置である減
圧乾燥部を含むウエットステーションの全体構成を示す
斜視図である。
【図2】ウエハ保持チャックを示す正面図である。
【図3】減圧乾燥部の内部構成を薬液処理部が位置する
側から見た断面図である。
【図4】減圧乾燥部の内部構成をウエハ保持ロボットが
位置する側から見た断面図である。
【図5】開閉機構の構成を説明するために、図4のh方
向から見た側面図である。
【図6】減圧乾燥部の概略断面図である。
【図7】シール手段としてOリングを用いた場合の減圧
乾燥部の概略断面図である。
【図8】本発明の第2実施形態の基板処理装置である減
圧乾燥部の概略断面図である。
【図9】本発明の第3実施形態の基板処理装置である減
圧乾燥部の概略断面図である。
【図10】従来の減圧乾燥部の概略断面図である。
【符号の説明】
1 ウエットステーション 10 減圧乾燥部 20 チャンバ(減圧処理容器) 31 減圧ポンプ(減圧手段) 100 遮蔽部(遮蔽手段) 120 オートカバー(蓋体) 123 リップパッキン(シール部材) 123a シール面 301 ラビリンス機構(シール手段) 411 Oリング(シール手段)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】減圧手段により内部を減圧され、基板を収
    容して処理を施すための減圧処理容器と、 この減圧処理容器を開閉可能な蓋体と、 上記減圧処理容器が上記蓋体で閉塞された場合に、上記
    減圧処理容器と上記蓋体との間をシール面にてシールす
    るためのシール部材と、 上記シール面の隙間から上記減圧処理容器内に流入する
    気流が上記減圧処理容器に収容されている基板に直接当
    たるのを防止するために、上記シール部材と上記基板と
    の間に設けられた遮蔽手段とを含むことを特徴とする基
    板処理装置。
  2. 【請求項2】上記遮蔽手段は、上記減圧処理容器の内部
    に上記基板を収容可能に設けられ、上記蓋体に対向する
    開口を有する遮蔽容器であり、 上記減圧手段は、上記減圧処理容器と上記遮蔽容器との
    間に形成される遮蔽空間を減圧するものであることを特
    徴とする請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】上記遮蔽容器と蓋体との間の隙間をシール
    するためのシール手段をさらに含み、 上記遮蔽容器の上記基板が収容される位置よりも下方に
    は、上記遮蔽容器の内部空間と上記遮蔽空間とを連通す
    る連通口が形成されていることを特徴とする請求項2記
    載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】上記シール手段は、遮蔽容器と蓋体との間
    の隙間をシールするためのOリングであることを特徴と
    する請求項3記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】上記シール手段は、遮蔽容器と蓋体との間
    の隙間を非接触にてシールするためのラビリンス機構で
    あることを特徴とする請求項3記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】上記シール部材は、リップパッキンである
    ことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれかに
    記載の基板処理装置。
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